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【艦これ】 鳳翔無宿
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45 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/19(日) 22:44:51.05 ID:rz0+WxF70
夕張「ふっ 運動させて少しでも満腹感を高めようと?」
夕張「だけど甘い 私のデータによると水面をホバリングするアニメ式移動の消費カロリーはマラソンの5分の1」
夕張「所詮動くのは艤装 大してお腹がすくほどカロリーは」
島風「いっちばーん」
夕張「はやっ」
鳳翔「では連装砲ちゃんを貸して下さい」
島風「? はい」
鳳翔「ううん、いい温度 はいお肉は切っておきました」
夕張「ええっ?」
46 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/19(日) 22:46:55.24 ID:rz0+WxF70
白露「いっち……52番か」
如月「はぁはぁはぁ 53番 旧型だから運動は苦手だわ…」
如月「うん? この香ばしい香りは」
山雲「腕の魚雷でジュ〜ジュ〜 焼きやす〜い」
涼風「ちきしょう 艤装がちっちゃくて肉が焼けねぇぜべらぼうめぇ」
如月「え? なにこれ」
鳳翔「さぁさぁさぁ皆さん お肉はたーっぷりありますから」
如月「全力での稼動 熱された艤装で焼肉を!?」
如月「夏場、艤装は目玉焼きができるほどの温度となる そこに目を付けたのね!」
夕張「ばかな… 私以上のアイディアなんて…」
47 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/19(日) 22:47:20.97 ID:rz0+WxF70
如月「自分で焼ける… なんて斬新」
初風・親潮「いやいやいや」
初風「はっきり言ってそこまで熱くならないでしょ」
親潮「これは…大丈…夫? なのでしょうか?」
如月「ふっ… 長くいて補正を身に着けていないなんてそんなんじゃ」
鳳翔「は〜い 皆さん召し上がれ〜」
48 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/19(日) 22:47:52.08 ID:rz0+WxF70
如月「では開票の結果を発表しま〜す」
如月「勝者…鳳翔!!」
夕張「…くっ」
如月「味は甲乙つけがたい しかし自分で焼き加減を選べる自由度の差遊び心の差」
如月「それが…料理人としての差」
如月「あと一歩でしたね…」
夕張「次…こそは」
如月「さて勝者を称え……? 鳳翔さんは?」
如月「二人とも探してきてくれる?」
初風「あ、ちょっと待ってお腹痛い」
親潮「いったぁ…いたた うううぅ」
如月「…あら?」
49 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/19(日) 22:48:18.28 ID:rz0+WxF70
オリジナリティと衛生はトレードオフ
それを鳳翔は分かっていた だから走った
風の如く走った!
保健所から逃げるため
己の調理師免許を守るため
夕張は遅かった。捕まった
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/19(日) 23:35:04.88 ID:yv/h8n6+o
当たっちゃったかあ()
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/19(日) 23:49:32.67 ID:ntaTHn500
子供達にラーメン焼肉×2という無茶な量食わせた挙げ句
食中毒とかヤッベェ
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/20(月) 04:08:18.20 ID:PGG+yElR0
このゲームに出てくる登場人物はすべて18歳・・・
しょ、少年兵などいないのです()
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/20(月) 21:48:43.53 ID:iFEWLnlI0
どっかで見た調理方法だな
54 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:53:32.98 ID:0u3ZB0Nh0
第四話 青い果実
速吸「十二番卓 上がり!」
妖精さん「リョウリチョー デキター」
妖精さん「ヘイオマチー」
「とっても美味しい!」
「おかわり!」
「こっちも!」
帰ってくる生の声
嬉しそうな顔
素直な感想
55 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:54:16.87 ID:0u3ZB0Nh0
むふー
今日も皆さん大満足。速吸ちゃん大勝利やったね!
鎮守府内食堂は今日も大盛況
どやどや〜
専門的に学んだわけではないけれど比較的得意なお料理
その特技をいっぱいに生かせる
戦えない艦娘 速吸
燃費も悪けりゃ武力もない
いったい何のためにここにいるのか…
着任後数か月間未出撃のまま
アイデンティティを見失っていた時に取り組み始めたのが裏方の道すなわち料理
うひひ、ここまで喜んでくれるなんて実にやりがいのある仕事です!
56 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:54:43.41 ID:0u3ZB0Nh0
提督「速吸くんちょっといいかな」
お、速吸を任命してくれた恩人が
提督「今日の夕飯は性のつくもので頼むよ」
と、中年特有の下卑た笑みでリクエスト
…また誰かを自室に招いているのだろう
恩人なんだけどあの脂ぎった手で触られるのはちょっと
こないだなんて卑猥な誘いを…
断ったら素直に諦めたからいいいんだけれど
提督「あ、そうそう」
提督「明日から鳳翔さんが着任するから仲良く頼むな」
・
・
・
「えっ?」
57 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:55:50.80 ID:0u3ZB0Nh0
その言葉の意味を7割程度しか飲み込めないまま鳳翔さんを出迎えて
案内した板場で手さばきを見せられ理解した
…勝てない
職人の世界で実力差を見せつけられたらどうすればいいか
ああ、そうだ。ここは弟子入りするべき場面
大人しく料理長の座を譲って自分はサポートに回るのがあるべき姿
回るべき…
回るべき…
これまでの人生、自分はいつもそうだった
競技者への希望は潰えマネージャーに
前線での戦闘を望み、補給艦に
そして今。料理長の座を得たのにも関わらず自分から下働きへの異動を考えている
なんで己はいつも脇役なのだろう
「縁の下の力持ち?」
違う、ただ負けただけだ
自分を曲げただけだ
だからと言ってぶつかって勝てる見込みもなく
ただただ不甲斐なさと現実との間で俯くばかり
どうすればいいのか考えていると
58 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:56:25.52 ID:0u3ZB0Nh0
文月「速吸料理長〜 今日のご飯もおいしかった〜」
水無月「うん、すっごかった 次はリクエストとか…できる?」
駆逐艦が愛らしい表情でまとわりついてきた
文月「フレンチ〜 フレンチトースト〜」
水無月「シュークリームー」
長月「……その 宇治金時一つ」
文月&水無月「渋っ」
両側から頬を突かれて必死に虚勢を作る彼女を見て思う
ただの下働きになったらこんなたわいもない会話をする機会もなくなるのだろう
ただ主役の料理を褒め称えるモブになってしまうのだから
それは嫌だった
瞬間的に湧き上がってきた感情は『勝ちたい』 その単語だけだった
そのためにはなんだって…できる!!
だったらどうすればいいか。
一晩考え、出た結論を元に鳳翔さんへ勝負を挑んだ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
59 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:56:52.26 ID:0u3ZB0Nh0
鳳翔「料理対決ですね 承知致しました」
着任二日目で対決を挑まれる
よくあることだ
ここの料理長は速吸ちゃん。
純朴そうな子で楽しい勝負ができそうです!
勝負開始!
さぁ下ごしらえをして渾身の料理を……… はて、自分から挑んでおいて対面の調理場には誰もいない
速吸ちゃんはどこに?
妖精さん「リョウリチョウガトウチャクシマシター」
あ、きたきた
ドアが開くとカートに『乗せられた』速吸ちゃんが入場…し…
…えっ?
60 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:57:48.73 ID:0u3ZB0Nh0
カートの上には半裸の速吸ちゃんが横たわっていた
重力に負けず上を向く乳房は円を描くようにエビで包まれ、中心にはt突起を覆うネギトロ
締まった下腹はタイやヒラメが切り身で舞い踊り
へそは醤油刺し
若い肌に弾かれた黒褐色の液体は脇腹に重ねられたガリへとたどり着く
小皿に載せられるのはすりおろされた本わさび!
国産最高級品の根本だけを丹念に細かく手摺りしたと見え、清々しい香りが周囲を包む
さらに注目の陰部はモザイク柄のいくら等魚卵で覆い隠されており
スプーンで掬う楽しみが用意
イクラより赤いのではないかと思えるほど上気した肌と顔はその少女の初心さを物語っていて
そこに生み出される罪深さと背徳感が
61 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/26(日) 07:58:46.12 ID:0u3ZB0Nh0
提督「しょしょしょ勝者 速吸!!」
提督「うへへ、うへ」
提督「ゲヘヘへへ」
提督「ゲヘヘへへヘヘ!!」
鳳翔の料理になど目もくれず提督は吠える
そして満面の笑みで脇に置かれた日本酒を一口…
「楽しい勝負ができそう」
甘かった。考えが甘かった。勝負なのだからして求めるのは楽しさではなく勝利
心のどこかで相手を格下と見下げ、油断していたのだろう。
そこを突く全てをかなぐり捨てた一撃
速吸の一撃は見事大金星を得る、痛恨の一撃になったのである。
第四話 鳳翔……女体盛りの前に…敗れる!!
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/26(日) 21:26:04.45 ID:Gw+INdW20
これは仕方ないな
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/26(日) 23:49:30.09 ID:k9i5GV93o
生臭そう…
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/27(月) 00:39:22.06 ID:ix1xE+xL0
プロ意識が足んねえなぁ
お前も脱ぐんだよ(勝てるとは言ってない)
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/27(月) 02:42:32.46 ID:Sh5dttklo
これに関しては負けたほうが良さそうだな…
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/27(月) 03:54:47.40 ID:rWBcS/PYO
正直女体盛りは人体の温度で刺身とかダメになるから生臭くて食べれたもんじゃないらしいよ
まあ、あれは食べるのが目的ではなく器である女性の羞恥の姿など見るのが目的ぽいが
(母さんは71とは言わないがほぼ壁だしなぁ
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/28(火) 21:48:18.90 ID:X8TfpFaD0
紳士に肩触られた程度で消毒する鳳翔には絶対にできない挺身攻撃w
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/28(火) 23:11:07.31 ID:4MmQOcVW0
この手の速吸ちゃんの居場所守るパターン系は大概食べる側も不満
有るし作る側も傲慢だから倒した際スカッとするけどこの場合は
普通に速吸ちゃん応援したくなるなぁ。内容はともかく
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/28(火) 23:53:55.60 ID:dQDmhc/i0
料理漫画って結構平気で人の居場所へし折るよね
地域の名店みたいなとこ行って主役が無双するイメージ
70 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/29(水) 00:25:45.32 ID:wqoJf2ke0
第五話 ジャンプ定番 打ち切り前の唐突な修行編&トーナメント戦
久しぶりの屈辱…
まさかこの鳳翔が一敗地にまみれるとは
あんな若い子に…っ
いやまぁ料理の腕で負けたわけではないけれど
だが一度自分を見つめなおすのもいい機会かも
さてどこで訓練を
「郵便でーす」
ん?
「第一回 艦娘料理選手権 案内について」
これだ!!
71 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/29(水) 00:26:23.14 ID:wqoJf2ke0
記載された会場
サーモン海北方への船に乗り込むと感じる殺気
周囲の艦娘たちも目的地は同一のよう
「休憩中のところ悪いのだけれど」
「あいさつくらい良い?」
同じことを思ったのだろう、一人が率先して声をかけてくる。
足柄「私は 足柄 『胸焼けの油分』の二つ名で通っているわ よろしくね 鳳翔…さん」ニヤリ
私のことを知られている!??
足柄「有名よ貴方 だけどほら、この大会はそう簡単に勝ち上がれるものではない ほら」
ずらずらと並ぶモブの中で色彩がついている人物が幾人か
72 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/29(水) 00:26:49.12 ID:wqoJf2ke0
卵焼きの魔術師 瑞鳳
美人で料理上手なお姉ちゃん 陽炎
名誉若妻 昼下がりの料理 大鯨
挟めないサンドイッチウーマン 熊野
足柄「こんな強者たちが揃っているのだから」
……その変な枕詞いるんですかね?
鳳翔「ま、まぁ 大体話はわかりました 確かに腕に覚えがありそうな方々……っ!?」
その中に一人
ひときわ背の高い女がいた
73 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/29(水) 00:28:19.53 ID:wqoJf2ke0
大和「ごぶさたしております 鳳翔さん」
足柄「お、お前は 無限の物量とレパートリーを誇るという 『大和ホテル』!!」
足柄「あの赤城を満足させたという 偉業の」
大和「料理とはそれを食す空間のプロデュースだと思うんです」
足柄「含蓄深いぃいいいい」
大和「貴女と会ったころの幼い私はもういない」
大和「今日は三ツ星のビュッフェをお見せします!」
強敵揃い…
ふっ、これでこそ鍛錬。さぁ、私達のトーナメントはこれからだ!!
74 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/29(水) 06:15:25.43 ID:wqoJf2ke0
〜本戦〜
大和「準決勝たこ焼き対決 これは! 岩海苔 岩海苔を生地に練り込んであります」
足柄「くぅぅ 阪神カラーに揚げるだけではなくこんな工夫を!!」
黒潮「ふっ 『ありゃ、よく見ると姉さん相当美人やん。なんでタコ焼きなんか焼いてんの?よしゃおいちゃん今日から通うわ』の名は伊達やないで〜」
黒潮「これがナニワのたこ焼き!」
瑞鳳「それに対する鳳翔さんのたこ焼きは……鮮やかな黄色 卵たっぷりぃぃぃぃ」
陽炎「口の中でふんわりとろけりゅううううううう」
大鯨「お出汁が優しい味ですぅ」
熊野「小手先に走ることなく基本を貫き通したタコ焼き 勝者は…鳳翔さんですわ」
黒潮「なんやて!?」
75 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/29(水) 06:15:53.18 ID:wqoJf2ke0
相手の得意なお題での決勝進出
順調な展開
ただ一つ釈然としない事は
鳳翔「なぜ全員審査側」
大和「…私はビジネスホテルだった」
瑞鳳「卵以外がお題は無理だよぉ」
陽炎「も〜ぉ、パックに入ってない魚とか捌けないしぃ」
大鯨「不得意お題は辛いですねぇー」
熊野「ふっ 下ごしらえ前の原型など食材と認めませんわ」
←初戦敗退×5
足柄「だが油断しては駄目 決勝の相手は私足柄を準決勝で破った春雨」
大和「壮絶…モリモリムキッvsモエモエエキュン」
鳳翔「ああ うん はい」
76 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/29(水) 06:16:23.09 ID:wqoJf2ke0
決勝のお題はサーモン
春雨「はい! 頑張ります!」
春雨「えっと あの その」
春雨「うううぅ お魚さんがこっち見てますぅ…」
春雨は一匹単位で渡されたサーモンを三枚おろしにできなくてリタイア不戦勝。
鳳翔「最近の若い子は…」ハァ
「では先生 どうぞ」
決勝戦なのにやってTRY的な料理講座になった
鳳翔「まずはうろこを…」
陽炎・春雨・熊野「ふむふむ」
不本意ながら後進の指導に尽力せざるをえなく
鳳翔! 不完全! 燃焼!!
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/29(水) 16:04:10.73 ID:lPitDOl1O
目安箱ネタェ……
78 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:19:52.84 ID:JKdu6WmS0
第六話 ディープブルーは名作
皐月「お腹空いたなー」
五十鈴「…言わなくてもわかるでしょ」
日向「…まぁそうなるな」
鳳翔「…くっ」
4人、仲良く膝を抱えて孤島暮らし
着任後、珍しく命じられた出撃は
鎮守府近海警備のはずが突然の暴風雨
気がつけばどこか見知らぬ島
そうなんです遭難しました
79 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:20:36.26 ID:JKdu6WmS0
燃料は切れ
携帯食は残り少し
日向「このままだと」
「お前… 自分の胸…食ったのか!?」ドン!
日向「ということになるな」
皐月「…ボクにも一口」
五十鈴「ならないわよ!」
「だってよ…五十鈴… 胸が!!」ドン!
日向「のほうがいいか?」
五十鈴「そこから離れろ!」
鳳翔「そうですね、幸い切り立った崖の上というわけでもなし魚を釣ります」
鳳翔「餌に脂身を少しいただけると」
五十鈴「がるるるる」
鳳翔「…冗談ですよ」
80 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:21:04.06 ID:JKdu6WmS0
鳳翔「餌はなくても艦攻をルアー代わりにして」
鳳翔「引いてる引いてる フィッシュ!」
つイ級
鳳翔「さてどう食べましょうか」
五十鈴「ヤダーッ!!」
五十鈴「やだやだ絶対やだ」
鳳翔「大丈夫ですよ、キチンと調理すれば」
鳳翔「ふふふふふ 理論を実践に移す時が来た」
皐月「鳳翔さんってまさか…」
鳳翔「ずっと思っていました」
鳳翔「いくら倒しても倒しても無限に湧き出る憎い敵」
鳳翔「どう戦えばいいか どうすれば減らせるか そして思いつきました」
鳳翔「ブラックバス理論です食材として活用する可能性を」
日向「サイコパスだな」
81 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:21:31.45 ID:JKdu6WmS0
鳳翔「あらまた釣れた」つヲ級
日向「ほう、油が乗ったいい体だ」
鳳翔「この鮮度なら生食も」
日向「そういう考え方もあるな」
五十鈴「い! や! だ!!!」
皐月「ひぇぇ ボクも生はちょっと」
日向「食わず嫌いはよくないぞ」
五十鈴「そういう問題じゃない!!」
鳳翔「大丈夫 可食部は被っているクラゲ部分」
鳳翔「水分をよく取り、刺し身で頂きましょうね」
ヲ級「ボウシカエシテ…」
82 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:22:01.16 ID:JKdu6WmS0
そして釣果を重ねながら煮込むこと三時間
日向「ふむ、いい匂いだ」
皐月「早く早く!」
鳳翔「はいはい ではどうぞ」
皿に取り分けて手渡しする。
皐月たちはガツガツと日向はその様子を見た後にゆっくりと食す。
そして皿を遠ざけていた五十鈴も我慢しきれずに…
五十鈴「あ、固いだけで思ったより普通」モグモグ
五十鈴「これどこの肉?」
鳳翔「ト級の歯茎ですね」
五十鈴「」
五十鈴は食べた
泣きながら食べた
83 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:22:28.32 ID:JKdu6WmS0
鳳翔もまた泣いていた
イ級やト級の肉はコールタールのような味がして調理しきれなかったからである
せめて可食できた歯茎も素材としては3流
このような食事しか提供できない己を恥じて泣いていた
84 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:23:38.12 ID:JKdu6WmS0
ヲ級「ジュウブンウマイ…」モグモグ
皐月「共食い大丈夫なの?」
ヲ級「サカナ トモグイ アタリマエ」
日向「深海棲艦は魚類だったのか…」
ヲ級「タマゴ イッパイウム」
五十鈴「どうりで倒しても倒しても減らないはずね」
ヲ級「ワレワレヲ ヘラシタケレバ チュウゴクジンモッテコイ」
鳳翔「サンマやマグロはもう…」
皐月「ボクらの漁獲量なんてかわいいもんだね」
鳳翔「…ところで 魚類なら可食部は」
日向「まぁ そうなるな」
ヲ級「ヲ?」
そして遭難2年後……とまではいかなく45日後
85 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2018/08/31(金) 00:24:04.77 ID:JKdu6WmS0
救助の船が見えたとき4人は固く誓いを立てた
決して
決して語らないことを
自分たちがなにを食していたか
数年後 その誓いを破ろうとした五十鈴がサメに襲われるのはまた別のお話
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 01:05:48.98 ID:BR+pU1U1o
深海棲艦……魚類……日本……艦娘……養殖技術……はっ!まさか
ん、こんな時間にだれk
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 07:01:25.14 ID:QAy1aMUD0
大切な侵攻戦r……養殖魚が野生魚に攻撃されないように駆除しているんですね分かります
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 11:00:05.18 ID:kKlCHinjO
この鳳翔さんも大概クレイジーだよな
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 18:49:31.39 ID:0LEpNXO8o
ダンジョン飯思い出した
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/31(金) 22:24:51.54 ID:xYbd6fot0
グルメ漫画ってなんであんなクレイジー率高いんだろう
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/09/01(土) 11:45:51.71 ID:VqPdYXlc0
ここの鳳翔はコールタールを口にしたことがあるのか
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/09/01(土) 19:28:06.18 ID:IXjfRbMMO
過去に補給された燃料が粗悪品でコールタール臭かったとか?
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/09/01(土) 19:47:20.67 ID:Ff+HCoyH0
でも実際こいつら出てきたら
日本人と中国人は食べそうな気がするの
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/11/29(木) 18:34:45.66 ID:gT/F+qWPo
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