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シンゲキロンパ CHAPTER 03
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2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 21:11:15.83 ID:1ZFUv+pU0
???『おやおや! 何してんのッ!?』
???『うッ…!』
???『鍵の掛かってるドアを壊すのは禁止だよ?』
???『いや………はただ…』
???『まだドアを破った訳じゃない、そう言いたいんだね?
でもね…』
???『そんなん見ればわかるよ!
見てわかる事をいちいち説明しないでよ!』
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 21:19:11.14 ID:1ZFUv+pU0
???『ボクは注意しに来ただけ。
だって、今にもドアを破らん勢いだったからさ』
???『まさか…寝ぼけてたとか…?』
???『そ、そういう訳じゃ…』
???『…ていうか、……だよ! ……の!
……だって………だからさぁ…』
???『……事してないで………れ!!』
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 21:23:23.25 ID:1ZFUv+pU0
???『…どうかしたの?』
???『何を騒いでいるのかしら…?』
???『…………………ッ!?』
???『ぬぬぬ…オマエもか…!』
???『いいから2人とも……!
……だって……………で……てんのッ!!』
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 21:24:34.73 ID:1ZFUv+pU0
???『…そうね、わかったわ』
???『…………帰りましょうか…』
???『え…?』
???『…聞こえたでしょ? 帰るのよ』
???『なんだか…どういう事なのか…
さっぱりだけど…』
???『いいから帰るわよ』
???『わ、わかったよ…』
???『そうだ、そうだ! 帰れ、帰れ!!』
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 21:28:46.94 ID:1ZFUv+pU0
???「………マ?」
???「………………」
???「……クマ?」
???「………………」
???「おい…」
???「………………」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 21:31:43.43 ID:1ZFUv+pU0
アルミン「モノクマ!!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 21:42:10.78 ID:1ZFUv+pU0
モノクマ「………………」
モノクマ「…あれ? 呼んだ?」
ジャン「『呼んだ?』じゃねえよ!
散々だんまり決め込みやがって!」
モノクマ「…え? だんまり?」
アニ「さっきから呼びかけてるのに
全然反応なかったんだよ」
アニ「…憶えてないの?」
モノクマ「あー… そうだったの?」
モノクマ「ごめんごめん。
ついウトウトしちゃってさぁ」
9 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/05/23(木) 21:45:44.05 ID:1ZFUv+pU0
今日はここまで
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/24(金) 07:37:11.59 ID:stUDhLXS0
新スレが
更新乙です
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/24(金) 10:27:36.77 ID:ZhsTq/VKO
新スレ乙
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 19:00:12.86 ID:P4NHPwTM0
モノクマ「…で? 何がどこまで行ったんだっけ?」
コニー「本当に憶えてないのかよ…」
ミカサ「むしろどこまで憶えてるの?」
モノクマ「えーっとねぇ…」
モノクマ「アルレルトくんがレイスさんの発言に
異を唱えたところだったかな?」
モノクマ「確かそう… レイスさんの
【どうして部屋にいなかったの?】っていう部分」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 19:10:15.30 ID:P4NHPwTM0
コニー「結構憶えてんじゃねーか…」
アニ「…ていうか、あんたその時点で
すでに応答なかったんだけど」
モノクマ「ちゃんと聞いてはいたよ?
応答しなかっただけで」
ジャン「無視してたのかよ! てめえ…!」
モノクマ「はいはい、で?
そこから何がどうなったわけ?」
14 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/05/24(金) 19:15:10.86 ID:P4NHPwTM0
今日はここまで
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/25(土) 07:45:25.54 ID:PasOOkhW0
アルミン「…僕がヒストリアの発言に異を唱えたのは、
その言い方が引っかかったからなんだ」
アルミン「さっきモノクマが言った…
【どうして部屋にいなかったの?】っていう言い方がね」
モノクマ「なんで? その発言のどこがおかしかったの?」
アルミン「だって、その言い方ってまるで…
“その時間帯は部屋にいて当然”っていう感じじゃないか」
アルミン「部屋にいなきゃいけないルールなんてないのに…
ちょっと違和感を覚えたんだ」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/25(土) 07:50:52.78 ID:PasOOkhW0
モノクマ「あー、確かにそうかもね。それで?」
ヒストリア「それに対して私は反論したんだよ」
ヒストリア「『確かにそういうルールはないけど、
そういう指示はされたよね?』って」
モノクマ「指示? 誰から?」
ジャン「お前だよ!」
モノクマ「は?」
ジャン「お前がこれを俺たちに寄越したんだろうが!」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/25(土) 08:00:24.48 ID:PasOOkhW0
重 大 発 表 が あ り ま す !
今 日 の 午 後 は 各 自 、 個 室 で 待 機 す る よ う に !
モ ノ ク マ よ り
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/25(土) 08:10:17.66 ID:PasOOkhW0
モノクマ「………………」
モノクマ「…えーっと、何これ?」
ジャン「とぼけんじゃねえ! お前がこの紙を
部屋のドアの下に挟んどいたんだろうが!」
モノクマ「いや、知りませんけど…」
コニー「ウソつけ! アルミンとアニ以外は
みんなこれを受け取ってんだぞ!」
モノクマ「だから知らないっての!
そんな怪盗みたいな予告状書いてないっての!」
19 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/05/25(土) 08:15:09.16 ID:PasOOkhW0
今日はここまで
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/26(日) 08:00:19.44 ID:a9In7h+s0
アルミン「…本当に知らないんだね?」
モノクマ「だからそう言ってるじゃん!」
モノクマ「大体さぁ… もしそんな重大発表をする気なら、
いつも通りモノクマアナウンスで集合かけてるって!」
ヒストリア「モノクマ…アナウンス…?」
モノクマ「あれ、言ってなかったっけ? ボクが施設内で
オマエラに呼びかけるときに使う“声”だよ」
モノクマ「ほら、毎朝起きるときに聞いてるでしょ?
あれだよ」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/26(日) 08:05:09.92 ID:a9In7h+s0
「キーン、コーン… カーン、コーン」
モノクマ『オマエラ、おはようございます!
朝です、7時になりました! 起床時間ですよ〜!』
モノクマ『さぁて、今日も張り切っていきましょう〜!』
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/26(日) 08:10:10.80 ID:a9In7h+s0
ミカサ「…あの“声”の存在は知っていたけど、
そんな名称があるなんて初めて聞いた」
ヒストリア「私も…」
モノクマ「あれ、そうだっけ? …まあいいや」
モノクマ「とにかく、ボクがオマエラに用があるときは
そうやって集合をかけるし…」
モノクマ「そもそも、ボクはオマエラの個室に
自由に出入りできるんだから…」
モノクマ「ドアの下から紙を挟むとか、
そんなセコいやり方しないっての!」
23 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/05/26(日) 08:15:17.04 ID:a9In7h+s0
今日はここまで
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/26(日) 11:04:52.66 ID:iiZiOSFz0
新スレ連日乙です
冒頭は誰だったのか
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/01(土) 11:50:18.85 ID:i+d99Y9l0
アルミン「…なるほどね、わかったよ」
ジャン「お、おい… まさか、こいつの言う事
信じるんじゃねえだろうな?」
アルミン「僕は信じるよ。そもそも、
今モノクマが言った事は僕も感じてたんだ」
アルミン「モノクマのやり方にしてはどうも不自然だってね」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/01(土) 12:00:11.42 ID:i+d99Y9l0
モノクマ「それ見たことか!!」
コニー「け、けどよ…
モノクマじゃないのなら一体誰が…?」
アニ「そんなの考えるまでもないでしょ」
コニー「えっ…?」
アニ「今までの話の流れを振り返れば…
それをやったのが誰かなんて、一目瞭然だと思うけど」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/01(土) 12:05:22.79 ID:i+d99Y9l0
アルミン(モノクマの名を騙ってメッセージを書いた人物…)
アルミン(それは…)
▶【睡眠ガスを発生させた人物】
【ユミル】
【モノクマ本人】
これだ!
28 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/06/01(土) 12:10:12.10 ID:i+d99Y9l0
今日はここまで
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 11:15:22.72 ID:AyrjVIUm0
アルミン「睡眠ガスを発生させた人物…だよね」
ジャン「なっ…!?」
ミカサ「………………」
アルミン「あのガスはそもそも、個室にいる人間を
ターゲットにしているんだ」
アルミン「ガスを吸わせたい人間を
確実に寄宿舎の部屋に留まらせるために…」
アルミン「あんなメッセージを書いたんじゃないかな」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 11:30:10.40 ID:AyrjVIUm0
アニ「…そういう事だろうね」
アニ「メッセージを複数配ったのなら尚更…
そいつは配った相手全員に眠ってほしいと思ってたんだ」
アニ「だけど、相手が増えれば増えるほど、
全員が部屋に留まってくれる可能性は低くなる…」
アニ「ましてや、昼過ぎから夕方なんて、
みんなが各々自由に過ごす時間帯だからね…」
アニ「だから、そんな手段に打って出たんだと思うよ」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 11:50:11.66 ID:AyrjVIUm0
ジャン「な、なんてこった…!」
ジャン「それじゃあオレたちは、まんまと
そいつの思惑通りになっちまってたって事かよ!」
ミカサ「…一体誰が?」
コニー「誰ってそりゃあ… やっぱり犯人じゃねえのか?
ベルトルトとライナーを殺した…」
アルミン「犯人かどうかはまだわからないけど…」
アルミン「少なくとも、その人がこの事件の鍵を握っている事は
間違いないんじゃないかな」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 12:00:31.17 ID:AyrjVIUm0
ヒストリア「でも、わからないよね…」
ヒストリア「どうしてその人は、アルミンとアニに
メッセージを渡さなかったんだろう…」
アニ「さあね。それともう1つ…」
アニ「そいつは何のためにそんな事をしたのか…
その疑問を解く必要があるね」
アルミン「…そうだね。もう一度みんなで話し合ってみようか」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 12:20:40.83 ID:AyrjVIUm0
― 議 論 開 始 ―
【2本の黒槍】
【多数の剣】
【拘束トラップ】
▶【時限爆弾】
【溶鉱炉の安全対策】
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 15:05:33.19 ID:AyrjVIUm0
アニ「そいつは何のためにあんたらを眠らせようとしたのか…」
アニ「改めて考えてみる必要があるね」
コニー「そいつがベルトルトとライナーを殺した犯人なら…」
コニー「【2人を殺すのを見られたくなかったから】じゃねえのか?」
ヒストリア「あるいは…」
ヒストリア「【殺すための下準備を見られたくなかったから】なのかな?」
ジャン「まだそいつが犯人だと決まった訳じゃないんだろ?」
ジャン「だったら、【今回の殺人とは関係ない】のかもしれないぜ?」
アルミン(そうか…! そう考えれば辻褄が合うかもしれない)
アルミン(捜査のときに見つけた手がかりを示せば…)
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 15:10:09.47 ID:AyrjVIUm0
アニ「そいつは何のためにあんたらを眠らせようとしたのか…」
アニ「改めて考えてみる必要があるね」
コニー「そいつがベルトルトとライナーを殺した犯人なら…」
コニー「【2人を殺すのを見られたくなかったから】じゃねえのか?」
ヒストリア「あるいは…」
ヒストリア「【殺すための下準備を見られたくなかったから】
それに賛成だ!
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/02(日) 16:10:04.87 ID:AyrjVIUm0
アルミン「そうか…! そう考えれば…」
ヒストリア「えっ…?」
アルミン「殺すための下準備を見られたくなかったから…
そう考えれば辻褄が合うかもしれない」
ミカサ「殺すための下準備…?
何を準備していたというの?」
アルミン「時限爆弾だよ」
ジャン「はあ…?」
37 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/06/02(日) 16:15:55.98 ID:AyrjVIUm0
今日はここまで
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/02(日) 16:49:18.45 ID:/ORNBcNTO
乙
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/03(月) 14:45:47.36 ID:47pJxd/M0
開発品リスト
@立体起動装置 12台
A時限爆弾 3台
B特殊ガス発生装置 1台
C蓄音機 1台
D金属探知機 1台
E拘束トラップ 1台
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/03(月) 14:50:13.59 ID:47pJxd/M0
アニ『リストにある開発品…
その何個かが見当たらないんだよ』
アルミン『…え?』
アニ『見当たらないのは、時限爆弾2つと…』
アニ『…特殊ガス発生装置』
アルミン「開発品リストにあった物品の1つだよ」
アルミン「実は、捜査で研究開発所を調べたとき、
特殊ガス発生装置の他にも無くなってるものがあったんだ」
アルミン「それが時限爆弾だよ。
3つあるうちの2つが無くなってた」
ヒストリア「2つって…」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/03(月) 14:55:17.16 ID:47pJxd/M0
ド ゴ ー ー ー ー ー ー ー ー ン ! !
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/03(月) 15:01:00.66 ID:47pJxd/M0
ド ゴ ー ー ー ー ー ー ー ー ン ! !
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/03(月) 15:20:15.19 ID:47pJxd/M0
ヒストリア「…!! 今朝あった爆発も2回…!?」
アルミン「そう… 無くなった爆弾の数と
今朝起きた爆発の回数が一致するんだ」
アルミン「おそらく、その人は【時限爆弾を仕掛けるためにみんなを眠らせて】
その推理、削ぎ落とす!
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/03(月) 15:30:20.12 ID:47pJxd/M0
ミカサ「アルミン、それはおかしい…」
アルミン「えっ…」
ミカサ「今のアルミンの推理は納得できない」
ミカサ「もう一度よく考えてみてほしい」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/03(月) 15:35:32.78 ID:47pJxd/M0
― 反 論 シ ョ ー ダ ウ ン 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【2本の黒槍】
【多数の剣】
【拘束トラップ】
▶【特殊ガス発生装置】
【溶鉱炉の安全対策】
46 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/06/03(月) 15:41:01.08 ID:47pJxd/M0
今日はここまで
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/04(火) 02:37:10.39 ID:iswwzxtTO
おつ
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/16(日) 08:00:56.35 ID:kogC3Bqn0
ミカサ「時限爆弾を仕掛けるために/
/眠らせたというのなら…」
ミカサ「どうしてアルミンとアニには/
/予告状を送らなかったの?」
ミカサ「爆弾を仕掛けるのを/
/見られたくなかったのなら…」
ミカサ「その人は全ての人間を/
/眠らせておく必要があったはず」
ミカサ「そうしなかったのは/
/一体どうしてだと言うの?」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/16(日) 08:10:09.94 ID:kogC3Bqn0
― 発 展 ―
アルミン「僕とアニを眠らせようとしなかった理由はわからないけど…」
アルミン「少なくとも、時限爆弾を仕掛けることが目的だったのは確かだと思うんだ」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/16(日) 08:25:24.50 ID:kogC3Bqn0
ミカサ「なぜそこまで/
/言い切れるの?」
ミカサ「そもそも、時限爆弾を仕掛けるのを/
/見られたくなかったというのなら…」
ミカサ「【こっそり夜中にでもやればいい】」
ミカサ「【わざわざ昼過ぎから夕方の時間帯に眠らせる意味がない】」
ミカサ「そんな事をすれば、かえって不自然で/
/怪しまれるだけ…」
アルミン(…いや、あの時間帯にもちゃんとした意味があったんだ)
アルミン(例の手掛かりを示せばわかってくれるはず…)
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/16(日) 08:35:08.93 ID:kogC3Bqn0
ミカサ「なぜそこまで/
/言い切れるの?」
ミカサ「そもそも、時限爆弾を仕掛けるのを/
/見られたくなかったというのなら…」
ミカサ「【こっそり夜中にでもやればいい】」
ミカサ「【わざわざ昼過ぎから夕方の時間帯に/
/眠らせる意味がない】
その言葉、斬らせてもらう!
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/16(日) 08:45:11.53 ID:kogC3Bqn0
アルミン「いや、あの時間帯にみんなを眠らせたのにも
ちゃんとした意味があったんだよ」
ミカサ「…何の意味があったと言うの?」
ミカサ「仕掛けるのを見られたくなかったというのなら、
こっそり夜中にでもやれば…」
アルミン「そう、その人はこっそり夜中に仕掛けたかったんだ。
だからこそ、あの時間帯に眠らせる必要があったんだよ」
コニー「…?? ど、どういう事だ?」
53 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/06/16(日) 09:00:14.12 ID:kogC3Bqn0
今日はここまで
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 21:10:32.36 ID:mGKMm5QV0
アルミン「特殊ガス発生装置の説明文を思い出して」
アルミン「あそこの睡眠カプセルの項目には、
こんな事が書かれていたんだ」
・ 睡眠カプセル(水色)
深い眠りへと誘う睡眠ガスを発生させます。
効果時間は最低18時間です。
アニ「…効果時間は最低18時間」
アルミン「そう、発生した睡眠ガスには
最低18時間眠らせるっていう効果があったんだよ」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/06/29(土) 21:30:05.40 ID:mGKMm5QV0
コニー「18時間ってどれくらいだ?
そもそも1日が… えーっと…」
アニ「1日は24時間。つまり、1日の4分の3の時間を
眠ってしまうことになる…」
コニー「4分の3… 4分の3?」
ミカサ「…それがどうしたというの。さっきの話とどう繋がって…」
ヒストリア「…あっ、そっか。もしかして…」
ヒストリア「私たちが朝起きるようにしたかったって事…?」
56 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/06/29(土) 21:35:06.22 ID:mGKMm5QV0
今日はここまで
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/03(水) 16:56:28.92 ID:FF1lJlOI0
突然途絶えたが大丈夫か?
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/03(水) 16:58:40.79 ID:FF1lJlOI0
ごめんずっと1ページ目しか確認してなかったから途絶えたかと思った忘れて
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/04(木) 01:59:11.54 ID:nFKTCYG4O
復活も突然だったからセーフ
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/04(木) 18:34:35.41 ID:DcT30YXj0
改めて考えるとssとか未完が普通だし途中いろいろあった中ここまで続けているのは凄い
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/06(土) 10:20:50.72 ID:VHEgKgbu0
アルミン「その通りだよ、ヒストリア」
アルミン「その人は、みんながいつも起きる時間から逆算して
あの時間帯にガスを発生させたんだ」
アルミン「そうすれば、みんなを夜中に確実に眠らせた上で
いつも通りの時間に起こすこともできる…」
アルミン「それこそが… その人の狙いだったんじゃないかな」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/06(土) 10:30:14.96 ID:VHEgKgbu0
ジャン「なるほどな… 気に入らねえ話だが、
確かに筋は通ってやがる」
ミカサ「………………」
コニー「…で、そいつはなんでそこまでして
俺たちを夜中に眠らせたかったんだ?」
アニ「…あんた話聞いてたの?
殺すための下準備をするためって言ってたでしょ」
ヒストリア「殺すための下準備… 時限爆弾の事だよね?」
63 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/06(土) 10:35:03.55 ID:VHEgKgbu0
今日はここまで
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/07(日) 18:45:19.67 ID:bkgK6mmA0
アルミン『殺すための下準備を見られたくなかったから…
そう考えれば辻褄が合うかもしれない』
ミカサ『殺すための下準備…?
何を準備していたというの?』
アルミン『時限爆弾だよ』
ジャン『はあ…?』
ヒストリア「研究開発所から無くなっていた時限爆弾が2つ、
そして、今朝起きた爆発も2回…」
ヒストリア「つまり、その人は私たちを眠らせている間に、
殺すための下準備として2つの時限爆弾を仕掛けた」
ヒストリア「…話をまとめると、そういう事だよね?」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/07(日) 19:00:38.92 ID:bkgK6mmA0
アルミン「うん、そうなるね」
コニー「…?? なんで爆弾が殺すための下準備になるんだ?」
コニー「今回ベルトルトは槍に貫かれて殺されたんだろ?
爆弾はまるっきり関係ないじゃねーか」
アルミン「…確かに、直接の死因とは関係ないかもしれない」
アルミン「だけど、思い出して。1回目の爆発は寄宿舎前で起きて、
僕たちの何人かはその音で現場に駆け付けた」
アルミン「そして、研究開発所前で起きた2回目の爆発…
その後を追うようにして見つけたベルトルトの死体…」
アルミン「…とても偶然とは思えないよ。今回の爆発には、
何かしらの意図があったようにしか思えないんだ」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/07(日) 19:20:12.46 ID:bkgK6mmA0
ミカサ「…確かに、それは同意する。
あの爆発が今回の事件と全くの無関係とは思えない」
コニー「何かしらの意図って何だ?
ただ俺たちに死体を見つけさせたかったんじゃねーのか?」
ヒストリア「うーん、死体を見つけさせるだけなら
他にいくらでも方法があると思うけど…」
ジャン「あの爆発にはそれ相応の深い事情があったって事か…?
全く見当がつかねえが…」
アニ「…それなら、次はその爆発について話し合ってみようか」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/07(日) 19:25:06.60 ID:bkgK6mmA0
― 議 論 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【足跡】
▶【巨大な爆発痕】
【炉の周りの小さな痕】
【剣の切れ味】
68 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/07(日) 19:30:09.81 ID:bkgK6mmA0
今日はここまで
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/07/07(日) 23:39:32.85 ID:kyDVpeeT0
乙
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/09(火) 20:15:17.64 ID:ZR+Fc0o30
アニ「あの2つの爆発は何だったのか…」
アニ「ここで意見を出し合おうか」
コニー「んー、やっぱり…」
コニー「【俺たちに死体を見つけさせたかっただけ】だと思うんだが…」
ジャン「いや、心当たりがある…」
ジャン「今回はベルトルトだけじゃなくて【ライナーも死んじまってる】んだろ?」
ジャン「だったら、【ライナーを殺すためだった】とは考えられないか?」
ミカサ「確かに、ライナーの死体はまだ見つかっていない…」
ミカサ「ジャンの推理はあり得るかもしれない」
アルミン(あの人の発言… 本当にそうだろうか)
アルミン(僕が捜査した内容と明らかに矛盾してるけど…)
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/09(火) 20:20:50.39 ID:ZR+Fc0o30
アニ「あの2つの爆発は何だったのか…」
アニ「ここで意見を出し合おうか」
コニー「んー、やっぱり…」
コニー「【俺たちに死体を見つけさせたかっただけ】だと思うんだが…」
ジャン「いや、心当たりがある…」
ジャン「今回はベルトルトだけじゃなくて【ライナーも死んじまってる】んだろ?」
ジャン「だったら、【ライナーを殺すためだった】
それは違うよ!
72 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/09(火) 20:25:14.16 ID:ZR+Fc0o30
今日はここまで
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/10(水) 18:10:12.75 ID:Yr5Cd2Ze0
アルミン「ちょっと待って。あの爆発で
ライナーが死んだとは考えられないよ」
ジャン「なんでそう言い切れるんだ?」
ジャン「あいつの死体が見つかってないのは、
爆発で身体が四散したからだと考えれば…」
アルミン「もしそうなら、あの爆発痕の周囲には
肉片や血痕が残されているはずだよね?」
アルミン「僕はあの爆発痕を2つとも調べたけど…
そんなものは全然見当たらなかったよ」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/10(水) 18:20:09.46 ID:Yr5Cd2Ze0
ジャン「は、犯人が片付けたんじゃねえのか?
証拠隠滅のために…」
アニ「あの爆発があった後、私たちはすぐにベルトルトの死体を見つけて
捜査を始めたんだ。そんな時間はないよ」
ジャン「………………」
アニ「そもそも、時限爆弾で誰かを殺そうとしてたのなら
1つあれば済む話さ」
アニ「わざわざ2つも爆発させる意味がわからない…
そういう観点から見ても、あれが殺人のために使われたとは考えにくいね」
75 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/10(水) 18:35:20.26 ID:Yr5Cd2Ze0
今日はここまで
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/11(木) 21:00:11.66 ID:suSGGrsR0
アルミン「それだけじゃない… あの爆弾が殺人目的で
使われなかった根拠は他にもあるんだ」
コニー「ま、まだあんのか…?」
ジャン「…聞かせてもらおうじゃねえか」
アルミン(時限爆弾が殺人目的で使われなかった根拠…)
アルミン(それは…)
【足跡】
▶【開発品リスト】
【九つの巨人】
これだ!
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/11(木) 21:35:48.95 ID:suSGGrsR0
アルミン「開発品リストだよ」
ミカサ「………………」
アルミン「あそこには、研究開発所にあった開発品1つ1つの
詳しい説明が記載されているんだけど…」
アルミン「時限爆弾の項目には、こんな内容が書かれていたんだ」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/11(木) 22:05:06.28 ID:suSGGrsR0
A時限爆弾
<概要>
指定した時間に爆発させることができる爆弾です。
AとBの2つのモードがありますので、状況に応じて使い分けて下さい。
<使い方>
(1)モードを選択します。
(2)時間を設定します。
(3)爆発させたい場所に仕掛けます。
<モード選択>
・ Aモード
爆発時に破片を飛ばします。
殺傷能力は高いですが、爆発範囲は狭くなります。
・ Bモード
爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。
79 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/11(木) 22:10:16.63 ID:suSGGrsR0
今日はここまで
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/12(金) 04:33:57.45 ID:4A826/dIO
乙
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/13(土) 15:00:11.21 ID:cVpY7BiU0
コニー「…モード?」
アルミン「そう、この時限爆弾…
実は2つの性能のうちどちらか好きな方を選べるんだ」
ヒストリア「AモードとBモード…
確かに2つとも特徴が違うようだけど…」
ミカサ「…それで、今回使われたのはどちらのモードだと言うの?」
アルミン(今回使われたのは…)
【Aモード】
▶【Bモード】
【どちらも使われていない】
これだ!
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 03:35:06.91 ID:Tt+YHYkK0
アルミン「Bモードだよ」
ヒストリア「Bモードっていうと…」
・ Bモード
爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。
ヒストリア「あっ… 殺傷能力が低い…?」
アルミン「そうなんだ。Aモードよりも殺傷能力は劣るのに、
仕掛けた人はわざわざBモードを選んでる」
アルミン「つまり… 時限爆弾で誰かを殺す意思はなかったって事だよ」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 03:45:27.40 ID:Tt+YHYkK0
ミカサ「…ちょっと待って。どうして使われたのが
Bモードだとわかるの?」
ミカサ「それに、どうしてわざわざ殺傷能力の低い性能を選んだの?
何のために爆発させたの?」
ジャン「…確かにな。使われたのが本当にBモードだとしても、
理由をはっきりさせないと訳のわからない事になるぞ」
アルミン「………………」
アルミン(なぜ時限爆弾を爆発させたのか)
アルミン(誰かを殺す気がなかったのなら、その目的は何か)
アルミン(一度整理してみよう。ここまで得た情報で、
ある程度は見えてくるはずだ…)
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 03:50:20.36 ID:Tt+YHYkK0
― ロ ジ カ ル ダ イ ブ 開 始 ―
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 09:00:10.36 ID:Tt+YHYkK0
QUESTION 01
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
時限爆弾で使用されたモードは?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【Aモード】
▶【Bモード】
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 09:05:26.02 ID:Tt+YHYkK0
QUESTION 02
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その根拠は?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【爆発痕に破片が残っていた】
▶【爆発痕に破片が残っていなかった】
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 09:10:12.14 ID:Tt+YHYkK0
QUESTION 03
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
時限爆弾を爆発させた目的は?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【誰かを殺すこと】
▶【爆発痕を残すこと】
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 09:30:35.69 ID:Tt+YHYkK0
QUESTION 04
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その目的のために利用したのは?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
▶【昨夜の大雨】
【溶鉱炉の熱】
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/14(日) 09:40:08.65 ID:Tt+YHYkK0
DIVE RESULT
<1> 時限爆弾で使用されたモードは? 【Bモード】
<2> その根拠は? 【爆発痕に破片が残っていなかった】
<3> 時限爆弾を爆発させた目的は? 【爆発痕を残すこと】
<4> その目的のために利用したのは? 【昨夜の大雨】
推理は繋がった!
90 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/14(日) 09:45:06.09 ID:Tt+YHYkK0
今日はここまで
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/15(月) 09:10:22.95 ID:OdbHpWRR0
アルミン「まず、Bモードが使われた根拠だけど…
それは爆発現場にあったんだ」
コニー「何か見つかったのか?」
アルミン「逆だよ。何も見つからなかったんだ。
肉片や血痕はおろか… 爆弾の破片すらね」
ヒストリア「破片も…?」
アルミン「通常、爆弾っていうのは自身の破片を周囲に飛ばすことで
標的を殺傷するものなんだ」
アルミン「だから、ああいう爆発現場には少なからず
飛び散った破片が残るはずなんだけど…」
アルミン「…それが1つも見当たらなかった」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/15(月) 16:50:08.43 ID:OdbHpWRR0
ミカサ「破片が1つもなかった…?」
ヒストリア「あっ、ちょっと待って…!」
・ Aモード
爆発時に破片を飛ばします。
殺傷能力は高いですが、爆発範囲は狭くなります。
・ Bモード
爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。
ヒストリア「そっか…! もしAモードを選んでいたのなら、
説明文の通り破片が周囲に飛び散るはずだよね?」
アルミン「そう… それに対してBモードは
破片を細分化して殺傷能力を落としてるんだ」
アルミン「要するに、破片が細かくなりすぎて
現場には残らなかった… そういう事なんじゃないかな」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/15(月) 17:00:09.02 ID:OdbHpWRR0
アニ「そうだね。さっきも言った通り、爆発現場を片付ける
時間はなかっただろうから…」
アニ「破片が全くなかったのなら、Bモードが使われたのは明白だろうね」
ジャン「なるほどな… それならAモードではなくBモードが
使われた根拠としては納得できる」
ミカサ「………………」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/15(月) 17:15:15.75 ID:OdbHpWRR0
ヒストリア「…でも、それならBモードを選んだ理由はどう説明するの?」
ヒストリア「殺人目的で使われなかったのなら、一体何のために…?」
アルミン「実は、その点に関しては完全にはわかってないんだけど…
ある程度予想はできると思うよ」
ジャン「なに…?」
アルミン「理詰めで考えればいいんだ。例えばそう、
Aモードには無くてBモードにあるものは何か…」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/15(月) 17:40:08.44 ID:OdbHpWRR0
・ Aモード
爆発時に破片を飛ばします。
殺傷能力は高いですが、爆発範囲は狭くなります。
・ Bモード
爆発時に破片をミクロの状態まで細分化します。
殺傷能力は低いですが、爆発範囲は広くなります。
ミカサ「…爆発範囲?」
アルミン「その通りだよ。Bモードは殺傷能力が落ちる代わりに、
爆発範囲が広くなるんだ」
アルミン「つまり、Bモードが選ばれた理由は…
爆発範囲を広くしたかったからじゃないかな?」
コニー「はあ…? 何のためにだよ?」
アルミン「まだはっきりとは言えないけど…
こういうのはどう?」
アルミン「出来るだけ大きな爆発痕を残したかった…とか」
96 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/15(月) 18:00:06.14 ID:OdbHpWRR0
今日はここまで
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/18(木) 20:49:25.90 ID:6CmAOrTb0
乙
次回が楽しみ過ぎて夜しか眠れません
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/20(土) 15:30:17.37 ID:t3F9++lI0
ヒストリア「爆発痕を… 残したかった…?」
コニー「…??」
ジャン「い、いやいや… それこそ何のためにだよ?」
アルミン「それは… まだわからない」
ジャン「はあ? お前何言って…」
アルミン「でも、そうとしか考えられないんだ。
それを裏付ける根拠だってある」
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/20(土) 17:25:14.82 ID:t3F9++lI0
ミカサ「…根拠?」
アルミン「雨だよ」
コニー「雨って… 昨日の大雨か?」
アルミン「うん。あの雨のせいで、爆発が起きたときの地面は
かなりぬかるんだ状態だったよね?」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/20(土) 17:50:08.25 ID:t3F9++lI0
アルミン⦅僕は自分の足元を見た⦆
アルミン⦅雨は一晩のうちに上がっていたようだが、
水を吸った地面は足跡をくっきり残すほどぬかるんでいる⦆
アルミン「地面があの状態だったおかげで、爆発痕はより大きく残った…」
アルミン「晴れた状態ならあんなに大きく残らないし、
大雨が降っている最中なら爆発痕が乱されてしまう」
アルミン「爆発痕を大きく残すなら、雨が降り終わった後が
一番最適なんだよ」
アルミン「そんな最適のタイミングで爆発させたってことは…」
アルミン「狙いはやっぱり…
大きな爆発痕を残すことだったんじゃないかと思うんだ」
101 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/20(土) 18:00:19.10 ID:t3F9++lI0
今日はここまで
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