モバP「ナチュラル同棲佐久間まゆ」

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1 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:04:57.87 ID:E8QgPEjz0
モバP「はぁ〜さみさみ....」

モバP「今日ももうこんな時間か」カチャカチャ

モバP「ゆっくり風呂にでも浸かってさっさと寝よ」

ガチャリ

まゆ「おかえりなさい、Pさん」ペコ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1550592297
2 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:05:42.13 ID:E8QgPEjz0
モバP「おぉ、ただいま」

モバP「どうした?そんなところで」

まゆ「はい、Pさんを早く出迎えたくて待ってました」ニコ

モバP「その気持ちは嬉しいんだが」

モバP「外に一番近い玄関の床の上で待ってると風邪ひくぞ」

まゆ「で、でもPさんを....」

モバP「お前はアイドルなんだからさ、体調管理も仕事のうちだ」メッ

まゆ「まゆはPさんさえよければいつでもアイドルを

モバP「すみませーん、まゆがどいてくれないと部屋に入れないんですけどー」

まゆ「あ、ごめんなさい」スッ
3 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:06:24.62 ID:E8QgPEjz0
モバP「じゃあ俺は風呂入るわ」

ピロリン

まゆ「ちょうど今沸いたみたいです」

モバP「お、サンキュー」

まゆ「ご飯は食べますか?」

モバP「んーちょっと遅いし軽めで」

まゆ「わかりました」
4 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:07:30.37 ID:E8QgPEjz0
モバP「あーぬくぬくだー」

まゆ「外、寒いですから」

モバP「この時間になると尚更なー」

モバP「冷えた体にはやっぱり」

まゆ「44度、ですか?」

モバP「そそ、完璧」

まゆ「Pさんのことなら任せてください!」フンス
5 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:07:56.72 ID:E8QgPEjz0
モバP「ご飯は?」

まゆ「お魚とお味噌汁でいいですか?」

モバP「おけおけ」

まゆ「どうぞ」

モバP「ありがと、いただきます」

モバP「(モグモグ)」

モバP「この魚何?」

まゆ「ブリが旬なので照り焼きにしたんですけど、美味しくなかったですか?」ウル

モバP「いや、めっちゃ美味いわ」

まゆ「それはよかったです」ニコニコ
6 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:09:23.09 ID:E8QgPEjz0
モバP「せっかく軽めって言ったのにさ」

モバP「こんなに美味いおかず出されたら白飯も食べざるを得ないな〜」

モバP「まゆちゃん悪いわ〜悪い子だわ〜」

まゆ「もう///褒めてもお茶碗1杯しか出ませんよ///」

モバP「やったぜ」

モバP「俺が太ったらどうしてくれるんだ!」バクバク

まゆ「その時は責任を取ります」

モバP「はは、頼むよ」

まゆ「はい!」
7 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:09:50.47 ID:E8QgPEjz0
まゆ「明日は何時に出られますか?」

モバP「7時半くらい?」

まゆ「わかりました、お弁当用意しておきます」ニコ

モバP「まゆも自分の仕事があるんだから無理するなよ?」

まゆ「Pさんのためにする無理は無理とは言いません」ニッコリ

モバP「まったく....」

モバP「電気消すぞ?」

まゆ「はい」

モバP「....」

まゆ「....」
8 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:11:10.83 ID:E8QgPEjz0
まゆ「なんだか、まだ2人一緒のベッドは恥ずかしいですね///」

まゆ「ね、Pさん」

モバP「ん、そうだな」

まゆ「でも2人分の体温であったかいです」

モバP「....」

まゆ「Pさん?」

モバP「zzz....」

まゆ「....お疲れだったんですね」

まゆ「おやすみなさい」ニコ
9 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:17:25.05 ID:E8QgPEjz0
モバP「....」チラ

まゆ「zzz....」スヤスヤ

モバP「....」

モバP「!!!?!?!?!?!?!?!?!?!!??!!??!?!!!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?!」

モバP「(刺激しちゃマズいと思ったから合わせてたけどなんでまゆがうちにいるんだ???)」

モバP「(いや普通にめちゃくちゃいい彼女?奥さん?だったけどさ)」

モバP「(俺まゆに告白してないしプロポーズもしてないし)」

モバP「(そもそもプロデューサーとアイドル以上の関係ではないしそれ以外の感情もないし....)」

モバP「(でもなぜかお風呂は沸いてるしご飯もあるし)」

モバP「(歯ブラシは2本あるしMAYUって書いてあるマグカップが置いてあるし)」

モバP「(ベッドはダブルになってるし枕も2つあるし)」
10 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:17:52.63 ID:E8QgPEjz0
モバP「(そもそも最初の『どうした?そんなところで』も)」

モバP「(そんな寒いところに座って、じゃなくて)」

モバP「(なんでまゆうちの中にいるの?さっき事務所で別れたよね?って意味だし)」

モバP「(あとご飯中にまゆが言った『その時は責任を取ります』)」

モバP「(驚異の真顔だったんだが)」

モバP「(人間ってあんな真顔するの?あの時のまゆの顔血液流れてなかったぞ絶対)」

モバP「....」
11 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:19:11.30 ID:E8QgPEjz0
モバP「....」

モバP「(....もしかして)」

モバP「(実はこれが正しくて今までもそうやって生活して来てて)」

モバP「(今日たまたま俺が事務所から帰ってくるときに頭を打って記憶喪失になったのか?)」

モバP「....」

モバP「....」

モバP「いやねーわ」ボソ

まゆ「んん....」ムニャ

モバP「!!!」ビクッ

モバP「....」チラ

まゆ「zzz....」スヤスヤ

モバP「....」

モバP「(今までまゆからアピールされたことは多々あったけど)」

モバP「(こんなに大胆な行動は初めて、というか可愛らしい女の子のまゆに限ってこれはありえない)」

モバP「(つまり夢だな)」

モバP「(細かいことは気にせず寝よ)」

モバP「(寝て起きたら全て元通り、事務所で会ったまゆと笑顔で朝の挨拶だ)」

モバP「おやすみ!」
12 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:19:40.24 ID:E8QgPEjz0
ナ チ ュ ラ ル 同 棲 佐 久 間 ま ゆ
13 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:23:02.92 ID:E8QgPEjz0
モバP「んんぅ....」パチリ

モバP「....」パチパチ

モバP「ハッ!?」チラ

モバP「いない....か....」

モバP「....」

モバP「我ながら変な夢見ちゃったな〜ったくもう!」アハハ

モバP「担当アイドルと同棲する夢なんてプロデューサー失格だ!!!」アハハ

モバP「う〜んやっぱりでかいベッドはいいなあ!」

モバP「思い切ってシングルを捨ててダブルを買ったんだっけか!忘れたわ!」アハハ

モバP「枕もね、こう2つあればその日の気分で変えられるからね!柔軟な対応可!」アハハ
14 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:26:03.25 ID:E8QgPEjz0
モバP「さてと仕事に行きますか〜!」

モバP「ん、弁当?」

モバP「....」

モバP「さては昨日の俺、翌日の弁当まで作るなんてめちゃくちゃ頑張ったな!」アハハ

モバP「『昨日食べなかったものと今朝適当に作ったものを詰めただけです、よかったらどうぞ』」

モバP「こ〜んな可愛らしいメモまで残しちゃってよぉ〜!」アハハ

モバP「1人でこんなことして虚しいわ!!!」アハハ

モバP「ぜんっぜん覚えてないけど!!!!!!」アハハ

モバP「....」
15 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:27:06.13 ID:E8QgPEjz0
モバP「無理だわ」

モバP「昨夜から続く超常現象を認めるしかないわ」

モバP「まゆいたわ」

モバP「うん」

モバP「....」

モバP「....うん」
16 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:31:43.44 ID:E8QgPEjz0
パカッ

モバP「うわ〜この弁当めちゃくちゃ凝ってるじゃん....」

モバP「絶対適当に作ったもの詰めただけじゃないだろ....」

モバP「....」

モバP「ん?」

ガサゴソ

モバP「これに使われてる食材全部無添加!?」

モバP「俺なんかのためにこんなたっかいのもったいない....」

モバP「俺の健康を気遣ってくれてるのはありがたいけど....」
17 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:32:19.69 ID:E8QgPEjz0
ナ チ ュ ラ ル 弁 当 佐 久 間 ま ゆ
18 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 01:55:13.34 ID:E8QgPEjz0
続きます
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/20(水) 14:03:20.11 ID:NAFb91fgO
売れっ子アイドルがプロデューサーの家に忍び込んで家事全てを担って朝早くから弁当作って職場に行くとかいつかぶっ倒れかねないぞ
これは本当に責任取って結婚するしかありませんね…
20 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 23:47:54.02 ID:E8QgPEjz0
モバP「(満員電車っていうのはどうにかならんのかねえ)」ギチギチ

モバP「(なんで毎日毎日朝から疲労感たっぷりにならなきゃいけないんだ....)」ギチギチ

ドンッ

モバP「あ、すみません」

まゆ「い、いえ///」ポッ

まゆ「Pさん、偶然ですね」ニコ

モバP「偶然だな」

モバP「でも朝早く出たんじゃなかったのか?」

まゆ「諸事情で今日は電車で行くことにしました」

モバP「そっか」

モバP「でもさ、満員電車なんて何があるかわからないし」

モバP「なるべく避ける努力はしてくれよ?」

まゆ「はぁい」

モバP「....」
21 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/20(水) 23:48:21.59 ID:E8QgPEjz0
モバP「!!?!?!?!!??!!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!!?!??!?!?!?」

モバP「(どこからだ!?どこから後をつけられてたんだ!?)」

モバP「(そうでもしなきゃこの車両数人の数でピンポイントで俺の目の前に来るなんて不可能だ!!!)」

まゆ「きゃっ....」ギュッ

まゆ「すみませんPさん、ちょっとだけこうさせてください....///」ギュッ

モバP「(いや、そもそも俺が家を出たとき本当に室内にまゆはいなかったのか!?)」

モバP「(実は室内に隠れてて最初から一緒に通勤してたんじゃないのか!?)」

まゆ「Pさん?」ギュギュ

モバP「(あの弁当は半分愛情でも半分は先に家を出たと思わせるためのブラフだったんじゃないのか!?)」

まゆ「....」ニギニギ

まゆ「....もう」プクー

ナ チ ュ ラ ル 急 接 近 佐 久 間 ま ゆ
22 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:36:46.38 ID:n0eC+fpU0
モバP「おはようございまーす」

まゆ「おはようございます」

ちひろ「おはようございますPさん、とまゆちゃん?」

ちひろ「今朝は現場に直行だったような....?」

モバP「(同じ部屋から来たせいで直行とか関係なくなったんだけどな)」

まゆ「たまたま会ったのでPさんと一緒に行こうかなと思いまして」ニコニコ

モバP「ん、すまんまゆ」

まゆ「?」

モバP「片づけとかなきゃいけない仕事があるから今日の撮影は別のPが行く予定なんだ」

まゆ「....」
23 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:37:35.97 ID:n0eC+fpU0
まゆ「Pさんは?」

モバP「昼までここで仕事だ」

モバP「ごめんな?」

まゆ「いえ、お仕事ですから」ニコ

モバP「(怒っては....)」

まゆ「?」ニコニコ

モバP「(ないか)」ホッ
24 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:38:36.14 ID:n0eC+fpU0
モバP「....」カタカタ

モバP「....」カタカタ

ちひろ「Pさん」

モバP「はい?」

ちひろ「お昼どうします?」

モバP「えぇーもうそんな時間ですか」

ちひろ「ずっと集中されてましたからね」

ちひろ「私でよければお付き合いしますよ」

モバP「うーん....」

モバP「あ、今日弁当あるんだった」

ちひろ「!?」
25 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:39:08.66 ID:n0eC+fpU0
ちひろ「Pさんがお弁当を!?」

モバP「どこだー」ガサゴソ

ちひろ「とかなんとか言ってコンビニで買ってきたってオチですか?も〜騙され

モバP「あった」ゴト

ちひろ「庶民的なお弁当箱!?」

モバP「ってことなので今日はこれにします、せっかく誘っていただいたのにすみません」

ちひろ「....」ポケー

モバP「?」

ちひろ「い、いえいえ!そそそそういうことなら早く言ってくださいよPさん〜!」ペシペシ

モバP「いていて」

ちひろ「も〜Pさんも隅におけない人ですね〜!」ペシペシ

モバP「えぇ?」

ちひろ「あーもうわかりました、独り身の私は寂しくどこかで食べてきますよ!」テクテク

モバP「???」

モバP「ま、いいか」
26 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:39:36.52 ID:n0eC+fpU0
モバP「さて」

モバP「いただきます」

まゆ「いただきます」

モバP「!!?!?!?!?!!?!??!???!?!??!?!!?!!?!?!?!?!?!?!?」

モバP「まゆ!?」

モバP「仕事は!?」

まゆ「済ませてきました」

モバP「(普通にやったら午後までかかるはずだったんじゃ....)」
27 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:40:05.35 ID:n0eC+fpU0
みく「PチャンPチャン!聞いて!」

モバP「どうした?」

みく「今日のまゆチャン凄かったにゃ!」

モバP「まゆは常に凄いだろ(良くも悪くも)」

まゆ「もうPさん///」ポッ

みく「瞬きする間に衣装が変わってて」

みく「いつの間にか撮影が完璧な状態で終わってたにゃ!」

みく「そして誰もそれを認識できなかったにゃ!!!」

モバP「えぇ....」

まゆ「みくちゃんったら大袈裟ですよ」ニコニコ

モバP「(まゆならあり得ると思えてしまうな....)」
28 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:40:38.19 ID:n0eC+fpU0
みく「2人とも今日お弁当?みくも一緒に食べる〜」

モバP「おー、おう」チラ

まゆ「みんなで食べたほうがきっと美味しいです」ニッコリ

モバP「(みく大丈夫かな、あとで大きすぎる報復受けないかな)」ハラハラ

モバP「(モグモグ)」

みく「Pチャンがお弁当なんて珍し〜」チラ

まゆ「(モグモグ)」

みく「まゆチャンのも美味しそうにゃ〜」

みく「あれ?」

みく「なんか、2人のお弁当似てるような....」
29 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:41:10.87 ID:n0eC+fpU0
まゆ「(モグモグ)」

まゆ「(ゴックン)」

まゆ「///」ポッ

みく「....」

みく「....あああああ!!!!!!」

みく「こ、これもしかしてまゆチャンが!?」

モバP「うん」

みく「そういうこと?そういうことなのまゆチャン?」

まゆ「いえ、そういうわけでは///」ポッ

みく「そうならそうと言ってにゃ〜」
30 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:42:18.92 ID:n0eC+fpU0
みく「Pチャンも2人で愛妻弁当を食べるつもりならキチンと断るべきにゃ!」

モバP「え?いや愛妻弁当....愛妻弁当か....」

みく「もう、照れなくてもいいにゃ〜」

みく「あ」

みく「....」

みく「みく、邪魔だった?(小声)」コソコソ

まゆ「いえいえ、さっき言ったことは全て本心です」ニコ

みく「あ〜とってもいい子にゃ〜」

みく「全部まゆチャンが作ったの?」

まゆ「時間がなかったのでいくつかは既製品もあります」

みく「入り時間早かったのに凄すぎるにゃ〜」

まゆ「そんなに手間はかかってませんよ」

モバP「....」
31 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:43:42.35 ID:n0eC+fpU0
モバP「(ハメられた...................!!!!!!)」ガックリ

モバP「(朝唐突に用意されていた弁当も)」

モバP「(まゆが仕事をさっさと済ませて昼に間に合わせたのも)」

モバP「(みくが昼食の場に入ることを歓迎したのも)」

モバP「(全ては同じ弁当を見せつけ既成事実として事務所に広めるためだったんだ................!!!!!!!)」

モバP「(みくは恋愛話には目がない年頃)」

モバP「(ましてや事務所内恋愛とくれば水を得た魚のように飛びつく................!!!!)」

モバP「....」

モバP「(過ぎてしまったことは仕方ないか)」

モバP「(パク)」

モバP「(モグモグ)」
32 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:44:27.64 ID:n0eC+fpU0
モバP「美味いよ」

まゆ「ありがとうございます」ニコ

みく「あらあらにゃあにゃあ」ニヤニヤ

みく「事務所ではいいけど外でやっちゃダメだよ、2人とも!」

まゆ「もちろんです」

モバP「....」

モバP「(ここであからさまに否定したところで)」

モバP「(眼前に証拠を突き付けられているみくは認めないだろう)」

モバP「(というかまゆの目の前でそんなことしたら事態がどう転ぶかわからん....)」チラ

まゆ「?」ニコニコ
33 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:45:06.85 ID:n0eC+fpU0
まゆ「どうでしたか?」

モバP「凄く手が込んでてめちゃくちゃ美味い、栄養バランスも彩も完璧だ」

まゆ「そうですか///」

モバP「でもな、朝早くから何もここまでしなくてもいいんだぞ」

モバP「昨日の夜も言ったが、健康第一、まゆの負担になるようなことはやめてほしい」

まゆ「....明日からはもう少し時間のかからないものにしますね」ニコニコ

モバP「(....全否定して刺激してもアレだし今俺に言えるのはこれくらいか)」

モバP「(まあ平日はまゆも学校があるしここまで極端なことはしないだろう)」

みく「!」
34 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:47:19.74 ID:n0eC+fpU0
みく「Pチャン今『昨日の夜』って言った?言ったよね?」

みく「昨日の夜ってみく結構遅くまでここにいたけど」

みく「Pチャンは事務所にいたしまゆチャンは現場から直帰だったよね」

みく「どこで何を言ったにゃ???」ニヤリ

モバP「」

みく「ねえねえまゆチャン!」

まゆ「みくちゃん、それは秘密です」ニッコリ

みく「気になるにゃ〜....」

みく「Pチャンの歯の浮くようなセリフ気になるにゃ〜....」

モバP「(俺から失言を引き出したうえで)」

モバP「(まゆ本人は肯定も否定もしないことでみくの好奇心をさらに刺激している)」

モバP「(ここまで計算してるのか....?)」
35 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:48:52.46 ID:n0eC+fpU0
ナ チ ュ ラ ル ア ピ ー ル 佐 久 間 ま ゆ
36 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 00:50:55.84 ID:n0eC+fpU0
続きます
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/21(木) 11:26:01.84 ID:28NNT+F4O
大変良いぞ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/21(木) 12:47:48.68 ID:U0Itb/SKO
続けたまえ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/21(木) 19:46:27.95 ID:ugdiwxuAO
ナチュラル弁当で笑った
続き期待
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/21(木) 19:52:24.09 ID:peJPvUOGo
失言のくだりは単なるモバPの自滅じゃねえかwwww
41 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:50:46.98 ID:n0eC+fpU0
モバP「....」テクテク

モバP「....」チラ

モバP「(周囲に人影はなし)」

モバP「(事務所を出るときに確認した通りまゆはまだ仕事中)」

モバP「(なんだが....)」

ガチャリ

まゆ「おかえりなさい」ニコニコ

モバP「....ただいま」

モバP「(だろうな)」
42 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:51:16.92 ID:n0eC+fpU0
モバP「まゆ、昨日も言ったがここで待つのはやめろって」

まゆ「はい、言われたことを守って今日はしっかり1メートル下がってます」

モバP「そういうことじゃなくてだな....」

まゆ「今日は早かったんですね」

モバP「一応日曜だし多少はな」

モバP「(俺としてはまゆの早さの方が不思議なんだが)」

モバP「(昼のあれを見せられたらもう何があっても驚けないな)」

まゆ「晩ご飯、何がいいですか?」

モバP「うーん....」

モバP「なんでもいいや」

まゆ「わかりました」ニコ

モバP「(なんでもいいが一番困るって母さんが言ってたから試してみたが)」

モバP「(この程度で機嫌を崩すまゆじゃないか)」
43 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:52:14.00 ID:n0eC+fpU0
まゆ「ごちそうさまでした」

モバP「ごちそうさま」

まゆ「Pさん、お風呂どうぞ」

モバP「ん、今日はまゆから入ってくれ」

まゆ「え?でも....」

モバP「いつも以上に仕事頑張ってただろ?」

モバP「それに家事だってやってるんだ」

まゆ「Pさんのためになることはまゆにとって呼吸みたいなものですから....」

モバP「じゃあ俺のためを思って提案を受けてくれ」

まゆ「Pさん、ズルいです....」プク

モバP「な?」

まゆ「仕方がないのでお言葉に甘えます」

ガラガラ

モバP「....」
44 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:52:42.42 ID:n0eC+fpU0
モバP「さて、これでしばらくまゆは戻ってこないし」

モバP「少し部屋の中を探索するか」

モバP「と言っても....」

モバP「知らないうちに家具が2人用になってるくらいで他に目立った変化はないんだよなあ」

モバP「まゆの私物とか全然ないし」

モバP「ってことはさすがに今日は家に帰るのか?」

モバP「明日は平日だし....」チラ

<制服>

モバP「あー........」

モバP「んー........」

モバP「部屋にこれがあるのを誰かに見られたら俺は犯罪者扱いだな」
45 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:53:09.80 ID:n0eC+fpU0
まゆ「上がりました〜」トテトテ

モバP「!」

モバP「今入るわ」

まゆ「ごゆっくりどうぞ」

ジャー

モバP「(昨日からひたすら刺激を避けて行動してきたが)」

モバP「(1日が過ぎてもまゆが家に帰る兆しはない)」

モバP「(別に俺のことはどうでもいいんだ)」

モバP「(ただ気がかりなことが2つ)」
46 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:53:55.46 ID:n0eC+fpU0
モバP「(まず、いくらなんでもまゆが働きすぎなこと)」

モバP「(今まではおそらくしてこなかったであろう家事に加えて)」

モバP「(仕事も普段以上に頑張っているに違いない)」

モバP「(これじゃあいくらまゆでも長くはもたないんじゃないか....?)」

モバP「(もう1つは男と同棲しているという現状だ)」

モバP「(所属事務所の社員とそんなことをしているなんて)」

モバP「(世間にばれたら事務所、そして何よりまゆ自身へのバッシングで溢れるはず)」

モバP「(順調にステップアップしているまゆのアイドル生命が)」

モバP「(あろうことかプロデューサーの俺が原因で断たれるなんてことは)」

モバP「(絶対にあってはならない)」

モバP「....」

モバP「怖い怖いと逃げ回るのは俺の都合だ」

モバP「あくまでアイドルが第一」

モバP「....」

モバP「キチンと話し合おう」
47 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:54:24.59 ID:n0eC+fpU0
モバP「....」

まゆ「Pさん、今日のお湯はいかがでしたか?」

まゆ「入浴剤を入れてみたんです♪」

まゆ「なんでもリラックス効果のある

モバP「まゆ」

まゆ「?」

モバP「どうして昨日から、さも当然のようにここで暮らしてるんだ」

まゆ「....」

モバP「一緒に住んで、なんでもかんでも俺の世話をしてくれなんて」

モバP「命令した覚えも、頼んだ覚えもない」

まゆ「....」
48 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:54:57.03 ID:n0eC+fpU0
まゆ「迷惑、でしたか....?」

モバP「全然迷惑じゃない」

モバP「むしろまゆみたいないい子と暮らせるなんて」

モバP「ただの一般人の俺からすれば夢みたいな話だ」

まゆ「///」

モバP「ただな、俺は俺である前に」

モバP「佐久間まゆのプロデューサーなんだ」

まゆ「....」
49 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:55:30.09 ID:n0eC+fpU0
モバP「その制服、明日ここから直接学校へ行くつもりなんだろ?」

モバP「このマンションから出ていくところを誰かに見られたらどう言い訳するんだ」

まゆ「....言い訳なんてしません」

まゆ「まゆはまゆの心に従って、こうしているんですから」

モバP「....」

モバP「とにかく、同棲ごっこは今日で終わりにしよう」

まゆ「....」

モバP「お前のためを思って言ってるんだ」

まゆ「まゆの....ため....」

モバP「そう」
50 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:56:32.14 ID:n0eC+fpU0
モバP「どうせまゆのことだ、ファンや下世話なメディアに見つかるなんてことはないだろうさ」

モバP「本当はな、スキャンダルなんかより」

モバP「頑張りすぎてるまゆの身体が心配なんだよ」

モバP「昨日から何度もそう言ってるだろ?」

まゆ「Pさん....」

モバP「....」

モバP「今日は遅いから泊まっていってくれ」

まゆ「....」

モバP「明日出るときはくれぐれも注意するように」

まゆ「....はい」
51 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 22:57:16.21 ID:n0eC+fpU0
まゆ「おやすみなさい」

モバP「....おう」

モバP「....」

モバP「(まゆが強く反論することはなかった)」

モバP「(おそらく自分のしていることの強引さはよく分かっていて)」

モバP「(俺に正論をぶつけられる覚悟もしていたのだろう)」

モバP「....」

モバP「(これで良い)」

モバP「(俺は俺である前に、まゆのプロデューサーなんだ)」
52 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 23:00:08.86 ID:n0eC+fpU0
モバP「....」チラ

モバP「いない、か」

モバP「少し言いすぎたかもしれないが、あれだけ言えば俺が心配する気持ちも伝わったかな」

モバP「ん?」チラ

<弁当>

モバP「....」

まゆ『言われた通り無理のない範囲でお弁当を作りました』

モバP「............」

モバP「はぁ............」

モバP「伝わってるのか本当に....」

モバP「....」カパッ

モバP「ふふっ....」クスリ

モバP「確かに、昨日より簡素だ」ニヤ

モバP「全く伝わってないってわけではないみたいだし、一応言った甲斐はあったか....」
53 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 23:01:00.92 ID:n0eC+fpU0
モバP「しかしまゆはなんで、突然あんな行動に出たんだろう」

モバP「今までも多少は距離が近いな、と感じることはあっても」

モバP「ここまで露骨に態度に表すことはなかったような....」

モバP「....」

モバP「なかったよな....?」

モバP「....」

モバP「ま、いいか、これにて一応解決解決」
54 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 23:01:35.37 ID:n0eC+fpU0
ナ チ ュ ラ ル 物 分 か り が い い 佐 久 間 ま ゆ
55 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 23:08:54.93 ID:n0eC+fpU0
モバP「(あれから数日)」

モバP「(まゆがうちに押しかけてくることはなく)」

モバP「(仕事場でも今まで通りに戻ったようだった)」

モバP「(たまにぶっ飛ぶ時はあるが)」

モバP「(基本的には超優秀なアイドル)」

モバP「(それが佐久間まゆなのだ)」

ピンポーン

モバP「....」

モバP「....」

ガチャリ
56 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 23:09:27.22 ID:n0eC+fpU0
まゆ「こんにちは」ペコ

モバP「....」

モバP「まゆ、あのなぁ

まゆ「お蕎麦どうぞ」スッ

モバP「蕎麦?」

まゆ「あ、申し遅れました」

まゆ「隣に引っ越してきた佐久間です♪」

まゆ「これから、その....」

まゆ「末永くよろしくお願いしますね///」

モバP「....」

モバP「!!?!!?!?!?!?!?!!?!??!!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
57 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 23:10:39.58 ID:n0eC+fpU0
ナ チ ュ ラ ル と ん ち 佐 久 間 ま ゆ
58 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/21(木) 23:12:50.51 ID:n0eC+fpU0
続きます
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/21(木) 23:31:39.56 ID:peJPvUOGo
草 生 え る
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/22(金) 04:22:02.41 ID:oIxWxp+jo
まゆからは逃げられない
61 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:41:41.13 ID:HW8i8s9a0
モバP「」

まゆ「Pさん?」

モバP「はっ」

まゆ「お蕎麦どうぞ」スッ

モバP「ご丁寧にどうも」

まゆ「それでは」

ガチャリ

モバP「....」

モバP「急襲に驚いて普通に受け取ってしまった」

モバP「....」
62 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:42:08.66 ID:HW8i8s9a0
モバP「....いやいや」

モバP「これはセーフなのか?」

モバP「同居や同棲ではない、これは間違いない」

モバP「ただ隣ってなあ....」

モバP「まゆなりに俺の説教との妥協点を考えた結果なんだろうが....」

モバP「うーん....」

モバP「やっぱり事情を詳しく聞いた方がいいか」

ピンポーン
63 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:42:54.52 ID:HW8i8s9a0
ガチャリ

まゆ「はーい?」

モバP「....なんで俺の部屋から出てくるんだ」

まゆ「お隣さんですから♪」

モバP「普通のお隣さんは自分の部屋から出てくるだろ!」

まゆ「つまりPさんにとってまゆは普通のお隣さんではない....?」

まゆ「....」

まゆ「///」

モバP「そういう意味じゃない!」
64 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:43:22.04 ID:HW8i8s9a0
ナ チ ュ ラ ル 全 線 開 通 佐 久 間 ま ゆ
65 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:44:16.05 ID:HW8i8s9a0
モバP「(あのあと問い詰めたところ)」

まゆ『同じマンションから出てきても問題がなくなればいい』

モバP「(というなんとも大胆かつ合理的な発想の基に行われた引っ越しのようだった)」

モバP「(確かに言い分は通っている)」

モバP「(もちろん褒められた解決方法ではないが)」

モバP「(しかしながら、嵐のような再会とは裏腹に)」

モバP「(数日前までのような家事やら世話やらをしてくることはなくなった)」

モバP「(俺のお説教が無に帰したというわけではないらしい)」

モバP「(とりあえず今はそれだけでも良しとしよう)」

まゆ「どうしたんですか?」

モバP「いや、なんでもない」
66 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:45:01.12 ID:HW8i8s9a0
モバP「それより、今日のイベントも最高だったぞ」

まゆ「....」

まゆ「Pさんからのその言葉が、私の一番のエネルギーです」ニコニコ

モバP「こんなのでよければいくらでも言ってやる」

まゆ「こうして2人きりで車に乗っていると」

まゆ「なんだか、ドライブデートしてるみたいですね」フフッ

モバP「いや、俺らの目の前にもう1人いるよね」

モバP「タクシーの運転手さんがいるよ、ほらよく見て」

運転手「俺は運転に集中しとくから、このことは見ざる言わざる聞かざるにしとくよ」ニヤリ

モバP「(タクシー運転手なのにデリカシーがありすぎる)」

まゆ「Pさんと2人きり....///」

モバP「あ、もうこれまゆの中じゃ2人きりで設定が固まってるわ」
67 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:46:12.59 ID:HW8i8s9a0
まゆ「まゆは....Pさんの....」カクッ

まゆ「望む....」カクッ

モバP「疲れたんだろ、着くまで寝てていいぞ」

まゆ「せっかくのデート....」

モバP「寝とけって、もっとちゃんとしたのをしてやるから」

まゆ「!」

まゆ「じゃあ甘えちゃいます....」パタリ

モバP「....」

モバP「(膝くらい貸してやるか)」

モバP「運転手さん、さっき言った目的地なんですけど」

モバP「なるべく遠回りして行ってください」

運転手「ふっ....」ニヤリ

運転手「了解」グッ
68 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 22:46:39.32 ID:HW8i8s9a0
ナ チ ュ ラ ル 膝 枕 佐 久 間 ま ゆ
69 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 23:09:34.99 ID:HW8i8s9a0
運転手「そろそろですよ」

モバP「わかりました」

モバP「まゆ、着くってさ」

まゆ「はぁい....」パチクリ

まゆ「....」トテトテ

モバP「ありがとうございました」

運転手「ん?あんたもここで?」

モバP「?」

モバP「俺の家ですから」

運転手「2人とも同じ所で....」

運転手「....なるほど」ニヤリ

モバP「げっ」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/22(金) 23:25:02.08 ID:D1dA1yzrO
アカン
71 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 23:26:01.93 ID:HW8i8s9a0
モバP「ってことで」

モバP「次から直帰の仕事は俺が送迎するから」

まゆ「いいんですか!」

モバP「(同じマンションに住むことによって必然的に帰る場所も同じになり)」

モバP「(それによって直帰の仕事の際にタクシーを利用させづらくする)」

モバP「(まゆの引っ越しはこれまで見越してたのか....?)」

まゆ「今度こそドライブデートですね♪」

モバP「ただの送迎だ」

まゆ「もう」プクー
72 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 23:26:31.62 ID:HW8i8s9a0
まゆ「Pさんの運転する車....」

まゆ「私、助手席に乗ります」

モバP「他にも人が乗ってるときはそれでもいいけど」

モバP「2人の時なら後ろの方が広いんじゃないか?」

まゆ「運転してるPさんの横顔をずっと見てます///」

モバP「運転に集中できなくなりそうだからやめてくれ」

モバP「あ、後ろなら角度によってはバックミラーで正面の顔が見られるかもしれないぞ」

まゆ「しょ、正面....」

まゆ「これは....」

まゆ「難問です....」

モバP「ミレニアム懸賞問題レベルの悩み方」
73 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 23:26:58.16 ID:HW8i8s9a0
まゆ「それでもやっぱり助手席です!」

モバP「なんで?」

まゆ「助手席ってなんだか特別感がありませんか?」

まゆ「恋人特権というか」

モバP「恋人じゃないだろw」

モバP「(ハッ!?)」

モバP「(またまゆにハメられた!)」

モバP「(うっかり口を滑らせて本音を言わせることによって)」

モバP「(ブチギレながら)」

まゆ『既成事実を作ってあげますよぉ♪』

モバP「(とか言って襲ってくるつもりなんじゃ....)」チラ
74 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 23:28:50.04 ID:HW8i8s9a0
まゆ「....」

まゆ「それなら、担当特権ということにします」ニコ

モバP「お、おう」ホッ

まゆ「今日も寒いですね、早く部屋に入りましょうか」トテトテ

モバP「自分の部屋に入れよ?」

まゆ「はぁい」

モバP「(よかった、俺の考えすぎか....)」

まゆ「....」
75 : ◆bL5b7ovQmQ [saga]:2019/02/22(金) 23:29:17.79 ID:HW8i8s9a0
ナ チ ュ ラ ル 助 手 席 佐 久 間 ま ゆ
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/22(金) 23:39:36.29 ID:MIwO1aw0o
ここのまゆすき
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