古泉「いやぁ・・・ポニーテールはないですね」

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15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/09/04(水) 00:29:13.50 ID:0JQ22vuO0
お互いの鼻からは血が垂れ顔は腫れてきているのに殴る手を止めようとはしない。

「ちょっ!やめ!やめなさーーーい!」

流石にこれはすぐに止めた。

割って入るもそれでも殴る手を止めようとしない。

どんなファイティングスピリッツよ!

「こんにち・・・ひぇ〜〜〜!どっ・・・どうしたんですかぁ〜〜なにがあったんですかぁ〜〜」

場違いな甘ったるい声とともに現れたみくるちゃん。

何があったも何も見た通りよ。

でも、良い所に来たわね、みくるちゃん。

「みくるちゃん!いいから手伝って!この二人離して!」

「はっ・・・はい〜〜」

そう言って何とか二人を引きはがす。

今度は殴り合っててテンションが高いのかまるで動こうとしなかったので鶴屋さんに教わった立ち関節技を決めながらキョンを古泉君から引きはがした。

「ふぇぇぇぇぇ〜〜とまらないです〜〜」

後ろを見るとみくるちゃんをズリズリと引き連れながら古泉君が近づいてくる。

あぁ、役に立たない!

私は何とかしようと部室を見渡す。

するとそこにはいつもの席でいつものように本を読んでいる有希を見つけた。

昨日と同じように汗をダラダラとかいてポタポタ本に落ちている。

チラチラとこちらを見ているけど関わりたくないのだろか申し訳なさそうにしている。

そんな有希と私の目が合う。

・・・・・・あっ、急いで逸らした。
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