【ミリマス】P「美奈子をお世話したい」

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1 : ◆OtiAGlay2E [sage]:2019/03/21(木) 07:33:42.36 ID:C/6yE4300



P「美奈子をお世話したい」

奈緒「なんやプロデューサーさん、いきなり」

P「普段俺は美奈子にお世話されっぱなしだ……」

P「お世話してくれること自体はうれしいんだけどな。飯もうまいし、助かるし」

P「だけどそれが美奈子の負担になってないかすごく心配だ。本人は大丈夫だとは言っているが……」

P「やっぱり不安だ。たまには俺が美奈子をお世話してあげて彼女の負担を減らしてあげたい」

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 07:35:01.99 ID:C/6yE4300

奈緒「確かにせやな。私もよく美奈子の世話になるしよーくわかるわ」

P「だから今日一日は逆に美奈子の世話をしようと思うんだ」

奈緒「ええんちゃいます?たまにはそういうときも必要ですよ」

美奈子「おはようございまーす!」

奈緒「おっさっそく来たで
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 07:35:58.93 ID:C/6yE4300

P「おはよう美奈子、今日は午前に撮影だったな。まだ時間あるから適当にくつろいでてくれ」 

美奈子「はい!……あっ、プロデューサーさん少し汗かいてませんか?はい、タオルどうぞ!」

P「ありがとうな」

美奈子「そうだ、お水もあるのでコップとってきますね!」

P「助かるよ、美奈子は気が利くなあ」

美奈子「えへへ♪困ったことがあったら何でも言ってくださいね!」

奈緒「ちょっと待たんかーい!!」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 07:37:07.84 ID:C/6yE4300

美奈子「どうしたの奈緒ちゃん?」

奈緒「いや、美奈子はええねん。プロデューサーさん。なんか忘れとるんとちゃいます?」

P「?」

奈緒「プロデューサーさんさっき言うとったやん、美奈子の世話にはならんって!」

P「……はっ!ついいつもの癖で……」

美奈子「どういうことですか?」

奈緒「プロデューサーさん、美奈子のお世話がしたいらしいで」

美奈子「えっ!」

P「まあ、これこれこういうことで―」

美奈子「―なるほど、そういうことですね」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 07:38:23.04 ID:C/6yE4300

P「そういうわけで、今日一日美奈子はお世話しなくても大丈夫だからな」

美奈子「大丈夫です!私、お世話がつらいって思ったことはないので」

P「でもなあ……」

美奈子「むう。プロデューサーさんは私のお世話されるの、嫌ですか?」

P「ぐっ……嫌ではないぞ!むしろ嬉しいくらいだが」

美奈子「なら問題ありませんね♪」

P「と、とにかく!今日一日お世話禁止!」

美奈子「う〜。いきなり言われても体がムズムズするよ〜」

奈緒「なんかちょっとかわいそうやな」

美奈子「奈緒ちゃん〜」

奈緒「まあ、美奈子が頑張りすぎやと思うのは私も同じやからな。たまには休んどき」

美奈子「そんなあ〜」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 07:39:21.30 ID:C/6yE4300


ーぐう。

P「……」

奈緒「……」

美奈子「……」ニヤッ

美奈子「プロデューサーさん、朝ご飯しっかり食べてきました?」

P「じ、じつは先方から電話がかかってきて食べてる暇がなかったんだ」

美奈子「ダメですよ?朝ご飯は元気の源なんですから、しっかり食べないと」

P「ごめんごめん。気を付けるよ」

美奈子「………」ニヤッ

美奈子「冷蔵庫に食材入ってますよね?そんなプロデューサーさんには、今から私が朝ご飯を用意してきちゃいます!」

P「おっ!ありがとう、助かるよ」

美奈子「それじゃあ、いまから早速作ってくるので楽しみにしててくださいね♪」

P「ああ、よろしく」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 07:39:52.93 ID:C/6yE4300

奈緒「プロデューサーさん?」ジトー

P「ん?なんだ、奈緒。そんな顔して……ああっ!!」

美奈子「わっほーい!何作ろうかなあ。チンジャオロースにホイコーロー、杏仁豆腐にゴマ団子……」

P「待て美奈子!朝飯だよな!?昼飯の献立の間違いだよな!?待ってくれ美奈子ー!」

奈緒「なにやってんねん、プロデューサーさん……」

P「いつもみたいに美奈子に朝飯をお願いしてしまった……」

奈緒「どんだけいつも美奈子頼ってんねん……」

P「仕方ないだろ。美奈子のメシ美味いんだから」

奈緒「それは否定せんけどな。このままやといつも通り美奈子に頼りっぱなしになりますよ?」

P「ああ。もう今日はこれ以上美奈子に頼らないさ」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 09:36:57.95 ID:EwKEsRMxO
午前

P「お疲れ様、撮影順調か?」

美奈子「お疲れ様です!順調ですよ!」

P(今日の午前の予定はCMの撮影だ。去年の夏に美奈子がイメーガールとして出たCMの監督が美奈子のことを気に入ってくれて、また美奈子のことを使ってくれた)

P「はい、これ差し入れ」

美奈子「わあ!ありがとうございます!」

P「まあ、いつも通りそこら辺のコンビニで買ってきた飲み物とおにぎりだけど」

美奈子「それでも嬉しいですよ♪」

P「それなら何よりだ」

スタッフ「765プロさーん」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 09:40:47.94 ID:EwKEsRMxO
P「スタッフさんだ、どうかしましたか?」

スタッフ「すみません、スタッフに一人体調不良の者が出てしまいまして、代わりの者もまだ到着しないので少しスケジュールが遅れることになります」

P「わかりました。また何かあったら知らせてください」

スタッフ「はい。本当に申し訳ありません」

美奈子「スタッフさん、大丈夫かなあ。プロデューサーさん、私も行ってきていいですか?」

P「美奈子はここで待っていてくれ、俺が行ってくる」

美奈子「でも、心配ですよ」

P「撮影が再開するまで体が冷えちゃいけないだろ?これは織って待っててくれ」

P(上着を美奈子に着せて俺はスタッフさんたちの元に向かった)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 10:25:47.06 ID:EwKEsRMxO

P「大丈夫ですか!」

スタッフ「あっ!765プロの」

P「容態はどうですか?」

スタッフ「それがちょっと酷くて……どうやら食べた弁当があたったみたいで……」

P「食中毒ですか……」

スタッフ「すみません、今後の予定のことで監督たちと一旦打ち合わせをしないといけないので少しの間見ていてもらえないでしょうか?

P「わかりました。ここは自分が見ておくので、スタッフさんは行ってきてください」

スタッフ「ありがとうございます。なるべくすぐ戻りますので!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 10:26:58.46 ID:EwKEsRMxO
P「……とはいったものの、どうするか」

「…う、うう……」

P「だ、大丈夫ですか!。……困ったな、何をどうすればいいのか。下手に動くと悪化させてしまいそうだし……」

「ううう……」

P「ど、どうすればいいんだ」

美奈子「プロデューサーさん!」

P「美奈子!?」

美奈子「やっぱり心配です。一人で待ってるなんてできません!それよりもスタッフさんの容態、どうですか?」

P「あ、ああ。弁当であたったらしいんだ。さっきから苦しそうにしてるんだけど……」

美奈子「食中毒ですね。とりあえずスタッフさんの体を横にしますね。吐き気、大丈夫ですか?お水持ってきてあるので飲んでください。」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 10:27:36.70 ID:EwKEsRMxO
「あ、ありがとう」

美奈子「水分補給が大切ですから、こまめに飲むようにしてください。プロデューサーさん、ほかのスタッフさんたちはどうですか?」

P「今後の予定のことで打ち合わせだそうだ」

美奈子「本当なら早く病院に行った方がいいんですけど、幸い症状は軽いみたいですし、皆さんが戻ってくるまではここで寝ていてくださいね」

スタッフ「765さん大丈夫ですかー!」

美奈子「あっ!スタッフさん戻ってきましたよ!」

P(そのあと、食中毒になったスタッフさんは無事に病院に連れていかれた。また美奈子に頼ってしまったが、美奈子の的確な処置がなかったら今頃どうなっていたのやら……)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 12:41:21.45 ID:EwKEsRMxO



奈緒「なるほどなあ。大変やったんやなあ」

P「全くだよ、美奈子がいなかったら今頃どうなっていたやら」

奈緒「で、また美奈子の世話になって撮影現場で美奈子のお世話作戦は失敗したと」

P「うっ……」

奈緒「まあ、今回は一大事やったからしゃーないけど、プロデューサーさん、どうすんねん。いつもと変わっとらんやん」

P「つ、次こそは必ず……」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 12:42:23.78 ID:EwKEsRMxO

P「つ、次こそは必ず……」

奈緒「ほんで?次は何するん?」

P「ちょうどお昼だからな、いつも料理を持ってきてくれる美奈子の代わりに料理してみようかなってさ」

奈緒「プロデューサーさん料理できるん?」

P「一人暮らしの男をなめるなよ?自炊は必須スキルだぞ?まあ、最近は忙しすぎて美奈子の手料理か外食かのどっちかだけど」

奈緒「外食は美奈子が聞いたら怒りそうやなあ。って自炊してないんかい!」

P「だから今回は助っ人に美奈子をお世話し隊三銃士を連れてきた」

奈緒「助っ人?」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/21(木) 13:00:11.18 ID:EwKEsRMxO

P「たまには美奈子さんにおなか一杯食べさせてあげたい。矢吹加奈」

可奈「美奈子さんの喜ぶ顔が見れるかな〜♪」

P「得意料理は目玉焼き。中谷育」

育「プロデューサーさん、準備終わったよ」

P「脱女子力焼きそば。高坂海美」

海美「美奈子先生喜んでくれるかなー!」

P「というわけで普段美奈子にお世話になってる三人を連れてきた、いまから四人で昼飯を作る。可奈はやればできる子だし、育はお母さんと一緒に料理の練習をしている。海美は美奈子直々に料理を教わってるし完璧な布陣だ」

奈緒「一人めちゃくちゃ心配なのがおんねんけど……」
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