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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:12:17.41 ID:N5xCrX1DO
P「うぅ……」
「父さん!」
「おじいちゃん!」
「P氏!」
P「あいつは……」
「父さん?」
P「――は無事か?」
「お義母さんのことを……もう十年以上も前なのに」グスッ
P「おぅ……そこにいたか」テヲダス
「しっかりして下さい、父さん」ガシッ
P「これで……」
P「ありがとう」
ガクッ
「父さん?」
「父さんっ!!」
「君、心臓マッサージを」
「はいっ!」
ユサユサ
「駄目です。意識回復しません!」
「もう……」
「もういいよ。父さんも最後に母さんに会えたしな」
「あなた……」グスッ
「おじいちゃん……」
「では」
「はい。死亡手続きの方をお願いします」
「さようなら……おじいちゃん」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1533543137
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:19:27.08 ID:N5xCrX1DO
――葬儀
P二世「皆様、父Pのためにお集まりいただき、ありがとうございました」
ナームナーム
ポクポクチーン
グスッグスッ
P三世「おじいちゃん……」
「大丈夫」
「P三世君のおじいちゃんはまだそこにいるよ」
P三世「幼なじみか……」
幼なじみ「ねっ、手を繋げばわかるよ」
ギュッ
ボワッ
P三世「えっと……」
P「」ポツーン
P三世「あそこか」
P「ん?三世か……なんじゃワシが見えるのか?」
P三世「うん。こいつがね」
幼なじみ「えへへっ、お久しぶりです」
P「おぉぅ、幼なじみちゃんか。久しぶりじゃな」
P「もう少し別の機会ならよかったんじゃがな」
P三世「で、おじいちゃん。もう行くの?」
P「初七日といってな。しばらくは現世にもいれるんじゃが」
「……あなた」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:33:59.12 ID:N5xCrX1DO
P「……な。もう迎えがきおった。が、何も若い頃のまんまで来ないでもなぁ」
「なんだよ。Pさんよ、せっかくあの世から来たってのにその態度は!」
P三世「えっと……おばあちゃん?」
「ん?おや?もしかして三世か?いやぁ、すっかりおっきくなったな」
P三世「……綺麗」ウットリ
幼なじみ「むぅ……」
ギュッ
P三世「痛てて!何するんだ!」
幼なじみ「ふーんだ」プイッ
「んっ、三世にも、もういっちょ前にそういう子がいるんだな」
「……なぁ、もしかして」
P「うむ、小梅と聖の血が入っとるよ」
「へぇ、アタシと琴歌を含めるとあん時の事務所のそればかりだな」
「曾孫が楽しみだ」ケラケラ
P「もう死んでるっての」コチン
「あいた!」
P三世「あ……あの……」
P「ん?どうした?」
P三世「その……父さん達には」
P「……大丈夫だ。あいつらならな」
「そうだね。あん時、Pさんを巡ってあれだけ争った琴歌の娘がついてるしな」
P三世「うん」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:41:18.16 ID:N5xCrX1DO
ポワァ
P「ん……そろそろか」
「お迎えにまいりましてー」
「きたのぉー」
P「さらにお迎えが来たか」ハァ
P「じゃあ、元気でな。あ、事務所の例のダイヤルは奈緒の誕生日で開くからな」
「ちょ!」
奈緒「そんなところにアタシの誕生日を使うな!」
P「ははっ……じゃ、さらば」
シュタッ
奈緒「それじゃあな、三世。それから幼なじみちゃんも三世を頼むぜ」
スッ
幼なじみ「お任せください」フンヌ
P三世「じゃあ、また……僕がそっちに行くまで」
「それは百年は早いのでしてー」
「せいかくにはひゃくじゅうななねんなのぉ〜」
P三世「ちょ!寿命を教えないで!」
アハハハ
P三世「……いっちゃったか」
P三世「……」グスッ
幼なじみ「……」ギュッ
幼なじみ「大丈夫。私がいるから」
P三世「うん……」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:47:24.14 ID:N5xCrX1DO
オーイ
P二世「こんなところにいたか」
母「探したのよ」
P三世「うん……ごめん」
幼なじみ「ごめんなさい」
母「幼なじみちゃんまで……さ、おじいちゃんが無事にあの世に行けるように、みんなで願いましょ」
P三世「大丈夫だよ……きっと」
P二世「そうだな。父さんなら……昔のなじみもみんないなくなったっていってから、今頃は……な」
母「はい。母さんもまた……最愛の人に会えたんだろうな」
P二世「おいおい、勘弁してくれよ!」
P三世「あはは」
ワハハハ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:54:16.37 ID:N5xCrX1DO
――あの世
「つきましてー」
P「おっ、まずあの世の鬼さんに御対面かな?」
「その心配はありませんよ」
P「うわっ……出たよ、死んでようやく魔神にジョブチェンジした人が」
ちひろ「もう……Pさんは新参さんなんですから、私達の言うことを聞かないといけませんからね」ギロッ
P「おお恐」
P「でも、まぁ気楽にやっていくさ」
ピーサマー
奈緒「うわっ、出たよ」
琴歌「P様ー!お会いしとうございましたー!」
奈緒「ふんぬっ!」
ガゴッ
琴歌「なんのっ!」
P「お前らなぁ……」
ちひろ「いいじゃないですか。またあの時みたいに」
P「そうだな」
P「じゃあ、鬼相手にアイドルをプロデュースしますか!」
「「「「「はいっ!」」」」」
こずえ「お〜」
(o・▽・o)&(●・▽・●)エピローグおわりだよー
(*>△<)<ナーンナーンっっ
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:55:12.43 ID:N5xCrX1DO
急に書きたくなったのでエピローグ編だけ先に書きました
本編はまた後日
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/08/06(月) 19:15:24.60 ID:xNTvIQri0
(略)・・・・・・・・・・ということ・・・・
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 21:52:41.46 ID:yCPq2D6Ko
マンガでみた
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 23:27:07.61 ID:N5xCrX1DO
……元ネタは黒島亀人の「南の空を飛行機が飛んでいく」の場面だったんですがね
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/03/18(月) 04:47:17.18 ID:pwbKgHYZo
まだか
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