【安価】写真部の後輩がストーカー

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1 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 19:48:21.99 ID:I8E8NvgR0
最近妙な気配を感じる
常に後ろに誰かがいるような気配がするのだ
夜道でも感じた為、意を決して曲がり角でフェイントをかけてみた
すると...


後輩「うひゃあ!?なんで!?」

男「なんではこっちのセリフだ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1563360501
2 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 19:52:05.80 ID:I8E8NvgR0
彼女はそこそこ良いカメラを持っている
持っているといってもふと思い出した訳ではなく、今現在彼女は手にしているのだ


男「カメラまで持って...写真部といえど撮るようなものもないだろう」

後輩「それは...」

男「ここ最近俺の後ろを隠れて歩いていただろう」

男「何故だ?」

後輩「>>4
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 19:58:37.81 ID:oiFCSa3E0
新聞部からの依頼で先輩の写真を撮って欲しいと
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 19:58:44.50 ID:xbuIF5c10
男さんに化け猫ちゃんが憑依されてたのです
5 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 20:03:14.30 ID:I8E8NvgR0
後輩「男さんに化け猫ちゃんが憑依されてたのです」

男「化け猫?」

後輩「はい。これを見てほしいです」


後輩はカメラに保存されている写真を見せてきた
そこに写っているのは確かに自分だった
が、しかし。顔が猫になっているのだ
しかもやけにリアルな肖像画風の猫になっているのだ


男「...加工?」

後輩「ち、違いますよぉ!」
6 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 20:05:31.14 ID:I8E8NvgR0
後輩「このカメラには怪異レンズが仕込んであるんです」

後輩「妖怪とか魔物とかが見えるレンズなんです」

男「ふーん」

後輩「素で怪異が見える人もいるんですよ」

後輩「新聞部の部長もそうです」
7 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 20:33:30.15 ID:I8E8NvgR0
男「合点がいったわ」

男「そういや昨日新聞部の部長と会ったんだが...」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


新聞部長「あら、男くんじゃない。ごきげんよ...ぶふっ」

男「!?」

新聞部長「ご、ごめんなさい...ふふっ、ちょっと体調が優れなくて...んふふっ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


男「当時は怖かったよ」

後輩「御愁傷様です」
8 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 20:45:27.83 ID:I8E8NvgR0
男「この化け猫、祓えないのか」

後輩「祓えないことはないです」

男「ならその方法を教えてくれ、何だってする」

後輩「ん?」

男「...ど、どうした」

後輩「いえいえ...で、化け猫ちゃんを祓う方法ですね」

後輩「>>10
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 20:47:03.21 ID:RezKP3Sso
私の部屋でお話します
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 20:48:18.19 ID:yk5dID+l0
科学部にお願いしましょう
11 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 20:59:16.13 ID:I8E8NvgR0
後輩「科学部にお願いしましょう」

男「そういった霊的なものとは縁が無さそうだが...」

後輩「当代の部長は幽霊を信じてます」

後輩「その上で、霊的なものを科学で定義しようとしてるんですよ」

男「顔が広いんだな」

後輩「男さんに比べればみんなそうだと思いますが」

男「泣くぞ」
12 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:04:06.41 ID:I8E8NvgR0
科学部長「...なるほど」

科学部長「あいわかった」

科学部長「その化け猫、どうにか祓ってみせよう」

男「ありがとうございます」

科学部長「聞くにおこがましいが、風呂は入ったか?」

男「はい」

科学部長「水は効かないという訳か」

科学部長「ふーむ...」
13 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:09:34.11 ID:I8E8NvgR0
科学部長「では臨床実験に付き合ってもらうとするかな」

男「へ?」

科学部長「ジュースだ、飲みたまえ。化け猫を祓うことができるだろう」

男「中身はなんですか」


淀んだような匂いがする
色彩も不気味で、正直飲みたくはない


科学部長「くくく...忘れた」

科学部長「だが、魔除けの効果がある花を沢山入れた」
14 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:13:15.33 ID:I8E8NvgR0
科学部長「安心したまえ、それを飲むのは君で二人目だ」

男「分かりました。飲みます」


男は勢いよくジュースを飲み干した
甘ったるい匂いが口内に広がる


男「はぁー...はぁー...」

科学部長「因みに最初にそれを飲んだ奴からの情報なんだが、そのジュースは副作用がある」

男「...は?」

男「どんな作用ですか」

科学部長「>>16だ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/17(水) 21:15:37.63 ID:HAsFNepP0
飲んだ後に最初に出会った女の子を好きになる
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 21:15:43.52 ID:xbuIF5c10
チャイム音が鳴ると犬みたいに吠える
17 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:35:15.94 ID:I8E8NvgR0
科学部長「チャイム音が鳴ると犬みたいに吠えるようになる」

男「...なんともいえないが、とにかく嫌だ」

科学部長「わはは、まぁその内治るさ」

男「無責任ですね」

科学部長「科学者とは往々にしてそんなものだよ」
18 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:41:50.29 ID:I8E8NvgR0
男「はぁー...」

後輩「どうしたんですか?化け猫ちゃんが祓えなかったんですか?」

男「どうだろう。ちょっと撮ってくれ」

後輩「では失礼して__ぱしゃり、と」

男「どう?」

後輩「...お、祓えてますよ」

男「やったぞ!」
19 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:45:59.65 ID:I8E8NvgR0
後輩「男さん、お願いがあるんですけど」

男「言ってみろ」

後輩「男さんのお家に行ってもいいですか」

男「...何故」

後輩「化け猫ちゃんに憑依される人なんてけっこうレアなんですよ」

後輩「と、いうことは男さんの家に何か霊的な問題があるんじゃないかと思いまして」

男「そういうことなら別に良いが。いつ来るんだ」

後輩「今日です」

男「分かった。どうせそんなことだろうと思ったからな」
20 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:50:44.50 ID:I8E8NvgR0
〜放課後〜


男「後は家で待つだけだ」

男「チャイムは鳴らすなと言っておいたし、心配ないだろう」


すると、玄関のドアにゴンゴンとノックの音がする
すかさず玄関に向かい、開く


男「こんにちは」

後輩「こ、こんにちは...」

後輩「ところで、なんでチャイム使っちゃいけないんですか?」

男「え」

男「それはだな、その、えーと...」
21 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:54:35.95 ID:I8E8NvgR0
すると彼女はなんとあろうことかチャイムを鳴らしてしまう


男「わおぉぉーん!!」

男「わん!わんわん!」

後輩「...ふーん...」


カシャリ、という音とともに空気が凍りつく
ジュースの副作用で乱れているところを撮られてしまったのだ


男「あーっ!!おい!それ消せ!」

後輩「嫌ですー」

男「無理やりにでも消すぞ」

後輩「もう遅いのですー。私のパソコンにデータは送られたのですー」

男「うっ...」

後輩「男さんの弱み、握っちゃいました」
22 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 21:57:11.83 ID:I8E8NvgR0
後輩「折角ですし、ちよっとこき使ってやります」

男「...」

後輩「そうですね...」

後輩「>>24して下さい」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 21:58:45.80 ID:4ZN910R1O
四つん這いになって下さい
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/17(水) 21:59:36.52 ID:HAsFNepP0
目を瞑ってを
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/17(水) 21:59:42.96 ID:msAz6Uha0
足を舐めてください
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 21:59:45.39 ID:nPKKf67V0
男の机の中を全部見せる
27 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 22:14:11.49 ID:I8E8NvgR0
後輩「目を瞑って下さい」

男「ん」

男「...で、どうするんだ」

後輩「>>28
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 22:15:41.22 ID:ZGZmlE0eO
いいから、耳も塞ぎますね チュッ
29 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 22:39:43.89 ID:I8E8NvgR0
後輩「いいから、耳も塞ぎますね」チュッ

男「...っ!?」

男「お、おい」

後輩「どうかしましたか?」

男「今お前...」

後輩「何を勘違いしているか分かりませんが、ゴミをとってあげただけですよ」

男「...?」

後輩「分かったら、早く私を家にあげることです!」

後輩「/////」
30 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 22:56:14.18 ID:I8E8NvgR0
男「ここが居間だ」

後輩「お邪魔しまーす」

男「軽食を持ってこよう」

男「ん...」

男「焼きそばパンでいいか」

後輩「そんな気を遣わなくても」

男「うるせぇ。黙って焼きそばパン食ってろ。ほら」


男は焼きそばパンを投げて渡す


後輩「...いただきます」
31 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 23:00:35.51 ID:I8E8NvgR0
後輩「うっま」

男「そうだろ?」

後輩「どうやったんですか?パン生地から焼きそばパンに適した食感ですよ」

男「企業秘密に決まってるだろ」

後輩「さて、じゃあ居間の写真を撮りますかね」

後輩「怪異は果たして写るのか...」


独特の緊張感の中
彼女はシャッターを切る
32 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/17(水) 23:14:18.94 ID:I8E8NvgR0
後輩「...む」

男「何か映ったのか」

後輩「はい」

男「何が映ったんだ!?」

後輩「>>34
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/17(水) 23:16:43.29 ID:HAsFNepP0
色っぽい女の地縛霊が…私と同じくらいです
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/17(水) 23:26:22.24 ID:RV8YqmrRO
な、なんなんですか!このエロイボインのお姉さんは!!
35 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 19:50:16.97 ID:1TpRme8A0
後輩「な、なんなんですか!このエロいボインのお姉さんは!!」

男「見せろ」

後輩「嫌です」

男「...何故」

後輩「嫌なもんは嫌です」

男「大体お前は俺の家の環境を改善する為に来ているんだろう」

男「家の問題を住人が知らんでどうするよ」

後輩「う...うう。分かりましたよ!」
36 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 20:08:04.43 ID:1TpRme8A0
なるほど、エロい。
服を着ているというよりも、布を纏っている感じの女が写っていた


男「...ああ、これはえっちです」

後輩「っ」

男「でも家に得体の知れない奴が住んでるのはちょっとなー...」

後輩「ですよね!?」

男「ぐいぐいくるな。つっても会話出来んし認識出来んから意識疎通が取れん」

後輩「そうなんですよねー...」
37 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 20:15:13.46 ID:1TpRme8A0
???「話は聞かせてもらった」

男「誰だっ!?」

学級委員長「わ っ ち が 来 た」

男「委員長!?」

学級委員長「君にはわっちの開発したメガネをやろう」

学級委員長「これを掛ければ、自然の摂理にアウトローかます奴と意思疎通が取れる」

学級委員長「以上。わっちは職務に戻る。君の家の屋根裏は結構快適だったぞ!」


嵐のように去っていった


男「怖ぇぇー...」

後輩「委員長ってかっこいいですよね」

男「俺には不審者にしか見えんがな」
38 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 22:35:06.17 ID:1TpRme8A0
男「メガネを掛けて...」

後輩「見えますか?」

男「んー?どうだろう...おわっ!」

後輩「居ましたか?」

男「ああいるとも。部屋の隅に陣取ってこちらを見つめている」

男「お前は何者だ」

エロ女「>>40
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/18(木) 22:38:01.34 ID:cAa1U/v7O
さあ?
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/18(木) 22:38:03.60 ID:rQBpeDii0
男君、忘れちゃったの?小さい頃によく遊んだ隣家のお姉さんよ
41 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 23:10:42.15 ID:1TpRme8A0
お姉さん「男君、忘れちゃったの?小さい頃によく遊んだ隣家のお姉さんよ」

男「...」

男「あ!!!!!!!」

男「マジだ!!!」

お姉さん「ふふ」

男「...しかし。ここにこうして居るということは...」

お姉さん「もう。そんな暗い顔しないの。ちょっとヘマやっちゃっただけだから」

男「...分かった」

お姉さん「良い子ね」
42 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 23:16:26.82 ID:1TpRme8A0
お姉さん「男君」

男「はい」

お姉さん「確かにそのメガネは便利だけど、いつも掛けた状態でいるのはおすすめしないわ」

男「そうなんですか?」

お姉さん「偶然ここに私がいただけで、もしかしたら見るに堪えない化物がいたかもしれないのよ?」

お姉さん「運悪くそんなものを見てしまうことのないよう、外しておくことをおすすめするわ」

お姉さん「そこの女の子はそれを分かってるからカメラでしか見ようとしないのね」

男「なるほど」
43 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 23:24:24.79 ID:1TpRme8A0
後輩「ちょっと席はずしますね」

男「おう。トイレは部屋出て左な」

後輩「はい」

お姉さん「立派になったのね」

男「そんな言うほどじゃあありませんよ」

お姉さん「すっかり美味しそうになっちゃって」

男「え?」

お姉さん「冗談よ。取って食べようなんて思ってないわ」
44 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 23:32:56.72 ID:1TpRme8A0
男「...トイレ長くね...?」

お姉さん「女の子には秘密があるのよ」

男「はあ」

お姉さん「ところで、男君はあの女の子と付き合っているの?」

男「ははは。ご冗談を」

お姉さん「いつまで笑ってられるのかしらね」

男「今なんて?」

お姉さん「なんでもないわよ」
45 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 23:36:14.96 ID:1TpRme8A0
後輩「ただいまです」

後輩「...ほんとエロいですね」

お姉さん「あらあら、コンタクトレンズでも付けてきたの?」

後輩「私はメガネじゃなくてコンタクトレンズなんですよ...しかもピンクの」

お姉さん「きっと何か思慮あってのことね」

男「あの委員長に思慮なんてあるんですかね」

お姉さん「さあ。でも相当な使い手よ」

男「そんなバトル漫画みたいなこと言われても」
46 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 23:39:08.71 ID:1TpRme8A0
男「...あ」

男「そういや、お姉さん以外にこの家に怪異的存在はいるんですか?」

後輩「目的忘れてた」

お姉さん「んーと、そうね...>>48
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/18(木) 23:39:44.15 ID:nXlROOhP0
かそく
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/18(木) 23:43:16.02 ID:rQBpeDii0
座敷童ちゃんとか昔、ここに変われて死んだ動物の幽霊とか…たくさんいるけど、どれも無害の幽霊ばっかりだよー
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/18(木) 23:43:23.67 ID:YsGOv/VE0
座敷童がいるわ
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/18(木) 23:47:20.32 ID:rQBpeDii0
「飼われて」でした
51 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/18(木) 23:57:46.31 ID:1TpRme8A0
お姉さん「座敷童ちゃんとか昔、ここで飼われて死んだ動物の幽霊とか...」

お姉さん「たくさんいるけど、どれも無害の幽霊ばっかりだよー」

男「そうなんですね」

後輩「座敷童ちゃんいるんですか」

お姉さん「ええ。可愛いわよ」

お姉さん「男君、この前化け猫に憑依されてたでしょ」

お姉さん「無理に祓ったから凄い怖がりながら逃げ帰って来たわ」

男「化け猫って、説得できるんですか?」

お姉さん「言葉じゃ無理ね。物で釣ればいいと思うわ」
52 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 00:07:40.65 ID:4ew8aMQn0
男「じゃあ、もう何も祓う必要はありませんね」

後輩「むー」

男「不満そうだな」

後輩「座敷童ちゃんに会いたいんですけど」

お姉さん「ごめんなさい。今は寝てるのよ、あの子」

後輩「うわーん!」


後輩は走って帰っていった


お姉さん「あらあら、泣かせちゃったわね、男君」

男「お、俺ですかぁ!?」
53 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 00:12:40.37 ID:4ew8aMQn0
男「なんか汗かきました」

お姉さん「お風呂入れば?」

男「それもそうですね」

男「入ってきます」

お姉さん「そのメガネは曇らないから付けて入ってもいいと思うわ」

男「風呂に居るんですか!?」

お姉さん「いや、風呂に住んでる怪異的存在はいないわね」

男「じゃあ外して入ります」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/19(金) 00:15:42.79 ID:5/FicHYio
"住んでるのは"いない
55 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 00:18:07.01 ID:4ew8aMQn0
〜風呂後・更衣室〜


男「良い風呂だった」

男「さて、服を着るかな...ん?」


ふとメガネを見ると反射して何かが映っている
気になってので、メガネを掛けてそちらを見ると


座敷童「お兄ちゃん...うぇひひ」


黒髪ぱっつんの女の子が居た
一目で直感するだろう。こいつは変態だ


男「お前、何人の裸見てニヤニヤしてんの?」
56 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 00:20:48.59 ID:4ew8aMQn0
座敷童「お兄ちゃんが何か言ってる」

座敷童「...あれ!?もしかして私が見えてる!?」

男「ああ、悲しいことにな」

座敷童「やったぁ!!」

男「おい、お前」

座敷童「なんですか?」

男「なんで俺の裸見てニヤニヤしてんの?」

座敷童「>>58
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/19(金) 00:28:44.65 ID:kH16YlLlO
それはお兄ちゃんも私の裸を見たらその理由がわかると思うよ♪(服が宙に溶けるように消え全裸になる)
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/19(金) 00:34:53.87 ID:lvE8cSRd0
59 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 00:42:19.49 ID:4ew8aMQn0
座敷童「それはお兄ちゃんも私の裸を見たらその理由がわかると思うよ♪」


そう言ったが早いか、服が宙に溶けるように消え全裸になる


男「ぶっ!!」

男「お、おま、そう簡単に人に裸を見せるな!」

座敷童「ほらほら、私の裸を見なさーい」

男「いいから服を着ろ。この変態が」

座敷童「んっ///」

男「なんだ」

座敷童「お兄ちゃんに罵られるの、イイ...♪」

座敷童「もっと罵って!もっとなじって!」

男「う、うわああああっ!!」
60 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 00:46:22.57 ID:4ew8aMQn0
着替えを持って居間に飛び出す
幸い、お姉さんはいないようだ


男「やれやれ...」

男「ん...?」

男「な、ない!」

男「俺のパンツがない!」

座敷童「マ!?」

男「犯人はお前か」

座敷童「違うよ!神に誓ってもいいよ!」

男「いい加減服を着ろ!この...いいや」

座敷童「焦らしプレイですか...///」

男「どこまでもひどい...」
61 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 00:55:23.38 ID:4ew8aMQn0
座敷童「実は私、見ちゃいました」

男「何をだ」

座敷童「ピンク目の女の子がお兄ちゃんのパンツを持ち去ったんですよ」

座敷童「その時は寝てたんですけど、足音と気配で起きちゃいまして」

座敷童「するとピンク目の女の子がパンツを漁ってたんですね」

男「なるほど分かった...後輩のやつ...何のつもりだ?」

男「ノーパンで暮らすのか俺は」

男「あと服を着ろまな板が」

座敷童「まな板は嫌いですか?」

男「...べ、別に嫌いではない...」

座敷童「お兄ちゃんかわいい!」

男「裸で抱きつくな!」
62 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 01:02:24.53 ID:4ew8aMQn0
結局、座敷童は今日のところは満足してどこかに行った


男「疲れた」

お姉さん「あ、男君じゃない。ちょっと頼み事があるの」

男「なんでしょう」

お姉さん「ここに住んでる化け猫と化け犬ちゃんの為に明日餌を買ってきて欲しいの」

男「キャットフードとドッグフードでいいですか?」

お姉さん「ええ。きっと喜ぶわ」
63 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 01:06:48.33 ID:4ew8aMQn0
その日は、買い置きしていた納豆をご飯と食べて寝た


〜翌日〜


男「おいコラ」

後輩「なんですか...私は傷心なんです」

男「人のパンツ盗んどいて良く言うぜ」

後輩「何のことですか」

男「うちの座敷童が見てたぞ」

男「お前の足音と気配で起きてたらしい」
64 : ◆cp20depv3E [saga]:2019/07/19(金) 01:09:27.71 ID:4ew8aMQn0
後輩「え、冤罪です」

男「そうか...そんなに欲しいなら脱ぎたてをあげようと思ったのにな」

後輩「くれるんですか!?」

男「嘘でーす。お前絶対犯人だろ」

後輩「ズルいですよ」

男「黙れ。なんで人のパンツを盗った?」

後輩「>>66
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