神「お前に>>2と>>3と>>4の力をやろう」勇者「全部いらん」

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1 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 21:29:33.19 ID:xJOW7nmj0
神「全ていらないと申すか!」

勇者「あぁ、全てな!」

神「何故だッ!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1539692972
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/16(火) 21:30:50.91 ID:rQubLi4Qo
女の子から脱ぎたてパンティを貰える
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/16(火) 21:34:50.11 ID:d4Hsz88D0
運がマイナスになる能力
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/16(火) 21:37:04.97 ID:AABpfVIaO
女の子と身体を入れ換える
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/16(火) 21:37:15.24 ID:MvGwIJdE0
不幸を誰かに被せる
6 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 21:45:55.44 ID:xJOW7nmj0
勇者「まずさ、パンティを貰って何になるんだよ」

神「む、女の子の脱ぎたてパンティとは男性が欲しがるものだろう?」

勇者「うーむ」

勇者「まぁ言いたい事は分かるし、間違っちゃいねえよ」
7 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 21:50:58.37 ID:xJOW7nmj0
勇者「でもさ、自分の力で手に入れたいじゃん」

神「は?」

勇者「何の苦労も無しにパンティを手に入れてどうするんだよ」

勇者「人がパンティを求めるのはそこに禁断があるからだ」

勇者「分かるか?圧倒的入手難易度...!一つのミスが社会的な死に繋がる悪魔の選択...!」

勇者「それらのスリルがパンティを魅力的なパンティたらしめているんだ」

勇者「ゆえにあっさり手に入っては面白くない」
8 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 22:04:02.55 ID:xJOW7nmj0
勇者「それに、そのパンティを今自分が持っているという優越感」

勇者「特に当人のパンティが無いことに気付き慌てる姿が面白い」

勇者「別に慌てなくとも良い」

勇者「その羞恥を必死に隠しながら気丈に振る舞う姿を見るのも良い」

勇者「個人的にはそっちの方が好き」

勇者「さらに自分がやったのがバレない程度にパンティについてほのめかしたりする」

勇者「閉鎖的状況だと盗んだパンティ発見のリスクは高まる」

勇者「だが、それだけ『はいてない』可能性がある!」

勇者「あえてパンチラを狙いに行ったり、階段などを利用してローアングルを取りに行くといいだろう」

勇者「露骨に隠されたら『はいてない』証拠たりえる」

勇者「第一に、じゃれあったりできる距離感である事が条件ではあるがな」

勇者「『はいてない』と分かったらそれ以上確認する必要はない」

勇者「たまにちょっかいかけたりして羞恥に耐える女の子を見るだけで萌えが蓄積される」

勇者「つまり、ただパンティを手に入れるだけでは魅力は半分以下に落ちてしまう」

勇者「だからその一つ目の能力は要らないと思ったんだ」
9 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 22:08:32.03 ID:xJOW7nmj0
神「えぇ...」(ドン引き)

勇者「ま、一般的な性癖の一つだな」

神「世も末だなぁ...」トオイメ

勇者「あと、運がマイナスになる能力もいらん」

神「ほう」

勇者「というか、運がマイナスってなんだよ。過負荷か何か?」

神「そんなものだ。お主、とてつもなく強いだろう?」

勇者「自負している」

神「だから縛りで再出発をと思ってな」
10 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 22:13:16.33 ID:xJOW7nmj0
勇者「縛りは不要だ」

勇者「さらに俺が強くなることによって、世界の均衡は俺を中心としてインフレするだろう」

勇者「そしてインフレに対抗するために次の世代を育てる」

勇者「いずれやってくる次世代のピンチに現れて、命を挺して次世代を先に進める」

勇者「そして王国には銅像が立たないものの、故郷の村に暖かみある木の像ができる位の勇者になりたい」

勇者「なので縛りをつけると手のつけようのない位ダサくなるのでいらない」
11 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 22:19:00.77 ID:xJOW7nmj0
神「うぅーん!何をするにしても動機が不純な奴だ」

勇者「言ってろ。あと女の子と体を入れ換える能力もいらん」

神「ふむ。スワッピング願望はないのか」

勇者「ある」

神「あるのか...」(困惑)

勇者「でも、女性ファンを維持したいから男性の姿でいなきゃいけないんだ」

神「女目当てか、やはり不純な奴だ」

勇者「その言い方だと語弊があるかなー...」
12 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 22:24:50.96 ID:xJOW7nmj0
勇者「さっきは長々と自分の目標について語ったが」

勇者「あんなのは所詮夢みたいなもんだ」

勇者「基本的に楽して生きたいからな」

勇者「そこで、少し自分のキャッチーでフレンドリーな深みを出す」

勇者「すると女性ファンが釣れる」

勇者「アイドルをイメージすると分かりやすいかもな」

勇者「勇者は根本的に戦いの代表として民を勇気付ける偶像としての一面もあるからな」

勇者「男をファンにつけると、空気と機嫌を読んで理想を維持しなければならない」

勇者「だが、深みや愛を重点として女性を釣るならどうだろうか」
13 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 22:29:04.56 ID:xJOW7nmj0
勇者「女性は新鮮で変わり続ける男を好む」

勇者「愛を以てするならより効果的に好まれる」

勇者「つまり少し楽なんだ」

勇者「そしてファンからお金をかき集めて暮らすという訳さ」

勇者「これが、女の子の体と交換したくない理由だ」

神「どうなんだ人として!」

勇者「お互い満たされるからwin-winだ。問題点など無い」
14 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/16(火) 22:31:40.70 ID:xJOW7nmj0
神「お前はとんでもないやつのようだな」

勇者「頭切れないと勇者できないんで」

神「じゃあお主はどんな能力が欲しいのだ?」

勇者「>>15とかだ」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/16(火) 22:33:42.81 ID:S/PJqkqj0
お前
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/16(火) 22:34:04.48 ID:d4Hsz88D0
所持金が無限になる能力
17 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/17(水) 21:31:44.01 ID:OYz5x4GY0
勇者「お前とか」

神「...?」

神「そうか、この神の力を以てして、楽して生きてやろうという訳か」

勇者「違うね。ちょっと答え方が悪かった」

勇者「神。お前が欲しいんだよ」

神「な、何を言うか貴様!」

勇者「きちんと理由もあるぞ」

神「いいだろう、述べてみろ」
18 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/17(水) 21:40:16.03 ID:OYz5x4GY0
勇者「そもそもカミサマっつうもんはさ、信じる力で存在できる訳だ」

勇者「そしてカミサマの行動には一定のベースがあり、それは不変的で、多くの場合の信じられる理由だ」

勇者「でもそれ以外は割りと信者の想像が及ぶ世界だろ?」

勇者「お前はこの世界に恵みを与え、統治する存在である」

勇者「なので最大限賛美され、信者にとってはその信者にとって理想に近い形でのイメージをされるだろう」

勇者「俺が一人で旅して、今もここに一人でいるのは仲間の候補が野郎しかいなかったからってのもあってな」

勇者「要はこの世界の要人だったり強い力を持ってる奴は男性率が高いんだ」

勇者「ま、最近は女性も目覚ましい功績をあげているがな。もっと後の時代に産まれたかったものだよ」

勇者「語り過ぎるとあれだし、まとめようじゃないか」
19 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/17(水) 21:44:10.84 ID:OYz5x4GY0
勇者「多くの信仰を注ぐ者には男性が多い!」

勇者「神の所作は少なからず信者の感覚、特に絶対神なら理想に少なからず左右される!」

勇者「つまり神!お前は男性の理想の姿と性格をしているのだ!」

神「えっ!?」

勇者「勿論俺も例外という訳ではない!」

勇者「だからこそ神!お前が欲しいのだ!」
20 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/17(水) 21:50:55.64 ID:OYz5x4GY0
神「えーつまりこれは異性からの告白という形で受け取ってよろしいのでしょうか」

勇者「ああ」

神「そうか。じゃあこの件に関してはお断りだ」

勇者「えっ、何で?」

神「さっきまでお主は自分が何をしてたかわかっているのか?」

勇者「丁寧な解説」

神「そうだな。その丁寧な解説とやらに問題がある」

神「どうやらお主の話を聞く限り、お主は軽薄な浮気性らしい」

神「だからお断りじゃ」

勇者「んな殺生な!」

神「駄目なもんは駄目じゃ。せめて>>21くらいはして貰わんとのう」

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/17(水) 21:57:35.58 ID:1kzhgifNO
魔王を改心させる
22 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/18(木) 22:19:57.26 ID:2XaV+udU0
勇者「魔王を改心させる...?」

神「確かにお主の力で魔王を倒し、屈服させることはできた」

神「だが、その心は未だ魔王の中で生きている」

勇者「それを打ち砕いて、悪の芽を取り除けば良いのか」

神「その通りだ、行け!勇者よ!」
23 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/20(土) 19:17:22.81 ID:jh0N2BmI0
〜魔王城〜


勇者「魔王!出てこい!」

魔王「呼ばなくてもいいだろう」

魔王「お前が吹っ飛ばしたせいで玉座しかないんだぞ。探す必要性がない」

勇者「それもそうだな」

勇者「魔王、改心してくれないか?」

魔王「唐突だな。嫌に決まっている」

勇者「どうにか改心してくれないかね」

魔王「なら僕を倒す事だね。正々堂々、君の力でね」
24 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/20(土) 19:24:08.31 ID:jh0N2BmI0
勇者「もう勝っただろ」

魔王「まさか。君が拠点も何もかも吹き飛ばしてこっちの民も身動き取れなくしたから降伏しただけだ」

勇者「民なら返してやったろ」

魔王「そういう問題ではない。魔族というのは古来からその力で位が決まる」

魔王「僕も王という立場だし、柔軟に対応するつもりではいるけど」

魔王「やっぱり納得のいかない所があるんだ」

魔王「だから人間の代表である君が僕を正々堂々倒す事で、僕は初めて心から君に従う事にする」

勇者「...分かった。じゃあ、本気でやるぞ。王の間者ではなく『勇者』として相手してやる」

魔王「なら僕も一人の『魔族』として戦う事としよう」
25 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/20(土) 19:37:14.94 ID:jh0N2BmI0
さて、魔王と戦う事になったが魔王はやっかいな奴だ
底が見えないという点がまず恐怖だ

魔王はその身に漆黒の...いや、色が定まらない。闇色とでもしておこう
闇色の鎧を纏っている。兜も着けている為、顔が隠れて表情が読めない

素直な奴ではあるようだから、堅実なマインドゲームを仕掛けてくる筈だ
どんでん返しはほぼ無いだろう

とにかく、あの鎧兜を何らかの方法で取り払わなくては攻撃の効果は薄いだろう
さて、どうしたものか


勇者「ホーリーショット!」

魔王「光の矢か。そんな貧弱な光、我が闇の前では無意味と知れ」


様子見の代わりに弱めの攻撃をしたが...
鎧兜に弾かれてしまった。やはり、あれが問題だ...
うぅむ...
26 : ◆ASVkrOnfZ6 :2018/10/20(土) 19:39:13.59 ID:jh0N2BmI0
>>27...闇色の鎧兜を破壊する策
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/20(土) 19:41:06.58 ID:cN+bjLNoo
正々堂々野球拳で勝負
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