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【SW】ジェダイ「私を…弟子に、してください…」【オリキャラ】
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243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/16(木) 16:58:42.23 ID:9N2bd6Re0
グレイヴスが眉を上げるのと同時に、キャビンが一際大きく振動した。
シャトルが戦艦内のドッキングベイに着床したのだ。
カイウス「……先に行って、雑魚を血祭りに挙げて参ります」
グレイヴス「……フン。行け」
カイウスは静かに立ち上がり、キャビンを出た。
やがてランプドアの解放音が響き、それに続いて船外で猛烈な戦闘音が巻き起こる。
グレイヴス「少しシゴきすぎたかな。人形は二つもいらんのだが」
マスター・シスは無関心気に鼻を鳴らし、リズマを見やった。
グレイヴス「まあ、この仕事が終わればお前は用済みだ。それまでせいぜいマスターの活躍を見てやるといい」
リズマ「……」
グレイヴスは冷笑とともに腰を上げ、キャビンを出る。
ジェダイ・アプレンティスの亡骸は、微かな間のあとそれに続く。
船外はすでに静かになっていた。
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/04/17(金) 01:43:06.95 ID:28G3j0dgO
おつ
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/30(木) 16:40:08.67 ID:Pn+Yn9e80
カイウス「フンッ!」ブンッ
シュバルゴン「グワーッ!」ガシャンッ
シュバルゴンは鳩尾に強烈な蹴りを受け、レールジェットの上に吹き飛ばされる。
カイウスがそれを追って飛び乗り、コンソールを操作した。
ガコン!
レールジェットが勢いよく発進する。
戦艦ヴェンジェンスの艦内、巨大な輸送トンネルの景色が高速で流れていく。
シュバルゴン「おのれ、シスの暗黒卿……時代錯誤のウィッチどもが!」ガチャッ
分離主義のサイボーグ戦士は素早く姿勢を立て直し、エレクトロ・ハルバードを構えた。
シュバルゴン「我々はもはや貴様らの奴隷ではないぞ。今度は貴様らが地面に這いつくばり、マクシャリス様の秩序を畏れるがいい!」
カイウス「……」ブウンッ
シュバルゴン「ウオオッ!?」バチッ
対するシスは無言のまま、赤い刃のライトセーバーを振るって斬りかかる。
数合打ち合うものの、実力差は歴然だった。
シュバルゴンはたちまち車両の隅、鉄柵の際まで追い詰められる。
背後は巨大な虚空、その下はベルトサンダーじみた速度で行き過ぎる金属の床である。
しかしダース・カイウスが放とうとしたトドメの一撃は、斜め上方からのブラスター弾によって阻まれた。
カイウス「!」サッ
立て続けに降り注ぐ光弾のシャワー。
シスは飛び退き、ムーンサルトを繰り出してこれを回避した。
見上げると、五機のスーパーバトルドロイド・ロケットトルーパーが上空に追従してきている。
白いボディに青い星の識別塗装がギラリと輝いた。
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/30(木) 16:40:53.49 ID:Pn+Yn9e80
シュバルゴン「フハ、ハハハ!バカめ、一対一で戦わえるとでも思ったか!」ゴオッ
シュバルゴンは不屈の闘志とともにジェットパックを噴射し、僚機に合流。
胸部のミサイルポッドを展開した。
ロケットトルーパーたちも両腕の三連装ブラスターを照準し、最終攻撃をスタンバイする。
シュバルゴン「我々の本拠に乗り込んだ報いよ!なぶり殺しにしてやーー」
カイウス「ハアッ!」ボボウッ!
シスは両手に青白い炎の塊を作り出し、頭上の敵にめがけ投じた。
炎は炸裂し、分離主義の戦士たちを焼き尽くす。
シュバルゴン「ぐわあああ!?」
ロケットトルーパー『『『『『ピガーッ!?』』』』』
サイボーグとドロイドは飛行機能に支障をきたし、もがきながら落下していった。
数秒の後、はるか後方から爆発音と破砕音が連なって聞こえた。
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/30(木) 16:41:56.21 ID:Pn+Yn9e80
カイウス「……」
カイウスの表情は仮面に隠されて見えなかった。
やがてレールジェットは艦橋基部のステーションに到着する。
シスが車両から飛び降りると、四機のドロイデカが物陰から転がり出てそれを包囲した。
カイウスは再び光刃を構えて警戒する。
しかし敵はブラスターも発射しないまま、ことごとく内側から炎を噴き出して大破した。
グレイヴス「ずいぶん遠回りしたようだな?」
残骸の向こうから、マスター・シスが冷笑を浮かべつつ姿を現した。
いまだ体に攻撃的なフォースの残滓を漂わせている。
背後には、リズマも無事な姿で付き従っていた。
カイウス「マスター……」
グレイヴス「急ぐぞ。マクシャリスの奴も待ちかねていることだろう」
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/30(木) 16:42:39.54 ID:Pn+Yn9e80
b1ドロイドA『第三警備中隊、全滅!』
b1ドロイドB『X−9通路、突破サレマシタ!』
b1ドロイドC『隣接区画ニべーくらいとヲ注入シロ!』
戦艦ヴェンジェンスの艦橋は修羅場となっていた。
ドッキングベイから侵入した敵は、たった二人で艦内の警備を突破しつつある。
戦術ドロイド『……敵ハ明ラカニ、コノ艦橋ヲ目指シテイル』
艦長を務める戦術ドロイドは敵の狙いを正確に見抜いた。
背後の主君を顧みる。
戦術ドロイド『畏レナガラ、閣下……』
マクシャリス「この艦の戦力では奴らを止めることができないというのか」
戦術ドロイド『ハイ。他艦ヘ陸戦隊ノ増援要請ヲ出シテハイカガデショウ』
マクシャリス「バカな。クマモッテを捨てたこのタイミングで、部下に弱みを見せるなど」
戦術ドロイド『デハ、艦橋ノ脱出機構ヲ使ッテ……』
マクシャリス「同じことだ。第一、間に合わん」
マクシャリスは屈辱と憎悪に塗れた笑みを浮かべる。
それと同時に、彼の背後、入口の扉の向こうで一際大きな破砕音が響いた。
警備のドロイドたちが司令室を走り、入口に銃を向ける。
青白い炎が炸裂し、それをブラストドアもろともに吹き飛ばした。
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2020/04/30(木) 16:43:24.95 ID:Pn+Yn9e80
グレイヴス「マァークシャリィース……!」
陽炎の向こうから、三つの人影が姿を現す。
仮面のカイウス、マネキンじみたリズマ、そしてもう一人。
少女の顔立ちを凶悪に歪めたダース・グレイヴスが、ドロイドの残骸を踏みにじった。
グレイヴス「今度はこちらから出向いてきてやったぞ……前は、迎えに来てもらったからなあ……!」
戦術ドロイド『……閣下、警備しすてむカラノ情報ニヨレバ、みこあ王女ハふぉーす感応力ヲ有シ……』
マクシャリス「今となってはわかりきったことだ。ただの王女があのクマモッテの爆発から生き延び、我々の戦艦に潜入するものか」
マクシャリスはそう言い捨て、立ち上がった。
マントが翻り、ライトセーバーが白い刃を輝かせる。
マクシャリス「テイティスのマスター。お名前を伺ってもよろしいかな」ブオンッ
グレイヴス「我が名はダース・グレイヴス……よくも私をこの船に迎え入れてくれたな、ダース・ティラナスの影よ。大儀である」
マクシャリス「下手な皮肉はよせ。貴様は我々を従順な下僕だと考えていたようだが、こちらははなから殺す算段よ。貴様の寿命が縮んだだけのことだ」
グレイヴスは舌打ちし、敵を指し示してカイウスに命じる。
グレイヴス「やれ。あの減らず口を黙らせろ」
カイウス「……はっ」
仮面のシスは幽鬼のように進み出て、マクシャリスと相対した。
黒と白のコントラストの中に、今、赤い差し色が現れる。
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/24(月) 20:18:12.55 ID:G1ITB1KY0
作者逝った??
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