【安価】禁忌の工学者

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 13:58:12.71 ID:TqmHjzcaO
「数週間ぶりだな、ここに来るのは」

人でごった返す市場を進むが、前に向かって歩くだけでも一苦労だ。

相も変わらず活気があるが、巧妙に隠された辛気臭さも、危ない橋を渡ってきた故か男には感じ取れる。

「ほぉ。珍しい奴が売られてやんの」

市場の中心では、奴隷たちが販売されている。調達手段は様々で、身売りに遭った者、人攫いに遭った者、敗戦国の捕虜等だ。

可哀想、とは全く思わない。所詮、他人でしかないのだ。自分は情が湧くような、真っ当な人間ではない。

それが解っているから、こんなことをやっているのだろう。本人は、そんなこと苦にも思っていないが。

「何を買おうかねぇ。食い物とかでも良いが、魔術書とかを買うのも、戦力向上には役立つかな」

金貨で手遊びしながら、男は鼻歌混じりで店舗を物色する。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 13:58:54.13 ID:TqmHjzcaO
購入する物品を選択してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。一つのレスにつき3つまで選択可能です。
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/02(金) 14:15:49.69 ID:YqIBugDwO
魔術書、漫画、可愛い服
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 14:27:46.02 ID:z411/3KP0
八島へ奴隷、ドッグに骨、サラに魔法の杖
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 15:07:39.91 ID:TqmHjzcaO
「ふう。これ以上はもう持てないな」

鞄に魔術書、漫画、女性物の服を入れて店を出る。思ったよりも漫画が高くついてしまった。

「兄ちゃん、知ってるかい?」

「何を知ってるのか、それを先に言ってくれないと答えようがないでしょうに」

「たはは、確かに」

荷物を整理するためにベンチに座ったところで、隣にいた男性に声を掛けられる。

無視すると変に目立ってしまうため、取り敢えずは応対をする。世間話には付いていけないから、どうにかして誤魔化すつもりだった。

「今日、王都で牢獄が何者かに襲撃されてな。1人だけ、収監者が死んだんだ」

「そりゃ目出度い話ですねぇ。犯罪者が居なくなるってんなら、悪いことじゃない」

「ま、そうなんだけどよ」

くつくつ、と笑い、男性はふらふら、と去って行った。片手には酒瓶が握られていたから、酔っているのだろう。

「アイ、いったいどこに行ってんだか。飯作るのは面倒なんだよなぁ」

重い腰を上げ、男は帰路に着いた。
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 15:08:12.31 ID:TqmHjzcaO
行動、イベントを決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 15:55:52.81 ID:z411/3KP0
血塗れになって帰ってきたアイ
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/02(金) 16:06:41.65 ID:QBpQuEaHO
家に着くと高笑いする八島。なぜ笑っているのか男は理解できない
92.19 KB Speed:0.1   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)