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ぐだ男「アーサー王の死?」マシュ「はい先輩。」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:08:58.80 ID:m0F9aSEs0
1
ぐだ男「何それ?」
マシュ「15世紀の後半にトマス・マロリーさんという方が執筆したアーサー王に関する伝説ですね。
アーサー王の出生からその最後までを記された大作ですよ。」
ぐだ子「ふーん。縁起でもないタイトルだけど、つまりアルトリアの一生が描かれているってこと?。」
マシュ「ええ、他にも円卓の騎士の皆さんのエピソードもたくさんあります。
せっかくですし先輩も一緒に読んでみますか?ひょっとしたら、いずれ会うことになるかもしれない方のお話かもしれませんよ?」
ぐだ男「面白そうだね。えーっとなになに、ある年の聖霊降臨祭の日の朝、キャメロットは不穏な空気に包まれておりました…。」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1556964538
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:10:54.52 ID:m0F9aSEs0
=====キャメロット=============
アルトリア「…ムスー」
ガウェイン「これは…」
ベデヴィエール「なんということでしょう。」
アグラヴェイン「我が王が、食べ物を前にして…」
ランスロット「朝食をお召し上がりになられようとされないとは!!」
ぐだ男「そう、その日アーサー王は、朝食を目の前にしても、一切手をつけようとされなかったのです!」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:11:29.02 ID:m0F9aSEs0
3
ぐだ子「…あれ?この伝説でもアルトリアって食いしん坊だったの?」
マシュ「ち、違います、これには訳がちゃんとありますから。」
ぐだ男「あ、本当だ。聖霊降臨祭の日、アーサー王が朝食を取ろうとするたびに、急な仕事が舞い込んでくるばっかりで、
この日何かが起こると予知した際、アーサー王はその雑務を済ませてから食事をとるという習慣があったんだって。」
マシュ「そうです!それで周りの皆さんも驚いているわけですね。では先輩、続きをどうぞ」
ぐだ男「うん。えーっと…」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:12:01.46 ID:m0F9aSEs0
4
ガウェイン「…つまり、我が王は今日何かがキャメロットに起こるということを、予期されておられるという訳ですね。」
アグラヴェイン「ああ、そしてそれが我らに、吉となるか、凶となるか…」
ぐだ男「円卓の騎士達が困惑する中、知らせが王のもとに届きます。」
粛清騎士「失礼いたします!我が王に、謁見をしたいという者がキャメロットに…」
アルトリア「…会いましょう。通しなさい。」
ぐだ男「王は席を立ち、臣下達に命じます。その来客こそが、王が予期した今日の事案であると察知した騎士たちは、すぐに
謁見の準備に取り掛かりました。」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:12:39.89 ID:m0F9aSEs0
5
=謁見の間=
マリー(?)「お初にお目にかかります、アーサー王様。」
アルトリア「よくぞ、キャメロットに参られた。」
ぐだ男「その日、アーサー王のもとに訪れたのは、背の高く、美しい若者でした。若者は従者の肩に両手を回し、
やっとのことで立っているほど疲弊した様子でしたが、気品のある風貌や美しい両手から育ちの良さが見て取れ、
高貴な出自であることが推察されました。」
マリ―(?)「申し訳ございませんが、私は自分の名や身分を明かすことはできません。
そのうえで厚かましいことですが、お願いを偉大なる陛下に聞いていただく
参りましたわ。」
アルトリア「ほう、何か事情があるのですね。わかりました。では貴公の願いを教えてもらおうか。」
マリ―(?)「それでは…どうか、食べ物を私にくださいません?」
アルトリア「…なんと?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:13:08.25 ID:m0F9aSEs0
6
ぐだ男「王は、若者の願いが彼の身の丈にあっているものではないと考えましたが、そのうえで事情があることを察し、
聞きいれることにしました。若者は要求どおり、食べ物を得るために厨房に案内され、
そしてそのまま下働きとして働くようになりました。」
ぐだ子「えーっと、若者ってのがこのエピソードの主役?なんでマリーなの?」
ぐだ男「うーん。なんか虚月館の時みたいに、マリーのイメージが…」
マシュ「先輩のイメージ通り、ひょっとしたらこの人物はマリーさんのように周囲から愛された
素晴らしい人柄なのかもしれませんね。」
ぐだ子「でも名乗りもしない不審者の願いをそのまま聞いて、キャメロットに住まわせるなんて、
王様も結構大物ね。」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:13:44.21 ID:m0F9aSEs0
7
===厨房===============
マリ―(?)「〜♪」
ベディヴィエール「結局、あれ以来そのまま厨房に住み込んでいるようですね。」
ランスロット「下働きとしてよく勤めているようだが…少し探りを入れてみるか。若者よ。少し時間をいただけぬか?」
マリ―(?)「はい。なにか御用かしら?」
ランスロット「単刀直入に聞こう。君は、どこか高貴な身の上ではないかな?それであれば、台所の下働きではない、
もっと君にふさわしい役目がこのキャメロットにはあるだろう。」
ガウェイン「それに…私にはどうも貴方が他人とも思えないのですね。…そう思いませんか?アグラウェイン卿。」
アグラウェイン「む?とにかくとして、素性の分からないものがこのキャメロットにいることは看過しがたいものである、が。」
マリ―(?)「ふふふ、今の私は何者でもないわ。多くの騎士を志す若者は、まず従者として
高貴なる方に側仕えをし、このような雑役をこなしながら騎士とはなにか学んでいくもの。
そういうものでしょう?」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:14:18.76 ID:m0F9aSEs0
8
ランスロット「しかし…」
イアソン(?)「おいこら!何さぼってるんだ!」
ベディヴィエール「貴公は…ケイ卿。」
ぐだ子「また新キャラ…って、今度はイアソン?」
マシュ「ケイ卿はアーサー王の育ての親、エクター卿の息子です。アーサー王の義兄にあたり、司厨長を務めています。
そのため、厨房の下働きになった若者を任されている立場になるわけですね。」
ぐだ子「イメージがイアソンってことは、性格が悪い人なのかしら。」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:14:58.52 ID:m0F9aSEs0
イアソン(ケイ)「まったく、お前たちはこいつを買いかぶりすぎだ。わざわざ城まで乗り込んで、我が王に食べ物をねだるような奴だぜ?
こいつが本当に高貴な身の上だというのなら、それこそ相応の武具や位をねだるだろう。
だが下賤な生まれだったからこそ、身の丈にあったこの程度のものしか願えなかったというわけさ。」
ランスロット「ケイ卿よ、言葉が過ぎるぞ。前途のある若者を粗末に扱うべきではない。」
イアソン(ケイ)「ふん。随分とかったものだな、ランスロット卿。確かにこいつのツラは立派かもしれないが、
一年もすれば、そのきれーな手も油をすってぶくぶくになり、
厨房の下働きにふさわしい小汚い恰好になっているだろうさ!」
マリ―(?)「まぁ!なんてことを。」
イアソン(ケイ)「なんだ、文句でもあるのか?それならば、そうだな…、
名前が無いのも不自由だから、この俺がお前に名を与えてやる。
その綺麗なお手てにあやかって、今日からお前は『ボーメイン』と名乗るがいい!!」
イアソン(ケイ)「下働きに相応しい薄汚れた醜い手になったらその名前で今のような美しい手だったことを思い出すがいいさ。
わかったなボーメイン。ハーッハッハッハ!!」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:15:58.90 ID:m0F9aSEs0
ぐだ男「…こうして、若者はボーメインと呼ばれるようなりました。円卓の騎士の中でガウェイン卿とランスロット卿の
二人だけは彼の身を案じます。しかし、ボーメインは、上役のケイ卿にいびられながらも、下働きとして真面目に働きました。
そして徐々にその人柄と仕事ぶりで、周囲から一目置かれるようになっていきました。」
ぐだ子「…ぼーめいん?」
マシュ「ボーメインとは、フランス語で美しい手を意味します。武器や重いものをもったこともなさそうな綺麗な手をからかっての
あだ名という訳ですね。」
ぐだ子「それにしてもこのケイ卿って口が悪いのね。本当にアルトリアの義兄なの?」ソレトモイメージノセイ?
マシュ「確かにケイ卿は少し意地悪なところもあるようですね。ただ、その分痛い目にあったりしたり周囲を引き立てるような
汚れ役に徹する一面もあったようですよ。」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:16:28.70 ID:m0F9aSEs0
ぐだ男「そして、ボーメインがキャメロットを訪れてから一年後、再び聖霊降臨祭の日にキャメロットにある乙女が助けを求めに訪れました。」
=キャメロット謁見の間=============
ジャンヌオルタ(?)「ああ、偉大なる陛下、どうか、私の姉をお救いください!!」
ぐだ男「乙女は、姉が赤い国の赤騎士と呼ばれる邪悪な男に見初められ、無理矢理妻にしようと居城が包囲されてしまったと訴えます。
どうか姉を救ってほしいとアーサー王に頼み込みますが、王はこの頼みに難色をしめしました。」
ガウェイン「赤い国の赤騎士といえば、日中において常人の7倍の力を発揮するというおそるべき騎士ですね。」
ランスロット「となると、円卓の騎士でも精鋭でなければ荷が重いだろうな。」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:17:01.23 ID:m0F9aSEs0
アグラヴェイン「とはいえ、先の乙女、ライネット嬢の話では一体彼女の言う姉が何者なのか、赤い国の赤騎士がどこの城を襲っているのか、明瞭な
情報を得ることはできませんでしたな。それに赤い国は我々の支配の及んでいない国。これは蛮族同士の内輪もめかもしれませんな。」
ベデヴィエール「名のある騎士が下手に介入すれば、辺境勢力を刺激してしまうかもしれません。それに、不明確な情報でも鵜呑みにして
騎士を派遣するということが続けば、キャメロットの守りが疎かになっていく恐れもあります。」
アルトリア「…ふむ、どうしたものでしょうか?。」
ぐだ男「ライネットの救援要請について情報が断片的なものであったため、名のある騎士が出向くことに及び腰になってしまいます。
しかし、その場でボーメインが、名乗りをあげました。」
マリ―(ボーメイン)「はーい。お話は聞かせてもらったわ!ならばその任務、この私に任せてくださらないかしら?」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:18:35.36 ID:m0F9aSEs0
イアソン(ケイ)「お、おい、厨房の下働き風情が出しゃばろうとするな!」
アルトリア「待ちなさいケイ卿。…そうだな、無名の騎士にならば任せても。」
イアソン(ケイ)「いや、それはおかしい、こいつは一年間、厨房で働いていて何か手柄を立てたわけでも、実力を見せた
訳でもない。そんな得たいの知れない奴を王がいきなり騎士に任ずるなんてとんでもないことだぞ!」
ベデヴィエール「そうですね。危険すぎますよ。」
ランスロット「…確かに、ケイ卿の言うことももっともだな。」
マリ―(ボーメイン)「…そ、そんな。ランスロット卿まで…」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:19:16.09 ID:m0F9aSEs0
ぐだ男「しかし、なんとランスロットにはある腹案がありました。」
ランスロット「ゆえに、ボーメイン。君が確かな実力を持つというのなら、私が王に代わって君を騎士に任命しようではないか。」
ガウェイン「…確かにランスロット卿。あなたが認めたとなれば、誰も文句はないでしょうね。」
ランスロット「如何かな?」
アルトリア「ええ、かまいません。」
マリ―(ボーメイン)「はい!ありがとうランスロット卿!」
ぐだ男「こうして、ランスロット卿は、ボーメインが騎士に相応しい力があるのならば自分が騎士に任命すると宣言し、
二人は、決闘の準備をするのでした。」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:19:53.19 ID:m0F9aSEs0
ぐだ子「単純に、ランスロットとかが出向いて終わり!って訳にはいかないのね。」
マシュ「赤騎士の悪名はキャメロットにも伝わっており、成敗するには手練れでなければなりません。
でも曖昧な情報で敵対勢力のもとに重鎮を派遣するのは難しかったのでしょうね。」
ぐだ男「そこで、無名だけど、実力がありそうなボーメインなら、なんとかなるんじゃないかって判断したわけだね。
まぁ、様子見にとりあえず送ってみるか、って感じもするけど。」
ぐだ子「なんか、捨て駒みたいな感じもするわねー。でも、ボーメインを騎士に任命するのは、アーサーじゃなくてランスロットなんだ。」
マシュ「はい、お話の中で、ボーメインは特にランスロット卿に騎士に任命されることを望んでいたそうですね。
下働きをする際に、ランスロットとガウェイン卿だけが自分の身を案じてくれたということで、とても尊敬していたのでしょうね。」
ぐだ男「下働きをいきなり騎士にするってのも確かに変だし、王が変に謗りを受けるのはよくないから、あえて
自分が騎士任命しようってのもランスロットは考えたのかな?」
ぐだ子「そういうとこランスロットって格好いいわよねー。ありそうありそう。」
マシュ「ま、まぁ…ランスロット卿は、基本的には優れた騎士ですからね。では続きをどうぞ。」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:22:46.42 ID:m0F9aSEs0
16
=決闘場===
ランスロット「ようやくあの若者の性情を知る機会が得られたが…ケイ卿、なぜ卿もここにいるのだ?」
イアソン(ケイ)「ふん、あんな小間使いに舐められてたまるか!俺が自ら叩きのめしてやる!」
ぐだ男「そうこうしている間に、ボーメインもまた決闘の場に姿を現しますが、二人は驚きました。
ボーメインはいつものみすぼらしい姿ではなく、全身を美しい武具で身に着けた荘厳な姿だったのです。」
マリ―(ボーメイン)「お待たせしたわ。ランスロット卿。」
イアソン(ケイ)「お、おい、俺を無視するなボーメイン!誰がお前の主なのかわかっているのか!?」
マリ―(ボーメイン)「私はこれから、ランスロット卿に騎士に任じられ、あのアーサー王に仕える身。
あなたを主と仰ぐことはありえないわ。もし、人から信頼を得たいのであれば、貴方は自分を省みることが必要よ。」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:23:28.55 ID:m0F9aSEs0
イアソン(ケイ)「う、うるさい生意気な、俺の実力を見せてやる。」サッ
ランスロット「ケイ卿も乗り気だな。もちろん私も手加減出来るほどの器用さはない。本気で参られよ。」
マリ―(ボーメイン)「うふふ、よろしくてよ。」
ぐだ男「こうして決闘が始まりました。」
マリ―(ボーメイン)「そーれ♪」 ドーン
イアソン(ケイ)「ぐはぁ!」バタンキュ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:24:06.03 ID:m0F9aSEs0
ランスロット「…!なんと。」
ぐだ男「先にケイ卿がボーメインに襲い掛かりますが、あっけなく返り討ちにあい致命傷を負ってしまいます。
そして、ランスロット卿もまた、ボーメインにと立ち会うも、彼の強さに驚かされます。」
ランスロット「…決して、手を抜いたつもりはないが、どうやら君の実力は本物のようだ。
約束通り騎士に任命しよう。」
マリ―(ボーメイン)「ありがとう、ランスロット卿。感激よ!」
ぐだ男「こうして、ボーメインは、無事に騎士に任命され、始めての冒険の旅に出ようとするのでした。」
ぐだ子「ケイ卿弱っ!ってここで死んじゃうの?」
ぐだ男「いや、ランスロット卿に盾を担架に運ばれてく。」
マシュ「ただ、一部始終をライネットは見ていたようで、ボーメインが厨房の下働きだったことを知られてしまいます。
ボーメインとライネットは共に冒険の旅に出かけようとしますが、
ライネットは下男あがりのボーメインに拒否反応を示すようですね。」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:24:33.57 ID:m0F9aSEs0
邪ンヌ(ライネット)「ちょ、ちょっとどういうこと!私はアーサー王に、姉を救うために騎士を遣わしてくださいと頼んだのに、
なぜあなたのような厨房の小間使いが派遣されるのです!?全く冗談じゃないわよ!?」
マリ―(ボーメイン)「いーえ、今や私はあのランスロット卿に騎士に任じられた身です。
必ずあなたのお姉さまを救って見せるわ。」
邪ンヌ(ライネット)「ふん、下男風情がまるで高貴な騎士のような一丁前の口を利くのですね。
冗談じゃないわ。痛い目を見る前に、今すぐ元の住処にお帰りなさい。」
マリ―(ボーメイン)「そうはいかないわ。これはアーサー王から私に託された始めての大事な冒険。
冒険をやり遂げるか、さもなくば死ぬことがない限り、私は貴方とともに行くわ。」ぎゅっ
邪ンヌ(ライネット)「けっ、汚らわしい、寄らないで下さい!うう…どうしてこんな、
台所の臭いの染みついた小汚い下男を頼らなければならないのよ!…うう、姉さん…」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:25:40.68 ID:m0F9aSEs0
ぐだ男「このように、ライネットは口汚く罵りますが、ボーメインは嫌な顔をすることもなく、ニコニコと
彼女のあとをついてゆきました。」
ぐだ子「ケイにいびられ続けて罵倒耐性がついてたのかしら?それにしても、口が悪い人ばかりね。」
マシュ「ライネットの立場からすれば、邪悪な騎士から命からがら逃げだしてやっとキャメロットに辿り着いたのに、
アーサー王が寄越してくれたのは、下男あがりの無名の騎士…。絶望を感じるのも無理はないかもしれませんね。」
ぐだ男「そして、アーサー王が立派に統治するブリテンにおいても、辺境の地にはまだまだ盗賊が跋扈しておりました。
ボーメインは、賊からライネットを守りつつ、彼らを蹴散らしていきます。」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:26:33.05 ID:m0F9aSEs0
21
マリ―(ボーメイン)「そーれ!」 ドーン
盗賊「ひぃい、強すぎる、退散だぁ!」
マリ―(ボーメイン)「どう、ライネット。私、輝いてる?」
邪ンヌ(ライネット)「ふん。多少は心得があるようだけど、そんなことでよく浮かれていられるわね。
満足したら、とっととお家に帰って下さいません?それで、もし私のためになりたいのなら
自分の代わり立派な騎士を派遣してくれと貴方の王に頼みなさいな。」
マリ―(ボーメイン)「いーえ、それだけはできないわ。どうか、私にあなたを助けさせてね。」
邪ンヌ(ライネット)「本当にわからない人ね!よくお聞き!あの赤い国の赤騎士は恐ろしい男。
特に日の昇る間は、常人の7倍の力を発揮するという怪物よ。
それこそあのガウェイン卿やランスロット卿、ラモラック卿、それかコーンウォールのトリストラム卿
くらいでしか敵わないでしょう!多少腕があったところで、貴方はなんか、無残に殺されてしまうわよ!」
マリ―(ボーメイン)「…!。そう、わかったわ。」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:27:21.80 ID:m0F9aSEs0
邪ンヌ(ライネット)「物覚えの悪い厨房の雑用でも、やっと理解できたようね。まぁいいでしょう。
これからは、身の丈にあった仕事を選んで暮らすことね…」
マリ―(ボーメイン)「…ライネット、あなたは本当に、心の優しい、素晴らしい人だわ!」
邪ンヌ(ライネット)「…はい?」
マリ―(ボーメイン)「…そうやって厳しい言葉を投げかけてくるのも、私が自ら危険に近づかないようにと、
私の身を案じてのことだったのね。確かに、今の私は頼りなく思えるかもしれないわ。
でも安心して。あなたのお姉さまは、必ず私の手で救って見せるわ。」
邪ンヌ(ライネット)「どどど、どういう思考回路したらそんな発想になるのよ!それなら、いっそ先に
進みなさい!貴方が死ぬことがあれば、今度こそ私は立派な騎士を頼りにできるわ!」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:30:23.06 ID:m0F9aSEs0
ぐだ子「これは…ひょっとして…ツンデレ?」
ぐだ男「アーサー王の死が書かれたのって、いつ頃だっけ?」
マシュ「15世紀の後半ですね。」
ぐだ男「この時代から、ツンデレはあったのか…ともかく、賊や川辺に潜む追剥騎士を排除しつつ、罵倒とともに二人の旅路は
続いていきます。そして当たり一面真っ黒の土地に辿り着きました。」
==黒い国====
邪ンヌ(ライネット)「ここから先の土地を、私たちは黒い国と呼んでいるわ。」
マリ―(ボーメイン)「ここはアーサー王の支配が及んでいないようね。」
邪ンヌ(ライネット)「…ええ、赤騎士の支配地域というわけではないけれど、少なくともキャメロットの者は
目の敵にされていますからね!本当に、逃げ帰るなら今のうちよ?」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:31:22.79 ID:m0F9aSEs0
ぐだ子「王様って、ブリテン全土を統治できてたわけじゃないのね。」
マシュ「ええ、まだまだ辺境には、残存勢力も数多く残っていたようです。」
ぐだ男「もともと敵対関係のある土地柄だったから、ライネットもお姉さんの名前を告げることができなかったのかもね。」
クーフーリン(?)「ほう、ライネットじゃないか。戻ってきたのか。」
マリ―(ボーメイン)「何者です!」
邪ンヌ(ライネット)「あ、貴方は黒の騎士ぺルカード卿!」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:32:23.67 ID:m0F9aSEs0
クーフーリン(黒の騎士)「まさかお前、あのキャメロットに出向くとはね。俺たちの土地をアーサー王って奴に引き渡そうってつもりか?
どうやら、円卓の騎士ってのを引き連れてるようだしなぁ!」
邪ンヌ(ライネット)「ふん、それならばどんなによかったことか…。円卓の騎士の助力を求めたというのに、
アーサー王が供してくださったのは、配膳係の食卓の騎士なんですもの!」
クーフーリン(黒の騎士)「何?ハッハッハ、こいつは傑作だ。おいどうする坊主。
お前、本当に俺たちとやりあう気かい?命が惜しかったらとっとと失せな。
ここは、俺たちの縄張りだ。よそ者がでかい面していいところじゃないんだぜ。」
邪ンヌ(ライネット)「ボーメイン、わかっているでしょう。この騎士たちは、今まであなたが戦ってきた賊とは
文字通り格が違う相手、今ならまだ許してくれるかもしれないわよ。引き下がりなさい。」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:34:19.51 ID:m0F9aSEs0
マリ―(ボーメイン)「いえ、黒の騎士よ、私にはあの赤の国の赤騎士から危険の城を解放する使命があります。
それを阻もうというのなら、私は全力をもってあなたと戦うわ。」
クーフーリン(黒の騎士)「け、中央の小僧がよく言うぜ!その心臓もらい受ける!」
ぐだ男「ライネットは相も変わらずボーメインを罵倒しますが、ボーメインと黒騎士の戦いが始まります。結果、見事ボーメインは
黒の騎士を打ち取りました。」
クーフーリン(黒の騎士)「ぬ、抜かった……ぜ……」ガクッ
邪ンヌ(ライネット)「なっ、なっ、なんてこと、まぐれあたりとはいえ、立派な騎士が
こんな奴に殺されてしまうなんて!」
マリ―(ボーメイン)「…ライネット。」
邪ンヌ(ライネット)「も、もうお終いよ!この辺りはみな、今あなたが殺した騎士の兄弟たちが支配しているのよ!
これからは、周りすべてが復讐に燃え、私たちに襲いかかることでしょう!!」
ぐだ男「しかしライネットはボーメインを認めるどころかさらに罵倒し、むしろ相手の黒騎士の死を
悼んだようでした。」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:35:21.49 ID:m0F9aSEs0
ぐだ子「ランサーが死んだ…って流石にちょっとライネットひどくない?」
マシュ「ライネット視点では地元の名士がよそ者の下男に殺される形ですからね。」
ぐだ男「それに、懸念どおり、この黒の騎士の兄弟たちと戦うことになるようだよ。」
===
マリー(ボーメイン)「ライネット、下がって、また敵襲よ。」
プロトクーフーリン(?)「へ、お前が噂のアーサー王の手のものか。」
キャスタークーフーリン(?)「よくぞ俺たちの前に姿を現してくれたじゃねえか!」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:37:36.98 ID:m0F9aSEs0
マリ―(ボーメイン)「貴方たちは、あの黒騎士の兄弟の…」
邪ンヌ(ライネット)「…(ビク)」
プロトニキ(緑の騎士)「俺は緑の騎士パートレープ!」
キャスニキ(赤の騎士)「俺は赤の騎士ペリーモンズ!兄弟の仇、取らせてもらうぜ!」
マリー(ボーメイン)「立ちふさがるなら、蹴散らすわよ!」
ぐだ男「復讐に燃える黒の騎士の兄弟たちが立ちふさがります。が、またボーメインは見事返り討ちにします。」
ぐだ子「うーん。ボーメインが強すぎるのか、あるいは彼らが弱いのか。所詮田舎騎士なのか。」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:38:34.83 ID:m0F9aSEs0
プロトニキ(緑の騎士)「ぐあっ!」
キャスニキ(赤の騎士)「ぐああっ!」」
邪ンヌ(ライネット)「うぅ…(ビクビク)」
マリ―(ボーメイン)「…」
ぐだ男「しかしなぜかボーメインは黒の騎士のように彼らに止めを刺すことはせず、ライネットに目を向けるのでした。」
マリ―(ボーメイン)「ライネット、貴方は本当に、どこまでも心の優しい方なのね。」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/05/04(土) 19:39:38.78 ID:m0F9aSEs0
邪ンヌ(ライネット)「な、いきなりなにを言ってるの?私はそんな…」
マリ―(ボーメイン)「いえ、貴方は敵対関係のあった相手であっても、命が奪われるということを恐れているでしょう。」
邪ンヌ(ライネット)「…!!」
マリ―(ボーメイン)「緑の騎士に赤の騎士よ、私は、こんなに優しい心をもった乙女の心を苦しめた
あの赤騎士の行いは許しません。しかし、貴方達が彼と無関係か、あるいは縁を切って
悔い改めるのであれば、この場は剣をおさめるわ。」
プロトニキ(緑の騎士)「お、おい、兄者…」
キャスニキ(赤の騎士)「…ああ、こりゃどうやら完敗のようだな。わかった、これからはあんたに従うぜ。」
ぐだ男「こうしてライネットの優しさとボーメインの度量に感服した騎士たちは、ガレスに協力することを申し出ます。
騎士たちの案内により、一行は、藍色の領地にたどり着きます。」
ぐだ子「ゆ、許された!てか、赤の国の赤騎士と、この赤の騎士は別人かい!紛らわしいわ!」
31 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:41:04.10 ID:m0F9aSEs0
===藍色の領地===========
プロトニキ(緑の騎士)「この藍色の領地を越えりゃ、危険の城は目前だ。だが、ここは俺たちの兄が治めている。
おーい、兄者ー!」
フェルグス(?)「はーっはっはっは。弟たちよ、どうやらこっぴどくやられたようだな」
キャスニキ(赤の騎士)「ああ、どうやら、こいつは本物ようだぜ叔父貴…じゃなくて、兄貴。」
邪ンヌ(ライネット)「藍色の騎士、パーサント卿…気をつけなさいボーメイン。彼は、このあたりの領主の中で
もっとも名声を集めている騎士。そして強さも折り紙つきよ。」
フェルグス(藍色の騎士)「ほほう。どうやら赤騎士め、目的を果たしおったか。誘い出されたのはガウェイン卿か?
あるいは、ランスロット卿か?」
マリー(ボーメイン)(目的?)ピクッ
32 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:41:52.95 ID:m0F9aSEs0
マリー(ボーメイン)「いーえ、危険の城を救うのは、ガウェイン卿でも、ランスロット卿でもなくこの私です!」
マリー(ボーメイン)「それよりも藍色の騎士よ!今あなたが口にした、赤騎士の目的とは一体どういうこと?」
フェルグス(藍色の騎士)「はっはっは。そうか、貴公か。さぁ剣をとれ、騎士同士の流儀に言葉は無粋であろう!」
ぐだ男「こうして、ボーメインは危険の城への道の最後の障壁となる紫の騎士と戦います。戦いは
2時間にも及びますが、見事ボーメインは勝利をおさめます。」
フェルグス(藍色の騎士)「うむ、降参だ。流石弟たちを倒すだけのことはあるな。」
邪ンヌ(ライネット)「ボーメイン。この紫の騎士の命を奪うことはしないでよ。」
33 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:42:48.69 ID:m0F9aSEs0
マリー(ボーメイン)「ええ、もちろんよ。」
フェルグス(藍色の騎士)「しかし、本当にお前はあの赤騎士と戦おうというのか?
あの男は強いぞ。無慈悲で、残酷なまでにな。」
マリー(ボーメイン)「それでも、私は必ず危険の城を救います。そのためにここまで冒険にきたのだから!」
フェルグス(藍色の騎士)「はっはっは。頼もしいことだ。
折角だ、今日のところはこの地で休んでいけ!」
ぐだ男「藍色の騎士パーサントもまた、ボーメインの力量を認め、彼に仕えることを望みます。
そして、二人は藍色の騎士のもとで休ませてもらうことになりました。」
34 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:44:04.16 ID:m0F9aSEs0
==夜=========
邪ンヌ(ライネット)(いよいよ、明日にはあの赤騎士のもとに…姉さん。待っていて)
邪ンヌ(ライネット)(でも、本当にあの悪魔めいた騎士に、こんな得体の知れない奴が勝てるのかしら)チラリ
マリー(ボーメイン)「スー、スー」
邪ンヌ(ライネット)「全く、仮にも敵地の真ん中だっていうのに、よくもまぁぐっすり寝つけるものね。」
マリー(ボーメイン)「ライネット…ワタシハ…カナラズ」
邪ンヌ(ライネット)「…本当にただの間抜けなのか、大物なのか…調子を狂わせてくれるわね」
マリー(ボーメイン)「オニイサマ・・・ZZ」
邪ンヌ(ライネット)「…ZZ」
35 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:45:18.82 ID:m0F9aSEs0
ぐだ子「それにしても、随分とカラフルな土地柄なのね。赤の騎士と赤騎士とか紛らわしいし。」
マシュ「ただ、最初の黒の騎士以外の騎士たちは、どうやらボーメインに感服し、友好的になったようですね。」
ぐだ男「うん。この藍色の騎士にいたっては、自分の娘をボーメインと結婚させようと
夜這いさせようとしてるしね。ボーメインの方は紳士的に手を出さなかったみたいだけど。」
ぐだ子「うへー、…そんなエピソードがあったら、実はボーメインは、女の子だったとかネタにされちゃいそうじゃない!」
ぐだ男「まっさか〜。ともかく二人は出発し、危険の城に向かいます。そこで彼らが見たものは恐るべき光景でした。」
36 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:45:46.28 ID:m0F9aSEs0
===危険の城===========
マリー(ボーメイン)「これは!」
邪ンヌ(ライネット)「なんて、ひどい…!」
オリオン(朽ち果てた騎士)「ウーン。」
オリオン?(かわりはてた騎士)「クーン。」
オリオンなの?(無残な騎士)「…ヒドイ。」
ぐだ男「そう、危険の城を解放せんと赤騎士に挑み、そして敗れた騎士たちの屍が無残にも
木々に吊るされ、辱められていたのです。」
37 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:47:17.83 ID:m0F9aSEs0
マリー(ボーメイン)「こんな行い!許せないわ!」
ぐだ男「ボーメインは、怒りに燃え、危険の城に挑もうとします。すると囲みの近くに生えている木に、角笛が
かけられているのを見つけました。」
邪ンヌ(ライネット)「…あの角笛、おそらく敵襲を知らせるためのものでなくて?」
マリー(ボーメイン)「あれを吹けば、きっと赤騎士を誘いだすことができるわね。」
邪ンヌ(ライネット)「待ってボーメイン。今はまだちょうど日も昇るころ、赤騎士の力が
発揮できなくなる日暮れまで待つべきよ。」
マリー(ボーメイン)「いえ、そうはいかないわ」パフパフー!
ぐだ男「ライネットは制止しますが、ボーメインは一刻も早く危険の城を救いたいのか、
あるいは正々堂々と赤騎士と決着をつけたいのか、角笛をすぐに吹いてしまいます。すると、包囲陣営から、全身赤ずくめの
騎士があらわれました。」
38 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:48:29.32 ID:m0F9aSEs0
クーフーリンオルタ(?)「…なんだ、なにものだ。」
マリー(ボーメイン)「私は貴方の暴虐を止める者よ。赤い国の赤騎士よ、なぜこのような非道を重ねるの!
どれほどの力を誇っても、そんな残虐な男に靡くような女性はどこにもいないわよ!」
オルタニキ(赤騎士)「ふん。そもそもあの女城主が目的ではない…が、どうやら円卓の騎士を呼び寄せる
ことも叶わなかったか。」
マリー(ボーメイン)「なにを!えーい!!」ヴゥン
オルタニキ(赤騎士)「フン!」バキッ
マリー(ボーメイン)(この騎士…強い!)
ぐだ男「ここまで、快進撃を続けてきたボーメインでしたが、赤騎士は今までの相手とは比べられないほどの力を
ほこり、ボーメインは苦戦を強いられます。」
39 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:49:19.32 ID:m0F9aSEs0
マリー(ボーメイン)「ハァ、ハァ、さすがに強いのね。」
オルタニキ(赤騎士)「多少はやるようだな。お前をこの場でお前を屠り、その亡骸を辱めてやれば、
今度こそあの騎士たちをおびき寄せることができそうだ。」シュッ
マリー(ボーメイン)「させないわ!」ヴュン
邪ンヌ(ライネット)「…」
邪ンヌ(ライネット)「だから、だから言ったのに、いくら幸運が重なってここまでこれたとしても、
あの恐るべき騎士にかなう訳がないのに…」
邪ンヌ(ライネット)「こんな…こんな…」
邪ンヌ(ライネット)「…ギリッ」
ぐだ男「ライネットが固唾をのんで見守る中…ボーメインと赤騎士の一進一退の攻防が続きます。
そして、その膠着状態の中、ふいにその均衡が破られました」
40 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:50:46.89 ID:m0F9aSEs0
邪ンヌ(ライネット)「…しっかりなさい、ボーメイン卿!!」
オルタニキ(赤騎士)「!?」
マリー(ボーメイン)「ライネット!」
邪ンヌ(ライネット)「厨房の下男にすぎないくせに、貴方は私に約束したでしょう!
必ず姉さんを救ってくれると!あれを見なさい!」
ぐだ男「ライネットが指さす先…危険の城の窓辺で、一人の美しい女性が涙を浮かべ祈りをささげていたのです。」
ジャンヌ(?)「…」
マリー(ボーメイン)「あのご婦人が、あなたの姉の…」
邪ンヌ(ライネット)「ライオネス姉さんよ。ボーメイン卿、いくら大きな偶然や幸運と私の助力に恵まれたとはいえ、
私たちは姉さんを救いにここまで来れたわよね。今更私との約束と、姉さんの祈りを
裏切るようなこと、私は死んでも許さないわよ!さぁ、勝ちなさい!!」
41 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:51:31.61 ID:m0F9aSEs0
ぐだ男「今まで、ずっと自分に悪態をついていたライネットは決戦の場において、とうとうボーメインを認め、
檄を飛ばします。乙女の応援と、婦人の祈りが、ボーメインにさらなる力を呼び起こしました。」
マリー(ボーメイン)「ええ、今こそ、ライネット、貴方との約束を果たします。さぁ、赤騎士よ覚悟いいわね!」
オルタニキ(赤騎士)「…この力は!」
マリー(ボーメイン)「さんざめく花のように、陽のように!」ギロチンブレイカー!!
オルタニキ(赤騎士)「ぐあぁああああ!」
ぐだ男「二人の思いを込めた一撃により、とうとうボーメインは赤騎士との闘いに勝利しました。」
ぐだ子「というより長時間戦って、時間経過で赤騎士の7倍期間が切れたんじゃないの?」
マシュ「先輩!それは言わないお約束です!」
42 :
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[sage]:2019/05/04(土) 19:52:21.45 ID:m0F9aSEs0
オルタニキ(赤騎士)「…何故とどめをささない。」
マリー(ボーメイン)「赤騎士さん。これほどの力を持つ騎士が一体なんのために、
このような所業をなしたのか、私はそれを知らなければならないわ。
お願い。どうか話してくださいな。」
オルタニキ(赤騎士)「…いいだろう。」
==========================
水着スカサハ(?)「〜♪」
オルタニキ(赤騎士)「なんのようだ?湖の乙女よ。俺を呼び出して。」チッ
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