【安価】上条「とある禁書とSAOで」キリト「仮面ライダー」

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425 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:24:56.62 ID:4M54/0/j0
 キリト「それって・・・まさか・・・!」

 
 -ゴトッ ガチャッ
 
 キリト「エリュシデータ!これも復元したのか・・・」


 黎斗「そうとも。これが無ければ君の本来の力が発揮できないと思っていたのでね」


 黎斗「リズベット君には感謝すると良い」


 キリト「あ、リズから聞いたのか。・・・ん?まさか・・・」


 黎斗「うん?」


 キリト「俺が今学園都市において危険な状況だってことは・・・」


 黎斗「・・・すまないが、言わざるを得なかった」


 キリト「そ、そうか・・・まぁ、そうだろうな」


 黎斗「そしてこれは彼女からの手紙だ。シリカ君も店に居合わせていたので一緒に書いていたよ」スッ


 キリト「・・・」ゴクリッ

 
 ―ペラッ

 『拝啓 桐ヶ谷和人ことキリト様 へ

     そこにいると思う神様社長から色々聞いたわよ!何でそうも事件に巻き込まれるわけ!?』


 キリト「・・・俺に言われても」タラー

 
 『いいっ!?必ずアスナを助けなさいよっ!じゃないと絶対に許さないんだからねっ!!

                                  リズベッドより 敬具』


 キリト「・・・こっちはシリカだな・・・」


 『キリトさん!


     絶対に皆さんご無事で、笑顔で帰ってきてください!   
                          
                                   シリカより』


 キリト「・・・ありがとな」クスッ
426 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:26:58.47 ID:4M54/0/j0
 黎斗「実に慕われているようだね。キリト君」


 キリト「え?あ、ま、まぁ・・・一緒に戦った仲間ですから」


 黎斗「そうか。・・・君を主人公にした恋愛ゲームを開発すれば面白そうだ」


 キリト「絶対にしないでください」


 黎斗「ジョークだ。はははははっ」


 シャットアウラ「(ゲーム開発者はこんな変人なのか・・・?)」


 キリト「ありがとな、神様社長。・・・とりあえず、俺は皆のところに行ってくるよ」

 
 黎斗「そうしたまえ」 


 シャットアウラ「行くか」
 

 キリト「ああっ」





 直葉「・・・あっ。お、お兄ちゃん!?」

 
 詩乃「キリト・・・」


 遼太郎「キリト、お前・・・」


 ユイ「パパ・・・」


 ユウキ「大丈夫なの・・・?」


 キリト「ああ、もう大丈夫だ。・・・心強い相棒も帰ってきたからなっ」ジャキンッ


 遼太郎「なぁっ!?そ、その剣は・・・」


 ユイ「パパ、それは・・・」


 直葉「何ですか?」


 詩乃「キリト、そんな剣持ってたっけ・・・」


 キリト「SAOで俺が使ってた剣だ。こいつさえあれば・・・」


 キリト「俺は須郷に勝てる」


 ユウキ「・・・須郷?」


 ユイ「どうして須郷伸之の名前が出てくるんですか・・・?」
427 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:28:59.08 ID:4M54/0/j0
 シャットアウラ「それは私が最初から説明しよう」


 ユウキ「貴女は?」


 シャットアウラ「私はシャットアウラ=セクウェンツィア」


 シャットアウラ「学園都市ではそこそこ知られている探偵だ」


 ユウキ「探偵?」


 直葉「あの、どうして探偵さんが・・・?」


 キリト「外から俺の知り合いがシャットアウラに依頼をしたんだ。・・・この事態の黒幕を
     暴くためにな」




 直葉「脱獄!?それで・・・お兄ちゃんに復讐するために・・・!?」

 
 詩乃「そんな奴が黒幕だったなんて・・・」


 遼太郎「っかぁ〜!なんて未練たらたらな野郎だ!」


 キリト「実際に裁判中も色々してたらしいからな・・・あいつ・・・」


 シャットアウラ「逮捕後、黙秘に次ぐ黙秘、否定に次ぐ否定、挙句に全てを茅場に負わせようと
         するなど醜く足掻きに足掻いていたそうだ」


 シャットアウラ「部下の1人が重要参考人で連行された直後あっけなく全てを自白」


 シャットアウラ「裁判が始まってからも精神鑑定を申請するなど手段を選ばず醜く足掻き続け・・・」


 シャットアウラ「第一審で実刑判決が下るも控訴して東京高裁で係争中に海外逃亡を画策していたことで
         保釈申請を却下されたそうだ」


 シャットアウラ「・・・何とも情けない男だ。見るに耐えない」


 直葉「手厳しいですね・・・」


 シャットアウラ「犯罪者に同情するほど私が半熟ではないのでな」


 シャットアウラ「キリト。どのみち須郷は再度捕まれば終身刑になる」

 
 キリト「・・・そ、そうか」


 シャットアウラ「半殺しにしても許される。相手が殺す気で来るなら・・・手加減など考えるな」
 
 
 キリト「・・・」


 シャットアウラ「いいな?」


 キリト「ああ。わかった」
428 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:35:02.77 ID:4M54/0/j0
 キリト「アイツになら元々から手加減なんてする気はないからな」

 
 キリト「態々敵の陣地に足を踏み入れてるって事、後悔させてやるさ」


 麦野「そうしてやりなさい」


 ―ヒュンッ

 黒子ッハ「伝令ですの!ヒースクリフが隠居していると思われるビルを確認しましたわ」


 キリト「ホントか!?」


 滝壺「今、ビルの周辺に居る人達を非難させてるところ」




 -新興企業ビル 500m離れた地点の公園 前衛指揮所-
 (http://youtu.be/yxROAVLbqEw)


 麦野-X「さーて・・・状況は」


 滝壺4「ビル周辺のマンションに住んでる人達や通行人の避難はほぼ出来てるよ」


 浜面「ほぼじゃまだ怖いな・・・」


 絹旗「奇襲ですから須郷も何しでかすか超わかりませんからね」


 吹寄「もう少し避難の状況を見てから、次に移った方が良いと思います」


 テレスティーナ「ええ。ここは慎重に行くのが先決よ」


 サンドリン【テレスの意見に賛同するわ】


 枝先3「麦野さん、それでいいですか?」


 麦野-X「そうね。じゃあ猟虎、ゼクターを飛ばして偵察を開始」


 猟虎「りょ、りょりょりょ、りょ、了解」


 裕也「緊張するなって猟虎」ポンッ

 
 彩愛「リラ〜ックスリラックスだYO」


 猟虎「はひぃ・・・」


 小牧「(す、すごい。滅多に見られない「アイテム」が勢揃いしてる)」


 小牧「(戦争でも起きるの・・・?また・・・)」
429 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:36:01.48 ID:4M54/0/j0
 ドレイクゼクター「」ブーンッ


 麦野-X「小牧。アンタのゼクターも偵察に行かせて?」


 小牧「あ、は、はいっ!」


 サソードゼクター「」カサカサッ


 小牧「いい?あそこに見えてるビルを偵察してきて?」


 小牧「誰にもバレないようにね」


 サソードゼクター「」カサカサッ


 小牧「行かせました」


 麦野-X「了解。さて・・・あとは鬼が出るか、蛇が出るか・・・」


 枝先3「でも須郷って人とサチって人だけしか居ないんなら大丈夫じゃないですか?」


 滝壺4「慢心だめ。絶対」


 絹旗「あの五和やイギリスのライダーでも軽く超一蹴りした奴ですからね」


 浜面「御坂でも互角だったみたいだしな。油断はするなよ」


 枝先3「は、はいっ」


 テレスティーナ「・・・わかったわ」


 テレスティーナ「麦野、避難完了したそうよ」


 麦野-X「よっし。じゃあ・・・」


430 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:37:16.55 ID:4M54/0/j0



 バース(キリト)「ハァッ!」


 ユウキ「っ!」

 ―ガキィィンッ!


 ユウキ「オリャァアッ!」


 バース(キリト)「・・・そこだっ!」


 ユウキ「うわっ、くっ!?」

 ―ガキィィンッ!

 バース(キリト)「・・・っ、よし。ありがとう、ユウキ」


 ユウキ「ふぅ〜・・・キリト、二刀流でやれば圧倒的に強いんじゃん」


 バース(キリト)「攻撃のバリエーションが増えた感じだからな」


 バース(キリト)「バース自体の武器を使うにはどっちか放してからじゃないといけないけど・・・」


 バース(キリト)「・・・これなら、サチに負けないはずだ」


 ユウキ「絶対に勝てるよ。だって強くなってるんだもん」クスッ

 
 バース(キリト)「・・・そうか」


 ユウキ「うんっ。大丈夫だよ」


 ユウキ「ボクも全身全霊をかけて頑張るからさ」


 バース(キリト)「ああ・・・ありがとう」


 ユウキ「・・・アスナとサチを必ず助けようね」


 ユウキ「キリト」


 バース(キリト)「ああ。もちろんだ」


 ―・・・ブロロロロロロォーッ!
 ―キキィッ!

 サイドバッシャー「」ブロンッ


 吹寄「キリト、ユウキさん。準備が整ったわ」


 バース(キリト)「そうか。じゃあ・・・」
431 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:38:12.89 ID:4M54/0/j0
 吹寄「・・・その前に、いいかしら」


 バース(キリト)「?。何だ?」


 吹寄「・・・」


 吹寄「貴方の覚悟を・・・試させてもらうわ」


 バース(キリト)「試す?・・・。つまり、戦えってことか」

 
 吹寄「当然。本気ではいかないから、安心して」


 [9 1 3]
 [STANDING BY]

 吹寄「変身」 


 カイザ(吹寄)「さぁ、掛かってきなさい」


 カイザ(吹寄)「ベルトを渡したってことは当麻が貴方を認めたからよ。なら・・・」


 バース(キリト)「・・・吹寄も認めさせろって訳か」


 バース(キリト)「・・・いいぜ。俺の覚悟・・・確かめさせてやる」


 カイザ(吹寄)「少なくとも・・・当麻以下なら、来なくても良いわ」


 カイザ(吹寄)「約束が何だろうが・・・役立たずには用はないから」

 [READY]

 バース(キリト)「・・・俺はもう負けないからな」


 バース(キリト)「今の俺は・・・負ける気がしねえんだっ!」


 カイザ(吹寄)「上等っ・・・!」


 カイザ(吹寄)「(見せてみなさい、キリト。・・・約束したその思いをっ!)」
432 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:42:27.69 ID:4M54/0/j0
 カイザはカイザブレイガンを手にバースに接近する。
 斬撃の衝撃に耐えようと身構えたが、カイザは目の前でレバーを引きガンモードに変えると
 容赦なく連射する。

 ―ビギュンッ! ビギュンッ! ビギュンッ!

 バース(キリト)「ぐあっ!?」


 不意打ちの攻撃にバースは対処できず全ての光弾を被弾してしまう。
 その間にもカイザは左足を軸にして回し蹴りを繰り出し回避されると、続けざまに体勢を立ち直して
 左のストレートを繰り出した。

 バース(キリト)「っ!」


 カイザ(吹寄)「・・・その程度なの?」


 カイザはバースが受け止めた左拳を引くと瞬時にカイザブレイガンを振り上げて斜め下に降り下ろした。


 バース(キリト)「まだだァっ!」


 ―キリリッ カポン
 [DRILL ARM]

 ―ウィンッ ウィンッ ガシャンッ!
 ―ガキィィンッ!

 右腕に装着したドリルアームでカイザブレイガンを受け止め、すぐさま弾き、後退する。
 ドリルアームを解除し、地面に突き刺していたエリシュデータとダークリパルサーを両手に手にした。
 
 バース(キリト)「俺の本領発揮はこれからだぜっ!」


 カイザ(吹寄)「あら、そう。・・・どう言うものか見せてみなさいっ!」


 バースはカイザと同時に走り出し、目の前まで接近。そこからエリシュデータとダークリパルサーを
 振るい下ろす。

 ―ギャギィィイインッ!!
 ―ギチギチッ・・・!


 ―ガキィィンッ! ガキィィッ!

 バース(キリト)「ッ!ハァァアッ!」


 カイザ(吹寄)「デァアッ!」


 バースの二刀流による斬撃をカイザはカイザブレイガンで弾き、体を捻らせて回避していく。
 縦横無尽の軌道にカイザも少し焦りが見え始めた。

 カイザ(吹寄)「(なるほど、ねっ・・・これがキリトの本来の戦術ってやつか!)」


 カイザは一度距離を取ってカイザブレイガンを逆手に構え直す。バースもエリシュデータと
 ダークリパルサーを構え直した。
 先程までの金切り音が消え、静寂が数分も走る。


 カイザ(吹寄)「(伊達に死線をくぐり抜けて、沢山の人を救ってきただけのことはあるわね)」


 ジリジリとカイザは即座に動けるように足の位置を修正しながらバースを見る。


 カイザ(吹寄)「(キリトが動いたら・・・一気に決めるつもりでっ)」


 バース(キリト)「・・・」
433 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:45:53.00 ID:4M54/0/j0
 ―ザッ

 バースが右足を前に出した瞬間にカイザは飛びかかってカイザブレイガンを振り上げる。


 カイザ(吹寄)「ハァァアッ!」


 バース(キリト)「(ここだっ・・・!)」


 ―ガギィィインッ!!

 バースは背を向けると二刀を、背中から引き抜く際の持ち方にして背中の方でクロスにさせると
 カイザブレイガンを受け止めた。

 カイザ(吹寄)「っ!?」
 

 バース(キリト)「ウオォオッ!!」


 バースは二刀を振り上げてカイザブレイガンを弾き返す。
 離れた瞬間に接近して両刀同時に横に振るいカイザを斬り、続けて上斜めからエリュシデータを
 下から上斜めへダークリパルサーを振るった。 

 カイザ(吹寄)「ぐっ・・・!」


 バース(キリト)「デァアアアアッ!!」


 バースはエリュシデータとダークリパルサーを突き出し、カイザの仮面と腹部に当たる寸前で止めた。
 

 バース(キリト)「・・・はぁ・・・っはぁ・・・」


 カイザ(吹寄)「・・・やるじゃない。見事ね」


 バース(キリト)「・・・これで認めて、もらえたか?」


 カイザ(吹寄)「ええ。貴方の覚悟、ちゃんと見せてもらったわ」クスッ


 ―ポッ キュイーン
 ―チャリン シュイーン

 吹寄「さて・・・これで疲れたって事はないわよね?」


 キリト「今からでも暴れるぞ」クスッ


 吹寄「そう・・・なら安心したわ」クスッ


 ユウキ「キリトっ!」


 ユウキ「・・・勝てるよ。今のキリトならっ」ニコリ


 キリト「・・・勝ち負けなんて関係ないさ」


 ユウキ・吹寄「「え?/・・・?」」


 キリト「俺はアスナとサチを助け出すって決めたからな」


 キリト「須郷に負ける気はないってのは・・・捨ててないけどな」クスッ


 ユウキ「・・・そっか」クスッ


 吹寄「・・・じゃあ、行きましょうか」


 キリト「ああっ」
434 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:58:05.59 ID:4M54/0/j0
 ―ピピッ!

 ベルトさん「やぁ、3人とも。迎えに来たよ」


 キリト「ベルトさん」


 インデックス「今からね、むぎのがビルの地下から侵入するんだって」


 吹寄「そう。じゃあ先に行ってるわ」カポッ


 吹寄@ヘルメット「行くわよ!サイドバッシャー!」

 
 ―ブロロロロォーーッ・・・!

 キリト「あ、俺達も行かないと」


 インデックス「後ろが空いてるから乗ってほしいんだよ」


 キリト「ああっ」


 ユウキ「・・・」


 キリト「・・・?。どうした、ユウキ」


 ユウキ「あ、その・・・車に乗るの初めてだから」


 ベルトさん「心配することはないよ。安全運転で行くとするから^^」


 ユウキ「あ、はい・・・」


 ―ガチャッ
 
 ベルトさん「では出発するとしよう」


 ―ブロロロロォーーッ・・・!

 ユウキ「わぁ・・・」


 キリト「ベルトさん、今の状況はどうなってるんだ?」


 ベルトさん「民間人の避難は無事に成功、そして侵入作戦を実行するところだ」


 ベルトさん「「アイテム」の偵察によると、あのビルの中は・・・」


 ベルトさん「怪人の反応が多数確認されている」


 キリト「怪人が・・・須郷が仲間にしたのか?」


 ベルトさん「それはわからない。ただ・・・一つ言えるのは」


 ベルトさん「そう簡単には須郷伸之のところへ行かせないつもりだと言うことだね」


 インデックス「皆で一斉に行くしかないかもしれないよ」
435 :1 [saga]:2019/10/27(日) 00:59:53.03 ID:4M54/0/j0
 キリト「上等だ。全部倒してでも須郷のところへ行ってやるっ」


 ユウキ「その通りっ」


 インデックス「シフトカー達も頑張るって言ってたんだよ」


 キリト「あの小さいミニカーみたいなやつか」


 インデックス「そうなんだよ」


 ベルトさん「キリト、ユウキ。心の準備は出来ているのかな」


 キリト「ああ、出来てるよ」


 ユウキ「ボクも。ウォーミングアップはキリトとやったから大丈夫ですっ」


 ベルトさん「OK^^」パラパパ


 キリト「これだけ助っ人が居るなら・・・須郷に勝てる」


 キリト「勝つしかないんだけどな」


 インデックス「うんっ」私が

 
 ベルトさん「さぁ、目的地に到着だ」




 -新興企業ビル 500m離れた地点の公園 前衛指揮所-

 G3-X(麦野)「ん?あっ、あの車は・・・」


 香焼「来たみたいっすね」

 ―キキィッ
 
 キリト「待たせたな、皆っ」

  
 ユウキ「準備万端で来たよっ」


 美琴「もうやっと来たわね!遅いじゃない!」


 キリト「わ、悪い。ちょっとしたウォーミングアップしてたからさ」アセアセ


 絹旗「全員超スタンバってますから、侵入班か強行突破班で行くか超どちらにしますか?」


 キリト「先に行くのは侵入班なんだろ?・・・なら」


 キリト「浸入班だ」


 ユウキ「ボクも一緒に行くよ」
436 :1 [saga]:2019/10/27(日) 01:02:40.06 ID:4M54/0/j0
 「おっと、俺達も忘れてもらっちゃ困るぜ?」


 キリト「えっ・・・?」

  
 ユウキ「・・・えっ!?」


 キリト「ク、クライン!?それに・・・スグとシノンも!?」


 クライン「おうっ!」ニカッ


 リーファ「お兄ちゃん、私達も一緒に行くよニコリ」


 キリト「い、行く、って言うか・・・何で仮想世界の姿になってるんだ!?」

 
 シノン「壇黎斗社長から渡されたガシャットって言うアイテムで・・・変身したの」カチャッ


 ユイ「私は神様社長からではないのですけど・・・」


 ユイ「メイド服を着た人からこれを貰いました」


 キリト「?。何だ?それ」


 ユイ「プリキュアの力を使えるようになるアイテムだそうです!」


 キリト「・・・プ、プリキュアに?」


 ユイ「はいっ。ママとサチさんが無事に帰ってきます様にってお願い事をしていると・・・」


 ユイ「知らない場所に移動していて、そのメイドさんが居たんです」


 ユウキ「・・・そのメイドさん、怪しくなかったの?」


 ユイ「ナースっぽい感じでした」


 ユウキ「ナースっぽい感じ・・・へぇ、そうなんだ」


 ユイ「はい!」


 キリト「・・・ユイも戦うんだな?怖く、ないか?」


 ユイ「大丈夫ですっ。私も・・・今なら戦えますからっ」ジッ


 キリト「・・・そうか。わかった」


 キリト「けど、絶対に無茶だけはしないでくれよ?パパとの約束だ」


 ユイ「はい!」


 キリト「スグやシノンとクラインもな」


 クライン「任せろ。お前とは長い付き合いだろ?まぁ、まだ2年そこらだけど」


 シノン「キリトがユウキとウォーミングアップしてる間に、私も銃系統のライダー達と特訓してたから
     問題ないわ」


 直葉「私も剣道で鍛えた自分を信じるよっ」
437 :1 [saga]:2019/10/27(日) 01:07:01.27 ID:4M54/0/j0
 キリト「・・・よしっ。皆、頼むぞっ!」


 クライン「おうっ!」ニカッ


 シノン「ええっ」コクリ


 直葉「うんっ!」


 ユイ「はい!」


 ユウキ「アスナとサチを助け出そうねっ」




 美琴「決意が固まったみたいね」


 香焼「そうっすね」


 インデックス「とうまぐらい頼りになりそうなんだよ」


 ―ピロロロロッ ピロロロロッ

 絹旗「はい、こちら超絹旗です」


 G3-X(麦野)『そっちはもう準備は万端?』


 絹旗「ええ、超もちろんです」


 G3-X(麦野)『そう。万端ならいつものアレを言って突撃するわよ』


 絹旗「おっ、そうですか。超わかりました」プツッ


 絹旗「じゃあ、須郷のアジトへ超行きましょうか」


 キリト「ああっ」コクリ


 
438 :1 [saga]:2019/10/27(日) 01:08:18.64 ID:4M54/0/j0



 -新興企業ビル-

 絹旗「では、侵入班の人はあちらにお願いします」


 キリト「スグはシノンとクラインと同じ強行突破班か」


 リーファ「うん。麦野さんと滝壺さんがサポートしてくれるから、安心して」


 キリト「そっか。なら、大丈夫だな」


 キリト「・・・けど、絶対に気を付けるんだぞ」


 リーファ「うんっ」



 
 キリト「・・・よしっ、それじゃあ俺も変身して・・・」


 G3-X(麦野)『全員位置に付いたわね?じゃあ、キリト』

 
 キリト「え?あ、はい」


 G3-X(麦野)『今からリーダーの主導権をアンタに託すわ。だから』


 キリト「え?えっ!?お、俺に!?」


 G3-X(麦野)『上条から電話で、キリトをリーダーにしてくれって伝言が来たのよ』


 キリト「か、上条が・・・?」


 G3-X(麦野)『俺の代理をやるなら、それくらい出来るだろって』


 キリト「・・・無茶言うぜ、まったく」クスッ


 G3-X(麦野)『ま、私がリーダーだと「原子崩し」のコントロールが悪くなっちゃうにゃーん』


 G3-X(麦野)『彼女に当たったら無事じゃ済まないし、アンタの大事な人なんでしょ』


 G3-X(麦野)『頼んだわよ?リーダー』


 キリト「・・・ああ、引き受けるよ」


 G3-X(麦野)『ええ。じゃ、お決まりの掛け声してにゃーん』


 キリト「掛け声?」


 G3-X(麦野)『・・・よ。いいわね?』


 キリト「・・・あ、ああ」
439 :1 [saga]:2019/10/27(日) 01:10:11.74 ID:4M54/0/j0
 G3-X(麦野)『じゃ、どーぞ』


 キリト「・・・っ、これより作戦開始とする」


 キリト「俺は上条じゃないから、あんまり貫禄も何も無いかもしれないけど・・・」


 キリト「上条との約束を誓った。だから・・・俺がリーダーとして言わせてもらうっ!」


 キリト「・・・ライダーズ!イグニッション!」


 『『『『イグニッション、了解』』』』』

 『『イグニッション(なんだよ)!』』『イグニッション、頼むわよ。キリト』

 『イグニッションだ。恋人さんともう一人の子、必ず助けろよ』

 『イグニッション!当麻の仇よ!』


 キリト「・・・俺はアスナとサチのためだっ」

 
 ―キィーーン
 ―パシッ!

 キリト「・・・変身っ!」

 ―キリッ キリッ カポーン
 ―ウィンッ ウィンッ キャシャーン!


 バース(キリト)「よしっ!今行くぞっ、アスナ、サチっ!」


 バース(キリト)「麦野、やってくれ!」


 ベルデ(絹旗)「超どうなるか超知りませんよ・・・」


 ベルデ(絹旗)「(まさか侵入班が超後からになるとは・・・)」


 G3-X(麦野)『オーライッ!』


 G3-X(麦野)『須郷伸之さん、お届け物でーす。・・・地獄からのなァ!!』
 
 ―・・・ドガァァァァァアアアアンンッ!!!


 
 ユイ「ひゃぁあっ!?」


 ドライブ(禁書)「すごい爆発音なんだよ・・・」


 W(シャットアウラ)「流石、超能力者だ」


 バース(キリト)「どんな穴空けてるんだ・・・」


 ―ジリリリリリリリリリッ!!

 G3-X(麦野)『オラオラァッ!天下のライダー様共だァっ!』


 ―ダダダダダッ!! バシュウゥウウウ!! ドガァーン!

 W(シャットアウラ)「始ったな。行くぞ」


 バース(キリト)「ああっ!」

440 :1 [saga]:2019/10/27(日) 01:12:05.87 ID:4M54/0/j0



 バース(キリト)「っと・・・何だ、ここ・・・」


 ベルデ(絹旗)「ほぉ〜・・・これはまた超大量の武器ですよ」


 ベルトさん「なんと、この部屋一帯全ての棚に収められている物がそうなのか」


 ドライブ(禁書)「沢山あるんだよ・・・」


 バース(キリト)「まさか、須郷の奴武器の密輸にでも手を染めたのか・・・?」


 W(シャットアウラ)「証拠写真として撮っておこう」

 ―パシャッ パシャッ

 バース(キリト)「・・・ここには誰も居ない、みたいだな」


 ベルデ(絹旗)「なら超好都合ですね」


 ユイ「・・・そもそも須郷伸之だけしか居ないとしたら・・・」


 W(シャットアウラ)「ふむ・・・」


 バース(キリト)「いや、油断は禁物だぞユイ。人質を取ってる以上、何をするかわからないからな」


 ユイ「は、はいっ」


 ベルトさん「一先ずはこの部屋から出てみよう」


 W(シャットアウラ)「そうだな」


 
 -通路-

 ―ガチャッ

 バース(キリト)「・・・よし、見張りも誰も居ないな」


 W(シャットアウラ)「ここからどうする?リーダー」


 バース(キリト)「・・・」


 G3-X(麦野)『こちら強行突破班の麦野!ちょっと、まずいっ!』


 バース(キリト)「どうした!?」


 G3-X(麦野)『敵の増援がやばいくらい多いのよ!なんか見たことない奴らだし!』


 G3-X(麦野)『猪だとかドデカイ、カマキリだとか!あと動く骸骨とかね!』


 バース(キリト)「!。それは・・・(SAOに出てくるモンスターか!)」
441 :1 [saga]:2019/10/27(日) 01:59:15.61 ID:4M54/0/j0
 G3-X(麦野)『キリト、知ってんならどうすればいいの!?』


 バース(キリト)「まず青い猪や骸骨の剣士は雑魚モンスターだ。そっちは問題なく一人で倒せる」


 バース(キリト)「けどカマキリみたいな大型のモンスターは複数で協力して倒さないと危険だ」


 バース(キリト)「火力のスペックが高い武器で倒すのが有効的になるぞ」


 G3-X(麦野)『わかった、ならこっちも陽動で待機させてる奴らを増援に来させるわっ!』


 バース(キリト)「無理だけはするなよ!危険だと思ったらすぐに退くんだ。いいな!」


 G3-X(麦野)『はいはい』プツッ


 バース(キリト)「・・・急がないとまずいか」




 -新興業企業ビル 1階-

 フレンジーボア「ブオォォオオーーッ!」


 ―ドガッ!

 G4(滝壺)「邪魔」


 ―ビスッ!ビスッ!

 突進してきた青い体毛をしているイノシシ型のモンスター フレンジーボアを前蹴りで鼻先を蹴りつけ
 止めると眉間に2発撃ち込んだ。

 スケルトンソルジャー「カカカッ・・・」


 リーファ「タァアアッ!」


 クライン「オリャァアッ!」


 全身が骨だけで動いている骸骨の兵士 スケルトンソルジャーをリーファとクラインが同時に
 スウィープセイバーと結束の太刀を振るって2体を斬り倒した。 

 サベージマンティス「キィィイイッ!」


 シノン「ッ!」 


 ―ダゴォンッ!!ダゴォンッ!!

 G3-X(滝壺)「この虫螻がァッ!」


 ―ギュルルルルッ! ビイィィイイイッ!!

 巨大なカマキリ型のモンスター サベージマンティスに、シノンがウルティマラティオ・ヘカートから
 撃ち放った弾丸が一直線に上半身を貫いて更にG3-Xが球体から放つ「原子崩し」により消し炭にされた。
442 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:00:31.36 ID:4M54/0/j0
 -新興企業ビル 3階上階段ー-

 ―タッタッタッタッタッ
 

 バース(キリト)「はぁっ、はぁっ・・・」


 ベルデ(絹旗)「エレベーター使えないのが超面倒ですね」


 ドライブ(禁書)「本当なんだよ・・・」


 ベルトさん「用心しているんだろうね。階段からしか上がる方法を無くす結果がこれだと思えば」


 W(シャットアウラ)「もうすぐ4階だ」


 ―ピーンポーン

 『やぁ、4階を目指している諸君。ご苦労だね』


 バース(キリト)「!。・・・須郷っ」


 須郷『そのまま4階へ来るといい。・・・歓迎するよ』クククッ


 須郷『特に桐ヶ谷、お前には最高のおもてなしだ』プツッ


 バース(キリト)「・・・4階へ行くぞ」


 ベルデ(絹旗)「超罠かもしれませんよ」


 W(シャットアウラ)「いや。行くべきだ」


 ベルデ(絹旗)「え?」


 ドライブ(禁書)「私もそう思うんだよ。どっちにしても、もう戻れないかも」


 ベルトさん「戻れるとしても、行かなきゃいけないときがあるんだ」


 ベルトさん「男は、特にね^^」パラパパ


 バース(キリト)「・・・そう言うことだ」クスッ


 ユイ「パパはママを助けるためなら例え火の中、水の中でも行くんです」


 ベルデ(絹旗)「・・・はぁ、超わかりました。なら超行きますよっ」 


 バース(キリト)「ありがとう。絹旗」
443 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:01:30.85 ID:4M54/0/j0
 -新興企業ビル 4階-

 ―ガチャッ

 バース(キリト)「・・・!」



 サチ「・・・」


 アスナ「・・・」



 ユイ「ママっ!」

 
 バース(キリト)「サチ!アスナ!」


 W(シャットアウラ)「・・・気を付けろ、キリト。アスナの様子はおかしいぞ」


 バース(キリト)「えっ・・・?」


 須郷『察しがいいな。残念だよ、少し驚かせようと思ったのだが』


 バース(キリト)「アスナに・・・何しやがったっ!?」


 須郷『少しサチと悪いことをしてたから、細工をさせてもらったよ』


 須郷『サチともまた仲良くなれて本望だろう』


 ユイ「ママ・・・!」


 ベルデ(絹旗)「何て超外道なんですか」


 ドライブ(禁書)「酷いんだよっ!」


 須郷『ハハハハッ!何とでも言えばいいさ!』


 バース(キリト)「・・・須郷」


 須郷『・・・やはり正体はバレていたか』


 バース(キリト)「アンタは何一つ変わってないんだな・・・ハッ、なら安心した」


 須郷『どういう意味だ?』


 バース(キリト)「これで心置きなく、アンタを攻撃することができるからなっ!」


 須郷『・・・その前に彼女達と戦うことになる。甘く見るな』


 須郷『お前の恨みはこれだけでは足りないからなッ!』


 バース(キリト)「言ってろ、腰抜けめっ」


 須郷『・・・では、上の階で待つとしようじゃないか』プツッ


 アスナ「・・・」


 サチ「・・・」
444 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:02:36.88 ID:4M54/0/j0
 バース(キリト)「アスナ・・・サチ・・・っ」


 ―ザッ

 ベルデ(絹旗)「キリトさん。ここは私が超引き受けます」


 ドライブ(禁書)「私もなんだよ」


 バース(キリト)「えっ・・・」


 ベルトさん「キリト、彼女達を救うには根源をまず叩かねばならない」


 ベルトさん「それが君の役目だ。須郷伸之を倒してきたまえ」


 ユイ「パパ。・・・行ってきてくださいっ」


 バース(キリト)「ユイも・・・か」


 W(シャットアウラ)「心配するな。私とアリサも一緒に行くぞ」


 W(アリサ)「うんっ!」


 バース(キリト)「・・・わかった。頼むぞっ」


 ベルデ(絹旗)「超了解です!」


 ドライブ(禁書)「任せるんだよ!」


 ユイ「はい!」


 ―ギュゥゥン

 『『ゴーストドライバー!』』

 『『アーイ!』』

 『バッチミナー!バッチミナー!』
 『バッチリミロー!バッチリミロー!』

 サチ「・・・変身」


 アスナ「・・・変身」

 『『カイガン!』』

 『ダークライダー!』
 『スペクター!』

 『闇の力!悪いやつら』
 『レディゴー覚悟!ド・キ・ド・キ・ゴースト!』


 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 ゼロスペクター(アスナ)「・・・」
 
 
 バース(キリト)「アスナ・・・!」

 
 ユイ「ママが、仮面ライダーに・・・!」
445 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:04:25.13 ID:4M54/0/j0
 ベルトさん「インデックス、トレーラー砲で隙をつくるんだ」


 ドライブ(禁書)「わかったんだよ!」


 シフトフォーミュラー「」ブォォン!

 ベルトさん『タイヤコウカーン!』


 ベルトさん『ドライブ!タイプ・フォーミュラー!』


 ―ブォーン!パッパー、プァーーーン!


 『シーフト!ザ・トレーラーホーーウ!』 
  
 ドライブFML(禁書)「そこを退いて!」


 ドライブ タイプフォーミュラは自走してきたトレーラー砲を手にすると大型銃モードへ変形させた。


 ―バシュィィーン!チュドォォン!

 トレーラー砲から放たれた強力な光弾をダークゴーストとゼロスペクターは体を反らして回避する。
 
 ―ドガァアアアンッ!!

 光弾は床に直撃して爆発を起こす。
 ダークゴーストはガンガンセイバーを構え、ゼロスペクターはレイピアを構えた。


 バース(キリト)「ALOで使ってるレイピアか・・・」


 W(シャットアウラ)「彼女が得意としているのか?」


 バース(キリト)「正直、本気なら俺でもやばい」


 W(シャットアウラ)「そうか。中々骨が折れそうだな」


 Wは肩を竦めるとため息をつく。
 その間にダークゴーストとゼロスペクターが迫ってくるかと思ったが、ドライブがシフトカー達に
 指示を出して足止めを食らっている。


 ベルデ(絹旗)「お2人共!今の内に!」


 ユイ「パパ!お願いします!」


 バース(キリト)「ああっ!シャットアウラ、アリサ行くぞ!」


 W(シャットアウラ/アリサ)「よしっ!/うんっ!」


 バースとWは走り出し、ダークゴーストとゼロスペクターの間をすり抜けて次の階へ登るための階段へ
 向かって行った。二人が階段を登っていくのを見て、ドライブはシフトカー達を退避させる。

 ドライブFML(禁書)「さいあい、ユイ」


 ベルデ(禁書)「はいっ、超わかってますよっ」


 ユイ「伝説の戦士の力、見せてあげます!」


 ベルトさん「それと君達3人のコンビネーションも見せつけるといい」
446 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:06:44.48 ID:4M54/0/j0
 ドライブFML(禁書)「ユイ、変身するんだよ」


 ユイ「はい!」


 ユイ「プリキュア!スマイルチャージ!」


 キュアエコー(ユイ)「思いよ届け!キュアエコー!」


 ベルデ(絹旗)「おぉ〜超可愛いですね」


 ドライブFML(禁書)「うん。・・・って見とれてる場合じゃないんだよ!」


 

 -新興企業ビル 4階-

 バース(キリト)「・・・」


 ―ガチャッ ギィィィ・・・

 須郷「ほぉ。もう来たのか」

 
 須郷「もう少しゆっくり来てもよかったんじゃないのかな?」クスクスッ


 バース(キリト)「須郷、ここまでだ。もう諦めろ!」


 W(シャットアウラ)「運が悪かったな?ここは学園都市。お前のような外道はどうなるか・・・
       わかっていなかったな」


 須郷「・・・」


 バース(キリト)「アスナとサチを解放してもらうぞっ!」


 須郷「そうか。・・・そう言うことなら解放しよう」

 
 バース(キリト)「え・・・?」

 ―パチンッ
 ―ウィーーンッ ガシャンッ

 アスナ「っ!」


 バース(キリト)「!?。アス、ナっ・・・!?」


 W(シャットアウラ/アリサ)「!・・・/えぇっ!?ど、どうなってるの!?」


 アスナ「キリトくん・・・!」


 須郷「ハッハッハッハッ!仮面で驚いた顔が見えないのが残念だが・・・実に良い反応を
    見せてもらったよ」


 バース(キリト)「なんで、どうなって・・・」


 須郷「簡単な事さ。・・・下の階に居るのは偽者。からくり人形だ」

 
 須郷「このガイアメモリは実に便利だ」スッ


 W(シャットアウラ)「・・・?(何だ?あのメモリの先端に付いている物は・・・)」
447 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:07:59.59 ID:4M54/0/j0
 須郷「かなりの価格だったが・・・良い買い物をしたものだ」

 
 サチ「・・・」ザッ

 
 バース(キリト)「!。サチ・・・!」
  

 須郷「桐ヶ谷、そしてそちらの仮面ライダー。変身を解け」


 須郷「でなければ・・・」


 サチ「・・・」グイッ


 アスナ「あぐっ・・・!」

 ―チャキッ・・・
 
 アスナ「っ・・・!」

 
 バース(キリト)「!?。やめろ!サチっ!」
 

 アスナ「ホント・・・っ、如何にも小物がやりそうな事ねっ」


 アスナ「ワンパターンなのよっ・・・!」 


 須郷「随分と余裕だね。明日奈君?君は今の状況を理解しているのかな?」


 アスナ「キリトくん!サチはちゃんと自分の意思を持ってるの!」


 アスナ「だから、須郷を倒してっ!」


 バース(キリト)「・・・!」

 
 須郷「はぁ・・・今はそんなことを言っている場合じゃないだろうに・・・」
 

 サチ「・・・」

 ―チャキッ グイッ

 アスナ「うぅっ・・・!」


 バース(キリト)「アスナっ!」
 

 須郷「・・・さぁ、どうするんだい?」


 バース(キリト)「・・・俺が狙いなら、俺だけを狙えよっ」

 
 須郷「無論だとも。君さえ私が思う通りにいってくれれば・・・それだけでいい」


 W(シャットアウラ)「キリト・・・」
448 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:09:18.20 ID:4M54/0/j0
 バース(キリト)「アスナとサチを・・・解放しろ。そうしたら」


 須郷「状況を理解していないのか?・・・今、優位なのは私だ」

 
 須郷「そちらが先に変身を解除するんだ!」


 バース(キリト)「・・・解除すると同時に、2人を解放するんだぞ」


 アスナ「キリトくんっ!」


 W(シャットアウラ)「・・・」


 W(アリサ)「(シャットアウラちゃん!どうするの!?)」


 ―チャリンッ シュイーン

 キリト「・・・解除したぞ」


 須郷「では死ね」ニタリ
 

 ―チャキッ
 ―ダァンッ!
  

 アスナ「キリトくんっ!!」


 キリト「っ・・・!」
449 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:11:12.56 ID:4M54/0/j0



 ドライブFML(禁書)「っと!」


 ゼロスペクター(アスナ偽)「・・・」


 ベルデ(絹旗)「何で超強いんですか、この人!?」


 ダークゴースト(サチ偽)「・・・」


 キュアエコー(ユイ)「・・・」


 ベルトさん「うん?ユイ、どうかしたのかね?」


 キュアエコー(ユイ)「・・・わかりました。この人達は偽者です!」


 ベルデ(絹旗)「えっ?に、偽者・・・って、超どう言う意味ですか!?」


 キュアエコー(ユイ)「先程から私はキュアエコーの能力でお二人に対話をしているんです」


 ベルトさん「所謂テレパシーのようなものかな?」


 キュアエコー(ユイ)「はい。ですが、あのママとサチさんの声が一切聞こえないんです」


 ドライブFML(禁書)「それは二人が操られてるからじゃ・・・」
 

 キュアエコー(ユイ)「いいえ。キュアエコーの能力ならどんな状態にでもテレパシーを
           送れるはずなんです」


 ベルトさん「では彼女達は・・・須郷が創り出した存在と言うのか」


 ベルデ(絹旗)「何て力を超持ってるンですか。須郷って男は・・・!」


 ドライブFML(禁書)「じゃあ・・・倒しても大丈夫なの?」


 キュアエコー(ユイ)「はいっ!」


 カリス(神裂)「それを聞いて安心しました」


 ビースト(ステイル)「そうだね。創り物のからくり人形なら・・・遠慮無く壊せるよ」


 ドライブFML(禁書)「かおり!」


 ベルデ(絹旗)「と、なんかデッカイライオンのライダーの人ですか」
 

 カリス(神裂)「お二人とも。ここは出し惜しみ無しに必殺技で叩き潰しましょう」


 ビースト(ステイル)「無駄な時間を使ってしまっても意味がないからね」


 ドライブFML(禁書)「わかったんだよっ」


 ベルデ(絹旗)「超マジで倒しますかっ!」
450 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:12:35.69 ID:4M54/0/j0
 カリス(神裂)「はい。・・・ではっ」

 [EVOLUTION]


 ビースト(ステイル)「キマイラ。君本来の力を使わせてもらうよ」

 
 キマイラ「(好きにするがいい)」


 『ハイパー!』

 『GO!ハィハィ・ハィ・ハイパー!』


 WDカリス(神裂)「いきますよっ」


 ビーストHP(ステイル)「いつでも」


 (http://youtu.be/_zpW2mdf4iI)


 ビーストはダイスサーベルのリングスロットを掌で押し、ビーストダイスを回転させる。
 数秒待ち、ハイパーリングをキマイラオーサーにセットし止めた。

 『ワン!』

 ビーストHP(ステイル)「1か・・・まぁ、勝てるけどねっ!」


 ダイスサーベルを構えてビーストはダークゴーストとゼロスペクターに狙いを定めた。
 
 『コピーベント』

 ベルデは左太股に装着しているバイオバイザーにカードを読み込ませて、ワイルドスラッシャーを
 合体させた醒弓モードのカリスアローをコピーした。


 ベルデ(絹旗)「飛び道具無いので借りますね?」


 WDカリス(神裂)「ええ。同時に射るのですよっ」


 ビーストHP(ステイル)「神裂っ!」

 『ハイパー!セイバーストライク!』


 呪文が唱えられると同時にビーストはダイスサーベルを大きく振るった。 
 剣先に集められた魔力がバッファロー、カメレオン、鷲、イルカの4体の生物の姿となって放たれる。
 カリスは飛び上がってイルカからバッファローへ飛び移りながら13枚のカードを1枚に融合させた
 「WILD」のカードをラウズさせた。

 
 [WILD]


 ベルデもそれを見てカードをバイオバイザーから引き抜き、もう一度コピーベントを発動させた。
 それによって「WILD」のカードがコピーされる。

 [WILD]


 ベルデもラウズさせてトリガーを引き、ゼロスペクターに狙いを定めた。
 
 WDカリス(神裂)「ハァッ!」


 ベルデ(絹旗)「超狙い撃ちますっ!」


 カリスとベルデが放った「ワイルドサイクロン」がダークゴーストとゼロスペクターに命中し、続けざまに
 バッファロー、カメレオン、鷲、イルカの4体が2体に対して2匹ずつに分かれ突進していった。


 ベルデ(絹旗)「おほー。これ超良いですね、かっくいー」
451 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:13:49.74 ID:4M54/0/j0

 ドライブFML(禁書)「決めるんだよ!」


 トレーラー砲の上部のスロットにシフトスピードをセットし、シフトワイルドとシフトテクニックを
 格納させた。


 『ヒッサーツ!フルスロットル!』


 『フールフル!スピィード!ビッグ!ターイホーーウ!!』


 ドライブFML(禁書)「タァアアッ!」

 ―ビシュビシュビシュビシュ!
 ―キュルルルルッ!ブォォーン!

 トレーラー砲から強力なエネルギー弾が放たれた。
 ダークゴーストとゼロスペクターはそれぞれ武器で防ごうとするが桁違いの威力に武器自体が粉砕され
 直撃を受けた。

 ―ズガァァン!ズバァァッァァン!
 

 大爆発を起こし、ダークゴーストとゼロスペクターは消滅した。


 ドライブFML(禁書)「やったんだよ!」


 ベルトさん「Nice Drive^^」パラパパ


 WDカリス(神裂)「敵は完全に消滅しましたね。では、上の階へ・・・」


 「いや、俺が行く、からさ・・・お前らは、下の方を頼む」


 ドライブFML(禁書)「えっ・・・!?」


 WDカリス(神裂)「・・・!」


 キュアエコー(ユイ)「あ、貴方は・・・!」


 ベルデ(絹旗)「ど、どうしてここに・・・!?」


 ビーストHP(ステイル)「・・・やれやれ」クスッ


452 :1 [saga]:2019/10/27(日) 02:15:06.56 ID:4M54/0/j0


 ―ァン・・・
 ―ガギンッ!
 
 須郷「・・・!?」


 「危なかったな。キリト」


 キリト「・・・パラドっ!?」


 
 ユウキ「セァアッ!」


 ―ギィィンッ!

 サチ「っ・・・!」

 
 アスナ「ユウキ!」

 
 ユウキ「アスナ!こっちに!」


 須郷「なっ・・・!?」



 パラド「何か面白そうなオンラインバトル始まってたみたいだから来てやったよ」


 パラド「途中で下の階からここに上がろうとしてたユウキも案内したんだ」


 ユウキ「そう言うことっ。お待たせ、キリト、アスナっ」


 キリト「ああ。ありがとう、ユウキ、パラド」


 アスナ「おかげで助かったわ」ニコリ


 ユウキ「うんっ」ニコリ


 サチ「・・・」スクッ


 須郷「こんな・・・こんな展開は私は認めないぞ・・・!」


 キリト「悪いな。運命の女神は俺達に味方してくれたみたいだ」


 パラド「展開にケチ付けるなら、神にでも何か言っとけ」

 
 須郷「・・・もう・・・許さないぞ、お前ら・・・!」


 須郷「お前ら全員、あの世に送ってやるッ!!」


 『ジーン』 『アップグレード』

 『ダミー』 『アップグレード』

 『コマンダー』『アップグレード』


 W(シャットアウラ)「アップグレード、だと・・・!?」


 W(アリサ)「何、それ!?私、聞いてない!」
453 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:24:10.77 ID:A7WzB3Zf0
 ジーンダミーコマンダードーパント「ハハハハッ!」


 パラド「なんだありゃ・・・盛り込みすぎだろ」


 アスナ「阿修羅観音みたいになってる・・・」


 キリト「ラスボスだからってやり過ぎだな・・・」


 ユウキ「どこかコミカルな敵になったね」


 キリト「いや、強さはマジだと思うしサチも居るんだ。油断出来ないぞ」


 ユウキ「そ、そうだねっ」


 W(シャットアウラ)「ガイアメモリを3本も同時に挿すとは・・・須郷は正気の沙汰じゃないな」


 アスナ「つまり、暴走してるって言うこと?」


 W(シャットアウラ)「ああ。間違いなく」


 パラド「力に飲み込まれちまってるのか。・・・どこまで馬鹿なんだ?」


 ジーンダミーコマンダードーパント「死ねェェエッ!」

 ―ドヒュゥゥウ! ドヒュゥゥウ! ドヒュゥゥウ! ドヒュゥゥウ!

 ジーンダミーコマンダードーパントは背後の車輪状の飾りからミサイルを4基発射してくる。
 それに気づいたパラドはキリトを、ユウキはアスナを抱き上げて回避する。
 
 サチ「・・・」ザッ


 ジーンダミーコマンダードーパント「ハハハハッ!もっと面白くしようじゃないか!」


 ジーンダミーコマンダードーパントは掌から何か液体状の物体を精製するとそれがウネウネと
 まるで意思を持っているかの様に蠢き始める。
 そして徐々に肥大化していき、二つに分かれた。

 グリーム・アイズ「グォォォオオオオッ!!」


 フェイタルサイズ「」ゴォォオッ


 キリト「SAOのボスモンスター!?」


 アスナ「あんなのまで蘇らせれるの!?」

  
 ジーンダミーコマンダードーパント「ガイアメモリの能力によって姿を造り出し、その中に意思を
                  組み込むだけでいいものだからな」


 パラド「不愉快だな・・・一度終わらせた命を弄ぶなんて・・・」


 キリト「パラド・・・」


 パラド「ま・・・面白い能力ではあるが、生かせるだけの自我が無いならただの操り人形でしかないぜ」


 パラド「キリト。アイツの攻略法は知ってるんだな?」


 キリト「ああっ。・・・パラド、協力プレイで頼めるか?」


 パラド「いいぜ。心が踊るな」ニコリ
454 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:26:38.06 ID:A7WzB3Zf0
 W(アリサ)「・・・シャットアウラちゃん」


 W(シャットアウラ)「・・・やるのか?」


 W(アリサ)「うんっ」


 W(シャットアウラ)「・・・わかった。お前がやりたいなら、本当にやるんだ」

 ―ギュゥゥンッ


 シャットアウラ「ならお前に半分、力を貸してやる」


 アリサ「ありがとう、シャットアウラちゃん」ニコリ


 ファングメモリ「ギャオオオウッ!」


 アリサ「ファングちゃん。あなたも力を貸してねっ」


 シャットアウラ「いくぞ、アリサっ!」


 アリサ「うんっ!」


 『ファング』『ジョーカー』

 シャットアウラ・アリサ「「変身!」」

 『ファング・ジョーカー』


 WFJ(アリサ)「当麻くんを傷つけたこと、そして・・・キリトくんやアスナちゃんを傷つけたこと!」


 WFJ(アリサ)「絶対に許さないんだから!」


 WFJ(アリサ)「皆の思いの分、私はキッチリお返しするんだからっ!」


 WFJ(シャットアウラ)「(やってやれ、アリサ!)」



 
 ユウキ「アスナ、大丈夫?」


 アスナ「うん。・・・ごめんね」


 ユウキ「え?」


 アスナ「・・・私は仮想世界では強いけど、現実ではただの学生なだけで戦えないから・・・」


 パラド「あ、そうだった。・・・アスナ!神からのお恵みだ!」ポイッ


 アスナ「えっ?」


 アスナ「これって・・・。・・・私も、これで戦えるの・・・!?」


 パラド「お前の滾りをアイツに見せてやれ。俺も・・・こいつで全力を見せてやるっ」

 ―カシャンッ

 キリト「!。パラド・・・現実でも仮面ライダーだったのか?」


 パラド「まぁな。んじゃ・・・同時変身といこうぜ?」


 キリト「・・・ああっ」
455 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:32:42.55 ID:A7WzB3Zf0

 「なら・・・俺も入れてくれよ」



 キリト「・・・!?。か、上条!?」


 WFJ(アリサ)「当麻くん・・・!?」


 WFJ(シャットアウラ)「(・・・来るかと思っていたが、本当に来るとはな)」クスッ


 ユウキ「ぜ、絶対に安静にしてないといけないんじゃ・・・」アセアセ


 上条「よっ、キリト。・・・中々、良い面になったな」クスッ


 キリト「・・・また先生に怒られるぞ?」クスッ


 上条「補習でもう十分に怒られ慣れてますのことよ」


 上条「それに・・・ベルトもキッチリ用意できたからな」カチャッ


 キリト「・・・なら、大丈夫か」


 上条「ああっ、もちろんな」


 パラド「よっしゃあ!心が益々踊ってきたぜ!」



 ユウキ「アスナ。・・・一緒に戦お」


 アスナ「・・・うんっ」コクリ


 アスナ「ユウキと一緒なら・・・勝てる気しかしないからっ」


 アスナ「サチも連れて帰るんだからっ!」


 上条「いくぜ・・・ッ!」


 キリト「おおっ!」


 パラド「ああっ!・・・心が躍るっ!」
456 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:35:40.36 ID:A7WzB3Zf0
 『デュアルガシャット!』


 アスナ「ユウキっ。行くわよっ!」


 ユウキ「うんっ!」

 
 ―キィーーーンッ
 ―パシッ!
 
 上条・キリト「「変身っ!!」」


 『The strongest fist!What's the next stage?』

 パラド「マックス大変身」


 アスナ「リンクスタートッ!」

 『ソード・アート・オンライン!』

 
 ―キリッキリッ
 ―キリリリッ
 
 ―カポーン

 『マザルアップ!』
 『赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアーウト!』


 『僕の声が!響いた!瞬間に始る!Catch The Moment!ソード・アート・オンライン!』


 バース(キリト)「超協力プレイで、クリアしてやるっ!」


 プロトバース(上条)「さぁて、一丁やりますか!」


 パラドクスPNLV99(パラド)「パーフェクトノックアウトしてやる」


 アスナ(閃光)「わぁ・・・すごく懐かしい・・・」


 ユウキ「へぇ、それが初期の頃のアスナなんだ」


 アスナ「うん。そうよ」ニコリ


 WFJ(アリサ)「当麻くんが居るなら・・・私、絶対に勝てる気がするっ!」

457 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:38:04.25 ID:A7WzB3Zf0
 バース(キリト)「ハァアアアッ!!」


 グリーム・アイズ「グォオオオッ!!」

 グリーム・アイズの振るう大剣をバースは避けてエリシュデータで腹部を斬り付け、屈む。
 そしてプロトバースがバースの肩を踏み台代わりとして飛び上がり、セルメダルをセットしてレバーを
 回転させた。
  
 [SHOVEL ARM]

 プロトバース(上条)「ウオラァアッ!!」
 

 ショベルアームを装備した左腕のアッパーでグリーム・アイズの顎を狙い、顔をカチ上げる。

 『ガシャコンパラブレイガン!』
 『ズ・ガーン!』


 パラドクスPNLV99(パラド)「ガラ空きだっ!」

 『イチ!ニ!』
 
 ―ダギュンッ!ダギュンッ!

 ガンモードにしたガシャコンパラブレイガンのBボタンを二回押し、引き金を引いて撃つ。 
 銃口から放たれた2発の光弾がグリーム・アイズに命中し怯ませた。

 ―HIT! HIT!

 『二連鎖!』


 バース(キリト)「すごいな上条!あの重傷なのに・・・」


 プロトバース(上条)「まぁ、このベルトのおかげなんだけどな」


 バースドライバー(???)『そう言う事』


 バース(キリト)「・・・。・・・ん?今・・・喋らなかったか?」


 バースドライバー(???)『うん。そうよ?』


 バース(キリト)「ベルトさんの妹さんか?」


 バースドライバー(???)『ちゃうよっ!?俺男じゃけんね!?』


 バースドライバー(???)『声でわかるじゃろ!?』


 バース(キリト)「・・・あっ、もしかして・・・>>1なのか!?」

  
 バースドライバー(>>1)『あ、俺の事知ってるん?』


 バース(キリト)「か、神様社長・・・壇黎斗社長の新作のゲームのテストで知ったんだ」


 バースドライバー(>>1)『あぁ!あれかぁー』


 バース(キリト)「・・・って言うか、お前人間じゃなかったのか!?」


 バースドライバー(>>1)『説明しよう!』


 バースドライバー(>>1)『つい数時間前に上条君から電話が掛かってきた。そしてベルトを
             創ってくれと言ってきた』


 バースドライバー(>>1)『流石に俺は無理じゃってと言った。が、舞夏様が創ってくれた。けど動力源が
             どうにもパワー不足』
458 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:41:40.47 ID:A7WzB3Zf0
 バースドライバー(>>1)『なんで俺の心臓を一時的に内蔵しようと言う結論が出た』


 バースドライバー(>>1)『もちろんふざけんな!アホか!と俺は猛抗議』


 バースドライバー(>>1)『しかし浦上ちゃんからもお願いされちゃあ男としてカッコつかん!
            で!今この姿になっているんよ!』


 バース(キリト)「なるほど・・・恋人からのお願いなら仕方ないな」

 
 バースドライバー(>>1)『そそっ。キリト君じゃったっけ?』


 バース(キリト)「ああっ、そうだけど・・・?」


 バースドライバー(>>1)『あのゲス野郎ぶっ倒して目にもん見せてやろうや!』


 バース(キリト)「・・・ああっ!」

 
 パラドクスPNLV99(パラド)「キリトっ!上条!次の攻撃だっ!」
 

 プロトバース(上条)「よしっ!やろうぜ、キリト!」


 バース(キリト)「ああっ!」


 バースドライバー(>>1)『荒ーれ〜る〜っぜぇ〜!止めてみなぁっ!』


 アスナとユウキ、Wが3人同時に斬りかかる。

 フェイタルサイズ「!」ゴォオオッ!


 『ショルダーファング』

 フェイタルサイズは大鎌を振るい、薙ぎ払おうとした。
 だが、Wは肩から出現させたショルダーセイバーをブーメランの様に投げ、大鎌の勢いを相殺させた。

 アスナ「ハァアアアッ!!」

 
 ユウキ「リャァアアッ!!」


 WFJ(アリサ)「テアァアアアッ!!」


 アスナは黄緑色のエネルギーを纏わせたレイピアの5連撃による突きでフェイタルサイズを押し退けて
 十字にユウキはマクアフィテルで斬りつけると最後にWはアームセイバーで下から左上斜めに、そのまま
 左斜め下へX字に斬り付けた。
 フェイタルサイズは怒濤の攻撃によってHPが残り半分まで減る。


 パラドクスPNLV99(パラド)「お嬢さん方!これ使ってみなよっ!」


 パラドクスは周囲に転がっていた床や壁の破片をエナジーアイテムに返ると、アスナ達3人に
 投げる様に浮遊させた。


 アスナ「これは・・・」


 ユウキ「何?メダル・・・?」


 WFJ(アリサ)「?」
459 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:51:16.38 ID:A7WzB3Zf0
 『分身!』

 『高速化!』 


 アスナ「えっ?」


 アスナ2「ふふっ♪」


 ユウキ「・・・わぁぁあああ!?アスナが増えたぁああ!?」


 アスナ2「そんなに驚かなくても・・・」

 
 WFJ(アリサ)「まさか、また偽者・・・!?」


 バース(キリト)「あれか!アスナ!それは自分を強化することが出来るんだ!」

 
 バース(キリト)「そのアスナはお前の分身なんだ!」


 アスナ「そ、そうなの・・・?」


 アスナ2「そう!一緒に協力プレイでアイツを倒しましょ!」


 アスナ「・・・ええっ!」


 ユウキ「じゃあ、アスナ!アリサ!とアスナ!これでフィニッシュだよっ!」


 アスナ「わかったわ!」


 アスナ2「任せなさいっ!」


 WFJ(アリサ)「これで決まりだよっ!」


 アスナ・アスナ2「「タァアッ!!」」

 
 アスナと分身のアスナは左右から同時にレイピアで突き、その後にユウキとWの斬撃が繰り出される。
 フェイタルサイズは大鎌を大きく振りかぶり、アスナを狙う。
 
 アスナ2「アスナっ!スイッチ!」


 アスナ「ええっ!」


 分身のアスナはスイッチで交代すると振り下ろされてきた大鎌を回避して、飛び上がった。
 
 アスナ2「フッ!」


 分身のアスナはフェイタルサイズに中段突きを3連続、切り払いによる往復の斬撃を繰り出し
 最後に斜め切り上げから上段への二度突きを繰り出しダメージを与えた。
 Wはファングメモリのレバーを3回押してマキシマムドライブを発動させる。

 『ファング』
 『マキシマムドライブ』

 ファングサイドの脚の踝にマキシマムセイバーを出現させ、エネルギーを溜め込んで勢いよく
 ジャンプする。
 

 WFJ(シャットアウラ/アリサ)「「ファングストライザーッ!!」」


 マキシマムセイバーによる斬り付けながらの回転蹴りを繰り出す。
 命中の瞬間、恐竜の頭部のようなオーラが現れ、キックを喰らったフェイタルサイズにFの残光が
 浮かぶ。
460 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:52:50.64 ID:A7WzB3Zf0
 アスナ「ユウキ、あれでトドメよっ!」


 ユウキ「オッケー!ちゃんと練習は?」


 アスナ「もちろん!欠かしたことはないわっ!」


 ユウキ「ありがとうっ!」


 アスナとユウキは同時に飛び上がり、レイピアとマクアフィテルを構える。
 紫色の光がマクアフィテルに纏われてレイピアも同様に纏われると翼が展開した。

 アスナ・ユウキ「「ハァァァァアアアアアアアッ!!!」」


 アスナ「マザァアアアアアーズッ!!」


 アスナの11連撃の突きと斬撃。

 
 ユウキ「ロザリオオオオッ!!」


 そしてユウキの11連撃の突きと斬撃。 
 計22連撃の攻撃を受けてフェイタルサイズは咆哮を上げる間もなく、HPが0となり砕け散った。

 アスナ「っと!」


 ユウキ「・・・いやったぁあーーっ!!」


 アスナ2「よしっ!」


 WFJ(アリサ)「やった・・・!」


 ユウキ「アスナーっ!やっぱりアスナってばすごいよっ!」ダキッ

 
 アスナ「ユウキもね。壇社長に・・・感謝しないと・・・」クスッ


 アスナ2「じゃあ・・・後は、頑張るのよっ!アスナっ!」シュイーン


 WFJ(アリサ)「あっ、消えちゃった・・・」


 WFJ(シャットアウラ)「(時間制限があったんだろうな)」


 アスナ「・・・ありがとう、私」ニコリ

461 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:55:23.90 ID:A7WzB3Zf0
 バース(キリト)「ハァアアアアッ!!」


 プロトバース(上条)「ウォオオオオオッ!!」


 パラドクスPNLV99(パラド)「アァアアアアアッ!!」


 『ズ・ゴーン!』

 ガンモードからアックスモードへ変形させるとパラドクスはグリーム・アイズが振り下ろしてきた。

 パラドクスPNLV99(パラド)「ヅァアッ!」
 

 プロトバース(上条)「ッラァアアッ!」 

 大剣を受け止め、その隙を狙いプロトバースは腹部に跳び蹴りを浴びせ、衝撃によって仰け反った
 ところをパラドクスがガシャコンパラブレイガンで斬り付ける。

 グリーム・アイズ「グオォオオオオッ!!」


 バース(キリト)「どこ見てるんだ?」


 飛び上がっていたバースが振り向いた瞬間に体を捻らせ宙で回転する。エリュシデータと
 ダークリパルサーの斬撃によってグリーム・アイズは顔面から胸部に掛けて切り刻まれる。

 プロトバース(上条)「よしっ!HPも残り少なくなってるぞ!」


 パラドクスPNLV99(パラド)「なら、フィニッシュだなっ!」


 バース(キリト)「よしっ!」

 
 バース(キリト)「パラドは?」


 パラドクスPNLV99(パラド)「引き立て役だッ!」

 Real Game(http://www.youtube.com/watch?v=kpekO1g-g1o)

 パラドクスはガシャコンパラブレイガンを構えて走り出す。
 グリーム・アイズは怒りの咆哮を上げて大剣を乱暴に振り回すが、狙いを定めてないため回避され
 続けられるとパラドクスの接近を許してしまった。

 パラドクスPNLV99(パラド)「一気にいくぜっ!」

  
 『鋼鉄化!』

 『ガシャット!』
 『キメワザ!』


 パラドクスは「鋼鉄化」のエナジーアイテムをガシャコンマグナムに使い、ガシャットデュアルギアを
 ゲーマドライバーから引き抜きガシャコンパラブレイガンの背面にあるD-ガシャットスロットに装填する。

 『PERFECT CRITICAL FINISH!』

 ガシャコンパラブレイガンに青色のエネルギーを溜め込み、グリーム・アイズに狙いを定めた。
 そしてトリガーを引き、硬質化させたエネルギー弾を発射する。
 瞬時にガシャットデュアルギアを引き抜いて宙に投げると、Aボタンを押しアックスモードへ変形させ
 再びガシャットデュアルギアを装填した。

 
 『高速化!』
 『マッスル化!』

 『KNOCK OUT CRITICAL FINISH!』


 「高速化」と「マッスル化」のエナジーアイテムをガシャコンパラブレイガンに使うとBボタンを
 10連打する。
 
 『イチ!ニ!サン!ヨン!ゴ!ロク!ナナ!ハチ!キュウ!ジュウ!』 
462 :1 [saga]:2019/11/02(土) 23:57:45.66 ID:A7WzB3Zf0
 パラドクスPNLV99(パラド)「ウオリャァアッ!!」

 エネルギーを纏わせたガシャコンパラブレイガンを横向きに投げ飛ばす。
 高速回転しながらガシャコンパラブレイガンは鋼鉄化したエネルギー弾に融合するとそのまま
 グリーム・アイズに向かって行き、パラドクスが鼻で笑って指を鳴らす。
 エネルギー弾が破裂してパズルピース型になり散弾のようにグリーム・アイズに命中しダメージを
 与えた。 
 続けてガシャコンパラブレイガンがグリーム・アイズを中心として回転しながら斬り付ける。

 ―HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!HIT!

 グリーム・アイズ「グオォオアアアアア!!」

 10回斬り付けると、パラドクスの手元に戻ってきた。
 
 『10連打!』
 パラドクスPNLV99(パラド)「行けっ!キリト!上条!」

 [[DRILL ARM]]
 バース(キリト)「上条ッ!」


 プロトバース(上条)「オォオオオッ!!」

 ―ギュルルルルルッ!!
 
 バースは右腕に、プロトバースは左腕に装着したドリルアームを高速回転させ、飛び上がって
 グリーム・アイズに接近する。 
 目の前まで接近したところで2人は腕を引き、グリーム・アイズの胸部にドリルアームを叩きつけた。

 ―ギュリリリリリリリッ!!!!

 バース(キリト)・プロトバース(上条)「「ハァアアアアアアアッ!!!」」
 
 双方のドリルアームの攻撃によってグリーム・アイズのHPは0となり弱々しい咆哮を上げて
 グリーム・アイズは砕け散った。 

 ―バリィィーーンッ!!

 バース(キリト)「よっと・・・よしっ!」


 プロトバース(上条)「勝ったでせうか・・・」


 パラドクスPNLV99(パラド)「ハッハハハッ!最高だなぁ!」


 
 ジーンダミーコマンダードーパント「ぬぅぅ・・・!」


 サチ「・・・」

 
 パラドクスPNLV99(パラド)「さぁーて、ラスボスさん?出番だぜ?」


 ジーンダミーコマンダードーパント「・・・また中ボスが居るのを忘れていないか?」


 サチ「・・・」ザッ


 バース(キリト)「サチっ・・・!」


 ジーンダミーコマンダードーパント「覚えているだろうが、ベルトを破壊したり外したりすれば・・・」


 ジーンダミーコマンダードーパント「彼女は再び死ぬことになる。桐ヶ谷和人、どうするんだい?」


 バース(キリト)「っ・・・」
463 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:00:37.76 ID:YQr3m5b+0
 ジーンダミーコマンダードーパント「一度目は君が見殺しにし、そして今度は君の手で彼女を
                  殺すとなれば・・・」


 ジーンダミーコマンダードーパント「ヒーローとして失格だなぁ!ハハハハハッ!!」


 バース(キリト)「・・・」


 プロトバース(上条)「キリト」


 バース(キリト)「!。上条・・・」


 プロトバース(上条)「やれ。お前なら出来る」


 プロトバース(上条)「お前にしか、出来ないんだ」


 バース(キリト)「・・・ああっ」

 
 サチ「・・・」


 バース(キリト)「・・・サチ。お前とは戦いたくはない」


 バース(キリト)「・・・けど・・・お前を助けるためなら・・・俺は・・・」


 バース(キリト)「俺は戦うっ!お前を助けるんだっ!」

 
 『アーイ!』
 『バッチリミナー!バッチリミナー!』
  
 サチ「・・・変身」

 
 『カイガイン!ダークライダー!』
 『闇の力!悪い奴ら』

 ダークゴースト(サチ)「・・・」


 バース(キリト)「サチ・・・戻ってこいよ・・・」


 バース(キリト)「テツオやササマルにダッカー・・・ケイタだって本当のお前がそんな姿じゃないって
         望んでるんだぞ!」


 ダークゴースト(サチ)「・・・」

 
 バース(キリト)「きっと・・・お前の両親だってお前に会いたいって思ってる!」


 バース(キリト)「だから・・・帰ろうぜ?俺達と一緒に」


 ダークゴースト(サチ)「・・・」


464 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:02:07.88 ID:YQr3m5b+0
 ダークゴースト(サチ)「・・・リ・・・」


 バース(キリト)「・・・?」


 ダークゴースト(サチ)「・・・キリ・・・ト・・・!」

 『オヤスミー』


 サチ「キリトぉ・・・」ポロポロ


 バース(キリト)「!!。サチっ!」ダッ!


 ジーンダミーコマンダードーパント「何だと!?そんな馬鹿な・・・!?」


 サチ「私・・・私・・・っ」ポロポロ


 ―ギュウッ

 バース(キリト)「何も言わなくていいっ。・・・よく頑張ったな」


 バース(キリト)「お帰り。・・・今度こそ、お前を助けられたな」

 
 サチ「・・・ありがとう・・・ありがとう、キリト・・・っ」ポロポロ
 


 バースドライバー(>>1)「いかん、俺こう言うダメなんよ」
 

 WFJ(アリサ)「」グスンッ

 
 
 ジーンダミーコマンダードーパント「サチっ!私の命令に従えッ!」


 サチ「・・・絶対にいやっ!貴方なんかに・・・従わないっ!」


 ジーンダミーコマンダードーパント「この・・・っ!なら、一緒に死ねェエエッ!!」
 

 Reverse/Re:Birth(http://youtu.be/srdqpGoQJSU)


 ―ドヒュウゥウッ! ドヒュウゥウッ!

 ジーンダミーコマンダードーパントが放ってきたミサイルにバースはサチを避難させようとする。
 だがサチはガンガンセイバーを手にするとガンモードにしてミサイルを撃ち落とした。

 バース(キリト)「サチ・・・?」


 サチ「・・・キリト。今度は・・・負けないから」


 サチ「私も戦えるからっ。・・・一緒に協力しよっ!」


 バース(キリト)「・・・ああっ!」
465 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:03:41.47 ID:YQr3m5b+0
 『アーイ!』

 『バッチリミナー!バッチリミナー!』


 サチ「変身っ!」


 『カイガイン!』
 『ダークライダー!』

 『闇の力!悪い奴ら』


 ダークゴースト(サチ)「私みたいに弱くたって戦える!・・・ううん、もう弱くなんかないから!」


 ダークゴースト(サチ)「命・・・燃やしますっ!」


 バース(キリト)「サチ・・・行くぞっ!」


 ダークゴースト(サチ)「うんっ!」


 ジーンダミーコマンダードーパント「消え失せろォッ!」

 ―ドヒュウゥウッ! ドヒュウゥウッ! 


 ダークゴーストは発射されてきたミサイルをガンガンセイバーで撃ち落とし、突破口を切り開いていく。
 バースも途中で撃ち損じて自身に向かってくるミサイルをエリュシデータとダークリパルサーを振るい
 真っ二つに切りながら爆撃を回避し、接近していく。


 ダークゴースト(サチ)「キリト、大丈夫?」

 
 バース(キリト)「まぁなっ!」




 アスナ「・・・むぅ」


 ユウキ「?。アスナ、どうして拗ねてるの?」


 アスナ「っ!す、拗ねてなんかっ・・・//」


 プロトバース(上条)「(キリト・・・お前も大変だな)」シンミリ
466 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:07:11.62 ID:YQr3m5b+0
 パラドクスPNLV99(パラド)「よしっ!俺達も乱入と行こうぜ!」


 アスナ「!。そうですねっ!」


 WFJ(アリサ)「え?でも、さっきキリト君だけにしか出来ないって当麻くんが・・・」


 ユウキ「あれはサチに対してだから、いいんだよね?」


 プロトバース(上条)「・・・ま、そうだなっ!」


 パラドクスPNLV99(パラド)「行くぜっ!」


 アスナ「ハァアッ!」


 ユウキ「よぉーしっ!」


 WFJ(アリサ)「・・・私もっ!」


 プロトバース(上条)「ここから、反撃の時間だっ!」


 『ズ・ガーン!』

 パラドクスPNLV99(パラド)「キリトっ!弾幕は任せてくれ!」
 

 バース(キリト)「わかった!サチっ!」


 ダークゴースト(サチ)「うんっ!」


 パラドクスはガシャコンパラブレイガンをガンモードに変形させ光弾で、ミサイルを数基
 撃ち落としながら言う。
 それを聞いてバースは頷きダークゴーストに呼びかけて、ジーンダミーコマンダードーパントへ
 接近していく。

 ジーンダミーコマンダードーパント「く、来るなァッ!」


 バースに対してジーンダミーコマンダードーパントは接近戦用の電磁刃のコマンド・ソウをジーンの
 能力によって形そのものを連射式のボウガンに変形させると引き金を引き発射してくる。


 ユウキ「それっ!」


 アスナ「テアァアッ!」


 バースとダークゴーストの前にユウキとアスナが降りたってボウガンの矢を弾き落としていく。
 
 ユウキ「キリト!頼んだよっ!」


 アスナ「サチっ!貴女の本気・・・アイツに見せつけてやりなさいっ!」


 ダークゴースト(サチ)「・・・うんっ!」
467 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:08:59.84 ID:YQr3m5b+0
 放たれ続ける矢を2人はバースとダークゴーストに直撃しないよう防御し、一瞬矢の弾幕が途絶えると
 同時にバースとダークゴーストは走り出し、ほぼ目の前まで接近した。


 ジーンダミーコマンダードーパント「小癪なァア・・・ッ」


 ジーンダミーコマンダードーパントはボウガンを再び変形させてコマンド・ソウに戻す。 
 しかし先程よりも幅が両手持ちでないと支えきれないほどの大きさとなっており、それを
 ジーンダミーコマンダードーパントは勢いよく振るった。

 [CRANE ARM]

 ―ヒュルルルルルッ! ガギッ! ビシィイッ!

 ジーンダミーコマンダードーパント「ぬあっ・・・!?」


 プロトバース(上条)「アリサっ!」


 WFJ(アリサ)「ハァァアアアッ!!」


 プロトバースがクレーンアームによって巨大化したコマンド・ソウを止め、Wが飛びかかり
 手で握っているショルダーセイバーで叩き斬った。
 
 ―バギャァアアッ!!

 プロトバース(上条)「キリトッ!サチッ!やってやれっ!」


 Catch The Moment(http://youtu.be/odg6I_2hecE)

 [CUTTER WING]

 
 バースはダークゴーストの手を握って、天井まで高く飛翔する。
 ゴーストドライバーのデトネイトリガーを操作してダークゴーストはバースの手を離す。

 『ダイカイガン!ダークライダー!』

 『オメガドライブ!』
  
 背後に黒と白の炎を模したエネルギーが出現して紋章の形を取り、右足のエネルギーが集中していくと
 ダークゴーストは右足を前に突き出して、そのまま勢いよく落下して行きながら向かっていく。


 ダークゴースト(サチ)「ッタァアアアアアアアッ!!」 


 ―ドガァアアアアアアアアアンッ!!
 
 ジーンダミーコマンダードーパント「ぐあぁぁああ!?」

 キックが直撃すると同時に紋章が展開しダークゴーストの霊体が、ジーンダミーコマンダードーパントを 
 貫いて巻き戻しするように元の体に戻って宙返りをし交代する。
 
 ダークゴースト(サチ)「キリトっ!!」


 バースはアスナとユウキが投げ渡してくれたエリシュデータとダークリパルサーを
 受け取り、両剣を重ねた。

 バース(キリト)「やってやるぜ、上条っ・・・!」   
 

 バース(キリト)「スターバーストォォ・・・!」
 
 エリシュデータとダークリパルサーが光を纏い、眩き輝き始める。
 ジーンダミーコマンダードーパントに接近して縦横無尽に二刀を振るい、斬り続けて
 星屑のように煌き飛び散る白光は、空間を灼くかの如くジーンダミーコマンダードーパントの意識を
 刈り始める。
 

 バース(キリト)「ストォオリィイイイイムッ!!」


 ―ドガアァアアアアアアアアアアアンンッ!!


 両剣同時に振るい下ろし、最後の一撃はジーンダミーコマンダードーパントの胸部に突き刺した。
 ジーンダミーコマンダードーパントはピクリとも動かないまま断末魔を上げることもなく大爆発を
 起こす。
468 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:13:05.65 ID:YQr3m5b+0

 
 ―カラカランッ カランッ
 ―パキンッ! パキンッ! パキンッ!

 須郷「う、ごぉ・・・」


 バース(キリト)「・・・終わった・・・」


 ダークゴースト(サチ)「うん・・・その・・・キリト」


 ダークゴースト(サチ)「色々と・・・ごめんなさい。・・・それと、ありがとう」


 バース(キリト)「・・・ああ」コクリ


 須郷「こ、の・・・僕が・・・また、負ける・・・なん、て・・・」


 WFJ(シャットアウラ)「ガイアメモリの数があれば確かに強化はされる。だが・・・」


 WFJ(シャットアウラ)「たった1人で立ちはだかったのが失敗だったな」


 ―チャリンッ シュイーン
 
 キリト「・・・はぁ・・・」


 『ガッチョーン』
 『ガッシューン』
 
 パラド「やったな、キリト」
 

 プロトバース(上条)「よくやったな!」

 ―チャリンッ シュイーン

 上条「信じてたぜ、間に合ってホントによかった・・・」


 バースドライバー(>>1)「天晴れじゃね。ようやったわ」


 アスナ「キリトくんっ!サチっ・・・!」


 キリト「皆・・・」


 ユウキ「さっきのスキルすっごく格好良かったよ!ボク感動しちゃった」アハハッ


 キリト「・・・そうか」クスッ


 シャットアウラ「下も静かになっただろうし、ここから出てコイツを突き出すとしよう」


 上条「そうだな」


 ダークゴースト(サチ)「・・・」
469 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:15:07.08 ID:YQr3m5b+0
 キリト「・・・サチ?もう変身解いて、いいんだぞ?」


 ダークゴースト(サチ)「・・・そうだね」

 『オヤスミー』


 サチ「・・・」


 アスナ「・・・どうした?暗い顔なんてして・・・」


 ユウキ「もう自由になったんだよ?喜ばなきゃ!」


 サチ「・・・喜んで、いいのかな・・・」キラキラ・・・


 キリト「!?。サチ・・・!?」


 アリサ「体が・・・!?」


 サチ「・・・私、何となくこうなっちゃうんじゃないかって・・・考えちゃってたの・・・」


 サチ「須郷が使っていた力が消えれば・・・私も・・・消えるんじゃないかって・・・」


 キリト「そんな・・・!」


 キリト「パラド!黎斗社長の力で何とかならないのか!?」


 パラド「俺に聞かれてもな・・・とりあえず神に来てもらうしか」


 須郷「無駄、だ・・・」


 キリト「!」


 アスナ「無駄って、どう言う事よ!」


 須郷「データは一度・・・切り取りで彼女の身体に、移された。つまり・・・」


 須郷「このまま消えれば、完全に削除されると同じことだ・・・!」


 ユウキ「そんな・・・!」


 キリト「・・・こんなのこと、こんなの無いだろっ!」


 須郷「くふっ!ふふははは・・・はははっ・・・!」


 須郷「はは、ははははっ・・・!残念だったなぁ・・・桐ヶ谷・・・」


 シャットアウラ「須郷・・・!」
470 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:16:48.93 ID:YQr3m5b+0
 須郷「・・・は、ぐ!?あが、がああぁあ、あぁああ・・・!?」

 ―メリメリ メリメリ メリ メリ メリメリメリ メリメリ メリ

 ユウキ「うわ・・・」


 アスナ「ひっ・・・!」


 パラド「なんだ・・・?」


 シャットアウラ「・・・メモリの過剰使用のツケが回ったんだ」


 須郷「ひょ、ひょんな・・・い、いやらぁ!死ひ、死にてゃくなひぃっ!」


 キリト「・・・それがサチの味わった気持ちだ」


 キリト「お前に味わせることが出来てよかったよ」


 須郷「ぎ、あぁ、あぁァぁアァぁあ・・・ぁ・・・!」

 ―ジュワァァァァ・・・ プスプスプス・・・

 上条「・・・屑にはぴったりの最後だったな」


 サチ「・・・キリト・・・」


 キリト「サチ!もう少し頑張れないか!?黎斗社長なら!」


 サチ「もう・・・私・・・このまま、消えちゃっても・・・後悔しないよ・・・」ニコリ


 サチ「キリトに会えて・・・思いを伝えること、できたから・・・」


 キリト「サチ・・・っ、サチっ!」


 サチ「キリト・・・皆の分まで・・・もっと長生きして・・・」


 サチ「アスナと幸せになってね・・・」


 アスナ「・・・っ」


 キリト「・・・ああっ・・・」コクリ

 
 サチ「ちゃんと、お別れが言えたから・・・これも運命だったのかな・・・」


 キリト「・・・こんな運命が・・・あってたまるかよっ・・・!」


 ユウキ「・・・」


 サチ「・・・ごめんね・・・また、悲しませちゃうね・・・」


 キリト「・・・また、こうして会えて・・・話しもちゃんと出来たんだ・・・」

 
 キリト「悲しむわけ・・・ない、だろっ」ポロポロ


 アスナ「(キリトくん・・・)」


 サチ「・・・ありがとう・・・キリト・・・」
471 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:17:27.54 ID:YQr3m5b+0
 サチ「・・・上条さん・・・ごめんなさい。謝っても、償えないことだけど・・・」


 上条「・・・許してるでせうよ。だから、安心してくれ」


 サチ「・・・ありがとうございます・・・」


 サチ「アスナ・・・」


 アスナ「なに・・・?」


 サチ「・・・キリトと・・・ずっと幸せにね・・・」


 アスナ「うん・・・ありがとう・・・」ニコリ


 アスナ「・・・おやすみなさい。サチ・・・」


 サチ「・・・おやすみ・・・」


 サチ「・・・キリト・・・ありがとう・・・」


 サチ「さよ・・・な・・・」


 ―サァァァァ・・・

 キリト「・・・サチ・・・」



472 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:27:48.93 ID:YQr3m5b+0

 シャットアウラ「ああ。ガイアメモリを挿す際に使用するコネクタに全身を飲み込まれて消滅した」


 麦野-X「・・・そう。ざまぁみろね」


 滝壺4「うん」


 シャットアウラ「まったくだ」


 絹旗「それで・・・キリトさんは・・・」


 シャットアウラ「・・・」



 キリト「・・・」


 直葉「お兄ちゃん・・・」


 アスナ「・・・キリトくん。サチも困らせちゃうから・・・元気、出そうよ」


 キリト「・・・そうだな」


 キリト「泣いてちゃ・・・カッコつかないからな」コクリ


 舞夏「そうだなー。まー、男は何度か泣いて男になって名言があるがー」


 キリト「!?。・・・だ、誰だ・・・?」


 舞夏「おー?娘さんに聞かれてないかー?」


 キリト「え?・・・あっ、メイド服・・・」


 ユイ「あ!あの時の・・・!」


 舞夏「おー。プリキュアになれたみたいだなー」


 ユイ「はい!ありがとうございましたっ」


 上条「舞夏。どうしたんだ?」


 舞夏「んー。どうしたもこうしたもなー・・・ほれ」


473 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:29:05.86 ID:YQr3m5b+0


 ―キュゴオォォォォン

 サチ「」


 キリト「!!。サ、サチ・・・!?」


 アスナ「ぇ?えぇっ!?」


 舞夏「いやー、残念だがサチ本人ではないんだー。肉体は人間そのものなんだがなー」


 舞夏「魂が入ってないんだー」


 キリト「・・・どう言うつもりだ・・・お前も、サチを操り人形にするつもりか!」


 舞夏「だとしたら、どうなんだー?おー?」


 キリト「お前を・・・叩き斬ってやるっ!」

 ―ジャキンッ!
 
 舞夏「おー、怖いなー」


 上条「キリト!止せって!舞夏!悪ふざけが過ぎてるぞ、一体何だって言うんだ?」


 妖精オティヌス「それについては私が説明しよう」


 舞夏「てわけで私は忙しいから帰るぞー。後は任せたー」


 ―ヒュンッ

 ユウキ「消えちゃった・・・」


 遼太郎「何だったんだ・・・?」タラー


 妖精オティヌス「キリトよ。・・・今度こそサチを助けたいと言う気持ちがあるなら・・・」


 妖精オティヌス「チャンスを与えよう」


 キリト「チャンス・・・?」


 妖精オティヌス「実は私は・・・魔神なんだ」ドヤッ


 キリト「・・・い、一応、それは聞いたけど・・・」


 ユウキ「妖精じゃないの?」


 上条「訳ありでせうよ」


 妖精オティヌス「今回は学園都市の人間でもないお前が、命を懸けてまで頑張ったんだ」


 妖精オティヌス「だから労おうと思ってな」
474 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:30:27.55 ID:YQr3m5b+0
 妖精オティヌス「お前次第だが・・・どうする?サチを取り戻す覚悟は・・・」


 キリト「・・・あるっ。俺は・・・まだやれる!」 


 妖精オティヌス「・・・そう来ると思っていた」クスッ


 妖精オティヌス「では・・・皆の協力も必要だ。集めよう」


 上条「皆もか?」



 インデックス「オティヌス、皆集まったんだよ」


 妖精オティヌス「よし!まず説明しよう」


 妖精オティヌス「全員変身だ。そして私が・・・このカードを発動する」


 上里「それは・・・士さんが使っていた・・・」


 妖精オティヌス「このカードを使い全員の力を集結させ、キリトを消えた仮想世界へ転送させる」
 

 詩乃「キリトを・・・消えた仮想世界に?」


 直葉「それって・・・まさかSAOのこと?」


 妖精オティヌス「その通りだ。義妹」


 直葉「ぎ、義妹って・・・」


 妖精オティヌス「消えたとなれば・・・」


 妖精オティヌス「恐らく約137億年前のような宇宙が始る前の暗黒の世界となっていると思われる」


 キリト「・・・そこに行けば、サチが居るのか?」


 妖精オティヌス「・・・正直に言えば、確証などは無い。舞夏も居るかどうかは濁していたからな」


アスナ「そんな・・・キリトくんは、帰ってこれるんだよね?」 


 妖精オティヌス「心配するな。そこは問題無い」


 上条「キリト以外には連れて行けないのか?」


 妖精オティヌス「迎えに行くだけなのに2人も行く必要はないだろう」


 妖精オティヌス「白馬の王子様だってそう言うものだからな。・・・多分」


 上条「多分って・・・」


 キリト「ここで行かないと俺は絶対に一生後悔する。・・・だから・・・」


 キリト「俺はもう一度ヒーローになるよ」
475 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:31:16.36 ID:YQr3m5b+0



 キリト「皆・・・頼む。俺を、消滅した仮想世界があった所へ」


 上条「・・・ああっ。サチを迎えに行ってこい」

 
 アスナ「キリトくん。・・・気をつけてね」


 直葉「お兄ちゃん・・・絶対に帰ってきてこなきゃ、ダメなんだからっ」


 キリト「大丈夫だ。俺は・・・今は、仮面ライダーなんだからな」


 キリト「こんなふざけた展開の幻想を・・・ぶち破ってやる!」


 上条「おっ、良いな。上条さんっぽくて」


 吹寄「無茶し過ぎるから私はどうもね」フンス


 上条「うぐ」


 妖精オティヌス「お前達も力を持ったのなら・・・その力が役に立つ。協力しろ」


 遼太郎「・・・ああっ!もちろんだぜ!」


 詩乃「私達がキリトに出来ることなら、喜んで」


 直葉「はいっ!私達も・・・変身しますっ」

 
 ユウキ「よーしっ!アスナっ」


 アスナ「ええっ・・・キリトくんのためにっ」


 妖精オティヌス「全員、輪になったな?」


 妖精オティヌス「・・・いくぞ、変身だ!」


 「「「「「「「「「「「「「「「変身!!!」」」」」」」」」」


 キリト「サチ・・・今行くぞっ」


 キリト「変身ッ!」


 アスナ・遼太郎・直葉・詩乃「「「「リンクスタート!」」」」


 ディケイド(オティヌス)「行ってこい、救世主よ」
476 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:32:13.41 ID:YQr3m5b+0
 『アタックライド』

 『ライダーシンドローム』


 ディケイド(オティヌス)「ライダーシンドロームッ!!」


 「「「「「「「「「「「「「「「ライダーシンドローム!!!」」」」」」」」」」


 バース(キリト)「ウォォオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」




 -SAOが存在した空間-

 バース(キリト)「・・・!」


 バース(キリト)「・・・ここが・・・SAOがあった・・・」


 バース(キリト)「・・・サチィーーーッ!!どこだぁーっ!」


 バース(キリト)「迎えに来たぞーっ!一緒に、現実の世界に帰ろうっ!」


 バース(キリト)「どこに・・・どこに居るんだっ!」




 バース(キリト)「・・・?」


 バース(キリト)「(何だ?あの黒い・・・霧・・・?)」


 ―ゴォォォオォォオオオオオッ!!
 ―バチバチバチィッ!!


 バース(キリト)「ぐあぁああっ!?」


 バース(キリト)「(攻撃してきた!?・・・何だ、あれ・・・!)」


 ―ゴォォォオォォオオオオオッ!!


 バース(キリト)「こ、のぉおおっ!」


 [CRANE ARM]

 バース(キリト)「テアァアッ!」


 ―スカッ
 
 バース(キリト)「なっ・・・!?」


 バース(キリト)「実体が無いって言うのかよっ!」


 バース(キリト)「何なんだ、これっ・・・!」
477 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:33:07.63 ID:YQr3m5b+0

 ―ゴォォォオォォオオオオオッ!!

 バース(キリト)「・・・(落ち着け・・・)」


 バース(キリト)「(きっと打開策があるはずだ。・・・)」


 ―ゴォォォオォォオオオオオッ!!
 
 バース(キリト)「(ここは元々ゲームの世界だ。倒せないわけがないっ)
 

 バース(キリト)「・・・!(コアか!)」


 バース(キリト)「ハアアアァアアッ!!」

 ―ズバァアアンッ!!

 ―シュウゥゥゥゥ・・・

 
 バース(キリト)「・・・やったか・・・」


 ―フ・・・


 バース(キリト)「うわぁあっ!?」


―ガシッ

 バース(キリト)「(足場が消えた!?くそっ!真っ暗で何も見えねえ・・・っ!)」


 バース(キリト)「(サチ・・・っ!絶対に・・・助けに行くからな・・・っ!)」



 バース(キリト)「くっ・・・!とにかく登らないとマズイっ・・・!」

 ―・・・♪〜♪、♪〜・・・♪〜・・・♪〜

 バース(キリト)「・・・?(歌声・・・?)」

 OVER(http://youtu.be/FPBK4h53RAU)


 バース(キリト)「アリサと・・・シャットアウラの・・・歌声、かっ・・・!」


 バース(キリト)「・・・せぇーのっ!」ヨジッ


 バース(キリト)「っはぁ・・・はぁ・・・」


 バース(キリト)「・・・危なかった・・・」



 ―・・・、・・・。・・・

 バース(キリト)「・・・!」ガバッ


 バース(キリト)「(光が・・・!誰かの・・・声が聞こえるっ!)」


 ―・・・。・・・!・・・、・・・!


 バース(キリト)「・・・今、行くぞっ・・・!」ダッ!
478 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:34:29.41 ID:YQr3m5b+0
 バース(キリト)「(光が照らしてくれてる・・・!)」


 「・・・と・・・っ!」


 「手を・・・!」


 バース(キリト)「っ〜〜〜!」バッ!


 バース(キリト)「アァアアアアアアアアアッ!!」


 ―ドサァアッ!

 バース(キリト)「っ、痛つつっ・・・」
 

 「和人っ!」


 「大丈夫か、和人っ」


 バース(キリト)「えっ?あ、は、はい・・・だ、大丈夫です・・・」


 「本当に?・・・よかった・・・」


 バース(キリト)「(・・・似てる・・・)」


 バース(キリト)「(母さんに・・・何となく、俺にも・・・?)」


 「・・・わからないだろうな。俺達の事は・・・」


 「そうよ、ね・・・ごめんなさい。いきなりの事で」


 バース(キリト)「・・・」




 バース(和人)「・・・母さん・・・?父さん・・・?」


 葵「・・・ええっ、そうよ」ニコリ


 行人「お前の・・・両親だ」


 バース(和人)「・・・!・・・ちょ、ちょっと、待って・・・」

 ―プシュゥーッ・・・

 和人(バース)「ぷはっ・・・本当に、俺の・・・母さんと父さん、なのか・・・?」


 行人「ああっ・・・俺がお前の父さんだ」


 葵「私が、お母さんよ」ナデナデ


 和人(バース)「・・・」


 和人(バース)「どうして・・・」


 葵「・・・その、何て言えばいいかわからないんだけど・・・」


 行人「随分派手な格好の女の子が案内してくれたんだ・・・」


 和人(バース)「・・・(まさか、舞夏が・・・?)」
479 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:35:40.07 ID:YQr3m5b+0
 和人(バース)「・・・そうなんだ」


 葵「・・・和人、大きくなったわね・・・」ギュウッ


 行人「ああ。・・・母さんに似たな」クスッ


 和人(バース)「みたい、だよな・・・」クスッ


 和人(バース)「会えて・・・」


 和人(バース)「会えて嬉しいよ・・・っ・・・母さんっ・・・父さんっ・・・!」ギュウッ、ポロポロ


 葵「お母さんもよ、また会えて・・・嬉しいわ」ギュウッ


 行人「ああ・・・ごめんな。お前を置いてきぼりにしてしまって・・・」ナデナデ


 葵「翠にお礼言わないとね」クスッ、ギュウッ


 和人(バース)「・・・母さん、父さん。俺、恋人が出来たんだ」


 葵「ええ・・・知ってる。よかったわね」


 和人(バース)「え?・・・もしかして、天国で見てたからとか・・・?」


 行人「まぁ、そんなところだぞ」クスッ
 

 葵「お母さん嬉しいわっ。あんなに美人で可憐な子と恋人同士になれたなんて・・・」ニコリ


 行人「あちらのご両親にちゃんと挨拶しておくんだぞ?」


 和人(バース)「あ、ああ。もちろん・・・」


 葵「・・・和人。貴方はお母さんとお父さんの誇りよ」


 行人「ああ。・・・成長したお前と話が出来て、本当によかった・・・」


 One Would(http://youtu.be/j1fh7u7mJa0)

 和人(バース)「俺もだよ。母さん、父さん」クスッ


 和人(バース)「・・・もっと俺、二人と話がしたいけど・・・迎えに行かないといけない子が
        いるんだ」


 葵「わかっているわ。・・・お母さん達もそろそろ、時間ね」キラキラ

 
 行人「そうみたいだな・・・」キラキラ


 和人(バース)「・・・母さん、父さん。俺、二人のことよくわからないから・・・」

 
 和人(バース)「本当に心から言えてるのか自分でもわからない・・・けど!」


 和人(バース)「ありがとうっ」ポロポロ
480 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:39:25.52 ID:YQr3m5b+0
 和人(バース)「俺を生んでくれて・・・ありがとう。母さん、父さん」ニコリ


 葵「っ、ええ・・・っ」ニコリ、ギュウッ


 行人「ああ・・・っ」コクリ,ナデナデ


 和人(バース)「もっと二人の誇りになれるように生きて行くから・・・見守っててほしいっ」


 和人(バース)「アスナともずっと幸せに生きていく。2人が生きていくはずだった分まで」


 和人(バース)「俺・・・頑張るからさっ」


 葵「うん。・・・頑張ってね!お母さんとお父さん、見守っててあげるから」


 行人「ああ、いつまでもな」


 葵「・・・和人、最後になるから・・・抱きしめていい?」


 和人(バース)「・・・もちろんっ」スッ


 葵「・・・」ギュウッ


 和人(バース)「・・・、(温かいな・・・)」


 行人「・・・」ギュウッ


 和人(バース)「父さん・・・」


 行人「お前には愛情を注げることが出来なかった・・・」


 行人「だが、ここまで成長してくれたお前を本当に嬉しく思う。これからも頑張るんだぞ」ナデナデ

 
 和人(バース)「ああっ。任せてくれよっ」ニコリ


 行人「ん・・・力強く生きろ。生涯まで」スッ


 葵「・・・」スッ


 葵「ほら。これ落としてるわよ」スッ

 
 和人(バース)「あ、ああっ。・・・ありがとう」


 行人「お前が探している子は、多分あっちで見かけた子の事だと思うぞ」


 和人(バース)「!。わかった」


 和人(バース)「・・・変身っ」

 ―カシャンッ キュィィン

 バース(和人)「・・・行ってきます。母さん、父さん」


 葵「行ってらっしゃい、和人。・・・元気でね」


 行人「転んでも、怪我しても・・・和人」


 行人「お前はもう泣かなくても大丈夫だ。男になったんだからな」
481 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:40:01.02 ID:YQr3m5b+0
 バース(和人)「ああっ・・・じゃあ、また会う日まで。あばよっ!」


 ―タッ タッ タッ タッ

 行人「・・・立派にこれこらも育ってくれるな。アイツなら」
 

 葵「ええ・・・和人。生きて、頑張って・・・」


 ―サァァァァ・・・

 バース(和人)「ハァッ!ハァッ!」タッタッタッ


 バース(和人)「っ!サチっ・・・!」



 サチ「・・・え・・・?」


 バース(和人)「ハァッ・・・ハァッ・・・ここに、居たんだな」


 サチ「キリト・・・」


 バース(和人)「・・・帰ろうぜ。こんなところから」


 サチ「・・・でも・・・いいのかな・・・」


 バース(和人)「いいんだ。・・・お前はまだ生きていける」


 バース(和人)「俺達と一緒にやりたいことやろうぜ?いっぱいあるだろ?」


 バース(和人)「ゲームもそうだし、それから色々・・・」


 サチ「・・・」


 バース(和人)「・・・だから、帰ろう。一緒に」


 サチ「・・・。・・・うん」コクリ


 サチ「キリトと一緒に行けるなら・・・どこにでも」ニコリ


 バース(和人)「サチ・・・ありがとう。・・・行こう」


 サチ「うんっ」


482 :1 [saga]:2019/11/03(日) 00:40:28.30 ID:YQr3m5b+0



 ディケイド(オティヌス)「まだかっ!?何をやってるんだ・・・!?」


 プロトバース(上条)「っ・・・!オティヌス!キリトだ!戻ってきたぞ!」


 ディケイド(オティヌス)「!。よしっ!」


 ―バシュゥゥ・・・

 バース(キリト)「・・・っ」


 サチ「あっ・・・」


 ―チャリンッ シュイーン

 キリト「帰ってこれたな・・・ふぅー・・・」


 上条「キリト、大丈夫か?」


 キリト「ああ。・・・ちょっと寄り道しててさ・・・」クスッ


 サチ「・・・帰って、来れたんだ・・・」


 アスナ「サチっ!」


 サチ「アスナ・・・」


 アスナ「よかったぁ・・・帰ってきてくれて・・・」ポロポロ


 遼太郎「よかったな。これでお前も帰還者だ」


 サチ「・・・」ポロポロ


 サチ「本当に・・・帰って、これたんだね・・・」ポロポロ


 アスナ「ええっ。お帰りなさい、サチ」ニコリ


 サチ「・・・うんっ」ニコリ


 サチ「ありがとう、色々迷惑かけてごめんね」


 アスナ「いいのよ。大丈夫だから」クスッ




 キリト「・・・これでゲームクリアだな・・・」


 上条「ああ。・・・て訳で、上条さんは」バタッ


 上条「」


 キリト「!?。お、おい、上条!?」


 バースドライバー(>>1)『無理が集ったみたいじゃね。救急車呼ばんと』


483 :1 [saga]:2019/11/04(月) 00:15:47.66 ID:U/uU1U0/0
 美琴「アンタはいつもいつも!」ガミガミ


 吹寄「どれだけ心配させれば!」ガミガミ


 五和「ご自身を大切にしてください!」ガミガミ


 上条「はい・・・」


 雲川「前々の前からそう言う奴とはわかってたんだけど」ガミガミ


 サンドリヨン【貴方はね自分の出来る限度が理解できてないわ】ガミガミ


 食蜂「本当にそれよねぇ」


 上条「返す言葉も・・・」


 蜜蟻「本当にい貴方って人はあ」ガミガミ

 
 レッサー「馬っっっっ鹿じゃあないんですか!?」ガミガミ


 バードウェイ「おにぃのばかぁ・・・」


 アリサ「ま、まぁまぁ皆そんなに当麻くんを責めないであげて?ね?」アセアセ


 ―ガラガラッ


 小萌「はーい、皆さーん。あまり大きな声で叱っていると部屋の外まで聞こえてしまいますから
    少し声量を控えてくださいねー」


 神裂「失礼します」


 上条「小萌先生。それに神裂と・・・えっと・・・」


 アルファル「初対面だから、アルファルと呼んでいいよ」


 上条「あ、ああ。アルファルって言うか」

 
 神裂「ええ。今回の事件の被害者となっていました」


 アルファル「・・・ん?もう一人はどこに?」


 上条「もう一人?」


 直葉「・・・」チラッ


 上条「あっ。・・・直葉、のことか」クスッ


 直葉「ど、どうも・・・」ペコリ


 吹寄「この子も当麻のことずっと心配してくれてたのよ」


 上条「そうか・・・ごめんな?心配かけさせて」クスッ


 直葉「い、いえ。ご無事で何よりですっ/」
484 :1 [saga]:2019/11/04(月) 00:28:46.44 ID:U/uU1U0/0
 美琴「当麻?」


 雲川「私達も桐ヶ谷より少し下だけど心配はしてたんだけど?」


 上条「も、もちろん、ありがたいと思ってるでせうよ」アセアセ


 サンドリヨン【どうだか。私達は慣れてると思ってるんじゃないでしょうね?】


 食蜂「えぇ〜、ひっどぉーい」


 アリサ「当麻くんのこと・・・皆、心配してくれてるよ・・・?」ウルウル


 上条「お、おおおっ!もちろん!わかってるぞアリサ!」アセアセ


 レッサー「泣ーかしたー泣ーかしーた。学園都市の歌姫を泣かすなんて・・・」


 バードウェイ「おにぃ。それはおにぃでも許されないぞ」


 上条「だ、だ、だから!」アセアセ


 小萌「はい。いい加減にしないと先生も流石にブチキレちゃいますからねー」


 小萌「とりあえず上条ちゃん、お見舞いのフルーツですよー」コトッ


 上条「あ、ご丁寧に・・・サンキュな、小萌先生」


 美琴「あ、どれか食べる?」


 上条「ああ、そうする」


 美琴「じゃあ食べやすいように美琴せんせーが剥いたげるわ」


 「「「「「「「【!】」」」」」」」


 レッサー・五和「「私も剥きます!」」

 
 美琴「なっ、え?な、何でよ。私1人で十分出来るから!」


 バードウェイ「おにぃのためだけに綺麗に剥こう」


 雲川「私の方が綺麗に剥けるんだけど」


 食蜂「あらぁ〜?愛愉さぁーん?制理さぁーん?リンゴ離してもらえるかしらぁー?」グギギッ


 蜜蟻「何でかしらあ?他の果物があるんだからあ、いいじゃないのお」グギギッ


 吹寄「わ、私はリンゴにクエン酸が含まれてるって聞いた事あるから疲労回復に選んだたけで」メキョッ

 ―ガヤガヤ ガヤガヤ


 直葉「あわわ・・・」オロオロ


 アリサ「直葉ちゃん、どれから剥く?」


 サンドリヨン【あったら放っておいて平気だから】
485 :1 [saga]:2019/11/04(月) 00:55:30.28 ID:U/uU1U0/0
 直葉「お、お2人はその・・・落ち着いてますね・・・」


 アリサ「え?」キョトン


 サンドリヨン【慣れよ。慣れないとやってられないんだから】


 直葉「は、はぁ・・・えっとそれじゃあ桃を・・・」


 アリサ「あ、うん。はい、どうぞ」ニコリ


 直葉「ありがとうございます」


 サンドリヨン【ま、可愛い後輩だから面倒見は良くするつもりよ】


 直葉「え?・・・//」ポッ


 アリサ「・・・あっ、そっか。直葉さんも当麻くんがす気になって」


 直葉「ちょ、直球で言わないでくださいよぅっ//」モジモジ 

 
 直葉「上条さんに聞かれたら恥ずかしい・・・///」


 上条「・・・(いや、既に俺聞いちゃってるんでせうよね)」


 サンドリヨン【何言ってるのよ。これから伝えるのに、恥ずかしがってたらダメ】


 サンドリヨン【幸せはテンポが大事なのっ】


 直葉「は、はい・・・サンドリヨンさん、何だかすごく頼りになりますね」


 アリサ「何となくだけど、サンドリヨンちゃんは一番大人っぽいから」クスッ


 サンドリヨン【これでもお酒は飲めるんだから】


 直葉「(そうなんだ・・・私ぐらい背が少し低いけど・・・)」


 アリサ「はい。当麻くん、あーんして」ニコリ


 上条「あ、あー・・・」パクリッ,シャリシャリッ


 アリサ「美味しい?」


 上条「んっ」コクコクッ


 吹寄「・・・」シャリシャリッ


 レッサー「え?制理さん?それは・・・」


 吹寄「え?」シャリシャリッ


 五和「細過ぎて時間がかかっちゃいますよ」クスッ
486 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:15:59.56 ID:U/uU1U0/0
 上条「そう言うところ几帳面だからな」クスッ


 吹寄「//」


 食蜂「ふ♪ふ♪ふん♪」シャリシャリッ

  
 蜜蟻「♪〜」シャリシャリッ


 美琴「・・・アンタ達は何かコンテストにでも出る気なの?」


 蜜蟻「当麻さんのためよお」


 食蜂「美琴だって、綺麗に剥いてるじゃないかよ。人の事、言えんのか?」クスッ


 美琴「っ//こ、これは!//」


 雲川「やれやれ、こう言うときくらい素直になってもいいと思うんだけど」


 雲川「ツンデレなのはわかってたけど、それだとおこちゃまなんだけど」


 美琴「な、何よそれ//!?」

 
 雲川「まぁ、地味に綺麗に剥けてるな。刃物を使うのは苦手だと思ってたんだけど」


 バードウェイ「根は常盤台の生徒だからな。これくらいは、な?」


 美琴「ま、まぁ・・・」


 バードウェイ「おにぃ、あーん」


 上条「ああ。・・・んっ」モグモグッ

 
 上条「(さて、上条さんそろそろ腹一杯になってきたぞ・・・)」グフッ


 直葉「上条さん。お茶、飲みますか?」


 上条「おっ、サンキュ」ズズッ


 直葉「はいっ・・・//」


 上条「・・・!。そ、そうだ、俺だけじゃなくて皆も食べてくれよ」


 上条「皆で食う方が楽しいだろ(ここで機転を利かせば)」


 食蜂「いいのか?・・・あ、いいのぉ?」


 バードウェイ「じゃあ食べる」モシャモシャ


 レッサー「んわっ!レモン酸゙っ゙ぱい!」


 五和「それは当たり前です・・・」クスッ
487 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:17:10.92 ID:U/uU1U0/0
 上条「レイ、レッサー。慌てて食べるなよ」クスッ


 レッサー「ばい゙」モゴモゴ


 バードウェイ「うん。・・・甘い」モグモグッ


 アルファル「・・・あっ」ズボッ


 神裂「剥いてあげましょうか」クスッ


 アルファル「う、うん」スッ


 
 直葉「・・・」


 直葉「(さっきまで修羅場っぽかったのに・・・)」


 直葉「(いつのまにか落ち着いてる・・・上条さんってすごいなぁ・・・)」


 食蜂「直葉さぁん、どうかしたのぉ?」


 直葉「えっ?あ、いや、その・・・か、上条さんってすごいなぁって思って」


 美琴「まぁ、アイツはとんでもないことするのが普通だから」


 蜜蟻「確かにねえ」クスッ


 蜜蟻「・・・ところでぇ、今日で直葉さんは外へ帰るのだったわよねえ?」


 直葉「は、はい、そうです・・・」


 食蜂「今度会うときはいつ頃かしらねぇ」


 直葉「それはちょっと、わからないです・・・」


 美琴「高校受験でここ選べばいいんじゃないの?」


 蜜蟻「あらあ、良いアイデアねえ」クスッ


 直葉「で、でも、偏差値がすごそうで・・・」


 食蜂「大丈夫よぉ。65ぐらいの所だってあるからぁ」


 直葉「あ、そうなんですか?・・・じゃあ、頑張ってみようかな・・・」ウーン


 蜜蟻「来年が受験ならぁ、当麻クンは大学か就職先見つけようとしてるところかしらねえ」


 美琴「アイツ、どっちにするのか決めてるのかしら」


 蜜蟻「さあ、聞いてないわあ」


 美琴「大学に行くなら、私達でガッチリ教えないとね」


 食蜂「もちろんよぉ♪」


 蜜蟻「ええっ」ニコリ
488 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:22:30.88 ID:U/uU1U0/0
 直葉「大学受験かぁ・・・大変そうだなぁ・・・」


 サンドリヨン【学生は皆大変そうね】クスッ

 
 食蜂「ってぇ、サンドリヨンさんも立派な女子高生じゃないのぉ」


 サンドリヨン【ああ、それもそうだったわ】クスッ


 サンドリヨン【つい他人事みたいに言っちゃうのよ】


 雲川「途中から入学してきたから、仕方ないと思うんだけど」


 蜜蟻「そうねえ」クスッ




 アルファル「♪」シャリシャリッ


 神裂「美味しいですか?」クスッ


 アルファル「うん」ニコリ

 
 直葉「(可愛い・・・/)」


 直葉「(ゲームじゃなくても妖精さんってやっぱり可愛いんだ・・・/)」キュンキュン


 アルファル「んぐっ」ゴフッ


 神裂「あ、大丈夫ですか?」アセアセ


 直葉「お、お茶、はいっ」


 アルファル「」ゴクッゴクッ


 アルファル「ぷはっ・・・ありがとう」


 直葉「うん」ニコリ




 小萌「では、先生は学校に戻りますので。上条ちゃん」


 小萌「退院したらちゃーんと学校に来るのですよ?」


 上条「もちろん、わかってるでせうよ。小萌先生」クスッ


 吹寄「そう言ってたら、また事件に巻き込まれて行けなかったりするのよね・・・」


 雲川「当麻の場合、いや上条当麻と言う人物の場合しかないけど」


 上条「上条さんへの信頼は無いんでせうか・・・」
489 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:30:36.17 ID:U/uU1U0/0
 美琴「様式美だもの。仕方ないでしょ」


 食蜂「そうそう」クスッ


 小萌「それでは失礼しまーす」ガラガラ


 直葉「(私もそろそろ・・・)」


 蜜蟻「(ダメよお、直葉さあん。ここで勝負をかけないとお)」


 直葉「!?(な、何!?声が聞こえて・・・!?)」


 蜜蟻「(私よお。落ち着いてえ?)」


 直葉「(・・・あっ、も、もしかして、蜜蟻さん・・・?)」


 蜜蟻「(これが私の能力よお)」


 蜜蟻「(お姉さんとしてえ、何でもカバーしてあげるからあ)」


 直葉「(は、はぁ・・・)」


 蜜蟻「(まずはどんどんアプローチしなさあい)」


 直葉「(アプローチ・・・ですか)」


 蜜蟻「(そうよお。これから皆、部屋から出てもらうからあ頑張ってねえ)」


 直葉「え?」


 美琴「あ、私ちょっと友達に連絡しないといけなかったんだった」


 五和「私も建宮さん達に・・・」


 サンドリヨン【麦野達に連絡しないと】


 雲川「私もちょっと」


 上条「ああ。そうか」

 
 レッサー「あ、インデックスさんと香焼にご報告を」


 バードウェイ「マークとパティーに心配ないこと言っておくか」


 食蜂「帆風さんと他の人に連絡してくるわあ」


 吹寄「私は土御門やクラスの皆に言ってくるわね」


 アリサ「・・・あ、お、お仕事の電話だー」アセアセ


 神裂「上条当麻。お大事に、また事件が起きた時はいつでも助けに来ます」


 上条「ああ。ありがとな、神裂」
490 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:31:26.07 ID:U/uU1U0/0
 直葉「・・・(み、蜜蟻さんと私だけになっちゃった・・・)」


 蜜蟻「・・・当麻クン」


 上条「ん?どうした?」


 蜜蟻「直葉さんがあ、お話があるそうなの。だからあ、聞いてあげてえ?」


 直葉「!」


 上条「・・・あ、ああ。わかった」コクリ


 蜜蟻「それじゃあ・・・(頑張ってねえ、直葉さん)」ニコリ


 直葉「・・・(・・・は、はいっ)」


 直葉「・・・え、えっと、あの、上条さん//」


 上条「・・・うん?」


 直葉「・・・///」


 直葉「(ど、どうしよう//い、いざ、2人だけになっちゃうと・・・///)」アセアセ


 上条「・・・ゆっくりでいいぞ?焦らず話してくれ」クスッ


 直葉「あっ・・・は、はい//・・・あ、あの、お茶、飲みますか?//」


 上条「ああ。頼むな」


 直葉「は、はい・・・/(棚の上に・・・あ、あったあった)」スクッ


 直葉「はい、どう」ツルッ


 直葉「あっとっとっ!?」ツルッツルッ


 ―ポーン ヒュ〜
 
 直葉「わぷっ!?」パシャッ


 上条「す、直葉?大丈・・・ぶあっ?!//」


 直葉「あうぅ・・・す、すみません・・・(びしょびしょだよ〜・・・)」


 上条「ピ、ピンク・・・」


 直葉「?」


 上条「な、何でもないでせうよっ!///」アセアセ


 上条「と、とりあえずこれを・・・っ//」プイッ、スッ


 直葉「あ、は、はい。ありがとうございます」フキフキッ


 上条「(・・・み、見たとおりだけどやっぱデカイな・・・//)」
491 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:32:20.77 ID:U/uU1U0/0
 直葉「あっ・・・/」


 上条「?。ど、どうした?」


 直葉「い、いえ、だ、大丈夫です・・・//(ま、まずい、服の中まで・・・//)」


 直葉「・・・!(そ、そうだ、こうして胸だけ隠す感じに・・・うん、だ、大丈夫だよね?)」ホッ


 上条「・・・大丈夫か?」


 直葉「はい。・・・あの、上条さん」


 直葉「まだ出会ってちょっとしか話したりしか、してないですよね・・・」


 上条「そう、だな。うん・・・」


 直葉「・・・」


 上条「・・・」


 直葉「色々、聞いてもいいですか?」


 直葉「上条さんからも私に聞いていいですから・・・」


 上条「ああ、いいぞ」


 直葉「はい。・・・上条さんは・・・」


 直葉「どんな女性がタイプですか?」


 上条「え?・・・あー・・・うーん・・・」


 上条「・・・既に上条さんの恋人の皆さんは個性豊かなのを見ての通りでせうから・・・」


 直葉「あっ」タラー


 直葉「そ、そうですね・・・ごめんなさい・・・」


 上条「あ、謝らなくてもいいって」アハハ・・・


 直葉「・・・上条さんは、どうしてそんなにも人に優しいんですか?」


 直葉「そのせいで、何度も死にかけたって・・・美琴さんや五和さんから聞きました」


 上条「・・・」


 直葉「それって・・・ほとんど自己犠牲じゃないですか」


 直葉「自分の事も大切にしないと・・・皆さんを心配かけるばっかりになりますよ」


 上条「・・・それでもさ」

 
 直葉「え・・・?」


 上条「困ってる人はほっておけないんだ。俺にとっては・・・」


 上条「それが俺の役目みたいなもんだから」
492 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:33:19.64 ID:U/uU1U0/0
 直葉「・・・その役目が無くても、してそうですけど・・・」


 上条「ああ。してるかもな」クスッ


 上条「皆が幸せなら・・・それでいいと思うし。困ってたら手を差し伸べるのも・・・」


 上条「仮面ライダーなくても、してあげるもんだろ?」ニコリ


 直葉「・・・!」


 上条「だから俺は・・・これからもずっとそんな感じで生きてきくかもしれないでせうよ」


 直葉「・・・あ、あの、上条さん」


 上条「ん?」


 直葉「・・・わ、私・・・」


 直葉「・・・ホントに、まだ上条さんのこと全然わからないんですけど・・・」


 直葉「・・・私、上条さんのことが・・・好き、な、んですっ・・・///」


 上条「・・・」


 直葉「だから、私も役に立てるかわかりませんけど・・・」


 直葉「・・・上条さんの、隣に居てもいいですか・・・?」


 直葉「きっと、役に立てるように・・・」


 上条「・・・直葉」


 直葉「は、はいっ」


 上条「・・・まず聞くけど・・・俺が10人、恋人居るのは知ってるよな?」


 直葉「・・・はい」


 上条「常識的な考えでは・・・あり得ないだろ?」


 直葉「・・・」


 上条「・・・本当にいいのか?それより、大丈夫なのか?」


 直葉「もちろんです!じゃないと・・・告白なんてしません!///」


 直葉「それに、皆さんとは合意の上なんですよね?//」


 上条「と、当然」コクコクッ


 直葉「それなら・・・私も合意していただければ・・・//」


 直葉「・・・お兄ちゃんからきちんと許可もいただいていますし//」


 上条「キリトから!?」


 直葉「アイツなら、大丈夫だろうって」
493 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:33:59.90 ID:U/uU1U0/0
 直葉「上条さんは悪い人じゃないから、認めるって」


 上条「・・・そ、そうか」


 直葉「はい」コクリ


 上条「・・・」


 直葉「・・・上条さん。・・・も、もう一度、言います//」


 直葉「私、上条さんのことが好きですっ//・・・//」


 直葉「・・・お付き合い・・・願い、ますか・・・?///」


 上条「そこまで言わせて・・・断れるわけないな」


 直葉「!//」


 上条「まだお互いによくわからないところもあるし・・・」


 上条「今日でキリト達と同じく外へ帰るから、電話とか手紙でしか話せなくなるけど・・・」


 上条「俺で良いなら・・・よ、よろしくな、直葉」ニコリ


 直葉「・・・はいっ//」コクリ


 直葉「また、いつか来ますねっ//」


 上条「ああ。わかった」


 直葉「も、もし、上条さんも外へ出かける用事があった時は、連絡していただけますか?/」


 上条「もちろんでせうよ」クスッ


 直葉「ありがとうございます//」


 上条「それくらいならお安いご用だぜ」クスッ


 直葉「それじゃあ・・・そろそろ学校の方に行ってきますね」


 上条「そっか。最後の登校だから友達になった子とかと沢山話しておけよ?」


 直葉「はい、そうします」ニコリ


 直葉「・・・あの、上条さん//」


 上条「なんだ?」


 直葉「こ、これからは・・・当麻さんって呼んでいいですか?//」


 上条「いいぞ。俺も直葉って呼んでるんでせうしな」


 直葉「は、はい//・・・あの・・・//」


 上条「ん?」


 直葉「・・・こ、恋人になった、ことですから・・・えっと・・・//」
494 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:35:19.56 ID:U/uU1U0/0
 上条「・・・あ、あー・・・その、直葉が本当にしたいなら・・・」


 直葉「!//・・・///」コクリ


 直葉「・・・///」ズイッ


 上条「・・・っ/」


 直葉「(当麻さんの顔が、こんな近くにまで・・・///)」ドキドキッ


 上条「(相手はキス、したことないだろうから・・・上条さんは何もしないでおこう)」


 直葉「・・・い、いきます//」


 上条「ど、どうぞ」


 直葉「・・・っ///」


 ―ちゅっ・・・

 直葉「んっ、ふ・・・///」


 直葉「(はわわわっ///キ、キスしちゃ、った・・・///)」


 直葉「(男の人と・・・キス、してる・・・♥///)」


 ―ちゅっ ちゅうっ・・・ ちゅぷ・・・


 直葉「(すごく温かい・・・///)」


 上条「・・・っ///」


 直葉「(キスって、こんなに温かいんだね・・・///)」


 直葉「・・・///(・・・もう、いいかな・・・///)」

 ―ちゅぱ・・・

 直葉「ぷあ・・・っ///はぁ・・・はふ・・・///」


 上条「・・・野暮なこと聞くけど、初めてのキスが俺でよかったのか?」


 直葉「・・・もうっ//」
495 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:35:45.56 ID:U/uU1U0/0
―ちゅっ

 上条「んっ、ぐ・・・//」


 直葉「本当に野暮なこと聞くんですね・・・//」

 
 直葉「すっごく・・・嬉しいですよ//」ニコリ


 上条「・・・それなら、よかったよ/」クスッ


 直葉「ふふっ♪//」ニコリ


 上条「・・・直葉、これからよろしくな」


 直葉「はい//。こちらこそ、どうかよろしくお願いします//」


 直葉「当麻さん♥//」ニコリ 




 -常盤台中学-

 小牧「詩乃さん、一週間ありがとうございました!」


 黒子「あまり長くはお話しできませんでしたけど、楽しく過ごすことが出来まして?」


 詩乃「ええ。もちろんよ」クスッ
 

 湾内「外の方へお帰りになれる際にも気を付けてくださいね」


 詩乃「そうね。ありがとう」ニコリ


 猟虎「あ、あ、ああ、あの、あの、詩乃、さん」モジモジ


 詩乃「ん?なに?」


 猟虎「メ、メアド交換、しました、ね・・・」


 詩乃「ええ。登録は完了してるけど・・・?」


 猟虎「ぜ、是非、ご、ごご、ご連絡してくださいね・・・」

  
 猟虎「せ、せせ、せっかく出来た友達なのに・・・会えないなんて悲しいですから・・・」


 詩乃「・・・そうね。必ず連絡するから」クスッ


 猟虎「!。あ、あ、ああ、ありがとう、ござ、ごご、ございますっ///」


 小牧「もちろん私達にもしてくださいね!」
496 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:36:14.96 ID:U/uU1U0/0
 黒子「出れないこともあるかもそれませんけど、いつでもお願いしますわ」ニコリ


 湾内「もしお時間ができたら外へ会いに行きますわね♪」ニコリ


 詩乃「ええ。その時は連絡して?」


 湾内「はいっ」


 黒子「あ、そう言えば猟虎さん?何かお渡しする物があるのでは?」


 猟虎「は、はは、は、はいっ」


 猟虎「ここっ、こち、こ、こちらに、なります///」スッ


 詩乃「これは・・・ケース?開けてみてもいい?」


 猟虎「ど、ど、どど、どうぞっ/」コクコクッ


 詩乃「・・・」コトッ

 ―ガチャッ パカッ

 詩乃「!。これ・・・」


 猟虎「ぜ、ぜ、ぜぜ、全部レプリカですのでっ。あの、テレスさんに急遽お願いして作って、もらいました//」

 
 詩乃「・・・ありがとう、大切にするね」ニコリ


 猟虎「は、はいっ///」パァァァ


 猟虎「もし、困ったことがあれば呼んでくださいね!」


 詩乃「え?」


 猟虎「飛んで絶対に助けに生行きますからっ」


 詩乃「・・・ええ。ありがとう、猟虎」クスッ


 猟虎「は、はいっ//」

 
 小牧「私も行ってあげますから!」

 
 黒子「当然、私も頼りにしてくださいな」


 詩乃「うん。ありがとう」ニコリ

497 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:36:51.07 ID:U/uU1U0/0



 -幻夢コーポレーション学園都市社-

 黎斗「クライン君。一週間とてもご苦労だったよ」


 遼太郎「いやぁ、どうもありがとうございます」ペコリ


 黎斗「君の頑張りを見てとても感心した。それに・・・」


 黎斗「今回の事件での活躍も聞いている。ボーナスは弾みに弾ませてもらったぁ」ニコリ


 遼太郎「あざっす!」


 黎斗「お相子でいこうじゃないか。礼は無用とする」


 黎斗「こちらもSAOと言う、興味深いゲームを教えてもらったぁ・・・感謝しているよ」


 遼太郎「そ、それはどうも」


 遼太郎「・・・あっ、ところで社長。このガシャットを」


 黎斗「それは君の物だ。受け取りたまえ、遠慮は無用だ」


 遼太郎「そうですか?・・・それじゃあ、まぁ大切にしておきます」


 黎斗「それと、ユウキ君に何か不調があればすぐに連絡するように言っておくように
    頼めるかな」


 遼太郎「え?あ、はい。わかりました」


 黎斗「万が一もあるかもしれないことを私は考えているのでね」


 遼太郎「はいっ」コクリ


 黎斗「・・・では、別れの言葉も好まないが。今までありがとう、クライン君」


 黎斗「元の会社でも励みたまえ」


 遼太郎「はいっ!こちらこそ、色々とありがとうございました!」


 遼太郎「もし外でも幻夢コーポレーションのゲーム見かけたら買って、やりまくりますのでっ」


 黎斗「感激するよ」ニコリ


 遼太郎「では、失礼します。一週間、ありがとうございました」

498 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:37:47.70 ID:U/uU1U0/0

 遼太郎「さてと・・・次は天井社長のとこだな」


 遼太郎「・・・ちなみに給料明細はっと」ペラッ


 遼太郎「」クシャッ


 遼太郎「・・・い、家に帰ってからもう一回見てみよ」フラフラ


 
 ー天井菓子株式会社ー

 天井「壺井さん、一週間お疲れさまでした」ニコリ


 青星「お疲れさまでした」ペコリ
 

 遼太郎「はい。ありがとうございます、社長、青星さん」


 天井「帰ってしまうのが残念だけど、契約だから仕方ないか」


 遼太郎「大丈夫ですよ。青星さんが居るんですから」ハハハッ


 青星「いえ、壺井さんが居てくださったおかげでもありますから。そう言わないでください」


 天井「青星さんの言う通りだよ。壺井さんは素晴らしい人だ」クスッ


 遼太郎「社長・・・ありがとうございます」


 天井「それと・・・せーのっ。よっこいしょ」ドサッ


 遼太郎「な、何ですかそれ」


 天井「新商品のお菓子詰め合わせだ。とりあえず・・・一週間くらいは保つと思うよ」


 天井「キリト君や他の子達に渡してあげてもらえるかな」


 遼太郎「は、はぁ・・・]


 遼太郎「(一週間もずっと食うのはキツいような・・・ま、まぁ、ありがたく受け取ろう)」


 遼太郎「わかりました」コクリ


 天井「うん」ニコリ


 青星「そういえば嬉美がお世話になったようで・・・」


 遼太郎「あ、あぁ、はい。まぁ、こっちの方が嬉美ちゃんに世話になったようなもんですから」


 遼太郎「あの時、不良から助けてもらったお礼ですよ」


 青星「そうですか・・・」
499 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:38:19.20 ID:U/uU1U0/0
 青星「もし、再度こちらに機会があるときは、また遊んであげてくださいね」ニコリ


 遼太郎「それはもちろん。連絡先も交換しましたから」


 天井「私も逆に外へ用事があった時は、会いに行っても構わないかな?」


 遼太郎「はい!もちろんですよ」


 天井「ありがとう。外のお菓子や子供達の趣味思考をもっと知りたいと思ってね」


 天井「それと、出来ればオルソラさんとチェレステとも旅行に行こうかと・・・」


 遼太郎「ああ、なるほど」


 天井「はい。日本の美しい観光地へ連れて行こうと思ってるんだ」


 青空「そうなれば社長代行はお任せください」


 天井「ああ、任させてもらうよ」クスッ


 遼太郎「青星さんなら全く心配なさそうですもんね」


 青星「それほどでも」


 天井「私が定年退職してもこの会社は安泰することだろうね」クスッ


 遼太郎「えっ?あ、い、いやいや!そういう意味で言った訳じゃ!」アセアセ


 天井「?。私はまだまだ現役バリバリでいきますよ」


 青星「当たり前です、世界の天井なんですから」


 青星「私たちをこれからも引っ張ってください」


 天井「世界は言い過ぎだと、思うけど・・・まぁ、ありがとう」クスッ


 遼太郎「社長。お互いにがんばりましょうよっ」


 天井「ええ、頑張りましょう」クスッ


 遼太郎「一週間ホントにお世話になりました」ペコリ


 天井「はい」ニコリ


 青星「お元気で」 
500 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:39:37.41 ID:U/uU1U0/0



 -第七学区病院-

 冥土帰し「どこも異常は無いよ?このまま普通に過ごして大丈夫なようだね?」


 アスナ「そうですか・・・」ホッ


 キリト「サチ、よかったな」クスッ


 サチ「うん・・・」ニコリ


 冥土帰し「ただ栄養失調気味だね?」


 冥土帰し「筋肉が細くなってるから適度な運動を欠かさず行うといいよ?」


 サチ「はい」コクリ

 
 冥土帰し「あとはしっかり食べることだよ?」


 サチ「わかりました。ありがとうございます」


 ユイ「サチさん。ご親族の方にご連絡は入れましたか?」


 サチ「・・・あっ」


 ユウキ「家族が居るなら、連絡しなきゃ!」


 サチ「・・・」


 アスナ「ま、待ってユウキ」アセアセ


 ユウキ「え?」


 キリト「落ち着いて考えてみろ。・・・亡くなった人がいきなり現れたら・・・」


 ユウキ「・・・あっ、そ、そっか・・・」


 サチ「ううん。・・・かけてみる」

 
 キリト「サチ・・・」


 アスナ「大丈夫・・・?もし、信用してもらえなかったら・・・」


 サチ「大丈夫。・・・悪い力にも勝ったんだから・・・怖いものないよ」


 サチ「・・・電話、貸してもらえますか?」


 冥土帰し「・・・少し待っててもらうよ?」スタスタ
501 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:40:46.30 ID:U/uU1U0/0
 ユイ「サチさん。本当に大丈夫ですか・・・?」


 サチ「うん。もう怖くないから・・・」


 サチ「また・・・これからまた私の生きていく人生が始るから」ニコリ


 ユイ「・・・そうですか」


 ユウキ「・・・そうだ。ボクもスリーピングナイツの皆に会わないといけないね」


 アスナ「そうね。きっと・・・喜んでくれるわ」ニコリ


 サチ「キリト。この街の人って能力者、なんだよね?」
  

 キリト「ああ。そうだぞ」


 キリト「瞬間移動や電気を操ったり、体の形を変えたり・・・まぁ色々沢山の能力を持ってる奴が
     居るんだ」


 サチ「そう・・・」


 サチ「誰が一番手強そうだった?」


 キリト「・・・どっちかと言えば、吹寄って言う子が強かったな」


 キリト「能力じゃなくてライダーとして」


 アスナ「そうなの?」


 ユウキ「すごかったもんね。二人の対決見てたけど、殺気が凄まじかったよ」


 ユウキ「でもキリトが勝ったんだよね」フフンッ


 キリト「まぁ、この二つがあったから勝てたんだよ」


 ユイ「パパ。・・・銃刀法違反になりませんか?」


 キリト「ここはそういうところあまり厳しくないけど・・・」


 キリト「外なら隠さないとまずいな」


 ユイ「そうですよね」


 ユウキ「あっ、じゃあボクもそうなるよね?」


 アスナ「コ、コスプレって言えば誤魔化せるとは思うよ」


 ユウキ「そう?・・・それならよかった」ホッ


 サチ「・・・ユウキさんも私と同じように蘇生されたんだよね?」


 ユウキ「うん。この街に居る神様社長のおかげで」


 サチ「す、すごい人だね・・・」
502 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:42:15.66 ID:U/uU1U0/0
 ユウキ「うんっ!ホントにすごいよ」


 アスナ「私もこのガシャットを創ってもらったおかげで戦えたから、納得するわね」クスッ


 キリト「このテリシュデータとダークリパルサーもな」


 サチ「へぇ・・・」

  
 サチ「・・・ユウキさんは家族に連絡はしたの?」


 アスナ「あっ・・・」


 ユウキ「・・・ボクの家族は皆、天国に行っちゃってるから・・・連絡はしなくてもいいの」


 サチ「ご、ごめんなさい。私っ・・・」


 ユウキ「ううん。大丈夫だよ、サチ」ニコリ


 ユウキ「サチの言った通り、ボクもこれから新しい未来が始まるから」


 サチ「・・・そ、そっか」


 ユウキ「うん。ボクはこれからアスナのお家でお世話になることになったしね」


 キリト「え?あっ、そうなのか」


 アスナ「うん。最初こそはお母さんに厳しく言われてたけど・・・」


 アスナ「ちゃんと事情を説明してあげて、許してくれたの。お父さんとお兄ちゃんも」ニコリ


 ユウキ「少し緊張しちゃうな」アハハ


 アスナ「きちんと挨拶はしないといけないわよ?」


 ユウキ「うんっ。大丈夫」クスッ


 ユウキ「・・・これからはアスナのこと、お姉ちゃんって呼ぶべきかな?」


 アスナ「え?あー・・・うーん・・・」


 キリト「いいんじゃないか?」クスッ


 アスナ「でも、本当のユウキのお姉さんに悪い気がするなぁ・・・」


 ユイ「大丈夫だと思いますよ。お姉ちゃんと言う言葉には意味合いがいっぱいありますから」


 ユウキ「うん。きっと・・・お姉ちゃんも良いよって言ってくれてるはずだから」


 アスナ「そ、そう・・・?」


 ユウキ「うん!だから、アスナ。いいかな?」
503 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:42:59.52 ID:U/uU1U0/0
 アスナ「・・・ちょ、ちょっと照れるけど慣れていくから、いいよっ」ニコリ


 ユウキ「ホント!?やったぁー♪」ダキッ


 アスナ「わっ・・・もう、危ないでしょ?」クスッ


 ユウキ「えへへ」ニコリ


 ユイ「ママがお姉さんになるとなれば、パパはお義兄さんになるんですね」


 キリト「そ、そうなるのか・・・」


 ユイ「はい。ですから私はユウキさんの姪になります!」


 サチ「ん?・・・それだと、アスナさんがキリトの妹になっちゃうから・・・」


 サチ「義妹じゃないかな」

 
 ユイ「あ、そうでした」


 アスナ「ふふっ。うっかりさん」クスッ


 ユウキ「・・・ってこと、私は伯母さんってこと?」


 キリト「か、家系図的には、うん。そうなるな」


 ユウキ「そっかー・・・」


 冥土帰し「待たせてしまったね?持ってきたよ」


 サチ「あっ・・・はいっ」コクリ


 サチ「・・・」

 ―ピッ ピッピッ ピッ ピッ


 サチ「・・・」


 サチ「(どうしよう・・・怖くなってきちゃった・・・)」ハァハァッ


 ―ポンッ

 サチ「!」


 キリト「・・・」コクリ


 サチ「・・・」コク


 ―・・・ピッ ピッ
 ―トゥルルルルルッ トゥルルルルルッ・・・ガチャッ

 サチ「・・・あっ・・・」
504 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:45:35.64 ID:U/uU1U0/0

 サチ「・・・お、お母さん。・・・私・・・」


 サチ「・・・うん・・・うん・・・っ」


 サチ「わた、しっ、っ・・・私、ね、えぅっ・・・帰って・・・」ポロポロ


 サチ「帰ってこれたの・・・っ、えぐっ・・・」ポロポロ


 サチ「・・・悲しませて、ごめんね、ひぐっ・・・ごめん、ねっ・・・」ポロポロ


 アスナ「・・・」ウルッ

   
 キリト「・・・(よかったな・・・サチ・・・)」


 ユウキ「(生きるって・・・やっぱりいいなぁ)」クスッ


 ユイ「(嬉しそうでよかったです)」ニコリ

 
 サチ「・・・うんっ。帰るよ、だから・・・待っててね」ニコリ

 
 サチ「うん・・・また、後で・・・」プツッ


 サチ「・・・」ホッ


 キリト「よかったな。サチ」ニコリ


 サチ「・・・うんっ」ニコリ


 冥土帰し「電話のついでに着替えも用意しておいからね?」

 
 サチ「あ、ありがとうございます」ペコッ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――
505 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:46:22.12 ID:U/uU1U0/0

 -第二三学区 学園都市空港-

 ―ワイワイ ワイワイ


 キリト「じゃあ・・・皆、元気でな」

 
 アスナ「一週間、色々大変な事ばっかりだったけど・・・楽しかったよ」ニコリ

 
 吹寄「ええ。キリト達も、元気でやるのよ」


 キリト「ああっ」


 パラド「また来る時は連絡してくれよ?・・・って言っても時々俺は仮想世界へ
     遊びに行くけどな」ハハッ


 ポッピー「ユイちゃん。ここを出たら元に戻っちゃうけど・・・」


 ユイ「大丈夫です!パパとママと皆さんと一緒に居られますから」ニコリ

 
 ポッピー「そっか・・・それなら安心だね♪」




 猟虎「」ボロボロ、エグエグッ 


 詩乃「ら、猟虎・・・そんなにまで悲しまないで?」フキフキ


 猟虎「ばい゙」コクコクッ


 猟虎「」チーンッ!


 詩乃「・・・漫画の連載、頑張ってね。外でも期待してるから


 猟虎「・・・が、がが、がん、がんばりますっ//」コクリ


 小牧「私と黒子さんも風紀委員としての仕事頑張りますよ!」


 黒子「ええ」ニコリ


 湾内「私も・・・アイドルとして皆さんの笑顔のために頑張りますわ」ニコリ


 詩乃「うん。私も・・・頑張っていくから」


 キリト「(一瞬アスナがお嬢様言葉で話したのかと思った・・・)」


 直葉「・・・(当麻さん・・・もう少しお話したかったな・・・)」
506 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:47:14.51 ID:U/uU1U0/0
 初春「直葉さん?どうかしたんですか?」


 直葉「あ、う、ううん!その・・・」


 春上「皆とお別れが悲しいの?」


 直葉「・・・う、うん。そんなところ・・・」


 操歯「名残惜しいのは同じ気持ちだ。一週間楽しかったぞ」ニコリ


 ドッペルゲンガー「ああ。楽しかったな」


 直葉「私も、楽しかったよ」ニコリ


 佐天「あのーっ!皆さん、記念写真を一枚撮ろうと思いますのでーこちらへどうぞー!」


 キリト「おっ、いいな」

 ―ゾロゾロ ゾロゾロ


 五和「もちろん真ん中はキリトさん達ですよ」


 サンドリヨン【今回の事件で活躍したから、当然よ】クスッ


 アスナ「あ、うんっ」


 上条「おっと、じゃあ俺も入れてもらうでせうよ」


 直葉「!///」


 キリト「上条!・・・また病院から抜け出してきたのか?」


 神裂「言っても聞きかないものでして・・・」


 アルファル「間に合ってよかったね」


 上条「ははは・・・」


 レッサー「もー・・・困った人ですね」クスッ


 インデックス「全くなんだよ。・・・でも、それがとうまだからね」ニコリ


 キリト「・・・いつまでもそんな生活してると冗談抜きでマジで死ぬぞ?」


 上条「慣れてるから大丈夫でせうよ」


 雲川「この返しがあるから言っても無駄なんだけど」


 バードウェイ「やれやれ・・・」
507 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:48:09.76 ID:U/uU1U0/0
 詩乃「(ある意味能力よね、これ・・・)」


 直葉「と、当麻さん・・・//」


 上条「よっ、直葉。・・・写真、一緒に写ろうぜ?」ニコリ


 直葉「・・・はいっ//」


 遼太郎「(あれ?・・・何かこの感じは・・・いや、まさかな。うん)」



 佐天「それじゃあ・・・ここを注目ー!」


 佐天「10秒前!9、8、7〜っ」タタタッ



 ―パシャッ



 佐天「・・・よーしっ!最っ高に良い出来になりました!」ヒャッホー!


 初春「よかったですね」ニコリ


 佐天「超1秒ポラロイドカメラなので、要る人はどうぞーっ」


 佐天「一応人数分の枚数に設定しましたのでー」


 ―ワイワイ ワイワイ

 佐天「どうぞ、キリトさんっ」


 キリト「ああ、ありがとう」クスッ


 キリト「・・・うん。良い写真だな」クスッ


 アスナ「一緒の思い出になるね」ニコリ


 キリト「そうだな。・・・最高の思い出になるな」クスッ


 アスナ「うんっ」ニコリ 


 ユイ「はい!」


 ユウキ「ボクもそう思うよ」ニコリ


 
 直葉「当麻さん。・・・あの、体の方は・・・」


 上条「大丈夫だって。あ、それより・・・」


 上条「直葉。これっ」


 直葉「え・・・?」


 直葉「・・・コップ、ですか?」


 上条「ペアのな。絶対に割れないタイプのやつだから心配はないぞ」クスッ


 直葉「あ、ありがとうございます・・・」
508 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:48:55.40 ID:U/uU1U0/0
 上条「それと・・・これもな」スッ


 直葉「ピアス・・・?」


 上条「耳たぶに穴開けなくても付けれるぞ。さらにだ」


 上条「後ろ向いてもらえるか?」


 直葉「は、はい」クルッ


 ―・・・スチャッ チリンッ・・・

 直葉「あっ・・・これ、ネックレスになるんですか」


 上条「不幸を全てぶち殺す、幸運のネックレス。・・・なんてな」クスッ


 上条「(ついさっき会った白垣根に創ってもらったやつだからな・・・)」


 直葉「・・・当麻さんっ//」ヒシッ


 上条「お、おうっ」


 直葉「ありがとうございます//大切に・・・大切にします//」


 上条「・・・おう。そうしてもらえると嬉しいでせうよ」


 直葉「ぜ、絶対にまた・・・会いに来ます・・・//」


 直葉「だから、待っていてくださいね//」ニコリ


 上条「ああ、待ってるぞ」クスッ


 直葉「・・・じゃあ・・・約束として・・・//」


 上条「?」


 直葉「・・・ゆ、指切り・・・//」


 上条「ああ。・・・これでいいか?」クイッ


 直葉「はいっ//」


 蜜蟻「(そこはキスでしょお?)」


 直葉「(えぇ〜?!///)・・・あ、あと・・・///」


 直葉「そ、その・・・///」


 上条「ん?」
509 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:49:34.73 ID:U/uU1U0/0
 直葉「・・・///(む、無理だって〜!///こ、こんな、人が大勢居るのにっ///)」


 蜜蟻「・・・」スタスタッ


 蜜蟻「あー、滑ったあー」トンッ


 直葉「きゃっ!?」


 上条「うおっと!?」ガシッ


 ―ちゅっ

 直葉「んむっ・・・!?///」


 直葉「っぷあ!//ご、ごめんなさいっ///」アセアセ

 
 上条「い、いや、大丈夫か?//」


 直葉「は、はぃ///」


 上条「そ、そか・・・」

 
 蜜蟻「あらあ、大胆♪」


 
 キリト「スグ・・・」


 アスナ「直葉ちゃん、積極的だね・・・すごい・・・//」


 ユウキ「おぉー//」


 ユイ「仲良しさんですね」ニコニコ


 詩乃「・・・え、ええ。そ、そうね」


 遼太郎「え?・・・リーファ殿は上条氏と付き合ってるの?」


 キリト「ん?クラインは知らなかったのか?」


 遼太郎「初耳だぞ!?」


 美琴<当麻ァァァァアッ!! ドゲシッ!
 吹寄<こんのっ・・・バッカモォオオオンッ! ゴチーンッ!
 五和<うわぁぁああんっ! ベチーンッ!
 
 上条<ごぶえっ!?あぐばっ!?

 直葉<きゃあーっ!当麻さぁーん!


 キリト「・・・上条、直葉のこと頼んだぜ。俺の大切な・・・妹なんだからな」クスッ


 サチ「だ、大丈夫なの?今とんでもなく暴行を受けてるような・・・」


 ユウキ「あー、まぁ上条さん丈夫だし、あれでも手加減してあげてるみたいだから」


 ユウキ「・・・多分、大丈夫だよ」ニコリ


 サチ「た、多分なんだ・・・」


 上条<不幸だぁ〜!
510 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:50:25.97 ID:U/uU1U0/0

 キリト「・・・あいつの人生は波瀾万丈だな」クスッ


 アスナ「そ、そうみたいだね」クスッ


 ユイ「大変そうですね・・・」


 『間もなく、羽田空港行き2580便が着陸します』

 小萌「はーい!それでは行きますよー!」


 キリト「おっ。・・・上条!」


 上条「お、おぉ、キリト・・・」ボロボロ

 
 キリト「体、今からでも大事にしろよ?」


 上条「あ、ああ・・・」スクッ


 キリト「直葉のためにも長生きしてくれ、ホントに」


 上条「わかってるよ。・・・そうだっ!キリト、お前にも渡すものがあったんだ」


 キリト「俺に?」


 上条「これだ。>>1が抜けてるから変身は出来ないけど・・・」


 キリト「バースドライバー・・・」


 上条「赤い線は塗装しておいたから、俺が使ってるのと何ら変わらない感じになったぞ」


 上条「俺とお前の・・・友情のシルシって思ってくれ」


 キリト「・・・ああ。ありがとう、上条」クスッ


 キリト「大切にするからな」


 上条「おうっ」クスッ


 キリト「バースに復帰したら、また頑張ってくれよ」


 キリト「俺よりもお前じゃないとダメだからな」


 上条「だろ?」ハハハッ


 キリト「だなっ」ハハハッ
511 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:51:05.36 ID:U/uU1U0/0
 上条「ま、まずは怪我を完全に治さないとな。そうしたらすぐにでも活動再開としますか」


 キリト「そうか。もう病院抜け出したりするなよ?」


 上条「過去こんなにまで病院抜け出したことはないかもな」


 キリト「おいおい・・・」クスッ


 キリト「・・・元気でな。上条」


 上条「ああ。・・・キリトの方こそな」


 キリト「そうだな」クスッ


 『間もなく、羽田空港行き2580便が着陸いたします』


 小萌「はーい!それでは皆さん、飛行機へ乗りますよー!」

 
 キリト「またな。上条、学園都市の自由と平和と笑顔と未来、しっかり守れよ!」


 上条「任せとけ!」



 -2580便ー-

 キリト「・・・楽しかったな。本当に」


 アスナ「うん」ニコリ


 ユイ「また行きましょうね、パパ、ママ」ニコリ


 キリト「ああ。今度はリズとシリカも一緒に来てみるか」


 直葉「///」ポー


 ユウキ「・・・リー、じゃなくて直葉?大丈夫?」


 詩乃「恋する乙女の顔してるわね」クスッ


 直葉「ぴゃっ!?///」
512 :1 [saga]:2019/11/04(月) 01:51:32.38 ID:U/uU1U0/0
 遼太郎「はっははははっ!良いなぁ、青春じゃないか」


 直葉「〜〜〜っ!///」ポヒュ〜


 ユウキ「アス、コホンッ。お姉ちゃん、家に帰る前に服を買いに行かない?」


 ユウキ「この格好だと・・・ねぇ?」


 サチ「それもそっか。あっ、じゃあキリトに選んでもらおっかな」


 キリト「お、俺が?」


 アスナ「うん。いいでしょ?」


 キリト「俺、ファッションセンスは・・・」タラー


 ユウキ「キリト〜、ダメ?」
 

 キリト「・・・はぁー、わかった。今回だけだぞ」


 ユウキ・アスナ「「やったー♪」」


 ユイ「あっ、パ」ザザザッ ザ・・・


 キリト「!?。ユ、ユイ!?」


 <ココデスー カバンノナカノプローブノナカニハイッテマスー


 キリト「え?・・・あ、あっ。そっか」ジーッ,ヒョイッ


 ユイ『先程まで自身の体を保てていましたけど、学園都市から離れすぎてしまったので・・・』


 アスナ「そっか・・・」


 ユイ『パパ。また学園都市へ行ける日が来たら・・・』


 ユイ『学園都市の外でも実体化出来るような発明をしてみますか?』
 
 
 キリト「・・・そうだな」クスッ


 ユイ『ありがとうございます♪』


 アスナ「キリトくん、私も協力してあげるから頑張ろ?」ニコリ


 キリト「そうか。じゃあ、頼むぞアスナ」クスッ
513 :1 [saga]:2019/12/05(木) 22:41:21.41 ID:C/NDXiQ70
 ED:Catch the Moment(http://youtu.be/odg6I_2hecE)

 -東京都 世田谷区 結城宅-

 明日奈「ただいま」


 ユウキ@スリーブパーカー+黒トップス+ミニスカニーハイソックス「お、お邪魔します・・・」
 http://s.kota2.net/1575553165.jpg


 明日奈「ユウキ。・・・ただいま、だよ」クスッ


 ユウキ「あ、そっ、そっか」


 京子「お帰りなさい。明日奈」


 ユウキ「」ビクッ!


 明日奈「ただいま。母さん」


 京子「ええ。・・・貴女が、紺野木綿季さんね」


 ユウキ「は、はは、はは、は、はいっ!!」


 ユウキ「ふ、ふちゅちゅかものですが!よろしくお願いしまふ!!」


 京子「・・・」


 ユウキ「(オーウノォー!噛みまくったぁー!)」ダラダラ


 明日奈「・・・ぷっ、あはははっ!ユ、ユウキ、そんなに緊張しなくていいのに」クスクスッ


 京子「ふふっ・・・ホント。大丈夫よ、貴女の事はしっかり聞いているから」クスクスッ


 ユウキ「あ、は、はい・・・」ホッ


 京子「明日奈、荷物を置いてきてリビングに来なさい。お父さんが待ってるわ。浩一郎もね」スタスタ


 明日奈「うん。わかった」


 ユウキ「ボ、ボク荷物はこれだけですから・・・明日奈、お姉ちゃん。持っていってもらえる?」


 ユウキ「先に・・・挨拶しておきたいから」ジッ


 明日奈「・・・うん。じゃあ・・・」


514 :1 [saga]:2019/12/05(木) 22:42:24.88 ID:C/NDXiQ70

 京子「あなた、浩一郎。この子が明日奈の話してた紺野木綿季さんよ」


 彰三「ああ。・・・父の結城彰三だ」


 浩一郎「兄の浩一郎です」


 ユウキ「はい。初めまして、紺野木綿季ですっ」ペコッ


 京子「私は結城京子よ。・・・明日奈から話は聞いたけど・・・」


 京子「・・・もう姉妹みたいになってるわね。明日奈お姉ちゃん、って」クスッ


 ユウキ「あ、え、えと、あの、ウェヒ、その」アセアセ


 京子「焦らないで?・・・ゆっくり話してたくれたらいいから」


 彰三「ああ、その通りだ。・・・君の事を私達はしっかり知りたいのだからね」


 ユウキ「・・・はいっ」




 ユウキ「・・・なので、明日奈に相談して今に至ると言う訳です」


 京子「・・・そうだったのね」


 浩一郎「学園都市でそんなことが・・・」


 彰三「・・・一つ、良いかな」


 ユウキ「は、はいっ?」


 彰三「その、話していた・・・幻夢コーポレーションの社長は信用できるのか?」


 ユウキ「はいっ。もちろんです!」


 ユウキ「何て言うか・・・ある意味、私のお父さんみたいな・・・」


 ユウキ「え、えっと、そ、その、こ、これから、彰三さんをお父さんって呼ぶことに
     なります、から・・・って」


 ユウキ「あぁあー!ご、ごご、ごめんなさい!勝手に決まってるような感じになっちゃって!」アセアセ


 京子「・・・感じになってるじゃなくて、決まってるのよ」

 
 浩一郎「そうだよ、木綿季さん」クスッ


 ユウキ「え?」
515 :1 [saga]:2019/12/05(木) 22:45:18.28 ID:C/NDXiQ70
 明日奈「ユウキがここで一緒に暮らすのは・・・最初から決まってたの」クスッ


 彰三「そう言うことだ」クスッ


 彰三「明日奈に説得されたからな。・・・応えなければならまい」


 ユウキ「・・・。・・・じゃ、じゃあ・・・ボク・・・」


 京子「浩一郎と明日奈の妹、そして私とこの人の娘として迎え入れるわ」ニコリ


 浩一郎「これからお兄ちゃんでも兄さんでも構わないよ」クスッ


 彰三「・・・遠慮は無用でいいぞ。木綿季」クスッ 


 木綿季「・・・〜〜っ//」ブワッ


 木綿季「・・・うんっ//」ニコリ 




 -サチ宅-

 サチ「・・・」


 キリト「・・・サチ」


 遼太郎「なぁ、大丈夫か?」


 ユイ『サチさん・・・』


 サチ「うん。・・・大丈夫」ニコリ

 
 サチ「・・・行ってくるね」


 キリト「・・・ああっ」


 遼太郎「き、気を付けて・・・」
516 :1 [saga]:2019/12/05(木) 22:46:41.02 ID:C/NDXiQ70



 サチ「・・・」


 ―ガチャッ

 サチ「・・・!」


 「・・・ーーー・・・ーーー、ーー?」


 サチ「ーー。ーーーー・・・ーーーーー」ポロポロ


 「ーー・・・ーーーーーっ!」ギュウッ


 サチ「ーーーー・・・ーーーー・・・っ」ポロポロ,ギュウッ





 キリト「・・・」

 
 遼太郎「よかったな。キリト」


 キリト「ああ・・・」コクリ


 キリト「アイツらも・・・空の上で、喜んでくれてるといいな・・・」


 遼太郎「・・・大丈夫だって、キリト」


 ユイ『きっと喜んでくれていますっ!』


 キリト「・・・ああ」

 
 キリト「(今度、墓参りに行ってくるか・・・)」


 キリト「(・・・ついでに茅場のにも)」


 遼太郎「よし!無事に見送れたことだし、帰るとするか」


 キリト「ああっ」


 ユイ『はいっ!』



517 :1 [saga]:2019/12/05(木) 22:53:26.51 ID:C/NDXiQ70


 後日




 翠「それで・・・直葉?」ニコリ


 直葉「んー・・・」モグモグ


 翠「どんな人なの?」


 直葉「・・・え?」キョトン,ズズーッ


 翠「好きになった人のこーとっ♪」


 直葉「」ブファァアッ!


 和人「」ポタポタ


 直葉「ケホッ!ケホッ!な、なな、何言って!?///」


 翠「お母さんの情報網を嘗めちゃダメよ」フフンッ


 翠「(本当は帰ってきてからずーっと頬を染めて、上の空で・・・)」


 翠「(お風呂に入ってるとき誰かの名前を口ずさんで・・・まるで昔の私みたいじゃないの)」クスッ


 直葉「な、何で知ったの!?///ねぇ!?///・・・まさかお兄ちゃん!?///」


 和人「ウェッ!?ち、違うって!?」フキフキ


 翠「イエメン?マッチョ系?今流行ってるジャニーズ系?」


 翠「お母さん的にはゴローちゃんとか大野くんっぽい人が好みだけどー」


 直葉「ふ、普通の学生さんだよ!///お、お兄ちゃんと同じくらいの・・・///」


 翠「そう。・・・それで?」ワクワク


 直葉「・・・ま、まぁ・・・か、かっこいいけど///」プシュー


 翠「ゴローちゃん似?大野くん似?」


 直葉「どっちも違うから!//」
518 :1 [saga]:2019/12/05(木) 22:54:25.09 ID:C/NDXiQ70
 和人「母さん・・・世代が違うだろ」タラー


 翠「あら、そう?・・・あ、キリトはその人の事知ってるの?」


 キリト「あ、ああ。同じクラスで・・・友達になった奴だからな」


 翠「和人から見て、誰に似てるーとかそう言うのはあった?」


 和人「・・・いや、誰にも・・・」


 翠「じゃあどんな人?」


 和人「そうだな・・・」


 直葉「」ジーッ


 和人「(・・・な、何でそんなジト目で見てるんだよ、スグ)」


 直葉「(当麻さんのこと、変な風に言ったら承知しないんだからね!)」


 和人「・・・アイツは良い奴だよ。皆のために・・・頑張って・・・」


 翠「ふんふん・・・(学級委員みたいな事かしら・・・)」


 和人「困ってる人をほっとけない、絶対に助けるヒーローみたいな奴なんだ」


 翠「・・・そう」


 翠「・・・直葉」


 直葉「う、うん・・・?」


 翠「その人の事・・・本当に好きなの?」


 直葉「・・・好き、って言うか・・・///」


 翠「?」


 直葉「・・・もう付き合ってるんですっ!///」バシャアッ


 直葉「」ズゴゴゴーッ!ゴックン!


 直葉「ごちそうさま!//学校に行って来ます!//」タタタッ


 翠「・・・。・・・えぇええええ!?///」


 和人「・・・ご、ごちそうさま!」タタッ!


 翠「ちょっと!和人!待ちなさい!ちゃんと話しを聞かせてーーっ!///」


 和人「くそーっ!」



 和人「不幸だーっ!」



 直葉「・・・ごめんね、お兄ちゃん//」テヘッ
519 :1 [saga]:2019/12/05(木) 23:00:49.06 ID:C/NDXiQ70
 ドラゴン・ロード 2014Ver(http://www.youtube.com/watch?v=IIAd3g8bMEA)

 明日奈「♪〜」


 「結城さん、今朝から何だかご機嫌だね」

 
 「何か良いことあったの?」


 明日奈「ふふっ♪もう少ししたら、わかるよ」ニコリ


 「「?」」


 ―ガラガラッ


 「はい、皆。席についてもらえるかな」


 ―ガタッ ゾロゾロ ガタッ

 「えぇ・・・先日結城さんが帰ってきた事を皮切りに・・・」


 「今日から新しく新入生が入ることになりました」

 ―ザワザワ ザワザワ


 <新入生?
 
 <転校生じゃなくて・・・?」

 <ここって帰還者しか入れないんじゃ・・・


 「少し静かに。・・・では、入ってきてどうぞ」


 ―・・・ガラガラッ
 ―スタスタ


 木綿季@制服「・・・」ペコリ
 http://s.kota2.net/1575554387.jpg



 明日奈「・・・」ニコリ


 「自己紹介をしてもらえるかな」


 木綿季「はい。・・・結城、木綿季です」


 木綿季「これからよろしくお願いします!」


 ―ザワザワ ザワザワ

 <結城?・・・で、名前もゆうき・・・」

 <あれ?結城さんと同じ苗字?

 木綿季「うんっ。ボクは・・・明日奈お姉ちゃんの妹の結城 木綿季だよ」ニコリ


 <<<<・・・えぇええええ〜!?

 木綿季「あははっ♪良いリアクション♪」


 明日奈「」スクッ


 明日奈「皆、これから・・・妹の事をよろしくね」


 明日奈「私の・・・大切な妹だから」ニコリ
520 :1 [saga]:2019/12/05(木) 23:04:18.68 ID:C/NDXiQ70



 -仮想世界-
 
 シウネー・ジュン・ノリ・タルケン・テッチ「「「「「ユウキっ!」」」」」


 ユウキ「久しぶりっ!皆!」


 ノリ「こんの〜っ・・・なんで、あの感動はなんだったのよ!?」ギュウッ


 ジュン「何がどうしてどうなってんだ!?」ガシッ


 タルケン・テッチ「「」」ポカーン


 ユウキ「えっと・・・話すと長いから・・・流してもらえる?」


 シウネー「はいはい・・・仕方ないですね・・・」


 シウネー「何て言えるわけありませんっ!」


 アスナ「ま、まぁまぁ皆さん落ち着いて」アセアセ


 シリカ「ジュンさん、落ち着きましょう?ね?」


 ジュン「け、けどさ・・・ホントに何があったんだ?」


 キリト「学園都市に居るゲーム会社、幻夢コーポレーションの社長のおかげだ」


 シウネー「幻夢コーポレーションの社長・・・?」


 リズベッド「いやいや私も会ったけどさ・・・何でゲーム会社の社長がそんなことできるのよ」


 クライン「出来るんだって。あの人・・・マジで神様だから」


 シノン「本当にすごい人だったのよ」


 ―トゥートゥートゥー

 シリカ「え!?な、何!?何のサイレンですか!?」 


 ―テッテレテッテッテー


 黎斗「私がぁああああああぅ神ぃいだぁああははははははっ!!」


 リズベッド・シリカ「「社長(さん)が出てきたーっ!!?」」ガビーン


 
521 :1 [saga]:2019/12/05(木) 23:05:40.45 ID:C/NDXiQ70
 リーファ「・・・///」ポー


 キリト「・・・リーファ」ポンッ


 リーファ「ひゃふわぁ!?///ななななななな何!?///」


 キリト「・・・神様社長が来たぞ?」


 キリト「あとパラドも」


 リーファ「あ、そ、そうなの?//・・・ホントだ・・・」


 キリト「ああ。あと・・・」


 リーファ「・・・はぁ・・・///」


 
 リズベット「・・・ねぇ、リーファどうしたの?ため息ばっかでしかも顔赤いし」


 シリカ「仮想世界でも風邪引くなんてことはないですよね・・・?」


 遼太郎「お前らもいつかは味わう甘ーい青春を今感じてるとこだ。リーファ殿は」


 リズベット「はぁ?」


 シノン「つまり、学園都市で恋人ができたから会えなくて寂しがってるの」


 リズベット・シリカ「「えっ。えぇえええ!?」」


 リズベット「うっそぉおおお!?本当に!?」


 シリカ「あの・・・キリトさん好きの!?」


 リズベット「でもっブラコンのリーファが!?」


 リズベット・シリカ「「恋人ぉおお〜〜!?」」


 リーファ「ブラコンってなんですかぁあーーーっ!///」


 リズベット「うわびっくりしたぁ!?」


 シリカ「い、いつの間に聞いてたんですか」アセアセ


 リーファ「そんな大声出されたら嫌でも聞こえますよっ!///もうっ///」


 シリカ「そ、それで、どんな人ですか?」


 リズベット「あ、私も気になる!」
522 :1 [saga]:2019/12/05(木) 23:07:44.30 ID:C/NDXiQ70
 リーファ「そ、それはっ///」


 キリト「・・・こんな人だよな?リーファ」


 リーファ「え?」クルッ


 カミジョー@アルフ「よっ」


 リーファ「あ、うん。こんな・・・人・・・。・・・え?」


 カミジョー「そっちから来る前に会いにきたぜ、直葉」ニコリ


 リーファ「・・・と、ととと、ととっ、当麻さんっ!?///」カァアア


 アスナ「上条君っ!え?どうやって仮想世界に来たの?」


 ユウキ「学園都市にナーヴギアとか発売されてなかったんじゃ・・・」

 
 カミジョー「まぁ、そうなんだけどさ」


 アスナ「・・・あ、もしかして」


 黎斗「そう、そのもしかしてだぁ・・・!」


 パラド「こいつがVRのノウハウを活かしてナーヴギア擬きを作ったんだ」


 キリト「ナーヴギアを作ったのか!?」


 黎斗「芳川桔梗、そして木山春生や数々の研究者の知恵と技術を借りたのだよ」


 黎斗「そして上条当麻は試験プレイヤーとして選抜したのだぁ」

 
 カミジョー「まぁ、直葉に会いに行きたかったからな」クスッ


 リーファ「と、当麻さん・・・///」キュンキュン


 リズベット「ほっほ〜?・・・なるほどねー」


 シリカ「イケメンさんですね。リーファさんはああ言う感じの男性が好みなんですか・・・」


 シノン「まぁ・・・性格も良い人だから」


 遼太郎「キリトとは親友になった男だしな。すごいぜ?アイツは」

 
 リズベット・シリカ「「へぇ〜・・・」」
523 :1 [saga]:2019/12/05(木) 23:09:56.99 ID:C/NDXiQ70
 カミジョー「しっかし、すごいな。ここがゲームの世界なんて・・・」


 パラド「俺も初めは正直驚いたぜ。今は心が踊りっぱなしだけどな」ハハッ


 リズベット「あの、上条さんでしたっけ?」


 カミジョー「ん?ああ、そうだけど・・・?」


 リズベット「初めまして!私リズベットって言います!本名は篠崎里香です!」


 シリカ「私はシリカです!綾野珪子が本名なんです!」


 カミジョー「あ、ああ・・・ よろしくな」


 リズベット「うんっ。で、いきなりだけどリーファとどんな風に出会ったの!?」

 
 シリア「告白したのはどちらからですか!?」 


 カミジョー「え?」


 リーファ「ちょ、ちょっと!?///」


 リズベット「意外と肉食系的にリーファが責めてきたの!?」


 シリカ「それとも上条さんがリーファさんのハートを鷲掴みに!?///」キャーッ


 カミジョー「え、ええっと・・・」


 リーファ「と、当麻さんっ!///仮想世界を案内しますから!///」


 リーファ「行きますよーーーっ!///」ガシッ!グイッ!


 カミジョー「おぉおおお〜〜〜!?」


 ―ヒュウウゥウウ〜〜・・・



 リズベット「あ!待ちなさいよ!」


 シリカ「絶対に聞くんですからねーっ!」


524 :1 [saga]:2019/12/05(木) 23:14:01.01 ID:C/NDXiQ70
 キリト「・・・やれやれ・・・」クスッ


 ユウキ「ここに居ても上条さんは・・・」クスッ


 クライン「はははっ!ま、アイツらしいんじゃないのか?」


 シノン「そうなのかもしれないわね」


 アスナ「そうそう。きっと、あれが上条君らしさなのよ」クスッ


 キリト「・・・ま、そうだな」


 ユウキ「うん」クスッ


 ユイ「パパ、ママ。これからもっと楽しくなりそうですね!」


 キリト「そうだな。・・・ユウキも戻ってきて・・・」


 
 サチ@ケットシー「キリト〜〜!」


 
 アスナ「あっ、サチだ!おーいっ!」


 ユウキ「こっちだよー!」

 
 

 キリト「サチも戻ってきたんだからな・・・」


 キリト「これから・・・」



 キリト「ずっと楽しくなりそうだ」
 


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 http://s.kota2.net/1575555182.png


 

          ― 終 ―
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