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関裕美「魔法の手鏡」
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102 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:03:29.80 ID:bBMqw/ks0
途方に暮れて私は、ランプが飛んでいった空を見上げる。
どうにかしてもう一度、魔法を売る店に行き店長さんに会う。会ってまたプロデュースをしてもらう。その望みは絶たれてしまった。
夜空の月が、とても綺麗に光っている。
裕美「そういえばジニーさん。私の衣装にだいぶ絨毯を使ってくれてたけど、今頃あの月の光で絨毯は元に戻っているかな……」
そのジニーさんが最後に贈ってくれた魔神さんの小瓶も、結局私は役に立てる事は出来なかった。
魔神さん……最後になんて言ってたっけ。
確か……
103 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:05:24.05 ID:bBMqw/ks0
魔神「法や契約とは道路ではない。行き止まりの袋小路などないのだ」
魔神「必ず抜け道はある」
104 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:07:00.20 ID:bBMqw/ks0
裕美「だっけ。抜け道……?」
抜け道……抜け道ってなんの事だろう。
そもそも魔神さんは、私の質問についてじゃなくて、何について話してくれたんだっけ。
105 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:23:11.80 ID:bBMqw/ks0
魔神「抜け道とは、歩いている者だけに役に立つ……決して立ち止まるな。立ち止まらない限り、抜け道はある――」
106 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:25:41.70 ID:bBMqw/ks0
裕美「そんなこと言われても、もうどうしようもないよ……魔法を売る店と店長さんが今どこにいるのか、どうすれば会えるのかも難しい問題だけど、そもそも会えたとしてどうすればまた私のプロダクションとプロデューサーさんになってもらえるのか……」
もう、無理……なのかな。
107 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:27:10.26 ID:bBMqw/ks0
魔神「抜け道とは、歩いている者だけに役に立つ……決して立ち止まるな。立ち止まらない限り、抜け道はある――」
108 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:28:22.89 ID:bBMqw/ks0
裕美「……」
そうだ。あきらめたらもう終わり、でも歩き続ければ道はあるのかも知れないんだ。
私は、契約書を引き出しから取り出す。
店長さんと契約を交わした日から、しまったままの契約書を。
魔神さんの言う通り、よくよく読んでみよう。
109 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:30:22.97 ID:bBMqw/ks0
『魔法を売るプロダクションとその代表である私、魔法を売るプロデューサー(以下甲とする)は、関裕美様(以下丙とする)と、以下のマネジメント契約を取り交わす。
ひとつ、甲は丙に対し魔法の手鏡が正しく機能している事を証明するため、誠心誠意プロデュースに努めるものとする。
ふたつ、具体的には甲と丙は魔法の手鏡の言うとおり丙が可愛い事を証明する為トップアイドルを目指すこと。
みっつ、契約の期間は上記の証明がなされ、かつ丙よる魔法の手鏡の未納代金分の支払い完了をもって終了するものとする』
110 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:32:07.19 ID:bBMqw/ks0
1回だけじゃなく、私は何度も契約書を読み返した。
そうして7回目に契約書を読み直した時だ。
裕美「……あ!」
その瞬間、月が輝いた気がした。
暗い夜の空の中に、光る道が見えた。
魔神さんの言う通りかも知れない。
瑕疵のない契約はない。
私は――道を見つけた!
急いで魔法の手鏡を取り出す。
裕美「鏡よ鏡、鏡さん――」
111 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:35:46.29 ID:bBMqw/ks0
〜北緯67度32分45秒東経133度23分13秒〜
――ロシア連邦サハ共和国ベルホヤンスク――
P「今日も雪……ですか。昼でも日は昇らないし、相変わらずお客様の来店もなく、当分この地にいることになりそうですね」
ジニー「魔法の温度計を見てくださいよっ! 室内なのにマイナス10度ですよ」
P「外はマイナス40度だからな。これでもまだ、暖かい方だ。それよりもジニー、なぜ呼ばれてもいないのに出てきている?」
ジニー「ほら、あの歌で」
P「魔法の白い小鳥……そのDVDをかけては、一緒に歌うのが日課になっていますね」
ジニー「みんな裕美ちゃんの歌が大好きなんですよっ☆」
P「……」
112 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:37:33.36 ID:bBMqw/ks0
ジニー「店長もでしょ?」
P「素晴らしい歌声だと思います」
ジニー「……ねえ」
P「なりません」
ジニー「アタシ、まだなんにも言ってませんけど?」
P「関裕美様との契約は終わったのです。魔法の手鏡も完全に購入され、あの方とこの店を結びつけるものは今や何もありません。何も、そう何も……」
ジニー「でも」
P「あんな可愛い方と、共に歌い、踊り、その活躍を目の当たりにし、力を合わせ共に活動することは楽しかったかも知れません。しかし、我々はもう関係のない部外者なのです」
ジニー「……それは、誰に向かって言ってるんですか?」
P「……なに?」
ジニー「アタシは、店長のひいお爺さんの時代からこのお店にいます。店長が生まれる前からですよっ!」
P「それがどうしたというのです」
113 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:39:41.46 ID:bBMqw/ks0
ジニー「店長は、先代の店長から教えられた仕事を完璧にこなしてますよ。今までのどの店長よりも。でも……」
P「……でも?」
ジニー「アタシ、店長が楽しそうに仕事をしている所、見たことありません。いつも礼儀正しいけれど、笑ったことなんてないでしょっ?」
P「仕事とは、そういうものです」
ジニー「でも、裕美ちゃんをプロデュースしてる時は違った」
P「……」
ジニー「裕美ちゃんと話している時や、その活躍を見守っている時……ううん、裕美ちゃんをどうトップアイドルにしようか、それを考えている時だって店長は楽しそうに、笑っていましたよっ!」
P「笑った? 私が?」
ジニー「店長は、見つけたんですよっ! 本当に楽しい、自分にとっての天職を。やりがいのある、そしてあなたがやるべき仕事をっ!!」
P「……」
ジニー「……」
P「自分で自分の事は、わからないものです……か」
114 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:41:37.28 ID:bBMqw/ks0
ジニー「店のみんなは、わかってますよっ☆ 店長は裕美ちゃんのプロデューサーに戻るべきだ、って。それにみんな、裕美ちゃんも店長も大好きなんですから」
P「……もう、遅いのです。それに今頃、関裕美様も新しいプロダクションで……」
カランカラン♪
P「おや、お客様だ。ようこそ、魔法を売る……」
裕美「やっと会えた! 久しぶり、店長さん!!」
P「……これは夢か」
店長さんは、私の顔を見るなり固まっちゃった。
でも私も寒さで凍って固まっちゃいそう。
話には聞いていたけど、こんなに寒いんだベルホヤンスク。
115 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:45:36.20 ID:bBMqw/ks0
裕美「ここって本当に寒いね。ね、いつだったか話してくれたあれを出してよ。火を噴く魔法の蛇さん」
P「なぜここに!? どうしてここが……どうやってここまで来られたのですか!?」
裕美「あのね、魔法の手鏡に聞いたんだ。鏡よ鏡、鏡さん――魔法を売る店は、今どこにあるの? って。魔法の手鏡は『それはベルホヤンスクです』って教えてくれたけど、私はそれを聞いてもどこだかわからなかったんだ」
P「ならば、どうして……」
裕美「千鶴さんに聞いたんだ。ベルホヤンスクってどこ、って。千鶴さんは勉強家だから知ってたよ。ベルホヤンスクは、人間の住んでいる中で一番寒い町だって」
P「しかしだからといって……」
裕美「うん、場所がわかっても行き方とかわからないし、ロシア語も私はわからないし。だからね」
P「……だから?」
裕美「魔法の手鏡に聞いたんだ。『ベルホヤンスクのロケがあるお仕事とかそういう企画はないの?』って。そうしたらブーブーエスに、十時愛梨ちゃんは世界で一番寒い町でも暑がるのかって企画があるって」
P「もしかして、あなた様は……」
裕美「うん。頼み込んだんだ。愛梨さんに。そのお仕事受けて、それで私も一緒に参加させて、って」
P「なんて無茶を……」
116 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:49:04.99 ID:bBMqw/ks0
裕美「ほたるちゃんや、泰葉さんも一緒にお願いしてくれた。愛梨さんとプロダクションの人に。裕美ちゃんとは友達だけど、ライバルとして戦いたいからって」
P「……」
裕美「それで私は、今ここにいるの。撮影もさっき終わったから、急いで来たんだよ」
P「あなた様が、いかにして再びこの店においでになられたのかはわかりました。しかしながら、もう我々はアイドルとプロデューサーという関係ではないのです。ですから――」
裕美「どうして?」
P「せっかくおいでいただきましても……は?」
裕美「どうしてもう、アイドルとプロデューサーという関係じゃないの?」
店の中が、ざわざわし始めた。
店のみんな、そう魔法の品物たちが私と店長さんのやり取りを、期待を込めて見守っている。
そう、私はひとりじゃない。
117 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:50:43.18 ID:bBMqw/ks0
P「どうして、ではありません。先日ご説明しました通り、私と関裕美様との間に交わされた契約は既に終了しております」
裕美「あのね、店長さん」
P「? はい」
裕美「私はね、店長さんやお店のみんなに会いたかったからここに来たわけじゃないんだよ? あ、えっと会いたかったのはそうなんだけど、一番の目的は……」
P「なんでしょうか?」
裕美「私、クレームをつけに来たの。うん、今日の私はクレーマーなんだから」
店長さんは再び呆気にとられ、店内のざわざわが大きくなる。
みんな、私を見守ってて!
118 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 20:53:00.21 ID:bBMqw/ks0
P「クレームとは……? 魔法の手鏡に不具合でも?」
裕美「私、契約書をよくよく読んでみたんだ。それで気がついたの、この契約書には瑕疵がありまーす!」
瑕疵って言葉の意味は、実はあんまりわかってないけど、私は精一杯の虚勢を張って、契約書を店長さんに見せる。
119 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:00:32.28 ID:bBMqw/ks0
『魔法を売るプロダクションとその代表である私、魔法を売るプロデューサー(以下甲とする)は、関裕美様(以下丙とする)と、以下のマネジメント契約を取り交わす。
ひとつ、甲は丙に対し魔法の手鏡が正しく機能している事を証明するため、誠心誠意プロデュースに努めるものとする。
ふたつ、具体的には甲と丙は魔法の手鏡の言うとおり丙が可愛い事を証明する為トップアイドルを目指すこと。
みっつ、契約の期間は上記の証明がなされ、かつ丙よる魔法の手鏡の未納代金分の支払い完了をもって終了するものとする』
120 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:01:14.95 ID:bBMqw/ks0
P「これのどこに、瑕疵が?」
裕美「契約書のここ、こう書いてあるでしょ」
121 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:01:54.59 ID:bBMqw/ks0
ふたつ、具体的には甲と丙は魔法の手鏡の言うとおり丙が可愛い事を証明する為トップアイドルを目指すこと。
122 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:02:22.98 ID:bBMqw/ks0
P「……書いてありますね。丙が可愛い事を証明する為トップアイドルを目指すこと……そしてあなた様は、トップアイドルになられました。なので次の項目の『上記の証明がなされ』の条件が満たされた事になります」
裕美「それは店長さんの、間違った解釈だと思うな。私は」
P「なんですって?」
裕美「正確に読んで欲しいの。契約書にはこう書いてあるでしょ? 『甲と丙は魔法の手鏡の言うとおり丙が可愛い事を証明する為トップアイドルを目指すこと』」
P「それのどこに違いが……」
私は、魔法の手鏡を取り出した。
お願い、私の――魔法の手鏡。
123 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:02:56.89 ID:bBMqw/ks0
裕美「鏡よ鏡、鏡さん。世界で1番可愛いのはだあれ?」
最初に魔法の鏡さんがしゃべった、全ての始まりになったあの質問を、もう一度私はしてみる。
鏡「それは、関裕美ちゃんです」
あの時と同じ。その返事に、私は安堵する。
そして、店長さんを必死で説明をする。
裕美「契約書には『魔法の手鏡の言う通り』、って書いてあるでしょ? 魔法の手鏡に私が聞いたのは『世界で1番可愛いのは誰?』って質問。そして魔法の手鏡の答えは私、関裕美」
P「確かにそうでした。認めます」
124 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:07:00.48 ID:bBMqw/ks0
裕美「店長さんは、私をトップアイドルにしてくれた。可愛いって証明はしてくれた。でも……でも私、まだ世界で1番じゃない!」
P「あっ!」
裕美「この契約書、まだ有効だと思うの。私の質問の答えとして魔法の鏡の言う通りに、アイドルとして私が世界で1番になるまで!」
魔法を売る店の中は、静まりかえった。
店長さんはまた固まり、お店のみんなは息をのむようにして成り行きを見守ってくれている。
そして、次の瞬間――
P「は」
裕美「?」
125 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:10:24.11 ID:bBMqw/ks0
P「ははははは! あはははははは、ははははははは!! 私とした事が……確かに、関裕美様の仰る通りです。それにしても……ははははははははははははは!!!」
店長さんが。あの店長さんがお腹を抱えて笑い出した。今にも転げ回りそうになりながら、大笑いをしている。
P「こんな……そんな解釈の仕方がありましたか……いや、私は、とんでもない勘違いをしておりました。認めます。関裕美様からのクレームに対し、私とこの魔法を売る店の過失を、契約書の間違った解釈を」
店内はまた、ううん……これまで以上にざわざわしてきた。
裕美「じゃあ……」
私も期待に胸が高まる。
裕美「店長さんは、また私の……」
P「いいえ」
裕美「え……?」
ダメなの?
やっぱりダメなの……?
126 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:12:25.06 ID:bBMqw/ks0
P「店長ではありません」
裕美「え? あ!」
P「私はプロデューサーです。関裕美様」
店長さんが、私にウインクしてくれる。
そしてお店の中は、ひっくり返したような大騒ぎになった。
みんなが飛び出してきて、私に抱きついてくれる。
ジニーさんも、デイジーちゃんとバイオレットちゃん、魔法の白い小鳥さんたち、顔にベールを被ったメデューサさん、その他のみんながみんな私を抱きしめてくれた。
メデューサ「チャンスをモノにしたねっ! よくやったよ、この娘は!」
裕美「うん! 私、手に入れたよ!! 大切なものを!!!」
ジニー「裕美ちゃんならやれると信じてたよっ!」
裕美「ありがとう、ジニーさんの応援のお陰だよ」
ジニー「いいんだっ☆ それに裕美ちゃんと同じぐらい、店長も嬉しいはずだからね」
裕美「そうなの?」
127 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:14:42.41 ID:bBMqw/ks0
P「オッホン! さあさあ、それでは再びこの魔法を売る店を元の位置に戻し、プロダクションに登記し直さねばなりません」
裕美「どうするの?」
P「泣きクジラの背に乗せて運びます」
店長さんがそう言い終わるか終わらないうちに店がグラグラと揺れ出す。
と、窓の外の景色が動き出す。
いや、動いているのは魔法を売る店の方だ。
P「十時愛梨様をはじめ皆様に、連絡を入れておきます。先に帰国することと、関裕美様が再移籍する件を」
裕美「うん。私も改めてお礼に行くね」
P「それにしましても、世界で1番とは大きく出ましたね」
確かに。言われてると、必死だったとはいえ大変な事を言ってしまったものだと自分でも思う。
でも……
128 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:15:44.86 ID:bBMqw/ks0
裕美「だって私には、すごいプロデューサーとすごい仲間がいるんだもん。だから、大丈夫!」
P「ならば始めましょう。またあの、わくわくするような、手応えのある、輝くような日々を」
裕美「うん!!!」
泣きクジラの背に乗って、私たち……私と店長さんと魔法を売る店とその仲間は、日本を目指した。
また始まるんだ――あの、キラキラ輝く日々が。
Fin.
129 :
◆hhWakiPNok
[saga]:2018/08/05(日) 21:18:10.57 ID:bBMqw/ks0
以上で終わりです。おつきあいいただきまして、ありがとうございました。
少し早めですが、もうすぐ関裕美ちゃんの誕生日ということで書かせていただきました。
おめでとう、裕美ちゃん。
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 21:18:59.41 ID:T0m0xnyT0
乙です
とても良いお話でした
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 21:24:13.21 ID:xji7Y9UiO
おつおつ
力の入った誕生日SSでした
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 22:34:40.31 ID:miCllQhrO
ブラボー素晴らしい
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/06(月) 17:47:15.08 ID:rsUDwXsoo
乙です
素晴らしいおとぎばなしで引き込まれて一気に読みました
誤字二ヶ所ほど気づいたので一応報告しますね
>>58
係員「はい、そういう事で。始めます先ずは……ええと松白菊ほたるさん」
>>82
P「そりよりも……」
134 :
◆hhWakiPNok
[sage]:2018/08/17(金) 20:57:28.59 ID:91JW4wRV0
はしがきシンデレラ#00参加中
以下はしがき↓
ある日関裕美が訪れたのは、不思議な魔法を売る店。
本物の魔法だとは信じていなかった彼女だが、その店で買った魔法の手鏡が……
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