【安価】オレ ゴブリン コノセカイ イキノコリタイ

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1 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 08:11:29.96 ID:ME3Z6rJF0


ゴブリン……非常に脆弱で知能の低い生物。小さい子供の様な体躯であるが、生き物を殺す事に躊躇いなど無い。

特徴1……自分勝手で我侭であり、同族が殺されるよりも自分に危害を加える相手に執着する。
特徴2……世代を重ねる毎に突然変異と呼ばれる進化した個体が生まれる可能性が上がる。
特徴3……皮膚は緑や紫色だったり、筋力にも個体差がある。別の種族との交配でしかゴブリンは生まれない。


ヒューマン……この世界で最も数の多い種族。繁栄の為なら他種族を排斥する事も厭わない。

特徴1……柔軟性に長けており、生き残る術を言語化して次の世代へと残す。
特徴2……基本的に小規模での生活を営む。大規模な集団に至っては高度な技術を有している。
特徴3……皮膚は白や黒に茶と細かい差がある。別の種族との交配を禁忌と考えている。

 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1545088289
2 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 08:15:55.36 ID:ME3Z6rJF0


今この場所には【幸運なゴブリン】、【憐れなゴブリン】、【愚かなゴブリン】の3体が居ます。

あなたはどれが気になりますか?

まずは幾つか示すのでそれを参考にして下さい。

 
3 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 08:19:14.59 ID:ME3Z6rJF0


【幸運なゴブリン】

戦士「このっ! 村の外に出て行けゴブリン!」

ゴブリン「グゲッ……」

村人「そのままとっちめてくれ!」


このゴブリンは村を襲おうとして失敗したようです。

彼が生き残るのはあまりにも細い道にも思えますが……



【憐れなゴブリン】

ゴブリン「グギッギギ……ユ、ユルシテ…くダサイ」

騎士長「ゴブリン風情が人の言葉を話すだと?」

ゴブリン「モウ、シマセン……ヒト。オそイマセン」


このゴブリンの巣は討伐隊を編成される程の規模だったようです。

人の言葉を使ってどうにか命乞いをしているようですが……



【愚かなゴブリン】

ゴブリン「ゲゲーッ!!」

商人「なんでこの街道にゴブリンが沢山居るんだ!?」

ゴブリン「「「キキッ、キキキッ!」」」ゲラゲラゲラ


このゴブリン達は物資を沢山積んでいた商隊に目を付けたようです。

彼等は集団でかかれば何も怖くないと思っているようですが……


安価↓3
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 08:20:10.59 ID:uw5AQmse0
【幸運なゴブリン】
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 09:00:27.75 ID:8OQoixxUO
とりあえず加速
6 : ◆b.XMayuOjJN5 [sage]:2018/12/18(火) 09:02:39.25 ID:ME3Z6rJF0
人が居ないようなので夕方以降に更新するとしましょう
(このレスは範囲に含めず)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 09:40:46.36 ID:2KDdIYEmO
憐れなゴブリン
8 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 21:30:42.54 ID:ME3Z6rJF0
【憐れなゴブリン】が選ばれました。
このゴブリンはこの先生き残れるでしょうか……
9 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 21:40:30.47 ID:ME3Z6rJF0


ゴブリン「キキッ」

ゴブリン「キーッ!」

ゴブリン「キャッキャッ」


騎士長「ゴブリンの巣はここか……」

ゴブリン「キ?」キョロキョロ

女騎士「奴等、耳は悪くないようですね」ボソボソ

騎士長「そのようだな」


騎士長「……ではこれより、ゴブリン共を殲滅する。私に続け!」

騎士長「「うおぉぉ!!」」ガサササッ

ゴブリン「キーキー!」

騎士長「ふんっ!」

ゴブリン「」ドクドク

ゴブリン「ゲゲーッ!?」ビクゥ

ゴブリン「ギー!」ダダッ


オレ ゴブリン イツモドオリ ソト アソブ ニンゲン タクサン イタ。

コンナニ タクサン イル マズイ。

ニ、ニゲ ナイト マズイ。

 
10 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 21:42:19.44 ID:ME3Z6rJF0
 

女騎士「ねぐらは粗方片付きました」

騎士長「ご苦労。弱いとはいえゴブリンの繁殖力は侮れんからな」

女騎士「ゴブリン共が娯楽にしていた者達は……」

騎士長「まったく汚らわしい。後でまとめて焼き払ってしまえ」

女騎士「……はっ」

騎士「騎士長!」

騎士長「む? どうした」

騎士「ゴ、ゴブリンの生き残りが!」

騎士長「その様子ではただのゴブリンが居た訳では無いな? 何があった?」

騎士「狭路に追い詰めたゴブリンの一匹が、どうにも人語を解しているようでして……」

騎士長「奇妙だな…よし。案内せよ」

 
11 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 21:47:28.41 ID:ME3Z6rJF0


騎士「こちらです」

ゴブリン「グギッギギ……ユ、ユルシテ…くダサイ」

女騎士「!?」

ゴブリン「モウ、シマセン……ヒト。オそイマセン」

騎士長「ゴブリン風情が人の言葉を話す……だと?」


アタラシク キタ コンドハ ギラギラ。

デモ オンナ イル。

オレ ヤッパリ ココデ シヌ?

イ、イヤ シニタクナイ!  トニカク イキノコリタイ!

 
12 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 21:55:12.72 ID:ME3Z6rJF0


ゴブリン「ニ…ニンゲン、コトバ……スコしワかル」

女騎士「だ、黙れ! 化物に私達の言葉が解るものか!」

ゴブリン「オコル。ナニカ、シタ。オレたチ。ワルイ」

騎士長「人間が怒るのは自分達が原因だと思っている……?」

女騎士「騎士長! ゴブリン共の言葉に耳を傾けてはいけません!」

女騎士「あの邪悪な顔を見て下さいよ! あれに善良な心があるとは思えません!」

ゴブリン「キキッ……キ」ニタニタ

騎士長「質問をしよう。お前はどうやって人の言葉を覚えた?」

ゴブリン「………」パクパク


@イッショ イタ ニンゲン カラ オそワッタ
Aオマエタチ マネ シタ
Bイツノマニカ ワカル……ワカル? よウニ  ナッテタ


安価↓3
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 22:09:44.70 ID:HgmhKUt80
1
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 22:10:56.29 ID:fovhFFs90
1
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 22:15:27.28 ID:SG74NUhOO
16 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 22:46:45.51 ID:ME3Z6rJF0


ゴブリン「イツノマニカ ワカル……ワカル? よウニ  ナッテタ」

騎士「そんな事がありえるのでしょうか」

騎士長「ゴブリンの生態にはいまだ不明な部分も多い。コイツは他より知能があるようだな」

騎士「どうされますか?」

女騎士「殺しましょう騎士長!私達と同じ言葉を使う化物なんて気持ち悪いです!」

騎士長「待て。もしかすると、使いようによっては役に立つかもしれんぞ?」

女騎士「それはどういう……」

騎士長「ゴブリン。お前を助けるとこちらにどんなメリットがある?」

ゴブリン「メ、りッ……ト?」ポカーン

騎士長「面倒だな」

騎士長「オマエ、タスケテ、ワレワレ、ドウナル? タノシク、ナルカ?」

ゴブリン「!」



@オレ、オ おレ ホカノヤツ マトメル モウオそウ ニドト シナイ
Aナ ナニモナイ でも タスケて ホシい
Bタスケテ クレタラ シタが、シタガウ マス?


安価↓2
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 22:48:18.36 ID:lzNolr0DO
2
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 22:48:20.47 ID:FYoaLl8F0
2
19 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 23:09:41.58 ID:ME3Z6rJF0


ゴブリン「ナ ナニモナイ でも タスケて ホシい」

騎士長「くくっ……」

女騎士「騎士長?」

騎士長「何も提供出来ないのに助けて欲しいだと? ふざけてるのか!」ダンッ

ゴブリン「グギッ!?」

ゴブリン「ギギ、イキ…イキタイ……シヌ……イヤ!」ジタバタ

騎士長「踏みつけられてなお喋ろうとする根性は認めてやる」

騎士長「だからもう一度聞いてやろう。お前は何を出せる?」

ゴブリン「ギ〜ッ!」

騎士長「こちらの意図が汲み取れないならこのまま死ね」

 
20 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 23:11:26.92 ID:ME3Z6rJF0
 

ドウスル オレ ナニモナイ。

コトば ワカッテモ ドウシヨウモ ナイ。

ニンゲン ナニが スキ?

クイもノ……オレタちノ タベナイ。 デモ エサハ アル。

たカラ……キョウミ ゼンゼン モタナイ。 デモ コノマエ ヒロッタ。

ヘんナヤツ……ホカイナイ デモ イマは オレ?


@クク……クイもノ! ヤル!
Aタブン ニンゲン ガラクタ? デモ たカラ アル
Bデキレバ イタクナイ おネガイ マス


安価↓2
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 23:11:55.71 ID:jJqE7mUKo
2
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 23:21:09.01 ID:yAEP9KkGO
2
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 23:21:34.43 ID:cNF8byHDO
3
24 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 23:48:52.17 ID:ME3Z6rJF0


ゴブリン「タブン ニンゲン ガラクタ? デモ たカラ アル」

騎士長「ほう。どんな宝か言ってみろ」

ゴブリン「ア…イ…ミズ タクサン デテ…クる」

女騎士「水?」

ゴブリン「ソレ コノマエ ヒロッタ。オレタチ……ソレデヨク、アソンデタ」

女騎士「失われた技術が込められた道具でしょうか?」

騎士長「恐らく。薄汚いゴブリンにしては臭いがマシなのはそういう事か」

ゴブリン「クレル…クレテやル?」

騎士長「あ?」ギロッ

ゴブリン「……ア、アゲま、ス?」ビクビク

騎士長「良いだろう。それを寄越せ」

 
25 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/18(火) 23:50:38.53 ID:ME3Z6rJF0


ゴブリン「コッチ たカラアル」

女騎士「騎士長。ほんとに受け取るつもりなんですか?」ボソボソ

騎士長「失われた技術を国に献上出来れば我々の評価も天に昇る」

女騎士「だからとはいえ……」

騎士長「他言無用だぞ。手に入れた品が薄汚いゴブリンが使っていた物だとは」

女騎士「…承知しました」


ゴブリン「コレ……」

騎士長「ほうほう、これは面白い。湯が湧き出る壺か」

女騎士「底に刻まれた文字は……読めませんね」

ゴブリン「コレデ オレ、タスケテ クレる カ?」

騎士長「………」


1〜2 「いや、助けるわけ無いだろう?」
3〜6 「他にもあるなら考えてやってもいい」
7〜9 「いいぞ」
0 「お前を特別に見逃してやろう。これは餞別だ受け取れ」

↓2 コンマ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/18(火) 23:55:01.26 ID:yAEP9KkGO
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 00:39:48.21 ID:Yhv6/Y2DO
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 14:48:05.51 ID:OXq0RwP5O
あわれ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 22:23:17.67 ID:h9phIfDCo
哀れ。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 22:23:55.29 ID:hv/g6uOso
南無
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 23:38:20.01 ID:VuNgFCTRO
無情
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/19(水) 23:45:02.07 ID:jr8Acpx20
安価神に見放されたゴブリン…なむー
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/12/20(木) 01:30:54.73 ID:sZmxXCb+0
チョンは皆殺しだ
34 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/21(金) 07:42:00.00 ID:4uCILwlq0


騎士長「いや、助けるわけ無いだろう?」

ゴブリン「エ?」

騎士長「聞こえなかったのか? お前を助ける気は無いと言ったんだ」

ゴブリン「オ、おカシイ! オレ おマえタチ シたガッタ!」

騎士長「女騎士。私はそんな約束をしたか?」

女騎士「しておりません」

ゴブリン「ッギ、ギ……」フルフル

女騎士「………」スッ

ゴブリン「ギギィ〜〜!!」バッ

騎士長「フゥ……所詮はゴブリンか。やれ」

女騎士「はっ」チャキッ


コンナ ハナシ キイテナイ! モウ オレ オコッタ!

コイツ、コイツハ ギラギラシタコイツ ゼッタイ ユルサナイ!

ナグッテ! ツブシテ! コロシテヤル!

 
35 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/21(金) 07:44:26.00 ID:4uCILwlq0


女騎士「消えろ」ズバッ

ゴブリン「ゲッ……!?」プシャー

ゴブリン「ッギィィィー!!」ジタバタ

ゴブリン「…ギ、ギギ……キィ」バタッ

騎士長「しぶとい個体なら、もう一度襲い掛かって来そうなものだがな」

騎士長「もうここに用は無い。帰るぞ」

女騎士「……」チラッ


ゴブリン「」ピクッピクッ

 
36 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/21(金) 07:46:17.95 ID:4uCILwlq0


こうして【憐れなゴブリン】は死にました。

賢い個体が生き残れなかったのは、種族にとって大きな痛手となるかもしれません。

脆弱なゴブリン達に未来はあるのでしょうか……

 
37 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/21(金) 07:58:14.20 ID:4uCILwlq0


まだこの場所には【幸運なゴブリン】、【愚かなゴブリン】の2体が……

おっと、【巨体のゴブリン】も入れて合計3体ですね。


あなたはどれが気になりますか?

彼等の事を幾つか示すのでそれを参考にして下さい。

 
38 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/21(金) 08:01:17.68 ID:4uCILwlq0


【幸運なゴブリン】

戦士「このっ! 村の外に出て行けゴブリン!」

ゴブリン「グゲッ……」

村人「そのままとっちめてくれ!」


このゴブリンは村を襲おうとして失敗したようです。

彼が生き残るのはあまりにも細い道にも思えますが……



【愚かなゴブリン】

ゴブリン「ゲゲーッ!!」

商人「なんでこの街道にゴブリンが沢山居るんだ!?」

ゴブリン「「「キキッ、キキキッ!」」」ゲラゲラゲラ


このゴブリン達は物資を沢山積んでいた商隊に目を付けたようです。

彼等は集団でかかれば何も怖くないと思っているようですが……



【巨体のゴブリン】


ゴブリン「ゲフーッ」ポンポン

狩人「!? なんだあのゴブリンは……」

ゴブリン「……グィア〜ア」ボリボリ


このゴブリンは同種族と比べ大きな身体を持っているようです。

今まで脅威に晒される事も無く、のんびりとした生活を送っていたようですが……


安価↓3
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 08:07:12.62 ID:UWrsDTuKO
幸運
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 08:34:26.75 ID:DAui53VEo
巨体
41 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2018/12/21(金) 08:40:04.72 ID:4uCILwlq0
今日も夕方以降に更新しますねー
このレスは安価範囲に含めず
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/21(金) 08:48:24.80 ID:5TB6SJuDO
巨体
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/30(日) 10:35:31.10 ID:WdIVvUMj0
居なくなった?
44 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/04(月) 12:32:09.43 ID:kVpEwAcX0


ゴブリン「……zzZ」

狩人「あんな個体は今まで見た事が無い。村へ早急に報告しなければ」ダッ


自分を危険視されている事も露知らず。

ゴブリンは腕を枕にして気持ちよさそうに寝ています。

 
45 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/04(月) 12:34:19.95 ID:kVpEwAcX0


狩人「みんな!」

女「どうしたんです? そんなに慌てて」

狩人「みんな聞いてくれ。森にゴブリンが居た」

女「えっ」

男「……またゴブリンか」

狩人「しかもそいつは並のデカさじゃ無かった」

男「なに?」

女「じょ、冗談でしょ? ただのゴブリンでさえ私達じゃ……」

村長「それは本当か?」

狩人「はい。自分が見た時は一匹だけでしたが」

村長「そいつが万が一にでもこの村を攻めてきたら不味い。今のうちに討伐依頼を出しておこう」

狩人「それまで見張っておきます」

村長「……くれぐれもゴブリンを刺激しないでくれよ」

狩人「ええ、もちろんです」

 
46 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/04(月) 12:35:58.29 ID:kVpEwAcX0


狩人「起きている間は寝るか食うかだけで特に何もしない。見れば見るほど奇妙な奴だ……」

ゴブリン「」ピクッ

狩人「勘付かれたか?」ササッ

ゴブリン「……」


@寝返りを打つ
A手近な石を掴んで音がした方向に投げる
B起き上がって火を起こす

安価↓2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/04(月) 13:05:04.51 ID:jR9fZhVlO
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/04(月) 15:33:02.88 ID:out0JAkqO
2
49 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/08(金) 02:23:43.79 ID:JNoy48AB0


ゴブリン「……」ゴソゴソ

狩人「なんだ…? 手を動かしてる様に見え――」

ゴブリン「ムッ」ブォン

――ドガッ!!

狩人「!?」


化物の呻き声に一瞬遅れて周囲に大きな音が響く。

何が起きたのか視線を漂わせると、なんと自分の隣にあった樹木に石がめり込んでいるではないか。

これほどの礫を自分の身体に命中させられていたら。

そう考えると思わず身が竦んだ。

 
50 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/08(金) 02:24:34.74 ID:JNoy48AB0

 
狩人(次は当てるぞと脅しをかけているつもりなのか……)

ゴブリン「……」

狩人(た、ただの偶然だ。狙ってやったと確証も無い)

ゴブリン「zzz」ポリポリ

狩人「次からは遮蔽物にしっかり身を隠そう……」ボソッ

 
51 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/08(金) 02:25:54.60 ID:JNoy48AB0


――1週間後


戦士「……ここか」ガシャッ

男「おや。アンタは?」

戦士「俺か? 俺は人の厄介事で日銭稼ぎをしてるもんさ」

男「あー……ああ! 依頼した冒険者さんか。ちょっと待っててくれ」

 
52 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/08(金) 02:26:50.93 ID:JNoy48AB0


村長「ようやく来たか! 待ちかねたぞ!」

戦士「前置きはいい。村長、例のゴブリンは何処に?」

村長「森を少し進んだところに開けた場所がある。奴はそこを塒にしとる」

戦士「そうか」ガタッ

村長「と、ところで――」

戦士「…なんだ?」チラリ

村長「アンタ一人で戦うとか言わんじゃろうな」

戦士「そうだが?」

村長「……倒せるのか?」

戦士「なに、茶でも啜って待ってるといい」バタム


男「村長。アレ大丈夫なんですかね……」

村長「金を支払っている以上信用するしかあるまい」

男「……」

 
53 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/08(金) 02:35:59.73 ID:JNoy48AB0


戦士「さーて、ゴブリンは何処だ」ザッザッザ

狩人「……! あなたは依頼を受けた方ですね?」

戦士「ああ。その通りだ」

狩人「気を付けて下さい。アイツは普通じゃない」

狩人「人の気配に敏感で、物音を立てるとすごい勢いで石を投げてくる」

戦士「そうか。そりゃ怖い」

狩人「……舐めてかかると死にますよ」

戦士「忠告は受け取っておく。それでいいだろ」

狩人「それなら、いいですが……」

 
54 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/02/08(金) 02:41:36.32 ID:JNoy48AB0


ゴブリン「……」パチパチ

戦士「ハッ。ゴブリンがいっちょ前に暖を取ってやがる」

ゴブリン「…ァグァグ」ムシャァ

戦士「焼きリンゴと肉か。贅沢だな」

ゴブリン「……」


@外敵が居そうなので片方だけ火のついた薪を掴む
A火を囲んでいる石の一つを掴んで音がした方向に投げる
B焼けた肉を葉っぱで包む。そしてその辺に投げる

安価↓2
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 02:42:22.13 ID:hGpH5RHe0
3
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 02:44:39.29 ID:Zmu6i80q0
2
57 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/03/12(火) 20:12:48.69 ID:+1Dcuc3m0


ゴブリン「……」スック

戦士(座った状態じゃそこまで解らなかったが、デカい……!)

ゴブリン「…フ、ゥーウ……! ォ”オ”ア”ァァ!」ブォン


――ビュォッ!! ドガァッ!!


戦士「うわっ!?」

戦士「…の、ノーコンか。びびらせやが――ッ!?」


ゴブリン「コォォ……」ギロッ


背筋を襲う恐怖感。

それは今までに倒してきたゴブリンとは明らかに違う異質な眼光だった。


ヤツは殺意を隠す事無くこちらに向けてきている……!

 
58 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/03/12(火) 20:14:38.85 ID:+1Dcuc3m0


戦士「ゴ、ゴブリンが!」ジャキッ

ゴブリン「グゥルル……」

戦士「先手必勝!」ブン

ゴブリン「……」グググ

戦士「なっ――」


これは正当防衛だ。

ヤツはそう言わんばかりに大きく拳を振りかぶっている。

眼前に迫る拳を前に、俺は頭の中で依頼をこなす過去の自分を思い出していた。

 
59 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/03/12(火) 20:16:45.57 ID:+1Dcuc3m0


戦士「ずあっ!」

ゴブリン「ゲギ……」

ゴブリン「キー!」

ゴブリン「ギギィー!!」


戦士「……ふう。割とちょろいもんだな」

ゴブリン「」

戦士「案外、この仕事は俺に向いてるのかもしれねぇ!」


俺は子供のような体躯の化物を狩る依頼を好んで受けていた。

楽に始末出来て割が良い。そして危険もそんなに無い。

そう、危険はそんなに無かった筈なんだ――

 
60 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/03/12(火) 20:24:57.75 ID:+1Dcuc3m0


戦士(こんな、こんなことなら……)

戦士(ぶっきらぼうな言い方も、格好よく見せる為に振舞ったりも)

戦士(そもそもゴブリンの依頼なんか受けるんじゃなか――)

ゴブリン「ガァッ!」ブゥン


骨がボキリと折れる音を最期に、俺の意識はぷつりと切れた。

 
61 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/03/12(火) 20:30:20.76 ID:+1Dcuc3m0


ゴブリン「フーッ、フーッ!」ポタポタ

戦士「」ドロッ

ゴブリン「グッ…フー」

ゴブリン「……フゥ」チラッ

戦士「」

ゴブリン「ウッ、ウぅ……」ザッザッ



度重なる人の来訪に我慢出来なかったのか、巨体のゴブリンは戦士を手にかけました。

静寂を好む彼からすれば、突然斬りかかって来るような相手ですから当然の帰結ともいえるかもしれません。

戦士の亡骸を土の中へと放り込み、何も見なかった事にしています。


その後、様子を見に来た狩人が、森の凄惨な状況を見て不干渉を村に訴えかけるのですが――

……ひとまず、この個体が生き残った事を覚えておきましょう。

 
62 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/03/12(火) 20:39:11.90 ID:+1Dcuc3m0


この場所には沢山のゴブリンが居ます。


ゴブリンそのものである【幸運なゴブリン】、【愚かなゴブリン】の2体。

比較的賢い【先を見るゴブリン】、【自制するゴブリン】の2体。

唯一の生き残りである【巨体のゴブリン】。


あなたはどれが気になりますか?

彼等の事を幾つか示すのでそれを参考にして下さい。

 
63 : ◆b.XMayuOjJN5 [saga]:2019/03/12(火) 20:42:13.38 ID:+1Dcuc3m0


【先を見るゴブリン】


ゴブリン「……」ジーッ

小さい果物「」

ゴブリン「……」チラッ

少女「お母さーん! 待ってー!」

少女の母「あらあら。はしゃぐと危ないわよ」

ゴブリン「マダ…マダ。……モット」


このゴブリンは、目の前の獲物に手を付けないで監視しているようです。

彼は何故このような行動をしているのでしょうか……



【自制するゴブリン】


少年「こんな弱っちいの? ゴブリンって」ゲシゲシ

ゴブリン「キキッ」

少年「なんか可哀想だし、逃がしてやろっかな」


このゴブリンは、人間から侮られている事に激昂していないようです。

彼が取る行動によっては、生き残る事自体は難しくありません……



【巨体のゴブリン】


ゴブリン「ガァッ!」バキィ

狩人「……木に傷跡、自分の縄張りを主張しているのか?」

ゴブリン「フーッフーッ……」


騎士長「ここか。妙なゴブリンとやらが居るのは」

女騎士「そのようで」

村長「ぞろぞろと……あなた方は都の騎士様で?」



あれからゴブリンは連日に亘って暴れています。

狩人の訴えかけにより、村からゴブリンへの干渉は無くなる筈だったのですが……


幸運、愚か >>3
 
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