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【艦これ】涼月「かえる」
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52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:30:54.20 ID:1d4h5fup0
初霜「あれは! ……涼月さん?」
初霜「涼月さん! しっかり!」
涼月「うぅ……」ヨロ……
初霜「これは……酷い」
涼月「方角を……」
初霜「え?」
涼月「本土の方角を……教えて……ください」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:31:36.19 ID:1d4h5fup0
───── 同日 16:57
・朝潮型駆逐艦「霞」 沈没(「冬月」により雷撃処分)
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:33:04.94 ID:1d4h5fup0
───── 同日 17:50
初霜「冬月さん、臨時旗艦の任、ありがとうございました」
初霜「それと……辛い役を引き受けていただいて、申し訳ありません……」
冬月「……」フルフル
初霜「……これより、僭越ながら私が第二水雷戦隊旗艦となり、併せて第一遊撃部隊の指揮を執ります」
雪風「初霜さんッ!!」
初霜「はい」
雪風「沖縄へ向かいましょう!」
初霜「……」
雪風「何が何でもたどり着かないと! そうじゃないと、そうじゃないと……皆は何のために!!」
初霜「……雪風さん」
雪風「うぅっ……ううう」
初霜「GFより命令を受信しました。作戦は中止、佐世保に帰投せよ……です」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:34:06.50 ID:1d4h5fup0
初霜「雪風さん、冬月さん。これからのことを考えましょう。まだ私たちにはできることがあるはずです」
冬月「……」コクッ
雪風「ひっく……ぐすっ……」
初霜「……雪風さん、宜しいですか?」
雪風「……」
雪風「……磯風を、曳航します」
雪風「至近弾の被害で、自力では動けないようなので……」
初霜「分かりました」
ザザザァ……
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:35:29.42 ID:1d4h5fup0
初霜「……」
初霜「……あぁ、冬月さん。涼月さんを見ましたか?」
冬月「……」フルフル
初霜「そうですか……」
初霜「涼月さんは単艦で帰投途中のはずなので、可能であれば涼月さんを護衛して佐世保まで回航してください」
冬月「───」コクッ
初霜「……ただ」
冬月「?」
初霜「状況によっては、その……」
初霜「涼月さんを『処分』することも検討を───」
冬月「!!」ギロッ
初霜「!」
冬月「……」
冬月「……」フイッ
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:36:08.53 ID:1d4h5fup0
初霜「……」
初霜「……私も、できることなら助けたいけど」
初霜「けど……」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:36:47.35 ID:1d4h5fup0
《ワレ冬月、涼月何処二アリヤ》
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:37:38.41 ID:1d4h5fup0
涼月「はぁ……」
涼月「はぁ……はぁ……」
涼月「げほっ、けほっ……」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:39:16.49 ID:1d4h5fup0
───── 同日 22:40
初霜「雪風さん……」
雪風「嫌です! 嫌です! 絶対に連れて帰るんです!!」
磯風「ゆ……雪風」
雪風「磯風! 戦いは終わりました! 帰りますよっ!」
磯風「ありがとう……だが、もういい」
雪風「な、何を言って……」
磯風「これ以上……皆に迷惑をかける訳には、いかない」
磯風「雪風」
雪風「あ……あ゙あ゙あぁっ……!」
磯風「すまない……」
・陽炎型駆逐艦「磯風」 沈没(「雪風」により砲撃処分)
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:40:02.51 ID:1d4h5fup0
涼月「はぁ……ふぅ」
涼月「はぁ……はぁ……」
涼月「はぁ、げほっ」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:41:06.11 ID:1d4h5fup0
《ワレ甑島附近マデ北上、捜索セルモ涼月見当ラズ》
《状況不明ニ付、佐世保ニ向フ》
《時々敵潜電波ヲ感受ス》
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:41:41.22 ID:1d4h5fup0
「ぜえっ……」
「けほっ……げほっげほっ」
「はぁ……ふう、はぁ……」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:42:24.50 ID:1d4h5fup0
「涼姉さん、魚雷だ」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:44:24.50 ID:1d4h5fup0
涼月「!!」
涼月(雷跡は3つ)
涼月(今の状態では回避なんて、とても……)
涼月「……!」ガバッ
涼月「……」
涼月「……?」
涼月「全弾、外れた……?」
涼月「……」
涼月「ふふっ、ふふふ……敵さんもまさか私が後進しているなんて思わなかったのかしら」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:46:15.50 ID:1d4h5fup0
涼月「ふふ……」
涼月「……」
涼月「うっ……」ポロ……
涼月「ッ!」ゴシゴシ
涼月「……そうね」
涼月「『まだこちらには来るな』ということね」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:47:07.08 ID:1d4h5fup0
───── 1945年4月8日 朝
涼月「夜が明けた……やっと火災も鎮火できたわ」
涼月「! 水平線上に島影が」
涼月「あれは……五島列島!」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:48:09.07 ID:1d4h5fup0
───── 同日 14:30 佐世保軍港
提督「……」
初霜「……」
雪風「……」
冬月「……」
提督「……私に任せて休んでいて良いんだぞ。君たちも疲れ果てているだろう」
初霜「いえ、必ず涼月さんは帰って来ます。私たちもここで見届けます」
雪風・冬月「……」コクッ
提督「そうか……」
提督「……」チラッ
提督(14時半か)
提督(指宿航空隊から発見の通報があったのが5時間ほど前……)
提督(……涼月)
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:48:56.22 ID:1d4h5fup0
冬月「……」
冬月「!」
雪風「あれは……!」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:50:02.83 ID:1d4h5fup0
涼月「はぁ……ひい、はぁ……」
涼月「あぁ……」
涼月「す……涼月、ただ今、帰投しました」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:50:58.72 ID:1d4h5fup0
冬月「───!!」
雪風「涼月さん! 涼月さんです!」
初霜「良かった、良かったぁ……」
提督「……」ホッ
提督「『不沈艦』は伊達じゃなかったな、流石だ涼月」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:51:40.59 ID:1d4h5fup0
涼月「後進もここまでね……」
涼月「前進微速……っと」
フラッ……
涼月「あ……れ?」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:52:17.45 ID:1d4h5fup0
しかし、涼月は限界などとうに超えていました。
ドック入りするため後進から前進に切り換えたところ急速に浸水が増大。
涼月は沈み出します。
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:53:46.70 ID:1d4h5fup0
提督「まずい、涼月が意識を失った! 曳船急げっ!!」
初霜「第七船渠が空いています! 早く!」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:55:55.84 ID:1d4h5fup0
浸水が止まらない涼月は、曳船3隻がかりで第七船渠へ収容されました。
この第七船渠は大和型戦艦の造修用に建造されたもので、「武蔵」の艤装が行われた場所でもあります。
18時半に収容は完了したものの、涼月は排水完了まで持ち堪えられず、船渠内で着底してしまう状態でした。
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:56:27.57 ID:1d4h5fup0
それでも、涼月はここに日本への生還を果たしたのでした。
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:57:25.53 ID:1d4h5fup0
───── 1945年6月10日
涼月「『天上影は替わらねど 栄枯は移る世の姿』」
涼月「『写さんとてか今もなお 嗚呼荒城の夜半の月』」
提督「……荒城の月、か」
涼月「あ……提督。失礼いたしました」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 14:58:34.13 ID:1d4h5fup0
涼月「相浦、ですか」
提督「あぁ。生きている後部砲塔を使って、言わば防空浮き砲台となってもらう」
涼月「……」
涼月「提督、了解しました。お任せください」
提督「……すまない」
涼月「……?」
提督「君の本修理は、今年度中には行わないことになった」
提督「もう……今の日本には、君一人動かす燃料も、直す力もない!」
提督「許してくれっ……!」
涼月「提督……」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:00:06.90 ID:1d4h5fup0
───── 1945年7月5日
・涼月、第41駆逐隊より除籍
・同日付で第四予備艦となる
───── 1945年8月6日
・広島に原爆投下
───── 1945年8月9日
・ソビエト連邦、対日参戦
・長崎に原爆投下
───── 1945年8月14日
・日本政府、「ポツダム宣言」受諾を連合国側に通告
───── 1945年8月15日
・終戦
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:01:09.17 ID:1d4h5fup0
******
還る:多くの地点を経由したり、様々な過程を経て、根源となるところへ戻ること
******
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:03:46.02 ID:1d4h5fup0
───── 1948年4月1日 佐世保船舶工業
涼月「……提督! わざわざ来てくださったのですか?」
元提督「『提督』……か。そう呼ばれると、無性に懐かしい気持ちになるよ」
涼月「今は何を?」
元提督「少し前までは復員庁で働いていた。いたんだが……公職追放ってやつでね」
元提督「それからはその日暮らし。何とか食い繋いでいるよ」
涼月「そうですか……」
元提督「なぁに、悲観することもないさ。それに今度は……涼月、君を見習って菜園を始めてみようかと思っているんだ」
涼月「本当ですか! それは素敵です!」
元提督「あぁ! だから、その……えぇと」
涼月「?」
元提督「こういう時に口下手の自分が恨めしくなるな……」
元提督「つまり……俺も、日本人も、へこたれずに日々生きている。だから、心配しないでくれて良いと言いたかったんだ」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:06:21.38 ID:1d4h5fup0
涼月「……」
涼月「ありがとうございます、提督」
涼月「ですが、私はもとより心配はしていません」
元提督「涼月……」
涼月「この2年半、私は佐世保の街を見続けてきました」
涼月「まだ道半ばですが、あそこには諦めず前を向いて、新しい生活を始めた人たちがいました。多分この国のあちこちにそういった光景が広がっているんでしょう」
涼月「戦闘艦の私が……それも、損傷で復員輸送もできなかった私が、そんな人たちを護れるのだとしたら───」
涼月「それは、とても、とても嬉しいことです。心残りはありません」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:07:40.01 ID:1d4h5fup0
元提督「そうか……そうか……」
涼月「……それに、最後に『あれ』も見られましたから」
元提督「『あれ』?」
元提督「……あぁ、桜か」
涼月「綺麗……」
涼月「木が、幹が残ったなら、桜はまた咲くんですね」
元提督「あぁ、焼けずに残ったんだ。立派に咲くともさ」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:08:25.19 ID:1d4h5fup0
元提督「綺麗だな……」
涼月「えぇ、本当に……綺麗です」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:09:13.20 ID:1d4h5fup0
涼月の艦としての日々はこれをもって終わりを告げました。
涼月の船体は、若松港(現:北九州港)の防波堤として利用することとなりました。
姉妹艦である冬月のほか、桃型駆逐艦の柳と共に、涼月は今もそこに眠っています。
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:10:22.96 ID:1d4h5fup0
戦没者の英霊に捧ぐ
日本の今日の平和と繁栄はあなた方の尊い犠牲の上に築かれたものでありまして
私達は決して忘れは致しません
又あなた方と生死を共に戦った三艦は奇蹟の生還を果たして当港の防波堤となり
戦後の復興に大きな貢献をしております
そしてあなた方の魂と共に永くその使命を完うすることでありましょう
御霊よ 安らかに
(駆逐艦 冬月 涼月 柳 戦没者慰霊碑 碑文より)
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:11:59.39 ID:1d4h5fup0
* * *
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:12:27.96 ID:1d4h5fup0
******
返る:「元に戻る」ということ、一度変化したものが以前の状態に戻ること
******
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:14:23.49 ID:1d4h5fup0
───── 2012年10月17日 三菱重工業長崎造船所
《ただ今より、平成21年度計画護衛艦第2246号艦の命名式ならびに進水式を挙行いたします》
あきづき「さて、始まったわね」
てるづき「雨なのが残念だねー……って、あれ? ふゆづきは?」
あきづき「『あの子』の晴れ舞台だからもっと近くで見たいって、船台の方へ行ったわ」
てるづき「おぉ、凄い情熱だ」
てるづき「何と言うかあれだね、ふゆづきはあの子が誰だか分かってるって感じだね」
あきづき「以前も縁が深い関係だったから……じゃないかしら。あの子たちは」
てるづき「ふぅ〜ん。ちなみにその口振りは、あきづき姉も分かってるってこと?」
あきづき「それは勿論。伊達に3代続けて長姉はやってないの」
てるづき「えぇー!? それじゃ分かってないのてるづきだけじゃん……で、誰なの?」
あきづき「そうね……」
あきづき「『自慢の妹』、よ♪」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:15:06.82 ID:1d4h5fup0
《本艦を『すずつき』と命名する》
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:16:06.45 ID:1d4h5fup0
【すずつき】
すずつき「……」
すずつき「今度は読み間違えませんよ、提督」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:17:23.32 ID:1d4h5fup0
護衛艦「すずつき」は、海上自衛隊が運用するあきづき型護衛艦の3番艦です。
汎用護衛艦でありながら高い防空能力を備えているのが特徴です。
満身創痍の「涼月」が奇跡の帰還を果たした佐世保の地で、今日も静かな海を護っています。
あきづき型護衛艦 DD117「すずつき」
基準排水量:5,100t
長さ:151m
幅:18.3m
馬力:64,000PS
主要兵装:62口径5インチ砲×1、高性能20mm機関砲×2、VLS装置、SSM装置、3連装短魚雷発射管×2、哨戒ヘリコプター×1
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:18:21.30 ID:1d4h5fup0
* * *
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:18:56.55 ID:1d4h5fup0
───── いつかの時代 どこかの鎮守府
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:20:11.45 ID:1d4h5fup0
初月「涼姉さん」
涼月「あら、お初さん。何かあった?」
初月「あ、いや。姿が見えたものだから」
初月「それにしても相変わらず見事だな、この菜園は」
涼月「ふふ、ありがとう。……あら、お初さん、足下に蛙がいるわ」
初月「ひいっ!?」ビクッ
涼月「! お初さん、蛙苦手だったの?」
初月「に、に、苦手と言うか生理的に無理と言うか……」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:21:46.26 ID:1d4h5fup0
「ゲコッ」
初月「わああっ! 助けて姉さんっ!!」
涼月「あらあら……」フフフ
涼月「ごめんなさいね、よいしょ」ヒョイ
初月「す……凄い、よく掴めるな」
涼月「そうかしら? 割と可愛らしいじゃない?」
「ゲコゲコ」
涼月「『かえる』……ね」
────────── 終わり
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/21(水) 15:26:46.45 ID:1d4h5fup0
以上になります。
「すずつき」の艦内では涼月のほか、カワウソ軍団も迎えてくれるそうです。
軍艦防波堤も一度は訪れてみたいですが、如何せん遠いもので……。
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
以前書いたもの↓
・春風「その時、海は歴史を見つめておりました」:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515601825/
・加賀「こんな夢を見ました」:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527046033/
・伊勢「変わるもの、変わらないもの」:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529167792/
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/21(水) 17:15:44.36 ID:coXEZtHRo
お疲れ様でした
読めてよかった
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/21(水) 23:29:53.22 ID:5PXDs1EZ0
乙
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/22(木) 00:34:07.65 ID:BZ3FRrJO0
おつです
またあなたの作品が読めてうれしい
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/22(木) 12:27:25.39 ID:bDH2PdECo
ありがとうございました
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