女「これだとストーカーじゃん!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

80 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/14(月) 20:41:51.51 ID:ZF2kQ9xO0
双1「そこで私と恋人つなぎをする事で兄さんに異性と触れ合う喜びとドキドキを
感じて頂きたいのです」

男「そもそもこれは恋人つなぎではないと思うぞ」

双1「ではなんと?」

男「えっとな、この向き合って両手を掴みあう事を何て言ったっけな……ん〜」

女「……手四つ」ボソ

男「あぁ〜〜そうそう!手四つだわ!ってか詳しいね」

女「あっ…いえ……友達にプロレスが好きな子が居まして」

男「ってことでだな、これは手四つと言ってプロレス等で力比べを行う体勢であり断じて恋人つなぎではない」

双1「そんなの分かってますよ!全然ときめかないですから」

男「わぁ〜理不尽!」
81 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/14(月) 20:42:49.95 ID:ZF2kQ9xO0
双1「ではちゃんとした恋人つなぎを致しましょう」

男「別にしなくてもいいじゃない?」

双1「早く!早く!」

男「……」

男「はいはい、これで良いですか」ギュット

双1「どうです?ドキドキしますか?」

男「いや、実の妹と手を握ったとk

双1「ほらほら、こうやって腕を組んでみたりして」

男「だからさぁ、妹とt

双1「もう抱きついてみたりして」ギュー
82 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/14(月) 20:44:27.33 ID:ZF2kQ9xO0
男「あのな、実の妹にされてもドキドキしないの」

双1「ほぅ〜そうですかそうですか、私では役不足と」

男「役不足というよりも、そもそも妹を異性と意識してないのよ」

双1「なら、仕方ありませんね」

双1「女さんとならドキドキしますか?」

男「まぁ、そりゃねぇ」

双1「であるならば、女さんと手をつなぎましょう!」

女「……」

女「えっ?」

女(えええええええええええええええええええええええええええええええええぇ!)
83 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/14(月) 20:45:40.75 ID:ZF2kQ9xO0
自分のモチベーションが無くなる前に書ききれば良い事に気づきましたので、つづく
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/14(月) 23:22:28.46 ID:ZdA1cw8sO
いや、分かったから。
そろそろ双2出してあげてよ。ね?ね?
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/15(火) 05:14:30.01 ID:8b4NETDT0
役不足ではなく力不足では?

まあ、そんなことはいいので続き待ってます
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/18(金) 12:57:18.89 ID:TrQQvd2UO
双2とはこの兄妹が作り出した幻なのかもしれない
87 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/18(金) 23:22:47.82 ID:nDimCp9+0
男「女さんを困らせるなよ」

双1「そんな事はないですよね女さん!」

女「えっ…いや……その…」

男「ほら見ろ、めちゃくちゃ困惑しとろうが」

双1「これは困惑されているのではなく、兄さんの境遇があまりにも不憫で居た堪れなくなりその将来を悲観された表情です」

男「マジかっ!」

女「えっ…えっ…」

双1「そしてこちらは兄さんの為に一肌脱ごうと断腸の思いで決意された表情です」

女「ひ、人肌を…脱ぐなんて」///

双1「いえ、想像されてる漢字が違うと思いますが……この際、良いでしょう!」
88 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/18(金) 23:24:11.55 ID:nDimCp9+0
双1「せっかく、女さんと手を繋げるチャンスをふいにするとはアホデスカ?」

男「あのな、俺らのノリに女さんを巻き込むなよって話であってな」

双1「そんな事を言ってますと、私以外の異性と手も握る事もなく道頓堀川の底にたまったヘドロとして生まれた方がまだマシだと思える惨めで救いのない人生を送る羽目になりますよ」

男「そこまで言うか?」

双1「ですが安心してください、今まさに人生の転換点が訪れようしているわけです!」

男「手を握ったぐらいで変わるわけないだろ」

双1「はぁ?そんな事は彼女を作って恋人つなぎの一つでもしてから言いやがってください」

男「現実を突き付けていくスタイル!」

双1「人生は現実と共に過ぎ行くわけです、現実から目を背けている暇などありません」
89 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/18(金) 23:24:58.20 ID:nDimCp9+0
双1「ほら女さんを見てください!全く隙がなく完全に臨戦態勢へ移行され今か今かと待ち望まれていますよ」

女「ひ、人肌を…脱ぐなんて」///

男「隙だらけだし、これ手を繋ぐかどうかの話だよな?」

双1「そうですよ」

双1「ただ手を繋ぐだけの事、何をためらう必要があるのでしょうか?」

男「手を繋ぐのが俺と双1ならいいのよ兄妹だから」

双1「もう、兄さんったら〜いきなり何を言うのですかっ!」

男「何が?」

双1「手を握りたいのは私だけとか…」///

男「あれ?おかしいな…兄妹だからの部分が抜けてない?」

双1「あーそうですか」フン

男「なぜ怒る?」

双1「別に〜怒っていませんけど〜」フン
90 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/18(金) 23:26:10.69 ID:nDimCp9+0
男「はぁ〜女さんからも何か言ってやってよ」

女「ひ、人肌を…脱ぐなんて」///

男「それはもういいから」

女「はっ!私は何を……」

女「え〜っとですね、私はですね、男君とですね、手を繋ぐのはですね、全然、構わないと言いますか」アセアセ

女「その…男君の将来がですね、良い方向へ向かうのであれば……」

男「えっ!本当に俺が悲惨な人生を送ると思われてるの?」

双1「あと、兄さんは17年後に毛根が死滅します」ボソ

女(嘘!男君、禿ちゃうの?)

男「えっ!俺、禿るの?」

双1「新薬に期待するしかないですね」
91 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 00:26:59.54 ID:2RDwbJNf0
男「そこまで言うのなら分かった!俺は絶対に女さんと手は繋がないぞ!」

女(えええええええええええええええええええええええええええええなんで!なんで!!)

男「証明してやんよ!俺は手を繋がなくとも幸せな人生を送れる事を!」

双1「何十年かけるつもりですか、さっさと手を繋いじゃえば良いものを」

男「何とでも言っていいぞ!双1がおっしゃいます、旧郵政省並みに訳の分からない論理は俺に通用しないからな!」

女(なんでこうなるの!はぁ〜せっかく男君と恋人繋ぎができるはずだったのに……)

男「……いや待て、女さんと手を繋いでたわ」

双1「はぁ?いつ?どこで?なんで?」

男「女さんが家の近くで転倒した時、体を起こす為に」

女(確かにそうだけど、それは恋人繋ぎじゃないもん!)

双1「そうですか、ならOKです!これで、兄さんも人間としてのスタートラインに立てました!」

女(ええええええええ良いの?それで良いの?双1ちゃん?)
92 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 00:28:04.87 ID:2RDwbJNf0
つづく
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/19(土) 00:37:00.11 ID:QRIrPfL70
期待
94 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:29:25.85 ID:2RDwbJNf0
女(はぁ〜あぁ〜勇気を出して男君と手を繋ごうとしたのに……)

女(もっと積極的に行けばよかったのかな?)

女(えぇ〜自分から言うの〜『恋人繋ぎをしましょう』なんて無理!ムリだよ……)

女(そんな冗談を一つや二つ言える間柄だったらこんな事で悩んでないだろうし)

女(そもそも男君は私と手を繋ぎたくなかっただけかも……)シュン

双1(手を繋ぐ前後のリアクションから兄さんが女さんをどう思っているか分かるかなっと思ったんですけ中々、思った通りには事が運びませんねぇ〜)

双1(でも、さすがに最後のは女さんに意地悪しちゃいましたかねぇ〜)

女 シュン

双1(もの凄く落ち込んでる!)
95 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:30:10.20 ID:2RDwbJNf0
女 シュン

双1(あぁ〜〜そんなつもりでは!!)

双1(ん〜〜っと、どうしましょう……そうだ!!)

双1「兄さんは先ほど私と手を繋いでもドキドキしないって言いましたよね」

男「その話を蒸し返すのか?」

双1「言ったか言ってないかを聞いてるだけですから〜」

男「それならいいが」

双1「それで言いましたよね」

男「言ったな」

双1「でも女さんとなら……可愛い女さんとなら」

双1「ドキドキするって言いましたよね」
96 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:31:10.20 ID:2RDwbJNf0
男「あぁ、言ったな」 

双1「そうですよねー」

双1「女さんはとっても可愛いので恋人繋ぎなんかしちゃうと」

双1「ドキドキしちゃいますよねー」

双1「ねー兄さん!」

双1「ですよねー兄さん!」 

男(何故そんなに同意を求めてくる!)

双1「ねー」

男「あぁ、そうだな」

女 にぱ〜!

双1(よし!)
97 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:31:53.37 ID:2RDwbJNf0
女(わわわぁわわわあぁわわあわあああああ〜〜〜〜)

女(男君に!男君に!!)

女(かかっかわいいって言われちゃった!!!)

言われてはいない! 

女(うぁ〜〜〜〜もう、どうしましょう!顔のにやけが止まらないよ〜)ニヤニヤ

女(これって、相思相愛ってパターンでは?)

女(ななな、何言ってるの!そんな訳ないない!)

女(あぁ〜完全に乙女思考になってるよ〜〜落ち着かなきゃ!)

女(まだ、男君にとっても可愛いって言われただけなのに〜)

言われてはいない!!
98 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:32:28.20 ID:2RDwbJNf0
双1(何とか女さんの機嫌回復に成功しました)

双1(やっぱり、女さんには笑顔が似合いますからね〜)

双1(その愛くるしくて素敵な笑顔は純粋無垢で裏表のない性格の良さが滲み出てますよね〜)

双1(まぁ、今は笑顔と言うよりもニヤニヤですけどね)

女 ニヤニヤ

双1「女さん、飲み物のおかわりはいかがですか?」

女「ありがとう!でも私は大丈夫だよ」

双1「兄さんはどうですか?」

男「じゃあ、もらうわ」

双1「また麦茶?それとも飲んじゃいます?双2のコーラ」

男「いいよ、麦茶で」

双1「麦茶ですね」
99 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:33:13.43 ID:2RDwbJNf0
男「勝手に飲んで双2を怒らせると面倒くさいからな」

双1「そうですか?ギャーギャー煩いだけでしょう?」

男「そういった解釈もあるわな」

???「ただいまー」

双1「噂をすると帰ってきましたね」

男「だな」

女「もしかして、双2ちゃんが帰ってきたのかな?」

双2「そうですよー」

女(長かった〜長かった〜やっと!お会いすることができるのですね!)

女(五ヶ月ほど経過した気がしますが、実際は一時間もたってませんので!)
100 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:34:48.57 ID:2RDwbJNf0
ドタドタ

双2「双1いる??ウチさぁシャワー浴びてくるからコーラ冷凍庫に入れといて?」

シーン

双2「ねぇ?聞いてるー?」ヒョコ 

双1「はいはい、聞いてますから」

双2「ん?」ジー

女「お、お邪魔してます」ペコリ

双2 ペコリ

女(な、なんという事でしょう!ゆるふわロングの可愛い子ちゃんが双2ちゃんだと!汗で頬に張り付いた髪が何ともエロい…エロいのに可愛い、可愛いのにエロいこの矛盾!これで勝つる!!)
101 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:36:57.12 ID:2RDwbJNf0

双1(ねぇ?双1、どちらさん?)

双1(兄さんのクラスメイトさんですぅー)

双2(はぁ?なんでクラスメイトってだけの女が家に居んの?)

双1(怪我をされたので手当てをしたからですけど!)

双2(なんで!怪我したら家で手当てしてやらんといけんのさぁ?)

双1(家の近くで怪我されたらしいですよーだ!)

双2(なにそれ?なんで家の近くで怪我すんのさ〜!)

双1(そんなの私が知るわけないじゃないですかっ!)


女「あの〜どうしちゃったの二人とも、黙って見つめあって…」 

男「あれはいつもの事だから」

女「???」
102 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/19(土) 23:39:48.93 ID:2RDwbJNf0
つづく


-訂正-
>>100
誤:双2「双1いる??ウチさぁシャワー浴びてくるからコーラ冷凍庫に入れといて?」

正:双2「双1いる〜?ウチさぁシャワー浴びてくるからコーラ冷凍庫に入れといて〜」



まぁどうでもいいか
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/20(日) 01:03:23.59 ID:NGv6tWncO
冷凍庫でいいのか?
ホントに冷凍庫でいいんだな?
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/20(日) 03:09:29.45 ID:nqqUBduiO
出てくる頃にキンキンに冷えてるようにじゃないかなと
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/24(木) 19:06:50.89 ID:ZdXgCVzTO
おもしろい
106 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:19:08.62 ID:JLdVLheW0
>>104 
その通りです

>>103
わかりにくくてすみません
107 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:22:55.02 ID:JLdVLheW0
双2(どうやら双1に聞いたウチが馬鹿だったようですね申し訳ございません)

双1 イラ

双2(しかし不思議だよね〜体育と家庭を除いた成績はウチの方が上なのに……)

双1 イライラ

双2(無駄に大量においしく作りすぎて過剰摂取の原因となっている料理・お菓子作りと)

双2(見た目に反して類稀なる身体能力と運動神経にステータス全振りされているので)

双2(双1の頭が少し弱いのは致し方ない事ですけど、ウチが馬鹿とはこれ如何に?)

双1 イライライラ      

双1(もしかして、双2さんは私にケンカを売ってらっしゃるのかしら?)

双2(ウチはそこまで馬鹿じゃないよ〜まだ死にたくないし) 

双1 イライライライラ

双1(話が変わりますけど、実はこちらの女さんと兄さんは付き合っているみたいです)
108 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:26:10.36 ID:JLdVLheW0
双2(はぁ?はぁ〜〜あ?ちょっと!意味わからないですけど!!クラスメイトだって言ったじゃん!!)

双1(二人の仲睦まじい様子を拝見いたしまして、もう恋人同士にしか見えなかったものですから〜)

双2(なにそれ?そんなの主観ありきの論理的思考を欠いた推測にすぎないじゃん!)

双1(確かにそうですね、でも女さんをよく見てください兄さんの好きな女性のタイプそのものですよね〜)

双2(急に何?別に兄ちゃんの好みとか興味ないし…こんなおっぱい大きくて可愛い人が兄ちゃんを相手するわけないじゃん!)

双1(それがなんと!女さんは兄さんに対して絶大なる好意を寄せていることが判明いたした次第で)

双1(このまま二人が付き合うのも時間の問題かと……)

双2(そんな都合の良い話があるわけないじゃん!そ、それに!兄ちゃんに彼女とかまだ早いし!)

双1(どこの娘を持つ父親ですか貴方は?)

双2(もういい!双1の戯言に付き合ってられんし)

双2「シャワー浴びてこよ〜っと」トテトテ

双1(逃げた!)

双2(シャワー浴びるって言ってるじゃん!)
109 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:29:27.34 ID:JLdVLheW0

男「おいおい、喧嘩するなよな」

双1「えっ!もしかして声に出ちゃってました?」

男「いや、お前らが黙って見合ってる時はろくなことを言ってないぐらい経験でわかる」

女「???」

男「あぁ〜そっか…女さんには分からんわな」

男「えっとな、どうも妹達は喋らなくとも会話が可能らしい」

女「えぇ!!そのような事が可能なのですか?驚きです!!」

双1「それほど大したものじゃないですよ」

双1「相手の表情や仕草から気持ちを察する事の延長線みたいな感じですかね」

女「となると、具体的な会話は成立しないと考えていいのでしょうか?」

双1「さすがに超能力者ではないので……」

女「そうですか…」
110 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:31:54.59 ID:JLdVLheW0
双1「例えば、先ほど双2が話していた内容ですけど」

双1「え〜今日、双2が降りた駅の一番端の自動改札機だけ盛り塩がしてあったらしく」

男「いやいや、さすがに嘘だろ?」

双1「そこを人が通ろうとしたけど扉が開かず、駅員さんが小声で『やっぱりだめか』っと言っていた為」

男「その駅員は病んでるのか?」

双1「双2が駅員さんに盛り塩ではなくお相撲さんの様に塩をまいた方が良いのでは?と申告したところ」

男「なぜ?積極的に関わろうとするの双2は?」

双1「その駅員さんが手のひらいっぱいの塩を高らかに

男「ちょっと待って!」

双1「なんですか?ここからが盛り上がるところなのに」

男「何だよ盛り上がるって!」
111 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:37:12.69 ID:JLdVLheW0
男「その無駄に具体的な内容を意思疎通できるのなら、それはもう超能力だし」

男「そもそも話に無理があるし年頃の女の子がする話でもない」

男「それにその内容を二人だけで共有する理由がわからない!」

男「よって作り話だと断定できる」

女「えっ!作り話だったのですか?」

男「えっ!信じる要素ある?」

女「なかなかアクティブな駅員さんだな〜っと…」

男「そんな駅員がいたら嫌だよ」

双1「妹を信じる心を失うとは兄として失格ですね…」

男「でも作り話でしょう?」

双1「うん」

男「だろ?身近に超能力者がいるわけねぇよな」

双1「当たり前じゃないですかっ!」ニコニコ

でもテレパシーが使えないとは言ってない
112 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:40:42.26 ID:JLdVLheW0

−浴室−

ジャー

双2(さてさて、双1の言っている事がどこまで本当なのか?)

双2(実際に怪我をされているので家で手当てしたのは本当だとしても)

双2(そこまでに至る経緯が不明ですし両膝を負傷するとはなかなか特殊かと)

双2(この近所の環境を考慮するとそのような怪我をする状況が考えにくいので)

双2(通常では考えられない状況に遭遇したか行動したかのどちらか……)

双2(たとえば、女さんとやらが兄ちゃんを監視・追跡を行っている最中に気づかれそうになった為に激しく動揺し慌てて隠れたか逃げたかした際に……)

双2(いやいやいや、それただのストーカーじゃん!!)

双2(さすがに飛躍しすぎだよね……これじゃあ双1の事は言えないし〜)

双2(何はともあれ我が家に上り込んだ事実には変わりなく)

双2(ここは一つクラスメイトと妹との圧倒的な違いを叩き込むしかないかなっ!)
113 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:43:40.42 ID:JLdVLheW0

ドタドタドタドタ

双2「兄ちゃん!いつのもやって〜」

女(お風呂上がりの火照った身体と濡れた髪にきゃきゃきゃきゃわいいキャミソールだと!!そのスラっとした手足に身体!!ご飯ちゃんと食べてるの?もうお義姉ちゃんが食べさせちゃうから!!!)

双1「ちょっと、なんて格好してるのですか!」

双2「別に〜いつも通りじゃんか〜」

双1「はしたないっと言っているのです!」

双2「ウチは気にしないし」

双1「お客様がいらっしゃるのに!時と場合を考えなさい!」

女「私の事は気にしなくて大丈夫だよ、急にお邪魔したのは私の方だし」ジュルリ

双1(ジュルリ?)

双2「ほら、気にしてないって」
114 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:45:53.99 ID:JLdVLheW0
双2(括目せよ!無駄を限りなくそぎ落とし完成されたパーフェクトボディを!!)

双1(はぁ?笑わせてくれますね『貧相な』の間違いではないでしょうか?)

双2(これは異な事をおっしゃる)

双1(ただ痩せてるだけで、女性としての魅力は皆無と言ってますの〜)

双2(ご忠告有難うございます勉強になりましたわー)

双1(いえいえ、お役に立てることができ光栄です〜)

双2(双1さんの場合はスイーツの過剰摂取により全身を皮下脂肪でコーディングされてらっしゃいますものねー)

双2(知ってらっしゃいますか?それ、ぜい肉って呼ばれてますのよー)

双1(へぇ〜ぜい肉ですか?どうやら誤解されてらっしゃるようですが)

双1(わたくし全身にではなく主に胸の方へそのぜい肉とやらが付いてますのよお気づきで?)
115 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:48:58.28 ID:JLdVLheW0

双2「兄ちゃん!兄ちゃん!!」

双1(無視すんな!)

双2「髪やって」

男「さすがに今日は自分でしろよ〜」

双2「いつもやってくれるじゃんか〜」

双2「なんで…そんな意地悪するん……」

男(えぇ〜そう来る?)

男「ほらもう子供じゃないだろ?自分でだな……」

双2「ウチ、まだ子供だもん」

男「…おぉ、確かに間違ってねぇな……」

男「しゃーねぇな〜ほらそこに座れ」

双2「うん!」

双1 チッ
116 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:52:53.37 ID:JLdVLheW0

女(何が始まるんだろ?男君がドライヤを手に…あぁ!乾かしてあげるんだ双2ちゃんの髪)

女(いいな〜私も双2ちゃんの髪を乾かしたいな〜)

双1「ちょっとどうかなって思いますよね、この歳で兄が妹の髪を乾かすなんて」

女「そんな事ないよ凄くいいと思うな〜仲良しさんなんだね」

双1「どうですかね、兄さんが双2に甘いだけかと…」

双2(見よる見よる!視線を感じますな〜) 

双2(これが信頼と絆が最高潮に高まった純粋な妹だけが許さる特権じゃい!!)

双2(目の前で繰り広げられる兄妹の仲睦まじい姿を突き付けられ)

双2(そのデカい胸に刻まれたであろう己の所業を反省し原稿用紙二十枚にしたためてから出直してこいやっ!)

双1(何かと思えば、考えが幼稚なんですよ双2は)

双2(うっさい!勝手に心を読むな)
117 : ◆kdOyNIf/HWtj [saga]:2019/01/25(金) 22:53:55.41 ID:JLdVLheW0
つづく
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/26(土) 00:45:31.23 ID:yvWv0uTMO
おお、なんか予想外の双子姉妹バトルw
119 : ◆kdOyNIf/HWtj [sage]:2019/01/27(日) 22:15:41.19 ID:6wD38ybg0
やってられんわ
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/27(日) 22:16:40.55 ID:6wD38ybg0
やってもうた
121 : ◆kdOyNIf/HWtj :2019/01/27(日) 22:57:10.09 ID:6wD38ybg0
これが現実化…
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 23:13:48.82 ID:6wD38ybg0
ごめんやめるわ
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/27(日) 23:37:24.11 ID:6wD38ybg0
ごめんなんとか頑張る
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 07:44:02.94 ID:jMeBA1KrO
消えたか
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 10:22:36.22 ID:pHBloijSO
なんだこれ?
これだとストーカーじゃん
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 10:53:34.18 ID:yDHxxjhBO
急にどうした
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/28(月) 12:24:50.99 ID:xKib+EGio
スレの展開を追い続ける俺らこそがストーカーだった…?
128 : ◆kdOyNIf/HWtj :2019/08/16(金) 22:15:33.83 ID:cbDn6/Jbo
辛いよね生きるのは
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/18(日) 08:46:04.93 ID:5zuDw6BEo
おいおいどうした
68.81 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)