他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【イナズマイレブンGO】天馬「記憶を失った世界で...」【安価】
Check
Tweet
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 19:42:51.63 ID:cSRw/v+Y0
九坂「ハァ、ハァ、」
好葉「ゼェ、ゼェ...」
皆帆「・・・はあっ!はあっ!」
さくら「・・・・」トボトボ
皆だんだん動きが鈍くなってる。集中力も体力もそろそろ限界か・・・
龍崎「ハァ、ハァ・・・・」
成田「くっ!」
大滝「ふぅ、ふぅ、」
だけどそれは帝国学園も同じ!こうなったら俺が切り込む!
天馬「拓人!一気に攻めよう!」
神童「!」
【神のタクト】
角間王将『おっと神童、ここで神のタクトを発動させた!稲妻高校勝負に出ました!』
神童「九坂!剣城!」ポーン!
九坂「おらっ!」ポーン!
剣城「ッ!」
角間王将『ボールは一気に前線の剣城へと渡った!』
龍崎「行かせるか!」
剣城「ッ、松風!」
龍崎「しまった!」
天馬「っ!」ポスッ
角間王将『剣城ナイスパス!一瞬フリーになった松風にボールを繋いだぞ!』
ドンピシャ!最高のタイミングだ!これなら決められる!
拓人が、剣城が・・・・皆がくれたチャンス!逃さない!
天馬「うおおおおおおおおっ!!!!」
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 19:44:59.88 ID:cSRw/v+Y0
天馬「うおおおおお!!マッハ・・・」
御門「させるかああああっ!!」ズザー!
天馬「・・・・・えっ?」ドサッ
一瞬何が起きたのかわからなかった。
ただ、気付いたら後ろから激痛が・・・・
天馬「〜〜ッ!!」ズキン!
角間王将『フォワードから戻ってきた御門、後ろから強引にスライディングを掛けました!』
さくら「キャプテン!?」
審判「・・・・」
角間王将『しかし審判の笛は鳴りません!』
九坂「おい審判!いい加減にしろよ!今のどう見てもファウルだろ!」
審判「・・・・・」
九坂「チッ、・・・くそが!」ダッダッダ!
角間王将『九坂!すぐさま御門を追うが疲れからか距離が縮まりません!』
九坂(くそ!こんなところで・・・)
ヒュウウウウン!
好葉「!?」
皆帆「あっ!?」
角間王将『自陣から一気に掛け上がった御門、皆帆と森村をかわしてキーパーと一対一に!!』
御門「これで終わりだ!皇帝ペンギン7!」
ギュウウウウン!
井吹(くそ!ここで決められたら、何もかも終わる!終わらせて、たまるかああああっ!!)
剣城「・・・」
ギュルルルルルルン!
「「「「!?」」」」
角間王将『と、止めたああああああああ!!なんと剣城が片足で止めました!帝国学園のFWがゴール前まで戻ったように、稲妻高校のFWもゴールまで戻っていた!』
剣城「・・・さっきのスライディング、やりすぎじゃないのか?」
御門「審判は止めなかった。ならルール上は問題ない!」
剣城「ッ!本気で言ってるのか!?」
好葉「
>>227
」
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 19:52:47.57 ID:Y4GYUynSo
流石にさっきのは酷いと思います
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 20:05:27.72 ID:cSRw/v+Y0
好葉「流石にさっきのは酷いと思います」
御門「黙れ!お前達に何がわかる!帝国学園は名門中の名門!帝国に敗北はあってはならないんだ!」
皆帆「さっきのスライディング、倒れ方によっては頭を強く打って大事になる可能性もあったんだよ?」
御門「何も起こってないんだ!ならば問題はない!」
剣城「・・・・お前に本物のサッカーを教えてやる。よく見ていろ三流」チョン...
ギュウウウウン!
角間王将『剣城ドリブルで攻め上がっていく!』
佐々鬼「なんだと!?」
五木「速い!」
飛鳥寺「何故こいつはこの終盤でここまで動けるんだ!?」
真名部「剣城君は後半の途中までほとんど動いてませんでしたからね。体力もまだ90%以上は残ってますよ」
角間王将『剣城一気に最終ラインまで上がってきた!』
龍崎「ここで止める!」
「「サルガッソー!」」
角間王将『だが帝国のディフェンスもまだ生きている!サルガッソーが発動されたぞ!』
剣城「・・・・・」スッ
ゲシッ!
「「「「!」」」」
剣城「デスソード」
ギュウウウウウウンンッ!!
「「!?」」ヒュウウウウン!
角間王将『剣城の必殺シュートがサルガッソーを潜り抜けた!』
雅野「パワースパイク!うおおおおおおお!!!!」
ジジジ...パキパキパキ......!!
雅野「!?」
パリーン!!
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 20:09:33.32 ID:cSRw/v+Y0
審判「ピッ、ピッ、ピー!」
角間王将『ここで試合終了のホイッスル!稲妻高校、3戦連続で1-0の勝利です!』
準々決勝は1-0で俺達が勝利した。
決勝点は、剣城だ・・・
剣城「・・・・・」
天馬「えっと、さっきはありがとう」
剣城「・・・足の具合は?」
天馬「え?うん。特になんともないよ」
さくら「
>>230
」
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 20:12:57.70 ID:xtVkiWVq0
急にどうしたの剣城君?(もしかして記憶が)
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 20:17:53.18 ID:cSRw/v+Y0
さくら「急にどうしたの剣城君?(もしかして記憶が)」
剣城「・・・・ちょっとそういう気分になっただけだ」
円堂「凄いじゃないか剣城!いいシュートだったぜ!」
剣城「どうも」スタスタ
一言二言話してくれたけど、それでもすぐに帰っていくのは変わらなかった。
鬼道「
>>232
」
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 20:22:30.90 ID:xtVkiWVq0
完敗だよ円堂
良い試合だった
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 20:28:48.55 ID:cSRw/v+Y0
鬼道「完敗だよ円堂。良い試合だった」
円堂「いや、頑張ったのは選手だよ。前半は策で負けてたし、後半に至っては選手に丸投げで作戦もあったもんじゃなかったしな」
鬼道「だがそれほどまでに信頼できる選手を育てたのだろう?凄いよお前は・・・」
円堂「いやー、あはは」
鬼道「それと、松風君だったかな?」
天馬「あ、はい!」
鬼道「先程はウチの選手がすまなかった」ペコリ
御門「・・・正直、やり過ぎた」
天馬「顔あげて下さい!もう気にしてませんから!」
鬼道「だが・・・」
天馬「だったらこうしましょう!次からはもう危険なプレーは極力やらないってことで!」
鬼道「・・・・・・ありがとう」
天馬「いえいえ!」ニッコリ
円堂「・・・また戦える日が来るといいな」
鬼道「ああ」
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 20:35:59.95 ID:cSRw/v+Y0
〜準決勝の日、控え室〜
【稲妻高校フォーメーション】
FW・・・・座名九郎、瞬木
MF・・・・・・・天馬
MF・・・九坂・・・・・・さくら
MF・・・・・・・神童
DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角
GK・・・・・・・井吹
ベンチ・・・信助
円堂「そうですか・・・・わかりました」ピッ!
天馬「監督、剣城は!?」
円堂「もう既に家を出てるそうだ」
天馬「そんな・・・それじゃあなんで会場に居ないんだよ」
瞬木「勝てる気がしなくなったから逃げたんじゃねーの?」
井吹「あいつに限ってそんな腑抜けたことするかよ!」
瞬木「現実を見ろよ。剣城は会場にすら来ていないんだぞ」
信助「ただの寝坊とか?」
皆帆「いや、それなら家を出る前に連絡を入れれば済む話だ。本人に連絡すら着かない理由にはならない筈だよ」
鉄角「
>>235
」
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 20:37:34.04 ID:LN5i/3Le0
まさか事故に遭ったとかじゃねえだろうな
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 20:43:48.14 ID:cSRw/v+Y0
鉄角「まさか事故に遭ったとかじゃねえだろうな」
さくら「縁起でもないこと言わないでよ!」
皆帆「だけど可能性は十分有りそうだよ。ここまで音沙汰がないんならそれも覚悟した方がいい」
好葉「そ、そんな・・・・」
円堂「・・・今は、剣城の無事を信じよう」
神童「監督・・・・・わかりました」
円堂「それじゃミーティングを始める。今日の対戦相手だが・・・」
相手は何処のチーム?安価下
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 20:45:56.77 ID:BP0r3+2+0
アフロディ率いる元ゼウスイレブン
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:01:39.31 ID:cSRw/v+Y0
稲妻高校対復活のゼウス
【新生ゼウスイレブン】
FW・・・・・・・・・デメテル
MF・・・アルテミス、アフロディ、アテナ
MF・・・・・・・・ヘルメス、ヘラ
DF・・・アポロン、アレス、ディオ、ヘパイス
GK・・・・・・・・・ポセイドン
円堂「世宇子ってチーム名は学校の許可が必要になるみたいだからゼウスイレブンってチームで登録しているが、相手は10年前俺達が戦った世宇子中そのものだ!フォーメーションだけ!」
天馬「
>>239
」
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/05/22(水) 21:04:22.89 ID:Z4od2ck90
皆さん、現役なんですか?
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:11:44.54 ID:cSRw/v+Y0
天馬「皆さん、現役なんですか?」
円堂「いや、確かプロは誰も居なかった筈。アフロディすら今何してるのかわかんなかったし」
天馬「わからないって・・・」
円堂「いや本当に何も知らなかったんだよ。まあそんなこといいじゃねーか」
天馬「・・・そう、ですね!」
円堂「
>>241
」
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 21:14:23.41 ID:LN5i/3Le0
じゃあ俺はあいさつしてくるよ
おーいアフロディ〜!久しぶりだな!
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:22:59.32 ID:cSRw/v+Y0
円堂「じゃあ俺はあいさつしてくるよ。おーいアフロディ〜!久しぶりだな!」
アフロディ「久しぶりだね円堂君。今日はよろしく頼むよ」
円堂「おう!」
アフロディ「まさか僕が選手として、君が監督として戦う日が来るとはね」
円堂「・・・そうだな」
アフロディ「今日こそ、勝ってみせるよ」
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:24:22.09 ID:cSRw/v+Y0
〜何処かの倉庫〜
不良A「大人しくしてたら、痛い目には遇わせないことを約束してやるぜ」
剣城「・・・・・」
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:29:20.74 ID:cSRw/v+Y0
〜遡ること数時間前、路上〜
ブロロロロロロ!
剣城「・・・・」
あの試合、どうして俺はあそこまで熱くなってしまったんだ?
どうして、松風が傷つけられた時、あんなにも怒りを感じてしまったんだ・・・
ブルルルルルルオオオオウン!
パフパフパフパフ!!
剣城「・・・・」
不良A「おいにーちゃん、俺らと一緒に来て貰うぜ」
ブルルルルン!
ブボボボボボボ!!
不良B「へっへっへ!」
不良C「げへへへへ!」
前後で一気に10台くらいのバイクに囲まれたな・・・・一体何なんだ?
とりあえず、囲まれてる以上は下手にスピード出して逃げようとするのは却って危ないだろうな。大人しく着いていくか。
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:35:27.04 ID:cSRw/v+Y0
〜そして現在、何処かの倉庫〜
剣城「・・・俺に何か恨みでもあるのか?」
不良A「別にお前にゃ恨みはないぜ。ただ、玉蹴りにうつつをぬかしてる九坂の知り合いだから連れてきた。それだけのことよ」
剣城「・・・・人質か」
不良A「まあそういうこった。玉蹴りで消耗したところでお前を出汁に九坂を呼び出して今までの仕返しをする。まあやつに仕返しするまでは大人しくしててくれや。何度も言うが、大人しくさえしていれば痛い目は見せねえからよ」
剣城「
>>246
」
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 21:39:19.01 ID:tdiU+I6M0
・・・ああ、面倒だし大人しくしててやるよ
・・・って少し前なら言ってたんだけどなニヤリッ
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:47:31.23 ID:cSRw/v+Y0
剣城「・・・ああ、面倒だし大人しくしててやるよ」
不良A「物分かりがいいのは長生きするぜ」
剣城「・・・っらあ!」バキッ!
不良A「ごふっ!」
「「「「!」」」」
剣城「・・・って少し前言ってたんだけどな」ニヤリッ
不良B「この餓鬼!」
剣城「っ!」バキッ!
不良B「ごふっ!」ヨロッ...
剣城「はあっ!」ゲシッ!
不良C「がはああっ!」メリッ...
不良D「なめんなクソガキ!」ガンッ!
剣城「〜〜ッ!」ドサッ
頭に鈍い音と同時に鋭い痛みが・・・
不良D「んのやろ!」
不良A「よせ、それ以上はやめろ!殺人になっちまう...」
不良D「・・・・へい」
剣城「ッ、ぐっ......あっ、あ・・・・・・!!」ズキズキ
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 21:52:05.51 ID:cSRw/v+Y0
天馬『剣城いいいいい!!』キュイイイイイン!
剣城『天馬あああああっ!!』キュイイイイイン!
・・・・・お前だったのか。俺が親友と呼んでいたのは。
オズロック『はあっ!』
天馬『ぐはっ!』ヒュウウウウン!
・
・
・
・
ゴンッ!
剣城『天馬...』
そうだ。確かあいつは、あの時オズロックの激しいチャージに吹き飛ばされて...
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 22:07:33.96 ID:cSRw/v+Y0
〜過去の世界、ファラム・オービアス〜
オズロック「フハハハハ!これでお前達の希望は潰えた!」
瞬木「オズロック!」ギリッ!
鉄角「てめぇ!!」
九坂「おんどりゃあああああ!!オズロック!」
天馬「」
葵「ねえ天馬!目を開けて!お願いだから!」ポロポロ...
カトラ「天馬・・・・」ドサッ
ポトムリ「!?いけない、このままではせっかく溜めたライフエナジーが!」
オズロック「そうだ!絶望しろ!幾多の星々から希望を奪った報いを受けろ!」
剣城「・・・まだ希望はある」
オズロック「・・・・何?」
神童「剣城...」
剣城「・・・・・・・」
天馬「」
剣城「天馬、お前はサッカーを復讐の道具にするのを許さないと言ったな。なら俺は、サッカーで復讐なんてしない」
神童「!」
剣城「どの星も犠牲にしたくない。その想いで、お前が必死で集めた希望の欠片、それが今希望になって宇宙を救おうとしている」
「「「「!」」」」
剣城「・・・天馬が最期に残した希望を、お前のために無くしたりはしない」
オズロック「おのれ、どこまでも抗おうと言うのか!」
剣城「・・・」スタスタ
天馬「」
剣城「・・・・・ッ!」ギュッ!
・・・お前の遺した希望を、無駄にはしない。
剣城「決着を着けよう。オズロック」
オズロック「全て粉砕してくれるッ!!」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 22:11:34.31 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜
そうか。だから、俺は・・・帝国のスライディングが許せなかったのか。
また何も出来ずに天馬を失うのかもしれない。その想いが、記憶には無くても魂が覚えていたんだ。
剣城「・・・・てん、ま」
くそ!会場まで行かなくては・・・
剣城「ちく、しょ...」
・
・
・
・
・
・
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 22:13:47.19 ID:cSRw/v+Y0
〜グラウンド〜
天馬「・・・」ボー
剣城、無事だよね?何事も無いよね?
・・・・また、会えるよね?
井吹「
>>252
」
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 22:14:37.31 ID:9byM2OL00
シャキッとしろキャプテン!!
あんたが剣城を信じなくてどうする!
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 22:19:31.40 ID:cSRw/v+Y0
井吹「シャキッとしろキャプテン!!あんたが剣城を信じなくてどうする!」
天馬「あ、ああ!ごめん・・・・」
そうだ!俺はキャプテンなんだ!皆を引っ張って行かなきゃ!
天馬「・・・皆!」
皆・・・何だ?こんな時に何を言えばいいんだ?
そもそも何か言ったところで・・・・・意味あるのか?
天馬「ハァ・・・ハァ・・・・ハァ・・・ッ!!」
九坂「
>>254
」
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 22:20:45.52 ID:yYSeOdcs0
すっかり気が抜けた?
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 22:23:49.08 ID:LN5i/3Le0
お、おい!キャプテン大丈夫か?!
(ちっくしょぉ!こんなとき俺はどうしたら良いんだよ!いつもいつもキャプテンに助けてもらってばっかじゃねえか!!)
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 22:31:27.52 ID:cSRw/v+Y0
九坂「お、おい!キャプテン大丈夫か?!」
天馬「剣城・・・剣城っ!」バクバクバクバク
九坂(ちっくしょぉ!こんなとき俺はどうしたら良いんだよ!いつもいつもキャプテンに助けてもらってばっかじゃねえか!!)
ピロリン!
九坂(チッ、なんでユニフォームのポケットにスマホを入れてんだよ!俺馬鹿か・・・・・!)
九坂「・・・すんません!俺急用が!」ダダダダダ!
円堂「九坂!?」
神童「おい、もうすぐ試合が!」
アフロディ「・・・・慌ただしい様子みたいだけど、何かあったのかい?」
円堂「実は・・・・」
アフロディ「そう。そんなことが・・・」
円堂「剣城からの連絡さえ来れば・・・・」
アフロディ「
>>257
」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 22:35:01.07 ID:b+YhHo/B0
円堂君、試合の前に久しぶりに僕と勝負しないかい?
何とか僕達で時間を引き延ばすんだ
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 22:51:49.96 ID:cSRw/v+Y0
アフロディ「円堂君、試合の前に久しぶりに僕と勝負しないかい?何とか僕達で時間を引き延ばすんだ」
円堂「アフロディ・・・」
アフロディ「君達は剣城君を探しておいで」
天馬「・・・・ありがとうございます!」
瞬木「それで、何か宛てあんのかよ?」
好葉「九坂君、なんだか様子がおかしかった...」
神童「さっき突然言い出した急用のことだな」
皆帆「僕も九坂君が何かに勘づいた可能性があると思っているんだよね。彼、かなりの不良みたいだし、不良同士の因縁に何らかの形で巻き込まれた可能性も十分に考えられる!」
鉄角「何らかの、ってなんだよ?」
皆帆「そこまではわからないよ」
天馬「とにかく今は九坂を探そう!」
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 22:56:20.73 ID:cSRw/v+Y0
〜何処かの倉庫〜
ガララララ!
九坂「剣城っ!」
不良A「おっと動くなよ九坂!」
剣城「・・・・・ゴホッ!ゴホッ!」
不良B「」ノビーン
不良C「」チーン
他「「「」」」
九坂「
>>260
」
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 22:58:23.09 ID:LbKffofro
何故剣城に手を出した!!
こいつは何にも関係ねえだろうが!
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 23:01:29.96 ID:cSRw/v+Y0
九坂「何故剣城に手を出した!!こいつは何にも関係ねえだろうが!」
不良A「・・・・」
ボコッ!
剣城「カハッ!」
九坂「剣城!?」
不良A「余計なことを言うなよ?お前は黙って殴られればいいんだからな」
不良D「へっへっへ!」スッ
九坂「〜〜ッ!」
不良A「・・・・おらあ!」バキッ!
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 23:06:41.74 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜
九坂「」
不良A「ハァ、ハァ、全然倒れやがらなかった。最後まで剣城、剣城って往生際が悪くて呆れたぜ」
不良D「けどまあ、しばらく九坂は起きねーだろ」
不良A「だな。おらぁ!」ゲシッ!
九坂「」
不良A「ひゃっひゃっひゃ!あー、すっきりした!ずらかるぞ」
不良D「おう!」
ブロロロロロロ!
九坂「・・・・喧嘩のことがバレたら、即行で試合は没収だろうな」
剣城「・・・・・」
ガララララ!
天馬「九坂!」
九坂「キャプテン・・・・やっぱ着いてきたんすか?」
好葉「
>>263
」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 23:09:23.54 ID:LbKffofro
っっ!?
二人とも傷だらけ!
な、何があったの!?
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/22(水) 23:14:53.54 ID:cSRw/v+Y0
好葉「っっ!?二人とも傷だらけ!な、何があったの!?」
剣城「宇宙人に攻められた」
好葉「ひええええっ!」ビクビク
天馬「冗談言って場合かよ!病院行こう!ちゃんと見て貰わないと!」
剣城「・・・棄権することになってもか?」
天馬「
>>265
」
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 23:16:58.83 ID:q/jLHqsc0
そ、それは・・・
で、でもこんな状態の二人を放っておけないよ!
せめて応急手当とか出来れば、あーくそ!こんなときマネージャーがいてくれれば!!
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 06:38:56.72 ID:8CDIzb/V0
天馬「そ、それは・・・で、でもこんな状態の二人を放っておけないよ!」
九坂「いやキャプテン・・・俺と剣城抜きでも11人ギリギリ居るでしょ?」
天馬「!」
剣城「・・・病院には行ってやるから、さっさと会場に戻れ」
天馬「・・・・わかった」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 06:40:54.74 ID:8CDIzb/V0
〜会場〜
円堂「・・・・」
天馬「円堂さん、試合は!?」
神童「もしや、不戦敗に?」
円堂「
>>268
」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 06:57:31.51 ID:6G8MMwfi0
安心しろ!
鬼道達にも頼んで俺が色んな奴と勝負するってイベントで何とか時間を稼いだ
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 07:16:25.39 ID:8CDIzb/V0
円堂「安心しろ!鬼道達にも頼んで俺が色んな奴と勝負するってイベントで何とか時間を稼いだ」
天馬「そうですか!よかった・・・」
さくら「それで、剣城君は見つかったの?」
神童「今病院に行っている」
瞬木「・・・へぇ、逃げたとかじゃなかったんだ」
井吹「
>>270
」
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 07:19:14.54 ID:idKnBPsj0
ったく、相変わらず口が悪いなお前は
そりゃこんな奴のアズルみたらポワイ達も苦しみだすわ
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 07:37:10.11 ID:8CDIzb/V0
井吹「ったく、相変わらず口が悪いなお前は。そりゃこんな奴のアズルみたらポワイ達も苦しみだすわ」
瞬木「・・・いきなり何言ってやがるお前」
円堂「とりあえず、陣形を組み直すぞ!」
【稲妻高校フォーメーション】
FW・・・・座名九郎、瞬木
MF・・・・・・・天馬
MF・・・信助・・・・・・さくら
MF・・・・・・・神童
DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角
GK・・・・・・・井吹
円堂「信助、九坂のポジションに入ってくれ」
信助「わかりました!」
さくら「
>>272
」
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 07:40:40.55 ID:C8PUoZnT0
あれ?信助ってMFできたっけ?
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 07:40:53.56 ID:N0pQL+0I0
信助って本当に色んなポジションするわね……そのうちにFWもしたりして
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 07:45:31.03 ID:8CDIzb/V0
さくら「あれ?信助ってMFできたっけ?」
信助「やったことはないけど、やれと言われたらやるだけだよ!」
好葉「出来るだけ、フォローする...!」
信助「うん!ありがとう!」
角間王将『アフロディと円堂守による即興イベントとありましたが、試合が間もなく行われようとしています!』
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 08:03:14.89 ID:8CDIzb/V0
角間王将『さあ準決勝、稲妻高校対新生ゼウスイレブンの試合は、ゼウスイレブンからのボールでキックオフ!』
審判「ピー!」
アフロディ「・・・」チョンッ
デメテル「ダッシュストーム!」
瞬木「いきなり・・・のわああっ!」
座名九郎「ぐあああっ!」
角間王将『キックオフ早々にデメテルが必殺技で斬り込んでいく!』
天馬「行かせないですよ!」
デメテル「アフロディ!」ポーン
アフロディ「ふふっ!」ヒュウウウウン!
天馬「しまった!」
角間王将『デメテル、ヒールパスでアフロディに繋いだ。そしてアフロディは難なく松風を抜き去る!』
神童「天馬!?くっ、ディフェンス!」
皆帆「了解っ!」
真名部「止めてみせますッ!!」
角間王将『稲妻高校、三人掛かりでアフロディにプレッシャーを掛ける!』
アフロディ「ヘブンズ・・・・タイム」パチン!
神童「」ピタッ
皆帆「」ピタッ
真名部「」ピタッ
アフロディ「・・・・・・」スタスタスタ
アフロディ「・・・・・ふっ」パチン!
「「「!?」」」
ブワアアアアアッ!!
「「「ぐわあああああっ!!」」」
角間王将『抜いたあああああああ!!ヘブンズタイムの前には人数など関係ないと言わんばかりに華麗に抜き去った!』
アフロディ「先制点は貰うよ」フワッ!
バサァァァァ!!
角間王将『おおっとこのシュート体勢は!?』
アフロディ「ゴッドノウズ」ジジジ...
天馬「ご、ゴッドノウズ!?」
あれがアフロさんの、ゴッドノウズ...
13年前、ホーリーロードが当時フットボールフロンティアと呼ばれていた頃に、円堂さん達を苦しめたという伝説のシュート・・・
アフロディ「はああああっ!!!」
ギュウウウウウウウウウウンンンンッ!!!!
天馬「井吹!?」
井吹「チッ、ワイルドダン・・・ぐわああああ!!」
ズバーン!
審判「ピー!」
角間王将『ゴール!先制したのはゼウスだああああああああ!!』
アフロディ「・・・」フワッ...スタッ!
神童「
>>276
」
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 08:08:45.69 ID:9PA5VmlQo
これが伝説の選手の力
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 08:16:55.29 ID:8CDIzb/V0
神童「これが伝説の選手の力・・・」
皆帆「いつもと違って、こちらが先制されちゃったね」
真名部「ですがもう準決勝ですから、こうなる可能性は予測済みです」メガネクイッ
審判「ピー!」
座名九郎「・・・」チョンッ
瞬木「キャプテン!」ポーン
角間王将『さあ1点を奪われた稲妻高校。果たしてここからどう攻めていく?』
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 08:27:43.31 ID:8CDIzb/V0
〜〜〜〜
ディオ「メガクエイク!」
天馬「ぐわあああっ!」
ディオ「アフロディ!」ポーン
アフロディ「ッ!!」ポスッ
キラキラ...
神童「アインザッ──アフロディ「ヘブンズタイム」パチン!
ブワアアアアアッ!!
神童「ぐわあああっ!」
アフロディ「デメテル!」
角間王将『ゼウスイレブン速攻でカウンターを仕掛けるぞ!ボールはアフロディからデメテルへと渡った!』
デメテル「リフレクトバスター!」
ギュウウウウン!
角間王将『強烈なシュートが稲妻高校のゴールへ向かっていく!ゼウス、追加点なるか!?』
井吹「ワイルドダンク!」
ヒュウウウウン!ボコォォォ...
角間王将『止めたああああああ!井吹、追加点は阻止しました!』
井吹(ふぅ・・・ギリギリで感覚が戻ってきたか・・・・)
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 08:42:35.83 ID:8CDIzb/V0
〜〜〜〜
アレス「メガクエイク!」
瞬木「のああああああああっ!!」
角間王将『稲妻高校攻め続けるが誰一人としてディフェンスを攻略出来ないでいる!』
信助「そんな・・・」
鉄角「マジかよ・・・・」
真名部「僕達が勝てる可能性は、10.04%にまで低下....」
皆気持ちが沈み始めてる。今までは点を取られていなかったからディフェンスが突破できなくても何とか根気よく粘れていた。
けど今は先制点が重く乗し掛かって・・・・皆の集中を切らさないようにしなきゃ!
天馬「まだ試合は前半すら終わってない!必ず同点に追い付くから気持ちを切らさず頑張ろう!」
座名九郎「はい!」
さくら「おー!」
神童「・・・そうだな。諦めるのは早すぎるか」
真名部「・・・・可能性が残っているなら、そこに賭けなくてはいけないですよね」メガネクイッ
鉄角「まだまだこれから!」
ヘラ「ディバインアロー!」
ギュウウウウン!
井吹「ワイルドダンク!」
ヒュウウウウン!ボコォォォ...
角間王将『強烈なシュートでしたが稲妻高校の守護神井吹、これも止めました!』
審判「ピッ、ピー!」
天馬「!」
神童「くっ...」
角間王将『ここで前半終了のホイッスル!0-1、ゼウスイレブンのリードで試合は折り返します』
天馬「凄いよ井吹!ナイスセーブ!」
井吹「あ、ああ・・・」
・・・・井吹?
井吹(・・・このままじゃ、致命的な失点を招きかねない)
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 08:55:57.44 ID:8CDIzb/V0
〜ベンチ〜
井吹「ーーー」
天馬「ーーー!」
信助「天馬達、何を話してるんだろ?」
さくら「さぁ?それより私達は点を取る方法を考えないと」
瞬木「問題は只一つ、どうやってあの固い守りを破るかだ。このまんまじゃマジでジリ貧だぞ」
信助「そうでもないんじゃない?守備はこっちも負けてないよ!だって守護神(井吹)が磐石だもん!後は僕達が頑張れば・・・」
座名九郎「果たして本当にそうでしょうか?」
信助「え?」
さくら「どういうこと?」
座名九郎「確かに井吹さんの守りは固いです。そう簡単には失点を許さないでしょう。この場にいるたった一人を除いては」
信助「・・・・アフロさん!」
座名九郎「皆さんが剣城さん達を探している間、私はゼウスの選手全員の公式記録を調べていました。そしたらアフロディさんには、ゴッドノウズの上を行くシュートが存在することがわかりました」
「「「「!?」」」」
さくら「・・・それじゃあ次アフロディさんに必殺シュートを打たれたら」
座名九郎「我々の勝利はまず無いかと・・・」
井吹「・・・・」スタスタ
さくら「井吹!?」
井吹「交代だ。信助、キーパーのユニフォームを着ろ」
信助「・・・・えええっ!?」
井吹「悔しいが、【今の】俺じゃアフロディさんは止められない。稲妻高校のゴール、お前に託す」
さくら「
>>281
」
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/05/23(木) 09:12:14.47 ID:N0pQL+0I0
(確かに信助の潜在能力は高いけど…記憶が戻っていないのに大丈夫なの?)
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 09:19:10.56 ID:8CDIzb/V0
さくら(確かに信助の潜在能力は高いけど…記憶が戻っていないのに大丈夫なの?)
井吹(だがもうこれしかないんだ。ワイルドダンクじゃ、ゴッドノウズには敵わないからな)
円堂「信助・・・・」
信助「わかりました。僕、やります!」
【稲妻高校フォーメーション】
FW・・・・座名九郎、瞬木
MF・・・・・・・天馬
MF・・・井吹・・・・・・さくら
MF・・・・・・・神童
DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角
GK・・・・・・・信助
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 09:26:59.46 ID:8CDIzb/V0
〜〜〜〜
審判「ピー!」
座名九郎「・・・」チョンッ
瞬木「・・・」ポーン
角間王将『さあ後半開始となりました。稲妻高校は井吹と西園のポジションを変えてきました。さあこれがどのように機能するのか?』
信助「・・・・やるぞ」
天馬「マッハウィンド!」
ポセイドン「ツナミウォール!」
バシャッ!
ポセイドン「この程度か」
天馬「くっ・・・!」
角間王将『ポセイドン、松風のマッハウィンドをツナミウォールで簡単に沈めました!!』
ポセイドン「・・・」ポイッ
アレス「ヘラ!」ポーン
ヘラ「アフロディ!」ポーン
皆帆「読んでたよ!」
真名部「通しません!」ポスッ
アフロディ「・・・やるね」
角間王将『皆帆、真名部の頭脳コンビがアフロディへのパスを防いだ!』
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 09:41:50.56 ID:8CDIzb/V0
好葉「くものいと!」
デメテル「!?」ネバッ!
鉄角「フットワークドロウ!」
アルテミス「あっ!?」
井吹「はあああっ!」ズザー
ヘラ「何っ!」
角間王将『稲妻高校必死の守り!ゼウスにこれ以上シュートを打たせまいと全員が食らい付いています!』
井吹「神童!」ポーン
神童「ああ!」ポスッ
角間王将『ボールは神童に繋がった!』
神童(ここで神のタクトを発動しても、恐らくボールを奪われてしまう。ならば、神のタクトを越える、あのタクティクスをやるしかない!)
ボオオオオオッ!!
角間王将『おっと!?神童、突然炎を纏い始めたぞ!何をするつもりだ!?』
【神のタクトFI】
神童「野咲!」バシュウウウン!
さくら「はいっ!」ポスッ
神童「天馬!」ヒュウウウウン!
さくら「ッ!」バシュウウウン!
天馬「はいっ!」
角間王将『何と稲妻高校、終盤でさらに動きが鋭くなった!』
座名九郎「はあああっ!」
天馬「座名九郎!」バシュウウウン!
座名九郎「ッ!!」
角間王将『ボールは今大会初出場の市川に渡ったぞ!』
ディオ「メガクエイク!!」
座名九郎「ぐぅっ、くっ...」グラッ
ディオ「吹き飛べ!」
座名九郎「〜〜ッ、うおおおおおお!!」
ディオ「何いッ!?」
角間王将『何と市川!空中に放り出されても尚ボールをキープしている!』
座名九郎「〜〜ッ!」スタッ
角間王将『市川持ちこたえたああああああ!!!』
ディオ「馬鹿な!?」
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 09:47:28.54 ID:8CDIzb/V0
座名九郎「・・・私ごとき名も無き小市民がおこがましいことですが、ここは決めさせて貰います!」
ポセイドン「来い!」
座名九郎「イヨォォォ〜〜〜〜!あっ、歌舞伎・・・ブレイク〜〜〜〜!!」
角間王将『市川の必殺シュートがゼウスゴールを襲う!』
ポセイドン「ツナミウォール!」
バシャッ!ギュウウウウン!
ポセイドン「!?」
ギュウウウウン!
角間王将『ツナミウォールの壁を潜り抜けた!!』
ポセイドン「ギカントウォール!」
ズバーン!
ポセイドン「がはっ!!」
審判「ピー!」
角間王将『ゴオオオオオオルッ!!市川の同点ゴールで試合は振り出しへ!』
座名九郎「やった!やりました!」
天馬「
>>286
」
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 12:55:56.71 ID:JjxVhWyBO
よし!座名九郎ナイス!
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 20:25:38.70 ID:8CDIzb/V0
天馬「よし!座名九郎ナイス!」
アフロディ「・・・最後まで諦めないか。円堂君、君達の雷門魂は、雷門以外の選手たちにも浸透しているみたいだね」
審判「ピー!」
アフロディ「だがそれでも、勝つのは僕達だ!」チョンッ
デメテル「ダッシュストーム!」
座名九郎「ぐわあああっ!」
瞬木「のわあっ!」
アフロディ「ヘブンズタイム」パチン!
アフロディ「・・・」パチン!
「「「「!?」」」」
角間王将『アフロディ、一瞬でゴール前まで上がってきた!』
信助(来る!井吹でも止められなかったシュート、僕に止められるか!?)
井吹「・・・・信助!お前が最後の砦だ!止めろ!」
信助(僕が・・・そうだ!僕が止めなきゃ、ここで止めなきゃ終わっちゃう!)ザッ!
アフロディ「いい目だ。仲間の勝利を信じ、自分は全身全霊でゴールを守ろうというその目・・・・その目に敬意を評し、僕の持てる力の全てをぶつけよう!」
角間王将『アフロディ、シュート体勢に入りました!!!』
アフロディ「ゴォッド!ブレイクッ...」
ギュウウウウウウウウウウンンンンッ!!!!
角間王将『アフロディ!韓国代表時代の最強奥義でとどめを刺しに来たああああああああっ!!』
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 20:36:49.57 ID:8CDIzb/V0
信助「はぁっ!」ボウッ!
ギュウウウウン!!
「「「「!」」」」
信助「銀河ロケットおおおおお!!!!」
信助「〜〜〜〜〜〜ッ!!、えい!」
キラーン☆
審判「ピッ!」
角間王将『・・・・・ハッ!と、止めたああああああああああ!!西園止めました!』
信助「やったあああああああああ!!」ピョン!ピョン!
アフロディ「フッ...」
天馬「凄いよ信助!信助は稲妻高校のもう一人の守護神だ!」
信助「えへへ・・・////」
神童「よし、ここから反撃に・・・」
審判「ピッ、ピッ、ピー!」
「「「「!」」」」
角間王将『ここで試合終了のホイッスル!1-1の引き分けです!』
円堂「引き分け!?引き分けだと、どうなるんだ?」
審判「大会規定により、3日後に再び再戦となります!」
天馬「三日・・・」
鉄角「三日後って、決勝は四日後なのにか?」
真名部「ですが流石に今日明日再戦となりますと、疲労が95.7%残った状態で戦うことになりますよ・・・」
皆帆「日程的はきついけど、それが嫌なら勝てば良かった話だからね。こうなってしまったらある程度厳しいハンデが付くのは仕方ないよ」
鉄角「・・・まあ、それもそうか」
アフロディ「
>>289
」
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 20:40:13.99 ID:C8PUoZnT0
問題ない、このドリンクを飲めばどんな疲労もたちまち回復
円堂君試しに飲んでみてよ
・・・ちなみにそれは神のアクアだよ
なんて、冗談さ♪
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 20:50:41.00 ID:8CDIzb/V0
アフロディ「問題ない、このドリンクを飲めばどんな疲労もたちまち回復」
瞬木「うさんくせ」
アフロディ「まあそう言わずに、まずは円堂君試しに飲んでみてよ」
円堂「そうか?じゃあ遠慮なく!いただきまーす!」
アフロディ「・・・ちなみにそれは神のアクアだよ」
円堂「んぐっ!けほっ!けほっ!」
アフロディ「なんて、冗談さ♪」
円堂「驚かすなよな!それで、これなんのドリンクなんだ?」
アフロディ「ただの栄養ドリンクだよ」
円堂「・・・・うん。どう見ても黄色い液体なのにな・・・神のアクアって言葉に一瞬ビビってしまったぜ」
アフロディ「因みに僕達は全員飲料メーカーで働いているんだよ。それは我が社のドリンク」
円堂「なるほどな」ゴクゴク
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 20:53:06.10 ID:8CDIzb/V0
〜剣城の部屋〜
剣城「・・・・」
少し検査をした後、家に戻ってきた。
やることも特にないから、寝るしかないな。
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 21:03:33.86 ID:8CDIzb/V0
〜過去、ファラム・オービアス〜
ポトムリ「皆よく聞いてくれ。これ以上この試合を長引かせると、せっかく溜めたライフエナジーが暴走して大変なことになってしまう」
神童「・・・後半終了まで、残り5分だな」
九坂「試合は6-6の同点・・・」
剣城「やることは1つだ。5分で勝ち越す。いいな?」
「「「「おう!」」」」
【ギャラクシーイレブンフォーメーション】
FW・・座名九郎、剣城、瞬木
MF・・・・九坂、神童、さくら
DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角
GK・・・・・・・井吹
控え・・・信助
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 21:14:50.76 ID:8CDIzb/V0
審判「ピー!」
ダクスガン『さぁ、イクサルフリートのスローイングから試合再開!』
デスピナ「ッ!」ポイッ
オズロック「・・・何もかも壊してやる!絶対的支配者の前に!ひれ伏すがいい!!」キュイイイイイン!!
イクサール「〜〜ッ!!」ギュウウウウン!
ドギュウウウウウウウンンンンッ!!
ダクスガン『試合再開とほぼ同時にオズロックのソウルストライクが発動されてしまった!』
鉄角「うおおおお!!」
真名部「止めてみせる!」
皆帆「終わらせない!」
好葉「う...ウチだって!」
キュイイイイイン!!
バッファロー「ブモー!」
ラーテル「〜〜ッ!!」
フクロウ「ホー!」
フォックス「コォォォン!」
ギュウウウウン!
「「「「うわああっ!」」」」
井吹「はああああっ!!」キュイイイイイン!!
マンモス「パオオオオオン!」ドスン!
ギュウウウウン!ギュウウウウン!
角間王将『ギャラクシーイレブン、5体のソウルで必死にゴールを守っている!』
マンモス「〜〜ッ!」
ギュウウウウン!
井吹「ぐわああああっ!!」
ダクスガン『オーマイガー!井吹のソウルストライクもやぶられてしまった!』
「「まだだ!!」」
鉄角「剣城っ!?」
井吹「神童!?」
ドオオオオオン!!
ヒュルルルルルル......
審判「ピッ!」
ダクスガン『アンビリーバボー!剣城と神童がゴールまで戻ってボールを外へと弾き出した!』
剣城「ぅ・・・・、あ・・・」ヨロッ
神童「・・・・・・」ガクガク...
オズロック「・・・ふぅん、どうにか止められたみたいだが、その様子だと立っているのがやっとの状態だな。次の一撃で、今度こそとどめを刺してやろう」
ダクスガン『さあ、試合はイクサルフリートのコーナーキックから再開されます!』
審判「ピッ!」
タルヴォス「ッ!」バシュウウウン!
剣城「〜〜ッ、うおおおおおお!!」
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 21:28:55.73 ID:8CDIzb/V0
剣城「うおおおおおお!!」
ダクスガン『ホワォ!剣城、イクサルフリート陣営に向かって走り出した!』
デスピナ「ッ、」ポスッ
キラキラ...
神童「アイン、ザッツ!」
ダクスガン『ソウルストライクをまともに受けた体にも関わらず神童、命懸けの守備でボールを奪った!』
神童「剣城っ!」
バシュウウウン!
ダクスガン『ボールを奪った神童、すぐさま剣城へセンタリングだ!』
剣城「〜〜ッ!!バイシクル、ソード......」クルン!
ザシュ!
剣城「ッ、ハァ・・・・で、でええええええりゃああ!!!」
ギュウウウウン!
フォボス「はああああっ!」キュイイイイイン!!
フォボス「・・・・・っ!?」
オズロック「何っ!!?」
ダクスガン『何とフォボス、ソウルストライクが不発に終わってしまった!どうやらもう既にフォボスにはソウルを発動できる体力は残っていないようだ!』
フォボス「くっ、なめるな!ソウルがなくてもこんなシュート!」ガシッ!
ズバーン!
フォボス「〜〜ッ!!があああああああああああああ!!!!」
ダクスガン『ゴール!ギャラクシーイレブン遂に勝ち越しだあああああああ!!!』
オズロック「〜ッ、貴様ああああ!」キュイイイイイン!!
「「「「!?」」」」
イクサール「〜〜ッ!!」ギュウウウウン!
ダクスガン『何とオズロックにはまだソウルを発動できるだけの力が残っていた!』
オズロック『ただでは終わらん!貴様ら諸とも道連れだあああああ!!!』
ドギュウウウウウウウンンンンッ!!
試合監視衛生『不正行為有り。不正行為有り。レーザー出力最大・・・・・』ジジジジ...
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 21:35:23.57 ID:8CDIzb/V0
ポーン・・・・・
剣城「・・・・」ドサッ!
ポーン・・・・・
神童「剣城!?」
ダクスガン『何とオズロック!キックオフのホイッスルを待たずしてソウルストライクを剣城にぶつけたああああ!!!』
オズロック「・・・・これで試合監視衛生が動く。ただでは死なん、我が同胞も、ギャラクシーイレブンとやらも、まとめて道連れだあああああ!!」
ビイイイイイイイイイイイイ!!!
ドオオオオオオオオオンンッ!!!!
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 21:38:14.09 ID:8CDIzb/V0
〜剣城の部屋〜
目が覚めたと同時に、全ての記憶が蘇った。
そうか・・・・俺達はあの時、レーザーによって消滅したのか・・・
結局、宇宙は救えたのだろうか?それとも・・・・
剣城「・・・
>>297
」
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 21:40:38.40 ID:mxZhPcWB0
・・・フェイ達のいる未来が存在してるんなら宇宙も救われてるはずだよな
いや、歴史が変わってしまった可能性も
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 21:46:45.39 ID:8CDIzb/V0
剣城「・・・フェイ達のいる未来が存在してるんなら宇宙も救われてるはずだよな」
もしくは歴史が変わってしまった可能性も・・・
何れにせよ、この世界には関係のないことだ。
だが恐らく200年後の未来の世界が確かに存在したあの世界なら、きっと・・・・
天馬の遺した希望は無駄にはならなかった筈だ。俺はそう信じたい・・・
剣城「・・・・少し、走るか」
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 21:49:37.84 ID:8CDIzb/V0
〜天馬の部屋〜
明後日は再びゼウスとの試合になる。剣城も九坂も大したことはないと言ってたけど、試合に出る人数としてカウントしてもいいのだろうか?
かなりボロボロだったし、この大会自体は見送らせた方がいいんじゃ・・・?
天馬「うーん・・・」
ピロリン!
天馬「!」
悩んでいると、一通のメッセージが届いた。
誰からのメッセージだろ?
誰からのLI○E?安価下
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 21:50:34.14 ID:LnWGOubV0
円堂
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:01:02.64 ID:8CDIzb/V0
円堂さんからのLI○E?
こんな時間に一体なんだろう?
円堂『次の試合についてだが・・・』
あ、ちょうどよかった。実は俺も試合について気になることあったんだよね。
監督は剣城と九坂をどう考えてるんだろう?
円堂『
>>302
』
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 22:05:36.16 ID:C8PUoZnT0
あの二人は出さないと言ってもどうせ出るって聞かないだろう
だから妥協案として後半から出すことにする
まあ俺だって同じ立場なら出るって言って聞かないだろうから強く言えないんだけどな笑
決勝でのことを考えて出来ればメンバーを補充したいところだな
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:10:09.89 ID:8CDIzb/V0
円堂『あの二人は出さないと言ってもどうせ出るって聞かないだろう。だから妥協案として後半から出すことにする』
九坂はともかく、あの剣城が怪我を押しても出たがるかな?
円堂『まあ俺だって同じ立場なら出るって言って聞かないだろうから強く言えないんだけどな笑』
まあ円堂さんなら絶対に出るだろう。それは間違いないな。
ピロリン!
なんて考えているとまた通知が来た。
剣城『学校に来ている。少し走らないか?』
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:17:02.97 ID:8CDIzb/V0
〜河川敷〜
剣城「・・・・ほら、俺の奢りだ」
バイクを止めた後、剣城がわざわざ自販機でジュースを買ってくれた。
まさか剣城から外へ誘われるとは思ってもいなかった。
バイクって、あんなに風が気持ち良かったんだな...
天馬「あのさ、その・・・今日は誘ってくれてありがとう」
剣城「・・・」
天馬「あのさ、明日の試合・・・」
剣城「出るわけないだろ」
天馬「だよね・・・・」
剣城「・・・・」
天馬「・・・俺、ちょっと練習したいからさ」
剣城にバイクの中へ入れて貰ったサッカーボールを取り出して貰う。
そして剣城が俺にボールを渡・・・
きゃああああ!!
「「!」」
そうとしたところで女性の悲鳴が聞こえた。
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:26:24.53 ID:8CDIzb/V0
女性「は、離してください!」ギュー!
男「うるせー!そのバッグをよこせ!」グイ!グイ!
あ、あれってもしかしてひったくり!?こんな日が登ってる中で白昼堂々と!?
た、助けなきゃ!
剣城「っ、でぇりゃ!」
ギュウウウウン!
男「ぐはっ!!」
上手い!剣城は持ってたボールを蹴って引ったくりにぶつけていた。
男が怯んでいる隙に俺は女性の側まで駆け寄る。
天馬「大丈夫ですか!?」スッ!
女性「え、ええ・・・」
尻餅を付いていた女性に手を差し伸べて、起き上がらせる。
天馬「今のうちに逃げて!早く!」
女性「〜ッ!」タッタッタッ!
男「このガキ・・・・なめた真似を!」ジャキッ!
天馬「ヒッ...!?」ビクッ!
男の手には刃物が・・・・・
剣城「なっ!?」タッタッタッ!
男「うううううらあああああああああ!!!!」
剣城「っ、天馬ああああああッ!!」
グサリッ!!!
剣城「ッ、かはっ!!」
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:37:21.60 ID:8CDIzb/V0
男「ふんっ!」
ズボッ!!
剣城「......っ、」ヨロッ…
男「クソ!ガキを殺し損ねたが、長居は無用だ!」タッタッタッ!
剣城「............」バタリ!!
天馬「剣城・・・・おい、剣城っ!!」
剣城「...」ドクドク
天馬「しっかりしろよ!おい、目を開けてくれ!」
剣城「......っ、無事か。なら、いい」
男性「救急車!大至急!」
天馬「すぐに救急車が来る!そしたら病院に行って、そしたら助かるから!堪えてくれ剣城!!」
剣城「......前の戦いで、お前が、先に...」
天馬「喋るな剣城!言いたいことは後で聞いてやるから!」
剣城「今度は......い、き....」
剣城「」
天馬「剣城?おい、死ぬなよ!剣城っ!!」
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:39:40.31 ID:8CDIzb/V0
〜病院〜
ウィーン
医者「・・・・・」
天馬「先生!剣城は!?」
医者「・・・・・・残念ながら」
天馬「そん、な・・・・・」ドサッ
冬花「・・・
>>308
」
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 22:43:05.59 ID:En8w/RJ10
ごめんなさい…(何度もこんなことは経験してる、それでもやっぱり・・・もし神様がいるのならお願いします、奇跡を起こしてください、こんな良い子達に辛い思いを味わわせないでください)
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:45:43.64 ID:8CDIzb/V0
冬花「・・・ごめんなさい…(何度もこんなことは経験してる、それでもやっぱり・・・もし神様がいるのならお願いします、奇跡を起こしてください、こんな良い子達に辛い思いを味わわせないでください)」
天馬「剣城、剣城・・・・っ!うわあああああああああああ!!!!」orz
医者「・・・・本当に、すまない」
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 22:54:24.76 ID:8CDIzb/V0
剣城の死はメンバー全員にあっという間に知れ渡ることになった。
誰も・・・・側に居ながら何も出来なかった俺を責めることなく、剣城を失った悲しみだけが空間を支配していた・・・
好葉「・・・・」グスン
さくら「何で、何で剣城君が・・・・」ポロポロ
井吹「〜〜ッ、」ツー
鉄角「く、くっそおおおお!!」ポロポロ
皆帆「何が警察になりたいだ。チームメイトも守れない、こんな僕が・・・・くぅっ!」ギリッ!
円堂「
>>311
」
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 22:57:23.83 ID:8Gdtgk4Z0
(選手を守るのが監督の役目なのに!ちくしょう!ちくしょう!!)
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 23:07:42.45 ID:8CDIzb/V0
円堂(選手を守るのが監督の役目なのに!ちくしょう!ちくしょう!!)
天馬「・・・前の戦いって、なんのことだよ」
剣城「」
天馬「ねぇ、目を開けてよ。最後に何を言いたかったのか教えてくれよ!」
剣城「」
天馬「何とか言え!バカ野郎おおおおおお!!」
天馬「うわああああああああ!!!!」
瞬木「おい、キャプテンやめろ!病院だぞ!」ガシッ!
九坂「キャプテンッ!!」ガシッ!
天馬「剣城!剣城!剣城いいいっ!・・・・・・っ!」
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 23:15:22.49 ID:8CDIzb/V0
天馬『剣城いいいいい!!』キュイイイイイン!
剣城『天馬あああああっ!!』キュイイイイイン!
天馬「っ!!」
瞬木「・・・・キャプテン?」
剣城『......前の戦いで、お前が、先に...』
ああ。そうだよ。先に死んだよ!俺はお前より先に死んじゃったよ!
剣城『今度は......い、き....』
でもそれが俺を庇って死んでいい理由になってたまるかよ!
その捨て台詞ヒーローにでもなったつもりかよ!残される俺の気持ち考えろバカ野郎おおおおおおおお!!!!
天馬「・・・・」ドサッ
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 23:20:18.91 ID:8CDIzb/V0
〜翌日〜
天馬「・・・・ここは?」
円堂「気が付いたか天馬!」
天馬「・・・・円堂、さん?」
あの後俺は倒れたらしく、しばらくの間病室のベッドで寝ていたそうだ。
天馬「・・・・ご迷惑をお掛けしました」
円堂「迷惑なんて思ってないさ!」
天馬「・・・それであの、試合は?」
円堂「棄権したよ。正直試合どころじゃなかったからな」
天馬「
>>315
」
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 23:21:48.76 ID:8Gdtgk4Z0
・・・俺剣城が死んでようやく思い出したんです
剣城との、みんなとの日々を…
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/23(木) 23:31:23.30 ID:8CDIzb/V0
天馬「・・・俺剣城が死んでようやく思い出したんです。剣城との、みんなとの日々を…」
円堂「どういうことだ?」
信じて貰えないかもしれない。けど、ここで言わなきゃ何も始まらない。そんな気がする・・・・
だから、円堂さんには話すことにしたんだ。
円堂「GSG、ライフエナジー、宇宙を救う・・・何か壮大な話だな」
天馬「だけど本当のことなんです。俺達は宇宙を・・・・」
ガラララ
井吹「キャプテンの言ってることは本当だぜ」
「「井吹!?」」
井吹「・・・先に行っておくがな、お前が死んだあの世界はハッキリ言って最悪のエンディングを迎えたからな」
最悪の、エンディング・・・・?
井吹「あんたが死んだ後、俺らもオズロックの心中に巻き込まれてな」
天馬「・・・・・そうか」
井吹「だから、俺さえ犠牲になれば丸く収まるなんて考えるんじゃねーぞ」
天馬「・・・・ごめん」
井吹「
>>317
」
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 23:32:49.07 ID:esBnwBdT0
・・・結局あの世界で地球はどうなっちまったんだろうな…
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/24(金) 05:26:16.42 ID:gT8pZbKD0
井吹「・・・結局あの世界で地球はどうなっちまったんだろうな…」
天馬「それだけどさ、多分あの世界の地球は無事だと思う。だって俺、宇宙を救う前に200年後の未来から来た人間と戦ってたし」
井吹「・・・・それはつまり、200年後にも地球は存在してるってことか」
天馬「うん、たぶん・・・」
円堂(話が壮大すぎるな・・・)
天馬「・・・・・だけどもう確認しようがないんだ。前の世界がどうこうは、もうやめよう」
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/24(金) 05:29:49.13 ID:gT8pZbKD0
井吹「・・・キャプテン、また来るよ」
天馬「今日はありがとうね。わざわざ様子見に来てくれて」
井吹「何言ってんだよ。仲間なんだから当然だろ」
天馬「井吹・・・」
井吹「あ、それと大勢で押し掛けたら迷惑になるだろうからって一気には来なかったけど、多分あいつらも来ると思うぜ」
天馬「・・・了解」
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/24(金) 05:35:04.77 ID:gT8pZbKD0
円堂「安静にしてろよ、天馬」
井吹「お大事に」
ガラララ・・・ピシャリ
天馬「お大事に、か・・・・」
・・・やっぱ俺、じっとしてられる性分じゃないや。
葵『てーんま!』
天馬「・・・・・確かめなきゃ。葵のこと」
記憶が無くてもいい。ただ俺は知りたい。
俺のせいでいっぱい悲しんだあの子が、この世界で幸せに生きてるかどうか!
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/24(金) 05:40:06.70 ID:gT8pZbKD0
〜〜〜〜
ガラララ!
カトラ「天馬!」
さくら「キャプテン、お見舞いに・・・!?」
カトラ「〜〜ッ!」
冬花「嘘!?天馬君、脱走したの!?」
さくら「多分・・・10分待っても帰ってこなかったし・・・」
カトラ「天馬・・・・」ポロポロ
冬花「
>>322
」
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/24(金) 05:41:56.70 ID:gpLhsRX40
男の子って勝手よね
こっちがどんなに心配してるか気にもしないで無茶ばっかりして
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/24(金) 05:46:11.17 ID:gT8pZbKD0
冬花「男の子って勝手よね。こっちがどんなに心配してるか気にもしないで無茶ばっかりして」
カトラ「天馬......」ポロポロ
冬花「守君に探して貰わなきゃ。大丈夫、多分まだそう遠くには行ってないと思うから、すぐに見つかる筈・・・・」
円堂『ふゆっぺ?』
冬花「もしもし守君!大変なの。実は・・・」
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/05/24(金) 05:55:52.00 ID:gT8pZbKD0
〜とある高校〜
天馬「・・・・ここか」
どうやら男女共学みたいだ。もし女子高とかだったらここまで足を運んだのが無駄になるところだった。
「あの・・・」
天馬「あ、はい・・・・!?」
葵「それ入院着、ですよね。えっと・・・そんな格好で外出歩いて、大丈夫なんですか?」
・・・・いきなりビンゴだ。
天馬「・・・・大丈夫だよ多分」
葵「た、多分って・・・」
天馬「それに、どうしても会いたい人に、ちょっと会ったらすぐ帰る予定だったからさ」
葵「そうなんですか・・・・」
天馬「・・・・ま、それも叶ったからさ、今から帰ろうとしてたこと」
葵「病院にですよね?送って行きますよ」
天馬「ありがとう!」ニッコリ
葵「・・・
>>325
」
168.16 KB
Speed:0.1
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)