【ガルパン】みほ「私は、あなたたちに救われたから」

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390 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 01:25:04.55 ID:0JjIDz+w0





試合会場、両校のスタート地点の丁度中間のあたりに出場選手たちは集まっていた。


戦車道は武道だ。

それ故に試合の前、試合後には両校が揃って挨拶をする。

それは、今までの試合もそうだった。

しかし、今大洗の面々がいる場所は決勝の地。

一呼吸するたびに緊張が体にまとわりついてくる。

それは、大洗で一番経験豊富なみほであっても変わらない。

それでも、緊張を顔に出さないよう小さく、だけど深く呼吸をして何とか気持ちを落ち着けようとする。


蝶野「両チーム、隊長副隊長前へ!!」


審判長の呼びかけと共にみほと桃が緊張した面持ちでゆっくりと前へと歩み出る。

向かいからは対戦相手である黒森峰の隊長、副隊長が同じようにやってきた。


両校の指揮官が向かい合う。

その時、黒森峰の隊長―――まほがみほを見て嘲笑うかのように唇を吊り上げる。


まほ「ちゃんと試合に出るぐらいの厚顔さは残っていたか。いや良かったよ。この間は言いすぎたと反省してるんだ」

みほ「……」


みほは、沈痛な面持ちでじっと黙り込む。

何を言い返せばいいかわからないから。いや、そんな資格は無いと思っているから。


まほ「ああ、すまない。今は話をする気分じゃないか。次はどこに逃げるか考えないといけないものな?」


その様子にまほはわざとらしく謝ると、一瞬でその表情を鋭く、ナイフのように尖らせる。


まほ「だが、これだけは伝えておく」


視線がみほを貫く。みほの意識からまほ以外の全てが消え去って、冷や汗が止まらなくなる。


まほ「みほ、お前は私が倒す。……いや、潰す。二度と戦車道なんてできないように。二度とエリカの名を騙らないように。……覚悟しておけ」


吐き捨てるように言い放ったのを最後に、まほの顔から表情は消えた。

その様子を眺めていた審判長―――蝶野はため息を吐くと、窘めるようにまほへと声をかける。


蝶野「決勝だしテンション上がるのもわかるけど……そこまでにしましょうか」


まほが小さく頭を下げるものの、その表情は一向に変わらず、無表情のままだ。

それを気にした様子もなく、蝶野は双方の生徒たちに視線を配り、先導するように大きく声を張り上げる。


「両校、挨拶!」

『よろしくお願いします!』


様々な思いの込められた声が、富士の青空へと響き渡った。


391 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 01:48:44.23 ID:0JjIDz+w0




挨拶が終わり、両校の生徒がスタート地点へ向かおうと離れていく。

まほも、氷のように冷たい目で、みほを一瞥すると無言で歩いていく。


けれど、みほともう一人。

二人がその場で立ち尽くしていた。


最初に声を出したのは、みほと向き合っていた人物だった。


「みほさん」


力なく、弱々しい声。

だけど、溢れ出るような喜色がその声には宿っている。

対してみほの返事は同じように弱々しく、けれども戸惑いと罪悪感に満ちていた。



みほ「赤星さん……」



みほと向かい合っているのは先ほど向かい合って挨拶した黒森峰の副隊長。


赤星小梅。


みほと、エリカと、友達だった少女だ。



優しくて、おっとりとしていて、それでいてどこか強かで、そして何よりも誰かのために戦える人。

エリカが『強い』と評した人。

みほにとって小梅はそんな人だった。


ふんわりとした癖毛は彼女の柔らかい雰囲気を強調し、その笑顔はいつだってみほたちを見守るように優しかった。

みほにとって小梅は、そんな人だった。


しかし、今目の前にいる小梅はそんなみほの記憶とはかけ離れていた。

ずいぶんと痩せて……いや、やつれて。目元には濃い隈が浮かんでいる。

立っているだけなのにその体は揺らぎ、足元が覚束なく、今にも倒れそうに見える。


先ほどの挨拶の時も、まほに対してそうだったように小梅に対しても何を言えばいいのかわからなかった。

変貌した彼女の姿は、みほの頭に鈍器のように衝撃を与えてくる。

それを必死で誤魔化すためか、同じようにかつての面影を残さない自身の真っ白な髪には無意識に触れてしまう。


そんなみほの荒れ狂う内心をよそに、目の前の小梅は笑顔のままぽろぽろと涙を零す。


小梅「……良かった。戦車道、やめないでいてくれて。なによりも……元気でいてくれて」


涙をぬぐって、晴れやかな笑顔を見せる彼女に対して、みほはどこまでも困惑したように表情しか出来ない。

ある意味まほ以上に彼女に何を言えばいいのかわからなかった。


392 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 01:52:06.06 ID:0JjIDz+w0




小梅「ずっと、ずっと心配してたんですよ。あなたがいなくなった日からずっと」

みほ「……ごめんなさい」


傷ついていたのは同じだったのに、なのにみほは更に彼女を傷つけた。

自らの留飲を下げるためだけに心無い言葉で彼女を傷つけた。

それでも、小梅はみほのために動いてくれた。自分を傷つけた人間のためにそれでも、なんとかしようと動いた。

そしてみほはそんな彼女の厚意すら踏みにじった。


こうやって、今ここにいる事こそが何よりもの裏切りの証明なのだ。


悔やんでも悔やみきれず、どれだけ謝ろうとも足りない。

なのに、今こうやって謝罪してしまう自分が愚かしく恨めしい。

こんな事したって何の解決にもならず、なんの詫びにもならないのに。

後悔と悔恨でぐちゃぐちゃになった内心を必死で抑え込んでみほはひたすら頭を下げる。


小梅「謝らないでください。怒ってなんかいませんよ。むしろ、謝るべきなのは私なのに」


なぜ。そう問いかけるより先に、小梅がポツポツと懺悔のように語りだす。


小梅「……おかしいですよね。私が副隊長だなんて。本当なら、あなたがいるべき場所なのに。あなたを守れなかった私が、そのあなたの場所に座ってる。ほんと、ふざけた話です」


自嘲じみた言葉にみほがなんと言えばいいのか逡巡していると、曇っていた小梅の表情がぱぁっと明るくなる。


小梅「でも、それも今日で終わりです」

みほ「え……」

小梅「この試合が終われば、またあなたが黒森峰の副隊長です。いいえ、隊長が引退すれば今度はあなたが隊長です」


393 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 02:03:01.15 ID:0JjIDz+w0


何を、言っているのか。

みほの内心がその言葉で埋まる。

鼓膜がありもしない危険信号(アラート)を捉える。


小梅「ふふっ、あなたのいない黒森峰は寂しかったですよ。でも、もうそんな日々ともおさらばです」


戻れるわけがない。自分がどれだけの人を裏切ってきたと思っているんだ。

仲間を、姉を、家族を、その中には小梅だっているのに。

まほが業火のような怨嗟をみほに向けていることを知らないはずないのに。

なのに小梅は、なんの不安も無いと言わんばかりに笑顔を絶やさない。


小梅「あ、大丈夫ですよ。あなたのロッカーはまだ残ってます。部屋は……まぁ空き部屋なんてたくさんありますから。見つかるまでは私の部屋にいればいいですよ。ちょっと狭いですけどね?」


つらつらと淀みなく、規定事項を話すかのように小梅はあれこれ並び立てる。

その瞳にはかつてと同じ優しさと輝きが灯っていて、やせ細った体と深い隈がそれを異常なまでに際立てる。

目の前の人物が本当に小梅なのかさえ疑ってしまいそうになるほど、記憶の中の小梅と目の前の小梅は乖離していた。

それでも、何かを言おうと口を開くものの、一向に音らしい音はでず、ただただ空気が空気を僅かに擦る音しか出てこない。


小梅「だから、安心してください。あなたの居場所は今も黒森峰です。今度こそあなたを守ってみせます」


そして、小梅は最後に何の疑いも憂いも無い笑顔で、

かつてみほやエリカに向けていた笑顔で、


小梅「だから、みほさん。一緒に帰りましょう。それがきっと――――エリカさんの望みですから」



どこまでも未来に希望を抱いた表情でみほの手を握り締めた。



394 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 02:44:30.71 ID:0JjIDz+w0





大洗の試合開始地点。

居並ぶのは激戦を乗り越えてきた8輌の戦車。

その中の一つ、青いフラッグを掲げたW号の中でみほはじっとうつ向いていた。


まほの事、小梅の事、試合が終わった後の事。そして―――エリカの事。

それら一つ一つがみほにとって命に係わるほどの重大な事項だ。

だから、今だけは必死でそれらを考えないようにする。

歯を食いしばり、必死で今だけを考える。

今考えるべきは決勝の事。この試合で全てが決まる。全てが、終わる。

精神統一だなんて言えば聞こえはいいが、結局のところみほがやっているのはただの現実逃避だ。

目先の決勝に意識を向ける事でなんとか自分の内心を取り繕おうとしているに過ぎない。

だけど、今のみほにはそれしか出来ないのだ。


自分を受け入れてくれたみんなのために出来る限りの事をしたい。

みほにとって大洗は居場所ではない。

だけど、そこに住む人たちは優しい人たちだった。

だから、この決勝に勝って彼女たちに報いたい。

全てが終わった時、全てを失うとしても。


沙織「みほ」


みほが悲壮な覚悟を決めた時、無線機と向き合っていた沙織がこちらを振り向く。


沙織「みんな準備完了だって」


その言葉に車内の緊張が強くなるのを感じた。

優花里は唇をかみしめ、華は思い詰めるように目を閉じて、麻子はどこか落ち着きなく体を揺らす。

そして沙織は―――じっとみほを見つめる。

それを受けて、みほはそっと立ち上がると、車外へと顔を出す。

すると、各車両の車長たちも同じように顔を出してみほを見つめてくる。

緊張は伝播する。隊長である自分が固まっていてはみんなも同じようになってしまう。

みほは自分の頬を叩いて緊張を追い出す。

そんなみほを鋭い視線を突き刺してくる梓と、逆に心配そうに見つめてくる桃の二人に少しだけ、みほの内心は穏やかになる。


395 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 02:46:12.29 ID:0JjIDz+w0




みほ「……」


車長一人一人を、車内にいるであろうみんなに視線を配る。

そして考える。

みんなに何を言うべきか。


作戦についての打ち合わせは終了している。

各々が暗唱できるほどに。

ならばもう、そのことについて言う事は無い。


だとしたら、言えるような事はこれぐらいしか無い。

みほはそっと咽頭マイクに手を添えると、大きく息をすって、ゆっくりと声を出す。


みほ「……皆さん、いよいよ決勝です」


当たり障りのない出だし。

それで、緊張と不安で乱れた声を整える。


みほ「もう何度も言いましたがもう一度言います。対戦相手の黒森峰女学園は強いです」


練習の質、それによって培ってきた実力、何よりも戦車道にかけてきた想い。

その全てが大洗より上だ。

それを否定できるものはいない。


みほ「この試合勝てるかどうか、それに答える事はできません。だけど、あなた達がどんな想いで戦ってきたのか。私は……見てきました」


それでも、みほは知っている。みんなが頑張ってきたことを。

練習も実力も想いも、それ以外も足りない部分は多い。それでも、彼女たちは彼女たちに出来る全力を今日まで尽くしてきた。

だから、ここまでこれた。

空っぽの偽物でしかなかった自分が彼女たちをここまで連れてこれるわけがない。

ここまで来ることが出来たのは、他でもない彼女たち自身の力があったからだ。



396 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 02:51:06.30 ID:0JjIDz+w0




みほ「だから……信じてください。自分を、仲間を」


そのどれも信じてこなかったくせにどの口で。

そう自嘲しかけるも無理やり胸の内に留める。


ああそうだ、勝つために、出来る事をしよう。

自分さえも殺して、勝利のために尽くそう。

みんなのために。


だから、みほは皆に宣言する。

自身の覚悟を。


みほ「……勝ちに行きましょう。あなた達の居場所を守るために。そのために――――私を使い潰してください」


その言葉に誰も無線を返さなかった。

車長たちがこらえるように目をそらし、歯を食いしばる。

みほはそれ以上返答を求めなかった。きっと彼女たちなら大丈夫だと思ったから。


そして――――号砲が打ち上げられ、炸裂。その音が告げる。最後の戦いの始まりを。


397 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 02:51:44.66 ID:0JjIDz+w0







みほ「パンツァー・フォー!!」







398 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/07/22(月) 02:53:43.64 ID:0JjIDz+w0
ここまでー
準決勝終わったのが去年の5月なので丸々一年どころかプラス二ヶ月かけてようやく決勝開始です。
…ですが来週はちょっとお休みでお願いします。
ごめんなさいっ!!
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/22(月) 06:19:15.53 ID:BrEx9is6O
ひさびさに登場した小梅ちゃんの様子がおかしい

まさか いや まさか 仮にだが

実はガルパン一かわいいかもしれない黒森峰の天使小梅ちゃん(当社比)が実はあれからずーっととっくに病んでいてむしろ壊れていてみほさんに立ち直って欲しいなぁってみほを思うその反面で実はみほみほみほみほみほしていて実はみっぽりーんなのたのだとしたら

...なんてこった

そんなの絶対かわいいよ...
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/22(月) 07:47:44.29 ID:sn/a8wwE0
今までお姉ちゃんが一番ヤバいと思っていたけど、もしかして小梅ちゃんの方がヤバイのか。

どうもがいてもハッピーになる気がしない…
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/22(月) 13:52:33.52 ID:Skwp5c16O
小梅ちゃんの1/7スケール私服verをみほちゃんとセットでだしてくだちい
3までなら余裕
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/22(月) 18:01:05.93 ID:/QdyvCmX0
みぽりん、姉御、小梅ちゃん、皆がエリカから絶大な影響を受けていたんだね。
本当にエリカは罪な女やでぇ。
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/07/22(月) 19:38:08.69 ID:meIyHoBW0
>>402
それと>>1ーシャもだ
エリカキチっぷりは他の追随を許さぬ
404 : ◆eltIyP8eDQ [sage saga]:2019/07/22(月) 22:17:06.38 ID:0JjIDz+w0
>>393

小梅「だから、安心してください。あなたの居場所は今も黒森峰です。今度こそあなたを守ってみせます」
 ↓
小梅「だから、安心してください。あなたの居場所は今も黒森峰です。今度こそあなたを守ってみせます。今度こそ……私が、あなたを救ってみせます」


上記の訂正でお願いします。
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/23(火) 03:57:46.78 ID:kCkvyVXs0
そこだけ切り取るとまるでジャンプの王道主人公みたいだ
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/24(水) 12:25:04.75 ID:0UvubX9R0
ハンバーグのねーちゃんは愛されてたんだなって
黒森峰系がマジキチしかいねえ…
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/24(水) 18:44:48.79 ID:clma4I+U0
小梅が別ベクトルでやばかった………
お姉ちゃんにしたら小梅の目を覚ますためにもみほ絶対潰すってなるわな
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/24(水) 21:24:49.31 ID:TjbCImgj0
赤星さんがどこぞの拾式みたいなことを言い始めた…
戦車道の研鑽を積み重ねるあまり他の大事なものが欠けてしまったのが弱点になりそう
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/25(木) 09:37:15.75 ID:9u9BAJ7BO
むしろまほを鈍器のようなものでやりそう
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 11:17:04.88 ID:pSvmZbs+O
いっちょ無価値なワイ生が死んでこの悲しいガルパン世界を改変すべくガルパン転生してみほエリを成就させたるわい


ほな さいなら


よっしゃ無事死んだで
転生もうまくいったみたいやな...


...ケケケッ、バカめッ!

ワイはみほエリ派ではないのだ!
黒森峰に限ればむしろみほ梅派なんやでぇ!
ケケケッ!


神さん女神さんもチョロいもんやなあ!ケケケッ!


しかしなあ?
何よりもワイは「みほ杏至上原理主義者」なんだよっ! ケケケッ!


ワイがちゃんとエリカのことなんて忘れさせたるからのぉ!?みほちゃああああん!?ニチャア
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/07/30(火) 15:29:28.59 ID:NKXTxmrR0
>>410
気持ち悪いんだよ
412 : ◆eltIyP8eDQ [sage]:2019/08/02(金) 21:59:01.29 ID:1LDBs4Pg0
突然ですが先日落雷からの停電でPCが逝去しました。
修理なのか購入になるかはまだわかりませんが、
とりあえず3週間ほどお休みでお願いします。
すみません。
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/03(土) 00:55:15.49 ID:oQzTS+PVo
どんまい
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/03(土) 02:31:46.37 ID:qIM7EmO70
お大事に
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/03(土) 12:26:12.89 ID:/Cyh3UCk0
お気の毒だ
楽しみに待ってるで
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/08/03(土) 20:02:24.45 ID:mPM7xRE/0
ファッ!? ウーン…
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/20(火) 19:43:23.82 ID:aalmNDLsO
そんなことってマジであるんだなあ
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/08/23(金) 17:50:24.52 ID:MmiNI31L0
そろそろ更新かと思うと楽しみ
419 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 01:51:41.70 ID:RE9+tXGu0






試合開始の合図とともに沸き立つ観客。

ダージリンはそんな観客席にいながらじっと試合の映されているモニターを見つめていた。

それはダージリンだけではなく隣に座るカチューシャもだ。

全国大会決勝。その勝敗によって大洗の行く末は大きく変わる。

気楽に応援するにはあまりにもこの試合の意味は大きかった。

そんな隊長二人の空気にあてられたのか後ろに座っているオレンジペコやペパロニたちは気まずそうに口を閉じている。

しかし、


ケイ「みんなー!!」

アンチョビ「飲み物買ってきたぞー!!あとなんか食べ物!!」

アリサ「もうっ!!試合始まっちゃったじゃないですかっ!?」

カルパッチョ「ドゥーチェたちが屋台に目移りしてるからですよ……」

ケイ「ソーリー!!」

アンチョビ「いやー!!屋台って良いな!!」

アリサ「だーかーらーっ!!?」

ノンナ「まぁまだ始まったばかりですから」


重たい空気を吹き飛ばすような明るさでケイとアンチョビがやってくる。

苛立ちを隠さぬアリサと呆れた様子のカルパッチョ、相変わらずの無表情なノンナがその後に続いて駆け寄ってくると、飲み物を各校の面々に配っていく。


ダージリン「まったく……」


決勝だというのに一般の観客と何も変わらない騒がしさな彼女たちにダージリンは真面目に見ている自分が馬鹿らしく思え苦笑してしまう。


420 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 01:54:21.94 ID:RE9+tXGu0


ケイ「ハイダージリン!」


いつの間にか他の生徒達には渡し終えたのかケイは笑顔でダージリンへと紙コップを差し出す。

ダージリンはありがたくそれを受け取るが、


ダージリン「ありが……これ、中身は何?」

ケイ「え?コーラよ?試合観戦と言ったらこれでしょ!!」

ダージリン「……あ、ありが」

アンチョビ「ん?なんだコーラ苦手なのか?」

ダージリン「い、いえそういうのじゃ……」


並々とコーラの入ったコップを持ちながらどうしようかと戸惑っているダージリンにアンチョビが声をかける。

別にコーラが嫌いとかそういうのではないが、そもそも(ダージリンの中では)聖グロの生徒といえば紅茶が水分補給の基本と言えるためあまり刺激の強いものは飲まないようにしているのだ。

炭酸が舌や口内で弾けて痛いからとかそういうのではなく。などと言い訳を脳内で巡らせるがどのみちせっかくの厚意を無碍にするなんて真似が出来るわけもなく、

ダージリンは覚悟を決めて沸々と泡立つカラメル色の飲み物を口に含もうとする。

その時、


アンチョビ「なら私のオレンジジュースを飲め。私はコーラでいいから」


差し出されたオレンジジュースとアンチョビを交互に見て視線で「良いの?」と尋ねるとアンチョビは「いいから」と手にねじ込むようにコップを渡した。


ダージリン「……ありがとう。アンチョビさん」

アンチョビ「いいって。ほらカチューシャ。お前の分もあるぞ」

カチューシャ「別に頼んでないわよ」

アンチョビ「頼まれて無いからな。だから、これは私の勝手だ」

カチューシャ「……ありがと」


ぶっきらぼうなお礼の言葉にアンチョビはニッと笑顔を見せる。


アンチョビ「気にするな」

カチューシャ「……」


421 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 01:55:40.73 ID:RE9+tXGu0


アンチョビの押しの強さにカチューシャはもう何も言う気も失くしたのかモニターを見つめたままストローを口にくわえた。


アンチョビ「なんにしても、ようやく試合開始って感じだな。この日までずいぶん長く感じたよ」

カチューシャ「逆にあいつらは今日までの日々が一瞬に感じたでしょうね」

ダージリン「でも、きっとその一瞬はこの陽射しのように輝いていたわ」

ケイ「楽しい日々はすぐ過ぎちゃうものね」

アンチョビ「とりあえず、大洗は高台を目指して一直線か」


モニターには綺麗な隊列で進む大洗の戦車隊が映っている。

その様子にダージリンは目を細めると嬉しそうに鼻を鳴らした。


ダージリン「数が少ないのだから地形で有利を取ろうとするのは定石。だけど、」

カチューシャ「そんなの、黒森峰だってわかってるわ」


その時、大洗の隊列を割るかのように爆発と噴煙が舞った。

続いて2発、3発。次々に撃ち込まれていく砲弾に大洗の隊列が乱れ、散り散りになろうとしていく。

さっきまで騒いでたケイも心配そうにモニターを見つめだす。


ダージリン「……どうやら、予想通りだったらしいわ」


呟いた言葉にカチューシャが沈黙で肯定した。

422 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 01:58:36.21 ID:RE9+tXGu0




砲撃音が木霊する車内でみほは必死に無線で指示を飛ばしていた。


みほ「全車両固まらないで!!でも孤立しないようお互いの仲間と自分の位置をしっかり把握してくださいっ!!」

沙織「まだ始まったばっかりなのになんでもう黒森峰がいるのー!?」

麻子「思ってた以上に早かったな」

優花里「流石黒森峰……やはり精鋭揃いですね」


沙織たちが口々に黒森峰に感嘆している中、指示を終えたみほはじっと黙って砲撃音に耳を傾けていた。


みほ「……」

華「みほさん、どうかしたのですか?」


心配そうな華の問いかけにみほははっと気が付いたように目を開くと、何かを振り払うかのように首を振る。


みほ「……いえ、何でもありません。それよりも、沙織さん被害は出ていますか?」

沙織「ううん、今の所みんな無事だよ」

みほ「良かった……」


突然の強襲に1輌も落とされていないのは奇跡としか言いようがない。

目的地への道中で攻撃を受ける事は予想していたものの、まさかここまで早く黒森峰がやってくるとは思わなかった。

それはつまり、黒森峰も成長しているという当たり前のことを想定していなかったという事だ。


あれだけ黒森峰の強さを、そこにいる人たちの努力を知っている自分がそんな事もわかっていなかった。

その事実にみほは恥じるように唇を噛みしめる。

しかし、すぐに唇を解くとゆっくりと深呼吸をする。


自己嫌悪をしている時間は無い。

この幸運が生きているうちに次の手を打たないと。

みほは決断する。


みほ「全車このまま目的地まで向かいますっ!!少し早いですがもくもく作戦の準備お願いしますっ!!」

『了解!』


423 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 02:01:16.26 ID:RE9+tXGu0





小梅「……すみません隊長。敵車輌を落とせませんでした。このまま追撃に入ります」


申し訳なさそうに震える声で小梅は無線の向こうのまほに謝罪する。


まほの指示によって小梅は部隊を二分して森をショートカット、大洗の一団を挟撃した。

そこまではなんとかなった。しかし、結果は1輌も撃破できずその後を追いかけている状態だ。

大洗の運が良かったのではなく、自分の指揮が未熟だった。

小梅はそう確信している。


まほに任された部隊を制御しきれず射撃のタイミングを計り損ね、結果的に絶好のタイミングでその火力を活かしきれなかった。

せめて少しでも挽回を図ろうと追撃を指示したものの、失敗には違いない。

叱責を覚悟して小梅はここにはいないまほへと報告をする。


まほ『そうか』


けれども、返ってきたまほの言葉は無感情な一言だけだった。


小梅「それだけ、ですか……?」

まほ『無駄口を叩いてる暇があるのか?』

小梅「……いえ、すみません」


返事は無いまま無線が切れる。

小梅は大きくため息を吐くとそっと左胸に手を当てて泣きそうな声でつぶやく。


小梅「……やっぱり私じゃ、貴女みたいに出来ないですね」


ぎゅっと胸を握りしめそうになるのを必死でこらえ今度は大きく息を吸う。


「副隊長……どうしますか……?」


無線手が不安そうな視線を向けてくる。

小梅はそれに貼り付けたような笑顔で返す。


小梅「このまま追撃します。……大丈夫ですよ私たちならきっと――――」


『副隊長!大洗の車輌がっ!!』


先行して追撃をしているパンターから届いた無線に、小梅は慌ててキューポラから顔を出すと、目の前に広がる景色にあっけにとられたような抜けた声が出てしまった。


小梅「え?」


大洗の戦車たちがいた場所にはもうもうと白煙が立ち込め、彼女たちの姿を覆い隠していた。


424 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 02:02:46.24 ID:RE9+tXGu0





モニターに映る景色が白煙に覆われ、観客がどよめく、

対照的にダージリンたちは冷静に戦況を分析していた。


ダージリン「煙幕?なるほどね」

カチューシャ「敵が見えなきゃご自慢の大口径も意味ないわね」

ケイ「派手な作戦ねー!決勝はこうでなきゃ!!」


嬉しそうに腕を振り上げ応援するケイ。

その大味なノリには付き合わずにダージリンとカチューシャは戦況分析を続ける。


ダージリン「それにしても、さっきの奇襲で1輌も落とせなかったのは黒森峰にとって痛いわね」

カチューシャ「王者が聞いて呆れるわ」


二人揃って厳しい評価を下していると自分だけ盛り上がってるのを不満に思ったのか、ケイが頬を膨らませると二人の間に顔を突っ込んできた。


ケイ「というか、なんだか足並み揃ってないように見えたわ」

アンチョビ「え?十分揃ってるように見えたが……」

カチューシャ「それはあなたの所がよっぽどなんでしょ」

アンチョビ「よっぽどってなんだ!?みんな頑張ってるんだぞ!!」


抗議の声を上げるアンチョビを無視してカチューシャはじっとモニターに映る黒森峰の戦車、その一つを見つめる。



425 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 02:05:59.78 ID:RE9+tXGu0


カチューシャ「……部隊を率いてたのはティーガーU、黒森峰の副隊長ね」

ダージリン「小梅さん……」

ケイ「コウメ?知り合いなの?」

ダージリン「……準決勝を一緒に見た程度よ」

ケイ「ふーん?そのコウメって子、流石黒森峰の副隊長ね!キングティーガーでスイスイ進んでいくわ!操縦手もだけど、車長がしっかりと乗車の事を把握してる証拠ね!」

アンチョビ「やっぱうちにも重戦車欲しいよなぁ……いやあるけどさ」


小梅に対してストレートな高評価をするケイに対して自校との経済力の格差に落ち込むアンチョビ。

先ほどのコーラの恩もあってなんとか慰めようとダージリンが言葉を探しているとカチューシャがポツリと呟いた。


カチューシャ「……あの子、ずいぶん頑張ってきたみたいね」

ダージリン「……そうね。きっと血のにじむような努力をしてきたのよ。まほさんを除けば、あの隊の中でも抜き出た実力よ。この一年間でよくあそこまで……」


彼女の実力は準決勝で戦った自分が良く知っている。

1年前の事故の当事者である小梅がどれほどの苦悩と絶望を抱えて今日まで来たのか、ダージリンには想像もできない。

それでも今、彼女は決勝の場に立っている。

副隊長という肩書とそれに見合った実力を携えて。

それは間違いなく、赤星小梅の努力の証明だ。

だけど、


カチューシャ「だから、ああなってる」


冷たく、突き放すようなカチューシャの言葉にアンチョビが理由を尋ねる。


アンチョビ「どういうことだ?」

カチューシャ「1輌だけ強くたって意味無いのよ。全車が足並み揃えなきゃせっかくの奇襲も大した効果が無いわ。マホーシャはそんな事も教えてないのね……いや、もしかして」

アンチョビ「?」


何かに気付いたようにカチューシャが口元をおさえ押し黙る。

ケイが答えを聞き出そうと「なんなのよー?」とカチューシャを揺さぶっていると、ダージリンが代わりに答えた。


ダージリン「……今の黒森峰は、私たちが思っている以上に歪なのかもしれないわ。そして――――まほさんはそれを分かった上で放置してるのかもって事」



426 : ◆eltIyP8eDQ [saga]:2019/08/25(日) 02:07:14.66 ID:RE9+tXGu0
ここまでー
とりあえず死んだのがマザボだったのでデータ自体は無事でよかったです。
まぁどっかに負荷かかってて突然死の可能性はまだ残ってますが……

とりあえずまたよろしくお願いします。
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/25(日) 04:47:23.13 ID:BK79D+QW0
>>1ーシャ
お前を待っていたぞ!!

エリカなのに基本戦法が本編と変わらないというのをみぽりんでしたというオチに繋げたのが1スレ目だったわけだがここからは誤魔化しが利かなくなる
さあどうなるか 頑張れ>>1ーシャ
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/25(日) 08:18:25.23 ID:5vzoT8MZO

無事で良かったです
まほはこんな状態でも、多分自分だけでもやれる強さがあると思ってるだろうからなぁ
単にみほと同じで全部一人で背負い込もうとしてるだけかもしれんが
429 : ◆eltIyP8eDQ [sage saga]:2019/09/01(日) 00:16:24.46 ID:0dzgx4bC0
今晩はちょっと無理そうなんで24時間後に投稿します
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/02(月) 02:00:55.56 ID:a9I2Hyh+o
お疲れさまです
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/03(火) 18:19:58.04 ID:gDxLwU360
難航しとるんかな?
待ってるで〜
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/08(日) 15:02:59.69 ID:SQ1JjgNPO
戻ってくること信じて待ってる
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/10(火) 05:37:25.75 ID:HQC/70Ol0
このSSがもしエタったらもう現行SSを読むことは無くなりそうだ
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/11(水) 08:57:14.31 ID:/Dn2m+pFO
長編やってると、つまづいた時にメッチャメンタル来る。
費やした時間の全てが無駄だったように思えて、そもそも誰が読んでるんだろうと思えてきて
気が狂いそうになる。
俺も一年半かけてss書いたことあるけど、後半はいつも吐きそうだった。
でも完結した後のあの特別な感慨は、けして普段のリーマン生活では味わえない特別な感覚だった。
頑張れ作者!何十人かは絶対待ってるぞ!
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/12(木) 03:48:49.53 ID:5w+lmZ3S0
一気に読んできた
ここまで夢中に引き込まれるSS初めてかも

気長に待ってるからファイト
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/14(土) 02:01:12.19 ID:GgL9o2Bu0
とはいえ書き溜め全部持ってかれたとかならなぁ……気持ちはよく分かる
俺も小さい頃体の垢を固めて作った練り消しを汚いからと勝手に捨てられて虚無感に苛まれたもんだ
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/14(土) 14:39:46.54 ID:hoDBlcilO
比べ物にならないくらいクソな体験でワロタ
最後まで読みたいから作者頼むよ〜
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/14(土) 16:09:59.90 ID:2lnbT4U8O
最近災害とか多かったしイッチも巻き込まれてないだろうか…
しばらく更新が無理だったり最悪エタる事になっても良いから何かしら連絡が貰えたら安心出来るが
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/09/22(日) 15:40:57.44 ID:laXwM0Te0
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/23(月) 16:43:33.84 ID:7eJ98+CGO
1は推敲に推敲を重ねてるって信じてる
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/28(土) 03:49:38.45 ID:BlMzE6Qc0
つまらない過去編を無駄に長々とやってるからエタる
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/29(日) 02:03:31.66 ID:dZ9XgW0+0
9月1日の翌日宣言以来1がスレにもTwitterにも浮上してないし、マジで心配だな
千葉の台風とかで被災したんだろうか……帰ってきてくれるといいんだが
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/29(日) 07:07:30.26 ID:f0oVoMkg0
コンスタントに書き込めていたのは書溜があったからだろう
不安定と漏らしてもいる そいつが吹っ飛んだんなら……
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/29(日) 16:55:06.69 ID:2nPNfbuQ0
XYZ
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/29(日) 18:10:06.16 ID:f0oVoMkg0
アスファルト 履帯を踏みつけながら〜
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/01(火) 00:35:11.61 ID:FTrWEU/e0
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/02(水) 05:16:39.55 ID:XkPuRR5L0
まだ終わらんよ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2019/10/02(水) 18:53:02.53 ID:0K4GNaTI0
完璧に終わったな
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/03(木) 00:41:43.55 ID:DaKHrOZ90
エタるんなら始めから書くな。
もう戻ってこなくていいよ。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 02:53:31.51 ID:SBs5t+8Z0
金出してるわけでもねえのに随分でけえ面曝すじゃねーの
出してくれてるもんに乗っかってるだけなんだから黙ってとっとと失せてろ 俺は待つ
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 08:57:00.90 ID:5QjjktwsO
期待
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 11:12:42.94 ID:ETaRwjRMO
わいはウホウホ言って読んでる側なんで待ってるで
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 14:29:07.05 ID:7pXNyk1nO
代わりに私が続き書いてもいいですか?
今のところは大筋では作者さんの描く展開と私が(私なら次はこう書くかな)と考えてた展開はかなり近いので
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/03(木) 14:29:50.06 ID:7pXNyk1nO
age忘れてた
大切な確認なので一応
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 18:34:30.81 ID:3l39IPV00
書いてくれるならええよ
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/03(木) 22:01:28.42 ID:Vki8EKZa0
さすがにまだ早計では?
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/03(木) 23:21:24.90 ID:5rR9qNvw0
書いてくれるんなら誰でもいい。ただクオリティが低かったら許さんぞ。
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/04(金) 02:56:31.59 ID:XFqTWsLP0
まだ待つべきだ
>>1からの返答か、もしくは完全に応答を得られないものと判じるまでは待て
ここへは彼が書く話を読みに来てるんだ
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/04(金) 04:10:36.67 ID:nxaqbsDZ0
出来ることなら>>1が書く話の続きを見たいさ
だから待つ
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/04(金) 11:18:40.89 ID:3K50OcfgO
俺はずっと待ってるぜ!
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2019/10/04(金) 11:31:15.11 ID:6boL1R0pO
ごめん、昨日「私が続きを〜」とカキコしたものなんだが、、、肯定気味のレスがチラホラ見られて困惑している。
あの書き込みは荒らしのつもりだったんだ。だって、スレ主以外の人間が続き書くなんて絶対に許されんだろ、、、逆に荒らされた気分だよ、なんなんだよ、、、。

まぁそれだけみんなこの物語の続きを待望しているということなんだろう。
スレ主、はよう帰ってけーへんかなぁ。
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/04(金) 12:37:48.36 ID:AEo1LzhkO
今俺らにできることはこのスレを落とさずにイッチの帰還を待つことのみ。逆に考えるんだ、結末が描かれるまでに何周も読めて最後の感動が増えると。   長文と臭い文書失礼しました。
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/04(金) 12:54:47.61 ID:AEo1LzhkO
ここまで面白いと思ったのは 勇者「ハーレム言うな」
シリーズぐらいなのでエタってほしくない
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/04(金) 18:51:27.34 ID:konhLqwa0
エタったのか
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/05(土) 00:04:44.10 ID:JpJCc0Ki0
2年以上書き込み無くても落ちやしないから保守は不要だぞ
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/05(土) 17:47:11.60 ID:X4rpYkT60
ここのルールでは、作者の最後の書き込みから2か月経過したらHTML化なんだから、ルールは守ろうぜ。
ってことで、11月になっても作者が出てこなかったら俺がこのスレのHTML化依頼するわ。
続きが出ないのにHTML化されないスレがあるのは、邪魔だしみんなの迷惑だからな。
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/05(土) 17:54:36.90 ID:BCOn7s6f0
いっそのこと、作者が、最後はこうなりますって2、3行程度で書いてくれればいい。
そうなるまでの過程は読者それぞれで脳内補完しよう。
ってことで作者さんよ、わざわざ文章にしなくていいので、ラストどうなるかだけ教えてくれ。
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/05(土) 18:15:14.18 ID:PecTd8zco
飽きたりしてエタっただけならいけるかもだが、不慮の事故やら時期的に災害やらでもう書き込めない可能性もあるんだよな
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/05(土) 18:27:22.84 ID:NMXRxkwr0
イッチや、昔あったみほ達が妊娠していくssよろしくダイジェストでもええんやぞ
あれも後半は作者病んどったし
とにかくエタられるよりマシや
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/05(土) 19:27:31.21 ID:mCbYFfBIo
HTML化ってルール上は存在してるけどかなり前から機能してなかったような
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/06(日) 01:14:55.41 ID:NIC27Fo9O
レス数がたくさん増えてて期待して開いたら雑談しかなかった時のやるせなさよ
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/07(月) 19:29:29.37 ID:6wiCdXfn0
>>469
マタニティ・ウォー!
ってタイトルのやつか あれも凄い引き込まれたなぁ

最後の書き込みからもう1ヶ月以上か・・・
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/09(水) 01:04:56.91 ID:KkgbIHON0
もーないなこれは
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/12(土) 03:21:47.75 ID:eUsUQExoO
きっとエリカは生きていたんだ
みほのキスで眠りから目覚めたエリカ
劇場版では短期転校らぶらぶゴッドフィンガーでアリス撃破でだいしゅき婚約発表
さようならさようならさようなら

無念
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/14(月) 21:59:23.94 ID:YZoLjObL0
>>474
1が復帰するまでそれで我慢するわ
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/17(木) 02:32:07.72 ID:nVfUwYdm0
ここまで必死になって追いかけたSSは初めてです。
誰かの模造品なんて要らないから本人の書く続きをいつまでも待ちます!
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/18(金) 17:06:28.63 ID:2noQKD4e0
あったのか
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/21(月) 23:00:00.69 ID:RXKpoks20
もう無理だ、あきらめよう
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/22(火) 01:14:56.38 ID:sUq3Fccz0
諦めないわ
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/23(水) 16:46:31.14 ID:0d2vS3iIo
もう無理そうだな
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 01:56:44.81 ID:KeYNgYk30
諦めたのなら黙って去れ
俺は待つ
482 :sage :2019/10/24(木) 03:27:28.32 ID:euZZgW5lO
割とマジでなにかあったとしか思えんのだが
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/24(木) 18:50:59.18 ID:RRWAb5rrO
>>1「私は、あなたたちに救われなかったから」
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/27(日) 08:46:55.94 ID:Zgn8l9PrO
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/27(日) 14:13:14.97 ID:Uy3nImH70
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/29(火) 20:32:16.07 ID:1pwji0O6O
御冥福を(ry
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 06:34:21.16 ID:G6qB4HZr0
黙れ
去れ
俺は待つ
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/30(水) 16:55:24.37 ID:BTS/2AYTO
お前も待つなら黙って待て
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/03(日) 03:31:07.59 ID:p5xZf7m00
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