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【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/08(月) 21:15:54.86 ID:FueSF3ON0
――翌日。
宇宙から見た惑星ハンカッタは灰色と錆色のまだら模様である。
その上に群がる蟻のように見えるのは、衛星軌道上に浮かぶ無数のデブリだ。
そして今、蟻の群れの上に、機影が一つ姿を現す。
シンノのWウィングだ。
R3-C3『ポポピーポ プウウー』
シンノ「ジャンプ終了。周囲に機影は……無いな」
リズマ「レーダー衛星の類も見当たりませんね」
クネー「デブリの中に少しは混じってるだろうが、大半はクローン戦争時代のロートルだ」
ネーア「しかし、この船もそうじゃなかったかの?ステルス性とか大丈夫なのか、シンノ?」
シンノ「……」ムッツリ
機内にいるのはシンノ、リズマ、クネー、ネーアの四人。
これがミコア姫救出作戦の総戦力だ。
リズマはユスカにも誘いをかけたが、どういうわけか断られてしまったという。
ネーア「おいシンノ?返事をせんか」グイッ ガクガク
シンノ「シスとは口を利かん」ムスーッ
リズマ「マ、マスター……昨日あれほど……」
ネーア「昨日?昨日シンノと何かしたのか?」
リズマ「いや、それは、その……ちょっとお話――」
ネーア「言えないようなことか!カアーッ、スケベじゃのう!スケベスケベ!」
シンノ「スケベじゃあないっ!好き勝手言ってると放り出すぞ!」
ネーア「あっれええーっ口を利かないんじゃなかったかのー!?」
クネー(何だこいつら……)
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/08(月) 21:16:36.86 ID:FueSF3ON0
ガゴオンッ!
シンノ「ぐうっ!?」
リズマ「きゃあっ!?」
ネーア「ぬあっ!?」
クネー「うおっ!?」
突如ブラスターキャノン光弾が後方から飛来し、すぐ横にあった人工衛星の残骸を爆砕した。
飛散した破片がWウィングを激しく揺さぶる。
クネー「まさか、分離主義者か!?」
ネーア「言わんこっちゃないぞよ!」
シンノ「くっ……!」グインッ
シンノはすぐさまデブリの濃い空間に機体を逃げ込ませた。
ガゴンッ!ガンッ!ゴゴンッ!
避けきれないデブリが機体を乱打する。
ズドンッ!
さっき回避したリング型宇宙ステーションの廃墟が光弾を受けて爆散した。
シンノ(追ってきている……!しかしこの撃たれ方なら、敵は単機!)
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/08(月) 21:17:09.10 ID:FueSF3ON0
最後にミサイル衛星の残骸を潜ると、ぱっと視界が開けた。
デブリ地帯を抜けたのだ。
リズマはすでに機体尾部の銃座に着席し、後方を警戒していた。
その視界に追跡者が飛び込んでくる。
リズマ「敵機補足!あれは――Xウィング!?」
シンノ「Xウィングだと!?」
シンノも後方モニターでその特徴的な四枚の主翼を確認した。
しかし反乱軍のものとは違い、宇宙の闇に溶けるような黒に塗り上げられている。
ヤクシムで反乱軍からXウィングを奪って逃げた敵を連想する。
フォースの気配がその直感を裏付ける!
シンノ「……ダース・テイティス……!」
クネー「テイティスだと!?バカな!私がいることは察しが付くだろうにッ!」
クネーが驚愕の声を上げた。
彼女はテイティスの指図で動いていたのに、他ならぬテイティスに殺されそうになっているのだ!
テイティス「……試させてもらうぞ、シンノ・カノス」
黒いXウィングのコックピットには、まさしくダース・テイティスが居た。
四つの黄色い目を細め、汚れた惑星の上に浮かぶWウィングの機影を見据える。
テイティス「この先に行く資格があるかどうか……!」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/08(月) 21:17:57.61 ID:FueSF3ON0
シンノ「うおおおお……!」グインッ
テイティス「ぬうん……!」グインッ
戦いは始まった。
ハンカッタへ降下を図るWウィングと、そのたびに大気圏突入コースを塞ぎにかかるXウィング。
大小の機影はデブリ地帯のすぐ下でもつれ合い、絡み合うようにして軌跡を紡いでいく。
ネーア「おのれっあの傍流があ!リズマ銃座変われっ!」
リズマ「馬鹿言わないでください!――ああもう、ミコア姫はあんなに当ててたのに……!」バシュバシュバシュ
クネー「おいジェダイ、あまりここで場外乱闘していると分離主義者に気づかれるぞ!」
シンノ「そんなことわかってるッ!」グインッ
ズドオンッ!
下から掬い上げる軌道で放たれた光弾がミサイル衛星を直撃し、派手に爆発する。
しかしシンノはその炎を避けて降下することなく、逆に機首を上げた。
R3-C3『プアアーン!』
機体上部に顔を出しているR3は燃える破片を浴びて悶絶!
しかしWウィングは宙返りする形で、直進するXウィングの上方に占位した!
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/08(月) 21:18:28.36 ID:FueSF3ON0
シンノ「取った!落ちろお!」バシュバシュバシュ
テイティス「!」グインッ
交錯!
Wウィングは勢い余って危険な角度で大気圏に突入しそうになり、慌てて機首を起こす。
Xウィングは右の主翼に空いた穴から白煙を上げつつも姿勢を回復し、それに相対した。
テイティス(ヤクシムの時よりはるかに成長している……稽古でもつけたか。あるいは何か精神的な成長……)
シンノ(仕留めきれなかった……!長引かせられないってのに!)
二羽の猛禽はつかず離れずの距離感を保ちつつ相手の出方を伺った。
しかし思いがけない形でその均衡は崩れる。
TIEファイターがデブリ帯を突き抜けて戦場に乱入してきたのだ!
それは一機ではない!二機!三機!四機!五機!
猛禽の縄張り争いに介入するカラスの群れのごとく、双方に攻撃を浴びせる!
シンノ「何!?」
テイティス「!?バカな、これは!」
二機はそれをかわし、あるいは反撃するが、敵は際限なく増え続けた。
両者はみるみるうちにハンカッタ側へ押しやられ、降下を強いられて、遥か彼方雲の下に消えていった。
やがてデブリ帯の奥にスター・デストロイヤーが四隻、姿を現す。
……帝国軍の到着だ。
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