【ガルパン】カルパッチョ「ドゥーチェ、哺乳瓶の時間ですよー」

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1 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/14(日) 16:48:34.84 ID:Kvoioy3C0
アンチョビ「ふぅーお風呂も入ったことだし寝る前に恋愛小説でも読むかぁ」

アンチョビ「誰もいないよな?」キョロキョロ

アンチョビ「よし! それじゃ金庫の扉を開けてーー」ジリリ

小梅「ででーん!」パッパラー!

アンチョビ「う、うわ! なんだなんだ!?」

アンチョビ「金庫の中から人が……」

まほ「金庫の暗証番号が自分の誕生日だとは安直だな安斉」

まほ「それでは人に入られてしまうぞ」

アンチョビ「普通金庫に人は入んないだろ!」

アンチョビ「というかなんでまほたちがここにいるんだ!?」

まほ「私たちがここにいる理由?」

まほ「そんなのは愚問だな」

小梅「愚問ですね!」

まほ「単刀直入に言おう。安斉、私はお前を」

小梅「私は貴方を……」

まほ&小梅「「ママにしにきた!」」デデドーン!


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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/14(日) 17:05:45.95 ID:SPoqgJRL0
お前の作品を待ってたんだよ!
3 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/14(日) 20:03:16.61 ID:Kvoioy3C0
アンチョビ「……え?」

まほ「聞こえなかったのか仕方ない」

小梅「仕方ないですね! もう一度やりましょう!」

アンチョビ「いや、やらなくていいからな? 聞こえていたから! 意味を理解できなかっただけで」

まほ「昨今では母性の少ない母親が多い傾向にあるらしい」

まほ「それは母親が子供に厳しい教育を強制し続けたせいで子供もまた誰かに優しく出来なくなっているのだと聞く」

小梅「このままでは人類全体が優しさを失い人々は争うことになってしまう」デデン

まほ「そうなれば戦車道が競技ではなく戦争になるかも知れない」

まほ「そこで考えたんだ」

小梅「全人類がママになれば世界は平和になると!」デデドーン!

まほ「というわけでお前をママにしにきた」ドカーン
4 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/14(日) 20:08:38.11 ID:Kvoioy3C0
アンチョビ「な、なあ……とりあえず爆竹を鳴らすのを止めてくれないか」

アンチョビ「部屋が煙臭くなっちゃうだろ?」

まほ「ああ。すまなかったなママ?」

アンチョビ「いや私はママじゃないからな?」

小梅「ごめんなさいママ」

アンチョビ「だから私はママじゃないって! というか誰だお前?」

小梅「ママの娘だよ」

アンチョビ「えぇ……」

アンチョビ「とにかく甘えたいなら自分の母親に甘えればいいじゃないか!」

まほ「自分の母親」ズーン
5 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/14(日) 20:45:19.16 ID:Kvoioy3C0
小梅「た、隊長! 元気を出してください!」

まほ「うぅ……もう嫌だ。嫌だよ……」

まほ「母性が……哺乳瓶が欲しい……」

小梅「誰か! 誰か! ママはいませんか!」

小梅「早く手当てをしないと隊長が……母性欠乏症で……死んじゃう」ポロポロ

アンチョビ「母性欠乏症ってなんだよ!?」

小梅「おお! こんなところにバブみ力の高い人がいますよー」(棒読み)

まほ「うぅ……バブみ力の高い人に甘やかしてくれないと死んでしまう」チラチラッ

アンチョビ「そ、そんな目で見ても騙されないからな?」

まほ「チッ……さすがに騙されないか」

アンチョビ「今舌打ちしたよな? なぁ?!」

小梅「いやあのまま推せば行けた気がしますが」

まほ「む……だとしたら判断ミスだな」
6 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/14(日) 21:36:11.45 ID:Kvoioy3C0
まほ「だがもはやそれはどうだっていいことだ」

まほ「安斉は今自分がママになることに戸惑いを覚えているようだからな」

アンチョビ「いや……誰だって戸惑うだろう!」

小梅「そうですね……素直にママにするにはこれしかありませんね」スッ

アンチョビ「えっ……ちょ……注射器!?」

まほ「アッサムが作ったママ薬だ。この中には母性ホルモンが入っていてな」

まほ「注入された者はママになるらしい」

アンチョビ「聖グロはなんて恐ろしいものを作ってるんだー」アワアワ

まほ「というわけで小梅……アンチョビを抑えてくれ」

小梅「了解です! 隊長!」

アンチョビ「ぎゃー離せ! やーめーろー!」ジタバタ

小梅「大丈夫です。次期にママになりますから!」グググ

アンチョビ「いやだぁ……まだママになりたくないぃー!」ジタバタ

まほ「ふふっ……安斉は素直じゃないなぁ」

まほ「お前はママだろ」プスッ

アンチョビ「うっ…………」バタリ
7 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/14(日) 22:08:07.15 ID:Kvoioy3C0
まほ「よしこれでママになったな」

小梅「沢山甘えることができますね!」

まほ「ああ……哺乳瓶とオムツの用意は出来ているな?」

小梅「まっかせてくださーい! それどころかガラガラや絵本、オルゴールまで用意しています!」

まほ「でかしたぞ小梅」

小梅「お、……アンチョビさんが目を覚ましたようですよ」

まほ「ママぁ……私だ。分かるよな?」

アンチョビ「…………」

まほ「ママ?」

アンチョビ「オギャー! オギャー!」

まほ&小梅「……え?」

まほ「ど、どういうことだ? 何故泣くんだ? これじゃまるで……」

小梅「赤ちゃん……」

まほ「ど、どうなっている! 赤ちゃんは私たちのはずだ」

まほ「何故アンチョビはママになってくれない!」

小梅「も、もしかして……」

小梅「母性が……裏返った!?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/14(日) 22:15:21.14 ID:13W10oDwO
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/15(月) 00:24:10.95 ID:s1EbxQoN0
そっちかwee
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/15(月) 16:33:51.03 ID:FpGt+Hl1o
いいぞいいぞ
11 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/16(火) 20:04:33.72 ID:ik7FWjZd0
まほ「母性が裏返っただと!?」

小梅「母性とは速度の早い戦車のようなものです!」

小梅「アンチョビさんは元々バブみ力の高いママでした」

小梅「そんなママに母性ホルモンを投与したら」

小梅「戦車同士がぶつかればひっくり返るように」

小梅「母性同士が裏返り赤ちゃん状態になる!」デデーン!

まほ「そんな……」

ドゥーチェダイジョウブデスカー ナンカナキゴエガキコエルッスネ

まほ「まずい安斉の泣き声に反応して仲間が集まって来たぞ!」

小梅「ここは戦略的撤退を推進します! アンチョビさんはまた後でママにすれば良いんです!」

まほ「そうだな。アンチョビの世話は彼女たちに任せて私たちは逃げることにしよう!」タッタッタ
12 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/16(火) 20:40:44.86 ID:ik7FWjZd0
ペパロニ「あ! なんだお前!?」

ペパロニ「待て! 逃げずに話を聞かせるっす!」タッタッタ

カルパッチョ「とりあえず警報を鳴らして……」

カルパッチョ「皆さん! 学園艦に不届きものが現れました。見つけ次第速やかに捕獲してください」

カルパッチョ(ペパロニは追いかけて行っちゃったみたいだけど)

カルパッチョ(とりあえずドゥーチェが無事か確かめないと)

カルパッチョ(この泣き声どう聞いてもドゥーチェの声だし)

カルパッチョ「ドゥーチェ? あの……大丈夫でしょうか」

カルパッチョ「先ほど不審者がいたようですけど何がされていませんか?」

アンチョビ「…………」

カルパッチョ「あ、あのドゥーチェ?」

アンチョビ「ばぶ?」

カルパッチョ「……え?」
13 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/16(火) 21:54:15.04 ID:ik7FWjZd0
アンツィオ生1「待て待てー」

アンツィオ生2「てめぇら……姉さんになにしやがった!」

まほ「不味いな予想以上に大きな騒ぎになってしまった」

まほ「なんとかヘリまでたどり着ければいいが」

小梅「で、でもアンツィオの生徒たちがすぐそこまで追ってきてます」

小梅「このままでは捕まるのも時間の問題かと」

まほ「くっ……一体どうすれば」

小梅「隊長! ここは私が時間を稼ぎます!!」

まほ「時間を稼ぐって」

まほ「だがもしお前に何かあれば私は……」

小梅「大丈夫です。あの新撰組の近藤勇のように作戦を成功して見せますから」

まほ「それ最終的にバレるんじゃなかったか?」

まほ「だが小梅の言葉を信じよう。後は任せたぞ」タッタッタ

小梅「隊長……絶対に貴方のことはこの命に変えても守護って見せますから!」フンス

ペパロニ「ようやく見つけたっすよ。ええっとどっかで見たような気がするんすけどお前誰だ?」

小梅「ふふふ……どうせ私はエンドロールにすら乗せられずみんなの戦車道のみんなに含まれなかった存在」

小梅「皆さんの記憶にも残らないのは仕方のないことです」

小梅「故に私の姿から学園を探られることはない!」ビビーン
14 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/16(火) 22:39:28.29 ID:ik7FWjZd0
ペパロニ「確かに名前とか全然覚えてねーけど」

ペパロニ「どのみち捕まえて学生証を見れば学園が分かるはずッス」

小梅「ふふふ……ですが私をそう簡単に捕まえられますか」

ペパロニ「今はいわゆるお前は包囲されてるよ状態なんすよ。もう絶対に逃げられないっす」

アンツィオ生1〜156「」ゾロゾロ

ペパロニ「さあ大人しくして姐さんに何をしたか洗いざらい吐いてもらうっすよ!」ポキポキ

小梅「未だ! 小梅忍法! 煙幕の術!」チュドーン

ペパロニ「ぎゃあ! げほっげほっ……これは爆竹の煙っすか」

ペパロニ「こんなのに狼狽えるな! すぐに敵を捕まえ……あれ?」

アンツィオ生145「き、消えてる?」

アンツィオ生157「どこに行ったんでしょうか?」

ペパロニ「くぅー! 一体どこに逃げやかったんだ!?」

ペパロニ「みんな探して捕まえるっす」バタバタ

アンツィオ生1〜157「了解!」バタバタ
15 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/16(火) 23:48:28.23 ID:ik7FWjZd0
まほ「五分待っても小梅は来ないか……」

まほ「仕方ないこれ以上待てばこのヘリもアンツィオに見つかってしまうか」

まほ「小梅の犠牲を無駄にするわけにはいかないな」

まほ「ヘリを発進させ……」

アンツィオ生157「待ってください!」

まほ「なに! アンツィオがもう見つかったのか!」

アンツィオ生157「違います。私はアンツィオではなく」ベリベリベリ

小梅「母性マイスターの赤星小梅です!」デデーン

まほ「小梅! いつの間にそんな技術を! さすがは小梅だ」

小梅「さ、今のうちにずらがりましょう!」デデドン!

まほ「よし出発するぞー」バラララ

ペパロニ「あの音はヘリの音っすか……」

カルパッチョ「逃げられたみたいですね……」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/04/17(水) 01:17:28.19 ID:6L9tzhb50
小梅ちゃんがいつのまにかバブみ面に堕ちてて草生える

俺が好きなキャラだから最終章で報われてほしい。
17 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/17(水) 20:07:01.22 ID:c4K+2Zmg0
カルパッチョ「えっと……これからどうしましょうか」

ペパロニ「どうするって何がっすか? アイツラに逃げられたのは残念っすけどドゥーチェが無事で良かったっす」パンパン

アンチョビ「おぎゃー! おぎゃー!」

ペパロニ「わわっ!? どうしたんっすか? そんな赤ん坊みたいな声を出して!」

カルパッチョ「そういえばペパロニは捕縛作戦の指揮を採っていたから知らないのね」

カルパッチョ「どうやらドゥーチェはあの人たちによって赤ん坊にされたみたいなんです」

ペパロニ「え……嘘ですよね」

ペパロニ「姐さんも冗談はよしていつもの通り話してくださいよ」ガクガク

カルパッチョ「ペパロニ……そんなに揺らしたら」

アンチョビ「おぎゃー! おぎゃー!」ジタバタ

カルパッチョ「ほら泣いちゃうじゃない。よしよしドゥーチェ大丈夫ですよ? いい子いい子」

アンチョビ「おぎゃー! おぎゃー!」

ペパロニ「ドゥーチェ……本当に赤ん坊に」
18 :レッドスター ◆kRM.QKBezY [saga]:2019/04/17(水) 21:46:59.13 ID:c4K+2Zmg0

アンチョビ「ショックなのは分かりますが今は泣き止む方法を見つけないと」

ペパロニ「ウチが赤ん坊の世話した時は哺乳瓶あげれば何とかなりましたけど 

アンチョビ「今泣いているのもお腹が空いているということでしょうか?」

アンチョビ「確か調理場には子持ちの方のために哺乳瓶がいくつか置いているはず」

ペパロニ「すぐに持ってくるっす」ドタバタ

カルパッチョ(何とかこの場はこれで収まるとしても)

カルパッチョ(他にもぐずりだした時のガラガラやおしゃぶり、それにオムツだって筆ようになるわ)

カルパッチョ(ミルクを飲んだらそういうのもしたくなるだろうし)

ペパロニ「哺乳瓶持ってきたっす」

カルパッチョ「ありがとう。さ、哺乳瓶の用意が出来ましたよ」

アンチョビ「きゃっきゃっ!」チュパチュパ

カルパッチョ(私のあげた哺乳瓶に吸い付いてる)

カルパッチョ(か、可愛い……)ドキドキ

カルパッチョ「あ、それとペパロニ……オムツとガラガラも買って来てくれませんか?」

ペパロニ「了解ってオムツ!?」

カルパッチョ「今のドゥーチェは完全に赤ちゃんですから」

カルパッチョ「排泄のお世話もする必要があるかも知れません」

カルパッチョ「とにかくドゥーチェの下着を汚すわけにはいきませんし」

ペパロニ「あー何か頭いたくなってきた」

カルパッチョ「あはは……私も同じような気持ちです」

ペパロニ「そのわりにカルパッチョは楽しんでいるように見えるんっすけど」

カルパッチョ「え、ええっ……そんなことはない……ですよ?」

ペパロニ「まあどうでもいいけど、とりあえずオムツとガラガラっすね? 了解っす」トタトタ

カルパッチョ「…………」

カルパッチョ「ドゥーチェ」ゾクゾク
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