モバP「クールなあの子たちにいたずらを!」

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102 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/24(日) 21:01:19.47 ID:CWrFxQud0
モバP「……」

ちひろ「……」

マキノ「……」

モバP「……」

ちひろ「……?」

マキノ「あれ、P?」

モバP「……げる」

二人「え?」
103 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/24(日) 21:06:07.50 ID:CWrFxQud0
モバP「決まってるんだろ! 逃げる!」

ちひろ「あ、Pさん!」

モバP「すいませんちひろさん今日のところは早退します! また明日! マキノ、また声かけるから今度はみんなで会おうな!」

マキノ「ちょっとプロデューサー! 私は逃がさないわよ。次に会った時には絶対に責任取らせてやるから!」

104 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/24(日) 21:10:37.72 ID:CWrFxQud0
ふぅ、終わりました。今日は頑張った。

あとはちょっとした続きとこまごまとしたおまけで終わりです。

まきのんはかわいい。いいね。
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 02:25:24.78 ID:rm6maPlKo
ぽんこつまきのんカワイイ
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 13:02:31.55 ID:glb2qsqS0
ほれみろやっぱりちひろさんは天使じゃないか
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/25(月) 18:57:48.38 ID:1OaTDumYo
天使のような悪魔の笑顔なんです?
108 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 21:44:23.02 ID:0tav6Ppg0
落ちがついたので投下、今日で終わりです。最後までお付き合いよろしくです。
109 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 21:45:21.47 ID:0tav6Ppg0
Last:やってきてしまった全体打ち合わせ 〜野望の終わり〜

モバP「みなさんおはようございます。Pです。プロデューサーをしてます。今日はなんと、私の企画したライブの出演者全体打ち合わせの日です」

ちひろ「誰に説明しているんですか? 甲斐性なしさん」

モバP「このように、あの時から毎日、アシスタントさんからの鋭い刃で傷つけられております。つらいです」

ちひろ「自業自得だと思いますよ、ろくでなしさん」

モバP「おかしい。ほんのちょっと出来心でいたずらしただけなのに。童心に帰ることも許されないのか」

ちひろ「へーPさんにとっては女の子とイチャイチャしてあわよくば大人の階段上ることが童心にかえることなんですか。さぞかしご立派な大人なんですね」

モバP「あーもう! ほんとすいません! 今後は気を付けますから!」
110 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 21:48:23.32 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「今後は気を付けるって……じゃあ今まさに気を付けてくださいよ」

のあ「P。私にたい焼きを食べさせなさい。あー」

マキノ「……のあさん、近すぎない? まるでキスをねだっているように見えるのだけれど」

聖来「そ、そういうマキノちゃんだって腕組んでるじゃん! ダメだよ事務所でなんて!」

沙紀「固いこと言っちゃダメっすよー。すっぱ抜かれなきゃ何とかなりますってー」

保奈美「うふふ。それは沙紀さんが後ろから抱きついていることの言い訳にはならないわよ。うふふふふ」

モバP「……いや、これは俺が気を付けてもどうしようもならないかなぁって」

ちひろ「じゃあ気をつけさせてください! なんで私が見せつけられなきゃならないんですか! みんなPさんから離れなさい!」
111 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 21:51:24.88 ID:0tav6Ppg0
マキノ「ちひろさん。これは大きな仕事を迎えるために必要な行為よ。心の距離を縮めるために、まずは形から入っているだけ。きわめて合理的な行為だわ」

沙紀「それそれ、そういうことっすー。距離が近いほど、きっとライブも成功しますって。以心伝心ってやつ」

のあ「そう。目を見つめ、肌でふれあい、相手の鼓動を感じる。言葉だけでは伝わらない想い、感情、熱。それらを直接聞くことが大切」

ちひろ「それはPさんとすることじゃなくメンバーのみんなとすることでしょ!?」

聖来「直接触れ合って想いを感じる!? そ、それって、近づけば近づくほど熱くなって、そのうち全身で……あわわわわ///」

保奈美「そう、私の中にPが入ってくるのね。あぁ、見えるわ。どんな素晴らしい舞台にも負けない感動の瞬間……!」

ちひろ「二人はもう自分の世界に入ってるし! ちょっとPさん! 早く何とかしてください!!」

モバP「ま、まぁまぁ。みんなそのうち飽きますって。っていうか、俺からいたずら仕掛けたから、今は抵抗しづらい立場で……」
112 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 21:51:50.87 ID:0tav6Ppg0
ひろ「ぐぬぬぬぅ! みんな! もう時間です! 打ち合わせ始めてください! 隣じゃなく! Pさんと向かい合って!」

沙紀「向かい合う? こうっすか?」

モバP「ちょ!」

聖来「あわわわわ////」

保奈美「うふふふふ////」

ちひろ「こらー! またがって座るなー!!」
113 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 21:55:12.16 ID:0tav6Ppg0
沙紀「へへ、さすがにやりすぎっすね。すぐに離れますよ。あーでも、Pさんがいいっていうならあこのままでも?」

ちひろ「ダメに決まってるでしょ!!!」

モバP「だそうだ。すまん、うちのアシスタントがさすがにかわいそうだから離れてくれ」

沙紀「はーい、了解っす」

ちひろ「はぁ、はぁ。どうしてこんなことに。やっぱりあの時、いたずらなんて許可しなければ!」

モバP「落ち着いてください。この子らも悪乗りしてるだけですよ」

ちひろ「誰のせいでこんな気持ちに……」
114 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 21:59:38.13 ID:0tav6Ppg0
モバP「そう言わないで。約束通り、今度の土曜日、ちゃんとお休みに付き合いますから」

ちひろ「絶対ですからね? 散々こき使ってやりますから」

モバP「お手柔らかにお願いします。というか、俺でいいんですか? てっきりアイドルとか誘うのかと思ってました」

ちひろ「いえいえ、ちょっと男手が必要なんですよ。あ、一人でいいんで、気を利かせて友達呼ぶとかいりませんからね?」

モバP「そうですか。やっぱり何するかは当日まで教えてもらえないんですよね?」

ちひろ「ちょっとしたサプライズですよ♪ 具体的には当日教えますので、せいぜい精をつけてきてくださいね。大丈夫、Pさんは天井のシミを数えるだけで大丈夫ですから」

モバP「うーん、掃除かなんかだろうか? まぁいいや。期待に応えられるよう頑張りますよ」

ちひろ「(頑張ってもらうのは今後の二人の将来ですよ! 生涯賃金の半分くらいもらいますが、その分私も隣で支えていきますから!)」
115 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 22:03:24.39 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「ふへ、ふへへ。ふぇへへへへへ」

モバP「なんかニヤニヤしてるなぁ。まぁいいか、さ、打ち合わせするぞー」

マキノ「あ、プロデューサー、ちょっと待ってもらえる?」

モバP「ん、どうした。なんか気になることでもあったか?」

マキノ「抜け駆けしようとしている素敵なアシスタントに、素敵なプレゼントをね」

モバP「え?」

マキノ「プロデューサーは気にしなくていいわ。ちひろさん、ちょっといいかしら?」

ちひろ「……マキノちゃん? どうかしましたか?」
116 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 22:08:36.26 ID:0tav6Ppg0
マキノ「大したことじゃないわ。この前、失礼なことを言ってしまったから、謝まらなきゃと思っているの」

ちひろ「マキノちゃん……ううん、こちらこそ大人げなかった。ごめんなさい。反省してる」

マキノ「ちひろさんが悪いわけじゃないわ。私がちょっと前後不覚だっただけ。だから、お詫びをしたいのよ。受け取ってくれる?」

ちひろ「そんな! 気にしないで!」

マキノ「そんなこと言わないで。一生懸命調べて、考えたのだから。どうすれば一番効果的な邪魔ができるかって」

ちひろ「そんなに考えてくれて……え? 待って? 今邪魔って言った?」

マキノ「もうすぐ到着すると思うわ。逃げきれたら認めてあげる。じゃ、打ち合わせに行ってくるわね」

ちひろ「ちょっと待って! なに? 何がどういう」
117 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 22:09:14.27 ID:0tav6Ppg0


美優「おはようございます、ちひろさん」

118 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 22:12:43.85 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「ひぃぃ!?」

まゆ「今日もいい天気ですねぇ。こんな平和な日がずっと続けばいいと思いませんかぁ?」

ちひろ「え、えぇ、そうね、ところで、今日はみんなどうして事務所に? 今日はおやすみだったはずじゃ」

加蓮「んー? 某所から諜報の結果、事務所に泥棒ネコがいるって通報が入ってね」

未央「これは一大事! と思って駆け付けたんだよ!」

杏「ちょっとめんどくさかったけどさ。そういうのは早いうちに芽を摘まなきゃっていけないからね」

ちひろ「そ、そうですかー。でもそんな悪い人は見当たらなかったし、楽しい話題にしましょ? ほら、みんな笑顔ー。ハイライト帰ってきてー」

心「いいこと言うねぇちひろちゃん。じゃ、スウィーティーな次のお休みの話するぞー☆」
119 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 22:15:31.01 ID:0tav6Ppg0
ちひろ「え」

茄子「偶然ですが、事務所の方がお忍びで温泉に行くって聞いたので、ぜひ一緒に行きたいなぁと思ったんですよ♪」

響子「たまにはみんなで、ゆっくり、じっくり、しっかり親睦を深めようって話になったんです!」

周子「まさか着いてこられちゃ都合が悪いなんてことはないと思うしね。あ、そうそう、ちひろさん」

ちひろ「は、はい」
120 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 22:16:18.85 ID:0tav6Ppg0

「「「「「「「「「……抜け駆けは許さないから」」」」」」」」」



ちひろ「……私! ホントに! 踏んだり蹴ったりじゃないですかぁぁぁぁ!!」
121 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/02/25(月) 22:17:48.63 ID:0tav6Ppg0
以上、お疲れさまでした。無事に終われてよかったです。
終わってみればなぜかちっひがかわいそうなことに……ごめんち。謝るからガチャだけは大目に見て。

HTML依頼出してきます
122 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/25(月) 22:23:02.40 ID:0tav6Ppg0
っと、そうでした。最後に出てきた子たちは前作の子たちです。
ほんのちょっと想いが大きいだけのいい子たちだから、もっかい来てもらったよ。

モバP「家庭(に押しかけてくる)的アイドル」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1548674687/
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 12:12:42.37 ID:wRhD24er0
ちひろさんに幸あらんことを
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