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幼馴染「死んじゃった…」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/29(水) 23:08:34.68 ID:DOdQmJMm0
幼馴染「男の中に入れば…もとい、男に取り憑けば心の中でお話し出来ないかな…」
幼馴染「…うん、我ながら悪くはない案ね」
幼馴染「そうと決まれば早速男の後を追わなきゃ…!」フワフワ
────────
男「ひえええええ!!怖いいいい殺されるゥゥゥゥ!!」タッタッタッ
幼馴染「はぁ…まだ悲鳴あげてるよあの意気地なし…」
男「の、の、呪われ、うわっ」コケッ
幼馴染「あ、こけた」
男「ぐえっ」バタン
幼馴染「はぁ…全く、だらしないなぁ…でも、これは私にとっての好機でもある。今の内に男に近付いて…」フワフワ
幼馴染「…中に入る」スッ
男「…ん?何か今一瞬、冷気に当てられたかのような感覚が」
幼馴染「よっしゃ!成功!」
幼馴染「ではでは…こほん」
幼馴染「男ー!私は帰ってきたぞー!」
男「!?」
男「…はは、気のせいかな、今死んだはず幼馴染に似通った声が聞こえた気がしたんだが…」ポリポリ
幼馴染「気のせいじゃないよーあんたの中にいるよー」
男「…おかしいな、また聞こえる…はっ、これはまさか…」
幼馴染「お、きたかな?」
男「か、火葬場の怨霊の呪詛に当てられて、俺の精神が狂っちまったんだ…そうだ、きっとそうに違いない」
幼馴染「え、ちょ、ちょっt」
男「ぎゃああああ!!助けて寺生まれのTさあああああん!!呪われちゃったよおおおおお!!!」タッタッタッ
幼馴染「ああんもう、このドアホ!彼女の心ぐらい汲めよ!」
男「ぎゃああああ!!まだ聞こえるぅぅぅぅ!!!このままじゃうら若いまま幼馴染の後を追ってしまうううう!!!」タッタッタッ
幼馴染「あたかも私が年寄りであるかのような言い様やめてくんない!?」
僧「…何やら騒がしいですな」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/29(水) 23:09:56.13 ID:DOdQmJMm0
男「あっ!!寺生まれのTさん助けて下さあああい!!」
僧「私は寺生まれではないしイニシャルがTという訳でもありませんが、相談なら乗りますぞ?…おや?」
幼馴染「?」
男「ど、どうされました?」
僧「こ、これは…大変だ、貴方に霊が取り憑いている!それもかなり強力なのが!」
幼馴染「!?」
男「や、やっぱり!!」
僧「今お助けしますぞ…臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!!」バッ
幼馴染「く、九字!?きゃあ!!」
男「な、何か漫画やアニメでよく出てくる術的な物ですねそれ…」
僧「九字護身法です!単純な法術ですがかなり強力で、これで大抵の怪異は祓い退ける事が可能です!」
男「おー」パチパチ
幼馴染「も、もしかして…私成仏しちゃう!?成仏しちゃうの!?」
僧「怪異よ…成仏せよ!」バッ
幼馴染「い、いやー!成仏はいやーっ!!」フワフワ
僧「……ううむ」
男「ど、どうなりましたか」
僧「ご安心ください、貴方の身に取り憑いていた霊は退けました…が」
男「が?」
僧「成仏させる事は叶いませんでした…このまま放置していればますます力を付けて、いずれ厄介な騒ぎを起こす可能性があります」
男「えぇ!?」
僧「ですので、私は霊の後を追跡しようと思います。仲間達に、私が仕事に行ったという旨を伝えておいて頂けませんか?」
男「は、はい」
僧「ご協力感謝します。それでは…」
タッタッタッ
男「…何がなんだかさっぱり分からん…」
────────
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/29(水) 23:11:32.54 ID:DOdQmJMm0
幼馴染「はぁ…はぁ…はぁ…間一髪だった…」
幼馴染「もう少し逃げ出すのが遅ければ問答無用であの世行きだったわ…全く、あのお坊さん強すぎでしょ…」
幼馴染「……」
幼馴染「あのお坊さんを撒かない限りは、当分男に近づけないなぁ…」
幼馴染「…いや、でも事情をかくかくしかじかして何とか誤解を解くって手もあるか…」
幼馴染「うーん、どうしよ…」フワフワ
?「ちょいとそこのお嬢さん、お待ちなはれや」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/29(水) 23:13:58.42 ID:DOdQmJMm0
幼馴染「はいはい何のご用でしょう…って、え!?」クルッ
?「ふむむ…やはり、私の見立て通り非常に端正な顔立ちをしておられる」
幼馴染「その格好を見るに…か、神主さん?」
神主「おまけにスタイルも良いし…特にこことか」ワシャ
幼馴染「きゃ、きゃあ!?変態!!」バッ
神主「ぬほっ!?」バシッ
神主「痛い痛い…何も打たなくても」スリスリ
幼馴染「初対面の男にいきなり胸鷲掴みにされて打たん奴がおるかこのドアホ」
神主「ふむふむ…少々ばかり…いや、かなーり口の悪いとこも私の趣味嗜好をくすぐる…」
幼馴染「何なのこの人…」
神主「なーに、しがない変態神主だよ」
幼馴染「自覚してるのね…」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/29(水) 23:16:23.79 ID:DOdQmJMm0
神主「…ところで、私が貴方を視覚的に認識し、その上滞りない会話による意思疎通を難なく行えている事に対しては、些かなりとも疑問を抱いたりはしないのかな?」
幼馴染「いや…だって、神主さんだし私の存在を息をするように把握出来てもおかしくないのかなーって」
神主「ほほう、可憐な外貌と違って、案外順応力に長けているんだね。私の見立てでは貴方は霊になってまだ間もないといったとこだったんだが」
幼馴染「凄い…そんな事まで見抜けるんですね」
神主「これでもそれなりに出来のいい神主だからね。何だったら貴方の下着の色も見事当ててみてしんぜy」
幼馴染「死ね変態!!」バッ
神主「ぬほっ!?」ベシッ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/29(水) 23:17:10.65 ID:DOdQmJMm0
神主「イタタ…今の平手打ちには荒削りながらかなりの霊力が籠もっていたね…私も油断していたら危うく気を失っていた事だろう」
幼馴染「れ、霊力?私に?」
神主「おや、気付いていないのか?貴方は霊の才能があるんじゃないかって程強大な霊力を有しているんだよ」
幼馴染「そうなんですか?」
神主「そうなんですそうなんです。だって貴方を霊足らしめている精神力が非常に強力だからね」
幼馴染「霊力の礎は精神力…つまり、その精神力が莫大だから比例して霊力も凄まじいって事ですか?」
神主「そうそうそうそうその通り。…美しい上に聡明とは、お嬢さんは本当に素晴らしい女性だ」
神主「…それにしても、なぜそこまでの精神力を?」
幼馴染「うーん…何でだろ…私もこれといって心当たりは…あ」
神主「どうやらあった様だな。出来れば、詳しく聞かせて欲しいんだが…」
幼馴染「うーん、そうですね…一言で言い表すなら…愛の力?なんちゃって…」
神主「……」
幼馴染「あ、あのー…」
神主「……」
幼馴染「む、無言やめて頂けます?意識して恥ずかしくなってきちゃうじゃないですか…てか今思ったら、私ったら何て恥ずかしい事を…///」カァァァ
神主「…す」
幼馴染「?」
神主「すんばらすぃぃぃぃ!!愛の力とは何と尊い、いやー尊い!!私は貴方をますます気に入った!」
幼馴染「そ、そんな叫ばなくても…」カァァァ
神主「お嬢さんの忸怩する顔も拝めた事だし、良かろう、私が精一杯貴方に助力してしんぜよう!!」
幼馴染「あ、ありがとうございます!…まだ助けてくれとか一言も言ってないんだけど…」
神主「あ、それと」
幼馴染「?」
神主「上下共に黒であのデザインとは…外貌に見合わず中々大人っぽいしたg」
幼馴染「死ねクソボケ!!」バッ
神主「ぬほっ!?」ビシッ
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