【艦これ】提督「名は?」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 07:17:09.86 ID:Bpd5pC9CO
乙!
103 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:13:05.68 ID:njaH5Qm90


・・・


『客間⇒廊下』


「……」


ムクリ


「(…私自身を否定するな…)」


「(…そうですよね…私自身を否定する事は、つまり…あの人を…)」


「(……駄目ですね。一度、海風にでも当たってこようかしら…)」


ガチャ


「(あら、廊下ってこんなに暗いんですね…)」


「(まぁ、外に出るだけなら…)」


・・・


『吹雪、電、五月雨の部屋』



電「──雪───い」


吹雪「ん……んん…」


電「吹雪さん、起きてくださいなのです」


ユサユサ


吹雪「ん、んん…?どしたの…?」

104 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:14:56.80 ID:njaH5Qm90


電「あ、あの…えっと…」


吹雪「…?」


電「その…」


モジモジ


吹雪「……あ、わかった。トイレだね?」


電「は、はい…そうなのです…」


吹雪「でも、私も廊下出るの…怖いなぁ…」


電「1人はもっと怖いのです…」


吹雪「だよね。これは五月雨ちゃんも道ずれに…なーんて」


五月雨「んにゃ…むにゃ…zzZ」


電「了解なのです」


吹雪「え」
105 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:16:34.97 ID:njaH5Qm90


電「起きて下さいなのです、五月雨さん」


ユサユサユサユサユサユサ ユサユサユサユサユサユサ


五月雨「んぅわわわわわななななな何事ですかかかかか」


吹雪「電ちゃんストップ、五月雨ちゃんの頭がもげちゃう」


電「はわわ…」


五月雨「うぇぇ……?一体……何が…あったんですかぁ…?」


電「ごめんなさい、五月雨さん。あの…おトイレに…一緒に来て欲しいのです……」


五月雨「あぁ…なるほどぉ……良いですよぉ…」


吹雪「よしっ、皆で行けば怖くないね♪」


・・・


『廊下 トイレ前』


電「すみません、お待たせしたのです」


吹雪「ううん、いいよ〜」


五月雨「困った時は助け合い、ですからね」

106 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:17:26.75 ID:njaH5Qm90


電「ありがとうございます〜」


吹雪「じゃあ後は帰ってオフトゥーンに潜るだけだね」


ペタ…ペタ… ペタ…ペタ…


3人「!?」


吹雪「な、何…?今の音…?」


電「あ、足音…なのです…?」


五月雨「こ、こんな時間に…!?」


吹雪「やだ、怖い…!」


電「はわわ…このままでは食べられてしまうのです…!」


五月雨「え…!?食べられるんですか…!?」


ペタ…ペタ… ペタ…ペタ…


吹雪「こっちに来る…!!」


五月雨「う、後ろっ──!!」


「あら、貴女たt──」


3人「イヤァーーーーッ!!!!」


「!?」


ヘナヘナ ペタン バターン!


電「こ、腰が…」

107 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:18:16.13 ID:njaH5Qm90


吹雪「あ、貴女…でしたか…!」


「あ、あの…大丈夫ですか…?ごめんなさい、急に声を掛けてしまって…」


五月雨「……」


吹雪「し、しんでる…」


・・・


『吹雪、電、五月雨 寝室』



ガチャ


「着きましたよ。お二人共、もう服を離しても大丈夫ですよ」


電「あ、ありがとうございます…」


吹雪「ごめんなさい、部屋まで来てもらっちゃって…」


「いえいえ、私のせいですし。これくらいは」


吹雪「ありがとうございます。あ、そろそろ五月雨ちゃんを降ろしても大丈夫ですよ」


「あ、はい。では──」

108 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:19:35.84 ID:njaH5Qm90


五月雨「んん…」


グイー


「えっ」


バターン!


「いたた……」


電「ふふふふ…」


吹雪「あははは……とりゃっ」


ダキッ


「えっ?」


電「電も失礼するのです」


ギュッ


「あ、あなた達…?」


吹雪「今日は一緒に寝ましょう!ね!」


「えっ」


電「一緒に寝て欲しいのです〜」


「あ…」


五月雨「むにゃむにゃ……zzZ」


「……ふふ、わかりました。一緒に寝ましょうか」


吹雪「やったー♪」


電「嬉しいのです♪」


・・・


吹雪「…zzZ」


電「吹雪さん…zzZ」


「(……この娘達は…ひとたび海の上に立てば、逞しく、勇ましい。なのに、こんなにも可愛らしい一面もある……凄い娘達ですね…)」


「(…私にも、力があれば…)」


「(…良かったのに…)」


「…zzZ」


109 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:21:02.49 ID:njaH5Qm90


______________________________




『??』




『(……あ…ここは…また…)』


『(…暗い海の中…)』


『(…これは何なのでしょう…)』


『(……!あの光は…)』


ブワァァ…


『…また…という事は…』


『(やっぱり、あの人…赤城さんが居る…)』


スタ スタ スタ


『赤城さん』


赤城『あら?……ふふ、また来たんですね』


『また来てしまいました……あっ』

110 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:21:44.82 ID:njaH5Qm90


『あ、あの、赤城さん……?傷だらけ…』


赤城『ええ。でも、問題ありません。私に痛みは無いですから。この艦が弱ると、私に変化が表れるみたいですね』


『そう…何ですか…?無理はしないで下さい…』


赤城『ふふ……何だか貴女に気遣われるのは……不思議な気分ですね』


『あ……ごめんなさい…』


赤城『謝る事ではないですよ、貴女は何も悪くありませんからね』


赤城『あら、次が発艦するみたいです。良かったら貴女も見ていてね』


『え…?あ、はい…』


・・・


赤城『勝利しました』


『凄い…ですね、お疲れ様です』


『ありがとうございます。貴女も今日は長く居てくれるみたいですね』
111 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/08(金) 20:22:55.63 ID:njaH5Qm90


『そう…ですね。私もよくわからなくて…急に居なくなったら、ごめんなさい』


赤城『はい、大丈夫ですよ。では、良い機会なので少しお話でもしませんか?…帰港までは退屈なんですよ』


『退屈って……ふふふ…はい、是非お願いします』


赤城『ありがとうございます♪では、何から話しましょうか…──』


・・・


赤城『……なるほど。要するに、貴女は先の未来から…来たみたいですね』


『はい。……あの』


赤城『はい、何ですか?』


『気にならないのですか…?その…』


赤城『戦争の結末……或いは、私の最後…ですか?』


『はい、その通りです』


赤城『気にならない、と言えば嘘になります。でも…わかった事もあるので、聞かなくても大丈夫ですよ』


『わかった事…?』


赤城『ふふ…内緒です♪……それにしても、不思議な事が起こるものですね。貴女は何故ここに居るのか、わかりますか?』


『えっと…多分私が忘れた、大事な物がここにあると……提督が仰ってました』

112 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/08(金) 20:23:30.72 ID:njaH5Qm90
ここまで!
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/08(金) 20:30:06.16 ID:wLqaVcODo
おつ!
114 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/09(土) 21:42:00.60 ID:crGY6G+bO


赤城『こんな所に忘れ物ですか……具体的には?』


『記憶…?ですね』


赤城『あら…それはまた、大層な物をお忘れになったんですね』


『赤城さんと話せば思い出すみたいなんですが……』


赤城『そうなんですか。じゃあ、もっとお話しないといけませんね』


『はい、お願いします』


赤城『と言っても質問ばかりですけどね。……そういえば、貴女が戦っている相手は…えーと…?』


『深海棲艦ですか?』


赤城『あ、それです。その深海棲艦と戦った事は?』


『…いいえ、深海棲艦とはまだ…』


赤城『あら、そうなんですね?』


『…でも、今の私には戦えないです』


赤城『…?力不足という事ですか?』


『はい、その通りです』

115 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/09(土) 21:42:39.05 ID:crGY6G+bO


赤城『あら…そうなんですか』


『はい…』


赤城『…うーん…』


赤城『……ちょっと良いかしら』


(立ち上がる)


『はい…?』


赤城『貴女の世界では、軍艦ではなく貴女自身が戦うんでしたよね』


『はい、そうですが…』


赤城『それに零式、九九、九七も、あるのですよね』


『え?……はい、資料にはありましたが』


赤城『なら、私が貴女に戦い方を教えてあげましょう』


『えっ?戦い方…ですか?……わかるんですか?』

116 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/09(土) 21:45:40.25 ID:crGY6G+bO


赤城『ええ、私に任せて下さい。先程、貴女は力不足と申し上げましたが、そんな事ないです。貴女は、充分に強いですよ』


『な、何を…』


赤城『貴女には守れるだけの力がある。足りないのは根底となる信念、気概、決意、覚悟。皆の為に戦いたい、それも良いでしょう。ただ、それだけでは届きません』


『……』


赤城『貴女にもありますよ、間違いなく。……その弓が飾りではないのなら、手に取って下さい』


『…!(いつの間にそばに…)』


『…………』


『…私にも、戦えるんでしょうか』


赤城『大丈夫。貴女だからこそ、戦えるのです』


『……』


カチャ


『…お願いします。赤城さん』

117 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/09(土) 21:47:43.97 ID:crGY6G+bO


赤城『ふふ、良い顔になりましたね』


『何だか赤城さんに言われると…本当に出来る気がしてきますね』


赤城『そんなの、当然ですよ』


『…そうなんですか?』


赤城『ええ。だって、貴女は私じゃないですか』


『あ…』


赤城『私に出来る事が貴女に出来ないなんて…それこそ、道理に反します』


『赤城さん……』


『……私、頑張ります』


赤城『はい、期待していますよ』




赤城『(…私の前に…貴女が現れたのは、きっと偶然なんかじゃない…)』


赤城『(そう、これは然るべき必然であり、私に与えられた使命は…彼女に…』


赤城『(……まだ早い。時が来たら…きっと私は、貴女に託すでしょう…)』




赤城『(何だか楽しくなってきました。ふふふ、本当に……不思議な事が起こるものですね)』



118 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/09(土) 21:48:20.17 ID:crGY6G+bO




・・・



『吹雪、電、五月雨の部屋』



「……!」


「朝…ですか」


「(ん…動けな……あ)」


「(そうでした……一緒に寝てたんでしたね)」


「……っと…解いて…」


ゴソゴソ ムクリ


「…………ふぅ」


「(…大丈夫、ちゃんと覚えてる)」


「……変われる」


グッ(拳を握る)


「……私にも、戦える」


119 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/09(土) 21:49:07.03 ID:crGY6G+bO
ここまで
他所様の所で盛大に誤爆したのが物凄く恥ずかしい
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 21:54:28.64 ID:Uc6LcHwGo
おつ
誤爆なんで皆十回くらいしてるんだから気にしないで?
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 01:09:02.70 ID:S2YZNwGOo
おっつおっつ
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/10(日) 23:02:10.48 ID:+3ncx7VK0
もう半分過ぎちゃったのか……
123 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 08:50:14.52 ID:K36cij2J0



______________________________



『執務室』



ドンドン!


提督「……入れ」


ガチャ


利根「失礼する。……って何じゃ〜、その顔は」


球磨「お邪魔するクマ〜」


提督「お前くらいだよ、ノックじゃなくて叩く奴。摩耶でさえノックすんぞ」


球磨「ほら、怒られたクマ」


利根「コンコンは誰かで、ドンドンは吾輩。すぐに吾輩と理解出来て、良いではないか」


提督「いらねぇよ、そんな情報」


コンコン


提督「おう、入れ」


「ただいま戻りました。…あら、利根さん、球磨さん。こんにちは」


利根「おー!お主か!」


球磨「こんにちはクマー」


利根「調子はどうじゃ?」


「…利根さんのおかげです」


提督「ん?お前なんかしたのか?」


利根「くっくっく…秘密じゃ」


「はい、秘密です♪」


提督「何だよ…」


球磨「って、雑談しに来た訳じゃないクマ。出す物出してご飯行くクマ」


利根「む!そうじゃったな!」


ドンッ


提督「ん……へぇ、大湊からか」

124 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 08:51:10.61 ID:K36cij2J0


利根「うむ」


提督「了解。返事は明日出しとく」


利根「うむ。では球磨よ!行こうではないか!」


球磨「ばいばいクマ〜」


「あ、あの…!お話があります!」


提督「ん?」


球磨「クマ?」


利根「お、なんじゃ?」


「お話というか…お願いがあります」


球磨「ん、んん〜…球磨は聞いても良いのかクマ?」


「勿論、大丈夫です」


提督「…で?」


「はい。……私を、秘書艦から外して下さい」


提督「…何だと…?」


利根「…ほう」


「……」

125 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 08:52:43.57 ID:K36cij2J0


「……」


提督「(…訓練の件が大分効いてるのか…?まさか秘書艦まで辞めるとは)」


利根「……」


利根「…了承した。後は吾輩に任せておくがよい」


球磨「クマ!?」


提督「おい、何を勝手に──!」


利根「良いのじゃ」


ジッ


提督「…!」


利根「良いな」


提督「(……何か気付いたのか…?)」


「……」


提督「……ったく…仕方ねぇな」

126 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 08:53:19.96 ID:K36cij2J0


「ありがとうございます…」


ペコ


提督「いいって。急な変更だ、他の奴らには…球磨、頼んだぞ」


球磨「え〜!球磨は雑用係じゃないクマ!」


提督「2連休とらせてやる」


球磨「任せておけクマ」


利根「ふはは!欲に忠実じゃな球磨は」


「ふふふ…では、私はこれで。失礼します」


提督「おう」


ガチャ パタン


球磨「……良かったのかクマ?」


提督「さあな…そこの馬鹿に聞いてくれ」


利根「馬鹿とはなんじゃ馬鹿とは」


提督「愛故の表現だな」


球磨「ブッ!」


利根「オゲェー!お主に似合わない言葉じゃのぅー!」


提督「うるせ。……で、話せよ。何で了承した」


利根「はぁ〜…察しが悪いのぅ」


提督「何?」
127 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 08:53:55.69 ID:K36cij2J0


利根「前にも言ったであろう、乙女の詮索をする男はモテないと」


提督「……」


利根「ぅぉほほ!すまんかった!そんな睨むでない!」


球磨「ちゃんと話した方が身の為クマ」


利根「うむ、そうみたいじゃな…」


利根「コホン……あやつは吾輩達の為に戦いといっおったな?」


提督「ああ」


利根「じゃが、それも叶わず自信を無くしてしまったの。そんなあやつに残った、己が役に立つ事といえば?」


球磨「……ん〜?」

128 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 08:54:48.97 ID:K36cij2J0


提督「…秘書艦か」


利根「その通り。今自分に出来る事を理解した上で、秘書艦をやめたいと言い出した。ショックから投げ出した、と思うのも仕方ないがの」


利根「じゃがの〜あやつはそんな無責任な事をする様な奴ではない。何か思惑があるのが道理」


利根「だからの…吾輩は手を貸すだけじゃ。それが良い女の務めというものじゃ」


提督「……お前、結構考えてるんだな」


利根「乙女心は吾輩に任せておけ。なーんての」


提督「ああ、信じるよ。お前も、あいつも」


利根「うむ、それが良い」


球磨「利根ってたまに真面目クマ」


提督「だよな〜」


ポン ワシャワシャ


球磨「うぁぁ〜!頭わしゃわしゃしないでほしいクマー!」

129 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 08:56:10.63 ID:K36cij2J0


利根「……今更なんじゃが…」


提督「ん?」


利根「お主、球磨には妙にベタベタするのう」


提督「……は?そんな事はないが…」


球磨「嘘つくなクマー!頭わしゃわしゃするし、たまに抱っこするし、たまに膝の上に座らせたりしてるクマー!!」


利根「お主…」


提督「おい待て、利根。事実だが落ち着け、引いてんじゃねぇ」


利根「いくら艦娘とはいえ…セクハラじゃぞ」


提督「ぐっ…!」


球磨「そうだクマ!」


利根「全くお主という奴は……」


利根「そのくらいなら……わ、吾輩にする分には…構わんのにのぅ〜……?」




提督「いや、それは無理」




利根「なっ!?き、貴様コラー!!それはどういう意味じゃァァァ!!」




・・・



『弓道場』



「(見つけた…広い敷地の端にある、使われていない弓道場…)」


ガラララ…


「(まぁ…誰も居るはずもなく…)」


「(…使われた様子も無いからか、中も綺麗ですね)」


「(ここでなら、存分に鍛錬が出来ますね)」



「(…頑張らなきゃ…)」

130 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/11(月) 09:01:28.61 ID:K36cij2J0
ここまで
遅くなりました
大まかな流れが出来ていても、繋げられない事件
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 19:29:16.69 ID:/6UNSvgFo
おつおつ
クマーと利根はーうんカテゴリちょっとちがうかなーって
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 20:45:22.53 ID:0yVHLY1C0
球磨はマスコットだから・・・
133 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 21:06:10.04 ID:5fddIL6AO



______________________________



数日後



『工廠』



ガシャコーン ガシャンガシャン


提督「明石ー、居るかー?」


明石「はーい、居ますよー」


吹雪「こんばんはー司令官」


電「こんばんはなのです」


漣「ども!ご主人様!」


天龍「よう」


摩耶「何だよ、こんな時間に?」


提督「お前ら…揃いも揃って何してんだよ」


天龍「遠征から帰ってきたついでに、明石に艤装見てもらってんだよ」


提督「なるほどな。じゃあ、摩耶は何で居んだ?」


摩耶「アタシはただの付き添い」


提督「暇か」


摩耶「暇じゃね……天龍に捕まったんだよ」


提督「お前らって、いつもつるんでるのな」


134 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 21:06:40.56 ID:5fddIL6AO


天龍「まぁな。なんつーか摩耶とは気が合うし」


摩耶「だよなー!」


提督「(類は友を呼ぶ…)」


明石「それで、提督は何用で?」


提督「ああ。あの件の事だが、本部から認可が下りた。改装案と認可書、渡しておくぞ」


明石「あら、下りたんですね。良かった良かった」


吹雪「改装案?誰か改造するんですか?」


提督「おう」


天龍「オレか!?」


提督「残念」


天龍「んだよー!」


電「どなたなんでしょうか…」


提督「摩耶だ」


天龍「何だと!?」


摩耶「へぇ……えっ」


吹雪「摩耶さんが改造ですか!」

135 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 21:07:18.73 ID:5fddIL6AO


漣「マジですか!漣にも改装案見せて下さ〜い!」


明石「多分…漣ちゃんが見てもわからないと思うけど」


漣「そんな!?」


摩耶「ま、マジか…アタシか」


提督「言ったろ。お前には重要な役割を任せるって」


摩耶「そ、そっか。へへ…改造か」


天龍「良いなぁ。オレも強くなりてぇ」


提督「そのうちな」


天龍「マジか!やったぜ!」


電「このタイミングで改造するのは…やっぱり次の未開拓海域の為なのですか?」


提督「その通り。摩耶の力が必要になる」


摩耶「アタシが必要…」


吹雪「ま、摩耶さん…?」


摩耶「はは…ははは…あははは!改造だか何だか知らねーが、アタシに任せておきな!この摩耶様が艦隊を引っ張ってやる!」

136 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 21:07:55.02 ID:5fddIL6AO


吹雪「おめでとうございます、摩耶さん」


電「おめでとうなのです」


パチパチ


提督「期待してるぞ」


摩耶「おう!」


明石「とりあえず改造の件は了解しました。作戦はいつですか?」


提督「まだ未定だな。近いうち作戦会議は行う予定で、決まったら連絡する」


明石「わかりました」


漣「あのあの、1つ聞いても良いですか?ご主人様」


提督「ん?」


漣「改造って…どういった感じなんですか?」


提督「あー…」


吹雪「確かにここでは初めてだもんね、気になる…」


電「妖精さん…でしょうか」


提督「半分正解だな」


天龍「残りの半分は?」
137 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 21:08:27.47 ID:5fddIL6AO


明石「えっへん」


摩耶「あん?明石?」


明石「何の為に私が居ると思ってるんですか。この改装案とは、改造後の貴女達に合わせる艤装の事です」


明石「ここで作れるのは私だけですからね。身体の変化は妖精さんにお任せです」


摩耶「へぇ、なるほどな」


天龍「明石もちゃんと仕事するんだな」


明石「ちょ、失礼な!提督も何か言ってくださいよ!」


提督「そうだぞ、こう見えてガラクタを作る天才なんだ」


明石「それ擁護になってないんですけど!?」


吹雪「あははは。そういえば建造はしないんですか?艦娘が増えればもっと色々出来ると思うんですけど」


提督「そうしたいのは山々なんだが、中々上手く行かなくてな。これでも明石には建造の許可は出してあるんだ」


電「そうなのですか?」


明石「ええ。でも、許可される資源にも限度がありますし、毎日とはいかないんですけどね。一度に使う量も結構な量ですし」


漣「同じ艦娘が生まれたりはするんですか?」


提督「今のところ前例はない。恐らく軍艦一隻に対し1人だな」


摩耶「ん?……じゃあ、本当は建造出来てるのに、どっか他所で建造されてると、うちでは建造出来ないって事か?」


提督「まぁ、そうなるな」


天龍「あいつの場合は、どうなるんだ?」


提督「あいつ?」
138 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/11(月) 21:08:58.08 ID:5fddIL6AO


天龍「ほら、新人だよ。あいつは流れ着いただろ?」


提督「…確かにな。だが、存在する以上あいつも建造は出来なさそうだが」


天龍「やっぱそうか」


明石「ですが、艦娘はまだ未知なる事が多いです。これから先、同一人物なんてのも生まれる可能性は十分にありますよ」


提督「おめーらみたいなのが何人も居たら大変だな」


摩耶「何でこっち見てんだよ!」


天龍「オレが増えたら百人力だぜ!?」


提督「うるさいって意味で大変なんだよ」


天龍「だとコラー!」


明石「あはは。では、摩耶さんの改造は後にするとして、私は先に艤装に取り掛かっちゃいますね」


提督「ああ、頼む」


摩耶「頼むぜ!なんてったってアタシの何だからな!」


明石「はいはい、明石にお任せですよ〜♪」

139 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/11(月) 21:10:39.18 ID:5fddIL6AO
ここまで
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/11(月) 23:29:35.73 ID:/6UNSvgFo
おつ)
141 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/13(水) 22:53:21.85 ID:+R8s/8EbO


______________________________






『会議室』



ガチャ


提督「よう、揃ってるか?」


利根「居るぞ」


「どうも」


叢雲「時間ギリギリね」


提督「悪い。じゃあ早速だが始めるぞ」


利根「久しぶりじゃのう、新海域なんぞ」


提督「だな。これを見てくれ」


ピッ


「地図…ですか」


提督「俺達の呉鎮守府は、四国を抜けて南太平洋、トンガに棲みついている深海棲艦の駆逐が今回の任務だ」


ピッ


叢雲「…島が沢山あるわね」

142 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/13(水) 22:53:57.07 ID:+R8s/8EbO


提督「目星は本部の斥候からの情報で大体付いている。トンガで深海棲艦率いてるのはヲ級だそうだ」


「ヲ級……正規空母ですね」


利根「何じゃ。姫級でもなしにヲ級?……相手にならんじゃろ」


提督「正確には確認出来ていないらしい。深海棲艦を率いてる事から、恐らくflagship級だろう」


「…!」


叢雲「厄介ね……以前に戦った事があるけど、あの時は運が良かっただけ…辛勝だったわ」


「資料でしかみてませんが…強力な相手みたいですね」


利根「摩耶の奴が無駄に器用じゃからの。対空への迎撃は問題ないが、制空権が取れん」


提督「ああ。だから制空権が取れない以上、敵本陣に向かうのは俺達ではない」

143 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/13(水) 22:54:59.47 ID:+R8s/8EbO


叢雲「…どういう事?」


利根「うむ?」


提督「すぐに説明する。それで、斥候が敵本陣までに確認、交戦した深海棲艦の数は約30」


利根「ほぉ…結構居るの〜」


叢雲「島が多い分、未確認のも含めると…」


「…包囲される可能性がありますね」


提督「そうだ。あいつらは知能は無いが、大将を守る習性がある。直接本陣に攻め入るなら包囲は必至」


利根「そうなると…吾輩達では手に負えんのではないか?」


提督「その通り。さっきの問いの答えは、今回の作戦では横須賀との協同任務だ」


叢雲「へぇ、横須賀と」


提督「敵本陣に乗り込むのは、横須賀の第一主力艦隊だ」


利根「ついにお目にかかれるのう…横須賀の秘蔵っ子」


「秘蔵っ子?」


叢雲「横須賀鎮守府、第一主力艦隊旗艦、大和」


「あっ、戦艦の大和さん…」


利根「これがまた馬鹿みたいに強いんじゃ。うちにも来んかの〜」


提督「馬鹿言え。あんなの横須賀くらいしか運用出来ねぇよ」


144 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/13(水) 22:57:30.35 ID:+R8s/8EbO
ここまで
亀進行になってきたので、1レス分が出来次第ポイポイ投下します
145 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/14(木) 00:13:36.90 ID:lds9j6aAO


「そうなんですか?」


提督「ああ。お前らの弾薬、身体の補修には資源を使うんだ。大和が大破なんてしたらお前…とんでもないぞ」


「そ、そうなんですか…」


提督「うちも今は期間が空いた事もあって資源はあるが、大型を運用するにはまだ艦娘が足りねぇな」


叢雲「ほら、余談はそこまでにしなさい。それで、作戦はどうなってるの?」


提督「ああ、本陣へは横須賀の第一主力艦隊。俺達は本島を回って本陣へと接近する深海棲艦の撃墜が主な仕事だ」


「ですが、それだと反対側は…」


提督「大丈夫だ。反対側は横須賀の第二艦隊が担当する」


叢雲「あら、随分と大盤振る舞いね」


利根「吾輩達の任務というか、ただのお手伝いじゃな」


提督「任務には変わりない。本島の裏で第二艦隊を確認次第、旋回して本陣へと向かった第一艦隊を援護。目は任せたぞ、利根」


利根「うむ、吾輩の零水偵に任せておけ」

146 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/14(木) 02:32:20.88 ID:+o3+ffNJ0


提督「次に編成だ。当作戦は──」


ピッ


──第一艦隊──

『旗艦』
利根


『随伴艦』
摩耶
球磨
川内


──第二水雷戦隊──

『旗艦』
天龍

『随伴艦』
叢雲
五月雨
吹雪



提督「以上だ」


利根「うむ、了解した」


叢雲「あら、全員出撃なんて久しぶりね」


「……」


提督「(…本当はこいつを入れたい所だが、今回は仕方ないな)」


提督「わかってると思うが、戦場では何が起こるかわからん。無理はするなよ」


利根「言われんでも承知しておる。吾輩達が消えたらお主が泣いてしまうからのう」


提督「……」


利根「はっ!冗談じゃ!」

147 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/14(木) 02:37:33.39 ID:+o3+ffNJ0


叢雲「大丈夫よ、無理はしない」


提督「ああ。あと戦場での戦術は基本任せるが。んー…仮想敵で何通りか立ててみるか」


利根「じゃな。覚えて損は無いからの」


叢雲「天龍が覚えてくれれば私も楽なのに…全く」


提督「そう言うな。それと…」


提督「…お前も」


「えっ」


提督「お前も、意見出してみろ。お前の考え、思った事、お前にしか見えない線もあるからな。何でも良いから聞かせてくれ」


「…はい、わかりました」


提督「おう。じゃあまずは───」


・・・


利根「……」


叢雲「ちょっと…多くない?」


「あ、あはは…」


提督「(意見を出してみろとは言ったが…見落としそうな部分までちゃんと見ている…)」


提督「…やるな。やっぱお前を選んで正解だったよ」


「あ、いえ…ははは…」


提督「んじゃあ会議は終わりだ。利根は執務室、叢雲は他の奴らと合流しろ」


利根「うむ、了解じゃ」


叢雲「わかったわ」

148 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/14(木) 02:43:38.19 ID:+o3+ffNJ0
今日はここまで
折り返したと思ってたら折り返してないかもしれない
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 05:22:38.77 ID:A05tMAqSO
乙!
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/14(木) 05:41:58.25 ID:oOuyYs3ko
おつなのーね
151 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/16(土) 03:27:11.92 ID:EScHrwxzO


______________________________




『敷地内巡察』



五月雨「ふんふふん♪」


ピョンピョン


提督「転ぶなよ」


スタスタ


五月雨「だ、大丈夫ですよ!それにしても、ホントに広いですねぇ〜!」


提督「だろ。ここで生活してても、この広さには慣れない」


五月雨「いつもお疲れ様です。そういえば利根さん達…頑張ってるかなぁ〜」


提督「第一艦隊のミーティングとか言いつつ、遊んでるだろうがな。まぁたまには良いだろう」


五月雨「あはは。あ、そういえば次の作戦地域は…トンガでしたっけ?」

152 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/16(土) 03:27:44.54 ID:EScHrwxzO


提督「そうだ。まぁ手伝いみたいなもんだが、戦闘する事には変わりない。お前らの雷撃にも期待してるぞ」


五月雨「えへへ…はいっ!お任せ下さいっ!」


スタスタ


提督「よし、ここで左右に別れる。西側をさっき教えた通りに見てくれれば良い。反対側まで行ったら玄関から執務室に戻ってくれ」


「はーーい!」


・・・


スタスタ


提督「(…この後は…明石の様子を見に行くか)」


スコンッ


提督「(ん?なんの音だ?)」


提督「(今の音はどこから…)」


スコンッ


提督「(…使われてない弓道場から聞こえるな。誰か居るのか?)」


スタスタ


提督「(不審者だったら取り押さえてやるが…)」

153 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/16(土) 03:28:48.67 ID:EScHrwxzO


提督「(そーっと…)」


ガラ…


提督「(…お)」


「……」


提督「(あいつ…こんな所に居たのか)」


「……ふー…」


パシュッ


スコンッ


「……よし」


提督「(あん時とは顔つきが違うな…まるで別人)」


提督「(利根の言う通り……あいつはあいつなりに、何かやろうとしている)」


提督「(俺は…その時が来るのを黙って待つのみ、か)」


提督「(…頑張れよ)」


パタン


「……?」


「(誰か…居た?)」


フルフル


「(気のせい、ですね)」


「(…ひと休みしたら再開しなきゃ)」

154 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/16(土) 03:29:35.72 ID:EScHrwxzO
ここまで
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 06:46:35.66 ID:b/w0V1i8o
おつ
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/25(月) 21:53:25.96 ID:KMyQA7Hj0
一週間たったが忙しいのかな?無理せず続けてほしい
157 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/27(水) 09:46:31.45 ID:+GvEWa0wO


______________________________



翌日



『演習場』



提督「(…悪くない)」


提督「(気だるそうな川内も良い動きだ。こいつに関しては、夜が異常過ぎるだけか…)」


提督「(最終調整は、大湊から来た演習の申し出だな)」


「提督」


提督「ん?…おう、お前か」


「こんにちは。ひとつ、お願いがあるのですが」


提督「(…来たな)」


提督「艤装は?」


「えっ?」


提督「言わなくてもお前の…その顔見りゃわかる」


「提督…」


提督「見せてみろよ、鍛錬の成果」


158 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/27(水) 09:47:07.45 ID:+GvEWa0wO


「…!知っていたのですか…?」


提督「まぁ…たまたまな」


「ふふ…ありがとうございます」



・・・



利根「む?…お主ら、あそこを見てみよ」


摩耶「あん?……おっ」


川内「おー、あの人だねぇ」


球磨「何だか雰囲気が違うクマ」


川内「私、今日も膝枕して貰ったよ」


叢雲「あんたいつの間にそんな…」


川内「気持ちよくてさ〜つい、ね」


叢雲「聞いてないわよ!」


摩耶「へっ…今度こそ、お手並み拝見だな」


利根「(くくく…随分と研鑽を積んで来たようじゃな。これは楽しみじゃ)」


・・・


ザー…


「……」


「(…集中…)」

159 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/27(水) 09:47:40.22 ID:+GvEWa0wO


「(…赤城さんに教わった事…)」


「(…鍛錬を、無駄にしない為に…)」


「…行きます!」


チャキッ


「…ふー……」


グググ…


パシュッ


「(…よし!)」




提督「(ここまでは前と同じだ。さぁ、変わったお前を見せてみろ)」




「(皆さん…見ていて下さい。私にも戦える事を、証明します!)」


「第一次攻撃隊!発艦して下さい!」


ブシャァ!(矢が炸裂)


ブロロロロロロ…
ブロロロロロロ…




提督「(…!)」


利根「やりおった!」


川内「おー!発艦してるよあの人!」

160 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/27(水) 09:48:44.98 ID:+GvEWa0wO


叢雲「出来るのが当然なんだけど……良かったわね」




ドゥルルルルルル!


ガガガガガ!




摩耶「あれ…全弾命中じゃね?」


球磨「すご……恐ろしい精度クマ」




「…………ふぅ」


グッ


「(…やった…)」


・・・


ザー… ザッ


「ありがとうございました、提督」


提督「おう。やってくれたな」


「あ、あの…それで、その…私も」


提督「……明日からお前も艦隊に入れる。宜しく頼むぞ」


「…!はいっ!お願いしますっ!」

161 : ◆oVd3xukI6g [saga]:2019/03/27(水) 09:50:59.37 ID:+GvEWa0wO


摩耶「やるじゃねーかおい!」


バシンッ!(背中)


「痛たーっ!」


利根「見事じゃったぞお主ー!」


ペシーンッ(お尻)


「ひゃんっ!」


球磨「お疲れクマ」


ポンポン(背中)


「く、球磨さん…」


叢雲「凄かった、期待してるわよ」


ポンポン(肩)


「叢雲さん…」


川内「ねぇねぇ、また後で膝枕して〜」


「川内さん…ふふふ、喜んで」


提督「おうおう、人気者じゃねぇか」


「あ、あはは…」


提督「という訳で、明日からお前もスケジュールに組み込む。近海の哨戒中には度々、少数ではあるが深海棲艦が入り込む。哨戒に参加し、お前は戦わずに索敵に専念しろ」


「索敵…ですか。はい、やってみます」


提督「ああ。じゃ、今日から空の目は……お前だ」


「空の…!……はいっ!」

162 : ◆oVd3xukI6g [sage]:2019/03/27(水) 09:55:04.46 ID:+GvEWa0wO
ここまで
少しずつ進めます
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 10:49:58.20 ID:VQ9XRnSRo
おつー
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/27(水) 15:36:16.02 ID:VlBnDLkY0
乙!
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/29(金) 00:32:05.30 ID:xjtSG0VQo
おっつ
104.81 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)