おうさま「よくぞきたゆうしゃよ」 勇者「……」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 21:36:25.62 ID:oDRUJpBH0
〜中略〜

おうさま「さぁゆうしゃよ、まおうをうちはたすたびにでるのじゃ!」

勇者「はい(何で平仮名だけで喋ってるのこの王様)」

おうさま「なかまはさかばでつのるのじゃ、ひとりではふかのうでもなかまがいればこわくないぞ」

勇者「分かりました(何言ってるのか分かり辛い)」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1558096585
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 21:42:01.07 ID:oDRUJpBH0
勇者(ここが酒場か…仲間を募るって聞いたけどどんな仲間が?)

てんしゅ「よくきたね、ここはさかばだよ。なかまをぼしゅうするかい?」

勇者「お願いします(だから何で平仮名だけで喋ってんの!? 何なの、罰ゲームか何か!?)」

てんしゅ「なかまがあつまったよ」

勇者「はやっ!?」

てんしゅ「このさんにんがゆうしゃのなかまだ」

せんし「おれはせんしだ、よろしくたのむ」

まほうつかい「わたしはまほうつかいです、みならいですががんばります」

ぶとうか「わたしはぶとうか、ちちのようにりっぱなぶとうかめざしてしゅぎょうちゅうです」

勇者「俺は勇者だ、よろしく頼む(えっ、マジで何で全員平仮名!? そして前衛3ってPTバランス悪くない?)」

てんしゅ「よいたびを、きをつけるんだよ」

まほうつかい「それではよろしくおねがいします、ゆうしゃさま」

勇者「じゃあ出発しよう。ありがとう店主さん(果たしてこの先大丈夫なのか?)」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 21:46:24.18 ID:oDRUJpBH0
とうぞくがあわられた!


とうぞく「へっへっへ、ここであったがうんのつきだ」

まほうつかい「とうぞくです、さいきんこのあたりでわるさをしているとうぞくだんのいちみでしょう」

せんし「うでがなるぜ、めいれいたのむ」

勇者「えっ」

ぶとうか「しじをおねがいします、ゆうしゃさま」

まほうつかい「めいれいがなければこうどうできません」

勇者(命令が無いと動けないって何!? 指示待ち!? 指示待ちなのかこいつら!?)

勇者「戦士と俺で前衛、まほうつかいとは後方からサポート、武闘家は隙を見て攻撃、離脱を繰り返してくれ!」

とうぞく「ぐわー、よんたいいちとかひきょうだぞー」

とうぞくをたおした!

まほうつかい「やりました、ゆうしゃさま」

せんし「とうぞくなんてあさめしまえだぜ」

勇者「あぁ、そうだな(色々心配になってきた。この先やっていけるのか?)」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 21:51:52.98 ID:oDRUJpBH0
まほうつかい「どうくつにまものがすみついてつうこうできないようですね」

せんし「まものたいじだな、がんがんいこうぜ」

ぶとうか「せんしはめいれいできない、ゆうしゃさましじをおねがいします」

勇者「どうするもなにも、洞窟の魔物を倒して先に進むしかないだろ。近くの街で態勢を整えたら洞窟に進むぞ」

まほうつかい「わかりました」

ぶとうか「まちについたらなにをしてたいせいをととのえますか?」

勇者「街に着いたらしばらく自由行動、夕方に宿屋前で集合だ」

ぶとうか「わかりました」



〜始まりの街〜

勇者「ようやく着いたな、宿も取ったしここからは自由行動だ」

せんし「わかった」

まほうつかい「わかりました」

ぶとうか「わかりました」

勇者「………」(テクテク

せんし「………」(てくてく

まほうつかい「………」(てくてく

ぶとうか「………」(てくてく

勇者「いや、何で綺麗に縦一列に並んでついてくるの!?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 21:56:51.10 ID:oDRUJpBH0
〜夜〜


勇者「装備も整えたし、道具も揃えた。明日になったら洞窟に行くからしっかり休むように」

せんし「わかった」

まほうつかい「わかりました」

ぶとうか「わかりました」

勇者「よし、じゃあ風呂にでも入ってくるか」

テクテク てくてく てくてく てくてく

勇者「いや、百歩譲って戦士と武闘家は分かるけど魔法使いは女の子だよね!? こっちは男湯だよ!?」

まほうつかい「?」

勇者「いや、首をかしげられても! まさか男なの!? 男の娘なの!?」

まほうつかい「おんなのこですがなにか?」

勇者「だよね!? 女の子は男湯じゃなくて女湯に行こうか!」

まほうつかい「わかりました」

ぶとうか「わかりました」

勇者「よかった、分かってくれた…ってぶとうか? 何故女湯に?」

ぶとうか「おんなのこですがなにか?」

勇者「まさかのそっち!? 中性的な見た目だったけどさぁ!!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 21:59:13.46 ID:oDRUJpBH0
〜洞窟〜


どらごんがあらわれた!

どらごん「ぐおおおおお!」

せんし「めいれいしてくれ」

まほうつかい「ゆうしゃさま、しじを」

ぶとうか「しじをおねがいします」

勇者「その前に俺に指示を頼むのやめよう!? まずはいつもどおり戦士と俺で敵の攻撃を受け止めつつ武闘家と魔法使いは火力技を頼む!」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 22:02:54.69 ID:oDRUJpBH0
〜中略〜


どらごんをたおした!

せんしのれべるがあがった!


せんし「てれってってー、せんしはれべるあっぷー!」

勇者「思ったんだけど、戦闘の度に指示を求めるのはやめにして各自の考えで行動するようにしないか? 指示を出すのも疲れる」

まほうつかい「わかってないですね、ゆうしゃさま」

ぶとうか「ゆうしゃさまのしじがあることでわたしたちはじゅうぜんにちからをはっきできます」

勇者「えっそうなの!?」

ぶとうか「はい、ゆうしゃさまがしじをだしてくれるからわたしたちはあんしんしてたたかえます」

勇者「そうだったのか……戦士は?」

せんし「おれはかんがえるのがにがてだからゆうしゃのしじにしたがえばいいかなとおもってる」

勇者「やっぱり全員自分で考えて行動しろ」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 22:10:45.36 ID:oDRUJpBH0
まほうつかい「まちにかっきがもどりました」

勇者「そうかそうか、それじゃあ先に進もう(もう周りが平仮名縛りに慣れてきたな)」

ぶとうか「ところでゆうしゃさま、このさきにあるいずみにはせいれいがいるとききました」

まほうつかい「せいれいならゆうしゃさまにちからをかしてくれるかもしれません」

勇者「そういう事なら泉に寄ろう。この先何が起こるか分からない以上、力は得ておきたい」

せんし「がんがんいこうぜ」

勇者「ガンガン行かないぞ、ただでさえ回復役がいなくて薬草の消費量が多いんだから補給は小まめに行うぞ」

とうぞくがあらわれた!

とうぞく「またあったなゆうしゃ、ここであったがひゃくねんめ。せいれいからもらったあたらしいちからで」

せんし「がんがんいかないぞ」(どごぉ

とうぞく「ぬわーっ!」

とうぞくをたおした!

勇者「ちょっと待て、今こいつ気になる事言わなかったか!?」

とうぞく「」

へんじがない、きぜつしているようだ

まほうつかい「いきましょうゆうしゃさま」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 22:14:30.95 ID:oDRUJpBH0
〜泉〜


いずみのせいれい「よくぞきてくれました、ゆうしゃよ。あたらしいちからをさずけたいところですがもうちからはのこっていません」

まほうつかい「そんな、なぜですか」

勇者(平仮名で棒読み過ぎて焦燥感が伝わってこない)

いずみのせいれい「わたしのちからはひとあしさきにおとずれたものへわたしたからです」

勇者「もしかしてあの盗賊が言っていた新しい力って精霊の力だったのか」

ぶとうか「むだあしになってしまいましたね、ごめんなさい」

勇者「武闘家が謝る必要は無い、俺達が一足遅かっただけだ」

せんし「じゃあせいれいにようはない」

せんしのこうげき せいれいに40 だめーじ

勇者「えっちょっ待」

せいれいをたおした!

勇者「」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 22:40:02.75 ID:oDRUJpBH0
にせとうぞくがあらわれた!


にせとうぞく「おれはとうぞくだ、かねめのものをおいていけ」

勇者(えっ、盗賊って偽物とかあるの!? 確かにこの間の盗賊とは別人だけど!)

せんし「めいれいしてくれ」

まほうつかい「ゆうしゃさま、しじを」

ぶとうか「しじをおねがいします」

勇者「いじめフォーメーションで(お前らそこは何時もどおりか!? 戦士はこの間勝手に精霊殺したけど!)」※意訳:ガンガンいこうぜ

とうぞく「ぐわーっ!」

とうぞくをたおした!

ゆうしゃのれべるがあがった!

勇者「っと、やっと回復魔法(ヒール)を覚えたか」

まほうつかい「おめでとうございます、ゆうしゃさま」

ぶとうか「これでわたしたちのぱーてぃもあんたいですね」

勇者「その前にここまで回復役無しで進んだっていう事が問題だからね?」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 22:46:11.39 ID:oDRUJpBH0
きょうふのしにがみがあらわれた!

まほうつかい「きょうてきです、ゆうしゃさま」

ぶとうか「しじをおねがいします」

勇者「ガンガン行こうぜ!」

ぶとうかのこうげき きょうふのしにがみに52 だめーじ

まほうつかいはぶりざーどをとなえた きょうふのしにがみに60 だめーじ

きょうふのしにがみのこうげき ぶとうかに60 だめーじ

勇者「下がれ武闘家、ヒール!」パァァァ

ぶとうか「ありがとうございます、ゆうしゃさま」

きょうふのしにがみのこうげき せんしに48 だめーじ

勇者「ヒール!」パァァァ

まほうつかい「すばやいたてなおし、さすがです」

せんしのこうげき かいしんのいちげき きょうふのしにがみに111だめーじ

きょうふのしにがみをたおした!

ぶとうか「やりました」

まほうつかい「ぜんいんでちからをあわせたからこそのしょうりです」

せんし「ゆうしゃのかいふくがだいかつやくだったな」

勇者(あれ、最近の俺回復botになってないか?)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 22:52:36.00 ID:oDRUJpBH0
まほうつかい「このさきはふねでたいりくをわたるひつようがあるそうです」

ぶとうか「どうしますか、ゆうしゃさま」

勇者「まずは交渉して、船に載せて貰えないか聞いてみよう」





しょうにん「いらっしゃい」

勇者「新大陸に行きたい、船に載せてもらえませんか?」

しょうにん「しんたいりくにはいけないよ、うみでおおきなまものがあばれているからね」

ぶとうか「まものをたおせばいけるようになりますか?」

しょうにん「そうだね、まものをたおしてくれたらふねをあげよう」

勇者「なるほど…皆はどう思う?」

まほうつかい「しんたいりくにいくためにもさけてはとおれないかと」

ぶとうか「がんばります」

せんし「がんがんいこうぜ」

勇者「分かった、それじゃあ皆で海の魔物退治に向かおう(戦士は最近がんがんいこうぜが口癖になってないか?)」

しょうにん「きをつけるんだよ」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 22:59:20.93 ID:oDRUJpBH0
くらーけんがあらわれた!


勇者「ガンガン行こうぜ!(なんて馬鹿でかいイカなんだ!?)」

せんしのこうげき くらーけんに80 だめーじ

まほうつかいはいびるふれいむをとなえた くらーけんに140だめーじ

くらーけんのこうげき せんしに30 だめーじ

くらーけんはいかすみをはきだした ぶとうかはめがみえなくなった

ぶとうか「しまった、なにもみえません」

勇者「武闘家は一度下がれ、俺と戦士で体勢を立て直す!」

ぶとうか「わかりました」(よろよろ

勇者「武闘家、そっちは敵の方向だぞ!」

くらーけんはあしばらいをした ぶとうかはころんでしまった

勇者「武闘家!!」ダッ

くらーけんはきょだいなあしをたたきつけた ゆうしゃはぶとうかをかばった つうこんのいちげき ゆうしゃに100だめーじ

勇者「がふっ!」

まほうつかい「ゆうしゃさま!」

ぶとうか「ゆうしゃ、さま?」

勇者「俺に構うな、今の内に攻撃しろ!」

せんしのこうげき くらーけんに80だめーじ

くらーけんをたおした
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 23:07:00.70 ID:oDRUJpBH0
〜新大陸の宿屋〜



勇者「いつつ…無茶しすぎたか」

まほうつかい「ゆうしゃさま、けがはだいじょうぶですか?」

勇者「あぁ、この位明日には治るさ。心配はいらない」

まほうつかい「わかりました」

ぶとうか「……」

勇者「武闘家?」

ぶとうか「ごめんなさい、ゆうしゃさま。わたしのせいでけがをさせてしまって」

勇者「あれは仕方ないさ、武闘家が気に負う事はない」

ぶとうか「でも…」

勇者「でもも何も無い、すぎた事を気にする位ならこれから頑張ればいい」(頭ポンポン

ぶとうか「ゆうしゃさま…」

勇者「それにな、武闘家。仲間を助けるのは当たり前の事だ。だからもし俺がピンチになったら、その時はよろしくな」

ぶとうか「ゆうしゃさま……わかりました」

勇者(今、これまでずっと無表情だった武闘家が笑った気がした。戦士も魔法使いも驚く程無表情だけどさ)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 23:18:10.34 ID:oDRUJpBH0
〜新大陸の迷宮〜



勇者「また行き止まりかよぉおおおおお!?」

せんし「がんがんいこうぜ」

まほうつかい「まりょくはあとわずかです」

勇者「くそっ、この迷宮本当に出口あるのかよ……どれだけ行き止まりにぶち当たったと思っているんだ」

ぶとうか「……」こんこん

勇者「……武闘家、一体何を?」

ぶとうか「……」こんこん、こーん

ぶとうか「ゆうしゃさま、ここにかくしつうろがあります」

勇者「えっマジで?」

せんし「ふん」どがしゃあ

勇者「……本当に隠し通路が壁の向こうにあった。よく気づいたな、武闘家」

ぶとうか「さきにすすみましょう、ゆうしゃさま」

勇者「助かったよ、武闘家のおかげでこの迷宮を攻略出来そうだ」

ぶとうか「!」

せんし「がんがんいこうぜ」

勇者「おい戦士、一人で進みすぎだ!」





まほうつかい「ゆうしゃさま、いきどまりです」

勇者「」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/17(金) 23:18:57.03 ID:oDRUJpBH0
今日はここまで
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2019/05/18(土) 08:50:27.63 ID:CKFltYdJ0


全員無表情ってのは怖いな...
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 19:28:38.30 ID:B20hlTlm0
〜火山〜


勇者「暑い……なんだこの暑さは」

まほうつかい「かざんの、それもかこうふきんなのでとうぜんかと」

勇者「そう言ってる割には、お前達はよく涼しげな顔で歩いていられるな」

ぶとうか「いえ、すごくあついです。やけどしそうです」

勇者(あれ、これよくみたら無表情のまま汗かきまくってる!? どんだけポーカーフェイスを貫くつもりなんだ!?)

勇者「そうか……責めて暑さを凌げる魔法があればいいんだけどな」

まほうつかい「ありますが」

勇者「ブリザードじゃないよね?」

まほうつかい「ぶりざーどです」

勇者「あぁ、うん。そんな事だろうと思った。大人しく進軍しようか」

せんし「いのちをだいじに」

勇者(あの戦士がガンガンいこうぜ以外の方針を口にした!?)
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 19:38:59.89 ID:B20hlTlm0
〜のどかな街〜



勇者「やっと街に着いた……火山ではひどい目にあった」

ぶとうか「ぜんしんあせだくです」

勇者「そうだな、まずは宿を取って風呂でさっぱりしよう。その後は自由行動で」

まほうつかい「わかりました」




〜風呂場にて〜


勇者「いーい湯、だーなー、ばばん。いーい湯、だーなー、ばばん」

せんし「ゆうしゃにていあんがある」

勇者「どうした戦士、指さしてる方は女湯だけど……まさか」

せんし「がんがんいこうぜ」

勇者「覗かないからな!? そして止めるからな!?」

せんし「がんがんいこうぜ」

勇者「待て、俺を巻き込むな! 俺は覗きなんかしない!」

せんし「がんがんいこうぜ」

勇者「引きずってまでして巻き込むつもりか!? そんな事をしても俺は……」チラッ






そこで俺は目にした。人が追い求めしロマンというものを。

見えたのはふたつのおやまと、平らな丘。

あぁ、そうか。これがエデン(楽園)か……あぁ、氷の塊が飛んできて(グシャ



〜部屋にて〜

まほうつかい「はんせいしてくださいのぞきま」

せんし「ゆうしゃがむりやり」

勇者「お前が無理やり巻き込んだんだけどな!?」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 19:49:01.88 ID:B20hlTlm0
勇者「今日この街で結婚式が行われるのか」

ぶとうか「そのようです。みにいきますか?」

勇者「今日は一日この街でゆっくりする予定だし、立ち寄るか」




〜結婚式場〜



しんぷ「なんじ、いかなるときもおっとをあいし、しがふたりをわかつときまでともにいきることをちかいますか?」

しょうにん「ちかいます!」(鎖を握りながら

しんぷ「なんじ、いかなるときもつまをまもり、しょうがいともにいきることをちかいますか?」

とうぞく「……………………ちかいます」(装備:鎖付き首輪




勇者(あの時の盗賊、一体何があった!?)

ぶとうか「…………」

勇者「武闘家、普通の結婚はあんなんじゃないからな」

ぶとうか「……すきなひととけっこんしたらしあわせになれるときいています」

勇者「まぁ、お互い想い合っているなら結婚して幸せになると思う。結婚しなくても幸せかもしれないけど」

ぶとうか「ゆうしゃさまは、このたびがおわったらけっこんするよていのあいてはいるのですか?」

勇者「俺? 俺にそういう許嫁とかはいないよ」

ぶとうか「そうですか」

勇者「武闘家もやっぱり、結婚とかに憧れるのか? あれは例外として」

ぶとうか「そうですね、おんなのこですから」

勇者「そうか……武闘家なら、きっと幸せになれるさ」

ぶとうか「…………そうですね」







まほうつかい「……」zzz

せんし「がんがんいこうぜ」zzz
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 20:00:36.46 ID:B20hlTlm0
おーががあらわれた!


おーが「ぐおおおおお!」

勇者「戦士、武闘家! 3人でジェットストリームアタックを仕掛けるぞ!」

せんし「がってん」

ぶとうか「しょうち」

勇者(仲間達も段々ノリがよくなってきたな)


おーがをたおした


まほうつかい「……」

ぶとうか「どうしましたか、まほうつかい」

まほうつかい「さいきんわたしだけほかのみんなにくらべてやくにたてていないきがします」

ぶとうか「なるほど」

ぶとうか「まほうつかいがさいきんかつやくできずじしんをうしなっています」

勇者「横で聞いていた事をわざわざ言い直さなくていいからね?」

勇者「とは言っても、何かあった時の為に魔法使いには魔力を温存してもらいたいし、その分俺達が前衛で頑張っている形なのは確かだ」

勇者「わざと活躍の場を作っても気を使ったと察せられるし、難しい問題だ」

ぶとうか「やっぱり、ゆうしゃさまがまほうつかいをひつようとしていることがつたわるようにするのがいいとおもいます」

勇者「そうだな……よし」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 20:11:07.61 ID:B20hlTlm0
勇者「という訳で、この先にいるイビルゴーレムは物理攻撃がほとんど効かない。魔法使いの炎魔法が有効打になるから、頼むぞ」

まほうつかい「わかりました」

勇者(多分気を遣った事は半分ばれてるだろうけどこれが最善のはず)




イビルゴーレムがあらわれた!


勇者「俺と戦士が奴の攻撃を止める、その間に魔法使いは攻撃魔法を頼む!」

まほうつかい「わかりました、いびるふれいむ」

まほうつかいはいびるふれいむをとなえた いびるごーれむにはきかなかった

いびるごーれむ「じゃくてんになるまほうたいさくはばんぜんだ」

勇者「お前、それだけはやっちゃだめだろ!」

いびるごーれむ「じゃくてんをほうちしたままおとなしくたおされるわけがない」

ぶとうか「いわれてみればごもっともですね」

勇者「そうだけどさぁ!? 魔法使いが無表情なまま半泣きしているぞ!?」

せんし「がんがんいこうぜ」

勇者「撤退するからね!? 物理も魔法も効かない時点で倒す手段無いからね!?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 20:35:11.89 ID:B20hlTlm0
勇者「で、イビルゴーレムをどうするかだけど」チラッ

まほうつかい「いいんです、わたしなんてどうせやくたたずですから」

ぶとうか「かんぜんにうらめにでてしまいましたね」

勇者「そうだね……あの魔法対策をなんとかしないとどうにもならない訳だけど」

せんし「れべるをあげてぶつりでなぐればいい」

勇者「物理ほとんど効かないって言ったよね?」

せんし「かいしんのいちげきをだせばいい」

勇者「そんな簡単に会心の一撃は出ないから却下」

ぶとうか「きっとからくりがあるはずです、しゅういをしらべましょう」

勇者「よし、じゃあ周囲の捜索をしてあの魔法対策を破る鍵を探そう」



〜なんやかんやで魔法対策を破って〜



イビルゴーレムがあらわれた!

勇者「よし、今度こそ魔法使いの魔法で……」

せんしはまじんぎりをはなった かいしんのいちげき いびるごーれむに250だめーじ

いびるごーれむをたおした



勇者「」

まほうつかい「」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 21:22:32.99 ID:B20hlTlm0
勇者「そういえば伝説の武具とか言い伝えだけは聞いた事あるけどどこにあるんだろうか」

ぶとうか「まおうがちょくせつぶぐをあつかっているのでは?」

勇者「それは色々とやばくないか?」

まほうつかい「でんしょうによるとせいなるちからはまをはじくのでまおうがでんせつのぶぐをつかうのはふかのうかと」

勇者「よかった、なら安心だ」

まおう「とおもうだろう? そんなことはないぞ」

勇者「そうなのかー……えっ?」


まおうがあらわれた!


ぶとうか「なぜまおうがここに!?」

まおう「さいきんわれのしもべをつぶしてまわるゆうしゃどもにつけをはらってもらおうとわれじきじきにでむいたまで」

せんし「がんがんいくぜ」

せんしのこうげき まおうに20だめーじ

まおう「そのていどか、きかんな」

まおうはへるばーすとをはなった ゆうしゃに150だめーじ

勇者「がぁああああああああ!?」
まほうつかいに150だめーじ まほうつかいはたおれた
まほうつかい「う…そ……」

ぶとうかに150だめーじ   ぶとうかはたおれた
ぶとうか「そん……な……」

せんしに150だめーじ
せんし「なんだこれ、ぐああああ」

まおう「もろい、もろすぎる。これがゆうしゃか」

勇者「ぜっ……はっ……くそっ」

まおう「まぁいい、きさまをほうむればすべてはおわる。だがただころすのはおもしろくない」

勇者「何を……まさか、皆を!?」

まおう「なかまをひとりずつめのまでころし、ぜつぼうをあじあわせたあとでいしにしてやろう」

勇者「やめろぉおおおおおおおお!!」

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 21:23:11.62 ID:B20hlTlm0
まおう「ふははは、まずはきさまだ!」

まおうはですぐらびてぃをつかった せんしに240だめーじ せんしはしんでしまった

勇者「戦士ぃいいいいいいいい!? くそっ、魔王ぅううううう!!」

ゆうしゃのこうげき しかし、こうげきははずれた

まおう「そんなぼろぼろのじょうたいでこうげきしてもむだだ、つぎはこいつだ」

まおうはくりむぞんかったーをとなえた まほうつかいに280だめーじ まほうつかいはしんでしまった

勇者「あ”ぁ”あ”あ”あ”あ”!!」

まおう「ふははは、むりょくなおのれにぜつぼうするがいい。だがきさまがそこまでしてわれにすがるというなら、きさまはなにもできぬようにてあしをきりとばしておくか」

まおうはじごくのおのをふりかぶってこうげきした

ぶとうか「ゆうしゃ!!」

なんとぶとうかがゆうしゃをかばった ぶとうかに189だめーじ ぶとうかのみぎうでがきりおとされた

ぶとうか「っっっっぁ!!」

勇者「ぶ、武闘家!!」

まおう「ふん、じゃまがはいったか。きょうざめだ、やはりよていどおりにしてやる」

まおうはさばきのいかずちをはなった ぶとうかに300だめーじ ぶとうかはしんでしまった

勇者「ぁ……ぁ……」

まおう「あとはきさまだけだ、あんしんしろ。ふういんがとけぬようにきさまはわれらまぞくがげんじゅうにほかんしてやろう」

まおうはせきかののろいをつかった 

勇者「ま……ぉ……」

ゆうしゃはいしになってしまった

ゆうしゃはうごけない

まおう「ふははは、これでせかいはおわりだ。きさまはおのれのむりょくさをのろいながらえいえんのときをまぞくのとちですごすがいい」

ゆうしゃはうごけない

まおうはわーぷげーとをつかった

ゆうしゃはうごけない






ゆうしゃはうごけない



ぱーてぃがかいさんされた
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 21:31:17.48 ID:B20hlTlm0
〜しばらくして〜



しょうにん「さぁ、つぎのとりひきさきへいそぎますよ」

とうぞく「はい……ん?」

しょうにん「どうしましたか」

とうぞく「あそこになにか……あれってゆうしゃのなかまたちだ」

しょうにん「どれどれ」

せんし「」

まほうつかい「」

ぶとうか「」

しょうにん「しんでいますね」

とうぞく「それってどうして…というかゆうしゃがいないのはなんでだ?」

しょうにん「それはかれらにきくしかないでしょう」

とうぞく「しにんにどうやってはなしをきくつもりだ?」

しょうにん「そせいやくがあります、こうかですがだいきんはこのものたちにあとでせいきゅうします」


しょうにんはそせいやくをつかった せんしはいきかえった

せんし「はっここはいったい」

しょうにんはそせいやくをつかった まほうつかいはいきかえった

まほうつかい「うっ……わたしはたしか……」

しょうにんはそせいやくをつかった ぶとうかはいきかえった

ぶとうか「ん……はっ、勇者!?」

しょうにん「めがさめたようですね。ではここでなにがあったかきかせてもらいます」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/18(土) 23:10:42.76 ID:H5QYVkGW0
唐突のハード展開に唖然
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 23:24:33.16 ID:B20hlTlm0
ぶとうか「……というわけなんです」

しょうにん「なるほど、そのようなことがありましたか」

ぶとうか「わたしたちがふがいないばかりに、ゆうしゃさまは……」

まほうつかい「ですがゆうしゃさまのしたいがないということはいきているかのうせいもかんがえられます」

とうぞく「さいあく、まおうじょうのおくふかくでころされているかのうせいもあるけどな」

ぶとうか「いえ、まおうはゆうしゃをいしにするといっていたのでいきてはいるとおもいます」

まほうつかい「もんだいはゆうしゃさまのばしょをとくていするしゅだんがないということです」

ぶとうか「ゆうしゃさまがいなければまおうをたおすことはできません……わたしたちはどうすれば」

しょうにん「……なるほど、でしたらわたしがひとはだぬぎましょう」

ぶとうか「えっ?」

しょうにん「わたしはしょうにんです、あなたたちにはうみのまものをたおしてもらっておせわになりましたから」

しょうにん「あなたたちにはこれからもおとくいさまでいてほしいので。ただしかしかりはこれでなしです」

とうぞく「やっぱあねごすげーっす」

ぶとうか「しょうにんさん……っ!!」

しょうにん「なくのはあとです、まずはゆうしゃがどこにとらわれているかをとくていします」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 23:29:58.20 ID:B20hlTlm0
〜四天王サキュバスの城〜



さきゅばす「えぇ、まかせてちょうだいまおうさま」

まおう「ではたのんだぞさきゅばす、ゆうしゃのふういんをけっしてとかせるわけにはいかないからな」(しゅんっ



さきゅばす「……それにしても、せきかしたゆうしゃねぇ。まおうさまのしろではでんせつのぶぐがはんのうしてのろいがとけるからだめって、なんぎなものね」

さきゅばす「でんせつのぶぐをしてんのうにかんりさせてまおうさまのしろでゆうしゃをふういんするのではだめだったのかしら?」

さきゅばす「あら、ゆうしゃのせきぞうがひかりだしたわ。ゆうしゃぱわーでもはっきされているのかしら?」

さきゅばす「ひかるのがおもしろいし、いたずらでもしておきましょう」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/18(土) 23:35:39.00 ID:B20hlTlm0
〜その頃、武闘家一行〜


しょうにん「でました、ちずでいうこのばしょにゆうしゃがいるようです」

とうぞく「まおうのしろってわけじゃなさそうだな」

ぶとうか「では、はやくそこにいきましょう!」

しょうにん「おちつきなさい、むさくにつっこむのはじさつこういですよ」

ぶとうか「ですが……っ!」

しょうにん「わたしはしょうにん、そういうことにかんしてはどくだんじょうですよ?」

とうぞく(なんでしょうにんがまもののあらごとかんれんでどくだんじょうなんだよ)

まほうつかい「では、これからじゅんびをするのですね?」

しょうにん「そうです、そもそもこのばしょはこのちてんからとおいです。そこでふしぎなつばさをつかいます」(すっ

せんし「これは?」

しょうにん「わたしがいったことがあるばしょならこれをつかえばいっしゅんでとんでいけます」

まほうつかい「すごいです、うしなわれたこだいまほうのさいげんではありませんか」

しょうにん「これでもくてきちにいちばんちかいまちにとんでいきます。あとはげりらせんです」

とうぞく(のうきんじゃねぇか!)
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 01:07:05.53 ID:qj1OGb8r0
〜サキュバス城付近の街〜


しょうにん「つきました、ですがみなさんおつかれでしょうしきょうはここでやすんでいきます」

まほうつかい「わかりました」

ぶとうか「あそこにみえるのおしろにゆうしゃさまが…」

せんし「がんがんいこうぜ」

しょうにん「おっと、せんしとはおはなしするひつようがありそうですね」がしっ

せんし「なにをするやめろお」ずるずる

とうぞく「……せんし、つよくいきろよ」

まほうつかい「それはそれとして、わたしたちはあしたにそなえてやすみましょう」

ぶとうか「そうですね……それと、とうぞくにききたいことがあります」

とうぞく「ん?」

ぶとうか「あなたはさいしょ、わたしたちのまえにてきとしてたちふさがりました」

ぶとうか「そのご、またてきとしてあらわれました。なにがあったのかはしりませんがわたしたちのてきだったんです」

ぶとうか「いまはこれしかしゅだんがないからしたがっていますけど、ほんとうにしんじていいんですか?」

とうぞく「さてね、いろいろあったがおれはしょうにんのどれ……じょしゅだからな」

とうぞく「たんじゅんにしょうにんがしんようできるかどうかではんだんすればいいさ」

ぶとうか「それはそうですが」

とうぞく「それにしても、おまえはやけにゆうしゃのことをしんぱいしているな? さっきからちらちらとしろをみているし」

とうぞく「そんなにゆうしゃのことがすきなのか?」

ぶとうか「!?」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 01:13:51.20 ID:qj1OGb8r0
ぶとうか「ななななにをいっているのでしょうか」

とうぞく「わかるわ、ゆうしゃがいないだけでめちゃくちゃふあんそうじゃねぇか」

ぶとうか「わたしがそんなふあんだなんて」

とうぞく「おまえかがみみてこい。しかしよのなかわからねぇよなぁ」

とうぞく「ゆうしゃにおそいかかったおれがなんのいんがかゆうしゃをたすけるてつだいをしようってんだからな」

とうぞく「ま、おれはあねごについていくしかねーからな。あしたにそなえてやすむぜ」

とうぞく「そもそも、あのしろからゆうしゃをたすけだせるかどうかもわからねぇし。おまえもはやくねろよ」



ぶとうか「…………」ぷすっぷすっ






せんし「しょうにんこわいしょうにんこわいしょうにんこわいしょうにんこわい」





まほうつかい「……」zzz
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 01:21:30.50 ID:qj1OGb8r0
〜翌日〜


しょうにん「さて、たいりょくはかいふくしましたね? ここからはじかんとのたたかいです」

しょうにん「さくせんをせつめいします。きのうここまでとんできていることじたいまおうたちはそうていがいでしょう」

しょうにん「しかし、もたもたしているとあのげんばからまだあなたたちがいきていることにきづかれてけいびをかためられてしまうのでいそぐべきです」

しょうにん「まだけいびがうすいあいだにあのしろにせんにゅうし、ゆうしゃをだっかんします」

しょうにん「とうぞくにないぶをしらべてもらいつつ、わたしたちはてきにみつからないようにしろにせんにゅうします」

しょうにん「きのうつかったいちをしらべるどうぐのこうかで、ゆうしゃのせきぞうはひかっているはずなのでしらべればだいたいのいちはわかります」

しょうにん「てきのけいびはおんみつにむりょくかし、ぞうえんをふせぎながらすすみます」

しょうにん「そして、ゆうしゃのもとにたどりついたらこのしずくをつかいます

まほうつかい「そ、それはまさか」

せんし「しっているのかまほうつかい?」

まほうつかい「でんせつのひやく、けんじゃのしずくです。どんなのろいやじょうたいいじょうでもといてしまえるばんのうなくすりです」

まほうつかい「このようなでんせつのしなものまでもっているなんて、しょうにんさんはなにものなのでしょうか」

しょうにん「わたしはしがないしょうにんですよ。つづきをせつめいします」

しょうにん「ゆうしゃののろいをといたらすばやくしろをだっしゅつします。なにがいるかわからないてきちにいつまでもとどまるりゆうはありません」

しょうにん「しろをだっしゅつしたところでさくせんかんりょうです。なにかしつもんはありますか?」

せんし「がんがんいこ……なんでもありませんあねご」

とうぞく(あねごがうつった)

ぶとうか「ひとついいですか?」

しょうにん「なんでしょう」

ぶとうか「ほんとうに、このさくせんでゆうしゃさまをとりもどせますか?」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 01:30:52.29 ID:qj1OGb8r0
しょうにん「さくせんとしては、ごぶごぶだとおもいます。ぜったいとはいいきれません」

しょうにん「ですが、これいじょうのさくせんをいまだせますか? だせないのであればやるしかありません」

しょうにん「じかんがたてばたつほどさくせんせいこうはむずかしいものとなります。しんようできないならかまいません」

しょうにん「わたしもりすくがあまりにもたかくなったらみすてるしかないので、このはなしはここまでになります」

ぶとうか「それは…………では、ひとつだけ」

しょうにん「なんでしょうか?」

ぶとうか「そのしずくはわたしにつかわせてください。しょうにんさんはせんとうしょくではありませんよね?」

ぶとうか「なら、なにかあったときにせんとうしょくのわたしのほうがゆうしゃのせきぞうにたどりついてつかえるかのうせいがたかいです」

しょうにん「ふむ、わかりました。ではこれはあなたにあずけます」

しょうにん「きのうのよる、とうぞくをこきつかってしろのないぶはすでにしらべました」

しょうにん「わたしととうぞくはこちらのるーと、あなたたちはそっちにあるるーとをすかってしんにゅうしましょう」

ぶとうか「わかりました」

しょうにん「さて、ではそろそろさくせんかいしといきましょうか」

まほうつかい「よろしくおねがいします」

とうぞく(そういえばしてんのうのひとりがいるってことはいわなかったよな? だいじょうぶなのか?)


ぶとうか(まっていてください、ゆうしゃさま)

ぶとうか(かならず、たすけますから。たすけだしたらあのときおまもりできなかったこと、あやまらせてください)

ぶとうか(どうか、どうかそれまでぶじでいてください)







〜その頃、サキュバス城〜

勇者「」(装備:鼻とヒゲが付いたギャグメガネ&白いモール&光ってる電飾&頭に☆型の置物
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/05/19(日) 01:31:19.87 ID:qj1OGb8r0
今日はここまで
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/19(日) 01:40:08.72 ID:RUdM9Hxd0
クッソ読み辛くて草、いいぞもっとやれ
ところで
>>26
>ぶとうか「ん……はっ、勇者!?」
これはただの誤字なのか、武闘家が一瞬覚醒したのか、判断に困るな…
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