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【安価】異能戦【オリジナル】
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1 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/19(水) 00:00:29.50 ID:+lxyS/vO0
皮肉にも同じだった。俺と俺の願いは全くもって同じだった。
──最初から全てを。
意識が白く塗りつぶされてすぐ、次の異能戦が始まった。
気がつくとそこは異空間だった。明らかにこれまでいた現実とは訳が違う世界が視界いっぱいに広がっていた。
主人公となる人物の
名前
容姿
>>2
-
>>3
から
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1545145229
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/19(水) 00:02:33.71 ID:SUhDWhQb0
黒鉄修也(くろがね しゅうや)
黒髪の長身の目つきが悪い男。ガタイはかなりいい
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/19(水) 00:19:12.39 ID:5H3y9uNbO
アキラ
片目眼帯、腕にも包帯の厨2病少年
とってもいい子
4 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/19(水) 20:38:49.56 ID:+lxyS/vO0
黒鉄修也(くろがね しゅうや)は高校生で、他の生徒と比べて頭一つ出るほどの長身だ。目つきが悪く体つきの威圧感もあるため、いわゆる不良のレッテルを貼られている。
修也「何だ……?」
ボタンを開けきった学ランの内側に春の心地よい風が過ぎる。
気がつくと小さな紙切れを握っていた。それにはある説明文が刻まれており、不思議なことに修也が読んだ文字は消えていった。
修也「『今からこの世界で異能を使った戦いをしてもらいます。生き残れば願いが叶います』」
修也「『あなたの異能は【──】です』?」
大切な部分は滲んでいて文字としての認識が困難だった。まるでいくつかの絵の具をぐちゃぐちゃに混ぜたようだ。
だが、修也は理解してしまう。己が身に宿った異能のあらましを。
修也「直接脳内に……【憑依〈ポゼッション〉】……?!」
脳が状況に追いつかず思考を巡らすことも出来ないが、年頃の好奇心もあってか落ち込むことはなかった。
唖然とする修也だったが、背後からの足音を聞き流すことはなかった。振り向くとそこには──。
5 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/19(水) 20:39:32.84 ID:+lxyS/vO0
名前
性格
容姿
異能など
>>6
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/19(水) 20:44:18.01 ID:SUhDWhQb0
名前 井上京子(いのうえ きょうこ)
性格 元気いっぱいでコミュ力が高い優しい少女。多少天然が入っていて怖いもの知らず
容姿 橙色のロングヘアー。Fカップ
異能など 触れたものの時間を巻き戻す能力(戻す速度は急速にはできない)
何か変更することがあったら
>>1
の好きなように
7 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/19(水) 22:13:41.00 ID:+lxyS/vO0
京子「うわわっ、驚かせてごめん!」
修也が振り向くとそこには同い年くらいの少女がいた。反射的に動いたため目つきの鋭さを自分でも感じてしまう。発言とは裏腹に驚きを隠しきれてない彼女を見ると尚更だった。
修也「大丈夫だ。それよりあんた……」
京子「あたし井上京子! 今年から高校生なんだー!」
修也「……俺は黒鉄修也。今年から高2だ」
京子「修也君、あたしは京子でいいよ!」
京子の異能は【原初の手〈アナザー・ワン〉】。触れたものの時間を巻き戻す(厳密にはそのように再現する)異能である。
8 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/19(水) 22:51:43.07 ID:+lxyS/vO0
修也と京子は住宅街の端にいた。さまざまな家々が建ち並ぶが、どれも生活感がなく無機質なオブジェクトのようだ。
この異世界には一般人と呼べる人間がいない。全てはこの戦争のために設えられたのだ。
静寂を破る爆破音が鳴り響く。はるか遠くで何かが炸裂したのだ。
京子「……! 少し怖いかもだね……」
修也「戦い、なんだよな」
まったくの偶然だった。
何気なく空を見上げるとすぐ近くの家屋の上に人影があったのだ。
名前
容姿
特徴など
>>9
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/19(水) 22:58:11.46 ID:cbf98GEx0
名前 アイオス
容姿 茶色のショートヘアー 右腕に縫合の痕
異能など チェイシング・フェザー
羽根が飛行し、対象に突き刺さる ビームを撃つことも可能で、複数本纏めることで威力を上げることも出来る
十字架のように展開することで盾を作り出すことも出来るが、耐久性は微妙
良くも悪くも真っ直ぐな奴で、一度決めたら何が何でもやり通す
他人を思う優しい奴でもある
10 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/19(水) 23:34:38.21 ID:+lxyS/vO0
アイオス「俺はアイオス。この異能戦で勝ち残る男だ」
日を背に向けた青年の影が大きくなる。翼が生えていた。
修也「くっ……下がってろ京子」
無意識に拳が力む。これは命を賭した争いなのだから。
アイオスの翼から無数の何かが飛散するのが見えた。逆光であったこと、周囲を飛び回るそれらがそもそも視認できる大きさでなかったことから対策は練れなかった。
京子の方を見る。つい今ほどまでおどけていた少女は華奢な体を強張らせている。
誰だってそうだ。修也もまた例外ではない。
修也「やるときはやらねぇとな。生憎まだ死ねねぇんだよ」
アイオス「来るか……!」
修也「【憑依〈ポゼッション〉】ッ!!」
【憑依】。出どころは不明だが、どこからか異能を1つ引き寄せ憑依させる能力。
1人の相手に対してしか使えず、対象が死んだ場合や対象との戦闘を放棄した場合は引き寄せた異能が無くなる。
指定安価は
>>11
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/19(水) 23:37:57.39 ID:SUhDWhQb0
炎を自由自在に操る能力
自分だけ炎耐性が付与されて、炎を発生させる場所は肉眼可能の場所ならどこでも
12 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/24(月) 09:40:24.68 ID:+nb54vAQ0
修也「【炎真〈フレイムアドミニスター〉】……!」
アイオス「お前から異様なパワーを感じる。悪いが死んでもらう」
高音の炎が修也を覆い渦巻いていた。その熱気にあてられて京子はさらに距離をとった。
アイオス「【翼閃機構〈チェイシング・フェザー〉】、目の前の脅威を焼き棄てろ」
今回の【炎真】は目視できる範囲に限ればどこにでも炎を出現させる能力だ。
勝負は一瞬でついた。アイオスの体に業火がまとわり、確実に身を焦がさんとしていた。
しかし、勝利したのはアイオスだった。修也の四肢には無数の穴が開いていた。それは【翼閃機構】で飛ばした翼型の媒体から発せられたエネルギーによるものである。
修也「……?! うぐぁぁぁッ!!?」
痛みより先に恐怖と喪失感に襲われた。まぶたを強く閉じて転がりもがく。視界から外れたことでアイオスを覆っていた炎は消えた。
アイオス「とどめだ。言い残すことはないか?」
京子「修也くん! い、今行くから……!」
「早まるな!」
13 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/24(月) 10:27:12.06 ID:+nb54vAQ0
後方から一目散に駆ける声の主は日本刀を携えたスーツ姿の中年男性だった。
アイオス「来るか……!」
人間離れした速さで接近するそれに対応できるか考慮するのは簡単で、アイオスが退きに転じたのは至極真っ当な判断だった。
アイオス「この決着は次の機会だ。修也、だったか? 楽しみにしている」
猪突猛進の男はそのまま横一文字に刀を振り抜いた。しかし、アイオスは上空に逃れていた。追って来るなら追撃も辞さないという意思表示として【翼閃機構】の羽を全てその男に向けていた。
14 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/24(月) 21:58:40.24 ID:+nb54vAQ0
「チッ……。無事か?」
修也「そう……見えるのか? いや、違うな。すまない、助かった」
京子「修也くん、穴だらけだよ! 待っててね、【原初の手〈アナザーワン〉】!」
京子が修也の身体に触れると、忽ちにして傷が塞がり服までが再生していった。
「ほう。戻す能力か」
京子「はいっ! えと、井上 京子です。あなたは……?」
「私か。そうだな……」
中年といえど洗練されたその容姿はまだまだ老いを感じることはなく、それは身のこなしからも明らかである。
「私はそう、カジハラ。亡霊のようなものさ」
修也「カジハラ……。俺は黒鉄 修也。よろしく」
力なく伸ばした手を一瞥しカジハラは言った。
カジハラ「よろしく? いいか、甘く考えるな。この戦いは殺し合いだ。俺のことも少しは疑え!」
この厳しさの中に、少しだけ優しさを感じた京子だった。
カジハラ「……もっとも私も以前はその甘さに救われたんだがな」
15 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/24(月) 22:24:02.36 ID:+nb54vAQ0
「……い……ろは」
「きょう……や…………あ……や」
「何だ?」
「し……な」
「はあ?」
「生き……抜いて……」
牢から絞り出す声は暗闇に消えた。真の意味は看守に届かない。
16 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/24(月) 22:31:59.89 ID:+nb54vAQ0
爆発や破壊音から逃げていたはずだった。
危険なことは好きではないし、好きな人間はいるはずがないと思っていた。
しかし、現実は違う。目が覚めてからすでに何度も殺しや争いの現場を見てきた。
それでもなお、戦い抜く決意は出来ていないようだった。
名前
性別
容姿
特徴など
>>17
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/24(月) 22:35:54.53 ID:N8g9WvSk0
名前 風谷翔馬(かぜたに しょうま)
性別 男
容姿 緑髪の少し幼い感じの少年。
特徴など 口が悪いクソガキ系の少年。根は悪い人間ではなく、年上の女性に弱い。
スケボーが好きでそれで移動する。
能力は風を操る能力。スケボーと合わせることで空中を自由自在に飛翔する
18 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/25(火) 23:20:41.18 ID:KDG5IZvk0
翔馬「どこなんだよ、ここ! クソッ……!」
焦りの表情を浮かべてスケボーを滑らせるのは風谷 翔馬。異能【風陣〈フウジン〉】を駆使してボードをホバーさせている。
彼はすでに戦いの中に巻き込まれていた。聞きなれない音がしたので移動をやめて辺りを見渡す。すると目の前に人が落ちてきた。
名前
性別
容姿
特徴など
>>20
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/25(火) 23:26:50.85 ID:U9XuBPeC0
名前 広瀬椎菜 (そろせ しいな)
性別 女
容姿 茶髪ロングのお姉さん系。160cm以上の身長で巨乳
特徴など 母性があるおっとりけいのお姉さん。かなり天然で異能戦のこともよくわかっていない
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2018/12/25(火) 23:35:05.23 ID:V59hLt450
名前 黒眼 鏡 (くろめ かがみ)
性別 男
容姿 黒縁眼鏡に出っ歯の小男
特徴 語尾が「〜ガネ」眼鏡から怪光線を放つ
21 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/26(水) 23:08:53.61 ID:yhKt5VO70
黒眼「い、痛いガネ〜〜」
全身擦り傷まみれの男が地面と激突していた。少しひび割れた舗装材を払いながら小柄な男は立ち上がる。
黒眼「だ、誰だ?!」
翔馬「お、おっさんこそ誰だよ!?」
黒眼「おっさんではないガネ! 黒眼 鏡、かがみんって呼んでくれて構わないガネ」
黒眼「違う! そんなことより逃げるガネ! あいつは悪魔だガネ〜〜!!」
黒眼は成人男性だったが、その半分ほどの歳の翔馬と身の丈が変わらなかった。
そして黒眼はかなり慌てているようだった。
22 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/26(水) 23:53:47.38 ID:yhKt5VO70
黒眼の目線を追うと上空からさらに人が落下してくるのが見えた。
黒眼「早くするガネ!」
翔馬「言われなくても……!」
瞬時、翔馬の視界が眩んだ。爆音と衝撃が腹の奥まで響く。
翔馬「何だ……!」
その原因となる人物、少女の名前は新沼 彩。彼女の異能は【真・竜化〈ドラゴン〉】。様々な能力を持った竜に変化することができる。
彩「──ッ!!」
彼女が何かを唱えると、ボーイッシュ風な少女が異様な存在へと変貌し土煙を上げながら着地した。地面の揺れからただならぬ重量を感じる。
行動
>>23
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/28(金) 00:17:01.87 ID:Vb48GXgGo
狭い路地を縫うように逃げる
24 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/29(土) 16:20:09.36 ID:484ILBU30
翔馬「おっさん!」
翔馬が黒眼の手を握ると、巻き起こった風は黒眼を支えるように渦巻いた。
黒眼「浮いてるガネーーーッ?!」
そこからはただひたすら建物の隙間や狭い小道を逃げ回り、なんとか難を逃れた。
黒眼「空き地……?! 今時こんな昭和っぽい空き地なかなかないガネ」
翔馬「んなことよりおっさん! さっきのあれは何だよ?!」
黒眼「せ、説明すると長いガネ……。それと僕のことはかがみんと」
翔馬「ッるせえ! 早く説明しろ!」
黒眼「ひぃぃぃぃ!!」
25 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/12/30(日) 23:25:32.90 ID:h2R39lLH0
修也の傷が完全に癒え、行動を再開しようとした時だった。
カジハラ「修也、君の異能だが、少し試してみたい」
修也「試す……?」
カジハラは洗練された所作で刀を鞘から出した。あまりにも滑らかな動きだったので修也と京子は見入っていた。
カジハラ「模擬戦とは思わないことだ。私に隙を見せたなら即ち死と思え」
修也「ま、待て! 急に何を言って……くっ!」
悪寒が走った。彼からは確かな殺気を感じるし、そうでない気もする。つまり気を抜けば死ぬと言うのは正しいのだろうと思った。
修也「……【憑依】ッ!!」
指定安価は
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