「核のボタンを押してください!」

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4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/10(金) 21:10:34.10 ID:rBcPHpC60

「抵抗なんてしないでください、その瞬間にあなたを撃ちます」

周りの誰も止めなかった。武器を持つワカモトが危険だとしり込みしたからか?

……違う、皆分かっていた。残された手段はそれしかないと。

人類が生き延びるにはこの兵器に望みを賭けるしかないということを。

「ふっ、まぁ、それも良かろう」

局長が椅子から立ち上がった。

まるでボタンの前へ招くようにワカモトの進路を空けて言った。

「その方がアッサリ[ピーーー]て楽かもしれん」

「……強情をっ!」

「強がってないさ。遅かれ早かれ一日のズレだ」

もう言い返す気分にもなれなかった。局長は既に事態の解決を諦めているとワカモトには直感で理解できた。

――しかしいざボタンの前に立つと緊張が増した。

その手で握りしめる武器も機械相手では自信をつけてくれなかった。
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