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おうさま「よくぞきたゆうしゃよ」 勇者「……」
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34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 01:30:52.29 ID:qj1OGb8r0
しょうにん「さくせんとしては、ごぶごぶだとおもいます。ぜったいとはいいきれません」
しょうにん「ですが、これいじょうのさくせんをいまだせますか? だせないのであればやるしかありません」
しょうにん「じかんがたてばたつほどさくせんせいこうはむずかしいものとなります。しんようできないならかまいません」
しょうにん「わたしもりすくがあまりにもたかくなったらみすてるしかないので、このはなしはここまでになります」
ぶとうか「それは…………では、ひとつだけ」
しょうにん「なんでしょうか?」
ぶとうか「そのしずくはわたしにつかわせてください。しょうにんさんはせんとうしょくではありませんよね?」
ぶとうか「なら、なにかあったときにせんとうしょくのわたしのほうがゆうしゃのせきぞうにたどりついてつかえるかのうせいがたかいです」
しょうにん「ふむ、わかりました。ではこれはあなたにあずけます」
しょうにん「きのうのよる、とうぞくをこきつかってしろのないぶはすでにしらべました」
しょうにん「わたしととうぞくはこちらのるーと、あなたたちはそっちにあるるーとをすかってしんにゅうしましょう」
ぶとうか「わかりました」
しょうにん「さて、ではそろそろさくせんかいしといきましょうか」
まほうつかい「よろしくおねがいします」
とうぞく(そういえばしてんのうのひとりがいるってことはいわなかったよな? だいじょうぶなのか?)
ぶとうか(まっていてください、ゆうしゃさま)
ぶとうか(かならず、たすけますから。たすけだしたらあのときおまもりできなかったこと、あやまらせてください)
ぶとうか(どうか、どうかそれまでぶじでいてください)
〜その頃、サキュバス城〜
勇者「」(装備:鼻とヒゲが付いたギャグメガネ&白いモール&光ってる電飾&頭に☆型の置物
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 01:31:19.87 ID:qj1OGb8r0
今日はここまで
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/19(日) 01:40:08.72 ID:RUdM9Hxd0
クッソ読み辛くて草、いいぞもっとやれ
ところで
>>26
>ぶとうか「ん……はっ、勇者!?」
これはただの誤字なのか、武闘家が一瞬覚醒したのか、判断に困るな…
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 01:45:20.81 ID:qj1OGb8r0
>>36
すみません誤字です(白目)
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/19(日) 01:48:30.89 ID:RUdM9Hxd0
誤字かよwwwwww
まぁ全編ひらがなじゃ誤字脱字のひとつふたつ無理もないよね
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/19(日) 02:23:16.50 ID:sESZ4wWDO
おつ
ひとつふたつじゃないけどな わらい
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 09:21:32.92 ID:qj1OGb8r0
〜サキュバス城〜
まほうつかい「ぶじせんにゅうできましたね」(こそこそ
ぶとうか「あとはみつからずにゆうしゃさまのもとまでたどりつくだけです」(こそこそ
せんし「がんがんいこうぜ」
ぶとうか「あっ」
<しんにゅうしゃだ!
<であえであえー!
<がんがんいこうぜ
ぶとうか「……」
まほうつかい「……」
ぶとうか「かれのしはむだにしません、さきをいそぎましょう」
しょうにん「なぜいきなりみつかっているのでしょうか、かれらは」
とうぞく「どうせせんしあたりががんがんいったんでしょう」
しょうにん「さすがのわたしもにっこりだよ」
とうぞく「あねごのえがおほどおそろしいものはありませんからかんべんしてくだせぇ(むひょうじょうだけど)」
しょうにん「それより、わたしたちはわたしたちで」(がこんっ ひゅぅうううううう
とうぞく「あ、あねごぉおおおおおおおお!?」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 09:47:41.61 ID:qj1OGb8r0
ぶとうか「いた、ゆうしゃさま!」
勇者「」(装備:鼻とヒゲが付いたギャグメガネ&白いモール&光ってる電飾&頭に☆型の置物
まほうつかい「ぎゃぐかなにかでしょうか」
ぶとうか「えっと、それではこのしずくを…」
まほうつかい「そのまえにこのかざりをはずしては?」
勇者「」
ぶとうか「えっと、このしずくを……どうつかえばいいんでしたっけ」
まほうつかい「なぜしょうにんさんにつかいかたをかくにんしなかったんですか」
ぶとうか「うっ……それは……」
まほうつかい「まぁ、しずくをくちにふくんでくちうつしでのませればだいじょうぶですよ(くちうつししなくてもいいんですけど)」
ぶとうか「!?」
まほうつかい「ぶとうかがむりならわたしがやっても…」
ぶとうか「だめですぜったいにだめです」
まほうつかい「では、じかんもないのではやめにおねがいします」
ぶとうか「……………………」ぐいっ
ぶとうか「…………ゆうしゃさま」ごくっ
まほうつかい「いや、あなたがのみこんじゃだめでしょう」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 10:17:22.71 ID:qj1OGb8r0
〜なんやかんやで〜
勇者「うっ……ここは?」
ぶとうか「ゆ…………ゆうしゃさま」(至近距離)
勇者「武闘家!? 武闘家なのか!?!?」
まほうつかい「ぶじもとにもどったようですね、いちじはどうなることかとおもいました」
勇者「魔法使いまで!? 俺は夢でも見ているのか?」
ぶとうか「そんなことありません……ゆめじゃ、ないんです」(ぐすっ
勇者「武闘家……(無表情で棒読みなのにガチ泣きって初めて見た)」
ぶとうか「うっぐすっ…ゆうしゃさまぁ」
さきゅばす「かんどうのさいかいはそこまでにしてもらおうかしら?」
ぶとうか「!?」
まほうつかい「あなたは!?」
さきゅばす「まおうぐんしてんのうのひとり、さきゅばすよ。まさかいちにちもたたないうちにここまできているなんておもわなかったわ」
勇者「魔王軍の…!」
まほうつかい「なぜしてんのうがこんなところに」
さきゅばす「そこにいるゆうしゃのふういんをとかせないたんとうだったのだけれど、かんぜんにゆだんしたわね」
さきゅばす「かざりつけをしてくりすますのつりーにしようとしているばあいじゃなかったわ」
勇者「何やってんだアンタ」
さきゅばす「それはそれとして、ついさっきそこでひろったわたしのかわいいぶかをしょうかいしてあげるわ」
さきゅばす「きなさい、わたしのあたらしいしもべ…せんし」
せんし「はい、さきゅばすさま」
勇者「せ、戦士ぃいいいいいいいいいいいいいい!? 俺が言うのもなんだけど何があったぁあああああああ!?」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 10:33:47.15 ID:qj1OGb8r0
さきゅばすがあらわれた!
せんしがあらわれた!
さきゅばす「ふふふ、わたしのみりょうまほうがあればおとこなんていちころよ」
せんし「がんがんいこうぜ」
勇者「くそっ、卑怯だぞ!」
さきゅばす「たたかいにひきょうもなにもないわ! なかまをいためつけることがあなたたちにはできるかしら?」
ぶとうか「ふっ」どごぉ
ぶとうかのこうげき せんしに70だめーじ
せんし「びでぶ」
勇者「!?」
さきゅばす「!?」
まほうつかい「ぶりざーど」
まほうつかいはぶりざーどをとなえた せんしに95だめーじ
せんし「あべし」
せんしをたおした
さきゅばす「えっまって、あなたたちになかまいしきはないの? なかまをこうげきできないとか」
ぶとうか「せんしですから」
まほうつかい「こんなおんなになびいているせんしなんてみていられないのでしょうきにもどってもらおうかと」
さきゅばす「うわぁ」
勇者「そ……それはともかくサキュバス、覚悟!」
さきゅばす「くっ、みりょうまほ…」
ぶとうかはすばやいこうげきをはなった さきゅばすに180だめーじ
さきゅばす「あじゃぱ!?」
ぶとうか「ゆうしゃさまにみりょうまほうとかさせるわけがありません」
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに150だめーじ
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに140だめーじ
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに170だめーじ
さきゅばす「まって、わたしひりきなの。ぼうりょくはんたい」
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに140だめーじ
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに160だめーじ
さきゅばす「おねがいゆるしてなんでもしますから」
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに180だめーじ
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに170だめーじ
さきゅばす「あ……ぉ……」
ぶとうかのどとうのれんげき さきゅばすに200だめーじ
さきゅばすをたおした
さきゅばす「」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 10:46:31.66 ID:qj1OGb8r0
勇者「何もしてないのにレベルが上がって光魔法を覚えた……複雑すぎる」
ぶとうか「やりましたね、ゆうしゃさま」
勇者「何もしてないけどね!?」
ぶとうか「ゆうしゃさまがいなくなったときはほんとうにどうなるかとおもいました」
勇者「というか、未だに目の前の出来事が夢じゃないかと疑うんだけど……確かに殺されたのをこの目で見たし」
ぶとうか「それについてはかくかくじかじかでして」
勇者「かくかくじかじかって何!?」
ぶとうか「たびのしょうにんさんがいきかえらせてくれました」
勇者「死人を生き返らせる事が出来る商人って何者!?」
ぶとうか「さぁ? とうぞくもいっしょでした」
勇者「盗賊も一緒って、まさかあの人達か!」
ぶとうか「そうです、けっこんしきをあげたあのふたりです」
勇者(果たしてあれを結婚式と呼んでいいのかは疑問だけど)
ぶとうか「……その、ゆうしゃさま」
勇者「ん?」
ぶとうか「あのとき、ゆうしゃさまをまもることができずもうしわけありませんでした」
ぶとうか「わたし、こんどこそまもってみせますから。ゆうしゃさまのことを、いのちにかけてまもってみせますから」
ぶとうか「ですから…………いなくならないでください」ぎゅっ
勇者「武闘家……俺の方こそ、守れなくてごめん」
せんし「うっ…ここは」
まほうつかい「めがさめましたか、せんし。あなたのたいせつなひとはだれですか?」
せんし「おれのたいせつなひとは……さきゅば」
まほうつかい「ふんっ」どごぉ
せんし「ぐはっ」ガクッ
〜その頃、地下牢〜
しょうにん「ねぇ、とうぞく」
とうぞく「なんですあねご?」
しょうにん「わたしたち、わすれられていませんか?」
とうぞく「…………そうですね」
しょうにん「かぎあけとかできないんですか?」
とうぞく「みっぺいされていてかぎがそとがわにあるからむりです」
しょうにん「そう」
しょうにん「…………ゆうしゃたちはまだでしょうか」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/19(日) 10:47:20.64 ID:qj1OGb8r0
一旦ここまで
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/20(月) 06:21:17.93 ID:9p2zQZXDO
乙乙
面白いぜwwかくかくじかじかwwww
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/20(月) 22:58:50.34 ID:HijpHdr30
〜のどかな街〜
勇者「商人達は仲間を助けてくれて、そして俺の救出にも協力してくれて本当にありがとう」
しょうにん「おだいはしゅっせばらいでいいですよ。おまけしてやくさんじゅうまんごーるどです」
勇者「高っ!?」
しょうにん「いのちにくらべるとはるかにやすいですよ」
勇者「確かにそうですけども」
まほうつかい「ですがかのじょたちにはたいおんがあります。さすがにむげにはできないかと」
しょうにん「そうです、なにもこのばでいっかつばらいしろといっているわけではないのでやさしいですよ。これからいっしょうかけてむしるだけです」
勇者「言い方もうちょっとなんとかなりません!?」
とうぞく「あのあねごがすこしすをみせてるじてんでだいぶこころをひらいているしょうことおもってながしてだいじょうぶだぜ、ゆうしゃ」
勇者「えっこれで!?」
しょうにん「とうぞく、あとでおはなしね」
とうぞく「えっ」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/20(月) 23:10:49.63 ID:HijpHdr30
とうぞく「」ちーん
しょうにん「さて、それはそれとしてゆうしゃたちにつたえておくべきじょうほうがあります」
勇者(屍になった盗賊はスルーなのか)
しょうにん「まおうがでんせつのぶぐをつかっていたというのはきいています」
まほうつかい「はい、くやしいですがわたしたちではてもあしもでませんでした」
せんし「そうびがけたちがいとはいえ、まおうじしんもめちゃくちゃつよかったな」
しょうにん「ほんらい、でんせつのぶぐはせかいののろいにしばられないものこそがあつかえるときいています」
まほうつかい「せかいののろい? そんなはなしはきいたことがありません」
しょうにん「のろいにしばられているものはいわかんにすらきづけないとのことなので、わたしたちではきづけません」
しょうにん「ですが、ゆうしゃさまならこころあたりがあるのでは?」
勇者「心当たり、か……」
勇者(多すぎるわ! 全員無表情とかひらがな縛りとか! あれ呪いだったの!? でも魔王はひらがなで喋ってたぞ!?)
しょうにん「そのかおですと、こころあたりがあるようですね」
しょうにん「せかいののろいにしばられないことがでんせつのぶぐをあつかえるじょうけんがほんとうなら、おそらく…」
ぶとうか「まおうもせかいののろいにしばられていない、ということでしょうか」
勇者「それは分からない。俺が感じている違和感は魔王にもあったからな」
しょうにん「やはりせかいののろいそのものはじつざいする、と」
しょうにん「わたしたちではのろいをのろいとにんしきできていないため、げんじょうおてあげです」
しょうにん「ですが、ゆうしゃがのろいにきづけているならばいってほしいばしょがあります」
勇者「行って欲しい場所?」
しょうにん「ふういんのほこら……ここからずっとなんぽうにくだったさきにそんざいするいせきです」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/20(月) 23:34:39.76 ID:HijpHdr30
〜ふういんのいせき〜
勇者「ここが封印の遺跡か」
まほうつかい「しょうにんさんのはなしだとせかいをこえたさきにあるものがふういんされているとか」
せんし「どんなやつがでようとたおせばいいさ」
まほうつかい「わたしたちのじょうしきがつうようしないというはなしなので、そううまくいくとはおもえませんが」
ぶとうか「どちらにせよ、すすむしかありませんね」
勇者「そうだな…所で武闘家、一ついいか?」
ぶとうか「はい、なんでしょうか」
勇者「右腕が金属で出来ているように見えるんだけど、それは?」
ぶとうか「しょうにんさんからいただいたぎしゅです」
勇者「えっ」
ぶとうか「ろけっとぱんちもだせます」
勇者「えっ」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/20(月) 23:43:31.97 ID:HijpHdr30
〜封印の遺跡 B1F〜
ビュオオオオオオオオオオオオ
勇者「なにこれ寒っ!?」
まほうつかい「なんですかこのふぶきは、いせきのなかでどうしてこんなげんしょうがおきているのですか」
せんし「あばばばばばばよろいがつめたくなりすぎてはだにくっつきそうだ」
勇者「くそっ、吹雪で前が全然見えない! 皆、はぐれないように一固まりになって進むぞ!」
まほうつかい「こんなときしょうにんさんがいればべんりなどうぐでかいけつしてくれるのに」
せんし「うっ…きんぱつのおねえちゃ……さ、さきゅば」
まほうつかい「ふんっ」ぼうっ
せんし「あつっあっつぅ!」
勇者「あっ、これ温まる事が出来てすごく便利かもしれない」
まほうつかい「もっともやしますか?」
勇者「それは戦士が可哀想だし、魔力が勿体無いからやめてね」
まほうつかい「わかりました」
勇者「所で、武闘家の声がさっきから聞こえてないけど大丈夫か?」チラッ
ぶとうか「」がちがちがちがちがちがちがちがちがちがち
勇者「ぶ、武闘家ぁああああああああああ!!!」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/20(月) 23:53:01.50 ID:HijpHdr30
〜封印の遺跡 B2F〜
ジリジリジリジリ
まほうつかい「こんどはあたりいちめんがすないっしょく、そらにはたいようがみえます。さむくはありませんが…」
勇者「あ、熱い……暑いじゃなくて熱い」
ぶとうか「さきほどまでこごかけていたのがうそのようにあついです」
せんし「あっあつっあっつぁ! よろいがやけるようにあつい!」
勇者「戦士、さすがにその鎧を脱いだらどうだ?」
せんし「だがそれだとみをまもるものがなくなってしまう」
勇者「鎧に鉄板焼きにされるより遥かにマシだぞ」
せんし「くっ、しかたない」ぬぎぬぎ
せんし「ぎゃああああああ、あしが! あしがすなでやける!!」
勇者「くつまでぬいでどうする」
まほうつかい「このかんきょうはせんしにつらすぎますね」
勇者「そういえば魔法使いは着込んでいるのにやけに涼しげだな?」
まほうつかい「まほうはつかってませんよ? ぼうしがひざしよけになっているだけです」
勇者「確かに直射日光を遮る事が出来るだけで大分違うか……あれ、武闘家は?」
ぶとうか「」ぐでーん
勇者「ぶ、武闘家ぁあああああああああああああああああ!!!!」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/21(火) 00:13:53.37 ID:vFnvrEVq0
〜封印の遺跡 B3F〜
勇者「今度は森か」
せんし「あつくもなくさむくもない、さいこうだぜ」
まほうつかい「ですがもりにはむしやきけんなしょくぶつがたくさんいます」
せんし「うわなんだこのしょくぶつは、うごけない」
勇者(コントかな?)
勇者「武闘家は大丈夫か? さっき2回も死にかけていたから気をつけるんだぞ」
ぶとうか「はい、ゆうしゃさまからもらったまんとがあるのでだいじょうぶです」
勇者「ただでさえ露出が多くて虫に刺されやすいから気をつけるんだぞ」
ぶとうか「はい」
まほうつかい「どくをもつまものがたいりょうにこっちにきています。ゆうしゃさま、げどくまほうをおぼえてくれませんか?」
勇者「そう都合よく覚える訳ないぞ!?」
ぶとうか(そういえばだれかをわすれているようなきがしますね)
せんし「ど、どくがあばばばばばば」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/21(火) 00:23:52.16 ID:vFnvrEVq0
〜封印の遺跡 B4F〜
ドザザザザザザザザザ
勇者「こ、今度は大雨で全身が痛、前すら見えない!」
ぶとうか「すごいあめです、したをむかなければまともにしゃべれません」
せんし「がぶがぶがぼぼぼぼぼべばば」
ぶとうか「しかもめのまえでおおきなかわがはんらんしてます」
勇者「さすがにこんな川を渡ろうとしたら流されるよな…どうするか」
せんし「ばんばんびぼぶべばぁああああああああああああああ」
ぶとうか「せんしがかわにながされました」
勇者「あれはもう庇えん。どうせちゃっかり着いてくるさ」
ぶとうか「しかしぜんしんがびしょぬれどころのさわぎではありませんね、あめにうたれすぎてふくがはりついてすけすけです」
勇者「えっ」
ぶとうか「みないでください」がすっ
勇者「ごめんって。所で魔法使いが見当たらないんだけど」
まほうつかい「」どざざざざざざざ
ぶとうか「あまりのおおあめにたおれたあげくおぼれていますね」
勇者「魔法使いぃいいいいいいいいいい!!」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/21(火) 00:24:57.43 ID:vFnvrEVq0
今回はここまで
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/21(火) 22:22:06.84 ID:1+v8Zo6DO
乙
みんなポンコツかよww
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 00:25:36.84 ID:8hDKjb6o0
〜封印の遺跡 B5F〜
まほうつかい「こんどはまっくらですね」
ぶとうか「もじどおりなにもみえません」
勇者「ちょっと待ってろ、今光魔法で周囲を……ライト!」パァアアアア
せんし「すごいな、おれたちのすがたがはっきりみえるぞ!」
まほうつかい「ですがそのしゅういはまっくらなままです」
ぶとうか「ふむ、これは…まっくろなかべですね」こんこん
勇者「という事はこの階層って……」
まほうつかい「ひかりのはんしゃすらしないまっくろなしゅういにつつまれためいきゅうのようですね」
ぶとうか「これではまえにすすんでいるのかもどっているのかもわかりません」
勇者「うーん…仕方ない、布を解いて糸にしてそれを目印にして進もう」
まほうつかい「いちどきたみちにはいとがおいてあるということですか」
勇者「そういう事だ。これなら同じ所をぐるぐる回る事態は防げるはずだ」
……3時間後
勇者「おかしい、糸が見えないから同じ場所は通っていないはずなのに」
まほうつかい「なにかありそうですね、いちどひきかえしてみては?」
勇者「そうだな、さすがにおかしい。いとをまきとりつつひきかえそう」クルッ
かげのまもの「」ぎくっ
勇者「……」
ぶとうか「……」
せんし「……」
まほうつかい「……」
かげのまものをたおした!
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 00:34:04.99 ID:8hDKjb6o0
〜封印の遺跡 B6F〜
勇者「しかしこの遺跡はどこまで進めばいいんだ?」
ぶとうか「なんだかんだでちかろっかいまですすみましたからね」
せんし「もんだいない、すすむだけだ」
勇者「しかしここは重力がすごいな……魔法使いは大丈夫か?」
まほうつかい「すみませんゆうしゃさま、じゅうりょくでからだがいっぽもうごきません」
勇者「だよね、カエルみたいに潰れるよね。じゃあ俺がおぶるぞ」ヨイショット
まほうつかい「すみません…ところでじゅうりょくもあってわたしかなりおもくなっていませんか?」
勇者「はっはっは、そこまでやわな鍛え方はしていないさ」
ぶとうか「……」
勇者「ん? どうした武闘家?」
ぶとうか「すみませんゆうしゃさま、わたしもたっているのがやっとなのでおぶっていただけませんか?」
せんし「なんだよしょうがないな、それならゆうしゃはまほうつかいをせおっているしこのおれが」
ぶとうか「ふんっ」どごぉ
せんし「なんで!?」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 00:50:30.15 ID:8hDKjb6o0
〜封印の遺跡 B7F〜
たいりょうのまものがあらわれた!
どくろのへいし×100「うおおおおおおおおおお」
勇者「いきなり大量の魔物が現れた!?」
ぶとうか「かこまれていますね、ゆうしゃさましじをおねがいします」
勇者「さすがにこの数を相手にするのはばからしい、バーストシャイン!」ピカァアアア
どくろのへいしぐんだん「うおあああああ」しゅうううう
どくろのへいし(中略)
勇者「道は開いた、道を塞がれる前にこのまま戦士を先頭に突き進むぞ! 前方の敵は魔法使いが魔法で蹴散らしてくれ!」
せんし「がってん」
まほうつかい「わかりました、ぶりざーど」
まほうつかいはぶりざーどをとなえた どくろのへいし26〜32に60だめーじ
どくろのへいしのうごきがとまった
勇者「左右や後方から迫る奴らは俺と武闘家で対処しながら進むぞ!」
ぶとうか「わかりました」
ぶとうかのせんぷうきゃく (中略)
勇者(見えた、白「ぐぼぁ!?」
ぶとうか「すみませんゆうしゃさま、あしもとがくるいました」
勇者(絶対に見たから蹴ったよこの娘)
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 01:17:24.53 ID:8hDKjb6o0
〜封印の遺跡 B8F〜
えんしぇんときまいらをたおした
勇者「手強い相手だった」
せんし「かたるひまもなかった」
まほうつかい「せんしがたおれてぶとうかがこうどうふのうになったときはぜんめつするかとおもいました」
ぶとうか「ゆうしゃさまがいなければどうなっていたことか」
せんし「それより、つぎのかいそうへのとびらがないぞ」
まほうつかい「かわりにあるのはあのぼすがまもっていたとおもわれるこのせきひですか」
勇者「どれどれ、書いてある内容は……」
『上上下下左右左右BA』
勇者(なにこれ?)
まほうつかい「むむむ、なんてかいてあるのかまったくわかりません」
勇者「えっそこから? 上上下下左右左右BAって書いてあるように見えるけど」
ぶとうか「よめるのですかゆうしゃさま!?」
勇者「まさか俺以外なんて書いてあるのかすら分からないなんて思わなかったよ」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 01:18:19.64 ID:8hDKjb6o0
今回はここまで
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 02:20:27.49 ID:8weq1fqD0
乙
この世界の読み物見たらゲシュタルト崩壊しそうだな
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/05/22(水) 06:45:08.26 ID:m3VRy89jO
この世界って言葉が音として出てなくて吹き出し見たいに見えてるのかな
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/22(水) 21:14:01.67 ID:v33/8j0DO
乙
コナミコマンドか…って事はグラディウス=剣か?
64 :
言葉が吹き出しだと勇者の言葉が理解不能になる…
[saga]:2019/05/22(水) 22:21:04.81 ID:8hDKjb6o0
勇者「石碑をこの文字通りになぞっても反応無しか…」
せんし「ゆうしゃがふしぎなおどりをしたりなぞのあるきをしたりとふしぎこうどうをはじめてからいちじかんけいかしたぞ」
まほうつかい「しかしなにもおこりません」
ぶとうか「しかし、あのせきひにかかれているないようがよめないいじょう、ゆうしゃさまをしんじるしかありません」
勇者「これもだめか、となると上上下下はうえうえしたしたじゃなくて、じょうじょうげげ?」
まほうつかい「ゆうしゃさまがさきほどからつぶやいているたんごからすいりするに、「うえうえしたしたひだりみぎひだりみぎびーえー」とかかれている? ようですが……」
ぶとうか「そこからよみとけるないようがわかりませんね」
〜2時間後〜
勇者「解けない」orz
まほうつかい「ゆうしゃさまでもとけないとなるとほんかくてきにおてあげでしょうか」
せんし「なんということだ、ここまできてだんねんとは」
勇者「いや、本当にマジで分からん。暗号か何かだったんじゃないかと疑うぞ」
ぶとうか「……おや?」コンコン
まほうつかい「どうかしましたか、ぶとうか」
ぶとうか「このとびら、よこにすらいどすればひらきますね」ごごごごごご
勇者「俺が石碑の前で云々唸っていた意味!?」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 22:49:39.34 ID:8hDKjb6o0
〜封印の遺跡 最深部〜
勇者「ここが最深部か」
ぶとうか「これまでのかいそうとちがってふしぎなふんいきですね」
まほうつかい「おくにおおきなくりすたるがあります、あれがこのいせきのちゅうしんでしょうか?」
せんし「とくになにもかんじないぞ」べしべし
まほうつかい「やめなさいせんし、きちょうなしろものですよ」
ぶとうか「そのくりすたるいがいも、わたしやせんしがぜんりょくでこうげきしたところできずひとつつかなさそうですが」
まほうつかい「とにかく、わたしとゆうしゃさまでしらべましょう」
勇者「分かった」
まほうつかい「ふむ……このくりすたるにふれてもなにもおきず。まりょくをあててもこれといったはんのうはなし」
まほうつかい「あーてぃふぁくとだということはわかるのですが、かんじんのなかみをいっさいよみとれませんね」
まほうつかい「ゆうしゃさまはこころあたりありますか?」
勇者「いや、俺魔法使いみたいに博識な訳じゃないからね」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 22:54:42.51 ID:8hDKjb6o0
まほうつかい「うーん、うーん……」
勇者(そういえばさっきの石碑に書いてあった内容はここに関係あったりするのだろうか。例えば唱えたら何かが起きたり)
勇者「上上下下左右左右BA……まさかな」
シュンッ
ぶとうか「ゆうしゃさまがきえた!?」
まほうつかい「まさか!? うえうえしたしたひだりみぎひだりみぎびーえー!」
せんし「……なにもおきないな」
まほうつかい「なぜですか!?」
ぶとうか「うえうえしたしたひだりみぎひだりみぎびーえー! ……わたしもだめです」
まほうつかい「なぜゆうしゃさまだけ……どうして?」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 23:43:18.79 ID:8hDKjb6o0
〜???〜
勇者「辺りが真っ白だ……ここは一体?」
きこえますか、ゆうしゃ
勇者「!?」
勇者、私の声が聞こえますか」
勇者「待った、どこから聞こえてくる!? 周囲に何もないぞ!?」
わたしはいま、あなたのこころにちょくせつはなしかけています
勇者「えっ」
ゆうしゃ、あなたはうしなわれしじゅもんをよむことができた……のろわれしせかいにしずくをおとせるそんざい
勇者「その前に貴方何者!?」
このよのすべてをつかさどるでんせつのぶぐはせかいをこえたそんざい、まおうがふるっています
勇者(あっこれ話聞いてないやつだ)
せかいをすべるちからにたいこうできるのは、せかいをこえるちからです
しかし、せかいにしばられたものではせかいをこえるちからをあつかえません
せかいにしばられているかぎり、あのもじをよみとくことはできません。ですが、あなたはそれをよみといた
それはつまり、せかいにしばられていないというしょうめいでもあります
勇者(その前に世界に縛られているとか世界を超える力とか意味不明なんだが)
ゆうしゃよ、あなたにこのちからをたくします
せかいをこえるちからがあれば、でんせつのぶぐをあつかうまおうをたおすことができるでしょう
しかし、きをつけてください。せかいをこえたちからはせかいからのはんぱつをうけます
たようすればこのせかいにそんざいをこていできず、せかいからはじかれてしまいかねません
むちゃなおねがいなのはしょうちでいいます、どうかわたしにかわってこのちからでまおうをうちたおしてください
たのみますよ、ゆうしゃ
勇者(勝手に話して勝手に消えていった……しかもこれさぁ)
勇者「地雷押し付けて厄介事丸投げしてるだけじゃねぇか!!」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/22(水) 23:59:28.72 ID:8hDKjb6o0
勇者「はっ、ここは?」
まほうつかい「ゆうしゃさまがもどってきました」
ぶとうか「よかったです、このままゆうしゃさまがもどらなかったらどうしようかと」
勇者「さっきのは幻……? うん、きっと幻に違いない」
せんし「ところでゆうしゃ、いつのまにあたらしいけんにかえたんだ?」
勇者「えっ?」
そうび:ぐらでぃうすのけん
勇者「」
まほうつかい「なるほど、これがふういんされていたぶきなのですね」
ぶとうか「すさまじいちからをかんじます」
勇者「……」
ぐらでぃうすのけん は すてる こと が できない
勇者「…………」
ぐらでぃうすのけん は すてる こと が できない
ぐらでぃうすのけん は すてる こと が できない
ぐらでぃうすのけん は すてる こと が できない
勇者「ちくしょう!!」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/23(木) 00:09:02.07 ID:j45Uug1H0
今回はここまで
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 08:32:45.04 ID:j3pzPV5to
乙です
まめちしき コナミはファルシオンというシューティングも出していた
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/23(木) 22:32:26.28 ID:ZEWDd6aDO
乙
まさかのネタバレすまんかった
>>70
両方共剣じゃんww
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 01:13:35.49 ID:xPrGJKZ00
〜辺境の街〜
しょうにん「なるほど、そこでふしぎなこえがきこえたとおもったらそのけんをしょじしていたと」
勇者「曰くつきすぎて投げ捨てたいけど何故か捨てる事が出来ないんだよな…買い取ってくれないか?」
しょうにん「それいぜんにゆうしゃさまのからだからはなれないじてんでむりですね。さやにおさめてもさやがからだからはなれません」
勇者「本当になんだろうなこれ……世界を超えた力って何だよ」
しょうにん「ちからをつかいすぎればせかいからはじかれる、ということからたようはきんもつでしょう」
しょうにん「ほかのぶきをつかえないわけではないようですし、よほどのことがないかぎりはふういんするのがきちかと」
勇者「という訳で、しばらくこれは封印する」
せんし「せっかくてにいれたぶきをつかわないのか!?」
勇者「明らかによくないものをガンガン使う訳ないだろ」
まほうつかい「しかし、そのちからがなければまおうにたいこうできないのはじじつです。ぶっつけほんばんでうまくいかなかったはおはなしになりませんよ」
勇者「そうだよなぁ……だけどなぁ……武闘家はどう思う?」
ぶとうか「せっかくくろうしててにいれたのですから、つかってもよいのではとおもいます。しょうにんさんのいうとおりつかいすぎはよくないですが」
勇者「確かにそれも一理ある……よし、分かった。使いはするが使用は最小限にする。そもそも武器が強くても地力が無ければ意味がないからな」
ぶとうか「それがよいかと」
せんし「ところで、つぎはどこにいくんだ?」
勇者「魔王軍四天王の一人、グリードデーモンがいる魔塔だ」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 02:10:57.31 ID:xPrGJKZ00
〜悪魔の魔塔〜
せんし「ここがあのあくまのはうすか」
まほうつかい「どくのきりやさんのぬま、さまざまなわながしかけられているとききます。しんちょうにいきましょう」
ぶとうか「とくにせんしあたりはわなをかたっぱしからふみぬきそうですからね」
せんし「そんなことはないぞ!」
まほうつかい「まったくせっとくりょくがありませんね」
勇者「とにかく、ここまで来たんだ。気を抜かずに進むぞ!」
ガチャガチャ
勇者「……開かないな」
まほうつかい「かぎあなもみあたりませんね」
ぶとうか「かわりにはりがみがはってありますね」
『ただいま、ばかんすにいっています』
勇者「……」
ぶとうか「……」
まほうつかい「……」
せんし「……」
勇者「帰るか」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 02:15:45.78 ID:xPrGJKZ00
〜死竜の墳墓〜
勇者「ライト! サテライトキャノン! オールレンジアタック!」
あくりょうぐんだん「あぁぁぁぁぁぁ」ぐしゃあ
ぶとうか「はぁあああ!!」
すけるとんぐんだん「かたかたかた」ぐしゃあ
せんし「がんがんいくぜ」
ぞんびぐんだん「おぉおおおおお」ぐしゃあ
まもののむれをたおした
勇者「すごい数の魔物だったな」
ぶとうか「ですが、わたしたちもまけません」
まほうつかい「わたしだけまりょくのおんぞんとかつやくのばはありませんでしたけどね」どよーん
勇者「魔法使いはしょうがないだろ、後先考えずに範囲殲滅したら後半に魔力が持たないし」
まほうつかい「しょせんわたしはまりょくのすくないびんぼうおんなですよ」どよーん
せんし「どうしてこうなった」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 18:27:10.35 ID:xPrGJKZ00
しりゅうがあらわれた!
しりゅう「ここまでおりるものがいたか…ここはしというやすらぎをあたえるばしょだぞ」
しりゅう「きさまたちのようなせいじゃがおとずれるばではない。なにゆえここまでおりてきた?」
勇者「周辺の街や都市を廃墟にしておいてよくそんな事言えるな!? 討伐されないとでも思ったのか!?」
しりゅう「ふん、がよくにまみれたにんげんどもがじごくをうみだそうというのだ。ならばわれがすべてをほうむったほうがよかろう」
勇者「それっぽい事を言ってもこれから戦う事に変わりはないからな?」
しりゅう「ちがいはない、まおうぐんしてんのうのちからをみせてやろう」
しりゅうはやみのぶれすをはなった
ゆうしゃに110だめーじ
せんしに129だめーじ
まほうつかいに95だめーじ
ぶとうかに123だめーじ
ぶとうか「ぐぅっ!?」
せんし「いきなりぜんたいこうげきかよ!?」
しりゅう「こんなものはじょのくち、まだまだいくぞ」
しりゅうはやみのぶれすをはなった
しりゅうはやみのぶれすをはなった
しりゅうはやみのぶれすをはなった
勇者「エリアヒール!エリアヒール!エリアヒィイイイイイル!!!」
まほうつかい「ゆうしゃさまのぜんたいかいふくでなんとかもちこたえてはいますが、さすがにあのぶれすがきつすぎます」
ぶとうか「はぁあああ!!」
ぶとうかのせいけんづき しりゅうに200だめーじ
しりゅう「ばかめ、そのていどのこうげきでわれはたおせぬ」
しりゅうのきずがみるみるふさがっていく
しりゅうのたいりょくがかんぜんかいふくした
まほうつかい「だめです、いくらだめーじをあたえてもしゅんじにかいふくされます」
せんし「ならさいだいかりょくをたたきこむぜ」
せんしはまじんぎりをはなった かいしんのいちげき しりゅうに310だめーじ
勇者はサテライトキャノンをとなえた しりゅうに250だめーじ
まほうつかいはぷろみねんすふれあをとなえた しりゅうに310だめーじ
しりゅう「はははは、そのていどか! われのたいりょくのじゅうぶんのいちにもみたぬわ」
しりゅうのきずがみるみるふさがっていく
しりゅうのたいりょくがかんぜんかいふくした
勇者「嘘だろおい!?」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 18:37:13.44 ID:xPrGJKZ00
しりゅうはぽいずんくろーをはなった
せんしに160だめーじ
せんしはどくになった
せんし「ぐっ…ごほっ」
まほうつかい「だいじょうぶですか、せんし」
せんし「まだま……くそっいしきがもうろうと」
しりゅうのぶれいくおぶあている ぶとうかに190だめーじ
ぶとうか「がっ……はっ」
ぶとうかはまひになった
ぶとうか「から…だ……うご……か……」
勇者「戦士、武闘家!」
しりゅう「しょせんはせいじゃ、しをすべるわれにかてるわけがなかろう」ぎろっ
まほうつかい「ひっ」
しりゅう「きさまたちをまとめてめいふにほうむってやろう」ぐおおお
まほうつかい「きゃああああああ!」
勇者(俺はまた守れないのか? また目の前で仲間達を……そんなの)
勇者「そんなの認めねぇ!」
ぐらでぃうすのけんをそうびした
勇者はぐらでぃうすのけんをつかった
しりゅうのぶれいくおぶあている ゆうしゃがまほうつかいをかばった
ゆうしゃに1だめーじ
しりゅう「は?」
勇者「これが世界を超えた力……今までのが比べ物にならないな」
しりゅう「きさま、そのちからはいったい」
勇者「答える暇は無い、長く使いたくないからとっとと決めるぞ」ジャキッ
しりゅう「なんだ、なんなのだきさまはぁああああああ!!」
勇者「おぉおおおおおおお!!」
しりゅうはですくろーをはなった ゆうしゃはこうげきをよけた
ゆうしゃのこうげき しりゅうに9999だめーじ
しりゅうをたおした
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 18:42:04.14 ID:xPrGJKZ00
勇者「はぁ……はぁ……ぐっ」ガクッ
まほうつかい「だいじょうぶですか、ゆうしゃさま」
勇者「あぁ、大丈
まほうつかい「あれ?」
ぶとうか「どうかしましたか、まほうつかい」
まほうつかい「いえ、いまだれとはなしていたのでしょうかと」
ぶとうか「さぁ?」
せんし「ここにはおれとまほうつかいとぶとうかしかいないだろ?」
勇者「……はっ、今一瞬意識が?」
まほうつかい「あれ、ゆうしゃさま?」
勇者「魔法使い? それに、武闘家……と戦士だよな?」
ぶとうか「はい、そうですが」
せんし「ここにはおれとまほうつかいとぶとうかとゆうしゃの4にんしかいないだろ?」
ぶとうか(……あれ?)
勇者「だよな……今、何やってたのか分からなくなってな。心配かけた」
まほうつかい「ひとさわがせですね」
勇者(今、一瞬俺の存在が消えてた気がするけど……気のせいだよな?)
勇者(そうだ、この剣を使った反動で疲れてるだけだ。きっと気のせいだ)
勇者(気のせいで……あってくれ)
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/24(金) 18:42:36.14 ID:xPrGJKZ00
今回はここまで 寝落ちしてしまった…
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/25(土) 02:30:05.41 ID:VOOSCTBDO
乙
嫌な予感しかしない…
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/27(月) 00:23:22.68 ID:fNwhR+bJ0
勇者「お前が魔王軍四天王最後の一人、魔剣士か」
まけんし「ふっ、いかにも。しかしきさまらがあのしりゅうすらたおしてみせたときいておどろいたぞ?」
せんし「ごたくはいい、さっさとやろうぜ」
まけんし「えっちょっまっ」
まけんしがあらわれた
せんしのせんせいこうげき まけんしに210だめーじ
〜中略〜
まけんし「くっ、まさかわたしがまけるとは。そのじつりょく、ほんもののようだな」
まけんし「くくく、そのつよさにめんじてひとつおしえてやろう」
まけんし「まおうはげほうをもってせかいをすべている。それをうちけすには…」
せんし「はなしがながい」
まけんし「ぐはぁ!? わたしのあつかい、ざつすぎないか?」
まけんしをたおした
勇者「ちょっと待て、今こいつ何か重要な事を言おうとしていなかったか!?」
せんし「だんまつまがながいからつい」
勇者「断末魔キャンセルみたいな言い方すれば許されると思うなよ!?」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/27(月) 00:39:21.38 ID:fNwhR+bJ0
〜魔王城〜
勇者「ついに魔王城か……ここまで長かったな」
まほうつかい「いよいよさいしゅうけっせんですね」
せんし「まおうをたおしてせかいにへいわをとりもどすぜ」
ぶとうか「ぜんかいはてもあしもでませんでしたが、こんかいはそうはいきません。わたしたちだってつよくなりました」
勇者「そうだな。よし、行くぞ皆! 最後の戦いに!!」
とうぞく「ちょっとまったぁあああああああ!!」
せんし「ん? あれはとうぞくとしょうにん?」
しょうにん「まにあったようですね。ぶじしてんのうをたおしたゆうしゃさまたちにせんべつをもってきました。すこしおまちを」ごそごそ
しょうにん「ありました、これを」
勇者「これは?」
しょうにん「きんきのかじつです。たべるといちじてきにおおはばなぱわーあっぷがきたいできます」
勇者「何かすごい副作用がありそうな名前だな!?」
しょうにん「きのせいでしょう。そういえばゆうしゃさま、あのいせきでぶじちからをてにいれることはできましたか?」
勇者「ん? あぁ、世界を超えた力とかいうとんでもない厄ネタだけどな」
しょうにん「そうですか、せかいをこえたちから……それはなによりです」
しょうにん「そのちからをつかって、まおうをたおしてくださいね」
ぶとうか(ん?)
勇者「出来れば使いたくないけどな」
しょうにん「では、わたしたちはこれで」
とうぞく「いきてかえってこいよ」
ぶとうか「ゆうしゃさま」
勇者「どうした武闘家?」
ぶとうか「……いえ、なんでもありません。かならず、いきてかえりましょう」
勇者「……そうだな、生きて帰ろう」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2019/05/27(月) 00:40:29.12 ID:fNwhR+bJ0
もうちょっと書こうと思ったけどなんかPC激重なんで今回はこれで
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/28(火) 01:48:56.85 ID:mPRE+SLDO
乙
まあ仕方ない
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