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千歌「idolise」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/08/22(木) 19:53:16.38 ID:yFkB7G0I0
夕方になって梨子が私の家を訪ねて来た。
千歌「大丈夫だったの?お家の人には何て言って来たの?」
梨子「何も言わずに。おかしいわよね。今日の朝まで隣に住んでいたはずなのに」
千歌「うん。隣、知らない人が住んでた。校舎も分校になってたし」
それ以外にもおかしな事は沢山あった。中でも帰り道の曜の発言が衝撃的だった。
曜「スクールアイドル?」
千歌「うん。それも…分からない?」
曜「アイドルは知ってるけど…スクールアイドルって?」
千歌「じゃあ、Aqoursも?」
曜は首を縦に振った。スクールアイドルの事もAqoursの事も分からない。梨子の事も他の皆んなとの交流もないとの事だった。
千歌「曜ちゃんの中であの一年が無かった事になってるんだよ」
私が話している途中から梨子はスマホの画面をずっと見ている。
千歌「あの…聞いてる?」
梨子「千歌ちゃん。今、スクールアイドルについて調べたんだけど…。何も出てこないわ。ラブライブの事もAqoursの事も。μ'sの事も検索しても何も出てこない」
まるでこの世にスクールアイドルが存在していない様だった。
千歌「μ'sも…ラブライブも…」
梨子「あのね。落ち着いて聞いてね」
私は小さく頷く。
梨子「憶測でしかないんだけど。タイムリープ物の映画なんかだと過去を変えたせいで世界が変わってしまうなんて事があるじゃない?」
梨子の言いたい事は私も薄々感じていた。
梨子「私達が過去に行った事によって世界が変わってしまったんじゃないかしら?」
千歌「やっぱり梨子ちゃんもそう思う?」
梨子「それしかないもの」
千歌「でも、私達過去で何か…あっ!」
キッカケとなり得る事を思い出した。
千歌「穂乃果さんと…μ'sとの接触…」
梨子「それしかないわ」
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