【安価】禁忌の工学者

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200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/01(木) 02:44:00.31 ID:AkXBSbaNO
↑とダンジョンリベンジ
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 09:54:41.81 ID:MaidOTrKO
ついでに出来そうな行動は二つくらい可能(Ex.町に出掛ける&部品購入)ですが、今回のようなあまり関係性のないものは片方しか実行出来ません。
↓1にどちらを選ぶかお願いします。
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/01(木) 10:12:48.06 ID:vNiHAkZUO
>>199
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 11:43:40.43 ID:MaidOTrKO
「ねぇ、アイちゃん」

「…何ですか」

椅子に座って待機していたアイの元に、八島が歩み寄る。アイの太腿を撫で、アイの顎に手を添え、八島は問う。

「本当にいいの?今なら、あの暴漢を殺せるわよ」

「…どこにいるか、私に知る術はありません。だから、無意味です」

殺すこと自体は否定されなかった。ならば、と八島は北叟笑む。

「私は知ってるわよぉ。どこにいるか…知りたい?」

「………っ」

アイの肩がぶるり、と動いた。好機と見た八島は、更に詰め寄る。

「あんな人間の屑、殺したって誰も咎めないわよ?今だって、犯罪を重ねて収監されてるんだもの」

「アイちゃんみたいに殺された人も、他にはいるんだから。ほら、あなたは皆の無念を晴らすのに相応しい存在よ」

「愚者に、正義の鉄槌を下すのよ。それが出来るのは、あなただけ…」

「でも、それは、マスターの命令に」

「このまま苦しんで、愛しのマスター様に迷惑を掛ける方が、問題じゃなくって?」

「大丈夫。私が上手く言っておくわぁ」

「………っ!」

その夜、アイは失踪した。
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 11:47:41.18 ID:MaidOTrKO
「腹減った…。アイ、飯…って、ありゃ?」

普段なら、食事が用意されているはずのリビングには、誰もいない。何も無い。

「寝てるのか?機械人形なのに。それか、森の散策でもしているか」

欠伸をし、男は面倒くさそうに調理を始める。レシピ通りにしか作れないが、食べないよりは幾分マシだ。

フレンチトーストとコーヒーを作り、口にする。やはり、アイの手料理の方が数倍美味い。

「暇だな…」

食事をしながら、男はぼそり、と呟いた。

205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/01(木) 11:48:16.93 ID:MaidOTrKO
行動を決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/01(木) 11:51:08.69 ID:epKVk8110
機械も増えたのでメンテナンスのための消耗品買い出し
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/01(木) 12:29:15.37 ID:pNPlXSil0
一部始終を見ていたサラが男にアイの事を言おうとするが八島の干渉を受ける
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 01:34:54.87 ID:TqmHjzcaO
「んじゃ、ちと出掛けてくる。ちゃんと家を守っておくれよ」

「かしこまりました、主殿。ですが…」

「護衛は要らんのか?我は出来ないし、するつもりもないが」

「連れて行ける奴がいない。人型じゃないと色々不味いだろ」

「私、私がいるわよ」

「却下だ。お前は絶賛軟禁中だからなぁ。疑いが晴れるまで、好き勝手行動するのは許さん」

「ちぇっ」

文句を垂れる八島を無視して、男は町に向かって移動を開始する。

1人というのは、存外つまらないものだ。
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 01:36:22.62 ID:TqmHjzcaO
町での行動を決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。合計で2回行動した後、自宅に帰投します。
消耗品の補給は勝手に遂行されるので、指定する必要はありません。

本日はここまで。
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 01:45:49.01 ID:z411/3KP0

刑務所的な所が襲撃を受けたと耳にする
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 02:09:13.18 ID:K7bw532IO
↑を教えてくれたのは町の警備兵
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 08:39:17.98 ID:TqmHjzcaO
今回の安価は行動であってイベントではありません。男がアクションを起こす形でお願いします。
↓1に再度安価を出します。
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 09:48:39.28 ID:cFWvqg880
最近のダンジョン攻略事情を収集
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 12:18:00.76 ID:TqmHjzcaO
「ふーむ。普通のダンジョンは攻略されてるな」

冒険者ギルドに何食わぬ顔で入り込み、情報を確認する。掲示板には、大量のビラが貼られている。

「『特別指定迷宮』ね。前潜ったあれも含まれてる区分のやつか」

男の視線は、掲示板のど真ん中にあるビラに注がれる。そこには、二つのダンジョンが記載されていた。

一つは『天蓋に続く塔』。もう一つは『深淵を臨む虚』。どちらも、発見から数週間が経過しているが、踏破者はいない。

前者は聖獣型、後者は混沌型のモンスターが多数出没するらしく、何者かが住んでいた、という目撃情報もほんの僅かにある。

「ま、関係ねぇや。どうせ碌でもない場所に決まってる」

適当にメモを取り、男はギルドを抜け出した。
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 12:18:58.17 ID:TqmHjzcaO
町での行動を決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 12:57:32.06 ID:7D1w6pQiO
調べものに書店とか旧知の賢者宅とか立ち寄る
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 12:57:38.87 ID:z411/3KP0
留守番している連中にお土産でも買う
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 13:58:12.71 ID:TqmHjzcaO
「数週間ぶりだな、ここに来るのは」

人でごった返す市場を進むが、前に向かって歩くだけでも一苦労だ。

相も変わらず活気があるが、巧妙に隠された辛気臭さも、危ない橋を渡ってきた故か男には感じ取れる。

「ほぉ。珍しい奴が売られてやんの」

市場の中心では、奴隷たちが販売されている。調達手段は様々で、身売りに遭った者、人攫いに遭った者、敗戦国の捕虜等だ。

可哀想、とは全く思わない。所詮、他人でしかないのだ。自分は情が湧くような、真っ当な人間ではない。

それが解っているから、こんなことをやっているのだろう。本人は、そんなこと苦にも思っていないが。

「何を買おうかねぇ。食い物とかでも良いが、魔術書とかを買うのも、戦力向上には役立つかな」

金貨で手遊びしながら、男は鼻歌混じりで店舗を物色する。
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 13:58:54.13 ID:TqmHjzcaO
購入する物品を選択してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。一つのレスにつき3つまで選択可能です。
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/02(金) 14:15:49.69 ID:YqIBugDwO
魔術書、漫画、可愛い服
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 14:27:46.02 ID:z411/3KP0
八島へ奴隷、ドッグに骨、サラに魔法の杖
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 15:07:39.91 ID:TqmHjzcaO
「ふう。これ以上はもう持てないな」

鞄に魔術書、漫画、女性物の服を入れて店を出る。思ったよりも漫画が高くついてしまった。

「兄ちゃん、知ってるかい?」

「何を知ってるのか、それを先に言ってくれないと答えようがないでしょうに」

「たはは、確かに」

荷物を整理するためにベンチに座ったところで、隣にいた男性に声を掛けられる。

無視すると変に目立ってしまうため、取り敢えずは応対をする。世間話には付いていけないから、どうにかして誤魔化すつもりだった。

「今日、王都で牢獄が何者かに襲撃されてな。1人だけ、収監者が死んだんだ」

「そりゃ目出度い話ですねぇ。犯罪者が居なくなるってんなら、悪いことじゃない」

「ま、そうなんだけどよ」

くつくつ、と笑い、男性はふらふら、と去って行った。片手には酒瓶が握られていたから、酔っているのだろう。

「アイ、いったいどこに行ってんだか。飯作るのは面倒なんだよなぁ」

重い腰を上げ、男は帰路に着いた。
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/08/02(金) 15:08:12.31 ID:TqmHjzcaO
行動、イベントを決定してください。↓2までの中でコンマが高い方が受理されます。
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/02(金) 15:55:52.81 ID:z411/3KP0
血塗れになって帰ってきたアイ
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/02(金) 16:06:41.65 ID:QBpQuEaHO
家に着くと高笑いする八島。なぜ笑っているのか男は理解できない
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