【ポケモン】ハプウ「ポニデレラなのじゃ」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

46 : ◆V7Lv5KATKg [saga]:2019/01/27(日) 21:07:29.52 ID:yQ4wHYyR0
>>45
訂正
グラジオ「………理由はわからかいが…少なくともオレには、その子が何かに脅えているように見えるが……?」


グラジオ「………理由はわからないが…少なくともオレには、その子が何かに脅えているように見えるが……?」
47 : ◆V7Lv5KATKg [saga]:2019/01/27(日) 21:23:26.99 ID:yQ4wHYyR0
ルザミーネ「…………」パチン

ウツロイド「………………」ヌッ

シュッ

マオ「キャア!」ガシッ

スイレン「アァ!」ガシッ

サトシ「スイレン!」

カキ「マオー!」

リーリエ「お母様!マオお姉様とスイレンお姉様に何をするんですか!!」

ルザミーネ「少し黙っていなさいリーリエ。貴女達には今から、今まで大切に育てた分の親孝行をしてもらうんだから」ニコッ

リーリエ「親孝行……?」

サトシ「くっそー!スイレンはなせー!」ダッ

カキ「マオ!今助けるからな!」ダッ

スイレン「サトシ…」ウルッ

マオ「カキ……」

ルザミーネ「フンッ!私の大切な娘にまとわりつく害虫が…」パチン

ウツロイド「………………」スッ

ブンッ

サトシ「……ぐあっ!!」ドサッ

カキ「…うっ!」ドサッ

ピカチュウ「ピカピー!!」

ホシ「お兄ちゃん!!」

スイレン「サトシ!」

マオ「カキ……!!」

ルザミーネ「ウフフ、これで邪魔者は消えたわね?さぁ…」

ウツロイド「……………」ポイッ

マオ・スイレン「キャア!!」ドサッ

リーリエ「マオお姉様!スイレンお姉様!」

マオ「うぅ……」

スイレン「……痛い…」

ザオボー「る、ルザミーネ殿!これはいったい何のつもり……」

ルザミーネ「フフッ、王子様……右から…マオ、スイレン、リーリエ……私の自慢の娘でございます」

グラジオ「…………」

ルザミーネ「さぁ、好きな娘をお選びください……なんなら……」

ルザミーネ「三人全員さしあげてもよろしくてよ?」ニコッ
48 : ◆V7Lv5KATKg [saga]:2019/01/27(日) 21:45:51.25 ID:yQ4wHYyR0
グラジオ「シルヴァディ」

シルヴァディ「ヴァディ!」

ザオボー「お、王子様!何を……」

グラジオ「あの女が呼び出したポケモン……恐らくあれは父様が言っていた"ウルトラビースト"だ」

ザオボー「う、ウルトラビースト!?まさか……そんな…」

ウツロイド「……………」ウネウネ

ザオボー「ですが……確かウルトラビーストは我々の住む世界とは別世界のポケモンだと聞いたことがあります…何故そのようなポケモンをルザミーネ殿が……」

グラジオ「さぁな……だが…」チラッ

ルザミーネ「ウフフ」ユラッ

グラジオ「…………あのウルトラビーストは別名"パラサイト"人間に寄生し、強力な神経毒で感情を操ると言われているポケモンだ」

ザオボー「で、では…ルザミーネ殿は既にあのポケモンに……」

グラジオ「恐らくな」

ルザミーネ「フフフ…アハハハハハ!!さぁ、王子様!娘達をどうぞ好きにしてください!」

リーリエ「そんな…お母様……」グスッ

スイレン「うあぁぁぁぁ……!!」

マオ「……ごめんねハプウ……あなたを助けてあげられなかったバチが当たったんだね…」

ウツロイド「………」ウネウネ

ザオボー「……くっ!至急クチナシ殿と警務部隊に連絡を!」

グラジオ「いらん。それよりも王宮にいる人間を避難させろ」

ザオボー「な!?王子……まさか……あのポケモンと戦うおつもりですか!?」

ウツロイド「………」ウネウネ

グラジオ「ああ、そのまさかだ」フッ

グラジオ「いくぞシルヴァディ!!」

シルヴァディ「ヴァディ!!」

ドドドド

グラジオ「………ん?」ピクッ

サトシ「……くそっ!俺達も……」

カキ「待てサトシ!」

サトシ「なんだよ!!早くあいつを倒さなきゃスイレン達が……」

カキ「…何の音だ…?」

サトシ「……え?」

ノジャー

リーリエ「…………マオお姉様…スイレンお姉様……」

スイレン「う、うん……この声……」

マオ「……まさか…」
49 : ◆V7Lv5KATKg [saga]:2019/01/27(日) 23:00:08.98 ID:yQ4wHYyR0
ドカーン!!

パラパラ

バンバドロ「ドロー!!」

ホシ「な、なに!?」

カキ「壁を破壊してデカい大根を引いたバンバドロが入ってきた!?」

ザオボー「ぬあぁぁぁー!!王宮の壁がー!!」

スイレン「あの大根馬車…まさか…」

マオ「うん!間違いないよ!」

リーリエ「ハプウ……」

ヨロッ

ホシ「あ!中から誰か出てきたよ!」

ハプウ「うぅ……しまった!勢いあまって壁を破壊してしまったのじゃ…」

ザオボー「あなた!歴史あるアローラ王宮の壁になんてことを……!」

ハプウ「」ビクッ

サトシ「ねぇねぇ!その大根の馬車なに?どうなってんの!」ズイッ

ザオボー「モガ」

ハプウ「えっと、これは……」チラッ

ハプウ「! ね、姉様方!そんなとこに倒れてどうしたのじゃ!?」

リーリエ「ハプウ……」

サトシ「! その子、知り合いなのか?」

スイレン「うん、妹…」

サトシ「妹!?」

リーリエ「ハプウ……そのドレスとガラスの靴は……」

ハプウ「……姉様方が守り神に頼み事をしてくれたお陰なのじゃ!」

ハプウ「……ありがとうなのじゃ!マオ姉様!スイレン姉様!リーリエ姉様!」ニカッ

スイレン「……私達はたいしたことしてない!」

マオ「うん、そうだよ!それは……今まで色んな事を我慢してきたハプウに対しての、神様からのご褒美だよ!」

ハプウ「マオ姉様…スイレン姉様……」ウルッ

リーリエ「ハプウ……そのドレスと靴……」

リーリエ「とっても似合ってて素敵です!」ニコッ

ハプウ「リーリエ姉様……」グスッ

サトシ「……姉妹…か……へへっ、何かいいな?こういうの!」ニッ

カキ「美しい姉妹愛!俺は今モーレツに感動しているっ!」ウルウル

ホシ「あはは……」

グラジオ「おい、取り込み中悪いが…」チラッ

ハプウ「!」

ルザミーネ「……何であの失敗作がここに……!」ギリッ

ハプウ「……お母様……?」
50 : ◆V7Lv5KATKg [saga]:2019/01/27(日) 23:27:39.85 ID:yQ4wHYyR0
ハプウ「なんじゃ!?何やらお母様の様子がおかしいのじゃ!」

グラジオ「恐らくあいつに操られているんだ」チラッ

ウツロイド「…………」ウネウネ

ハプウ「あやつは!!いつもお母様と一緒にいるポケモン…」

ルザミーネ「ハプウ……何で貴女がここに居るのよ!?屋敷から出るなと言いつけてあったでしょ!」

ハプウ「そ、それは……」タジ

ルザミーネ「……それにそのドレスやガラスの靴はどうしたの!?まさか…」チラッ

マオ・スイレン・リーリエ「」ビクッ

ハプウ「ち、違うのじゃ!これは姉様方には関係ない!!」

リーリエ「ハプウ……」

ハプウ「それに……わらわはハプウではない…」

ハプウ「ポニデレラなのじゃっ!!」ドーン

スイレン「ポニ……」

マオ「デレラ……?」

ルザミーネ「……ポニデレラだかなんだか知らないけど…薄汚いヒンバスの貴女にその美しい純白のドレスと靴は似合わないわ…」ブツブツ

ルザミーネ「これ以上私に恥をかかせないで!!」キッ

ウツロイド「………………」ビュッ

ハプウ「!」

カキ「クラゲの触手が!!」

サトシ「危ない!逃げろポニデレラ!!」

グラジオ「くそっ!シルヴァ……」

ハプウ「バンバドローー!!」

バンバドロ「ドロー!!」ダッ

ガシッ

ウツロイド「!?」ググッ

バンバドロ「ドロ?」ニヤッ

ルザミーネ「な!?」

グラジオ「なんだと……?あのウルトラビーストの攻撃を…」

サトシ「すっげー!!バンバドロがクラゲの触手を受け止めた!!」

ピカチュウ「ピカー!」

ハプウ「こらー!!化け物!!」

ウツロイド「!」

ハプウ「マオ姉様やスイレン姉様やリーリエ姉様を……」

ルザミーネ「な、なんであの失敗作ごときがウツロイドの攻撃を……」ブツブツ

ハプウ「お母様を苛めたお前を……絶対に許さないのじゃ!!」

マオ「ははは……まったく、私達の妹は…」

スイレン「……うん、強くて…優しくて…凛々しくて…」

ハプウ「わらわが成敗してくれるのじゃ!いくぞバンバドロ!!」

バンバドロ「ドロー!!」

リーリエ「………はい!最高の……自慢の妹です!」ニコッ

シロン「コーン!!」
51 : ◆V7Lv5KATKg [saga]:2019/01/28(月) 00:24:55.53 ID:NLvEYj4D0
オーイ

マオ・スイレン・リーリエ「!」

サトシ「大丈夫かー!」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ

カキ「バトルが激しくなりそうだ!今の内にここを離れるぞ!」

カキ「立てるか?マオ」スッ

マオ「う、うん…なんとか…ありがとうカキ…」

アマージョ「ジョ」

サトシ「スイレン!歩けるか?」

スイレン「大丈夫!ありがとうサトシ」ニコッ

ナギサ「ブッイ」

リーリエ「………………」

「大丈夫?」

リーリエ「!」

マーマネ「手を貸そうか?」スッ

トゲデマル「マキュキュ」

リーリエ「あ、あなたは!!」

シロン「コーン」

マオ「え?リーリエ!誰その人?」ワクワク

スイレン「もしかして…リーリエのイイ人?」ウキウキ

リーリエ「えーと……」

マーマネ「フフフ」

リーリエ「論理的結論から言いますと、先程電気が消えた時に、暗闇で私に抱きついてきた方です」

マオ・スイレン「!?」

マオ「ちょっと!ウチの可愛い妹にナニしてるのよ!!」

スイレン「ぶっ飛ばす!!」ヨロッ

マーマネ「えぇ!?ちょ、ちょっと待ってよ!これには事情が…」アセアセ

マーマネ「リーリエからも何とか言ってよ!」

リーリエ「まぁ、事実ですし…」

シロン「ゴン!!」グルル

マーマネ「ちょ……」

ギャーギャー

カキ「………あいつら…俺達より元気じゃないか?」

サトシ「あー……みたいだな…」ハハハ

ピカチュウ「ピカー」

グラジオ「おいお前ら、遊んでないでさっさと避難しろ」
73.43 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)