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【艦これ】提督「ようこそ、第七鎮守府へ」
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207 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:30:46.01 ID:KkRY/0or0
長波「さてと…」キョロキョロ
長波(時間が時間だけに人がまばらだな…っと)
長波「ここ、いいか?」
松風「うん?ああ、構わないよ。姉貴は?」
神風「勿論構わないわよ」
長波「ありがとな」ストン
松風「それにしてもえらく重役出勤じゃないか?」
長波「まあ、な」パクパク
松風「そんなに司令官の隣は寝心地がよかったかい?」
神風「ちょ、ちょっと松風!」
松風「あはは、からかっただけだよ」
長波「ん、まあ提督の隣はなんか安心するな」
神風「えっ」
長波「寝心地がよかったってのも間違いじゃないな」
神風「え」
松風「あっはっは。姉貴〜少し焦った方がいいんじゃないか?」
神風「う、うるさい!」
長波「?」
208 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/26(日) 20:34:22.59 ID:KkRY/0or0
ごめんなさい
少し席外します
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/26(日) 21:09:05.72 ID:v0tjNKIY0
そういや何でか最近妙に黒潮と白露は幼なじみ属性とか言われてるんだよな。
少し前までは姉妹の人気引き合いにしてネタにしてた癖に何でやろ
210 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/28(火) 22:31:04.06 ID:PDs14PIu0
ちょっと席を外すとはなんだったのか
白露と黒潮の人気は改二実装も一役買ってるんじゃないですかね
最近更新できなくて申し訳ない
明日更新します
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/29(水) 01:57:57.13 ID:IttUU2yd0
改二実装されないと人気ってやっぱり出ないんかな・・・
212 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:15:10.90 ID:xEH9Xyfk0
行方不明だった新人王がサヨナラグラスラ打つ夢見た気がする
投下始めます
213 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:16:55.54 ID:xEH9Xyfk0
>>207
の続き
長波「でも、お前らも随分と遅いんじゃないか?」
松風「ん?まあね、もう一時間はここにいるかな?」
長波「一時間?そんなにいたら怒られるだろ」
神風「怒られるって…誰によ」
長波「そりゃ、提督だろ」
神風「司令官はこんなんじゃ怒らないわよ…」
長波「そうなのか?第一だと飯は五分以内に食わなきゃ説教されたぞ」
松風「うへえ。飯すらゆっくり食べさせてくれないのか」
神風「噂に聞いた通りね…」
長波「噂?」
神風「ええ。噂よ、第一に関するね」
長波「ふうん。例えばどんな噂だ?」
松風「そうだな…。作戦に反対した艦娘が長い間折檻させられる、とか」
長波「んー、第一の提督は無茶な作戦は立てないから反対するやつはいなかったな」
神風「へえ。何か意外ね」
長波「そうか?士官学校は首席で卒業したらしいから当然っちゃ当然だろ」
松風「エリートだねぇ」
長波「それで、他にはなんかあんのか?」
神風「そうね、伝説の365連勤とか」
長波「それはほぼ噂通りだな」
神風「ええ!?これは嘘であって欲しかったわ…」
松風「大変だね、第一は」
長波「まあ流石に休みはあったが、ほぼ毎日海に出てたよ。偶に、海上で『なんであたしここにいるんだっけ?』ってなることはあったね」
松風「それまともに作戦出来ないだろう」
長波「そうだな、疲れが溜まると流石に…」
神風「作戦自体はいいらしいのにね…」
松風「やっぱり凄いな、第一は。色んな意味で」
長波「でも、第七の噂も聞いた事あるぞ」
214 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:18:45.11 ID:xEH9Xyfk0
神風「うちの噂?どんな?」
長波「第七鎮守府設立後一年間は駆逐艦六隻で運営されてたって話」
松風「ああ、それなら僕も聞いた事あるな」
神風「そうなの?私は初耳だわ」
長波「でもなぁ、いくらここが辺境だからって駆逐艦六隻じゃ鎮守府として成り立たなくないか?」
松風「そうだね。だから僕も正直眉唾物だと思ってるよ」
神風「その頃の提督ってもういないのかしら」
長波「さあなあ。五年くらい前なんだろ?第七鎮守府が出来たのって」
松風「いや、いるよ」
神風「どこに?軍令部にでも異動したの?」
松風「…普通に僕達の司令官だけど」
長波「あ、そういう…」
神風「うちの司令官ってずっとここにいるんだ…」
長波「それなら、直接聞いた事はないのか?提督に」
松風「いや、何か怖いじゃないか」
神風「怖い?何が?」
松風「それを知った者は生きて返さない…みたいな」
神風「はぁ。司令官がそんなことする訳ないでしょ」
松風「まあ今のは冗談だけど、駆逐艦六隻ってよっぽどだろう?あまり踏み入って欲しくいんじゃないかとら思ってね」
長波「言いたいことはわかるけどな」
神風「うーん、その六隻って誰かしらね〜」
松風「さあね。ここの鎮守府の初期艦って誰だっけ?」
215 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:20:37.04 ID:xEH9Xyfk0
神風「五月雨でしょ。前、本人に聞いたわ」
長波「五月雨か」
神風「なんか意外よね」
松風「そうかい?」
神風「うん。だって司令官と五月雨が二人で話してるのあまり見たことないわ」
松風「そんな事ないさ。鳳翔さんの居酒屋で、二人っきりで駄弁っているのを時たま見るよ」
神風「え〜…想像出来ないわね」
長波「鳳翔さんの居酒屋?」
松風「ああ、この食度の隣に少し小さ目の建物があったろう?」
長波「あったな」
松風「夜になるとあそこで鳳翔さんが居酒屋をやっているのさ」
神風「私はあんまり行かないけどね、夜になるとすぐ寝ちゃうし」
長波「それは駆逐艦としてどうなんだよ」
松風「まあ鳳翔さんの作る料理は絶品だからね。暇があったら行ってみるといいさ」
長波「そうするよ。…何の話だったっけ?」
神風「最初の六隻って話でしょ」
長波「あーそうだそうだ。うーん、三日月はどうなんだ?秘書艦だろ?」
松風「正しくは秘書艦筆頭だけど…まあそうだね。二人の様子を見ると関係は長そうだ」
神風「そうね。じゃああと四隻か…」
松風「うーん…わからないね。長波は?」
長波「昨日来たあたしが知る訳ないだろ…」
松風「それもそうだ」
216 :
食度→食堂
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:22:18.38 ID:xEH9Xyfk0
神風「見当もつかないわね」
松風「やっぱり今度司令官に聞いてみるか、気になるしね」
神風「そうね。んー…結構長い間ここにいるわね。そろそろ移動する?」
松風「そうだね。どうだい?長波も」
長波「なんも言われてないし、良いとは思うが…どこ行くんだ?」
松風「娯楽室かな?」
神風「うん。誰かしらいるでしょうし」
長波「娯楽室」
松風「…その様子だと、第一に娯楽室は無かったようだね」
長波「そうだな、興味が湧いたぞ。よし、行こうか」
神風「ええ。案内するわね」
ピンポンパンポーン
松風「おや?」
神風「何かしら」
『駆逐艦長波、執務室に来るように。繰り返す、駆逐艦長波、執務室に来るように』
神風「あら、呼び出されちゃった」
松風「ははは、どんまいどんまい。娯楽室はまた今度……ん?」
神風「あれ?長波は?」
松風「さっきまでここにいたのに…」
榛名「長波さんならもう行っちゃいましたよ」
神風「ええ!?」
松風「速いな…」
榛名「ふふ、提督、長波さんにも気に入られたようですね」
松風「いやぁやるね。司令官」
神風「くっ、こうなったら私も…!」
松風「はいはい。止めとこうね。追い出されるのが関の山さ」
217 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:24:52.06 ID:xEH9Xyfk0
〜第七鎮守府本館〜
長波「執務室……ここか。…よし」
コンコン
『誰ですの?』
長波「長波だ」
『どうぞ』
長波「失礼する」ガチャ
提督「飯は食ったか?」
長波「ああ。美味しかったよ」
提督「そうか、それならよかった。……俺も朝飯食べたいなー。チラッ」
熊野「はぁ…。さっさと手を動かして下さる?遅刻した分がまだまだ残ってますわよ」
提督「ウィッス」
長波「あー…あんまり提督をいじめないでやってくれよ?」
提督「長波ぃ…!」
熊野「はぁ…これじゃあ私が悪者みたいではありませんの」
218 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:31:49.92 ID:xEH9Xyfk0
長波「それで、私はなんで呼ばれたんだ?」
提督「ああ、これから先は熊野が担当する」
長波「担当?何を?」
熊野「この鎮守府についての説明ですわ。新しい人が入ってくる度に説明していますの」
長波「説明…?」
熊野「この鎮守府は他と比べると少々変わっておりまして…」
長波「それは何となく感じるけど」
熊野「ええ、そうでしょう。ですので、貴女がこれからの生活で混乱しないよう私がしっかり教授しますわ
」
長波「お、おう…?」
熊野「まずは、この鎮守府最大の特徴、定期的に暗殺部隊がやって来ることについて」
長波「ああ……!?はぁ!?暗殺!?」
熊野「ええ、暗殺」
長波「こ、ここに?」
熊野「ええ、ここに」
長波「誰を?」
熊野「この方ですわ」
提督「命狙われてまーーす」
長波「…すまん、理解できない」
熊野「そうでしょうね。ですので順序を追って説明致しますわ」
長波「頼む…」
219 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/29(水) 23:51:47.62 ID:xEH9Xyfk0
熊野「まず、暗殺部隊を送っている方の正体ですが」
長波「い、いきなり核心だな」
熊野「大将様ですわ」
長波「…えええええええ!?大将!?大将ってあの!?」
熊野「ええ、現在の海軍には大将の方が一人しかいませんから、貴女が思っている通りの方ですわね」
長波「大将が…提督を暗殺…?」
熊野「ええ。提督を嫌っている方が陸海問わず軍内に多数おりまして、大将様もその中の一人なのですわ」
提督「嫌ってるとかいうなよ、悲しくなっちゃうだろ」
熊野「私は好いております」
提督「おいまじかよやる気出てきたわ」カリカリカリカリカリ
熊野「提督にこう接することで掌の上で踊らせることができますわ。覚えておいた方がよくってよ」
長波「そ、それはどうなんだ…?」
熊野「話を戻しますと、提督は昔、陸軍内の諜報機関に属しておりまして」
長波「スパイってことか?」
熊野「ええ。その頃の提督は陸軍少尉…しかしスパイという立場上、その階級では伝えられない、知ってはいけない情報もたくさん持っておりました」
長波「………」
熊野「そして提督が世界各地を飛び回っている頃、世界中の国は深海棲艦という共通の敵の打倒のために一致団結、提督の所属している諜報機関はほとんど用済み」
長波「…………」
熊野「そこで上層部は諜報機関に充てる予算を減らすことを決意、提督は諜報機関を首になりましたわ」
長波「スパイが首ってことは…」
熊野「そうですわね。提督は軍の中枢部の機密事項事項を扱っていました。その中には非合法のものもあったでしょう。そんな『知りすぎた』男を野放しにする訳には参りません」
熊野「そこで上層部が彼に出した辞令が、この鎮守府の長になること、ですわ」
長波「…いや、それ結構無理ないか?陸軍少尉が提督やるって…」
熊野「詳しい話は割愛いたしますが、この鎮守府を受け持ちたい方が全くいらっしゃらなかったそうです。だからその役目をこの方に押し付けた…」
長波「………それは」
熊野「と、いうのは建前らしいですけど」
長波「へ?」
220 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 00:01:24.99 ID:M/tAXVVx0
熊野「この鎮守府、本土から遠いでしょう?」
長波「え?あ、ああ。帝都の距離は全鎮守府の中で一番だな、ダントツで」
熊野「だからここで提督を暗殺することは容易い、という考えらしいですわ」
長波「な、なんだそれ…?」
熊野「本土で鎮守府の長が死ねば大ニュースでしょう?それが深海棲艦の攻撃であろうと民間の手であろうと軍の仕業だろうと」
長波「まあ、そうだな」
熊野「ですがここなら、大方深海棲艦の攻撃を受けたとされるか、もしくはそもそも死んだことをもみ消すか、まあそういうことですわね」
長波「な、なるほどな。でも、提督生きてるじゃん」
熊野「返り討ちにしていますからね」
長波「暗殺部隊を?」
熊野「ええ」
長波「強いんだな…」
熊野「それなんですの」
長波「え?」
熊野「最近この鎮守府に力が着きすぎていることを大将様が不安視なさってまして」
長波「ああ」
熊野「暗殺部隊が来るペースが増えていますのよね。具体的には週一」
長波「週一って…」
熊野「前回なんか40人程おいでなさって…」
長波「よ、40!?それ暗殺って言えるのか…?」
熊野「最近はただの海賊のような有様ですわね」
長波「提督って大変なんだな…」
221 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 00:02:27.04 ID:M/tAXVVx0
中途半端だけど今日はおしまいなんだ
また明日〜
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 05:36:22.48 ID:2W3WSkr30
おつ
待っとるぞい
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 18:42:24.43 ID:z+fmzFN/0
軽く鎮守府周辺が世紀末状態と
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 18:43:59.97 ID:z+fmzFN/0
軽く鎮守府周辺が世紀末状態と
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/30(木) 22:00:03.61 ID:z+fmzFN/0
誤射って連続投稿スマヌ
226 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:52:14.39 ID:M/tAXVVx0
undefined
227 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:53:21.74 ID:M/tAXVVx0
すまない、今日の更新は1レスだけなんだ本当にすまない
てかあと1レスやったら昨日のうちに投下すれば良かったんじゃないですかね
228 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:54:31.74 ID:M/tAXVVx0
undefined
229 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:55:29.32 ID:M/tAXVVx0
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
1レスと言ったなあれは嘘だ
230 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:56:24.24 ID:M/tAXVVx0
長波「でもその40人を提督一人で撃退したのか?」
熊野「いえ、前回は鈴谷を中心とした四人の艦娘が撃退いたしましたわ」
長波「え、艦娘が?」
熊野「ええ。提督は昔から自分の身を守るのに艦娘を盾に…」
提督「おい、人聞きの悪いことを言うな。お前らが何か出来ることをしたいって言うからだな」
熊野「そういうことにしておきます」
提督「そういうことなんですけど…」
熊野「まあ兎も角、艦娘が暗殺部隊を撃退しているのですわ」
長波「そ、それならあたしも!」
熊野「はい?」
長波「あたしも、提督を守りたい!救ってもらった身だし……提督が殺される理由もあたしは理不尽だと思うし…ダメか?」
熊野「駄目ですわ」
長波「な、なんでだよ!」
熊野「危険ですから」
長波「相手は人間だろ!?こっちに危害を与えることなんて─!」
熊野「これ、なんだかわかります?」カチャ
長波「…?拳銃だろ?」
231 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:57:19.45 ID:M/tAXVVx0
熊野「ええ。暗殺部隊の方々はこの拳銃や自動小銃を用いますわ」
長波「いやいや、あたし達が普段何口径を相手してると思ってんだ。そんなもん当たったってかすり傷だぞ」
熊野「問題はこの銃弾です」チャリ
長波「銃弾?」
熊野「これ、中に睡眠薬が入っておりまして。この睡眠薬、艦娘にも有効なんですの」
長波「そんなものが…」
熊野「あら、聞いた事は無いのですか?憲兵はこれを常備しているのですが」
長波「そうなのか?知らなかったな…」
熊野「対艦娘用に本部が作った、とされています」
長波(……なんか含みのある言い方だな)
長波「でもさ、撃たれても寝るだけだろ?危険って訳じゃ…」
熊野「眠らせられたところを拘束、そのまま大将の下に届けられれば最悪解体、ですわね」
長波「い、いくらなんでも」
熊野「あの大将は提督を陥れるためならどんな事でもしてきましたわ。と言うか、過去に解体寸前まで行った人がいまして…」
長波「……ゴク」
熊野「まあ、ですから訓練を受けた私達はともかく、貴女が暗殺部隊を相手取るのは危険ですの。おわかり?」
長波「………ああ」
熊野「…そもそも、貴女、気丈に振舞っていますが、まだ傷が残っているのでしょう?」
長波「…………」
熊野「ふう、あまり私を見くびらないことですわ。…さて、私の仕事は終わりました。提督」
提督「おう。取り敢えずこれは伝えなきゃいけないことだったんでな。しばらくの間はお前を海に出したりはしない。まあ、ゆっくりしとけ」
長波「…………うん」
232 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:58:28.97 ID:M/tAXVVx0
バタン
長波「…………」
長波「はあ。確かに今のままじゃ逆に迷惑かけるか」
長波(あの時の事を考えるとまだ身体が震えるし)
長波「早くこれを何とかしないと…」
233 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/30(木) 22:59:20.24 ID:M/tAXVVx0
今日はおしまいです
世界観とかで質問とかあったら三日月が答えてくれるんでご遠慮なく
おやすみなさいー
234 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/05/31(金) 21:46:08.49 ID:8AMvMhKO0
今日はイベントに集中するんで投下は無しです。すいません。
まだE-2すら終わってない
>>1
を笑ってやってもええんやで
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/31(金) 22:26:07.44 ID:N3Hzqe+o0
たまに集中してがっとやらんとダラダラやっちゃうからね、わかるよ
ネタ
サバイバル?!鬼ごっこ大会とか
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/02(日) 13:27:04.82 ID:w2LDo39f0
艦娘強いいうても不思議とアクションゲームの主人公辺りに勝つ子達って全然
イメージ出来ないんだよな。(大体人間辞めてる)ガチ人間キャラでも。
バトルの生々しさや応用性に差が有り過ぎるからだろうか
237 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 22:57:24.74 ID:Jv5o98gm0
三日月「艦娘だから、という理由で特別力が強い訳ではありません」
三日月「例えば私と同じ体格の人間の女の子ではほとんど力の差はないでしょう」
三日月「とは言っても私たちは軍人ですから、女の子に負ける事はないでしょうが」
三日月「また、艦娘も体を鍛えることができます」
三日月「我々艦娘は、人間ではありません。艦娘という存在です」
三日月「人間と違う点としては、まず耐久力が挙げられるでしょう」
三日月「人間なら死に至る可能性のある拳銃や自動小銃などの弾を受けても、艦娘にはかすり傷です」
三日月「しかし、刃物や殴打による傷は人間と同様に受けます」
三日月「銃弾は防ぐ艦娘に何故刃物などが有効なのかは分かっておりません」
三日月「また、このことは深海棲艦にも同じ事が言えます」
三日月「しかし、深海棲艦に刃物で対抗しようとする艦娘は殆どいません」
三日月「言わずもがな、近づく前に撃たれるからです」
三日月「艦娘の人間と異なる点はまだありますが、それはまた追追」
238 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 22:58:04.23 ID:Jv5o98gm0
【艦娘コミュ 長月・菊月】
提督「ふぃーたまには大浴場もありだな」シャカシャカ
提督「ちゃんと入口には提督入浴中の掛札もしたし、お決まりの展開にはならんだろ…」シャカシャカ
提督「……とは言ったものの」
提督(気配すんだよなぁ…)
『おい、本当に行くのか!?』
『ここまで来て何を怖気付いているのだ…』
『い、いやしかし…』
提督(声からするに長月と菊月だな。俺がいることをわかってて入ろうとしていると見える)
提督(……!良いこと思いついたゾ)
239 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 22:58:39.29 ID:Jv5o98gm0
ガラガラ
菊月「失礼する」バスタオル
長月「くぅ、腹を括るしかないのか…?」バスタオル
菊月「その私が無理矢理貴様を連れて来ているような言い方はよしてくれ…」
長月「そうは言うがな…」
菊月「司令官と共に風呂に入りたいと言ったのは貴様─」
長月「わー!わー!言うな!」
菊月「……生娘か、貴様」
長月「ぐっ…!」
菊月「まあいい…。それよりも、湯気が濃いな…よく見えん」
長月「…そもそも、司令官いるのか?音も気配もしないぞ」
菊月「確かにそれを記す掛札はあったが…」キョロキョロ
長月「なんだ、いないのか………」
菊月「……貴様は司令官がいるのといないのとどちらがいいのだ」ハァ
長月「う、うるさい!」
240 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 22:59:25.53 ID:Jv5o98gm0
長月「しかし、本当にどこだ?」
菊月「ああ。こうなると心配になってくるな」
長月「何にだ?」
菊月「返事がないという事は、浴槽で寝てしまっている、とか…」
長月「なっ!!それはまずいぞ!」
菊月「ああ、それより長月よ」
長月「それよりとはなんだ!今は司令官を─」
菊月「下を見ろ」
長月「下?」
長月「…?」チラ
提督「股の下からこんにちは!提督だよ!(裏声)」
長月「」
菊月「お茶目な司令官だ…」
長月「ききききき貴様!?何故そこに!?」
提督「相変わらず生えてねーのな、お前。菊月なんか下も白かったぞ」
長月「!!!!????」
菊月「司令官、長月の脳がキャパオーバーを起こしているぞ」
241 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 23:00:19.51 ID:Jv5o98gm0
長月「全く…悪戯にも程がある…」
提督「あの驚きようは傑作だったな」
菊月「同意だ」
長月「」ジロ
提督「反省してまーす」
菊月「右に同じだ」
長月「はぁ…。まあいい、司令官、そこに座れ」
提督「おん?なんで?」
長月「わ、私たちが、体をあ、洗ってやる」カァ
提督(かわ)
菊月「何故そこまで照れる…」ヤレヤレ
長月「う、うるさい!早く座れ!」
提督「あいあいっと」ストン
菊月「では私が背中をやる。長月、貴様は前を洗え」
長月「ああ。………は?前?」
242 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 23:00:56.13 ID:Jv5o98gm0
菊月「どうだ、司令官」シャカシャカ
提督「ああ、いい塩梅だ…。気持ちいいぞ」
菊月「そうか。それなら何よりだ」
長月「おい…」
提督「菊月の旦那になる奴はさぞ幸せだろうな」
菊月「ふっ…。その席には既に司令官が座っているではないか」
提督「こんなおっさんのどこがいいんだか…」
長月「おい!」
菊月「なんだ、大声を挙げて」
提督「そうだぞ。早く前洗ってくれよ」
長月「ま、前ってなんだ!」
菊月「…前だ」
提督「腹とか」
長月「…そ、そんなの、恥ずかしいじゃないか!」
提督「なにが?」
長月「そ、それはその……!」チラ
菊月「股間を見て顔を赤らめるな、変態」
長月「誰が変態か!」
提督「いや、バスタオル巻いてるからね?そんな犯罪みたいなことしてないからね?」
菊月「貴様は誰に言っているんだ?」
長月「兎も角!前は無理だ!」
提督「えー…」
243 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 23:01:35.76 ID:Jv5o98gm0
菊月「…む、まずい」
提督「なんだどうした」
菊月「激しい尿意だ」
長月「お前は真顔で何を言っているんだ!」
提督「まあ、そこでやればよくね?」
長月「この艦娘にこの司令官あり!」
菊月「そうか、じゃあ見ていてくれ。私のほうにょ─」
長月「言わせないぞ!?どの口が変態と言った!?」
提督「まあ落ち着け長月。調査によると、日本の約半数の男は風呂で小便をだな」
長月「うるさいうるさい!大人しくトイレに行け!」
菊月「そこまで言うなら仕方がない…」
提督「まあ長月がここまで言うんだ。しゃーない、行ってこい」
長月「なんで私がおかしいみたいな…」
菊月「長月よ」
長月「なんだ…。私はもう何も突っ込まないぞ…」
菊月「私がいない間、司令官の背中をちゃんと流しといてくれ」
長月「ああ…。分かったから早く行ってこい…」
菊月「頼んだぞ」スタスタ
長月「疲れた…」
提督「どうした、悩みなら聞くぞ」
長月「元凶はお前らだ!」
244 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 23:02:38.51 ID:Jv5o98gm0
提督「あ゛あ゛ー」
長月「加減はどうだ?」ゴシゴシ
提督「きもちいいぞー」
長月「そうか。それはなによりだ」ゴシゴシ
提督「ふぃー………」
長月「司令官の背中……大きいな」ゴシゴシ
提督「提督だからな」
長月「理由になっているのか…?」ゴシゴシ
提督「なってるなってる」
長月「………司令官は、いつも、この大きな身体で、私たちをまも」
菊月「組み敷いているのだな」
長月「!?」
提督「お前何も言わずに帰ってくるなよ。びっくりしただろうが」
菊月「そう言う割りにはあまり驚いていないようだが…」
長月「お、お前…」
菊月「どうした。どうせ司令官の背中を見て初夜の事でも思い出していたのだろう?あの抵抗しようにもできなかったあの夜のことを─」
長月「〜〜っ!許さん!そこに直れ!あっ、ちょ、こら逃げるな!」
菊月「戦略的撤退だ」
長月「待てー!」
提督「おーい…俺の背中はー…?」
完
245 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/06/06(木) 23:09:05.71 ID:Jv5o98gm0
最近更新できなくて本当にすまない…
何故か忙しいのだ
E-2終わったから涼月掘ろうとしたら五連続大破撤退しました
ル級死ね(直球)
あとネタ提供ありがとうございます
よければ艦娘+シチュエーションみたいな感じでもいいのよ
ちなみに第七鎮守府のメンツはこんな感じです
空母 蒼龍 龍驤 瑞鳳 鳳翔 龍鳳 アクィラ グラーフ サラトガ
戦艦 金剛 榛名 ガングート ウォースパイト リシュリュー
重巡 鈴谷 熊野
軽巡 川内型 木曽
駆逐 睦月型 神風型 ジョンストン 長波 村雨 夕立 春雨 五月雨
潜水艦 イムヤ
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/07(金) 12:30:26.39 ID:HT08GWfE0
夕立との初夜でも育ち盛りの中学生●イプする後ろめたさ有るというのに
長月だと(動揺)
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/06/23(日) 01:37:26.46 ID:YuS+xPmN0
待ってますのよ?
睦月型のわちゃわちゃ見たい
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/23(日) 01:38:06.72 ID:YuS+xPmN0
sage損ねた、すまぬ
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/24(月) 00:29:27.75 ID:8l1GxU8H0
海外艦結構いるのにビス子プリンはいないのね
提督が龍驤に茶化さずに感謝とか伝えてガチデレさせるとこが見たい
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/06/29(土) 02:17:13.86 ID:ki3RmtD4o
面白そうなスレの存在を見落とすとは
早速一気読みを済ませました
次の更新を楽しみしてます
>>248
sage損ねthx
251 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:26:34.45 ID:hItb1vpH0
ぼく「やっべー最後に更新したのいつだろ二週間前かな?」チラッ
ぼく「」
一ヶ月以上更新出来ていなくて本当にすまない…
リクエストしてくれた人ありがとう
なるべく早く書けるようにしまふ
取り敢えず今日は春イベ編を
…すっごい今更感だね。春イベとか何日前だよ
252 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:27:17.65 ID:hItb1vpH0
〜ハワイ作戦 前線司令部〜
第一「大和!被害報告!」
大和『申し訳ありません…。中大破多数、継戦能力は失われたと報告します…』
第一「そうか…。仕方がない。撤退しろ」
大和『はい…』
大将「何故だ?何故進軍しない?艦娘は余程のない限り沈まないのであろう?」
第一「……しかし、艦娘を一人失うことはここで撤退し、また進軍することよりも資源や労力を費やします。ここは長い目で見るべきかと」
大将「……まあ、君の言うことだ。君が言うのならそれでいいのだろう」
第一「ありがとうございます」
大将「しかし、ここ最近の撤退数は激増している。何か策は無いものか」
第一「他の鎮守府は?」
大将「第三、第四鎮守府は前段作戦を遂行し、資源がほとんど残っていない。あったとしてもここまで来るのに相当な時間がかかるがな」
大将「第二鎮守府はAL列島で作戦展開中だ」
第一「……………」
大将「第五鎮守府は艦娘の心的療養が必要だといい今回の作戦には参加していない。……兵器ごときが療養だぁ…?あの中将、絶対に…!」
第一「と、すると私のみでこのハワイを攻略しなければならないと」
大将「…ああ。そういうことだ。頑張ってくれたまえ」
第一「…ええ」
253 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:28:07.74 ID:hItb1vpH0
〜夜〜
第一「ちっ、あと一撃、あと一撃与えることが出来ればハワイは落ちると言うのに…」
第一「……しかし、この状況になっても大将は第七を呼ばないか…」
第一「直近三回の大規模作戦の最終段階はあいつが全てかっさらっていった。だからまあ、第七のことを嫌う大将があいつにこれ以上戦果を挙げさせたくないこも理解できるが…」
第一「はあ…しかしきついな。深海棲艦のヤツめ…。いつの間にハワイであんな力を…」
第一「…………………」
第一「まあいい。兎に角、明日こそ、この作戦を終わらせる…!」
254 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:28:48.11 ID:hItb1vpH0
〜翌日〜
大将「今回は中々いい調子ではないか?そろそろ折り返しに到達するが損害は軽微ではないか」
第一「…………ええ」
第一(おかしい。明らかに深海棲艦の数が少ない。罠か…?いや、そろそろ敵が潜む座標だ。切り替えなくては)
第一「こちら司令部。大和、敵影は?」
大和『…無いんです』
第一「なに?」
大和『昨日まで、この座標に来ると必ずと言っていいほど深海棲艦と遭遇したのですが』
第一「………まさか」
255 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:29:30.67 ID:hItb1vpH0
〜第一鎮守府付水雷戦隊 海上〜
北上「うわ、久し振りに見た」
風雲「…?何がです?」
北上「あーあんまし見ない方がいいかもね」
風雲「……?っ!?」
北上「だから言ったじゃん」
風雲(首から上がないル級、胸に抉られたような後があるヲ級、明らかに内部から爆発しているイ級…)
風雲「なに、これ……」
夕雲「風雲さんはこれを見るの初めてよね…。まあ私も見るのに慣れた訳じゃないけれど」
巻雲「あー前まで大規模作戦の時って風雲じゃなくて長波でしたもんね〜」
矢矧「はぁ…。これは第七のせいよ」
風雲「第七、鎮守府ですか?」ウエッ
矢矧「そう。作戦の終盤になるとふらっと来て、こういう事をするのよ…。深海棲艦を倒してくれるのは正直ありがたいけど、これは、ねぇ?」
北上「あ〜気持ち悪い〜…」
風雲「第七鎮守府の艦娘はこんなことを…」
矢矧「あーっと…」
風雲「?」
矢矧「これ、大体第七鎮守府の提督さんのせいなのよ」
風雲「え!?」
矢矧「あの人、自分でボートに乗って、深海棲艦と戦うの」
北上「本人は水雷艇って言い張ってるけどね」
矢矧「1回生で見たけど…あれは人間じゃないわね」
北上「まあ、一部の艦娘もそんな感じの戦闘スタイルらしいけどね〜」
矢矧「はぁ…」
256 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:31:06.50 ID:hItb1vpH0
大和『提督、どうやら第七鎮守府がこの海域に来ているようです』
大将「なんだと!?」
第一「やはりか……」
大将「ちっ!あいつには毎回毎回、大規模作戦のことが漏れないようにしているんだぞ!何故こうも…!」
第一「…………………」
大将「こうなったら、第一君、君が絶対に第七のヤツらよりも戦果を挙げろ!最近イタリアから派遣された巡洋艦を使っても構わん!」
第一「いえ、あの艦娘はまだ練度が低いのでここでは使えないでしょう」
第一(と、いうかあの巡洋艦……。まあいい)
第一「それはともかくとして、お任せ下さい。我々が第七よりも先に深海棲艦の姫を討ち滅ぼしてみせます」
大和「はぁ…」
武蔵「まあ、あいつらが来ることは薄々予想していた事だ。切り替えるんだな」
大和「……各員!敵旗艦艦隊のもとへ吶喊します!続きなさい!」
257 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:31:48.83 ID:hItb1vpH0
提督「ねえ何あのくじらみたいなやつかわいい」
ジョンストン「かわいい…?pretty…?」
提督「でも…お前の方が、ぷりてぃだゾ…?」
三日月「司令官は早くそこで泡吹いてる長波さんを起こしてください」
木曾「来るなって言ったのになぁ」
榛名「でも、長波さんも第一鎮守府の主力だったわけですから、深海棲艦の死体なんて見飽きたはずでは?」
鈴谷「いや、あんな猟奇的な殺し方したら…ねぇ?」
熊野「いの一番にヲ級の心臓を抉りとった方が言うセリフではありませんね」
鈴谷「はあ〜!?熊野だってイ級の口の中に主砲突っ込んで撃ってたでしょ!?」
提督「今すぐその会話をやめろ。まるでうちの鎮守府がバーサーカーの集まりに見える」
長波「ん、んん…」
提督「お、起きたか長波」
長波「ここは…?確かあたしは三日月がル級の首を日本刀で撥ねた所を…。いや、そんなことがあるはず…」
三日月(返り血)「あ、起きましたか?」
長波「」
提督「いいからその青色とも緑色とも言えない血を拭くんだよォ!」
258 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:32:42.50 ID:hItb1vpH0
長波「軍人として…こう言うのは恥ずかしいことだが…来なければ良かった…」
木曾「すごく落ち込んでんな…」
提督「だってお前がどうしてもこの水雷艇に乗りたいっていうから」
長波「いやだって提督は人間だぞ!?こんなボートに乗って深海棲艦の群れに突っ込むとか心配するだろ!?」
夕立「いざって時にはあたしが盾になるって言ってたのに情けないっぽい〜」
長波「」グサッ
村雨「貴女は遠慮を知りましょうね〜」グリグリ
夕立「ぽ、ぽ〜い…」
提督「…まあ、こんな戦い方だがな。理由があるっちゃある」
長波「理由?」
金剛「そんなのあったんデスカ?」
榛名「知りませんでしたね…」
提督「知ってるよね?お前ら特に理由もなく変な殺し方する狂戦士じゃないよね?ねぇ…答えろォ!」
259 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:33:29.91 ID:hItb1vpH0
提督「ほら、うちって中々予算おりないからさ、弾節約しないといけないんだよね」
長波(切り替え早いな…)
三日月「だからってこの戦法はどうかと思いますけどね」
提督「まあ発案者が脳筋だからな。仕方ない」
熊野「え、この戦法って提督の発案じゃありませんの?」
提督「違うゾ。……まあともかく、これが第七鎮守府だ。慣れろ慣れろ」
長波「自信がないぞ…」
サラトガ「…提督、第一鎮守府の方々が向かっているそうです」
金剛「私の電探でもキャッチしたワ」
提督「おっけー。じゃあちゃちゃっとあのデカブツ倒しちゃお」
260 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:34:34.45 ID:hItb1vpH0
金剛「fire!」ドォン
提督「やったか!?」
木曾「おい馬鹿やめろ」
グアアアアアア ボカーン
提督「やったやん」
木曾「やったな…」
金剛「MVPデース!」
提督「よし、第二次ハワイ作戦、完!」
ドォーン
長波「うお!?提督危ない!」
提督「旋回ぃー!」
長波「わわ!?」
ドシャーン
長波(さっきまでいた所に水柱が!?)
夕立「随分なご挨拶っぽい?」
村雨「………」ジャキ
木曾「おい、そう殺気立つなよ」
ジョンストン「また?この人たちもしつこいわね」
サラトガ「制空権は問題ないです」
長波「え?え?」
提督「よう、久し振りだな、第一鎮守府」
261 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:35:11.97 ID:hItb1vpH0
大和「ふー…ふー…」
武蔵「お、おい落ち着け。大和」
利根「あやつは第七のことになると毎回ああなるのぉ」
筑摩「そうですね…」
榛名「それで?いきなりこちらに砲撃してきた意図を伺ってもよろしいでしょうか?」
北上「うわー…一触即発ってやつ?」
矢矧「ああもう!煽らないで!」
三日月「…………」
アイオワ「wow…。あの駆逐艦から凄いpressureを感じるワ…」
大鳳「何で毎回こうなるのかしら…。いえ、原因は分かっているけれど……」
巻雲「あ!長波だ!」
夕雲「あら本当…」
長波「お、おう。久し振りだな」
風雲「何だか急な異動だったし、理由も教えてくれないから不安だったけど…大丈夫そうね」
長波「ああ。よくしてもらってるよ」
夕雲「本当に?長波さんのことが心配で心配で…。あら?長波さん、艤装は…?」
長波「え、あ、あー…」
長波(うわー。あたしの異動の理由も知らないってことは第五鎮守府のアレも知らないってことだよな〜。どうしよ…)
262 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:35:46.44 ID:hItb1vpH0
〜数日前 第七鎮守府 港〜
長波(海上)「う、おおぉぉ…」プルプル
提督「…辛うじて立ててはいるが」
熊野「戦闘は無理そうですわね」
鈴谷「にしても、艤装つけて立つことすら出来ないって…何かトラウマでもあった?」
長波「え、いや…」
提督「お前アホ?本人にそんな事聞くヤツいる?」バン
鈴谷「いったぁ〜…」
熊野「…?その鈴谷を叩いた本、何ですの?」
鈴谷「あー!見たことある!第五鎮守府で見つけたあの中将の調教日記じゃん!」
長波「!?」
熊野「と、するとその中に…」
提督「ま、そうだな。こいつのトラウマの正体も書かれてる訳だ」
長波「ちょ!待て!その本は─」
提督「申し訳ないが、中身はすでに読んだ」
長波「」
鈴谷「いや、可哀想っしょ…。その中には長波のあられもない事が…」
熊野「貴女も失礼でしてよ」
提督「まあ、俺はこの鎮守府の長だ。お前を管理する身としては読まなければいけなかった」
長波「」
提督「……はあ、でもな。長波?」
長波「な、何だよ……。どうせあたしは傷物だよ…」
鈴谷(あれ?地雷?)
熊野(間違いなくですわね。むしろ密集しているまでありますわ)
提督「ここに書いてあることが真実だとしても、俺がお前を嫌ったり邪険にすることは絶対にない。安心しろ」
長波「…本当か?」
提督「当たり前だろ」
鈴谷(流石艦娘側から求められたら応じる提督は違うね)
熊野(貴女それを今大声で言ってみなさい。海に叩き落として差し上げます)
長波「提督ぅー!」
263 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:36:46.72 ID:hItb1vpH0
睦月「結局、長波ちゃんのトラウマってなんなのにゃ?」
三日月「元中将が、長波さんが歯向かわないように単艦で強力な深海棲艦が多い海域に向かわせたことですね」
如月「なるほどね…」
三日月「幸いなことは、司令官が早急に行動を起こしたことで、長波さんに対する陵辱行為は少なかったことですね。それでも心の傷が癒えるのには時間を要するでしょうけど…」
睦月「はぁ…まだいるんだね〜そんな司令官が…」
如月「そうねぇ…。あの大将がいる限り続くんじゃないかしら」
三日月「司令官はあの大将がいきなり死んだ場合、海軍はしばらくの間混乱し、深海棲艦の進出を許してしまう、と仰っていましたね」
睦月「無能な癖に影響力高いのはやめてほしいにゃし」
如月「口悪いわね…」
264 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:37:55.46 ID:hItb1vpH0
〜現在〜
長波(…こんなこと言ったら余計に心配かけちまうしな…。うーん)
大和「そもそも!何故大規模作戦になると貴方達は姿をみせるのですか?」
提督「そりゃ大規模作戦やってんだから、助けに来るだろ」
大和「…貴方たちには作戦に関する資料が渡されていないはずですが」
提督「いやー…ほら?近海を哨戒してたらなんか深海棲艦の群れが見えてさー」
大和「ハワイが近海とでも言いたいのですか…!?」
提督「何マジになってんだよ。落ち着け」
大和「こっの…!」
武蔵「おい!大和!」
長波(皆の意識逸れてラッキーと思ったけど…。やっぱ大和型戦艦の威圧感はすげえな…おーこわ)
矢矧「え?提督?…はい、はい。わかりました」
北上「ん?どーしたの」
矢矧「提督から。あっちの提督に通信機渡せって」
北上「うひゃー。第2ラウンドだ」
矢矧「第七さん」
提督「おう、矢矧。元気してた?」
矢矧「……あまり大和たちを煽らないで?こっちの胃がもたないわ」
提督「だって俺は悪くないもーん」
矢矧「貴方子ども…?まあいいわ。はい、私たちの提督が話あるって」ヒョイ
提督「えー…こええなぁ…」パシ
265 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:38:49.51 ID:hItb1vpH0
提督「…もしもし?」
第一『貴様……』
提督「おこなの?」
第一『うるさい!この作戦はな!大将と私が共同で立案、実行したものだ!』
提督「だから何よ」
第一『貴様のせいで大将の面目が潰れたのだ!貴様が深海棲艦の本隊を撃破したと聞いて、大将は倒れてしまった』
提督「ウケる。そんだけで倒れるくらいなら引退しろよ。…あ、次会ったら俺が薦めとくか」
第一『貴様ふざけているのか…?』
提督「ああ?ふざけてる訳ないだろ。沢山の部下を持ってるくせにそんなんで倒れるのは責任感がない証拠だ。馬鹿め」
第一『…………まあいい。この話は一旦止めだ。それより聞きたいのは何故お前がこの作戦の事を知っているか、だ』
提督「風の噂」
第一『………………………』ギリギリ
提督(うひょーキレてるキレてる)
第一『……はあ。まあいい。今回は不問にしてやる』
提督「今回も、だけどな」
第一『貴様次会ったら覚えておけよ』
提督「あー今度本部行くから」
第一『…は?』
提督「いやほら、最近イタリアから巡洋艦来たでしょ?ちょっと用事があってさー」
第一『………あの巡洋艦は第二鎮守府に配備されることになっているのだが』
提督「まあまあ。新しい艦娘がどこに配属されるかは元帥の意向で艦娘にも多少の選択権は与えることになってるでしょ?」
第一『……………………』ブツ
提督「あり、切れた。まあいいか。矢矧ー」
矢矧「なにかしら」
提督「ほい、通信機」
矢矧「話は終わったの?」
提督「なんか切られた」
矢矧「はあ…。取り敢えずあの雰囲気どうにかしてくれない?」
大和「…………」
三日月「………………」
提督「なにボコボコにすればいいの」
矢矧「やめて!」
266 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:40:08.96 ID:hItb1vpH0
今日はおしまいなんだ
次は新しい艦娘を登場させるゾ
最後に一レスだけ投下します
おやすみなさい〜
267 :
◆sA2CpGLy66
[saga]:2019/07/09(火) 22:40:38.54 ID:hItb1vpH0
〜第七鎮守府 艦娘寮廊下〜
長波「………」
『提督主催!艦娘ブートキャンプ!
最近出撃が少なくて、排水量が心配…そんなあなた!
提督と一緒に引き締まった体を手に入れよう!
追記:中止が決まりました』
長波「………」
皐月「ムシャムシャムシャガツガツ」
文月「…?どうかした?長波ちゃん」
長波「この張り紙なんだ?」
文月「あ〜少し前に鈴谷さんが痩せたい〜って司令官に相談したみたい」
皐月「ガツガツガツガツムシャペロリ」
長波「ふうん。で、なんで中止になったんだ?」
文月「それはね〜」
提督『俺程よく肉ついてる女の子が好みなんだよね』
文月「って司令官が言ったら参加志望の子がいなくなっちゃったんだって〜」
長波「…あいつは肉がついてる方が好み」
長波「………」サワサワ
長波「い、いける…か?」
文月「長波ちゃんはぐらまらすだよねぇ〜」
長波「グラマラス…」
皐月「ガツガツムシャムシャムシャペロリンコ」
長波「…で、何でこいつはさっきから何かしら食ってるんだよ」
皐月「ムシャムシャムシャペロリンコ。………」
長波「……?」
皐月「肉を付けてるんだよ!!!!!」
長波「うるさっ!」
文月「私たちは痩せてるからね〜」
長波「…まあ、駆逐艦だしな」
龍驤「龍驤は大丈夫です!!!!」
瑞鳳「瑞鳳も大丈夫です!!!!」
木曾「手遅れかもな」
龍鳳「あはは…」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/09(火) 23:19:51.07 ID:cQJPQT7mO
乙
>>1
を逃すな!また間を空けられるのを阻止するんだ!
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/07/10(水) 04:26:32.90 ID:TVVvNmmDo
生きとったんかワレェ!?
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/09/11(水) 16:04:03.84 ID:fZtskeOA0
やすもり! 間違えた!保守!
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/12/20(金) 00:50:27.10 ID:Ldrc+zsD0
わぁい今日も皐月が可愛い
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2020/08/16(日) 23:12:17.21 ID:J3H4DkODO
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