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モバP「クールなあの子たちにいたずらを!」
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74 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/22(金) 22:44:49.82 ID:xJimkyfR0
モバP「ちっひ!」
沙紀「あ、ちひろさん。おはようございます」
ちひろ「さぁ沙紀ちゃん! ちょっとそこの悪い大人に説教するから離れてもらっていい!? 可及的! 速やかに!」
沙紀「……初めてはさすがに人前ではいやっすね。Pさん、今日はここまでで」
モバP「お、おう」
ちひろ「さぁPさん! 正義の魔法少女ちっひちゃんが成敗してやるわ! こっちに来なさい!」
モバP「ちょっと無理があるけど今は従います! じゃあな沙紀! また声かける!」
沙紀「へへ、次はもっと、ちゃんとしたことしましょう。それまで待っててくださいね。Pさん」
75 :
◆71NsoKrlNY
[sage saga]:2019/02/22(金) 22:47:07.29 ID:xJimkyfR0
今日のところはここまで。結構マジで沙紀ちゃんは難しかった。
最後はまきのんです。早ければ明日にでも……なんだけど、たぶん月曜日になるかと。
日曜日は歌姫庭園遊びに行きますよー
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2019/02/23(土) 01:47:55.91 ID:Y0Aq4Z+Z0
ヤンヤンしてきた
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/23(土) 09:56:53.70 ID:1HxNujWDO
正義の魔法少女(ry
変身シーン(全裸)をお願いします
78 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:11:11.18 ID:CWrFxQud0
よし、まきのんできたので投下します。
どうやら私の考えるまきのんはちょっと流されやすいみたい
79 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:12:30.67 ID:CWrFxQud0
Case5:インテリジェンスクール まきのん
モバP「ちひろさんにめっちゃ怒られた。でも所々『私というものがありながら』とか『浮気すんな』とか、よくわからんこと言ってたな」
モバP「まぁ助けてくれたんだし、とりあえず頷いてたらわかってくれたみたいなので、良しとするか。さ、次は最後の子だな」
マキノ「プロデューサー、お疲れ様。待たせたわね」
モバP「いや、全然待ってないよ。むしろこっちこそ夕方に呼び出してごめんな」
マキノ「問題ないわ。午前中はほかの最近のトレンドや自分の市場的価値を調べていたから」
80 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:15:14.70 ID:CWrFxQud0
モバP「市場的価値? ……あぁ、要は周りからどう評価されてるか確認してたのね」
マキノ「エゴサーチ、とも言うらしいわね。もっとも、私が知りたいのはただの評価だけではないわ」
モバP「ほぅ、それは具体的には?」
マキノ「例えば私によい印象を持っている人たち……つまりファンの性別や年齢層、住んでいる地域、興味、仕事、発言数などね」
モバP「おぉ、それってどうやって調べるんだ?」
マキノ「この程度なら、自身のブログのアクセス履歴の解析方法を工夫すればそこまで難しいことじゃないわ」
モバP「マジか、マキノがブログをやっているのは知っていたが、そういう使い方してるんだな」
81 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:17:41.40 ID:CWrFxQud0
マキノ「えぇ。あとはそのブログで反応が多かった内容がどう反映されているか、などかしら」
モバP「反応が反映されている? そんなことまでわかるのか?」
マキノ「さすがに履歴解析だけじゃ限界があるけどね。この前一緒にスイーツ食べに行ったじゃない?」
モバP「行ったな。チョコレートサンデーおいしかったわ」
マキノ「あれをブログに書いたのよ。そうしたら思いのほか反応が多くてね。だから、またお店に行ったの」
モバP「なるほど。そこでアクセス履歴の解析結果と、実際に行っている人に関連があるか調べてたのか」
マキノ「そういうことよ。ただ、さすがにすぐには影響がなかったみたい。あまり関連性は見られなかったわ」
82 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:24:15.15 ID:CWrFxQud0
モバP「だろうな。スイーツは女の子向けだろうけど、マキノのファンは男が多いだろうし」
マキノ「それでも、履歴解析だけで判断したら得られない情報だわ。ちゃんと現地を見に行くのは、大事なことね」
モバP「むしろ、なんでスイーツの話題が盛り上がったのかが不思議だ。男のファンがそんなに興味引く内容なのか?」
マキノ「そういう男性もいるんじゃないかしら。一人でお店に行くのは恥ずかしいけど、気にはなっているとか?」
モバP「それか、マキノが普通の女の子っぽいことしてるのに驚いたとかな」
マキノ「確かにそういう可能性もあるわね。自分でも理解しているけど、私は理屈っぽいから」
モバP「俺はそういうマキノも好きだぞ」
83 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:28:59.62 ID:CWrFxQud0
マキノ「……そういうことを無自覚で言わないで。度し難い」
モバP「そういえば今更なんだけど、ブログの内容は見てもいいか? なんて書いてるのか気になるし」
マキノ「ふふ。本当はこういうの、プロデューサーが一度目を通す必要あるんじゃないの?」
モバP「たぶんそうなんだろうけど、まぁマキノなら大丈夫かなって。まゆとか加蓮、最近はりあむもか。あの辺は平気で爆弾落とす」
マキノ「その分やり取りが多いってことね。羨ましいわ、私もたまには思い切ったことしようかしら」
モバP「やめてくれ。これ以上仕事増やされたら死んでしまう」
マキノ「それは残念。はい、これがその記事よ」
モバP「どれどれ、タイトルは」
84 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:31:16.85 ID:CWrFxQud0
『今日はプロデューサーと二人でスイーツ食べてきたわ』
モバP「……マキノさん?」
マキノ「何かしら?」
モバP「なんで俺のことが書いてるの? しかも二人とか」
マキノ「事実じゃない」
モバP「うん、事実だけど、言わなくていいよね」
マキノ「何か問題?」
モバP「……。よし、本文見るのやめよう。でもコメントは見なきゃまずいよなぁ。どんな反応が来てるのか」
85 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:33:34.97 ID:CWrFxQud0
−−またプロデューサーとのことか! しかも今日はデートかよ!
−−まきのん、3回に2回はプロデューサーのこと書いてるな
−−おいおい3回に2.9回くらいの間違いだろ
−−プロデューサーのこと大好きすぎませんかねぇ?
−−ファンとしてはプロデューサーとの恋路を応援する
−−やさしいせかい
−−プロデューサーと結婚するのはわた佐久間さんですよぉ!!
−−プロデューサーにふさわしいのはずっと一緒だったわた渋谷さんがいいんじゃないかな
−−おーい紅と蒼が乱入してるぞ
86 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:35:37.12 ID:CWrFxQud0
モバP「うん、まきのん。キミ今日から勝手にブログ更新するの禁止ね」
マキノ「! なぜかしら?」
モバP「なんでファンにそんなこと応援されなきゃならんのだ」
マキノ「あら、応援してもらえるのは良いことじゃない」
モバP「……あれ、もしかしてマキノ、コメント見てない?」
マキノ「全部は見れてないわね。最初のちょっとくらいよ」
87 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:37:09.95 ID:CWrFxQud0
モバP「マジかぁ。ずっと気づかなかったのかぁ。じゃあここ見てみ?」
マキノ「ん、何? ……!? ぷ、ぷろ、これ」
モバP「俺の言いたいことわかった?」
マキノ「う、うん、わかったわ。しばらくは自重する」
モバP「俺が確認……は、やめておくか。ちひろさんに見てもらえ」
マキノ「えぇ。さすがにこんなこと書かれてて、あ、あなたに見られるのはちょっと恥ずかしいわ」
モバP「おう。そうしてくれ」
マキノ「えぇ」
88 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:38:34.90 ID:CWrFxQud0
モバP「……」
マキノ「……」
モバP「(まだ何もしてないのにちょっと変な空気になっちゃったぞ!? この流れではいたずらなんてできねぇ!)」
モバP「そ、そういえば、今日呼んだのは理由があってな!」
マキノ「そ、そうだったわね! 何かあったのかしら!?」
モバP「今日呼んだのは、ライブの出演をしてもらいたいからだ!」
マキノ「それはいいわね! じゃあ早速、詳しいことを聞かせて!」
モバP「まかせろ! 資料を用意してあるから読み合わせするぞ!」
モバP「(よし、何とか誤魔化せた! これでいったん落ち着こう!)」
89 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:40:00.25 ID:CWrFxQud0
マキノ「ーーこれで今決まっていることは大体終わりかしら」
モバP「そうだな。ほかの子からもいい返事もらえたからメンバーも確定。あとは調整しながらもっと具体的にしていくよ」
マキノ「よろしくね。……ふぅ、やっと落ち着いた」
モバP「今日のところはこれで終わりだ。そのうち全員集めてまた話をするから、そのつもりでいてくれ」
マキノ「えぇ。平日でも学校終わってからな問題ないわ」
モバP「ちゃんと保奈美とマキノの都合に合わせるよ。……二人ともまだ学生なんだよなぁ」
マキノ「保奈美さんほどではないと思うけど、それ、私もよく言われるわ」
90 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:41:27.05 ID:CWrFxQud0
モバP「それだけ二人とも大人っぽいってことだよ。少しタイプは違うけどな」
マキノ「そうね。私は保奈美さんほど淑やかさはないと思う。女性らしいって感じではないわね」
モバP「否定はしないが、マキノの場合はかっこよさがあるからな。できる女性って感じだ」
マキノ「ふふ、ありがとう。今度のライブでも、そんな私を見せられるよう努力するわ」
モバP「(まぁそんなマキノだからこそ、ギャップを見てみたくなるんですけどね! いたずらしちゃうんですけどね!)」
マキノ「さて、帰らせてもらうわ。他メンバーがどんなイメージ持たれてるか、調査しておくわね」
モバP「お、マジか。助かるよ、ありがとう」
マキノ「期待してて。それじゃ、さようなら」
モバP「(そうやってこちらに背を向けて、油断したらダメじゃないか! お仕置きだ!)」
91 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:44:02.64 ID:CWrFxQud0
モバP「おーっと指が勝手にマキノの背中をすっーっとしちゃうぜー」
マキノ「ひゃぁぁぁぁぁぁん!♡♡」
モバP「……え?」
92 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:45:34.62 ID:CWrFxQud0
モバP「(すんごい可愛い声出して、膝から崩れ落ちた。腰砕けってやつか? しかも)」
マキノ「な、何をするの……ん♡ そういういたずらはやめなさい、はぁ、はぁ♡」
モバP「(色っぽい声出して、潤んだ目で見つめてくる。睨んでるつもりかも知れんが……はっきり言って逆効果だぞ)」
モバP「あ、うん、すまなかった。よし、起こしてやるから捕まって。ちゃんとソファに座ろうな」
マキノ「ま、待って! 今は近づいたらダメよ! ちょ、やめ、あぁぁぁぁ♡」
モバP「ほら、ちゃんと近づかなきゃ危ないぞー? よいしょっと」
マキノ「はぁん♡ やめなさい、やめ、ダメ、あ、うぅん♡」
93 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:47:05.01 ID:CWrFxQud0
モバP「(起こすフリして、肩とか腰とかさわさわしてるけど、すごい反応。つーかこれ、もはやいたずらじゃなくても出来上がってるよな)」
モバP「はーい、ソファ着いたぞ。ゆっくり座れ」
マキノ「え、えぇ、ゆっくり、ゆっくりよ。力はいらないから、そのままゆっくーー」
モバP「……マキノ、可愛いな」
マキノ「ーーあ、あぁぁぁぁぁぁ!♡♡」
モバP「(耳元で囁いただけなのに、また崩れた。って、しがみつきながら痙攣してるんだが……!?)」
94 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:48:15.90 ID:CWrFxQud0
モバP「だ、大丈夫か? なんかビクビクしてるぞ」
マキノ「大丈夫な、ように、ひっ♡ 見える? 誰のせいで、うぁん♡ こうなったと」
モバP「すまん、ちょっと調子乗りすぎた! ごめん! ま、まずは横になろう。さ、手を離して」
マキノ「−−ムリよ」
モバP「え?」
モバP「(肩で息しつつ、プルプルと震えながら俺のシャツを握りしめて、見上げてきた。もう睨んでるんじゃなく、むしろ熱っぽくてトロンとしてる)」
マキノ「はぁ、はぁ。このまま、一人で帰るなんて、できないわ。私を、家まで送りなさい」
95 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:48:55.79 ID:CWrFxQud0
モバP「それは、そういう意味か?」
マキノ「……そうよ」
モバP「待て。まだ仕事が残ってる」
マキノ「……そ。ならしょうがないわ。しょうがないから、このままここで」
96 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:49:55.16 ID:CWrFxQud0
責任、取りなさい。P
97 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:50:48.80 ID:CWrFxQud0
ちひろ「ダメーーーー!!!!」
モバP「ちっひ!」
マキノ「な、ちひろさん!?」
ちひろ「マキノちゃん、それ以上は許しません! Pさんもなに流されそうになってるんですか!!!」
マキノ「ちひろさん、訂正してください! 先に手を出したのはプロデューサーよ。私が襲ったように言わないで!」
モバP「……あれ? あの、二人とも?」
98 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:52:54.49 ID:CWrFxQud0
ちひろ「ま、マキノちゃんはアイドル! ファンを裏切るようなことしていいんですか!」
マキノ「ファンの人たちは私を応援しているわ。このブログが証拠よ!」
ちひろ「さっきは恥ずかしがってたじゃない!」
マキノ「み、見てたの!?」
ちひろ「あ、やば」
モバP「おーい」
99 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:54:18.87 ID:CWrFxQud0
マキノ「ちょっと、今の話詳しく! 詳しく教えなさい!」
ちひろ「ええい、うるさいうるさーい! 事務所でそういうことしないでください! アシスタントとして止めさせてもらいます!」
マキノ「な! 何ですかそれ! 職権乱用ですよ!」
ちひろ「何とでも言ってください! とにかく事務所でそういうことしちゃダメ! Pさんもそれでいいですね!」
モバP「お、おう。雰囲気に飲まれちゃったけど、確かにそうだな」
100 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:57:17.18 ID:CWrFxQud0
マキノ「ちょっとプロデューサー! あんなことしといてそんなこと言うの!? ちひろさんの方が大事だと!」
モバP「い、いや、別にそんなつもりじゃなく!」
ちひろ「なに否定してるんですか! 事務所でそんなこと、わ、私以外の人にするつもりですか!」
モバP「するつもりはないよ!? どっちに対しても!」
マキノ「男ならバシッと決めなさい!」
モバP「なんで決めなきゃいけない流れ!?」
101 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 20:59:44.16 ID:CWrFxQud0
ちひろ「さぁPさん!」
マキノ「プロデューサー!」
ちひろ「私と!
マキノ「それとも私!」
二人「どっちをとるの!?」
102 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 21:01:19.47 ID:CWrFxQud0
モバP「……」
ちひろ「……」
マキノ「……」
モバP「……」
ちひろ「……?」
マキノ「あれ、P?」
モバP「……げる」
二人「え?」
103 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 21:06:07.50 ID:CWrFxQud0
モバP「決まってるんだろ! 逃げる!」
ちひろ「あ、Pさん!」
モバP「すいませんちひろさん今日のところは早退します! また明日! マキノ、また声かけるから今度はみんなで会おうな!」
マキノ「ちょっとプロデューサー! 私は逃がさないわよ。次に会った時には絶対に責任取らせてやるから!」
104 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/24(日) 21:10:37.72 ID:CWrFxQud0
ふぅ、終わりました。今日は頑張った。
あとはちょっとした続きとこまごまとしたおまけで終わりです。
まきのんはかわいい。いいね。
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/25(月) 02:25:24.78 ID:rm6maPlKo
ぽんこつまきのんカワイイ
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/25(月) 13:02:31.55 ID:glb2qsqS0
ほれみろやっぱりちひろさんは天使じゃないか
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/25(月) 18:57:48.38 ID:1OaTDumYo
天使のような悪魔の笑顔なんです?
108 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 21:44:23.02 ID:0tav6Ppg0
落ちがついたので投下、今日で終わりです。最後までお付き合いよろしくです。
109 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 21:45:21.47 ID:0tav6Ppg0
Last:やってきてしまった全体打ち合わせ 〜野望の終わり〜
モバP「みなさんおはようございます。Pです。プロデューサーをしてます。今日はなんと、私の企画したライブの出演者全体打ち合わせの日です」
ちひろ「誰に説明しているんですか? 甲斐性なしさん」
モバP「このように、あの時から毎日、アシスタントさんからの鋭い刃で傷つけられております。つらいです」
ちひろ「自業自得だと思いますよ、ろくでなしさん」
モバP「おかしい。ほんのちょっと出来心でいたずらしただけなのに。童心に帰ることも許されないのか」
ちひろ「へーPさんにとっては女の子とイチャイチャしてあわよくば大人の階段上ることが童心にかえることなんですか。さぞかしご立派な大人なんですね」
モバP「あーもう! ほんとすいません! 今後は気を付けますから!」
110 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 21:48:23.32 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「今後は気を付けるって……じゃあ今まさに気を付けてくださいよ」
のあ「P。私にたい焼きを食べさせなさい。あー」
マキノ「……のあさん、近すぎない? まるでキスをねだっているように見えるのだけれど」
聖来「そ、そういうマキノちゃんだって腕組んでるじゃん! ダメだよ事務所でなんて!」
沙紀「固いこと言っちゃダメっすよー。すっぱ抜かれなきゃ何とかなりますってー」
保奈美「うふふ。それは沙紀さんが後ろから抱きついていることの言い訳にはならないわよ。うふふふふ」
モバP「……いや、これは俺が気を付けてもどうしようもならないかなぁって」
ちひろ「じゃあ気をつけさせてください! なんで私が見せつけられなきゃならないんですか! みんなPさんから離れなさい!」
111 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 21:51:24.88 ID:0tav6Ppg0
マキノ「ちひろさん。これは大きな仕事を迎えるために必要な行為よ。心の距離を縮めるために、まずは形から入っているだけ。きわめて合理的な行為だわ」
沙紀「それそれ、そういうことっすー。距離が近いほど、きっとライブも成功しますって。以心伝心ってやつ」
のあ「そう。目を見つめ、肌でふれあい、相手の鼓動を感じる。言葉だけでは伝わらない想い、感情、熱。それらを直接聞くことが大切」
ちひろ「それはPさんとすることじゃなくメンバーのみんなとすることでしょ!?」
聖来「直接触れ合って想いを感じる!? そ、それって、近づけば近づくほど熱くなって、そのうち全身で……あわわわわ///」
保奈美「そう、私の中にPが入ってくるのね。あぁ、見えるわ。どんな素晴らしい舞台にも負けない感動の瞬間……!」
ちひろ「二人はもう自分の世界に入ってるし! ちょっとPさん! 早く何とかしてください!!」
モバP「ま、まぁまぁ。みんなそのうち飽きますって。っていうか、俺からいたずら仕掛けたから、今は抵抗しづらい立場で……」
112 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 21:51:50.87 ID:0tav6Ppg0
ひろ「ぐぬぬぬぅ! みんな! もう時間です! 打ち合わせ始めてください! 隣じゃなく! Pさんと向かい合って!」
沙紀「向かい合う? こうっすか?」
モバP「ちょ!」
聖来「あわわわわ////」
保奈美「うふふふふ////」
ちひろ「こらー! またがって座るなー!!」
113 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 21:55:12.16 ID:0tav6Ppg0
沙紀「へへ、さすがにやりすぎっすね。すぐに離れますよ。あーでも、Pさんがいいっていうならあこのままでも?」
ちひろ「ダメに決まってるでしょ!!!」
モバP「だそうだ。すまん、うちのアシスタントがさすがにかわいそうだから離れてくれ」
沙紀「はーい、了解っす」
ちひろ「はぁ、はぁ。どうしてこんなことに。やっぱりあの時、いたずらなんて許可しなければ!」
モバP「落ち着いてください。この子らも悪乗りしてるだけですよ」
ちひろ「誰のせいでこんな気持ちに……」
114 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 21:59:38.13 ID:0tav6Ppg0
モバP「そう言わないで。約束通り、今度の土曜日、ちゃんとお休みに付き合いますから」
ちひろ「絶対ですからね? 散々こき使ってやりますから」
モバP「お手柔らかにお願いします。というか、俺でいいんですか? てっきりアイドルとか誘うのかと思ってました」
ちひろ「いえいえ、ちょっと男手が必要なんですよ。あ、一人でいいんで、気を利かせて友達呼ぶとかいりませんからね?」
モバP「そうですか。やっぱり何するかは当日まで教えてもらえないんですよね?」
ちひろ「ちょっとしたサプライズですよ♪ 具体的には当日教えますので、せいぜい精をつけてきてくださいね。大丈夫、Pさんは天井のシミを数えるだけで大丈夫ですから」
モバP「うーん、掃除かなんかだろうか? まぁいいや。期待に応えられるよう頑張りますよ」
ちひろ「(頑張ってもらうのは今後の二人の将来ですよ! 生涯賃金の半分くらいもらいますが、その分私も隣で支えていきますから!)」
115 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 22:03:24.39 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「ふへ、ふへへ。ふぇへへへへへ」
モバP「なんかニヤニヤしてるなぁ。まぁいいか、さ、打ち合わせするぞー」
マキノ「あ、プロデューサー、ちょっと待ってもらえる?」
モバP「ん、どうした。なんか気になることでもあったか?」
マキノ「抜け駆けしようとしている素敵なアシスタントに、素敵なプレゼントをね」
モバP「え?」
マキノ「プロデューサーは気にしなくていいわ。ちひろさん、ちょっといいかしら?」
ちひろ「……マキノちゃん? どうかしましたか?」
116 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 22:08:36.26 ID:0tav6Ppg0
マキノ「大したことじゃないわ。この前、失礼なことを言ってしまったから、謝まらなきゃと思っているの」
ちひろ「マキノちゃん……ううん、こちらこそ大人げなかった。ごめんなさい。反省してる」
マキノ「ちひろさんが悪いわけじゃないわ。私がちょっと前後不覚だっただけ。だから、お詫びをしたいのよ。受け取ってくれる?」
ちひろ「そんな! 気にしないで!」
マキノ「そんなこと言わないで。一生懸命調べて、考えたのだから。どうすれば一番効果的な邪魔ができるかって」
ちひろ「そんなに考えてくれて……え? 待って? 今邪魔って言った?」
マキノ「もうすぐ到着すると思うわ。逃げきれたら認めてあげる。じゃ、打ち合わせに行ってくるわね」
ちひろ「ちょっと待って! なに? 何がどういう」
117 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 22:09:14.27 ID:0tav6Ppg0
美優「おはようございます、ちひろさん」
118 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 22:12:43.85 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「ひぃぃ!?」
まゆ「今日もいい天気ですねぇ。こんな平和な日がずっと続けばいいと思いませんかぁ?」
ちひろ「え、えぇ、そうね、ところで、今日はみんなどうして事務所に? 今日はおやすみだったはずじゃ」
加蓮「んー? 某所から諜報の結果、事務所に泥棒ネコがいるって通報が入ってね」
未央「これは一大事! と思って駆け付けたんだよ!」
杏「ちょっとめんどくさかったけどさ。そういうのは早いうちに芽を摘まなきゃっていけないからね」
ちひろ「そ、そうですかー。でもそんな悪い人は見当たらなかったし、楽しい話題にしましょ? ほら、みんな笑顔ー。ハイライト帰ってきてー」
心「いいこと言うねぇちひろちゃん。じゃ、スウィーティーな次のお休みの話するぞー☆」
119 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 22:15:31.01 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「え」
茄子「偶然ですが、事務所の方がお忍びで温泉に行くって聞いたので、ぜひ一緒に行きたいなぁと思ったんですよ♪」
響子「たまにはみんなで、ゆっくり、じっくり、しっかり親睦を深めようって話になったんです!」
周子「まさか着いてこられちゃ都合が悪いなんてことはないと思うしね。あ、そうそう、ちひろさん」
ちひろ「は、はい」
120 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 22:16:18.85 ID:0tav6Ppg0
「「「「「「「「「……抜け駆けは許さないから」」」」」」」」」
ちひろ「……私! ホントに! 踏んだり蹴ったりじゃないですかぁぁぁぁ!!」
121 :
◆71NsoKrlNY
[sage saga]:2019/02/25(月) 22:17:48.63 ID:0tav6Ppg0
以上、お疲れさまでした。無事に終われてよかったです。
終わってみればなぜかちっひがかわいそうなことに……ごめんち。謝るからガチャだけは大目に見て。
HTML依頼出してきます
122 :
◆71NsoKrlNY
[saga]:2019/02/25(月) 22:23:02.40 ID:0tav6Ppg0
っと、そうでした。最後に出てきた子たちは前作の子たちです。
ほんのちょっと想いが大きいだけのいい子たちだから、もっかい来てもらったよ。
モバP「家庭(に押しかけてくる)的アイドル」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1548674687/
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/26(火) 12:12:42.37 ID:wRhD24er0
ちひろさんに幸あらんことを
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