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シンゲキロンパ CHAPTER 03
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102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/21(日) 19:05:05.42 ID:Bsh88lb+0
ミカサ「ちょっと待って。雨が降り終わったタイミングを狙って
爆発させたというけれど…」
ミカサ「雨がいつ降り止むかなんて予測できないはず。
それならその推理は…」
アニ「いや、それができるのさ。雨が降る時間帯を正確に知ることがね」
ミカサ「…どうやって?」
アニ「アルミン、教えてあげえるといい」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/21(日) 19:10:05.71 ID:Bsh88lb+0
アルミン(雨が降る時間帯を正確に知る方法…)
アルミン(それは…)
【研究開発所】
【溶鉱炉】
▶【観測所】
これだ!
104 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/21(日) 20:05:08.69 ID:Bsh88lb+0
今日はここまで
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/31(水) 20:40:19.15 ID:BC95xOco0
アルミン「観測所だよ」
ミカサ「…観測所?」
アルミン「ほら、ユミルの事件の後に開放された建物の1つだよ」
アルミン「その中にある黒板には、1週間分の天気が
書き出されているんだ」
アルミン『天気の予想って…どういう事?』
アニ『そのままの意味さ。大きな黒板に色々書かれていてね。
この日は晴れ、この日は雨って感じで…』
アニ『ちなみに、明日は【晴れ のち 曇り】だったよ』
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/07/31(水) 20:50:11.52 ID:BC95xOco0
ミカサ「…へえ、知らなかった。そんな建物があったなんて」
アルミン「えっ…?」
ヒストリア「あっ、そっか… あの時、ミカサはいなかったんだっけ?」
ライナー『…仕方がない、始めるか』
ヒストリア『え? ミカサはいいの?』
ライナー『このまま待っていても埒が明かないだろう。
こっちも暇じゃないんだからな』
アニ『………………』
ライナー『あいつには後で俺から言っておく。
じゃあ、それぞれ報告していってくれ』
107 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/07/31(水) 21:00:12.19 ID:BC95xOco0
今日はここまで
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/01(木) 02:38:33.81 ID:Fin7NQRFO
乙
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/02(金) 23:30:27.25 ID:CMQMlRRd0
コニー「ライナーのやつ… 後で言っておくとか言っといて
伝えてなかったのかよ」
ヒストリア「仕方ないよ。ライナーがミカサに再会したのは
あの話があったときだから…」
モノクマ『ライナーとベルトルト…!?』
モノクマ『【裏切り者】は1人ではなかったという事ですか!?』
モノクマ『はい。誠に遺憾ながら、我々訓練兵団は
複数名の【裏切り者】の侵入を許してしまっておりました』
モノクマ『そして、何を隠そう、あの2人こそ…』
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/02(金) 23:35:22.55 ID:CMQMlRRd0
モノクマ『超大型巨人と鎧の巨人の正体なのです』
111 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/02(金) 23:50:06.06 ID:CMQMlRRd0
今日はここまで
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 07:40:10.03 ID:V5zYt4Ms0
ジャン「…その話はいい。あいつはもういないんだからな」
アニ「………………」
ジャン「それで? 観測所には1週間分の天気が
書き出されてるって言ったな」
ジャン「…ってことは、見たんだろ?
1週間分の天気がどうなっていたのかを」
アルミン「うん。これだよ」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 07:45:42.54 ID:V5zYt4Ms0
DAY 01 晴れ
DAY 02 晴れ のち 曇り
DAY 03 曇り
DAY 04 晴れ
DAY 05 晴れ
DAY 06 曇り
DAY 07 曇り のち 晴れ
DAY 08 曇り
DAY 09 晴れ
DAY 10 晴れ
DAY 11 晴れ のち 曇り
DAY 12 曇り のち 大雨 時々 雷
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 08:00:15.53 ID:V5zYt4Ms0
アルミン「正確に言えば、黒板に書かれていたのは“予報”だから、
過去の天気は全部消されてしまっていたんだけど…」
アルミン「それとは別に、過去の天気を記録した紙束があったんだ。
今見せてるのがそれだよ」
ヒストリア「…確かに、12日目に『大雨』って書いてあるね」
ヒストリア「つまり、爆弾を仕掛けた人は12日目以前に
大雨が降ることを観測所で確認していた…で合ってるのかな?」
アルミン「うん、まあ… そうなんだけど…」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 08:15:13.24 ID:V5zYt4Ms0
コニー「…ん? どうした?」
アルミン「あ、いや… 何でもないよ」
アニ「………………」
アルミン「話をまとめてみよう」
アルミン「爆弾を仕掛けた人… ここではもう犯人と呼んでしまうね」
アルミン「犯人はまず、観測所で大雨が降る日付を確認した」
アルミン「そして、大雨が降った翌朝… 雨が止んで地面が
一番ぬかるんでいるときに爆発するように時限爆弾を仕掛けた」
アルミン「その目的はおそらく、地面に巨大な爆発痕を残すことだった…」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 08:25:10.12 ID:V5zYt4Ms0
コニー「うーん… 聞けば聞くほど訳がわかんねえぞ」
コニー「犯人はなんでそんな手間をかけてまで
爆発痕を残そうとしたんだ?」
アルミン「さっきも言ったけど… それはまだわからない」
コニー「それがわからないなら話が進まないんじゃねーか…?」
アルミン「………………」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 08:35:04.14 ID:V5zYt4Ms0
ジャン「クソッ、どうなってやがる…」
ジャン「こんだけ議論してるのに、全く前に進んでる感じがしねえ…」
ヒストリア「何だか、どんどん謎が増えていくだけのような
感じがするね…」
モノクマ「うぷぷ… だから言ったでしょ?
今回は『ユミルさんの事件よりも難解』だって…」
ミカサ「…確かに、あれだけ複雑だったユミルの事件でも
ここまで議論すれば怪しい人間は出ていた」
ミカサ「でも今回は… 誰が怪しいのかすらもわからない」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 08:40:42.99 ID:V5zYt4Ms0
アニ「…確かに、このままじゃ何も進まないね」
アルミン「………………」
アニ「だったらここで… 怪しい人間を提示しようか」
ヒストリア「えっ…」
コニー「あ、怪しい人間…? そんなのいるのか?」
アニ「いるよ。1人、気になってる奴がね」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 08:55:15.85 ID:V5zYt4Ms0
アルミン(アニが疑ってる人物って…)
アニ「…思い当たる節があるって顔だね、アルミン」
アルミン「えっ…」
アニ「せっかくだから当ててみてよ」
アニ「私が誰を疑っているのか…」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/03(土) 09:00:20.53 ID:V5zYt4Ms0
― 人 物 を 指 名 し ろ ―
121 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/03(土) 09:05:03.93 ID:V5zYt4Ms0
今日はここまで
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/03(土) 14:42:08.07 ID:IaMklhgbO
誰なんだ!
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/04(日) 00:05:04.74 ID:CDs3Cmz20
【ミカサ・アッカーマン】
【ライナー・ブラウン】
【ベルトルト・フーバー】
【アニ・レオンハート】
【エレン・イェーガー】
▶【ジャン・キルシュタイン】
【コニー・スプリンガー】
【サシャ・ブラウス】
【クリスタ・レンズ】
【アルミン・アルレルト】
【ミーナ・カロライナ】
【ユミル】
これが僕の答えだ!
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/04(日) 00:20:16.16 ID:CDs3Cmz20
アルミン「アニが疑ってるのって… ジャンだよね?」
ジャン「なっ…!?」
アニ「…さすがアルミン、よくわかったね」
コニー「…!?」
ミカサ「…ジャンが?」
ジャン「きゅ… 急に何を言い出しやがる!!
当てつけもいい加減にしろ!」
アニ「当てつけ、ねえ…」
アニ「ジャン… そろそろ白状したらどうなの?」
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/04(日) 00:35:07.96 ID:CDs3Cmz20
― 議 論 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【2本の黒槍】
【足跡】
【剣の切れ味】
【九つの巨人】 ⇒ ▶【九つの巨人の他に見たもの】
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/04(日) 01:00:24.42 ID:CDs3Cmz20
アニ「率直に聞くけど…」
アニ「ジャン… あんた【何か隠してる】でしょ?」
ジャン「…ッ!!」
アニ「ずっと気になってたんだよ」
アニ「捜査でも、この裁判でも…」
アニ「【周りの人間に探りを入れてる】のような態度や視線が…」
ヒストリア「さ、探りを入れてる…?」
コニー「…? こいつの様子がおかしかったのは【例の本を見つけたから】だろ?」
コニー「それとも、まだ何かあるっていうのか?」
ジャン「し、知らねえよ!」
ジャン「【俺は何も隠してねえ!】」
アルミン(確かに、ジャンの様子はどこか変だった)
アルミン(コニーが言うように、その原因が
あの本だけじゃなかったとしたら…)
アルミン(…ここは少しカマをかけてみよう)
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/04(日) 01:05:06.46 ID:CDs3Cmz20
アニ「率直に聞くけど…」
アニ「ジャン… あんた【何か隠してる】でしょ?」
ジャン「…ッ!!」
アニ「ずっと気になってたんだよ」
アニ「捜査でも、この裁判でも…」
アニ「【周りの人間に探りを入れてる】のような態度や視線が…」
ヒストリア「さ、探りを入れてる…?」
コニー「…? こいつの様子がおかしかったのは【例の本を見つけたから】だろ?」
コニー「それとも、まだ何かあるっていうのか?」
ジャン「し、知らねえよ!」
ジャン「【俺は何も隠してねえ!】
この嘘を真実に!
128 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/04(日) 01:10:15.40 ID:CDs3Cmz20
今日はここまで
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/11(日) 17:30:52.43 ID:pKpyDKSF0
アルミン「ジャン… もうやめようよ」
ジャン「ああ!?」
アルミン「アニの言う通り… ジャンには隠してる事があるよね?」
ジャン「て、てめえまで何言ってやがる!
俺が何を隠してるっていうんだよ!」
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/11(日) 17:40:17.12 ID:pKpyDKSF0
アルミン「………………」
ジャン「な、何だよ…!?」
アルミン「ジャン、僕見たんだ」
アルミン『ジャンはここで何をやってたの?』
ジャン『な、何って… 本だよ、本!
ここにはそれ以外ないだろ!』
アルミン『本…』
アルミン「書庫で君に声をかけたとき…
慌てて何かを隠してたよね?」
ジャン「…!!」
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/11(日) 17:45:11.31 ID:pKpyDKSF0
アルミン(…嘘だ)
アルミン(僕が見たのは本を読んでいたジャンの姿だけ…
ジャンが何かを隠していたところは見ていない)
アルミン「………………」
アルミン(だけど、ジャンの様子がおかしくなったのは
施設内を探索している時からだった…)
アルミン(僕の記憶の限りでは… あの時、
ジャンは書庫以外には行っていなかったはずだ)
ジャン『えっと、オレが調べてきた場所についてだったな…』
ジャン『オレは…書庫に行ってきた』
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/11(日) 17:50:45.45 ID:pKpyDKSF0
アルミン(だから、ジャンがおかしくなった理由が
あの本以外にもあるとしたら…)
アルミン(それはやっぱり、あの書庫にあるはず…!)
ジャン「…っ!!」
アルミン(さあ、どう出る!?)
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/11(日) 18:00:05.59 ID:pKpyDKSF0
ジャン「…………くそっ」
ジャン「そこまで見られてたのなら… もう隠し通せねえな」
アルミン「…!」
コニー「なっ…!? じゃ、じゃあ、まさかお前が…!?」
ジャン「勘違いすんな。オレは犯人じゃねえし、隠してたのも
今回の事件とは関係のない事だ」
アニ「…関係のない事?」
ジャン「そうさ。関係はないが… 極めて重要な事だ」
134 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/11(日) 18:05:17.79 ID:pKpyDKSF0
今日はここまで
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/12(月) 02:24:32.70 ID:7PGvL23bO
かまかけ名人アルミン
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/12(月) 07:10:15.98 ID:ezmtjdyu0
コニー「な、何だよ、その重要な事って…」
ジャン「…いいぜ。そこまで気になるなら教えてやる」
ミカサ「………………」
ジャン「オレが捜査のときに見つけたのは例の本だけじゃねえ…」
ジャン「そこに挟んであったんだよ。この紙が…」
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/12(月) 07:15:15.83 ID:ezmtjdyu0
訓 練 兵 の 中 に 6 体 の 巨 人 が い る
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/12(月) 07:20:06.77 ID:ezmtjdyu0
コニー「…!?」
ヒストリア「な、何… これ…?」
ジャン「見ての通りだ」
ジャン「この紙にはこう書かれてある。
『訓練兵の中に6体の巨人がいる』ってな」
ジャン「挟んであったのはそう… ちょうどこのページだ」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/12(月) 07:45:05.14 ID:ezmtjdyu0
@ 始祖の巨人
全ての巨人の頂点に立つ存在。
魂を分けた後も、その大元は代々王家に継承されていた。
エルディア帝国壊滅後は、フリッツ王と共にパラディ島へと逃れている。
A 女型の巨人
汎用性に優れた巨人。
高い機動力と持続力に加え、硬質化能力も併せ持つ。
範囲は狭いが『無垢の巨人』を呼び寄せることができる。
B 鎧の巨人
硬質化に特化した巨人。
全身を覆う皮膚は常に硬質化しており、盾としての機能を果たす。
その硬さを利用した突進攻撃も破壊力に優れる。
C 顎の巨人
強襲型の巨人。
小ぶりな分、『九つの巨人』の中でも素早さはトップクラスである。
強力な爪と顎で大抵の物は砕くことができる。
D 獣の巨人
濃い体毛に覆われた大型の巨人。
これといった特性のない巨人だったが、ジーク・イェーガーの継承によって
驚異的な能力を開花させる。詳細は次章にて述べる。
E 車力の巨人
四足歩行型の巨人。
並外れた持続力をもち、長期間の巨人化を可能とする。
用途に合わせた兵装が可能で、軍事作戦の幅を大きく広げることができる。
F 超大型巨人
60m級の超大型巨人。
その巨体ゆえに動きは遅いが、桁違いの破壊力を有する。
全身から発する高温の蒸気は攻撃、牽制、目眩ましなど汎用性が高い。
G 戦槌の巨人
マーレの英雄へーロスと共にエルディア帝国を滅ぼしたとされる
タイバー家の有する巨人。その詳細は謎に包まれている。
140 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/12(月) 07:50:07.78 ID:ezmtjdyu0
今日はここまで
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/13(火) 12:29:39.31 ID:/dj4MLLz0
乙
エレン→始祖・進撃・戦鎚
アニ→雌型
ベルトルト→超大型
ライナー→鎧
ユミル→顎
ではないのか
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/15(木) 01:13:33.17 ID:eVEwc3q20
>>141
超大型はアルミンだろ
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 11:20:24.63 ID:GpiAFSOm0
ジャン「つまり… これを書いたヤツはこう言いたいんだろうよ」
ジャン「『ライナーやベルトルトのような【裏切り者】が
まだオレ達の中に紛れ込んでる』ってなぁ!!」
ヒストリア「…!!」
ジャン「鎧と超大型があの2人だったとして…
同じような人間があと4人もいる事になるんだよ!」
ジャン「もちろん、今までの事件で死んだ
エレン、ミーナ、ユミル、サシャ全員がそうだった可能性もあるが…」
ジャン「まだこの中にいる可能性の方が圧倒的に高い…!」
ミカサ「………………」
ジャン「オレはこの紙の存在を隠して
本の内容だけをお前らに明かした」
ジャン「お前らの反応を見て…
誰が残りの【裏切り者】かを見極めるために…!!」
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 16:30:07.81 ID:GpiAFSOm0
コニー「お、おい! いくら何でも飛躍しすぎだろ!」
ヒストリア「そ、そうだよ! ライナーやベルトルトの事だって
まだ決まったわけじゃ…」
ジャン「本当にそう思ってんのか!?」
ヒストリア「…っ!?」
ジャン「あそこに書かれているのは全部デタラメだって…
本心からそう思ってんのかよ!?」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 18:00:13.58 ID:GpiAFSOm0
ジャン「突拍子もねえ話だってことはわかってんだ! でもよ…」
ジャン『何故かはわからねえ… でもよ…』
ジャン『オレの中の“何か”がずっと訴えかけてくるんだよ!
あいつらはオレたちの…人類の敵だってな!』
ジャン「前に言った通り… オレの中の“何か”が
それを真実だと言って疑わねえんだよ!」
ジャン「お前らだってそうなんじゃねえのか!?
こんな風に感じてるのはオレだけじゃねえだろ!?」
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 18:10:04.63 ID:GpiAFSOm0
ヒストリア「そ、それは…」
コニー「…っ!!」
アニ「…ジャン、あんたやっぱりどうかしてるよ」
ジャン「ああ!?」
アルミン「ちょ、ちょっと待ってよ! みんな落ち着い…」
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 18:15:22.87 ID:GpiAFSOm0
アルミン「うぐっ…!?」
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 18:20:05.53 ID:GpiAFSOm0
ライナー『おい… 何をする気だ!?』
ベルトルト『やめろ!!』
???『ごめん… でも…』
???『もう耐えられない…』
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 18:30:31.41 ID:GpiAFSOm0
アルミン(…っ!?)
ジャン「いい加減に認めたらどうだ!?
自分の心に素直になれよ!」
ジャン「それともとぼけてるだけか!?
【裏切り者】の残党がよォ!!」
コニー「ち、違う! 俺は【裏切り者】なんかじゃねえ!」
ヒストリア「私だって違うよ! もういい加減にして!」
アルミン(まずい… これじゃ議論どころじゃない)
アルミン(先にこの場を何とかしないと…)
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/16(金) 18:40:08.55 ID:GpiAFSOm0
― パ ニ ッ ク 議 論 開 始 ―
【モノクマファイル 3】
【足跡】
【溶鉱炉の安全対策】
【剣の切れ味】
▶【九つの巨人】
151 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/16(金) 19:05:05.09 ID:GpiAFSOm0
今日はここまで
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/17(土) 00:10:36.54 ID:yDYcbfNO0
アニ「…ジャン、あんたは一体何がしたいの?」
コニー「俺は何も知らねえんだ! 信じてくれ!」
アニ「今はベルトルトを殺した奴を探してるんだよ」
ミカサ「…誰もコニーの事は疑ってない」
アニ「【裏切り者】の正体はここでは重要じゃない」
ヒストリア「いや、でも言われてみれば…」
ジャン「そんなのわかんねえだろうが!!」
ヒストリア「心当たりがないわけじゃ…ないかも」
ジャン「ベルトルトの死体には槍が刺さってただろ!?」
コニー「はあ!? お前まで俺を疑ってんのか!?」
ジャン「アルミンが持ち上げてたが… 相当な重さだったらしいじゃねえか!」
ヒストリア「あっ… い、いや、そうじゃなくて…」
ジャン「あれは人間が扱える凶器じゃねえ…」
ミカサ「そうじゃなくて… 何?」
ジャン「どう考えても【巨人の力を持った人間の犯行】だろうが!」
ヒストリア「えっと… ううん、何でもない」
アニ「…話にならない。滅茶苦茶だよ」
アルミン(…まずはこの場を正常に戻そう)
アルミン(集中して聞けば、突破口が見つかるはず…)
153 :
りゅうくん
◆GaijiYAdxjSs
[りゅうくん ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/17(土) 00:10:52.53 ID:fBF8/kVz0
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154 :
りゅうくん
◆GaijiYAdxjSs
[りゅうくん ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/17(土) 00:12:49.15 ID:fBF8/kVz0
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155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 00:15:12.74 ID:yDYcbfNO0
アニ「…ジャン、あんたは一体何がしたいの?」
コニー「俺は何も知らねえんだ! 信じてくれ!」
アニ「今はベルトルトを殺した奴を探してるんだよ」
ミカサ「…誰もコニーの事は疑ってない」
アニ「【裏切り者】の正体はここでは重要じゃない」
ヒストリア「いや、でも言われてみれば…」
ジャン「そんなのわかんねえだろうが!!」
ヒストリア「心当たりがないわけじゃ…ないかも」
ジャン「ベルトルトの死体には槍が刺さってただろ!?」
コニー「はあ!? お前まで俺を疑ってんのか!?」
ジャン「アルミンが持ち上げてたが… 相当な重さだったらしいじゃねえか!」
ヒストリア「あっ… い、いや、そうじゃなくて…」
ジャン「あれは人間が扱える凶器じゃねえ…」
ミカサ「そうじゃなくて… 何?」
ジャン「どう考えても【巨人の力を持った人間の犯行】
聞こえた!
156 :
りゅうくん
◆GaijiYAdxjSs
[りゅうくん ◆GaijiYAdxjSs]:2019/08/17(土) 00:15:51.41 ID:s3evLXws0
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157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 00:20:07.63 ID:yDYcbfNO0
アルミン「ちょっと待って! それは考えられないよ!」
ジャン「ああ…!?」
アルミン「確かに、ベルトルトに刺さっていた槍は
尋常な重さじゃなかった…」
アルミン『な、何だこれ… 重っ…!』
アルミン⦅精一杯力を入れても、その槍はびくともしなかった⦆
アルミン⦅床に突き刺さってはいるようだけど、それにしても…⦆
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 00:25:08.09 ID:yDYcbfNO0
アルミン「だけど、それが巨人の力を持った人間の犯行だなんて…
推理として成り立ってない!」
ジャン「何だと…!?」
アルミン「例の本によると、巨人の力を持つ人間が可能なのは
巨人化と欠損部位の再生だけだ!」
アルミン「あの槍を扱えるような怪力が出せるなんて
どこにも書いてない!」
アルミン「本をじっくり読んだ君なら知ってるはずだろっ!」
ジャン「…っ」
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 00:30:12.56 ID:yDYcbfNO0
アルミン「ジャン… 頼むから冷静になってよ」
アルミン「アニの言う通り、今僕たちが見つけなきゃいけないのは
【裏切り者】じゃなくてクロなんだ」
アルミン「僕たちの仲間を殺した… 殺人犯なんだよ」
ミカサ「………………」
アルミン「今ここで正解を外せば、何もかも終わりなんだ」
アルミン「だから…」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 00:35:16.41 ID:yDYcbfNO0
アルミン「………………」
アルミン(…待てよ?)
コニー「…?」
ヒストリア「…アルミン?」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 00:50:08.69 ID:yDYcbfNO0
アルミン⦅槍は宙に浮いた頭部と胴体を貫いている…⦆
アルミン⦅特に頭部は、その形を綺麗に保ったまま貫かれている⦆
アルミン⦅かなりの強い勢いじゃないと、こうはならないはずだ⦆
アルミン(あの槍は重いだけじゃない…
相当な勢いで遺体を貫いていた)
アルミン(大重量で高スピード…
とても現実的とは思えない)
アルミン(とても現実的とは…)
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 00:55:21.91 ID:yDYcbfNO0
アルミン「………………」
アニ「アルミン?」
アルミン(まさか…)
アルミン(まさか、あの槍って…)
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 01:05:25.27 ID:yDYcbfNO0
― 閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始 ―
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 01:10:14.43 ID:yDYcbfNO0
の り ル グ ニ や グ ン
グ り グ ン の り や ニ
グ ン グ ル ニ り や の
グ ン グ ニ ル の や り
そうか わかったぞ!
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 01:15:18.83 ID:yDYcbfNO0
アルミン「そうか! グングニルの槍だ!!」
コニー「…は?」
アルミン「ベルトルト殺しの凶器だよ!
あれはグングニルの槍だったんだ!」
ジャン「い、いきなり何だよ… グングニルの槍…?」
ヒストリア「ベルトルト殺しの凶器って…
ベルトルトの死体に刺さってた2本の槍のこと?」
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 01:25:26.38 ID:yDYcbfNO0
アルミン⦅最初に目がいったのは、頭部と胴体を貫く黒い槍だった⦆
アルミン⦅宙に浮いた体の急所を貫く2本の凶器…⦆
アルミン「そう… ベルトルトはあの2本の槍で殺されたんだ」
アルミン「モノクマファイルには書いてなかったけど、それは明白だった。
あの槍こそが… グングニルの槍だったんだよ」
ミカサ「さっきから言ってるその… グングニルの槍というのは何?
何か心当たりがあるの?」
コニー「あれ? ていうかその名前、どっかで聞いたような気が…」
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 01:30:21.42 ID:yDYcbfNO0
アルミン「心当たりはあるよ。僕たち全員にね」
ミカサ「…え?」
アルミン「それについて説明する前に…
ここで犯人を名指ししようと思う」
アニ「…!!」
ジャン「なっ… は、犯人って…!?」
アルミン「ベルトルトを殺した犯人だよ。
やっとわかったんだ。その正体が」
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 01:40:09.98 ID:yDYcbfNO0
アルミン(そう… あの凶器の正体が判明したことで、
自動的に犯人も明らかになる)
アルミン(思いもよらない犯人が…)
アルミン「………………」
アルミン(この事件の大きな謎の1つ… ベルトルト殺しの犯人)
アルミン(その正体は…)
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 01:45:10.88 ID:yDYcbfNO0
― 人 物 を 指 名 し ろ ―
170 :
◆qbWu2o7Q.Y
[sage]:2019/08/17(土) 01:50:05.51 ID:yDYcbfNO0
今日はここまで
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/17(土) 07:25:40.45 ID:ReyiHsk9O
ドキドキ
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 05:45:05.84 ID:79UWbKDL0
【ミカサ・アッカーマン】
【ライナー・ブラウン】
【ベルトルト・フーバー】
【アニ・レオンハート】
【エレン・イェーガー】
【ジャン・キルシュタイン】
【コニー・スプリンガー】
【サシャ・ブラウス】
【クリスタ・レンズ】
【アルミン・アルレルト】
【ミーナ・カロライナ】
【ユミル】
▶【モノクマ】
これが僕の答えだ!
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 05:50:04.60 ID:79UWbKDL0
アルミン「モノクマ… お前だろ」
モノクマ「………………」
モノクマ「…は?」
アルミン「ベルトルトを串刺しにして殺したのは…
お前なんだろ?」
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 06:00:07.90 ID:79UWbKDL0
ジャン「なっ…!?」
ミカサ「…!!」
モノクマ「…えーっと、それ、本気で言ってるの?」
アルミン「本気だよ。ベルトルトをあんな風に殺せるのは
お前以外に考えられない」
コニー「…!?」
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 06:05:19.15 ID:79UWbKDL0
ヒストリア「い、いや… ちょっと待って!」
ヒストリア「そんな事ってあり得るの!?
モノクマがコロシアイに参加するなんて…」
アルミン「…その件に関しては、後で説明するよ」
アルミン「まずは、モノクマが犯人だという最大の根拠…
凶器の正体について話をしようか」
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 06:10:29.34 ID:79UWbKDL0
アニ「…さっき話に出てきた、グングニルの槍だね?」
アルミン「うん。みんな、あの槍に見覚えはないかな?」
ヒストリア「えっ…?」
アルミン「もしくは、グングニルの槍という言葉に
聞き覚えはないかな?」
アルミン「僕らは前に一度、それを目にしているんだけど…」
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 06:20:05.55 ID:79UWbKDL0
モノクマ『召喚魔法を発動する!
出でよ!グングニルの槍ッ!!』
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 06:25:43.64 ID:79UWbKDL0
ミカサ「…まさか」
ミカサ「この訓練生活が始まって、一番最初の…」
モノクマ『…よし、決めた』
サシャ『…?』
モノクマ『今回の見せしめは…“オマエ”だーっ!!』
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/18(日) 06:40:10.21 ID:79UWbKDL0
コニー「あーっ!! 思い出したぞ!」
コニー「あれだよな!? 最初に俺たちが会ったとき、
モノクマがサシャの芋を串刺しにしたやつ!」
アルミン⦅まるで時が止まったようだった⦆
アルミン⦅モノクマの合図とともに、どこからともなく槍が飛来し…⦆
アルミン⦅寸分の狂いもなく、“それ”のど真ん中を貫いたのだ⦆
180 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/18(日) 06:45:24.69 ID:79UWbKDL0
今日はここまで
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/18(日) 15:56:26.24 ID:1fNB36MTO
乙
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/20(火) 22:45:07.45 ID:Z2PqhrpD0
アルミン「そうだよ。ベルトルトに刺さっていたのは
あの時と同じ槍だ」
アルミン「実際に僕たちは、モノクマがあの槍を操るのを見てる」
アルミン「あの槍… グングニルの槍を扱えるのは、
モノクマしかいない」
モノクマ「………………」
ジャン「マ、マジかよ…!?」
ジャン「それじゃあ、本当にモノクマが…!?」
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/20(火) 22:55:05.64 ID:Z2PqhrpD0
モノクマ「…色々と言いたいことはあるんだけどさ」
モノクマ「まず、どうしてあの死体に刺さってた槍が
グングニルの槍と同一だって言えるの?」
モノクマ「見間違いなんじゃない?
それとも、何か証拠でもあるの?」
アルミン「…証拠はない。サシャの芋を貫いた槍は
すでに無くなってるから」
モノクマ「そうだよねぇ? 比べるものが無い以上、
それらが同じだなんて言い切れないよねぇ?」
184 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/20(火) 23:00:06.20 ID:Z2PqhrpD0
今日はここまで
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/21(水) 09:47:24.03 ID:I2utvMCF0
乙です
話の続きが気になっているので短めでも更新してくれている作者は素晴らしいです
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/22(木) 21:15:28.74 ID:b4FwQtAD0
モノクマ「それにさ、ここが一番重要な部分だと思うんだけど…」
モノクマ「ボクがコロシアイに参加するなんて、まず無いからね?」
アルミン「………………」
モノクマ「オマエラとは一回、そういう話もしたよね?」
ジャン『んなもん全部…テメーの仕業だろ、モノクマ』
モノクマ『ボクはそんな事しないよっ! それだけは信じてっ!!』
モノクマ『規則違反をされない限りは、
ボクは自ら手を下したりしません』
モノクマ『この訓練兵生活の趣旨に反するような事は
決してしませんッ!』
モノクマ『ボクって、クマ1倍ルールにはうるさいって
サファリパークでも有名だったんだから!!』
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/22(木) 21:30:12.23 ID:b4FwQtAD0
モノクマ「だからさ、その主張には無理があるんだよ。
ボクは…」
アルミン「いや、無理なんかないよ」
モノクマ「…は?」
アルミン「確かに、お前はこの訓練生活の趣旨に
反する事は絶対にしない」
アルミン「…その事は、僕も何となくわかる」
アニ『信じるしかないでしょ』
アニ『確かにそいつは信用に値しないクズだけど、
【自分が作り出したルールには異様なこだわりがある】ようだし…』
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/22(木) 21:35:16.76 ID:b4FwQtAD0
アルミン「でも…」
アルミン「だからこそ、お前は…
ベルトルトを殺さざるを得なかったんだ」
ヒストリア「えっ…? ど、どういう事?」
アルミン(モノクマがベルトルトを殺した理由…)
アルミン(それは…)
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/22(木) 21:40:10.41 ID:b4FwQtAD0
― 閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始 ―
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/22(木) 21:45:35.99 ID:b4FwQtAD0
し き お お
お き し お
お き お し
お し お き
そうか わかったぞ!
191 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/22(木) 21:50:12.56 ID:b4FwQtAD0
今日はここまで
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/25(日) 13:00:04.21 ID:uaW9aKff0
アルミン「おしおきだよ」
コニー「お… おしおき…?」
アルミン「さっきモノクマが自分で言っていたじゃないか」
モノクマ『規則違反をされない限りは、
ボクは自ら手を下したりしません』
アルミン「あの言葉を言い換えれば、規則違反をされれば
モノクマが自ら手を下すということ…」
アルミン「要するに、ベルトルトは…
規則違反を犯して殺されたんだ」
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/25(日) 13:10:08.45 ID:uaW9aKff0
ヒストリア「規則違反…!? ベルトルトが!?」
モノクマ「………………」
ミカサ「…ちょっと待って」
ミカサ「もし、本当にそうなら…
一体どのルールに違反したというの?」
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/25(日) 13:15:47.13 ID:uaW9aKff0
アルミン(…そう、問題はそこだ)
アルミン(ベルトルトが違反した規則、それは…)
【1番目の項目】
【2番目の項目】
▶【3番目の項目】
【4番目の項目】
【5番目の項目】
【6番目の項目】
【7番目の項目】
【8番目の項目】
【9番目の項目】
【10番目の項目】
【11番目の項目】
【12番目の項目】
【13番目の項目】
【14番目の項目】
【15番目の項目】
これだ!
195 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/25(日) 13:25:15.51 ID:uaW9aKff0
今日はここまで
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/25(日) 14:13:06.60 ID:oIHMnrYbO
乙
3番目は指定された部屋以外での就寝か
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/25(日) 17:49:40.99 ID:uaW9aKff0
― 閃 き ア ナ グ ラ ム 開 始 ―
198 :
◆qbWu2o7Q.Y
[saga]:2019/08/25(日) 17:50:52.63 ID:uaW9aKff0
>>197
すみません、ミスです
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/08/26(月) 02:50:19.92 ID:veEgyHfw0
何この不人気キャラしかいないSS
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/26(月) 18:00:09.56 ID:c5r5rihB0
アルミン「兵団規則の3番目の項目だよ」
コニー「3番目っていうと…」
3 就寝は寄宿舎に設けられた個室でのみ可能です。
他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。
コニー「これか…って、居眠り!?」
アルミン「そう、ベルトルトはあの場所で眠ってしまった。
だから規則違反とみなされたんだよ」
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/08/26(月) 18:50:06.80 ID:c5r5rihB0
ミカサ「…どうしてその規則を破ったとわかるの?」
アルミン「消去法だよ」
アルミン「まず、ルール違反に関係のない1番と4番を消す」
1 訓練兵達はこの施設内だけで共同生活を行いましょう。
共同生活の期限はありません。
4 この施設について調べるのは自由です。
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