【安価】異能戦【オリジナル】

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26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 23:36:28.50 ID:BtKIvGBu0
死の軌道(デット・ロード)
目に「その場所にいたら死がくる」場所と強さがわかる能力
その場所はぼんやり光に包まれており、死の可能性が高いほど光がはっきりなる。
27 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/12/31(月) 16:45:05.59 ID:Kzbqw32l0
修也「【死の軌道〈デット・ロード〉】……!」

視界に映るのはカジハラの持つ刀の切っ先から伸びる軌道や周囲の光だった。これは対象からの攻撃およびその危険度を可視化したもので、未来視に近い。

カジハラ「ほう、面白い」

修也「……!」

修也は【死の軌道】から確実に避けなければならない一手のみを避け、予想できる死角へ回り込む。この異能では攻撃手段が徒手のみでそれをカジハラは飄々と躱す。

行動>>28
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/31(月) 16:47:58.04 ID:1d/yM8MnO
逃げて煽る
29 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/01(火) 20:01:18.47 ID:7LRJOS210
修也のとった行動は逃げること。それは自らの後方に危険性のある空間がほぼないと知ってのことだった。

そしてもう1つ。修也は未だにカジハラの分析を出来ていない。高い戦闘能力とそれなりの経験があるのはこれまでの会話から理解はしていたが、どのような気性なのか、弱点はあるのかなどは見えていなかった。
そこで考えついたのは煽りだった。

修也「おいおっさん! 全然当たってねぇんだよッ!! 試すってのはソレをブンブン振り回すことなのかぁッ〜〜?!」

見た目のせいで少しは喧嘩慣れしていた修也でもカジハラに対してそれを行うのは抵抗があった。

カジハラ「……フッ」

カジハラ「フハハハハ!! いや、すまない。私もね、昔は頭に血が上りやすかったんだがな。どうも笑うことしかできないらしい」

カジハラ「しかし、だ。そこまで期待されていたなら見せるしかないか。奥の手なんだけどな」

修也「……ッ?!」

カジハラ「……【かつて在りし友へ〈サマーディ〉】」

視界いっぱい死を意味する青で染まる。
30 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/01(火) 21:59:48.98 ID:7LRJOS210
雑居ビルの3階から【真・竜化〈ドラゴン〉】を発動している彩を観察する人物がいた。
明らかに戦闘中の彼女を狙って討つということはせず、あくまで観るだけに留めていた。

力「どうだい? 俺はどんな獲物でも構わねぇがよ」

四十万 力(しじま りき)は筋骨隆々の腕で武器になり得るものをいくつも抱えて吟味していた。彼とは利害の一致もほぼなく、ただ殺さない共同体として行動を共にしている。
しかし、いずれかはどちらかが出し抜くのは目に見えていた。

力「へえ、あれは強そうじゃねえか。このナイフで切れるかは知らねぇがな!」

力「俺はもう少しここ漁ってくるがよ、あんたはどうすんだ? まだ覗き見してんのか?」

名前
性別
性格
特徴など>>32
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/01(火) 23:59:17.48 ID:zhXBkzh10
ksk
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/01/02(水) 00:04:26.78 ID:94x45cg00
名前:星崎 冷香(ほしざき れいか)
性別:女
性格:冷静沈着
特徴:紫髪、ゴスロリ服を着ている。20歳。無表情。拳銃を持っている。
異能は重力を操る能力。
33 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/06(日) 16:22:01.09 ID:vpGdnUTe0
冷香「……」

フリルのついた、黒を基調としているゴスロリ着。星崎 冷香は少しあどけない顔つきだが、それ以上に無表情で冷静沈着だ。

冷香(きっと1人で戦うのは難しい。信頼できる人間はいるのだろうか)

冷香「……移動する」

力の後を追う。今のうちに彼に変わる人物を見つけなければと。

移動先
空き地へ(翔馬など)
運動公園へ(修也など)
>>34
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/06(日) 16:26:00.82 ID:aNasZgol0
運動公園
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/06(日) 19:34:31.27 ID:JcSsiuvKO
半径10メートルくらいにいる人を自分以外消滅させる
止められない
36 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/06(日) 19:41:39.89 ID:vpGdnUTe0
修也「……さっきのアレは何だったんだ?」

京子「よかった! 死んじゃったかと思ってたよぉ!!」

カジハラ「手加減したさ。それより覚醒してからの第一声がそれとはな」

一行はすぐ近くの運動公園に移動していた。京子の【原初の手】で傷を塞いだ後でも修也はしばらく目覚めなかった。

京子「カジハラさんは頭に血のぼりすぎ!」

カジハラ「一言もないな。……む。修也、下がっていろ。京子、君もだ」

カジハラの視線の先にいたのは全身にいくつもの刃物を装備した四十万 力だった。

力「へえ、おっさん目ぇ良いじゃねえか!」

カジハラ「そういう君は頭が悪そうだな」

力「あぁッ?! 舐めてんのか?」
37 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/06(日) 20:18:31.75 ID:vpGdnUTe0
冷香「それでいい……。あなたは怒り狂ったフリをして、わざと隙を作る。逆にそこを突けば……」

力(……お高くとまりやがって)

冷香と力は小型無線を使用しやりとりできる状況にあった。冷香は後方の建物から双眼鏡で観ていた。

力(どうやら相手はあのおっさん……。チッ、強そうじゃねえか)

力は腰にかけていた大ぶりのナイフを一丁抜き出した。本人ですら随分と不自然だと感じたが、持ち歩いている武器装備は全て先ほど潜んでいた建物で入手したものだ。

カジハラ「……」

力「いいなぁッ! お前も刃物か!!」

おもむろに剥き身の刀を向けられ猛るのを隠しきれなくなる。
冷静な判断を心がけていても根は血の気の多い男なのだった。

38 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/07(月) 22:01:06.06 ID:XlJRO6wG0
力「【鬼化面〈ラーヴァナ〉】ッ!! ぶっ殺してやるよぉぉッ!!」

カジハラ「【鬼化面】……?! そうか、それが呪いの面か」

【鬼化面】とは文字通り、被ると鬼になる面だ。人間離れした身体能力を得る代わりに使用者の精神を徐々に蝕む。

冷香(正直、どちらが勝つかなんてわからない。四十万を騙し討ちしてもあの人達の仲間になれるとも限らないし、あの人達が信頼に足るかもわからない)

冷香「……はぁ」

不意に視線を下げると交戦中の彼らと冷香の中間地点に人影があった。そして一目で漁夫の利を狙っているのだと理解した。

名前
性別
容姿
特徴など>>39
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/08(火) 00:19:09.89 ID:xA324ro3O
名前 川波木 真理萌(かわはぎ まりも)
性別 女
容姿 ショートカットヘア、日焼け肌、長身巨乳
特徴 スポーツ系女子。趣味は釣りで、釣竿を持ち歩いている。
異能 釣竿を振り回し、釣り針を引っ掛けた相手から異能を奪い取る。奪い取った異能は魚の形になる。
異能を取り戻すには自身から抜き取られた魚を食べる必要がある。
40 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/09(水) 23:33:19.44 ID:vY1o573o0
真理萌「チャンス……! 【異能一本釣〈バンシーフロッド〉】!」

川波木 真理萌は刃を交えるカジハラと力の隙を伺っていた。彼女の【異能一本釣】は文字通り釣竿で異能を釣り上げることで効果が発揮する。といっても、釣り針をかけるのは本体であり異能によって発言したエネルギー体や効果に使用しても無駄である。

【鬼化面】の場合においては、使用者の心象などで形状は違えど被っている本人に釣り針をかけてさえしまえば完全に鬼に堕ちていても強制的に回収することが可能である。

【炎真】や【風陣】などのエネルギーとして出現及び放出したものに対してはただの釣竿に過ぎず、異能の加護があろうと使い物になることはない。

冷香「……」

冷香は過度のストレスを感じた時に左手で服の裾を握る癖があった。それでもなお顔色ひとつ変わることはない。

冷香(三すくみ……。時間がゆっくりになってる……?)

冷香(違う。頭が冴えているんだ。きっと、動くなら今!)

冷香は……

カジハラ

真理萌

>>41
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 23:37:23.83 ID:L6hbKhQFO
42 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2019/01/13(日) 20:13:36.02 ID:rYsBeS6Q0
冷香「動くな。……あなたに銃口が向いている」

真理萌「……!」

ゆっくりと、慎重に釣竿を地面に置いた。冷香は釣竿による異能以外の攻撃を考慮しつつ拳銃による牽制を行える距離にいた。

真理萌「誰か知らないけど……何の」

冷香「勝手に喋るな」

真理萌「……」

真理萌は背後から聞こえる冷徹な声に、初めて自分の命を握られているのだと実感した。

冷香「名前と異能を言え」

真理萌「川波木 真理萌。異能は【異能一本釣】……。他の人の能力を釣竿で奪える」

笑いがこみ上げそうになった。自ら考えて実行したことがこれほどまで上手く行くとは思わなかったからだ。

冷香「合図を出したら、それをスーツの男に使え。外せば殺す」
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