モバP「クールなあの子たちにいたずらを!」

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1 : ◆71NsoKrlNY :2019/02/05(火) 22:24:40.29 ID:B0NifoAc0
独自設定・独自解釈・キャラ崩壊あり。短編集……かなぁ?

無事にスレ立ったら続けます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1549373079
2 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:27:25.27 ID:B0NifoAc0
モバP「(ふと気になった)」

モバP「(『属性は自己申告制』と言われている中、それでもクール力の高い子達はどこまでクールで居られるのか)」

モバP「(もちろん気になったから、という理由でドッキリ番組などを作るつもりはない。キャラクターというものはアイドルという職業において簡単に崩してはいけないものだ)」

モバP「(しかし。しかしである)」

モバP「(プロデューサーである俺が、彼女たちの魅力を一部の側面しか知らないのはどうだろうか?)」

モバP「(すべてを活かせるかどうかわからない。だからこそ、少しでも彼女たちの魅力を知り、世に出すことは俺の使命なのではないか?)」

モバP「(違う。そんな小難しいことじゃない。俺はプロデューサーとして、彼女たちの理解者として、できるだけ多くのこと知りたいんだ!)」

モバP「って言う言い訳を思いついたんでちょっとセクハラ間違えたいたずらしますね」

ちひろ「何言ってんの?」
3 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:29:55.35 ID:B0NifoAc0
モバP「いや、気になりません? 明らかに年相応じゃないおしとやかな子とか、クール&ミステリアスな子とかがセクハラされたらどうなるか」

ちひろ「(ぶっちゃけ喜ぶ気だけながするので)あんまりですねぇ」

モバP「えー。ちひろさんノリ悪いですよ」

ちひろ「当然です。ってかセクハラって言っちゃってるし。大ごとになったらどうするんですか?」

モバP「だ、大丈夫……限度は考えるし、週刊誌にはすっぱ抜かれないようにするから!」

ちひろ「事務所の空気の方が問題なんだよなぁ」

モバP「え、どゆこと?」

ちひろ「あなたには当分わからない話ですよ。とにかくダメです。だいたいなんで私に言うんですか」

モバP「協力してくれないかなって」

ちひろ「するわけないでしょ……なんで他の子たちといちゃいちゃするの見せられなきゃいけないんですか」
4 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:33:20.24 ID:B0NifoAc0
モバP「大丈夫! ちゃんとちひろさんにもメリット用意しましたから!」

ちひろ「またお金とかガチャとかですか? はーやだやだ。Pさんは私のこと何もわかってない。そんなもので私が靡くなんて思ってるんですか?」

モバP「あれ、マジか……頑張ってペア温泉チケットと専務から『いつでも休みとっていいよ。ついでに誰でも休みに巻き込んでいいよ』チケットもらったんだけどな」

ちひろ「いつ決行する? わたしも協力する」

モバP「千川院。……やらせないでくださいよ。ってか急に手の平返しましたね」

ちひろ「いえ、お休みが欲しかっただけですよ? 他意はありません」

モバP「はぁ、それは別にいいんですが」

ちひろ「ところで質問なんですが、誰でもって言うのはどの範囲ですか?」

モバP「さぁ? 専務の決済で降りるレベルなら大丈夫じゃないですか?」
5 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:37:29.74 ID:B0NifoAc0
ちひろ「具体的には?」

モバP「うーん、よほど忙しくなければうちの所属アイドルなら大丈夫じゃないですか?」

ちひろ「アイドル以外は?」

モバP「食いつくなぁ……トレーナーさんとかですか? まぁアイドルじゃない方がむしろ休み取りやすいし、大丈夫かと思いますよ」

ちひろ「はい交渉成立。もう取り消せません。さぁそのプラチナチケットを渡してください」

モバP「めっちゃグイグイ来よる。はい、正真正銘に専務お墨付き、おやすみ+巻き込みチケットどうぞ」

ちひろ「っしゃあ!」

モバP「そんな嬉しいんですか……だれか(アイドルとか)一緒に行きたい人がいたんですか?」

ちひろ「はい、どうしても(あなたと)行きたかったので」

モバP「そんなにですか。まぁ、俺もちひろさんも利害が一致してWINーWINって事にしておきましょうか」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/05(火) 22:41:53.59 ID:B0NifoAc0
ちひろ「(しかし、専務はなぜこんなものを? って、裏面に専務の休み書いてるじゃん。これをPさんに渡して、でもPさんは私に……うわぁえっぐ。まぁ容赦なく使わせてもらうけど)」

モバP「今度、改めて専務にお礼言っておこう。ちひろさん喜んでましたって」

ちひろ「ダメです」

モバP「え、なんで?」

ちひろ「言えません。ですが、絶対にやってはいけません。そんなことしたら、大変なことが起こります。いいんですか? 本当にいいんですか?」

モバP「具体的に何が?」

ちひろ「事務所で大惨事大戦が発生します」

モバP「大惨事大戦」

ちひろ「命燃やして戦え乙女」

モバP「戦うな乙女」
7 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:46:07.91 ID:B0NifoAc0
ちひろ「それが嫌なら誰にも何も言ってはいけません」

モバP「わかりました」

ちひろ「(何とか黙ってもらうようにできましたが……ついでに内緒の関係になることができました♪ きゃあきゃあ♪)」

モバP「まぁいいや。だいぶ脱線してしまいましたが、そろそろセクハラしていきますよ!」

ちひろ「まだやる気はでませんが、約束したからにはきちっとやりますよ。でも具体的に何をすればいいんですか?」

モバP「あぁ、具体的に何をしてほしい、ってことはないですよ」

ちひろ「どういうことですか?」

モバP「セクハラなんてちょっと間違えれば犯罪ですからね! やばいことになる前に、やりすぎだと思ったら止めてもらうよう見張っていただきたいのです!」

ちひろ「はいわかりました。ストップ。終了」

モバP「まだ始まってもないんですが!?」
8 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:49:11.20 ID:B0NifoAc0
ちひろ「セクハラなんて間違えなくても犯罪じゃん……」

モバP「そこは、まぁ、アイドルとPの信頼感とかでごにょごにょと。あと、素の反応をしてほしいから、この部屋を空けてて欲しいんですよ」

ちひろ「別室でモニターで監視ってことですか?」

モバP「そういうことです。いざとなったら乱入してもらうので、隣の部屋ですけどね」

ちひろ「仕掛け先の人選によっては、全部乱入していかなきゃならないかもしれませんね……誰にするつもりなんですか?」
9 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:53:05.56 ID:B0NifoAc0
モバP「まず、水木さんとこの聖来さん」

ちひろ「ほんのり怪しい気がしますが、まぁ大丈夫ですかね」

モバP「西川さんとこの保奈美ちゃん」

ちひろ「この子、一応16歳なんだけどなぁ」

モバP「高峰さんとこののあさん」

ちひろ「たしかに反応が想像できませんね」

モバP「吉岡ちゃんとこの沙紀ちゃん」

ちひろ「おぉ、意外なところが来ました」

モバP「八神さんとこのマキノちゃん」

ちひろ「攻めますねぇ、大丈夫だとは思いますが」

モバP「これで終わりです。以上5名。時間差で事務所に来てもらうように声かけてます」
10 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/05(火) 22:57:47.21 ID:B0NifoAc0
ちひろ「……なんか、こういったらあれですけど。少し方向性は違いますが、クールって言われる方々の中でも本当にクールに方ばっかりですね」

モバP「セクハラ関係なく、ちょっと違った一面を見たいってのは事実ですから。本当はもうちょっと呼びたかったんですが、時間と予定の都合で断念でした」

ちひろ「なるほど。しかし、なんというか、ホントに、えぇ」

モバP「どうしました? なんか『あぁーヤバそうな子が来なくてよかった! 蒼とか苺とか25歳児とか未婚の未亡人とか歩く性教育とか来なくて助かった!』みたいな顔してますよ」

ちひろ「ちょっと察し良すぎるしほぼ答え言ってません?」

モバP「これでもアイドルのプロデューサーですからね! 察しは良いほうだと思ってますよ!」

ちひろ「めっちゃ鈍感なくせにその自信はどっからくるのか……」

モバP「じゃ、そろそろ別室待機でお願いします。もうすぐ来るかと思いますので」

ちひろ「はーい。ヤバそうになったら容赦なく止めますので。じゃ、せいぜいやりすぎないようにしてください」

モバP「任せろ!」
11 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/02/05(火) 23:01:17.82 ID:B0NifoAc0
今日のところはここまで。

ぶっちゃけ今回はネタを少し考えたくらいで全然書き溜めがないので、多分そんなに早く終わらせることはできないと思います。
明日はちょっと予定があるので、次の投稿は早くて明後日になるかと……

前作の感想、皆様ありがとうございます。正直あんなに反応もらえるとは思わんかった。
やっぱりアイドルがかわいいって言ってもらえるのはうれしいね。
期待に添えられるかわからないけど、今回もとりま完走目指して頑張るよ。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 01:08:47.96 ID:y9uT9Rhp0
乙!
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 01:50:44.43 ID:CSX82TfXo
乙でした
この5人はなかなか読めないな
元アナとか元秘書とか元アイドルとか元子役とかだと分かりやすいがw
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 21:39:40.25 ID:e1SW3sPDO
個人的には、悪い子にいらん知識を教えた子や、猫にメガネ大好きや、漫画やってますが好き


とりあえず聖來さん期待
15 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/06(水) 23:13:48.47 ID:Z8oUacbg0
用事が終わったので投下。期待に答えることができなければすいません。
16 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/06(水) 23:14:35.82 ID:Z8oUacbg0
Case1:アクティブクール 聖来さん

聖來「おはようございまーす」

モバP「お、おはよう。すまんな、朝から呼び出して」

聖來「いいよいいよ。こういうお仕事だもん、連絡もらえるだけでもありがたいって思わなきゃ」

モバP「そう言ってくれると助かるよ」

聖來「で、今日は何の仕事? ダンスだったら嬉しいなー。あ、ライブだとかなら尚嬉しいけどね」

モバP「そりゃ良かった。あんまり大きな箱じゃないが、ライブに出演してもらおうかと思ってる」

聖來「ホント!? やった!」
17 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/06(水) 23:19:07.59 ID:Z8oUacbg0
モバP「気持ちはわかるが、事務所でぴょんぴょん跳ねるな。今日はそのライブについて、今後の方向性について打ち合わせだ」

聖來「あれ、でも何でわたしだけ? 流石に単独ってことはないよね」

モバP「本人の意思確認なしに全員呼んで、『実はやりたくないのに言い出しづらい』みたいな環境作ったら嫌だからな」

聖來「あー確かにそうだね。ライブなら嫌だっていう子はいないと思うけど」

モバP「まぁその辺は実際の内容聞いてから判断してくれ。じゃ、そっちに座るか」

聖來「はーい。って、ちひろさんは?」

モバP「しばらく席外すって言ってたな。俺の話は30分くらいで終わるから戻ってこないかも」
18 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/06(水) 23:21:56.92 ID:Z8oUacbg0
聖來「……あれ、二人っきり?」

モバP「ん、なんか問題あったか?」

聖來「う、ううん、何でもないよ。それじゃ話しよっか」

モバP「おう。悪いんだが、そっち寄ってくれる?」

聖來「え!? 隣座るの!? こういうのって普通、前に座るんじゃない?」

モバP「一緒に資料見れるようにしたほうがいいだろ?」

聖來「そ、それはそうだけど……わかった。よいしょ」

モバP「ありがとうな」
19 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/06(水) 23:25:01.64 ID:Z8oUacbg0
聖來「(なんか今日のPさん、妙に近いような?)」

モバP「(よし、近くにこれたな。さて、ここからが本番だ。まぁ一人目だし、まずは王道でいこう)」

聖來「で、Pさん、どんなライブを考えているの?」

モバP「ああ、このライブは地方のライブハウスでなーー」

モバP「(とか言いつつ、聖來の脇を)」

さわっ

聖來「うひゃあ!?」

モバP「おお、かわいい声が出た」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/06(水) 23:29:38.34 ID:Z8oUacbg0
聖來「え、なに、なんなの!?」

モバP「ドウシターキュウニオオゴエタシテー(棒読み)」

聖來「……Pさん?」

モバP「……なんでしょう?」

聖來「いまの、わざとでしょ」

モバP「何の話かなー? P、よくわかんないなー」

聖來「Pさんっ!」

モバP「うわぁ!?」

聖來「とぼけちゃだめだよ! 今、私の……その……ここ!! わざと触ったよね!?」
21 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/06(水) 23:32:42.04 ID:Z8oUacbg0
バP「はい、触りました! 聖來の脇を触りました! すべすべしてそうな脇を触りました! すいません!」

聖來「そんなに何度も言わなくていいよ!? ……もー。ダメだよ、そういうことしちゃ」

モバP「あれ? あんまり、その、怒ってない?」

聖來「今のでもとぼけてたらホントに怒ったかもしれないけど。でも、ちゃんと認めてくれたからいいかなって」

モバP「おおぅ、すげぇ優しいな」

聖來「でも! そういうことは、気軽にしていいことじゃないよ。人によっては、今のすごく傷つくんだから」

モバP「……はい。すいません。反省します」

聖來「まったく。私は、まぁ、なんと言うか、そんなに嫌な気はしないけど」
22 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/02/06(水) 23:35:42.49 ID:Z8oUacbg0
モバP「あの……聖來さん」

聖來「なに?」

モバP「今の、ほかの子にやったらまずかったりします?」

聖來「は? ほかの子にもしてたの?」

モバP「いいえ! (まだ)してません!」

聖來「なら、いいんだけど……うーん、怒る人はいないだろうし、スキンシップとして許してくれる子ならいいとは思うけどね」

モバP「ほっ」

聖來「なに安心してるのか知らないけど。さっきも言ったけど、相手によっては……それこそ、未成年の子たちにしたらホントにダメだよ。私も擁護しきれない」
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