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侑「キスの味」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:18:43.92 ID:YXHoZwnn0
やが君SSA ちょっと長め
最初はただ侑がどんどん奪っちゃう話にするつもりがなんか真面目な話に…
6巻読んでキエエエエってなったぶんハッピーエンドに仕立てあげてやった
多分に自己解釈という名の妄想があります
アニメ勢には若干ネタバレ含むかもです
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1541945923
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:19:59.47 ID:YXHoZwnn0
キーンコーン
沙弥香「もうこんな時間。今日はここまでにしましょうか」
燈子「そうだね」
卓「じゃ、お先でーす!」
聖司「お先に失礼します」
侑「……」ボー
燈子「侑、帰ろ」
侑「へ…? あ、はいっ」
燈子「どうかした?」
侑「いえ別に」
燈子「……そう?」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:20:48.01 ID:YXHoZwnn0
燈子「今日は少し忙しかったね」
侑「そうですね」
侑(七海先輩と一緒に帰るのは今や当たり前になっている)
侑(先輩は変わらずわたしのことが好きで、それに対してわたしもまあ悪い気はしていない)
燈子「侑、いい?」
侑「……仕方ないなぁ」
燈子「やった」ギュ
侑(時々、手をつないだりもする)
侑(知り合いに見られない?って思うけど、そのくらいは七海先輩ならどうとでもしてしまうのだろう)
燈子「〜〜♪」
侑(ただ最近…)
侑「あの、七海先輩」
燈子「ん?」
侑「あー、えっと」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:21:21.50 ID:YXHoZwnn0
侑「やっぱりなんでもないです」
燈子「え、なに侑? どうしたの?」
侑「なんでもないってば」
燈子「なんでもないことはないでしょ。ほらほら、お姉さんに話してごらん」
侑「姉は1人で足りてます! しつこいと手ほどきますよ」
燈子「そ、それはダメ!」
侑「なら黙っててください」
燈子「えー?」
侑「……」
燈子「侑、本当になんでもない?」
侑「本当に、なんでもないです」
燈子「ならいいけど…」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:21:54.48 ID:YXHoZwnn0
ガララ
侑「ただいまー」
侑母「おかえり。結構遅かったのね」
侑「今日ちょっと忙しくて」
侑母「もうお夕飯できるから、着替えたらいらっしゃい」
侑「はーい」
侑「ふー…」ポス
侑(なんでもない、ことはないんだけど)
侑「……」
侑「……」
侑「七海先輩、最近キスしてこないな…」ボソ
侑「……」
侑(ってぇ! 何考えてるんだわたし)
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:22:48.24 ID:YXHoZwnn0
侑(いやいや別に、してほしいとかそういうことじゃないし?)
侑(単に事実として最近してないって思っただけ)
侑(だから、先輩がキスしてくれないからどうってわけじゃ…)
侑「……」
侑(やめよ。言い訳するとまるでわたしがキスしたいみたいじゃん)
侑母「侑ー? 早く来なさい」
侑「はーい今いくー」
侑「……」
侑(したくない……わけでもないけど)
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:23:38.75 ID:YXHoZwnn0
翌日
侑「ふあ…」
侑(なんかもんもんとしてしまった…)
こよみ「おはよう侑。 おっきなあくびだね」
侑「げ、見られたか」
こよみ「寝不足? まさか早めのテスト勉強?」
侑「まさかすぎだよ。やらないやらない」
こよみ「うん知ってる」
侑「おいこら」
こよみ「本当は? ……なんか悩み事とか?」
侑「あ、ううんべつに! ちょっと寝つけなかっただけ」
こよみ「そう?」
侑(心配かけちゃったかな)
こよみ「なーんだ、ネタになりそうな話があるかと思ったのに」
侑「わーー小説かーー。このガチ勢めーー」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:24:30.57 ID:YXHoZwnn0
侑(まーでもこんなことで悩んでも仕方ない。もう考えないようにしよ)
日本史教師「この『口吸い』というのはすなわち現代でいうキスのようなもので、それもかなりーー」
侑「……」
英語教師「It is surprising that You should have kissed on her〜の文では、"should"は感情の強調としてーー」
侑「………」
地理講師「逗子で獲れるシロギスはうまいんだ。この前も地元の友人と釣りに行ってキスを大量にーー」
侑「〜〜っ……!」
昼休み
侑「あ〜〜〜!! 今日なんなのもう!」ダンッ
こよみ「!?」ポロッ
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:25:21.80 ID:YXHoZwnn0
朱里「おー珍しく侑が荒れてる。どうしたどうした」
侑「あ、いや別に」
こよみ(お箸落ちた…)ズーン
朱里「なに、生理?」
侑「ちがう」
朱里「はずれかー」
こよみ「わかった、女の子の日だね」
侑「それもちが……って同じじゃん!」
こよみ「突っ込むだけの冷静さはある、と」
侑「分析された!」
朱里「嫌なことでもあった?」
侑「嫌なことっていうか…」
侑(まずい、ここでキスのことを話したら深く追求される)
侑「や、ほんとに大したことないし気にしないで」
朱里「え! そう言われると余計気になる!」
侑(しまった! 朱里はこうだった!)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:26:21.44 ID:YXHoZwnn0
侑「あー、っと」
朱里「侑〜? 洗いざらい話してもらおーか」ガシ
侑「ちょっ、力つよ…!」
朱里「私のディフェンスから逃れられると思うなよ?」
侑「ファール! バスケ的にそれファール!」
侑(やば……どうにかごまかさなきゃ)
こよみ「……」
こよみ「あ。 あれって朱里の好きな先輩じゃない?」
朱里「へっ!? ど、どこ!?」ガタッ
侑(こよみナイス!)
こよみ「あそこの木の陰。たぶん」
朱里「木? ……木ってどの木? ってか誰もいなくない?」
こよみ「気になる木〜」
朱里「どういうこと!?」
こよみ「おっと、そういえば私箸落としちゃったから洗ってこなきゃ」
朱里「あっちょっ、こよみ騙したなぁ!?」
こよみ「侑も一緒にきて」
侑「えっ? あ、うん」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:27:13.14 ID:YXHoZwnn0
こよみ「……」ジャブジャブ
侑「こよみ? あの」
こよみ「侑のせいでお箸落としたんだからね」
侑「え」
こよみ「だからついてきてもらった。それだけ」
侑(……やっぱり、わたしのために)
侑「…ありがと」
こよみ「ごめんね、でしょ」
侑「うん」
こよみ「……」
こよみ「話しにくいことなら無理にとは言わないよ」
こよみ「でも、たまには誰かの力を借りてもいいと思う」
侑「えっ」
こよみ「その……侑は私の大事な友達……だから」
侑「…!!」
侑(こよみになら…)
侑「あのねこよみ、実は……」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:28:10.55 ID:YXHoZwnn0
こよみ「……ほほう、つまり」
こよみ「キスはしたい、けど自分から言うのは小恥ずかしいと」
侑「したいとは言ってない!」
こよみ「言ってなくても私にはそう聞こえた」
侑「うっ…」
こよみ「ふふ、よもや侑からこの類の相談を受ける日がくるとは」
侑「朱里には絶対言わないでよ? もしバレたら即日クラス中に広まるし」
こよみ「いいよ。侑がいいと言うまでは守秘義務ってことにする」
侑「こよみなら大丈夫って信じてるから話したんだからね」
こよみ「どうせなら相手も教えてくれればいいのに」
侑「それは絶対にムリ!」
こよみ「ちぇ、つまんないの」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:28:59.57 ID:YXHoZwnn0
こよみ「結局、侑が今日一日気にしてたのはそのことだったんだね」
侑「まあ、うん」
こよみ「素直にしたいって言えば?」
侑「それができれば苦労は…」
侑「ってだからちがーう!」
侑「したいわけじゃなくて、してこないのが違和感っていうか、もやもやっていうか」
こよみ(そういうのをしたいって言うんじゃないのかな)
こよみ「なら、侑のほうからしてみるのは?」
侑「えっ? わ、わたしから?」
こよみ「うん。 相手だって本当はしたいんじゃない?」
こよみ「もし侑が『仕方なく』してる感じなら、それを察して遠慮してるのかも」
侑「……一理ある」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:29:59.94 ID:YXHoZwnn0
侑「でもこっちから……こっちからかぁー…」
こよみ「悩みどころ?」
侑「うーん」
侑(わたしから先輩にするのは、やっぱりなんか違うというか、超えてはいけないラインというか)
こよみ「恥ずかしい?」
侑「どっちかというと、悔しい?」
こよみ「なんだそれは…」
侑「かと言ってこのままだと落ち着かないような……けどわたしからしたりお願いするのも……」
こよみ「どうにも煮え切らないね」
侑「うー、助けてこよみえもーん」
こよみ「…なら、このポケットにいい秘密道具が」スッ
侑「あるの!?」
こよみ「ないよそんなもの」
侑「ないんかい!」
こよみ「けどひとつアイディアはある」
侑「えっ、なになに?」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:31:16.32 ID:YXHoZwnn0
こよみ「それは……」
こよみ「テッテレー、作戦名『ふいんき(なぜか変換できない)のせい』〜」
侑「……」
侑「なに、かっこなぜかって」
こよみ「そこは気にしない」
こよみ「つまりだね」オホン
こよみ「こちらから言わずとも相手がそうしやすい雰囲気を作ればいいってこと」
侑「雰囲気」
こよみ「例えば、侑が彼氏になにか甘いものをねだりたい、けど直接口にはしたくないとします」
侑(あ、彼氏………ってそりゃそうか)
こよみ「そこで帰り道、クレープ屋さんの屋台の前をわざと通りこの一言」
こよみ「『わぁ☆ なんかいい匂いする〜♪』」
こよみ「見つめ合うふたり」
侑「……」
こよみ「するとどうでしょう、彼は財布を取り出して問うはず」
こよみ「『……食べる?』と」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:32:11.30 ID:YXHoZwnn0
こよみ「食べたいなんて一言も言ってないのに、自然とクレープを買ってもらう流れに。なぜなら『そういう雰囲気』になったから」
こよみ「とまあこんな具合に相手の行動を…」
こよみ「って、侑? どうかした?」
侑「ごめん、わぁ☆ のとこのこよみキャラ違いすぎて……っ!」
こよみ「そこだけ拾わないで! ちゃんと聴いてた!?」
侑「や、大丈夫、こりゃ買ってあげようって思うのはわかっ……ぶふっ!」
こよみ「〜〜〜っ!!」
こよみ「もう侑なんて知らない」
侑「いやいや、可愛かったよ?」
こよみ「朱里に言いつけてやる」スタスタ
侑「わあああごめん! こよみ、ごめんーー!!」ズルズル
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:33:27.84 ID:YXHoZwnn0
侑「で」
侑「その、雰囲気を作るっていうのはわかったけど」
こよみ「それを具体的にどうやるか」
侑「さすがご明察」
こよみ「それについては正直私は未経験なのでいかようにも」
侑(なるほど、こよみは新品)
こよみ「ただ」
侑「うん」
こよみ「………」
侑「ただ?」
こよみ「その…」
こよみ「練習になら付き合える」
侑「……おん?」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:34:33.95 ID:YXHoZwnn0
侑「……」
こよみ「と、いうことでやってまいりました〜誰もいない屋上」
侑「なぜ入れた」
侑「じゃなくて!」
侑「えっ練習って、こよみ本気?」
こよみ「侮るな、私はいつだって本気だ」
侑「かっこいいけどマジメに!」
こよみ「真面目なつもり。侑のためならできる限りのことはしたいし」
侑「こ、こよみえもん…!」ジーン
こよみ「まじめに聞いて」
侑「はい」
こよみ「まあ本音を言うと、自分のためでもあるというか」
侑「こよみのため? なんで?」
こよみ「……怒らないでほしいんだけど」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:36:04.70 ID:YXHoZwnn0
こよみ「小生、今書いてる小説があるのですが、ストーリーの展開上どうしてもそういうシーンを入れたくて」
侑(小生ってこよみ)
侑「けれど、経験がないからどうにもリアリティに欠けてしまう?」
こよみ「話が早くて助かります」
侑「お互いにね」
こよみ「侑を利用するようで申し訳ないんだけど、協力してくれないかな」
侑「協力っていうならむしろこっちがしてもらってるし、構わないけど」
侑「こよみは、えっと……わたしでいいの? その、相手が」
こよみ「……」
こよみ「こんなこと…侑じゃなきゃ頼めない」モジ
侑「…!?」
こよみ「侑は? 嫌じゃない?」
侑「う、うん。全然」
こよみ「……よかった」ニコ
侑(あれー、こよみってこんな可愛かったっけ)
こよみ「まあ、あくまで『フリ』までだけどね」
侑「そりゃね」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:37:11.88 ID:YXHoZwnn0
こよみ「とりあえずちょっとやってみようか。今なら人いないし」
侑「なるほど、そのために屋上」
こよみ「とは言ってももうあんまり時間ないから1回だけね」
侑「わかった。小説っていうなら設定とかあるの?」
こよみ「ある」
こよみ「私は侑の職場の1つ年上の先輩」
こよみ「有能でみんなから慕われてるけど、本当はプレッシャーに弱く押し潰されそうになっている」
こよみ「そんな私と秘密裏に交際していて、唯一の支えとなっているのが後輩として入ってきた侑」
侑「」
こよみ「……っていう関係を踏まえてくれれば、あとは侑が雰囲気を作る練習にしてくれていいから」
侑「りょ、了解」
侑(……偶然だよね? たまたま似てるだけだよね?)
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:39:44.04 ID:YXHoZwnn0
こよみ「では同棲していることにして、私イコール先輩が帰宅するところから」
侑「あ、うん」
こよみ「……ガチャ。 ただいま」
侑「おかえり、えっと……アナタ?」
こよみ「ストップ」
こよみ「それじゃ結婚してるみたい。こよみくんでいいよ」ヒソ
侑「わ、わかった」ヒソ
侑「えーと、こよみくん、ごはん先食べる? それかお風呂沸かそうか?」
こよみ「侑がいいな」
侑「えっ」
こよみ「……今日は侑がほしい」
侑「えっ」
こよみ「こら、リアルに引くな」ヒソ
侑「ちがっ、もうそういう展開でいいのかなって!」ヒソ
こよみ「時間ないからいいの!」ヒソ
侑「おおおっけー!」ヒソ
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:40:55.84 ID:YXHoZwnn0
侑「こほん。 あー…」
侑「こよみくん、今日は甘えたさんダネ」
こよみ「甘えたくもなる。だってあのハゲ自分の仕事なのに外向けの資料もプレゼンも全部ボクに投げてくるんだ」
侑(ハゲひどい)
侑「それは……でも、それだけ信頼されてるってことじゃない?」
こよみ「本当はこんな役回りはしたくない。けど、僕の前の優秀な先輩が突然辞めてしまったから」
侑「こよみくんが代わりに引き継いだというのね」
こよみ「弱い僕を知っていて、羽を休ませてくれるのは侑だけ…」ギュ
侑「こよみくん…」ギュ
こよみ「侑…」
侑(え、えーと? もういいのかな)
侑「こよみくん。 こっち見て」
こよみ「…?」
侑「その……たまには、わたしのこと、好きにしても……いいよ?」
こよみ「……」
こよみ「……へっ!?」
侑「えっ!?」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:41:45.26 ID:YXHoZwnn0
こよみ「あっ、ごめっ」
侑「や、やっぱ違った? よね?」
こよみ「ううん! そういうわけじゃ」
こよみ「というか、……ふ、不覚にもドキッとしてしまった」
侑「えっ」
こよみ「おお落ち着け私、相手は侑……所詮は侑……」
侑「ちょっ! 所詮言うな」
こよみ「……」スーー ハーー
こよみ「つ、続けて」
侑「続けるのこれ」
こよみ「……嫌ならいいよ」
侑「い、嫌なんて言ってないじゃん」
こよみ「ん……じゃあ続き」
侑「……うん」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:43:15.59 ID:YXHoZwnn0
侑「っと待って……どっから続き?」ヒソ
こよみ「え、そりゃ、最後のとこ?」ヒソ
侑「またあれ言うの!? やだよ恥ずかしい!」
こよみ「ゆ、侑が言ったセリフじゃん!」
侑「そうだけど、こよみがドキッとしたーとか言うから!」
こよみ「そ、それはっ」
侑「……」
侑「と、とりあえずもっかい」ギュ
こよみ「へ、あ、はい」ギュ
侑(……こよみ、ちっちゃくてやわらかいな)
こよみ「……」
こよみ「……本当にいいの?」ヒソ
侑「えっ」
こよみ「好きに、していい?」ヒソ
侑「あ、うん…いいよ。 こよみくんなら」
こよみ「…………わかった」ヒソ
侑「……」
侑(え? あれ今の、役のセリフじゃーーー
こよみ「ん……」
侑「む……!?」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:43:57.64 ID:YXHoZwnn0
こよみ「ん……」
侑「……っ!? !?」
こよみ「……ぷは」
侑「……はっ…はっ…」
こよみ「………」
侑「………」
侑「え、と……こよみ」
こよみ「……え」
侑「え」
こよみ「えええええーーーーー!!?」
侑「ええーーーーー!?」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:44:55.62 ID:YXHoZwnn0
こよみ「なっなななななな、なんで……!?」
侑「なんで!?」
侑「ってこっちのセリフだよ! なんでこよみのほうが驚いてんの!」
こよみ「はっ! たっ確かに」
侑「確かにじゃないし…」
こよみ「ゆ、侑! ちがくて、これはその…」
侑「ちがくもないし」
こよみ「ごめん! 本当にごめん!」
こよみ「本当に……本当は……本当に」
侑「……するつもりじゃなかった?」
こよみ「ごめん、なさい……ごめんなさい……!」
侑「……」
こよみ「本当、なんで私…」
侑「いいよもー……しちゃったんだし」
こよみ「……アリエナイ……サイテイダ…ワタシハサイテイ…」
侑(聞いてない)
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:45:57.97 ID:YXHoZwnn0
こよみ「…………」ズーン
侑「こよみ、そろそろ復活して。 昼休み終わるよ」
こよみ「いいんだ……私は人生が終わった」
侑(スケールの差!)
侑「だからもう気にしてないってば」
こよみ「……本当に?」
侑「ほんとほんと。 ファーストキスでもないし」
こよみ「……」
こよみ「私は………初めてだった……」ズーーン
侑「ああーもう! ごめんね! 初めてがわたしで!」
こよみ「あっ、そ、そういう意味じゃ…!」
こよみ「侑がいいならいいんだ。 それに例のアレを適用する」
侑「アレ?」
こよみ「ずばり、女子同士はノーカン条例」
侑「あー、まあ、ですよねー」
こよみ「と、いうことにしてお許しを得られはしないだろうか」
侑「わたしも、こよみがいいならいいよ」
こよみ「……ありがとう。恩に着る」
キーンコーン
侑「あ」
こよみ「しまった予鈴だ」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:47:28.80 ID:YXHoZwnn0
こよみ「とりあえず、このことはくれぐれも内密に…?」
侑「あたりまえじゃん……」
こよみ「だ、だね」
侑「……」
侑(まあ、でも)
侑(きもちよかった……な。 こよみとするの)
侑(七海先輩とはまたちがうような、ちっちゃくて、ほわっとした感じ)
こよみ「侑? 遅刻しちゃうよ」
侑(だからその…)
侑「また、練習……しよっか。そのうち」
こよみ「……」
こよみ「……え、あ、え…?」カァァ
侑「嫌、かな」
こよみ「嫌………じゃ、ない……よ?」
侑「………」
こよみ「………」
侑「い、行こっ!」
こよみ「う、うんっ」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:48:11.62 ID:YXHoZwnn0
放課後
朱里「侑は今日も生徒会?」
侑「今日も今日とて生徒会。最近やること多くてさー」
朱里「大変だなー。んじゃまた明日〜」
侑「ん。また明日」
こよみ「……」
侑「こよみ、またね」
こよみ「へっ? あ、うん、また…」
朱里「……なんかあった?」
侑「あーいや別に? 朱里は部活?」
朱里「もち! 週末練習試合だから気合い入れてかなきゃ」
侑「そっちも大変だね。じゃ」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/11(日) 23:51:29.61 ID:YXHoZwnn0
キリよいのでいったん
明日は金髪編
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sagd]:2018/11/12(月) 00:22:33.29 ID:FK2oh5Ga0
明日になった
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:23:55.05 ID:FK2oh5Ga0
侑「……」スタスタ
侑(やっぱり……とてつもないことをしてしまった気がする)
侑(けどちょっと面白いことも知れたような)
ガララ
侑「こんにちはー」
沙弥香「こんにちは、小糸さん」
卓「ちーっす」
侑「おや、珍しい」
卓「あ、やっぱそう思う?」
侑「思う思う」
沙弥香「……なんの話?」
侑「いや、佐伯先輩と堂島くんってあんまり見ない組み合わせだなと」
沙弥香「そうかしら?」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:26:20.57 ID:FK2oh5Ga0
卓「ってかそもそも佐伯先輩と誰かが二人きりってなかなかないよな」
侑「常に七海先輩がそばにいるもんね」
卓「いや、どっちかというと七海先輩のそばにいるんじゃね?」
侑「それ何が違うの」
沙弥香「どっちでもいいけど、別に燈子と私はセット品ってわけじゃないからね」
卓「あ! なら俺、佐伯先輩単品オーダーしま」ズガンッ
沙弥香「それにしても燈子、少し遅れると言っていたけど遅いわね」
卓「痛ェ」
侑「今のは堂島くんが悪い」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:27:20.32 ID:FK2oh5Ga0
ガララ
聖司「おはようございます」
沙弥香「槙くん、おはよう」
聖司「遅れてすみません。 日直の仕事で手間取ってしまって」
沙弥香「いいわよ全然。 燈子もまだだし」
聖司「あれ、そうなんですね」
侑「……」ジー
聖司「……なに? 小糸さん」
侑「いや。 槙くんっていつも最初おはようございますって言うなぁって、ふと」
聖司「え、変かな?」
侑「変っていうか、もう夕方近いのに」
沙弥香「その日初めて会った時にそう言うのは日本の社会だとわりと普通よ」
侑「えっ!? そうなんですか?」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:27:57.54 ID:FK2oh5Ga0
卓「小糸さん中学運動部なのに知らなかったん?」
侑「初耳だー……運動部だとそうなの?」
沙弥香「必ずしもそうではないし、うちも特に決まりはないから言いやすい挨拶でいいわよ」
聖司「僕は父親の仕事の関係の人がよく家に来てたから」
侑「うーむ覚えとこう」
ヴーッ
沙弥香(メッセージ? 燈子から?)
沙弥香「……」
沙弥香「さて、じゃあ打ち合わせを始めましょうか」
侑「え」
沙弥香「今日はひとつ新たな案件があるから私のほうで最初に分担を決めます」
侑「あの、七海先輩は待たないんですか?」
沙弥香「燈子は急用で欠席すると連絡があったわ。みんなにごめんって」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:28:56.19 ID:FK2oh5Ga0
侑(急用で休みって、どうしたんだろ)
卓「それ大丈夫なんすか?」
沙弥香「燈子のことは心配しなくていいから。 気にせず始めるわよ」
侑「佐伯先輩には詳しい連絡来たんです? 七海先輩はなんて?」
沙弥香「 気 に せ ず 始めるわよ?」ニコ
侑「はっはい!」ビク
卓(おっかねぇ〜)
聖司(やっぱりこの三角は面白いな)
沙弥香「じゃあ、まず今日持ち込まれた案件の中でーーー」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:31:16.69 ID:FK2oh5Ga0
沙弥香「今日はこのくらいね」
沙弥香「みんな時間ギリギリまでありがとう。戸締りは私がするから気をつけて帰って」
卓「あざーすお疲れ様でーす」
聖司「お疲れ様でした」
侑「失礼しまーす」
侑(今回もやること多かった。 七海先輩いないし)
侑(せっかくこよみからヒントを得たけど今日はダメかぁ)
侑(先輩大丈夫なのかな? 連絡してみようか)スッ
侑「……」
侑(やめとこ)
侑(ま、大事なことならあっちから言ってくるよね)
侑「いっ!」
侑(ったぁ〜……唇切れた…?)
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:32:25.57 ID:FK2oh5Ga0
侑(今日そんな乾燥してたっけ。リップは…)ゴソ
侑「あれ、化粧ポーチが」
侑(……そういえば生徒会室にいるとき出したような出してないような)
侑(今なら間に合うかも)タッ
侑(鍵借り直すの面倒だからな〜佐伯先輩まだいるといいけど)
侑(あ、電気消えてる……)
侑(けどドアちょっと開いてる! よかったセーフ)
沙弥香「ーーー、ーーー……」
侑(っと電話中)
沙弥香「……わかったわ。 こっちは大丈夫だから、燈子もあまり無理しないでね」
侑(……七海先輩と?)
沙弥香「ええ。 それじゃ」
沙弥香「……ふぅ」スッ
侑「……」
沙弥香「さて、」
侑「あのー」ガララ
沙弥香「ひゃああっ!?」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:34:20.66 ID:FK2oh5Ga0
沙弥香「なんだ小糸さん……驚かさないでよ」
侑「あはは、忘れ物しちゃって」
沙弥香「ああ、やっぱりこのポーチそうだったの」
侑「あっはい、わたしのです」
沙弥香「次から気をつけなさい」スッ
侑「すいません」
沙弥香「それにしてもよく途中で気がついたわね」
侑「唇切れちゃって。 リップ探して無いなぁーと」
沙弥香「ふうん?」
侑(あれ? ここにも無い?)ゴソ
侑(そういや、前シーズン以来買ってなかったっけ…)
沙弥香「どうしたの?」
侑「あ、いえ。 結局なかったです」
沙弥香「あら。 まあ、この時期あまり使わないものね」
侑(しゃーない帰りに買っていこう)
沙弥香「どれ? 見せてみなさい」
侑「え」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:35:21.50 ID:FK2oh5Ga0
侑「えと、この辺が」
沙弥香「……暗くて見にくいわね。窓側に来て」
沙弥香「あーこれは痛そう。一応塞がってはいるけど」
侑「今はもう平気です」
沙弥香「でも途中でまた開くわよ。ちょっと待ってね」ゴソ
沙弥香「……」キュポ
侑「え、あの」
沙弥香「喋らない」
侑(リップ……佐伯先輩の)
沙弥香「それとも、小糸さんは女同士でもこういうの気にする?」
侑「い、いえ別に」
沙弥香「そ。一応拭いてはあるから我慢なさい」クイ
侑「っ……」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:36:36.50 ID:FK2oh5Ga0
侑「……」ツー
沙弥香「……」
侑(顔、近いな…)
沙弥香「はい終わり。 これで少しはマシでしょ」
侑「…ありがとうございます」
沙弥香「さ、もう鍵締めないと」
侑「……」
侑「佐伯先輩って」
沙弥香「なに?」
侑「やっぱり美人ですよね」
沙弥香「…………なに? 本当に」
侑「間近で見ると余計まつげ長いし? 肌キレイだし髪サラサラだし」
沙弥香「……」
沙弥香「小糸さんに言われるとなんか怖いんだけど…」
侑「ちょっどういう意味ですか!」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:39:02.18 ID:FK2oh5Ga0
沙弥香(どうにも裏がありそうなのよね)
沙弥香「ま、褒め言葉として受け取っておくわ」サラッ
侑「褒めがいがない」
沙弥香「私がそれくらいで照れるとでも思った?」
侑「お嬢様キャラはちょろいのが定石なのになぁ」
沙弥香「バカにしてる…?」
侑「そうじゃありませんけど」
沙弥香「あっそ」
侑(うーん、なんか、うーん……)
沙弥香「もういいかしら?」
侑「ま、待ってください」
沙弥香「今度はなに…」
侑「その……」
侑(わたしだけ恥ずかしい思いしたみたいで悔しい、とは言えない)
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:40:35.25 ID:FK2oh5Ga0
侑「先輩、もう一回リップ借りていいですか」
沙弥香「えっ?」
沙弥香「いいけど……塗り足りなかった?」ゴソ
侑「いえそうではなく」
沙弥香「…? じゃあどうして」スッ
侑「先輩、目つぶってください」
沙弥香「……なにする気」
侑「わたしも先輩に塗ります」
沙弥香「はあ!? な、なんでよ」
侑「このままじゃいろいろ不公平なんで」
沙弥香「いや、私は別に塗らなくていいんだけど…」
侑「佐伯先輩がよくてもわたしがよくないです」
沙弥香「どういうことよ!」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:43:44.97 ID:FK2oh5Ga0
侑「あー……」
侑「ほら、『せんぱいのきれーなくちびるがきれたりしたらやだなぁ』っていう後輩心?」
沙弥香「心にもないのがバレバレなんだけど…?」
侑「はぁーーもーいいから塗らせてください!時間ないんで!」
沙弥香「だったらやらなくていいじゃない!」
侑(ぐぬぬ手強い)
侑「……」
侑「へー、あー、ふーん?」
沙弥香「……なによその顔」
侑「いや? 佐伯先輩って意外と恥ずかしがり屋なんだなーと」
沙弥香「…は?」ピク
侑「押すのはいいけど、押されるのは弱いんだなぁーとわかっただけです」
沙弥香「…小糸さん? 何を言ってるのかしら?」
侑「いいんじゃないですか? 勝気な先輩が実は〜〜みたいなのって需要あると思いますし? 本屋的に」
沙弥香「………」イラッ
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:45:59.77 ID:FK2oh5Ga0
沙弥香「う、うふふ? 小糸さん?」
侑「はい?」
沙弥香「そんな見え透いた挑発に私が乗ると思う? 舐められたものね」
侑「あれ〜そう聞こえました? 変だなぁーわたしはただ思ったこと言っただけなのになぁー」
沙弥香「っ……」ピキ
侑「まあ、そんな可愛い一面もあっていいんじゃないですか?」
沙弥香「あ……あのねぇ…」ピキピキ
侑「てか佐伯先輩、さっきわたしが来たとき『ひゃああっ!?』とか言ってたような」
沙弥香「……っ〜〜!!」
沙弥香「あああーーーもうーー!!!」
沙弥香「わかったわよ! そんなにしたいならすればいいでしょ、すれば!」
侑(やったぜ)
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 00:50:17.37 ID:FK2oh5Ga0
続きます
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 09:13:24.85 ID:FK2oh5Ga0
沙弥香「はい! 煮るなり焼くなりお好きにどうぞ!」ドン
侑「いや、さすがにそこまでしませんよ…」
沙弥香「全く最近の1年生ときたら…」
侑「まさかのおばあちゃんキャラ」
沙弥香「……」ギロ
侑「なんでもありません!」
沙弥香「はぁ……本当に下校時刻迫ってるんだから早くしてよ?」
侑「はっはい」
沙弥香「ん。じゃあよろしく」スッ
侑(あ、ちゃんと目はつぶってくれるんだ)
侑「……」
侑(佐伯先輩の唇…細くて整ってる)
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 09:14:14.25 ID:FK2oh5Ga0
侑(ほんと、綺麗だ)
侑(すごくツヤがあって確かにリップ塗る必要なんかなさそう)
侑「……」
侑「……」ザワ…
侑(これ……キスしたらどんな感じなんだろ)
侑「……」
侑(……えっ)
沙弥香「……?」
沙弥香「ちょっと小糸さん?」
侑「へっ、はっはい!」
侑(待って? わたし今何考えた……!?)
沙弥香「何ボーッとしてるのよ……するの? しないの?」
侑「あっ、し、しますします!」
沙弥香「しっかりしてよ」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/12(月) 09:15:26.66 ID:FK2oh5Ga0
侑(落ち着け、落ち着けわたし)
侑(たぶん、今日こよみと…あんなことがあったから)
沙弥香「ははーん」
沙弥香「さては小糸さん、やっぱり怖気づいたんでしょ」
侑「っ、違います! これくらい!」
沙弥香「なんだか顔が紅潮して見えるけど?」
侑「そっそれは……あれです夕日です!」
沙弥香「果たしてそうかしら」フフン
侑(くぅ、また佐伯先輩のペースに……これじゃ結局わたしが恥ずかしいだけになっちゃうじゃん)
沙弥香「ふふ。いいと思うわよそういうとこ? か わ い く て ?」
侑「〜〜っ!」カァァ
沙弥香(なんだ、この子もちゃんと人の子っていうか)
侑「……」
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