モバP「家庭(に押しかけてくる)的アイドル」

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1 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 20:24:47.63 ID:6fkGrp+uO
独自設定・独自解釈あり。短編集。

久しぶりの投稿なので色々と許してください。

無事にスレ立ったら続けます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1548674687
2 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 20:27:27.07 ID:lXnVBUXa0
Case1:最初から居座ってる系アイドル

モバP「あー今日も働いた。やあっと家着いた」

周子「あ、おかえりー。今日も遅かったねー」

モバP「おうただいま。あと、周子もお疲れ様。今日はラジオ収録だっけ?」

周子「そうそう。Lippsの子たちとね。誰かさんがきてくれないからみんなぶーぶー言ってたよー」
3 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 20:35:48.80 ID:lXnVBUXa0
モバP「……あの、そのぶーぶーって、まさか態度に出してないよね? いや、最悪それはいいや。本番はちゃんとやったよな?」

周子「だいじょーぶだいじょーぶ。待ち時間だけだよー」

モバP「よかった。本当によかった。あのな、向こうは楽しいからって許してくれるけど俺は毎回ひやひ」

周子「本番は聞いてのお楽しみー♪」

モバP「やめて下さい死んでしまいます。君らちょっと個性のお化けすぎんよ。もうちょっと落ち着きもって?」

周子「本当にね。まったく、困っちゃうよね。今度みんなに言っておくよ」

モバP「なに他人事みたいにいってるんだよお前もだよ自覚しなさいよ」

周子「えー私ー? しゅーこちゃんのどこが天真爛漫で天衣無縫、才色兼備な美少女だって?」

モバP「一切言ってないしそんなニュアンスどこにも漂わせてないから」
4 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 20:57:56.85 ID:lXnVBUXa0
周子「心の声が聞こえてね。普段は思っていても言えないPさんのために、私が言いやすくしてあげたんだよ」

モバP「そうかありがとう。なら言いたいこと言わせてもらうな。なんで俺の家にいるんだよ帰れよ」

周子「え?」

モバP「え?」

周子「ここ。私のおうち。塩見の巣。おーけー?」

モバP「ノーだ放蕩娘」

周子「? ??? ?????」

モバP「不愉快! ……いやこのネタはよそ様のやつだからこれ以上はやめよう」
5 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:02:16.08 ID:lXnVBUXa0
周子「しょーがないんだよ。やむにやまれぬ事情があったんだよ。聞くも涙語るも涙、ふかーい事情があったんだよ」

モバP「帰れよ」

周子「やーんせめて聞いてよー」

モバP「いいだろう。武士の情けだ。申してみよ」

周子「電気止まっちゃって」

モバP「そうかそれは大変だなさぁ聞いてやったから帰れ」

周子「薄情すぎひん?」

モバP「そりゃ週一で電気止まってうちにくりゃな。なんで月払いの電気料金が週一で止まるんだよ」
6 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:05:24.46 ID:lXnVBUXa0
周子「あれ、先週もこのネタ使ったっけ?」

モバP「先々週もな」

周子「わかったわかった。来週は水道止まったことにするから」

モバP「だれがバリエーションを増やせと」

周子「あー今から帰ると夜遅くなっちゃうなーか弱い女子を夜中に放り出すなんてまぁさかプロデューサーともあろう方がするとは思えないなぁー」

モバP「おま、その言い方は卑怯だろ……!」

周子「寂しいなぁー切ないなぁーいまナンパされたらしゅーこちゃんはホイホイついて行っちゃうなー誰か引き留めてくれないかなー」
7 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:10:01.16 ID:lXnVBUXa0
モバP「……あーわかったよ! もう泊まってけよ!」

周子「いひひ♪ ありがとプロデューサー。愛してるよ」

モバP「はいはいわかったわかった。どうせ飯もまだだろ? 作ってやるから待ってろ」

周子「……冗談やないんやけどなぁ」

モバP「今日も寒かったし、鍋でいいかー」

周子「まぁいっか。うん、今日もおいしいの、よろしくー!」
8 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:30:13.58 ID:lXnVBUXa0
Case2:どこからともなく付いてきてる系アイドル

モバP「……っと。これで今日のお仕事完了。ちひろさんはどうです?」

ちひろ「私はあと30分くらいですね。あ、でも私は待たなくてもいいですよ。そんなに大したことするわけじゃないので」

モバP「ん、そうですか。ならお言葉に甘えて、先に帰りますね」

ちひろ「ええ、最近インフルエンザ流行ってますから、早く帰ってゆっくり休んでくださいね」

モバP「ちひろさんも。お疲れさまでしたー……さて、帰るか。今日は何を食べるかなー」

まゆ「今日は鶏肉とニンジンが安いみたいですね。シチューなんてどうですかぁ?」
9 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:32:00.33 ID:lXnVBUXa0
モバP「……。あ、なんか急に餃子食べたくなってきたな。買って帰るか」

まゆ「今から家で作るのは難しいですもんね。そうだ、お休みの日に一緒に餡からつくりませんかぁ?」

モバP「……。おっと、そういえば鍋のだしをとってあったな。ちょっと味整えて雑炊にするか」

まゆ「それはあったまりますねぇ。ご飯を食べて、いっしょにお風呂入って……寒い夜を一緒に温まりましょう?」

モバP「……。よし、気が変わったぞ。今日は奮発して飲みにでも」

まゆ「むじじないでぐだじゃいよぉぉぉー!!!」
10 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:33:15.63 ID:lXnVBUXa0
モバP「うわぁ! 急に泣き出すな! そりゃしれっと独り言に混ざってこられたら反応しづらいだろ!」

まゆ「ざむいながじゅっどまっでだのにぃー!!! びーじゃんがいじめるぅー!!」

モバP「いじめなんでしてないっての! 大声で人聞きの悪いこと言うな!」

まゆ「……」

モバP「あ、泣き止んでくれ」

まゆ「びーじゃんがおごっだぁぁぁぁぎぃらぁわぁれぇだぁぁぁあぁ!!!!」

モバP「怒ってない! 怒ってないから! ごめんな! 無視してごめんな! 一緒に帰ろ? で、お家で一緒にご飯食べような? な!?」

まゆ「まゆ、Pさんのために頑張ってごはんつくりますねぇ」

モバP「おい」
11 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:35:00.61 ID:lXnVBUXa0
まゆ「シチューにしようかと思いましたが、お鍋のだしがあるなら雑炊にしますねぇ。Pさんの味付けと私の味付けが合わさって、未来のP家の家庭の味ですね。きゃ♪」

モバP「おい無視するな。さっき自分で言ったろ」

まゆ「たしか葉っぱのお野菜は残ってたはずですが、お肉がないので買っていきましょう!」

モバP「まゆ。愛してるよ」

まゆ「さぁ寒いのでお手て繋いで今なんておっしゃいましたちょっと聞こえなかったのでもう一度ゆっくり耳元で囁くように心をこめて」

モバP「よし帰るか。まゆもついてきていいからご飯食べたら片付け考えずに帰れよ」

まゆ「後生ですから! 録音しますから! もう一度、もう一度お願いしますびーざぁん!」
12 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/28(月) 21:36:59.04 ID:lXnVBUXa0
今日はここまで。

明日は「偶然」いろんなところで会っちゃう系アイドルと家庭的過ぎてすでにご飯作っちゃってる系アイドル。
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 23:17:25.79 ID:zQAhw30zo

まゆwwwwww
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 11:20:13.62 ID:6yC4/xRq0
おつおつ
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/29(火) 12:15:53.75 ID:/7494pIy0
ままゆくっそわかいいなおい
16 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 22:53:26.05 ID:Ddz6Kidh0
更新しますねん
17 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 22:54:44.99 ID:Ddz6Kidh0
Case3:道端で会う機会が多すぎちゃう系アイドル

モバP「ううぅ、いい天気なのはありがたいが、この時期の朝晴れはホント寒いなぁ。さて行ってきまーす」

茄子「おや、Pさんじゃないですか♪ おはようございます。今日もおはやい出勤ですね」

モバP「おぅ、おはよう茄子。茄子も今から出勤か?」

茄子「はい。ちょっと早いかと思ったんですが、いい天気なので少し寄り道していこうかと」

モバP「そっか、確かに空気が澄んでて気持ちいいもんな。茄子の家からちょっと散歩で来れるような距離じゃないけどな」

茄子「あ! Pさんもこれから出勤ですよね? せっかくなのでご一緒に」

モバP「茄子は朝イチはレッスンだったよな? 事務所とはちょうど逆方向だし、ここでお別れだな。イヤー残念だなー」

茄子「……」

モバP「じゃ、レッスン頑張ってな。怪我に気をつけろよ」

茄子「……はい、またあとで♪」
18 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:00:26.75 ID:Ddz6Kidh0
−−−−−−−−昼です!−−−−−−−−−−−−


モバP「さて、事務所仕事も終わって営業営業。P業は大変だぜー」

茄子「おや、Pさんじゃないですか♪ 奇遇ですね」

モバP「やぁ茄子。朝に引き続きだな。今日はいいことがありそうだ」

茄子「はい、幸運の女神のお墨付きですよー♪ あ、そうだ、これからお昼でも」

モバP「この後はラジオ収録だったか? 付き添えなくて済まないが、茄子なら大丈夫だと思ってるよ」

茄子「……」

モバP「俺も頑張って仕事とってくるから、よろしくな」

茄子「……はい、またあとで♪」
19 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:04:48.34 ID:Ddz6Kidh0
−−−−−−−−夕方です! ボンバー!−−−−−−−−−−−−


モバP「あの局のおっさん、平気で無茶ぶりしやがる……なんだよ『着ぐるみ着たまま札幌まで原付踏破』って。いろんな意味で危険すぎるだろ」

茄子「おや、Pさんじゃないですか♪ 奇遇ですね」

モバP「……茄子さん、今日はエンカウント率高くない?」

茄子「たまたまですよ、たまたま♪」

モバP「ならいいんだけど……。ラジオはどうだった?」

茄子「はい、ばっちりでした♪ ほたるちゃんの『砂丘♡』がとってもかわいかったですよ〜」

モバP「なんだそれ。白菊さんの癒しボイスでそれはやばいな。早く聞きたい」

茄子「でしたら、この後一緒に」

モバP「まぁ帰って意味不明な企画の代案作らなきゃならないしな。すまんが後でゆっくり聞かせてもらうよ」

茄子「……」

1モバP「茄子は今日はもう上がりだったよな。インフルエンザ流行ってるし、早く帰れよ」

茄子「……はい、またあとで♪」
20 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:11:39.17 ID:Ddz6Kidh0
−−−−−−−−夜です! ジャスティス!−−−−−−−−−−−−

モバP「はぁ、結局こんな時間か。企画作ったはいいけど、誰に任せるかなぁ。『家に帰ったら彼氏が浮気!? アイドルだったらどうするか!』なんて、うちのアイドル向いてる子いるかなあ」

茄子「おや、Pさんじゃないですか♪ 奇遇ですね」

モバP「……ええホントに。ここが我が家の目の前じゃなければ」

茄子「たまたまですよ、たまたま♪」

モバP「いやいや苦しいから。食材と……日本酒かそれ?を持って玄関前待機はどう見てもたまたまじゃないから」

茄子「え、ここPさんのご自宅だったんですか? すごい偶然ですねーこんなところで出会えるなんて幸運ですねー♪」

モバP「あくまでそこを貫くのかぁ。今朝近くで会ったばっかなんだけどなぁ」

茄子「ところでPさん、私、今すっごい料理したいんですよ。一人じゃ食べきれないかもしれないので、だれか一緒に食べてくれそうな方、知りませんか?」

モバP「しゅがーと美優さん」

茄子「……きっとお忙しいからダメですよ」

モバP「きっとって」
21 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:19:31.71 ID:Ddz6Kidh0
茄子「誰かいませんかねーここからおうちが近くてまだご飯食べてない、お仕事帰りのプロデューサーさんはー」

モバP「あれ、プロデューサー限定した意味は?」

茄子「いませんかねー。ちらっ。ちらっ」

モバP「アイドルが男の家に一人でなんて」

茄子「周子ちゃん。まゆちゃん」

モバP「いらっしゃいようこそ我が家!」

茄子「はーいお邪魔しまーす♪」

モバP「はぁ。どうしてこうなった」

茄子「うふふ。そのうち一緒に『ただいま』って言えるようになったらいいですね♪」
22 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:20:30.60 ID:Ddz6Kidh0
Case4:頼んでないのにご飯作ってる系アイドル

ポンピアッ! ポンピアッ! ポンピ

モバP「朝か……おはようございます。さて、シャワー浴びて仕事に……あれ、時間がいつもと違う? 昨日いじったっけ?まぁいいか。起きるかねー」

響子「あ、プロデューサーさん。おはようございますっ。もうすぐご飯ですよ」

モバP「あぁ、おはよう。ご飯ありがとうな。ところで聞いてもいい?」

響子「はい、なんですか? あ、お味噌汁はちゃんと赤味噌ですよ」

モバP「そうなんだ。そりゃありがたい。そうじゃなくて、目覚ましの時間変えたのは響子?」

響子「あ、そうです。あんな時間にセットしちゃだめじゃないですか。ご飯食べれなくなっちゃいますよ?」
23 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:26:59.69 ID:Ddz6Kidh0
モバP「ごめんな。もともとご飯は行きがけにコンビニでもよるつもりだったし、家で食べるつもりなかったし、なんならなんで響子が作ってんのかわからんし」

響子「Pさん、いっつも朝ごはんはパンとかですましちゃってるから、いっそ私が作っちゃおっかなーって思いまして♪」

モバP「うん、そういうのは先に俺に断り入れてからしような? 響子の地元では条例か何かで許されたかもしれないけど、東京では許可なく家に入っちゃダメなんだぞ?」

響子「やだなー。鳥取でもさすがに黙って人の家に入ったら怒られますよー!」

モバP「よかった、もしかして鳥取って日本の法律通じないのかと思ったわ。ところで、ここって俺の家なの知ってる?」

響子「え? はい、知ってますよ?」

モバP「じゃあ、響子が俺の家に、俺に黙って入っちゃうのは怒られることかもって知ってる?」

響子「え? 何でですか? 私、ご飯作りに来ただけですよ?」
24 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:32:08.18 ID:Ddz6Kidh0
モバP「……あれ? いやいや、ここ俺の家。君の家違う。オーケー?」

響子「はい。今はまだそうですね?」

モバP「え、今はって言った? これからもずっとだよ?」

響子「え、なんですか?」

モバP「だからね、今はっていったけどこれか」

響子「え、なんですか?」

モバP「いや、あの」

響子「え、なんですか?」

モバP「……ナンデモナイデス」
25 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:37:57.69 ID:Ddz6Kidh0
響子「もーまだ寝ぼけてるんですか? 顔洗ってきてください、もうご飯出来上がりなので♪」

モバP「おかしい。俺が正しいはずなのに、なんだこの有無を言わせない不思議な圧は」

響子「ところでPさん、聞いてもいいですか?」

モバP「んー? 何かあった?」

響子「Pさんって、家庭的な子が好きですよね?」

モバP「お、おぉ、なんで断定されたのか知らないけど、まぁ好きだよ」

響子「よかったー、Pさんがお仕事している間、頑張ってお掃除やお選択しちゃいますね♪」
26 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:41:08.52 ID:Ddz6Kidh0
モバP「しちゃいますね、じゃないから。俺出たら君も一緒に出るの。今日は俺も一緒に現場行くから、ご飯食べたらすぐ出るぞ」

響子「あ、そうでした! じゃあお家で待ってるのはまた今度ですね!」

モバP「別に待ってなくていいから。というか、ありがたいけど男の一人暮らしにあまり上がりこまないの。……ほかでしてないよな?」

響子「やだなー! こんなことするのはPさんだけに決まってるじゃないですか」

モバP「ならいいんだが……いやよくないけど。まぁちゃっちゃとご飯食べちゃおうか。運ぶくらいは俺がするよ」

響子「あ、ありがとうございます! 共同作業ですね。これからもいっぱいできるといいですね!」
27 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:45:35.77 ID:Ddz6Kidh0
今日はここまで。ありがとうございます。

明日は同級生勘違いさせちゃう系アイドル。もしかしたら乙女(泥酔)系アイドルたちも出すかも
28 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/29(火) 23:46:19.86 ID:Ddz6Kidh0
まゆかわ?

まゆかわ。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/30(水) 04:57:00.50 ID:Yi/arsh3o
まゆすき
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/30(水) 12:07:19.35 ID:ULMMeY4m0
あいどるこわい
31 : ◆71NsoKrlNY [saga]:2019/01/30(水) 21:12:42.79 ID:8zQS+XXg0
続き行きますー
32 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 21:13:52.92 ID:8zQS+XXg0
Case5:同級生だけじゃなく全力で勘違いさせようとする系アイドル

モバP「わぁい土曜日。P土曜日大好き。好きなだけ寝れる。もうお昼だけどP惰眠貪る」

ピンポーン

モバP「わぁいチャイム。Pチャイム嫌い。どうせ新聞から宗教だから帰れー」

ピンポーンピンポピピピンピンポーン

モバP「うるっせぇ! 誰だ昼間から! 通信教育による入念なイメトレで会得した柔道食らわすぞこのやろう!」

未央「美少女アイドルちゃんみおだよ! アイドルいらんかね!?」
33 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 21:18:47.48 ID:8zQS+XXg0
未央「ちょおっと! いくら嬉し恥ずかしだからっていきなり締め出すのはなくない!? ドア閉めないで!」

モバP「やめろ手を離せ! 俺は今日は惰眠間違えたガイアと交信するための修行に充てると決めているんだ!」

未央「なら私は天空の精霊イカロスを召喚する儀式を行おう! 共に超次元的存在との邂逅を目指すのだ!」

モバP「意味不明なことを大声で叫ぶな花の女子高生が恥ずかしいぞ!」

未央「ひどくない! 先に始めたのPさんだよ!?」

モバP「そいえばそうだったね! ごめんね!」

未央「いいよ全然気にしないで!」

モバP「よし! じゃあいったん落ち着いて深呼吸でもしようか!」

未央「そうだね!」

二人「ふぅー」

未央「楽しかった?」

モバP「ぼちぼち」

未央「そっか。それは重畳」
34 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 21:23:28.76 ID:8zQS+XXg0
モバ「何キャラだそれは。で、何しにきたの? まさか女子高生が独身男性宅に用もなく来るなんてことないよな?」

未央「もーやだなーPさんは。私がそんな事のためにわざわざ貴重な休みを使うと思うかい?」

モバP「そうだな。売れっ子アイドルちゃんみおがこんな冴えないやつと一緒にいたいとか思わんよな」

未央「もーPさんの早とちりさん♪」

モバP「こりゃ失敬!」

二人「はっはっは!」

未央「もちろん用なんてないただ遊びに来ただけだ!」

モバP「茶番に付き合わせた俺のカロリーとテンション返せよ」
35 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 21:31:35.90 ID:8zQS+XXg0
未央「カロリーはともかくテンション返せとは無茶をおっしゃる。Pさんだって乗っかったじゃん」

モバP「先に未央が乗っかってくれたからな。そのお礼」

未央「相変わらず律儀だね。こんな小娘のノリに付き合ってくれるなんて」

モバP「島村さんとか渋谷さんとかと行きゃいいじゃん」

未央「今日はPさんと遊びたかったの! 構えー!」

モバP「えぇ……だいたい、何をしたいってんだよ。俺に任せたらお家でシェスタになるぞ」

未央「私、別にそれでもいいよ?」

モバP「遊びきたんちゃうんか」

未央「Pさんと一緒に居られればね」
36 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 21:41:11.27 ID:8zQS+XXg0
モバP「……キミ、そういう事、軽々しくいったらあかんで?」

未央「なんで? Pさん、私の話に付き合ってくれるしテンションも合わせてくれるし楽しいよ」

モバP「それは光栄なんだけどね。でもそれ、あれだから。健全な男衆には精神衛生上よくないから。騒いでるハートがもどかしくて切なくなっちゃうから」

未央「? Pさんにしかこんなこと言わないから大丈夫じゃない?」

モバP「……。あーわかったわかった。とりあえず飯食いに行くぞ。まずはそっからだ!」

未央「わぁい! 美味しい牛丼よろしく!」

モバP「未央は本当に……ま、いっか。ちょっと着替えてくるから待ってろ」

未央「えへへ。Pさん、今日はいっぱい構ってね!」
37 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 22:01:34.58 ID:8zQS+XXg0
Case6:酔っぱらっても乙女、むしろ酔っぱらったほうが乙女な系アイドルたち


モバP「今日も、そして今週もお仕事お疲れ様でした。今日は金曜日、そして退勤済み。つまり花金じゃー!」

モバP「……まぁ、まっすぐ帰るだけですけど。もう終電近いですし。作るのめんどくさいからお弁当を買いました。もうちゃっちゃと食って寝よう」

スウィーティー♪ スウィーティー♪ スウィーティー♪

モバP「……佐藤さんから電話です。さて、こんな時、敏腕Pならどうする? 答えは一択。でない」

スウィーティー♪ スウィーティー♪ スウィーティー♪

モバP「出ません。出ません。出ません」

スウィーティー♪ スウィーティー♪ スウィ

モバ「あ、諦めた。こんな時間に電話とか完全に酔っ払ってるだけだし、大丈夫だろ」
38 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 22:02:59.30 ID:8zQS+XXg0
♪ドオセーナンテーイウワタシヲー

モバP「……美優さん? 美優さんがなんでこんな時間に? まさか何かあったのか!?」

♪フアンーゴトダーキー

モバP「はいPです! 美優さんどうし」

心『あなたのはぁとにしゅ』

ピッ

モバP「……」

♪ドオセーナンテーイウワタシヲー

モバP「はい、もしもし」

心『こぉら♪ なにいきなり切ってんだ☆ はぁとの電話には出ないし、生意気だぞ♪』
39 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 22:04:34.52 ID:8zQS+XXg0
モバP「はぁとさんとはどちら様でしょうか。知り合いにはそのような名前の方はおりませんので」

心『それって「お前のことは心って呼ぶぞ」っていう愛の告白? やぁんスウィーティー☆ しょうがないからプロデューサーだけ呼んでい・い・ぞ♪』

モバP「んなわけあるか。つーかなんだよこんな時間に。美優さんどうした」

心『あ、それ聞いちゃう? 実は美優ちゃんと一緒に、え、なに、何その顔。やめよ? 愛の告白は冗談だから。威嚇するのやめよ?』

モバP「は? なに? 何が起こってるの? 面倒ごとなら切っていい?」

心『待って。本当に待って。ピンチだから。今まさにピンチになったから助けてプロデューサー』

モバP「何なのよホント。俺にどうしろと」

心『わかった、わかったから美優ちゃん! ちゃんと本人から伝えてもらうから! プロデューサー、今から遊びにいくからな☆ 逃げんなよ☆』

モバP「え、は? うちくんの!?」

心『いた! 噛まないで美優ちゃん! 切るから! もう電話切るから! じゃ後でねプロデューサーいったぁ!』

モバ「えぇぇ本当に切りやがった……はぁ、買い物後でよかった。早く帰るか」
40 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 22:06:09.26 ID:8zQS+XXg0
モバP「……で、家に着いたわけですが」

心「もう、遅いぞプロデューサー。アイドル待たせるなんて、テクニシャン☆」

モバP「うっさい、てか電話してから5分も経ってないだろ。何でいるの?」

美優「すいません、急に来てしまい……この近くで、ちょっとお酒を飲んでいたもので」

モバP「はぁ、そんなことだろうと思いました。で、心に連れてこられたんですか」

美優「あ、はい、そんな感じです」

心「おーい、ちょっと待てよ☆ 確かに電話しようって言ったのははぁとだけど、美優ちゃんも同罪……てか主犯は美優ちゃんだぞ☆」

モバP「え、どゆこと」
41 : ◆71NsoKrlNY [sage saga]:2019/01/30(水) 22:09:31.45 ID:8zQS+XXg0
美優「心さん、あの、そのあたりは別に言わなくても」

心「今日飲みたいって言ったの美優ちゃんだし、この近くのお店選んだも美優ちゃんだし」

美優「心さん?」

心「ってか、お店そろそろ出ようかーって話したら急に酔ったフリしだしたし」

モバP「は? 酔ったフリ?」

美優「心さん」

心「『あぁ、急に酔いが回ってきました。家まで帰れません。どこか、少しだけお休みできるような、信頼できる方の家はないでしょうか』って言ってね」

モバP「美優さん」

美優「違うんです」

心「で! 携帯チラチラして、あーこれはつまりいったぁ! 美優ちゃん! 噛まないで!」
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