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霊能力者「寺生まれの“D”です」
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1 :
テスト
◆EtMuQzvQp.
[saga]:2018/10/30(火) 10:56:20.50 ID:bcJ+ezRo0
深夜VIPでやってましたが、本来はこっちで立てる予定だったので移動しました
前スレ↓
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1537723453/l30
基本的には設定同じです
一応1から再スタートということで
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1540864580
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 10:59:11.98 ID:bcJ+ezRo0
俺の名はD
…そうスレタイでは名乗ったのだが、当然の事がこれはあくまでイニシャルだ
本名は寺田 大輔(てらだ だいすけ)
みんな大好き“Tさん”と名乗っても問題ない名前だが、俺は「破ぁ!」1つで悪霊を倒せるほど強くはないなので“D”と名乗っている
ぶっちゃけた話、名前の枠は“霊能力者”になるのだから本名とかイニシャルとかは割とどうでもいい事なのだが
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:00:57.67 ID:bcJ+ezRo0
因みに寺生まれのTさんとは違い、俺はガッツリこの力を主に使う職業に就いている
別にそういう会社とか組織がある訳じゃなく、個人経営の事務所ではあるのだが
勿論インチキではない
正真正銘のモノホンの悪霊退治だ
そう、例えば
息子さん「クケッ……!クケケケッ!」
母親「先生っ、息子は……!」
霊能力者「任せておいて下さい」
こんな風に
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:03:06.64 ID:bcJ+ezRo0
息子さん「クケーッ!」
じたばた
霊能力者「物理的に縛ってるとはいえ、あんまし時間はかけられないね」
母親「息子は助かるのでしょうか!?」
霊能力者「んー、多分大丈夫かと。さて、」
助手「“D”先生、どのセットを今回は使いますか」
霊能力者「セットXで」
助手「了解しました」
パカッ
霊能力者「これでよし、と」
母親「あのー、先生……。それは……?」
霊能力者「霧吹きと十字架です」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:04:51.06 ID:bcJ+ezRo0
母親「それは見れば……」
霊能力者「……まあ、言いたいことは分かりますよ?ただ最近の除霊はマルチにカバーしないとやってられないんですよ」
母親「は、はあ」
霊能力者「助手ー、霧吹き頼む」
助手「はい」
プシャッ
息子さん「ギィィヤァァァァァア!!」
母親「!!」
助手「ただのオリーブオイルなので大丈夫ですよ」
霊能力者「効いたってことはやっぱりかー。やっぱりあれかー」
母親「あれとはなんですか!息子には何がついてるのですか!?」
霊能力者「悪魔です」
母親「」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:07:52.67 ID:bcJ+ezRo0
助手「正確には映画『エクソシスト』に出てくるようなアレです」
霊能力者「コイツがモノホンなら面倒だな。一応本も用意しておいてくれ」
助手「かしこまりました」
母親「あ、悪魔って」
霊能力者「なんか最近外来種的なノリで日本にもきてるみたいなんですよー」
母親「外来種って……」
息子さん「クケケケケケーッ!」ふわっ
母親「む、息子の体がう、浮いて!!」
助手「もう完全に映画のようになっていますね」
霊能力者「……さっきも言った通りモノホンのガチ悪魔なら俺の“本業”とは少し違う分野になるので面倒ですけど。多分それとは違うと思うので安心してください」
母親「違う?」
息子さん「クケーッ!」
霊能力者「まあ見といて下さい」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:10:12.13 ID:bcJ+ezRo0
助手「先生、全ての準備が整いました」
霊能力者「じゃあやりましょか」
息子さん「クケケケーッ!」
じたばた
霊能力者「こっちを見やがれ!」ぐいっ
ギンッ
息子さん「グゲッ」
助手「霧吹きもどうぞ」
プシャッ
息子さん「グゲゲッ」
霊能力者「十字架見えてんだろ、名前を言え」
息子さん「グギッ、グギゲゲゲッ……!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:11:11.85 ID:bcJ+ezRo0
霊能力者「こりゃどっちか分からんなぁ……。助手、」
助手「銀で出来たフォークもどうでしょうか?」
プスッ
息子さん「グゴギィィイイイイイイイ!!」
霊能力者「名前を言えば外に出られるよ?」
息子さん「べ、ベリアル!我が名はベリアルッ!!」
ボワンッ
母親「ひっ!あ、悪魔っ!?」
助手「先生」
霊能力者「……」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:12:16.08 ID:bcJ+ezRo0
ベリアル?「このエクソシスト共め!次は貴様らにとり憑いてやるっ!!」
母親「ひいっ!」バタリッ
助手「先生」
霊能力者「分かってるよ」
ベリアル?「怖気付いたか」
霊能力者「……可哀想だからお前に最後に1つ教えてやるよ」
ベリアル?「な、何をいきなり」
霊能力者「本物の悪魔は日本語じゃ喋らんぞ」
ベリアル?「え」
霊能力者「破ァッ!」
チュボンッ!
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:13:22.85 ID:bcJ+ezRo0
ぺしぺし
助手「起きて下さい」
母親「あれ?悪魔は……」
霊能力者「あのもどきは無事除霊したので問題はありません」
母親「で、では息子は!」
霊能力者「ご覧の通り」
息子さん「Zzz......」
母親「ああ…!」
霊能力者 「これでもう大丈夫ですよ」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:17:32.45 ID:bcJ+ezRo0
──────
────
──
助手「それにしても最近増えましたね、“悪魔もどき”」
霊能力者「……正直今さら感あるけど、どっかで流行ってんのかねぇ」
本来ならば地縛霊という存在で産まれる筈であった悪霊
しかし、現代のネット社会では誰もが簡単にイメージの共有を行い、拡散する時代
人の恐怖に対するイメージの変化はハッキリと現実の世界にも影響を及ぼしていた
積もり積もった多くの“ソレ”が現実のものとして現れる様になったのだ
既存のものとは比べ物にならない形で
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:18:31.38 ID:bcJ+ezRo0
霊能力者「……」
助手「……私の顔になにか」
霊能力者「別にー」
これはそんな徐々に無理ゲー化していく悪霊たちと仕事で戦う霊能力者、“寺生まれのD”の日常物語
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:20:57.32 ID:bcJ+ezRo0
第1破ァッ!「コトリバコ」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:29:20.69 ID:bcJ+ezRo0
─お寺─
霊能力者「お邪魔しまーす」
住職「おお!久しぶりじゃなぁ大輔。元気にしとったか」
霊能力者「爺さんも元気そうでなによりだ。それと、仕事の時は“D”で呼んでくれって」
住職「すまんすまん。つい癖でな」
助手「ご無沙汰してます」
住職「お、助手ちゃんも久しぶりじゃな。少し見ない間に随分とまあ美人さんに」
助手「頑張りました」
住職「ふむ、やはり最近のは凄いのぉ」
霊能力者「そいつが特別なだけだからな」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:35:04.43 ID:bcJ+ezRo0
住職「さて、積もる話もあるが事態は急を要するのじゃ。仕事の話をしよう」
霊能力者「爺さんが俺に依頼を回すくらいだ。そーとー洒落にならんやつでも来たのか」
住職「うむ。下手に手をつければワシが死ぬ」
助手「……確かに御堂の方から凄まじい“圧”を感じます」
霊能力者「なるほどね。じゃあさっさと現物の確認でもしようか」
住職「ではワシの後ろについて参れ」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:42:15.10 ID:bcJ+ezRo0
─御堂─
男「……」ブツブツ
女「……」
カリカリ......
霊能力者「おおー。盛大にやられてんだな」
住職「この2人の友人たちがここに連れてきた時は発狂しておったわい。今は応急処置でなんとかなっとるが」
助手「ですが、このままでは死んでしまいますね」
霊能力者「こりゃ急がないとな」
住職「すまんが頼めるかの」
霊能力者「仕事はお断りしない主義なんでね。承るよ」
助手「因みに報酬なのですが」
住職「うむ。こやつらが取ってくれ」
霊能力者「おーけーおーけー」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 11:49:58.35 ID:bcJ+ezRo0
住職「さて、ワシはこやつらの友人を除霊するから後は任せたぞ」
スタスタ......
男「……」ブツブツ
霊能力者「こいつの手に持ってるこの箱が元凶か」
箱?「……」
助手「間違いないかと」
霊能力者「……どうしよう」
助手「どうにかするのが私たちの仕事かと」
霊能力者「いや、住職が俺らに泣きつく代物だから相当な呪物だとは思ってたけどさぁ」
助手「形状からすれば、これはかの有名な“コトリバコ”でしょうか」
霊能力者「だよなぁ」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 12:03:11.88 ID:bcJ+ezRo0
女「……」キリキリ
霊能力者「それにしてもこいつらも運が悪いなぁ。おおよそ倉庫で作業中にでも出て来ちゃったんだろうな」
助手「格好からして作業着ですしね」
霊能力者「ホントに運が悪い。まさかぽっと出にこんなのが入ってるとは思わなかっただろうしな」
男「……」ブツブツ
助手「如何致しましょうか」
霊能力者「うーん……。ネットじゃ処理方法とかなんて書かれてる」
助手「『強力な呪いの為、長い年月をかけて寺で浄化する』と」
霊能力者「そうか。じゃあセットTで」
助手「畏まりました」
霊能力者「俺はこいつら外に出すから助手は住職に伝えてセットを車から頼む」
助手「はい」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 12:18:25.92 ID:bcJ+ezRo0
─境内─
男「!!!」じたばた
女「ーっ!」じたばた
霊能力者「外に出す前に縄で縛っておいて正解だったな」
助手「準備が整いました」
住職「なんじゃこの装置は」
霊能力者「除霊用のセットだよ。超強力な」
住職「本当に大丈夫か?それはとんでもない代物と説明を受けたのじゃが」
霊能力者「そうだね。最近のものじゃ特に強い描写が間接的にされているタイプだ」
助手「モノによっては強さがマチマチという表現もされてはいますが」
霊能力者「でも、これには関係ない」
住職「関係ない……?」
霊能力者「ああ。今回“現象化”したコイツはガワだけを真似たヤツだ」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 12:27:56.76 ID:bcJ+ezRo0
住職「それはどういうことじゃ」
霊能力者「この“コトリバコ”ってのは確かに強力な呪物ではあるんだが、それの真骨頂は“一族根絶”という点だ」
助手「確かこれが置かれた家の女・子どもを呪い殺してしまうといったものでしたね」
霊能力者「そう、だからだ」
住職「!」
霊能力者「なんでこの女は生きてんだ?」
女「ーっ!」じたばた
霊能力者「呪いそのものは相当なものだったが、今回のは形だけを真似たものとして現象化している。それなら面倒なことはしなくていい」
助手「なるほど。だからセットTを」
霊能力者「そゆこと。シンプルに行こう」
ピッ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 12:44:01.29 ID:bcJ+ezRo0
ジュワァッ!
バチバチ......
住職「!?」
助手「問題なく動きましたね」
霊能力者「まあ、困ったらこれだよね」
住職「な、なにをしておるんじゃ!?」
霊能力者「テルミットとかいう少し強力なお焚き上げだよ」
助手「あちらをご覧下さい」
男「ぐあああ……」
女「ぐぅぅううう……!」
シュウウウ......
住職「むっ、呪いが離れていっておるぞ」
男「もしこれが忠実に再現されたものなら別のやり方になったんだけどね。でも“コトリバコ”の名を宿したただの呪物ならこれで十分。それに、」
ズズズ......
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 18:40:16.96 ID:bcJ+ezRo0
「……!」ズアッ
霊能力者「破ァッ!」
ボチュンッ!
霊能力者「中に居たのも水子の霊ですらなかったし」
「「っ……」」
どしゃあ
助手「気配は全部消えました」
霊能力者「そっか。じゃあ後は箱が燃え尽きるのを待ちましょか」
コトリバコ「……」ぱちぱち
メラメラ......
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 18:50:30.42 ID:bcJ+ezRo0
──────
────
──
住職「いやはや、やはり最近の子は頼りになるのう。ワシも今度から導入してみようかの、てるみっと」
霊能力者「このセットなら“B”が売ってくれるけど」
住職「なに、あやつか。それならやっぱり無しじゃな」
霊能力者「それがいい」
住職「こっちで彼らの身元は調べて後日寄越そう。今日は本当に助かったわい」
霊能力者「事務所の方に頼む。それじゃあなー」
助手「……」ぺこり
すたすた......
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 18:54:54.80 ID:bcJ+ezRo0
住職「しかし世も末よのう」
ポリポリ
住職「話を聞く限りではまるで伝承呪物の様な代物が全くの前触れもなし出てくるとは」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 19:09:06.53 ID:bcJ+ezRo0
霊能力者「最近のは本当に面倒だな」
助手「そうですね。物理除霊に頼らなければならない事が増えてきていますし」
霊能力者「だから俺みたいな特殊なモノ専門も需要があるんだけどさ」
助手「……」
霊能力者「ま、数が増えてもやっぱりそんな数は少ないしなんとかなるでしょ」
助手「それもそうですね」
霊能力者「よし、今日はさっさと帰って明日の依頼の準備でもするか」
助手「明日の依頼は……、」
ペラペラ
助手「某村での“くねくね”と思わしきモノの処理ですね」
霊能力者「……」
助手「……」
霊能力者「……マジ?」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 19:10:41.75 ID:bcJ+ezRo0
第1破ァッ! 終わり
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/30(火) 19:20:02.03 ID:zvLCIbv/O
乙
某裏サンデーの漫画に似てる感じする
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 19:23:31.90 ID:bcJ+ezRo0
ワード解説
現象化
・このスレでは幽霊と言ったものが産まれる事を“現象化”と表現する。詳細はまた別の項で
物理除霊
・“破ァッ!”といった摩訶不思議な力を使わず、字面通り物理的に霊媒を消し去る除霊方法
形がある物ならこれで何とかなる事が多いので、日常生活でうっかり呪物を見つけたりしたら迷わず燃やそう
寺生まれのTさん
・寺生まれの有名人
よくTさんが破ァッ!すれば何とかなるイメージもあるが、最近は修行をしていないということで苦戦する描写がある時もある
寺生まれって凄い
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 19:39:34.47 ID:bcJ+ezRo0
第2破ァッ!「蠱毒」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/30(火) 19:45:15.11 ID:bcJ+ezRo0
─某県X山─
霊能力者「今回はさっくり終わりそうだな」
助手「そうですね」
怨霊「ウオオオォォォォォ!!」←5m超
霊能力者「2つの意味で」
ドオオオオンッ!!
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/10/31(水) 02:05:42.32 ID:Z/XAsDLX0
そもそも寺生まれというだけで除霊ができるって何だよそれ、だよな
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/31(水) 10:23:00.70 ID:SwfOPI1z0
─3時間前─
霊能力者「無縁仏の処理場ですか」
管理人「はい。私が管理している山なのですが……、一部を処理地として貸し出してまして」
霊能力者「なるほど。確かに人里からかなり離れているこの山なら霊障等の被害は出ませんし、自然消滅のしやすい環境ではありますね」
管理人「私もその様な説明を受けて貸し出したのです。ところが……」
霊能力者「減るどころか増えたと」
管理人「はい……。ですので是非除霊を」
霊能力者「それは構いませんが」
助手「ですが、可笑しな話ですね。ここはあくまでも墓石の処理のみを行う場所の筈です。とても増えるような環境では」
霊能力者「墓石の方に良からぬものが取り憑くこと事態が稀な事なんですよ。心当たりとかありますか?」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/31(水) 10:37:20.50 ID:SwfOPI1z0
管理人「……先日、私の方で貸出先へ問い詰めたところそこを仲介として複数のところで共有していた事が分かりまして」
霊能力者「あー……。なるほど、何となく展開が読めました」
管理人「ここ半年で想定の10倍のも墓石を破棄したと言われました」
助手「……」
霊能力者「場所が場所なだけに管理人さんが見に来れないという事で調子に乗った結果こうなってしまったと」
管理人「そうなりますね」
霊能力者「……分かりました。では、あなたが貸し出した方のリストを渡して下さい。それを今件の報酬としますので」
管理人「えっ、あの、お金は……」
霊能力者「そいつらからぶん取りますよ。形態こそ違えど同じ業界の人間ですから懲らしめてやらないと」
管理人「あ、ありがとうございます!」
霊能力者「後はお任せて下さい」
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