【イナズマイレブンGO】天馬「記憶を失った世界で...」【安価】

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125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 19:00:53.90 ID:C7cf20u60
脈絡が無さすぎるように感じたので再安価↓↓
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 19:04:07.08 ID:mgyze07so
ゴールは俺が守ってやるからみんなはガンガン攻撃してくれ
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 19:16:35.41 ID:C7cf20u60
井吹「ゴールは俺が守ってやるからみんなはガンガン攻撃してくれ」

天馬「頼りにしてるよ井吹!」

井吹「おう!」

円堂「そしてこれが黒の騎士団のフォーメーションだ」

【黒の騎士団】

FW・・・・貴崎、水川、稲葉

MF・・・・三定、伊勢屋、天野

DF・・・森川、牛島、大門、柳

GK・・・・・・・鉄雄田

天馬「あいつ、水川はセンターフォワードか」

信助「>>128
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 19:18:34.82 ID:h+ddfOlg0
ドリブル突破に注意しろ
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 19:26:17.44 ID:stfIFq0RO
>>128
信助は命令口調で喋らんやろ。さっきの井吹といい、お前もしかしていつもの馬鹿か?
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 19:32:57.08 ID:C7cf20u60
信助「ドリブル突破に注意してね天馬」

天馬「うん。ありがとう」

円堂「よし、グラウンドへ行こうか」

「「「「おおおおっ!」」」」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 19:46:11.62 ID:C7cf20u60
〜グラウンド〜

角間王将『超次元大会2回戦第一試合、稲妻高校対黒の騎士団の一戦、間もなくキックオフです!』

審判「ピー!」

剣城「・・・・」チョン

瞬木「キャプテン!」

天馬「ああ!」

角間王将『稲妻高校のキックオフで試合開始!そしてまずは稲妻高校のキャプテン松風がドリブルで切り込んでいく!!』

水川「お前だけは通さねえ!!」

角間王将『水川、松風にプレッシャーを掛けに行く!』

やはり初っ端から水川が挑んできた!
ここはそよかぜステップで突破するのみ!

水川「そよかぜごときでは鋼はびくともしない!」

鋼だと!?水川のやつ、一体何を!?

水川「アイアンウォール!」ゴゴゴゴゴ

ドオオオオオオン!!

天馬「うわああああっ!!」

目の前に突然現れた鋼の壁にたまらず吹き飛ばされてしまった...

水川「貴様に本物の風をお見舞いしてやる!」

ヒュウウウウン!!

天馬「!?」

水川「これが本物の風だ!風神の舞!!」

天馬「ぐわあああああっ!!」

必殺技でブロックされて怯んだばかりのところを水川は畳み掛けるように今度はドリブル技を俺に使ってきた...
風神の舞・・・それは俺のそよかぜなんて比にならない程強力な風、否!風なんて生易しい。それはまさに暴風だった・・・

角間王将『水川、10年前のFFIの技を連続で放った!アイアンウォールと風神の舞の連続攻撃に松風たまらずダウンだ!!!』

天馬「ぐはっ......」ドサッ

水川「相手にならんな。弱いお前など、カトラに相応しくない。弱者は弱者らしく、そこに這いつくばっていろ」

天馬「......」

体が、動いてくれない…クソ!
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 19:52:22.70 ID:C7cf20u60
井吹「来るぞ、守りを固めろ!」

皆帆「了解!」ザッ!

真名部「言われるまでもありません!」ザッ!

水川(あのインテリコンビは確か意外と活躍してたよな。なら・・・)ポーン

稲葉「ふっ!」ポスッ

好葉「ふぇっ!?来た・・・」ビクッ!

角間王将『水川から稲葉へのパスが繋がった!黒の騎士団、これはサイドから崩す戦法か?』

稲葉「お前ごときに止められるか!」

好葉「ふ、ふええええっ!?え、えーい!」ズザー











審判「ピッ!」

角間王将『森村好ディフェンス!稲葉の進行を止めた!』

好葉「・・・・ふぇ?ウチ、何を?」

稲葉(なんだこいつ!?ビクビクしているチビの癖に、なんて鋭いスライディングなんだ!)
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 20:06:50.32 ID:C7cf20u60
審判「ピッ!」

角間王将『さあ、黒の騎士団のスローイングで試合再開です!』

稲葉「っ!」ポスッ

好葉「ッ!」タッタッ...

稲葉「またお前か!さっきのようなマグレが二度も続くかよ!」

角間王将『森村、再び稲葉のマークに付く!』

稲葉(へっ、こんなやつ!ちょっとフェイントを入れれば簡単に!)

好葉「・・・・っ!」サッ!

稲葉(なっ!?引っ掛からない!なら、これは!?)

好葉「・・・・!」サッ!

稲葉「何だと!?」

角間王将『森村必死のディフェンスに稲葉が攻めあぐねているぞ!』

好葉(動きが、見える!体が、動いてくれる!)

稲葉「なら力押しだ!」

好葉「・・・・」

ヒュウウウウン!!

角間王将『稲葉、ようやく森村を抜き・・・』

稲葉「へっ!俺がちょっと本気出せばお前なんて・・・・ごはっ!」ズテーン!

好葉「・・・」

角間王将『何と森村、くもの糸を張っていた!抜かれたのではなく罠を張っていた!』

好葉「九坂君!」ポーン

九坂「お、おう!」ポスッ

角間王将『ボールを奪った森村、すぐさま九坂へパスを出した!』

九坂(なんだこのパス、優しい・・・それに、あったかい・・・・さっきから、森村を見てるだけも胸が熱くなって・・・・)

天野「何突っ立ってんだ!がら空きd」

九坂「あ"っ!」ギロリ

天野「ヒッ、」ドサッ

九坂「森村のことで頭一杯で情報を処理するのが大変だってときに、雑音入れんじゃねえぞおんどりゃあああ!!」

角間王将『何と九坂!メンチだけで相手選手を怯ませた!』

九坂(はっ!やべぇ、こんな怖いとこ森村に見せたら・・・・)

好葉「く、九坂君!瞬木君がフリー......だよ!」

九坂「はっ!瞬木!」

角間王将『メンチで天野を抜いた九坂、瞬木にボールを渡す!』
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 20:15:53.49 ID:C7cf20u60
瞬木「ッ!」ダダダダダ!

森川「行かせんぞ!」

瞬木(何だろうな?他人なんて信用できない、そう思ってる筈なんだけどな・・・・・)

森川「うおおおおお!!」

瞬木(こいつらなら、本当の俺も受け入れてくれる・・・・何となく、そんな気がするんだよな。だから!!)ズズズズズ

森川「!?」

瞬木「・・・・止められるもんなら、」






瞬木「止めてみやがれ!うらあ!!」

ヒュウウウウン!!

森川「速い!」

角間王将『瞬木トップスピードで森川を抜いた!』

牛島「だがまだ!」

大門「俺達が残ってr」

ヒュウウウウン!!

「「!?」」

瞬木「遅すぎるぜ」

角間王将『瞬木一気にゴール前だ!』

瞬木「よっ!ほっ!はあっ!!」

天馬「あれは!」

神童「瞬木の必殺技か!?」

瞬木「パルクール、アタック!」

ギュウウウウウウウウンンン!!

鉄雄田「ぐおおおおおっ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

角間王将『ゴオオオオオル!先制点は稲妻高校だああああっ!』

瞬木「はっ!見たかよキャプテン!この俺様の本気をよ!」

天馬「>>135
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 20:23:26.51 ID:HiDCo6pw0
す…すごい!(でも…何か深い闇が見えたような…)
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 20:29:11.93 ID:C7cf20u60
天馬「す…すごい!」

でも…何か深い闇が見えたような…

さくら「やるじゃん瞬木!」

九坂「あれだけのディフェンスをよく潜り抜けたな!」

瞬木「当然だろ?俺を誰だと思ってる?」

さくら「・・・・あれ?なんか雰囲気変わった?」

瞬木「お前ら!俺に付いてこられるように精々頑張れよ。置いていかれたくなかったら、な?」ニヤリ

さくら「お、おう・・・・?」

瞬木「・・・・・なーんて、ね♪」

神童「・・・まあ、ついていってやろう」

鉄角「そうだな。あれが本当の瞬木だってんなら、俺らは受け入れてやんねーとな」

皆帆「本当、このチームは見てて飽きないね」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 20:39:48.33 ID:C7cf20u60
審判「ピー!」

角間王将『一点を追う展開となった黒の騎士団、どう攻めてくるのか!?』

水川「たかが一点だ。すぐに取り返す!」

天馬「うおおおお!!」

水川「味方が一点取ったからってお前が強くなれる訳じゃねーんだよ!風神の舞!!」

天馬「ぐわああああっ!!」

角間王将『水川、再び風神の舞で松風を抜いた!だがすぐに神童がフォローに入る!』

水川「弱い、弱すぎる!」

天馬「確かに今の俺じゃあお前には勝てない!でも【皆なら】!」

水川「しまった、熱くなりすぎた!」

キラキラ...

神童「アインザッツ」

角間王将『神童ボールを奪った!』

天馬「一人で敵わない相手も、皆の力を合わせれば、時には大きな力をも覆す!それがサッカーなんだ!」

水川「〜〜ッ!負け惜しみだ!」









角間王将『試合は後半を迎えて1-0、稲妻高校は前の試合と同じく固い守りで1点を死守しております!』

井吹「皆帆!真名部!右と左に分かれろ!」

「「了解!」」

稲葉「チッ!これでもくらえ!」

井吹「ッ!」ガシッ!

角間王将『稲葉、シュートを打つもまたもやキーパーの正面!』

稲葉「ディフェンスに的確な指示を出してコースを塞いで来やがる...」ギリッ!

真名部「>>138
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 20:41:10.95 ID:rdV9X9duO
分析完了です。あなた達の動きは全て見切りましたよ
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 20:50:05.68 ID:C7cf20u60
真名部「分析完了です。あなた達の動きは全て見切りましたよ」

稲葉「くうううっ!」

皆帆「悪いけど、もう君達が点を取ることはないよ」

貴崎「ッ!」










貴崎「ッ!」

ギュウウウン!

井吹「はあっ!」

角間王将『井吹、パンチングでボールを外へと出した!』









審判「ピッ!」

角間王将『黒の騎士団、コーナーキックで得点のチャンスを迎えました。果たしてこのチャンスを掴みとれるか?』

貴崎「っ!!」ヒュウウウウン...!

井吹「たああああっ!!」

ギュウウウウウウウウンンン!!

「「「「!?」」」」

井吹「こんな程度の高さで俺を出し抜くのは無理だぜ!」

角間王将『井吹、コーナーからのパスを空中で止めた!飛んだ高さはおよそ20メートルくらいでしょうか?超次元サッカーならこれぐらいのジャンプはよくあることです!』
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:03:25.70 ID:C7cf20u60
水川「何故だ・・・何故、俺達は負けている・・・・」

天馬「皆上がれ!」

瞬木「ここで追加点を取ればとどめ確定だ!」

角間王将『残り時間5分となったところで稲妻高校全員攻撃に転じた!』

水川「認めない・・・・俺は認めない!俺が松風天馬に劣るなど、あってはならない!カトラに相応しい男は、俺一人だけなんだあああああああああっ!!」

天馬「なっ!?」

角間王将『おっと水川、物凄い速さで自陣ゴール前に戻ってきた!』

瞬木「キャプテン!」

天馬「頼んだ!」

瞬木「決めてやるよ!パルクールアタック!」

ギュウウウウウウウウンンン!!

角間王将『強烈なシュートが黒の騎士団ゴールに向かっていく!』

水川「俺は、俺は強い!!!うおおおおおおおお!!」

水川「流星ブレード!」

キィン!

瞬木「なっ!?」

角間王将『おっとここで!水川が瞬木のシュートをカウンターで弾き返した!』

天馬「ぐわあああっ!!」

神童「天馬!?ぐわっ!」

「「「「うわああああっ!!」」」」

井吹「はああああっ!!」

パシイイイイン!!

井吹「ぐ、ぐううううっ!」ギュルン!ギュルン!ギュルン!ギュルン!ギュルン!

しゅううううう〜...







審判「ピッ、ピッ、ピーッ!」

角間王将『ここで試合終了のホイッスル!1-0で稲妻高校準々決勝進出決定!』

天馬「やったあああああああああ!!!」

井吹「>>141
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:05:32.08 ID:rdV9X9duO
いてえ…
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:05:37.30 ID:mgyze07so
ありがとな
今回はみんなに助けられた
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:11:53.50 ID:C7cf20u60
井吹「いてえ…」

神童「井吹、大丈夫か!?」

井吹「ちょっと痺れただけだ。これぐらいすぐに治る」

神童「・・・そうか」

井吹(だがこのままじゃ、致命的な失点を招きかねないか・・・)ヒリヒリ

井吹(俺は他のみんなと違って記憶はあるが、体はサッカーを覚えていない。何度も空いた時間に必殺技に挑戦したが、一度も成功しなかった。次の相手はガンガン必殺シュートを使ってくるだろう)チラッ

信助「?」

井吹(・・・今回も、お前が最後の砦になりそうだ)
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:14:24.74 ID:C7cf20u60
九坂「森村・・・」

好葉「え、えっと...今日も、勝てて、よかったね」

九坂「森村、聞いてほしいことがある」

好葉「ふぇ?」

九坂「すぅー・・・・」











九坂「好きだああああああああっ!!!」

好葉「ふぇっ...?」

天馬「・・・・・えっ?」

「「「「えええええええっ!!?」」」」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:18:35.67 ID:C7cf20u60
九坂「お前は温かいし、顔もかわいい!俺の彼女にしてやる・・・・いや、してやるは物を頼む態度じゃないな。俺の彼女になってくれえええええっ!!」

好葉「あの、えっ、えっと・・・・////」

角間王将『何と!稲妻高校の九坂隆二選手!チームメイトの森村好葉さんに試合終了と同時に熱い告白!私、角間王将は今までの実況人生でも選手同士の告白など見たことがありません!』

九坂「森村・・・・」

好葉「・・・>>146
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:19:34.59 ID:mgyze07so
いきなりはちょっと・・・・ごめんなさい
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:19:52.48 ID:AjskmsqX0
いきなり言われても
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:28:18.26 ID:C7cf20u60
好葉「・・・いきなりはちょっと・・・・ごめんなさい」

九坂「そっか。ま、そっすよね・・・」ショボーン

好葉「で、でも!」

「「「「!」」」」

好葉「九坂君の気持ちは、すごく嬉しかった。だから、その...前向きには検討、しようと......思い、ます////」

九坂「っ!よっしゃあああああああああ!!!」

鉄角「やるじゃねえか九坂!男だぜ!」

皆帆「修羅場展開と平行して純愛物語が展開されるとは・・・ほんのちょっとだけ予想外だったけど、だからこそ人は面白い」

さくら「あ、そうだ。修羅場で思い出したけど・・・・」

水川「・・・・」ゴゴゴゴゴ

((((そうだ、まだこっちの問題が残ってた!))))

水川「>>149
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:31:21.74 ID:jvDmanwq0
くっ、くくっ、ははははっ!
まさかこんなところで告白とはな!
バカだよ、お前ら凄いバカだよw
こんなバカ達にそりゃ勝てるわけねえよな
あ〜あ、俺もお前達みたいなバカになれればカトラに告白できたのかもな
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:35:52.35 ID:C7cf20u60
水川「くっ、くくっ、ははははっ!まさかこんなところで告白とはな!バカだよ、お前ら凄いバカだよwこんなバカ達にそりゃ勝てるわけねえよな」

「「「「へっ?」」」」

水川「あ〜あ、俺もお前達みたいなバカになれればカトラに告白できたのかもな」

水川「・・・・カトラを、頼んだぞ」

















水川「天馬」

天馬「・・・・うん」

こうして俺達の、一つの愛を巡る戦いは決着を迎えた。
この戦いで俺は決心した。水川の分まで、カトラを守ることを。
そして・・・・・・・
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:39:09.35 ID:C7cf20u60
〜会場の外〜

円堂「あのさ剣城、今日も祝勝会やるんだがお前も」

剣城「馬鹿馬鹿しい」

キキキキキッ!ブルン!

円堂「>>152
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:44:22.35 ID:9BbZemDn0
は、ははっ、取りつく島もない(苦笑)
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:47:22.76 ID:C7cf20u60
円堂「は、ははっ、取りつく島もない(苦笑)」

ブロロロロロ!

円堂「・・・さて、どうしたもんかな?」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 21:56:37.69 ID:C7cf20u60
〜翌朝、男子寮〜

天馬「・・・・ふわぁ〜」

今日もいつも通りに夢を見た。
誰かとサッカーを通じて、全力でぶつかり合う夢...
忘れてしまった......誰かとのぶつかり合い...

天馬「俺は一体、誰と戦っていたんだ?」

ピロリン!

最夢でみたことを思い出そうと物思いに耽ようとしたところ、誰かからLI○Eが来た。

誰からのLI○E?安価下

誰からのLI○E?安価下

155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 21:58:50.25 ID:9BbZemDn0
さくら
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:02:45.55 ID:wTfHoExk0
皆帆
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:05:33.51 ID:C7cf20u60
さくら『キャプテン起きてる?』

送り主は・・・さくら?こんな時間に珍しいな。

天馬『今起きたところ』

さくら『部屋で一緒にゲームでもしない?』

ゲームか。トランプや人生ゲームとか皆でやれたら面白そうだなぁ

天馬『いいよ!ゲームやろ!』

さくら『わーい!じゃあ早速カトラちゃん呼んであげなきゃね!キャプテンのチームメイトって言ったら多分すぐ来てくれるよ!』

えっ!?カトラ連れてくるの!?ヤバイヤバイ!部屋ちゃんと掃除しないと!
机に散らばってる教科書を棚に戻して、ゴミも掃除してそれから・・・ああ!やること多いッ!

ピンポーン!

うわあああああっ!!もう来た!?いやあああああっ!!!
まだ俺の部屋汚いままだよおおおお!!
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:10:40.91 ID:C7cf20u60
〜10分後〜

さくら「・・・・・えいっ!ってああ!またババ引いた!」

カトラ「次は私ですね」

結局まともに掃除できなかったけど、カトラもさくらも綺麗な部屋だと一応いってくれた。
まあ、元々物がいっぱい置いてたりはしないから比較的面積は広い方だと思うけど・・・・
それでも細かい埃とかにカトラが気付いちゃうかも?って気になっちゃうんだよね・・・

カトラ「次は天馬の番ですよ?」

天馬「あっ!?そ、そうだね」

おっとっと。今はカトラとのババ抜きに集中しなきゃ!
埃とかは気付かれた時になんとかすればいいんだ!

カトラ「>>159
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:11:47.36 ID:qSFV64sf0
それにしても・・・今の天馬は両手に花ですね♪
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:18:26.57 ID:C7cf20u60
カトラ「それにしても・・・今の天馬は両手に花ですね♪」

言われてみたらそうだ。
カトラは勿論、さくらも結構可愛い方だ。
・・・・腹黒いことに目を瞑れば

さくら「ちょっとキャプテン、何か失礼なこと考えてない?」ジトー

天馬「ま、まさか!そ、そそそんな訳ないじゃないか!」

流石さくら!良くないことに関しての感だけは鋭い!
腹黒いからそういうのには敏感なのかな?

さくら「・・・ほらキャプテン、早く引いてよ」

天馬「んじゃこれ」スッ

えーとスペードのA、ってこれ・・・
揃ってるので手札を捨てて・・・

さくら「もう残り一枚なの!?早っ!」

カトラ「これはもう私が引いた時点で天馬は上がり確定ですね」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:20:23.93 ID:C7cf20u60
〜それからしばらくして〜

PM12:12

美少女に囲まれてゲームを楽しんでいたら、時間はあっと言う間に午後になっていた。
今日のお昼ご飯は何が出るのかな?

さくら「>>162
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:22:31.97 ID:qALL8/RO0
ねえねえ〜、キャプテンは美少女に挟まれてイヤらしい気持ちになったりしないの〜?ニヤニヤ
そういうことに興味無さそうに見えて実はどっかにえっちな本隠してたりして〜!
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:23:07.29 ID:wTfHoExk0
私とカトラで作るね。特にカトラって料理上手らしいんだから
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:30:50.44 ID:C7cf20u60
さくら「ねえねえ〜、キャプテンは美少女に挟まれてイヤらしい気持ちになったりしないの〜?」ニヤニヤ

天馬「ぶっ!」

な、ななななな何言ってんだこのお姉さん!?
そ、そそそそんな!い、いやらしい気持ちなんてそんな、俺にそんな気持ちあるわけ……///

さくら「そういうことに興味無さそうに見えて実はどっかにえっちな本隠してたりして〜!」

や、やめろおおおおおお!!
か、カトラ!助けて……

カトラ「こ、これは浮気調査であって、け、決して私がえっちな気分になったから天馬の好みを参考にしようとか、全然考えてませんから!////」ゴソゴソ

何かさくらまで探し始めた!!やめてえええええ!
いや、別にえっちな本とかはないけど部屋荒らすのやめてええええええ!!
掃除の手間が増えちゃうからっ!!

ガチャッ...

井吹「キャプテーン、飯行こうぜ、ってなんだ?」

天馬「救世主来たあああああああああっ!!」

井吹「はあ?」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:35:19.52 ID:C7cf20u60
〜食堂〜

井吹「人の部屋の物色はよくないと思うぜ・・・・あむっ!」

カトラ「は、反省してます・・・////」

さくら「ちょっとぐらいはいいじゃんケチー」ブーブー

カトラは反省してくれてるみたいだけどさくらは思いっきり開き直っていた。
いやでもこれがさくらクオリティだよね。しおらしいさくらとかあんま想像したくないと言うか・・・

井吹「・・・・」モグモグ...ゴク!

天馬「>>166
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:37:09.57 ID:tg6CoIMb0
あっ、そうだ!
前の試合での怪我は大丈夫?
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:47:23.92 ID:C7cf20u60
天馬「あっ、そうだ!前の試合での怪我は大丈夫?」

カトラ「怪我?井吹さん、怪我したんですか?」

さくら「井吹ったら昨日の試合でカウンターシュートを素手で止めに行くなんて無茶したからね・・・」

井吹「仕方ねーだろ。俺は必殺技持ってないんだからよ」

さくら「だからって普通あんな無茶する?」

井吹「あんなの無茶に入んねーよ。それに、俺は普通じゃねーからな。今日だって練習でシュート大量に決めてきてやったぜ」

さくら「昨日あれだけ動いた翌日にバスケ部の練習にまで参加したの?はー、よくやるわねぇ」

井吹「>>168
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:49:04.95 ID:wTfHoExk0
鍛え方が違うだよ
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:50:23.01 ID:nFBe+r7ao
・・・・・まあ俺に何かあった時のために控えキーパーも必要かもな
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:51:44.22 ID:C7cf20u60
井吹「鍛え方が違うんだよ」

井吹(記憶に残ってる修羅場の数も、な・・・)

天馬「井吹?」

さくら「あー、なんかこいつたまに遠い目をして物思いに耽ることあるのよね」

井吹(キャプテン・・・・)
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/21(火) 22:51:45.39 ID:wTfHoExk0
出来たら>>169の追加出来たらお願いします
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:54:38.23 ID:C7cf20u60
〜天馬の部屋〜

井吹『そんじゃ俺午後の練習にも参加するから』

と言って井吹は一足先に食堂を後にした。
カトラやさくらが食べ終えた後に俺達は部屋に戻ってきた。

カトラ「>>173
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:56:03.80 ID:SPHZn9cfO
あ、あの……天馬。もしご迷惑じゃなかったら今度、お弁当を作ってきていいですか?
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 22:57:00.54 ID:nFBe+r7ao
・・・・・よく考えてみたんですけど、確かに天馬がえっちな本を持っている確率は低いですね
何故ならば今はスマホやパソコンでそういうものはいくらでもただで見られるから!
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 22:59:20.13 ID:C7cf20u60
カトラ「あ、あの……天馬。もしご迷惑じゃなかったら今度、お弁当を作ってきていいですか?」

天馬「えっ!本当!?」

うわあ、嬉しいな!彼女にお弁当つくって貰えるなんて、最高だよ!

さくら「お二人さんラブラブね〜♪」

天馬「そ、そう、かな?」テレッ///

ら、ラブラブとか言われると照れる・・・////
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:08:29.94 ID:C7cf20u60
〜準々決勝前日〜

今日は誰か誘って河川敷で練習しようか。早速連絡を・・・

ピロリン!

井吹『いいねぇ、バスケの練習は午前で切り上げることにする』

井吹がすぐに返事をくれた。午後から練習に参加してくれるんだね、了解!
他の皆はどうかな?

ピロリン!ピロリン!ピロリン!

瞬木『弟たちの面倒を見るからパス』

座名九郎『稽古があるので、今回は見送らせて頂きます』

神童『家の用事があるんだ、すまない』

瞬木、座名九郎、拓人にはキャンセルされたが、他は皆オッケーをくれた。

天馬『明日に備えて河川敷で練習しない?』既読12

・・・・・剣城だけ既読すら付いてない。
因みにグループには円堂さんも参加しているので全部で14人居るんだ!
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:11:23.17 ID:C7cf20u60
〜河川敷〜

円堂「井吹が来るまでの間は俺がキーパーをやってやろう!」

天馬「円堂さんがキーパー・・・・」

信助「天馬!僕達今からすごいの見られるかもね!」

天馬「うん!」

九坂「>>178
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:12:48.77 ID:nFBe+r7ao
そういや円堂さんは今回出ないんっすか?
流石にキーパーが井吹一人じゃ何かあったとき色々と困るんじゃ
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:17:56.98 ID:C7cf20u60
九坂「そういや円堂さんは今回出ないんっすか?流石にキーパーが井吹一人じゃ何かあったとき色々と困るんじゃ」

井吹「大丈夫だ。俺になんかあったとしても、こいつが居る」ポンッ

信助「・・・・えっ、僕!?」

井吹「出来る限りは怪我しないように細心の注意は払うが、万が一が起きたら頼むぞ」

信助「・・・・・わかった!」

井吹「フッ...」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/21(火) 23:20:38.30 ID:C7cf20u60
〜〜

円堂「よし、来い!」

九坂「じゃあ行くっすよ!えい!」

信助「>>181
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/21(火) 23:22:57.39 ID:IAeLQN3T0
うーん、僕も円堂さんみたいなキーパーになるには・・・やっぱり円堂さんみたいに突然前線に上がってみるとか!
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 05:47:37.54 ID:cSRw/v+Y0
信助「うーん、僕も円堂さんみたいなキーパーになるには・・・やっぱり円堂さんみたいに突然前線に上がってみるとか!」

井吹「さあな?お前がどうなりたいかはお前が決めろ」

信助「井吹?」

井吹「・・・・監督、次は俺達が」

円堂「おう、わかった」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 05:55:01.52 ID:cSRw/v+Y0
〜準々決勝当日〜

天馬「いよいよ、ベスト4をかけた戦いが始まるんだ!」

さくら「最初はどうなることかと思ったけど、私達案外いいところまで勝ち上がれたよね?」

好葉「うん」コクッ

鉄角「いっそこのまま優勝目指すか?」

真名部「今の僕達なら優勝の確率は17.14%あります」

九坂「0.0001%から物凄い数字が上がったな」

『間もなく抽選を行います!選手皆さん今しばらくお待ちください』

ジャララララ

『出ました!抽選結果!』

さくら「あった!稲妻高校!」

天馬「俺達の相手は!?」

相手は何処のチーム?安価下
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 05:57:44.48 ID:a0ePHVfu0
帝国学園
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:08:47.31 ID:cSRw/v+Y0
稲妻高校対帝国学園

天馬「帝国学園・・・確か雷門中のライバル校で、ホーリーロードで何度も全国へ足を踏み入れてる中学・・・」

鉄角「マジで!?中学生とはいえ相手は全国区か」

井吹(こりゃ厳しい試合になりそうだな・・・)

鬼道「円堂」

円堂「!」

鬼道「久しぶりだな」

円堂「鬼道!何でお前がここに?」

鬼道「それは俺が帝国学園の総帥だからだ」

円堂「そっか。鬼道も、指導者の道を歩み始めたんだな」

鬼道「ああ。まさか、こんなに早くお前と監督同士として戦うことになるとは思ってもみなかったがな」

円堂「・・・負けないぜ、あいつらは」

鬼道「俺も教え子達を信じている」

佐久間「総帥、行きましょう」

鬼道「ああ」

佐久間「・・・・」ペコリ
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:12:29.06 ID:cSRw/v+Y0
〜観客席〜

俺達の試合は午後からの第二試合ということで、午前中はいつものように自由時間を過ごしていた。

カトラ「天馬!」

天馬「カトラ!応援に来てくれたの?」

カトラ「はい!」

うわぁ、寮からわざわざ会場まで足を運んでくれたんだ。俺達を応援するために。嬉しいな!

カトラ「>>187
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:14:35.18 ID:LN5i/3Le0
天馬はこれからどうするのですか?
も、もしよかったらい、一緒に・・・////
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:24:57.32 ID:cSRw/v+Y0
カトラ「天馬はこれからどうするのですか?も、もしよかったらい、一緒に・・・////」

天馬「何か買っていこうか。例えばお土産とか・・・///」スッ

とりあえず手を差し出してみたけど、流石に顔は見れない。
今凄い顔赤いからカトラからなんとなく目を逸らす・・・

カトラ「・・・ありがとう♡」ギュッ!

天馬「!」

カトラの手、すべすべでやわらかい・・・////
って何考えてんだ俺!?変態か!

天馬「と、とりあえずグッズコーナーとか回って行こうよ」

カトラ「はい♡」
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:27:50.87 ID:cSRw/v+Y0
天馬「////」

カトラ「///」

か、会話がない!
別に気不味いとかではない!むしろカトラとなら無言でも心地はいいくらいだ!
でもせっかくのデートなんだから男である俺がリードしてやらないと・・・////
そういえば今時の女の子って何が好きなんだ?

天馬「・・・>>190
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:30:46.36 ID:3bHavmsb0
そうだ!カトラって日本に来てから友達とかもう出来た?
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:30:57.23 ID:Z4od2ck90
今日はカトラのこと色々聞いていいかな?
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:39:10.91 ID:cSRw/v+Y0
天馬「・・・そうだ!カトラって日本に来てから友達とかもう出来た?」

カトラ「はい!さくらさんには色々よくして貰ってますし、クラスの人達も優しくて」

うんうん!やっぱりカトラは可愛いし行動力もあるから友達は居て当然だよね。何も心配なかった・・・

カトラ「後ポトムとも久しぶりに会ったんですよ!」

やっべ、たった今心配事が出来ました・・・

カトラ「・・・天馬?」

天馬「いやいやいや!なんでもない!なんでもない!」アセアセ

カトラ「?」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:42:41.17 ID:cSRw/v+Y0
〜会場の外〜

さくら(あーあ、せっかく好葉と買い物でもしようかと思ったけど、九坂に先越されちゃった。空き時間どう過ごそ?)

「・・・・」スタスタ

さくら(お、あれは・・・)

誰を見掛けた?安価下
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:45:31.66 ID:LN5i/3Le0
神童を尾行して写真撮ってる茜
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:51:05.37 ID:cSRw/v+Y0
茜「・・・」パシャ!

さくら(えぇ...あ、あれって盗撮よね......警察に言った方がいいのかな?)

茜「シン様今日も素敵♪」

さくら(シン、様?えっと、シャッターの向き的には・・・)

座名九郎「ーー」

神童「ーー」

さくら(市川と雑談してる神童君・・・なるほど、神童君のファンってとこかな?)

茜「はぁ...////」ウットリ

さくら(いや、恋する乙女?でもどっちにしろストーカーは不味いわよね)スッ

茜「>>196
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:52:47.76 ID:LN5i/3Le0
・・・例え世界やみんなが変わっても、シン様の凛々しさは変わらない…
でも、あの日々を無かったことになんてしたくないボソッ
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 06:53:45.59 ID:bZZg19u8O
今日もシン様格好いい……///
もっと近くでお話とかしたいけど……私じゃ……
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:58:05.35 ID:cSRw/v+Y0
茜「・・・例え世界やみんなが変わっても、シン様の凛々しさは変わらない…でも、あの日々を無かったことになんてしたくない」ボソッ

さくら(世界が、変わる?何言って......!?)ズキッ!

茜「・・・・続きは観客席で撮ろ」トボトボ

さくら「あ、あっ・・・あああっ・・・!」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 06:59:37.10 ID:cSRw/v+Y0
おい・・・、おいっ!

さくら「ハッ!」

「大丈夫か?」

さくら「>>200
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:01:36.39 ID:fDFZvV5l0
んっ・・・ここはどこ?私は誰?っていうのがこういうとき定番の台詞よね♪
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:04:24.04 ID:cSRw/v+Y0
さくら「んっ・・・ここはどこ?私は誰?っていうのがこういうとき定番の台詞よね♪」

井吹「・・・・そんだけ馬鹿なこと言えるんなら大丈夫だな」

さくら「・・・・ねぇ井吹」

井吹「何だ?」

さくら「・・・・もしだよ。もし、私に前世の記憶が蘇ったとか言ったら、笑っちゃう?」

井吹「>>202
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:06:00.01 ID:/tTw14T00
!?!?
ま、まさか覚えているのか!
アースイレブンのこと!GSGのこと!
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/05/22(水) 07:06:33.91 ID:Z4od2ck90
いや。笑わないさ

実は俺は素っと前から蘇っている
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:11:59.48 ID:cSRw/v+Y0
井吹「!?!?ま、まさか覚えているのか!アースイレブンのこと!GSGのこと!」

さくら「・・・いつから?」

井吹「・・・・・理事長室に呼び出された後だ」

さくら「だよね。最初は下らないって吐き捨ててたのに、キャプテンを除いたら一番練習してた。今思うと、あの心変わりは不自然だもん」

井吹「・・・」

さくら「実はね、今さっき前の世界の記憶を持ってた人が居たの」

井吹「!」

さくら「・・・・会いに、行こうよ」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:15:39.30 ID:cSRw/v+Y0
〜観客席〜

茜「・・・・そっか。貴方達も記憶を」

井吹「ああ」

茜「私は、あの頃に戻りたい。皆が居た雷門に・・・」

井吹「それは出来ない相談だ」

茜「わかってる。世界は変わってしまったから」

さくら「そうじゃないの!」

茜「?」

さくら「GSG、最後の戦いで・・・私達は」

井吹「ーーーー」

























茜「えっ?」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:21:10.78 ID:cSRw/v+Y0
〜控え室〜

円堂「試合に備えてこれからミーティングを行う!」

「「「「はい!」」」」

【稲妻高校フォーメーション】

FW・・・・・剣城、瞬木

MF・・・・・・・天馬

MF・・・九坂・・・・・・さくら

MF・・・・・・・神童

DF・・・好葉、皆帆、真名部、鉄角

GK・・・・・・・井吹

ベンチ・・・座名九郎、信助

円堂「布陣はいつも通りだ」

井吹「信助、この戦いは今までとは間違いなく違う戦いになる。いつでも出られる準備をしていてくれ」

信助「・・・うん!」

座名九郎「>>207
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:25:35.37 ID:LN5i/3Le0
私もいつでも出られる準備は出来ています
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:27:28.07 ID:cSRw/v+Y0
座名九郎「私もいつでも出られる準備は出来ています」

円堂「・・・」コクッ

天馬「よし皆!グラウンドへ行こう!」

「「「「おおおおっ!」」」」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:37:26.38 ID:cSRw/v+Y0
〜グラウンド〜

【帝国学園フォーメーション】

FW・・・・逸見、御門

MF・・・洞沢、佐々鬼、五木

MF・・・・・・飛鳥寺

DF・・成田、大滝、蒲田、龍崎

GK・・・・・・雅野

天馬「2-4-4、俺達と同じか」

神童「陣形は違うが、ポジションの人数比率は同じと見てもいい」

天馬「しかも監督とコーチはFFI優勝経験者・・・」

神童「>>210
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 07:38:28.44 ID:Bjx5WHMS0
分が悪い、どころの話じゃないな
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:46:58.45 ID:cSRw/v+Y0
神童「分が悪い、どころの話じゃないな」

天馬「・・・けどやるしかない!」

神童「勿論、わかっている」

角間王将『さあ超次元大会準々決勝、稲妻高校対帝国学園の試合は、間もなくキックオフです!』

審判「ピー!」

剣城「・・・」チョンッ

瞬木「キャプテン!」

天馬「っ、」ポスッ

角間王将『稲妻高校、松風のドリブルで上がっていく!』

天馬「さくら!」ポーン!

さくら「任せて!」

洞沢「行かせるか!」

さくら「・・・ふふっ♪」

洞沢「!?」

さくら「ビューティフルフープ!」

角間王将『何と野咲!新必殺技で抜いた!』

神童「いつの間にあんな技を!?」

天馬「凄いよさくら!」

さくら「てへ☆」(^_-)
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 07:54:26.31 ID:cSRw/v+Y0
さくら「瞬木!」

瞬木「おう!」

角間王将『ボールは野咲から瞬木へと繋がった!』

瞬木「お前らに俺の足が止められるか!」ギュウウウウン!

鬼道(瞬木隼人・・・陸上部だけあってその俊足は素晴らしい。だがその俊足も、陸が無ければ機能するかな?)ニヤリ

円堂(鬼道のやつ、何か仕掛けてくる!)

鬼道「成田、大滝!」

「「はあああっ!!」」

ザバーン!

瞬木「なっ!?これは・・・」

「「サルガッソー!」」

瞬木「うわあああああっ!!」

鬼道(瞬木隼人、お前に陸は走らせない!)

角間王将『帝国学園の固いディフェンスが瞬木の足を封じた!』

鬼道「オフェンスに転じろ!」

御門「はいっ!」

大滝「飛鳥寺!」

角間王将『帝国学園細かくパスを繋いで上がっていく!』
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:06:55.49 ID:cSRw/v+Y0
飛鳥寺「逸見!」

逸見「らああああっ!」

鉄角「通さねえ!」

角間王将『鉄角プレッシャーを掛けに行く!』

逸見「馬鹿め!何年も毎日サッカー漬けの日々を送った俺達が、お前らのような素人にボールを奪われる訳がないだろう!」

鉄角「そうかな?案外やってみねーと、わかんねーかもよ?」

逸見「ほざけ!マッドジャグラー!」

角間王将『おっと逸見、マッドジャグラー発動を宣言したぞ!マッドジャグラーはボールを相手のお腹に浮かせてボール越しに連続で蹴りを入れる、あまり品のない技だ!』

逸見「喰らいやがr」

ヒュン!

逸見「は?」

鉄角「シュッ!シュッ!シュッ!フットワークドロウ!」

逸見「なぁっ!?」

角間王将『逸見ボールを奪われた!』

鉄角「ボクシングのフットワークも、案外捨てたもんじゃないだろ?」ニヤリ

角間王将『鉄角は高校ボクシングの日本チャンピオン、常に高速で飛んでくるパンチを何千、否何万・・・もしくは億かもしれませんね。たくさんの高速パンチを見てきた鉄角からすれば、今更マッドジャグラーなど当たらないのも当然と言えば当然かもしれません!』
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:13:48.39 ID:cSRw/v+Y0
〜〜〜〜

五木「行かせな・・・」

九坂「あ"っ!」ギロリ

五木「ヒッ、」ドサッ

角間王将『九坂!必殺のオラオラメンチで敵をゆったりと抜き去った!』

〜〜〜〜

逸見「ボクサーが駄目ならインテリメガネを沈めて・・・」

真名部「・・・・」サササササ!

真名部「見えました!」キラーン!

逸見「何っ!?またボールを取られた!」

真名部「これが僕のディフェンス方程式。中学生の単調な攻めなど、僕の頭脳には通用しませんよ」

角間王将『野咲、鉄角に続いて真名部も新必殺技を繰り出した!』

井吹「ナイスディフェンス真名部!」

皆帆「流石は僕のワトソン君だ」

真名部「誰がワトソンですかっ!!」ポーン!
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:24:25.63 ID:cSRw/v+Y0
「「サルガッソー!」」

瞬木「チッ、こいつさえ攻略出来れば!」

角間王将『両チーム固い守りのまま前半はどんどん終わりに近付いてて来ているぞ!』

御門「時間がない!俺にボールを寄越せ!」

龍崎「御門さん!」

角間王将『おっとここで帝国学園ロングパスだ!』

好葉「ウチが・・・」

御門「どけえ!」

好葉「きゃっ!」ドサッ

角間王将『御門が森村を突き飛ばして強引にボールを拾った!』

審判「・・・・」

角間王将『だがホイッスルは鳴らない!超次元サッカーならよくあることだ!』

御門「ピィー!」

皇帝ペンギン×7「くえー!」

御門「皇帝ペンギン、7!」

ギュウウウウン!

角間王将『御門の強烈なロングシュートだ!井吹これを止められるか!?』

井吹「チィっ!」パシーン!

御門「無駄だ。この俺の必殺技が素手で止められる訳ないだろう!」

井吹「ぐ、ぐううううっ!」ギュルン!ギュルン!ギュルン!

しゅううううう〜...

井吹「・・・・止めてやったけど?」ニヤリ

御門「なっ!?」

審判「ピッ、ピー!」

角間王将『ここで前半終了のホイッスル!試合は0-0のまま後半戦に突入します!』
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:28:02.46 ID:cSRw/v+Y0
〜稲妻高校のベンチ〜

九坂「好葉!だ、大丈夫か?」

好葉「これぐらいは、平気。それよりも、九坂君が心配してくれたことの方が……うれしい///」

九坂「そ、そりゃね!好きな人を心配するのは当然っすよ!それに、仲間でもあるんだから助け合いたいし」

好葉「……ありがとう!」ニッコリ

さくら「>>217

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 08:30:58.47 ID:tYx4qYyk0
ふふっ、今回はあの時みたいな結果にならなそう♪
あの時の雪辱晴らしちゃうんだから!
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:41:29.81 ID:cSRw/v+Y0
さくら「ふふっ、今回はあの時みたいな結果にならなそう♪」

井吹「そうだな」

さくら「あの時の雪辱晴らしちゃうんだから!」

井吹「・・・ああ。黒星のまんまじゃ終われねぇよな!」

瞬木(あの渦巻きをどう攻略する?悔しいが帝国の守備は磐石だ。俺の足を完全に封じてやがる)

天馬「・・・拓人、何か攻略法はない?」

神童「済まない、今は守ることで手一杯なんだ。攻撃の方法は思い付かない・・・」

円堂(流石は鬼道だ。知略や戦術は完全に向こうが上。佐久間も、鬼道が総帥に就くまでは帝国の全国優勝に何度か貢献している有能な指導者みたいだし・・・)

守備も体力が無限に続くわけではないし、拓人や監督も戦術が浮かばない
このままじゃジリ貧だ。俺がなんとかしなきゃ・・・
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:46:05.26 ID:cSRw/v+Y0
円堂「・・・後半の作戦を伝える」

「「「「!」」」」

円堂さんが動いた!一体どんな指示を・・・

円堂「程のことがなーんも浮かんでないんだよなぁ、あは、あはははは・・・・(苦笑)」

( ゚д゚)ポカーン

「「「「だあっ!」」」」ガクッ!

円堂「いや、本当悪い悪い。どう考えても鬼道には戦術面で勝てる気がまるでしなくてさ・・・」

天馬「監督〜...」

円堂「いやまあ、俺は鬼道には勝てないかもしれないけど、今戦ってるのはお前達だ。お前達なら、帝国学園に必ず勝てる!俺は信じてる!」

天馬「監督!」

円堂「うん!」ニカッ!

天馬「>>220
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 08:54:01.13 ID:Z4od2ck90
そうだよね!なんとかなるさ!………ってあれ?
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 08:59:07.09 ID:cSRw/v+Y0
天馬「そうだよね!なんとかなるさ!………ってあれ?」

円堂「ほら、さっさと行け!行け!」アセアセ

天馬「あ、はい!」

円堂「・・・・・・>>222
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/22(水) 12:02:32.07 ID:Y4GYUynSo
(何とかなるさ・・・何でだろう、俺は天馬のこの言葉を何度も聞いている気がする…)
(俺達はまだ会ったばかりなのに・・・本当に会ったばかりなのか?)
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:11:29.15 ID:cSRw/v+Y0
円堂(何とかなるさ・・・何でだろう、俺は天馬のこの言葉を何度も聞いている気がする…俺達はまだ会ったばかりなのに・・・本当に会ったばかりなのか?)

天馬「・・・・」スタスタ

円堂(もしかしたら俺が忘れただけで、実は過去にも会ったことがあるとか?)
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/05/22(水) 19:18:33.19 ID:cSRw/v+Y0
御門「成田!大滝!」

瞬木「またサルガッソー!そうは行くかよ!」

角間王将『瞬木、ディフェンスが来る前に強引にシュートを打った!』

雅野「ッ!」パシッ!

角間王将『だがこれはキーパー雅野の正面!』

雅野「ディフェンスを出し抜くことに気を取られてシュート自体に重みはなかったな」

瞬木(チッ、サルガッソーが頭にちらついて集中しきれねぇ!)







御門「うおおおお!!」

皆帆「悪いけど、君の動きは全て見切ったよ」サッ!

御門(なっ!?こいつ、俺と全く同じ動きを!)

皆帆「そうさ。僕は今完全に君の動きをトレースしているのさ」

御門「!?」

皆帆「トレースプレス!」

角間王将『皆帆も新必殺技を繰り出した!両チーム後半に入っても守りが崩れない!』

皆帆(とはいえ、そろそろ体力が・・・)
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