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美穂子「ラブライブ!です!」憧・灼・竜華・和「は?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:11:07.19 ID:JX7DlPKUO
竜華「ラブライブ…ラブライブ…なんか聞いたことはあるような気ぃするわ…」
和「…聞いたこともない単語ですね。どういうことですか?福地さん」
美穂子「長い話になりそうなので、とりあえず飲み物をご用意しますね。アイスティーでいいですか?」
憧「異論なーし」
灼「…同じく」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1540379467
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:17:15.33 ID:JX7DlPKUO
5分後
竜華「はぁ〜やっぱアイスティーは至高の飲み物やなぁ(愉悦)」
和「間違いありません(確信)」
美穂子「さて、じゃあ説明しますね」
憧「待ってましたー♪」
美穂子「先日、上埜さんとその…初めての…//」
憧「あ?」
和「とうとうヤッてしまいましたか」
灼「ギルティ…」
竜華「…血盟百合団の魂の誓い、忘れたんか?」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:18:01.09 ID:JX7DlPKUO
美穂子「ち、違いますっ!」
美穂子「そ、その…初めての…おうちデートを…//」
竜華「あぁ!?惚気かいな!!そんなん言うたらうちやって怜とおうちデートしまくっとるからな!?」
美穂子「ち、違うんです!違うんです!惚気けた…くないと言えば嘘になりますが…」
和「そうですか。それでは福地さん、殴られる準備は出来ていますか?」
美穂子「ああ…もう違うんです!その時に上埜さんにあるアニメを教えてもらったんです!」
灼「それが…ラブライブ…?」
美穂子「はい。見たことある方はいないようなのでざっくりとあらすじを説明しますと…」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:20:37.54 ID:JX7DlPKUO
穂乃果(私、高坂穂乃果!音ノ木坂学院に通う高校2年生!私の通う大好きな音ノ木坂学院が閉校の危機に…なので今流行りのスクールアイドルに挑戦しようと決めたの!紆余曲折しながらもなんとか仲間を集めて、μ'sってグループを作って…スクールアイドルの全国大会、ラブライブに挑むことになったんだよ!)
美穂子「…という話でして」
憧「ふぅん。まぁありがちなかんじね」
竜華「それでどーするっちゅうねん」
美穂子「…このアニメ。一見は努力、友情、青春といったかんじに見えたのですが」
和「あらすじを聞く限りではそんなかんじですね」
美穂子「…ですが、そこには確かに百合の香りがしました」
灼「!」
美穂子「参考BGMをご用意したので、是非お聞きになって下さい」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:22:10.82 ID:JX7DlPKUO
lalala...
ユメの迷路…ユリの迷路…
lalala...
憧れを語る目が
遠くを探してる時
寂しくなる
私はここにいると言いたいの
Ah! ふたりきりで硝子の花園へと
誰もいない 誰もいらない
そっとこわれそうに咲きたい〜♪
…
硝子の花園/絢瀬絵里・東條希
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:23:00.25 ID:JX7DlPKUO
竜華「…めちゃくちゃいい曲やなぁ」
和「…感動しました」グスッ
灼「」ポワワワン
憧「なぜ…苦しくなるの?」
美穂子「この歌からも分かるように、明らかにラブライブ!には百合要素があります。」
憧「そうね、間違いないわ。」
竜華「みんなで叶える物語…その中で百合の花が芽吹くのは全く不思議なことやないな、うん(確信)」
美穂子「それに私…聞いてしまったんです」
灼「…?」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:23:57.39 ID:JX7DlPKUO
〜回想〜
にこ(みんなの前で歌って、ダンスして、みんなと一緒に盛り上がって、また明日から頑張ろうって、そういう気持ちにできるアイドルが、私は大好きなの!)
〜
絵里(私は穂乃果に一番大切なものを教えてもらったの。変わることを恐れないで、突き進む勇気。私はあの時、あなたの手に救われた。)
〜
美穂子「…ラブライブ!とっても素敵なお話でしたね」グスッ
久「…いいわね」ポソッ
美穂子「?上埜さん、今なにか言いましたか…?」
久「面白かったわねーっ、って言ったのよ」
美穂子「…はいっ」
〜回想終了〜
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:24:56.36 ID:JX7DlPKUO
美穂子「と…」
憧(あのコマシ部長のことだからなぁ)
竜華(あの子もこの子も美味しそう!しかも全国大会まであるなんて喰べ放題じゃない!いいわね!、のいいわね…な気がしてならんわ)
灼(福路さんには言えな…)
和「…ラブライブが素晴らしい百合の花を咲かせてることはわかりましたが、それでどうするって話なんですか?」
憧「まさかオススメアニメを紹介する為だけに召集かけ…あ」
竜華「なるほどな。そういうことか」
美穂子「はい」
美穂子「あの上埜さんもアイドルに憧れていたんです。皆さんの想い人さんたちだって女の子です。1度は憧れたことがあるはずです…アイドルに」
美穂子「つまり」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:25:39.21 ID:JX7DlPKUO
和「私たちでスクールアイドルを始めて…」
灼「みんなで叶える物語…」
美穂子「夢のストーリー!」
竜華「まぶしいな!いいな!おいでよ!」
憧「うれしいな!いいな!もっとね!」
5人「「ひとつになれこころ…KiRa-KiRa!!」」
憧「てことは…行き先はひとつ!」
竜華「いざゆかん!」
5人「「鹿児島〜♪」」ゴッ
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:26:52.74 ID:JX7DlPKUO
小蒔「ヒィィィィ!?!?」ガクガク
初美「こ…この嫌なかんじは…」ガクガク
春「レズの殺気…」ポリポリガクガク
巴「波長パターンピンク!間違いありません!レズです!」ガクガク
霞「…キリシマ作戦を発動します」
初美「霞ちゃん…ほんとですかー!?」
春「…それしかない」ポリポリ
小蒔「キリシマ作戦…?」
巴「姫様には説明してなかったですね。キリシマ作戦というのは…」
霞ちゃん「小蒔ちゃん、初美ちゃん、私がおろせる全ての神の力を」
巴「私と春ちゃんでひとつにまとめて、敵に放つという…」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:27:38.60 ID:JX7DlPKUO
小蒔「そんな作戦が…でも、そんなことをしたら彼女たちが…」
春「普通の人間だったら、跡形もなくなる…」
初美「でも、あのレズ達はそれくらいしないと止まらないのですよー」
霞「…小蒔ちゃん。私たちに選択の余地はないの。生きるか、死ぬか…私たちは死んでしまったとしても、小蒔ちゃんだけは守らないと…」
春「それが私たちの使命…」ポリポリ
小蒔「…わかりました。私は、みんなと共にこれからも生きていきたいです!全力以上でおろさせていただきます…!」ゴッ
巴「幸い今回は奴らの殺気がまだ遠い…きっと原村さんと福路さんの拠点の長野県辺りだと思います」
春「レズのスピードは計り知れない…でもまだ時間はあるはず」ポリポリ
霞「小蒔ちゃん!少し辛いだろうけど、時間がないから一気にいくわよ!」
小蒔「はい…!」
初美「どんどん来ますよー…集まってくる!」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:28:50.77 ID:JX7DlPKUO
2時間後
巴「…殺気が大分濃くなってきましたね。恐らくもう九州に上陸しています」
初美「新幹線でも8時間かかるって話ですよー…」
霞「出発が関西からじゃなくて良かったわ…何とか間に合ったわね」
小蒔「…zzz」
初美「はるる、巴ちゃん、発射準備はどうですかー?」
春「いつでもいける…」ポリポリ
巴「もう何も怖くない…!」
霞「巴ちゃん、巴違いよ」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:30:02.11 ID:JX7DlPKUO
ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ
初美「…!来ますよー!」
霞「春ちゃん!巴ちゃん!」
春・巴「「いっけぇぇぇぇ!!!」」ドォォォォ!!
??チュドーン
初美「やりましたよー!」
小蒔「みゅ〜…」ムニャムニャ
霞「小蒔ちゃん、お目覚めね。作戦は成功よ」ニコ
小蒔「本当ですか!?お役に立てて…良かったです…」ジワ
春「流石のレズも神々の力には打ち勝てな…
ドーーーーーーン!!!
巴「嘘でしょう!?」
霞「まさか…暴走!?」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:30:57.35 ID:JX7DlPKUO
テーテレテレテレテレ テーテレテレテレテレ テーテレテレテレテレ テーテレテレテレテー テーテーテレテーテレッテテー
ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ ゴッ
灼「…ぬぅん!」
和「…こんな攻撃で」
美穂子「…我々の覇道は」
竜華「…止められぬ!」
憧「ウォォォォォォ!!!」(咆哮)
初美「ひとり暴走どころかビーストモード突入してますよー!」
霞「小蒔ちゃん!逃げ…
美穂子「うふ♪」
小蒔「…霞ちゃん、ごめんなさい…」ハガイジメ
春「そんな…いつの間に…」
巴「姫様!!!」
竜華「うちらも手荒な事はしたくないんよ。わかるよな?」ゴッ
和「そうです。ただちょっと、お話を聞いてほしいだけです」ゴッ
灼「…わかるよね」ゴッ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:31:39.85 ID:JX7DlPKUO
初美「霞ちゃん…どうしますかー…」
霞「…わかりました。お話を聞きましょう。」
巴「霞ちゃん…!」
霞「巴ちゃん…人質にとられたのが小蒔ちゃんでさえなければ私たちにはまだ選択の余地があったの」
霞「でも今、人質にとられているのは霧島神境の姫、小蒔ちゃんなのよ」
霞「私たちの使命は?」
春「姫様を…守ること…」
巴「…はい」
霞「そう。私たちには最早選択の余地はないのよ」
憧「話がわかる人がいてよかった♪」
初美「姫様にひどいことしないでほしいですよー…」
竜華「せやなぁ…神様がすぐおりてきてくれたらええんやけどなぁ」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:32:39.65 ID:JX7DlPKUO
巴「…今回はどういった神様を御要望で?」
美穂子「今ある女子高生の麻雀文化を、スクールアイドル文化に換えたいのです」
和「そして、私たち5人とそれぞれの想い人を同じ高校にして欲しいですね」
霞「…御要望はわかりました。」
憧「雀卓の準備お願いね♪」
初美「わかりましたー…」
小蒔「うぅ…グスッ…」
和「さっさと寝てください」ゴキッ
小蒔「ふにゅ〜…」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:33:23.59 ID:JX7DlPKUO
〜20時間後〜
憧「あ〜もう!!さっさと降りてきなさいよ!!」
霞「もうお肌がボロボロよ…」
小蒔『…私は改変の神…です』
竜華「キタ━(゚∀゚)━!」
小蒔『御要望の件ですが…麻雀文化をスクールアイドル文化に置き換えて、皆さんを同じ場所に集めるまでは可能です』
美穂子「やったわ!」
小蒔『しかし…ご指名の方々の中に1人いらっしゃる成人の方。その方を高校生にすることは、時空を司れない私には不可能です』
灼「なん…だと…」
和「では、赤土先生をスクールアイドル部の顧問に、というのはいかがですか?」
小蒔『それでしたら、可能です…』
竜華「それでええか?灼ちゃん」
灼「仕方な…ハルちゃんが傍にいてくれるなら…」
憧「よっしゃ!決定ー♪」
小蒔『かしこまりました…もう金輪際小蒔には近寄らないで下さると幸いです…』
和「前向きに善処します」
小蒔『では…いきます!』ゴッ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/24(水) 20:40:30.21 ID:r5jeirz+0
つまらないよ
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/24(水) 20:43:07.34 ID:vJ50WlWuO
なつかC
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:43:25.30 ID:JX7DlPKUO
〜改変完了〜
穏乃「私、高鴨穏乃!阿知賀女子学院に通う高校2年生!今、実は大ピンチ…その理由は…」
デデーン
【閉校のお知らせ】
穏乃「…こんなのってないよ」
憧「仕方ないよ…今年も新入生、1クラスしかいなかったんだもん」ペラッ…
和「この学校、どんどん生徒数が減っていってしまってますからね…」
穏乃「こんなの絶対おかしいよ!」
和「私たちには、どうしようも出来ません…」
憧「そうね〜…」ペラッ…
穏乃「もう憧!雑誌なんて見てる場合じゃないでしょ!」
憧「…シズ。もしかしたら、閉校の危機…何とか出来るかも」
穏乃「ほんと!?」
憧「この記事見て」
和「これは…」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/24(水) 20:44:09.02 ID:1+HZDQPzO
すげ久々に見た気がする
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:49:48.85 ID:JX7DlPKUO
穏乃「く、玄さん!?と…隣のマフラーの人は…?」
憧「シズ覚えてないの!?宥姉だよ!ほら、前通学バスでも一緒だった…」
穏乃「あー!あの常にマフラー巻いてた人!」
和「玄さん…途中で転校してしまいましたもんね…懐かしいですね…」
穏乃「ところで、何で玄さん達が雑誌に!?」
和「Saint Pineとは…?」
憧「2人のユニット名。玄たち、姉妹でスクールアイドルしてるのよ」
穏乃「スクールアイドル…?」
憧「知らないの!?今すごい流行ってるのよ、スクールアイドル」
穏乃「知らないよ…和は知ってた?」
和「聞いたことくらいは…」
穏乃「で、スクールアイドルがどうしたっていうのさ…」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 20:56:01.64 ID:JX7DlPKUO
憧「玄たちの今通ってる高校もね、閉校の危機だったみたいなの」
穏乃「まじ!?」
憧「うん。雑誌のインタビューに書いてあった」
和「それで…?」
憧「今ね、スクールアイドル界で1番の人気なのよ。玄たちSaintPain…」
穏乃「1番…!?」
憧「そう。それで新入生が急増したんだって。そして閉校も取りやめになったって」
和「そんなことが…!」
穏乃「すごい…!」
憧「だからさ、私たちも…スクールアイドル、やってみない?」
和「私たちが…ですか…?」
穏乃「…」
憧「シズ?」
穏乃「うおおおおお!!!燃えてきたああああああ!!!」
和「穏乃…」
穏乃「やろう!やろうよ!スクールアイドル!」
憧「うん!」
穏乃「まずは仲間を集めないとね!」
憧「まず1人!ここにいるー!」
穏乃「和も一緒にやってくれるよね!?」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:00:42.72 ID:JX7DlPKUO
和「私は…」
憧「和?」
和「…恥ずかしいです」
穏乃「そんな…和…和がいないと私、頑張れないよ…!お願い…っ!」ウルウル
憧(…)
和「穏乃、ずるいですよ…」
和「…わかりました」
穏乃「やったー!」
和「やるからには全力でやりますよ?」
穏乃「うん!」
憧「この学校は部活申請出来るのが5人からだからね。まずは同好会ね」
穏乃「早速生徒会に申請しに行こう!」ダッシュ
和「穏乃!廊下は走っちゃいけません!」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:12:08.43 ID:JX7DlPKUO
〜生徒会室〜
穏乃「…というわけで、スクールアイドル同好会を作りたいので申請に来ました!」
久「認められないわぁ」
憧「はぁ!?どうしてよ!」
美穂子「この学校にはもうね、アイドル研究部っていう部活があるの」
和「聞いたことありませんね」
久「今は部員が1人だからね」
穏乃「え!?部活として認められるのは5人以上からって…」
美穂子「この学校の校則では、設立当初に5人以上いれば、その後は人数が減っても部として成立するのよね」
和「そうなんですね…」
久「同じような部活を2つも、というのは認められないわぁ」
久「それに…遊び半分で首を突っ込まれたくないのよ」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:13:12.69 ID:JX7DlPKUO
穏乃「遊び半分なんかじゃ…!」
久「じゃあ、あなたたち曲はもう用意出来てるの?衣装は?振付は?」
憧「それは…」
美穂子「まずは、既にあるアイドル研究部の部長さんと話してみたらどうかしら?」
久「美穂子!」
美穂子「久さん…校則上は、問題ないでしょう?」ニコッ
久「…そうね」
久(それに、あの子はそう簡単に認めないだろうし)
久「わかりました。既存のアイドル研究部と合併、ということなら許可するわ」
穏乃「おっしゃあー!!!」
和「穏乃、憧。早速アイドル研究部に行きましょう!」
憧「おうよ!」
穏乃「失礼しました!」ガラバタンッ
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:26:07.50 ID:JX7DlPKUO
久「…なんであの子達の肩を持ったの?」
美穂子「私はただ、校則に従って発言しただけですよ?」ニコ
美穂子「久さん、私…最近カード占いにハマってるんです」
久「カード?」
美穂子「ええ。今日の私の発言は…カードが私に告げたことをそのまま言ったんです」
久「カード…ねぇ…」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:26:49.95 ID:JX7DlPKUO
〜アイドル研究部〜
穏乃「着いた!」
和「早速失礼しましょうか」
憧「失礼しまーす」
穏乃「うわー!すごい!この棚全部、アイドルのDVD!」
和「色んなアイドルのポスターがありますね…」
憧(ゲッ…あのサインは…)
竜華「…なんの用や」
穏乃「あっ!すいません!あの!私、2年の高鴨穏乃です!」
竜華「なんの用か聞いてんねんけど」
憧「あの!私たち、スクールアイドルを始めようと思ってて」
竜華「は?」
和「それで、スクールアイドル同好会を作ろうとしたのですが既存のアイドル研究部があるとのことで認めてもらえなくて…」
穏乃「それで、アイドル研究部との合併なら許可するって生徒会長に言われて…」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:41:04.12 ID:JX7DlPKUO
竜華「帰ってや」
憧「はぁ!?」
竜華「認めん。さっさと出てき」
穏乃「そんな…!」
和「どうしたら、認めていただけますか?」
竜華「認めへん!帰れ!」
憧「あのねぇ!話くらい聞きなさいよ!」
穏乃「…憧。先輩に向かってそんな口をきいたらダメだよ。ここは一旦引こう」
竜華「…二度とウチの前に姿あらわさんといて」
和「前向きに善処します」
穏乃「失礼しました…」ガラバタン
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:41:43.98 ID:JX7DlPKUO
〜教室〜
穏乃「ダメだったね…」
憧「何なのよ!あの生徒会長もアイドル研究部の部長も!」
和「もう少し、仲間を増やした方がいいかもしれませんね」
穏乃「それだ!そうだよ!もっと仲間を増やせば、認めてもらえるかも…!」
憧「アテはあるの?」
和「はい。1年生で、かわいがってる子がいるんです。誘ってみますね」ポチポチ
ブーブー
怜「咲ちゃん、携帯ブーブーいってるで」
咲「え、私!?あ…ほんとだ…」
怜「相変わらず携帯慣れへんのな」
咲「うん…」
怜「誰からだったん?」
咲「原村先輩…えっと…スクール…アイドル?」
怜「スクールアイドル…なんや最近よぉ聞くよなぁ」
咲「そうなんだ…初めて聞いたよ」
怜「で、スクールアイドルが何やって?」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:42:24.94 ID:JX7DlPKUO
咲「うん…スクールアイドルを始めたから、私も入らないか…って…」
怜「へぇ…ええやん。やってみれば?」
咲「うーん…でも私、あんまり目立つタイプでもないし…」
怜「ウチは知っとるで。咲ちゃん、小さい頃からアイドルに憧れてたやん」
咲「それは…」
咲「じゃあね…あのね…」
怜「?なんや」
咲「その…もし私が、スクールアイドルを始めるとしたら…怜ちゃんも一緒に、やってくれないかな?」
怜「…ウチは無理や。病弱やし」
咲「もう、また病弱アピール」
咲「昔に比べたら大分良くなったでしょ?体育の授業だって、出られるようになったし…」
怜「まぁ…でも歌って踊ってってなると…やっぱ病弱やし…」
咲「むぅ…そっかぁ…」
怜「でも、咲ちゃんはやってみたらええやん。応援するで!」
咲「うーん…」ポチポチ
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:48:23.32 ID:JX7DlPKUO
ブーブー
和「あ、返信来ました」
穏乃「どう?どう!?」
『少し考えさせてください』
憧「あー…」
穏乃「でも、断られたわけじゃない!今までよりは望みのある答えだよ!」
和「確かに、そうですね」
穏乃「誰か、他にもいないかなあ…」
憧「…あ。アテ、あるかも」
穏乃「ほんとっ!?」
憧「うん。咲ちゃんたちと同じ、1年生なんだけどね…覚えてない?鷺森灼ちゃんって子」
穏乃「うーん…」
和「あ、思い出しました。確か小さい頃、よくピアノ弾いたり歌ったりしてましたよね」
憧「そうそう!ピアノも歌もすごく上手だったじゃない?あわよくば作曲だって出来ちゃうかも!」
穏乃「いいねー!早速誘ってみよう!」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/24(水) 21:53:35.40 ID:JX7DlPKUO
〜1年生の教室〜
穏乃「たのもー!!!」
ザワザワ
憧「って違うでしょ。」ビシッ
咲「原村先輩!」
和「あ、咲ちゃん。あの、鷺森灼さんって子、いますか?」
咲「灼ちゃん…あれ?いないね」
怜「灼ちゃんなら、多分音楽室やで。いつも昼休みと放課後は、ひとりで音楽室行くねんあの子」
咲「そうなんだ…知らなかったよぅ」
和「ありがとうございます。えっと…咲ちゃんのお友達ですか?」
怜「はい。園城寺怜っていいます」
和「怜ちゃん。って呼んでもいいですかね?ありがとうございます。早速音楽室に行ってみますね」
怜「はい。それでは」
和「あ、咲ちゃん…いいお返事、してくれると嬉しいです」
咲「…はい」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/24(水) 22:39:03.81 ID:wwAWefE8O
まさかまたこのシリーズがみれるとは…!
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/24(水) 22:46:57.85 ID:CoJofS6eo
こいつらまで復活したのか
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/10/25(木) 00:05:33.78 ID:VVPkYWUuO
〜音楽室〜
灼「…」
憧「居たわ」
和「ピアノの椅子に、座ってるだけですね…」
穏乃「…うん」
灼「…どちら様ですか?」
憧「あ…バレてた?」
憧「灼、覚えてる?私たち、小さい頃面識あるんだけど…」
灼「…新子さんと、高鴨さんと、原村さん」
和「覚えててくれたんですね、ありがとうございます」
灼「…それで、私に何か用ですか?」
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