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【安価】ラーメン鎮守府
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98 :
◆Try7rHwMFw
[saga]:2019/09/23(月) 00:19:53.55 ID:b8FetRpuO
「愉しい以外に何かあるのかい」
後から急に声がした。あきつ丸は固まっている。
「ひ、響殿……何故ここに」
振り向くとスーツ姿の響が、いつも通りの無表情で立っていた。
普段と違い、こうしてみると年相応には……うん、見えない。
「お父様の手伝いだけど。私だって一応防衛省の人間なんだ、いても不思議ではないだろう」
「初耳だぞ」と言いかけたが俺はそれを飲み込んだ。こいつに常識を適用する方がおかしい。
そもそもが飛び級でプリンストンを卒業した天才児だ。大卒扱いで防衛省にいて、かつその事実を俺に隠すことなぞ造作もない。
俺は溜め息をついた。
「……本当にあきつ丸をからかうためか」
「そんなわけあるわけないじゃないか。親友を思うが故の行動だよ。
親友に恋人ができれば、それはそれは嬉しいことじゃないか」
白々しいな。というか、最初の発言と既に矛盾しているわけだが。
「はぁ……まあいいわ。俺は疲れた。とりあえず申請はちゃんと通してくれ、飯食って帰るわ」
「……せっかくですから、自分もご一緒してよろしいでありますか?昼休みですし」
「私も行こう。腹が大分すいた」
時計を見るともうこんな時間だ。断る理由もない、か。
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