他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【二次創作】安価で進めるオリロンパ リミックス
Check
Tweet
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 22:25:42.91 ID:zua9UHODO
駆村 飛田
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 22:34:00.72 ID:2iceSCjd0
竹田 臓腑屋
254 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 22:43:10.21 ID:HDvGOmaLO
――『図書室』――
気分転換に図書室に来てみると……
瀬川「……あれ、珍しい二人だ」
竹田「よう瀬川の嬢ちゃん。読書か?」
臓腑屋「ここは希少な書物も豊富。書を読むにはうってつけでござるよ」
瀬川「うん……二人も?」
臓腑屋「然り。拙者はオーナメントの作り方を調べに来たのでござる」
竹田「俺はまあ暇潰しだな。静かな所が限られているもんでね」
竹田「つっても何も読まねえのもアレだからな。日曜大工の本でも読むか……」
1:ここの本って珍しいんだ……
2:何か作る予定でも?
3:自由
↓2
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 23:03:55.25 ID:2iceSCjd0
2
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 23:05:54.59 ID:zua9UHODO
1
257 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 23:35:06.81 ID:HDvGOmaLO
瀬川「ここの本って珍しいんだ……」
竹田「ん? 言われてみればそうだな」
竹田「この本なんて初版が昭和だぜ?」
瀬川「へぇー……」
臓腑屋「しかし、奇妙な事もあるものでござるな」
瀬川「何が?」
臓腑屋「保存状態でござる。こうも古い本ならばボロボロになってもおかしくないのでござるが……」
竹田「特に処理を施した訳でも無いのに綺麗だって言いてえのか?」
臓腑屋「むむむ……拙者の思い違いであればいいのでござるが」
……よくわかんないけど、珍しい本が読めてラッキーって思っておこう
258 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 23:36:13.97 ID:HDvGOmaLO
【臓腑屋 凛々 通信簿1】
瀬川「あっ……お水こぼしちゃった……」
どうしよう……雑巾取ってこないと……
臓腑屋「大丈夫でござるか?」
瀬川「うわぁ!? いつの間に!?」
確かに誰もいなかったのに……いたの!?
臓腑屋「拙者の布巾を使うといいでござる。瀬川殿、衣服は?」
瀬川「あ、大丈夫……」
臓腑屋「それなら良し……御免!」
そう言うと、臓腑屋さんはどこかへ消えていった……
瀬川「ニンジャじゃないならいったい何者なの、臓腑屋さん」
臓腑屋「だから、拙者は忍者ではないのでござる!」
『通信簿が解放されました』
『気配を全く感じさせずに側に表れ、消え去った臓腑屋
その姿はニンジャの様だが、本人は頑なに否定していた』
259 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/07/29(日) 23:38:47.84 ID:HDvGOmaLO
本日ここまで
(非)日常編も中盤なので、現時点で好きなキャラや薄いと感じるキャラ等いれば教えていただけるとありがたいです
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/30(月) 08:53:08.70 ID:4156yXDDO
乙です
好きなキャラは御伽兄妹です
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/01(水) 22:34:05.10 ID:3Vw7VFbrO
はいエタ
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 13:30:17.09 ID:BVkIB2ilO
デイビットの名前が元スレで出たときから印象に残ってた
キャラも頼りがいのある感じで好きです
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 18:25:11.72 ID:5yC4jWyV0
臓腑屋さんのキャラは驚いたけど納得
264 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:36:06.37 ID:9jvrr11+O
再開します
感想ありがとうございます。励みになります
265 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:36:48.55 ID:9jvrr11+O
キーンコーンカーンコーン!
『えー、夜の10時をお知らせします!』
『それではいい夢を、お休みなさい……』
瀬川「ふぁ……お休み……」
ベッドに倒れ、目を閉じる。頭の中には朝の言葉が響いていた
瀬川「……………………」
パーティー。皆でワイワイするのは好きだ
助けが来ないけど、今は………
…………今は?
瀬川「……いつ、来るんだろう」
まあいいや……そう考え直して、私の意識は消えていった
266 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:37:27.97 ID:9jvrr11+O
キーンコーンカーンコーン!
『えー、朝の8時をお知らせします!』
『オマエラ、今日も一日張り切っていきましょーう!』
『……それと、ボクからどうしても伝えたい事があるので……』
『至急、NEO才囚学園校舎前に集合してくださーい!』
瀬川「……また招集?」
せっかく、今日はパーティーなのに……
でも、サボッて難癖つけられるのも癪だから行くしかないか……
瀬川「……早く終わるといいなぁ」
267 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:38:10.05 ID:9jvrr11+O
――『才囚学園 校舎前』――
月神「……全員、揃ったわね?」
御影「えーと……多分!」
古河「多分じゃダメやろ! ちゃんと点呼確認せな!」
駆村「大丈夫だ。瀬川が来たから全員が来ているぞ」
……また私が最後かぁ。目覚まし時計でもかけてみようかな
竹田「んで? 俺らにいったい何の用だい、モノクマさんよお」
飛田「簡潔に、明瞭に、かつ、美しくまとめて話したまえ!」
モノクマ「……あのさあ。何でオマエラコロシアイしないの?」
モノクマ「こう、ハングリー精神が足りないんじゃない? 殺られたら殺り返す気概がないんじゃない?」
月神「……何を言っても、私達の気持ちは変わらないわ」
月神「私達の育んだ絆は、絶望だって乗り越えてみせる!」
月神「コロシアイなんかに、絶対に負けないわ!」
瀬川「月神さん!? それフラグ!?」
268 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:39:01.98 ID:9jvrr11+O
古河「せやせや! はよすっこんどれやダサグマ!」
照星「しゃー! 早くどっか行かないと自分がぶっ飛ばしちゃうっすよ!」
朝日「ふぁあ〜眠いよぉ〜」
吊井座「そ、そもそも……ひ、人を殺すなんて、出来る訳ないだろ……」
モノクマ「ん? 今、出来る訳ないって言ったよね?」
吊井座「ひっ!?」
モノクマ「頑張れ頑張れ出来る出来る絶対に出来る頑張れもっとやれるってやれるやれる気持ちの問題だってそこだ!」
モノクマ「つまり、オマエラに不足しているのは殺る気、凶器、そして一番肝心な動機なのです!」
デイビット「動機……かネ?」
御影「そ……そんなのいらないよ!」
御影「だって……いつかは、助けが来るはずなんだからさ!」
269 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:39:38.04 ID:9jvrr11+O
モノクマ「……いつか? うぷぷぷぷ」
モノクマ「そういえばもう5日も経ちましたが……助けは来そうですかね?」
そっか、もう5日……5日も!?
スグル「そ……それはっ!」
飛田「ハッハッハ! そんなもの、未だに手こずっているだけだろう!」
月乃「…………それ、かなりマズい状況」
陰陽寺「くだらない。救援なんて無くても自力で出てみせるさ」
臓腑屋「いざとなれば、拙者も全力をつくす所存でござる」
天地「そうだそうだー! 希望を持って前向きに進めば目的地に行けるんだ!」
モノクマ「うぷぷぷ……うぷぷぷぷぷ……」
モノクマ「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃっ!!」
瀬川「な……何がおかしいの?」
モノクマ「いやー可笑しいのなんの! 可笑しくって腹痛いわあ!」
モノクマ「それでは発表しちゃいます! 今明かされる衝撃の真実!」
270 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:47:40.44 ID:EAFiFFS3O
モノクマ「オマエラは、捨てられてしまいましたー!」
271 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:48:48.10 ID:EAFiFFS3O
瀬川「…………は?」
飛田「な、なな、何を、言って……?」
臓腑屋「す……捨てられた。とは……」
モノクマ「言葉通りの意味だよ。オマエラはね、友人から、家族から、世界中から……」
モノクマ「必要ないって、いらないって、ぽいって捨てられたんだよ!」
月神「そ……そんなの嘘よ!」
モノクマ「嘘じゃないよ! 誰も助けにこないのがその証拠じゃん!」
竹田「んな事言われてもよお……」
照星「そんなの、自分達からじゃ本当か嘘かわかんないっすよ!」
モノクマ「だったらコロシアイすればいいだろ!」
モノクマ「どうせゴミなんだし、死んだ所で悲しまれないだろうし……」
モノクマ「もしかしたら、邪魔物を排除した英雄扱いされるかもね!」
モノクマ「うぷぷぷぷぷぷ…………!」
272 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:50:35.80 ID:EAFiFFS3O
天地「……………………」
御影「は、ははは……何をバカな事を……」
月乃「…………理解不能」
デイビット「……これがその動機かネ?」
モノクマ「うぷぷっ、良いコロシアイ学園生活を!」
駆村「あっ、待て! ……クソッ!」
……捨てられた? 私達が?
捨てられたから助けは来ない。そう断言してモノクマは去っていった
残された私達は、全員顔が真っ青だ
……当然だよ。いきなり、自分が世界から見捨てられたなんて信じたくない
じゃあ……何で助けは来ないの……?
273 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:51:22.60 ID:EAFiFFS3O
朝日「……ねぇ、どうするぅ?」
朝日「こんな状況じゃあ、パーティーしてもつまらないと思うんだぁ」
吊井座「あ……当たり前だろ!? そんなのやってられるかよ……!!」
瀬川「確かに……そうだよね……」
瀬川「捨てられたって言われて……平気な人なんていないもん……」
照星「そ、そんな事言われたら……自分も悲しくなるっすよ……」
陰陽寺「…………ふん」
臓腑屋「士気を砕かれたのは事実でござるな……」
竹田「なら、今回のパーティーは計画倒れって事で中止にするか?」
竹田「どうなんだ、リーダー。アンタらの意見が今すぐに必要なんだ」
御影「そんなの決まってるよ! 計画は中止して……」
月神「いいえ、パーティーの計画は続行するわ」
274 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:52:06.45 ID:EAFiFFS3O
瀬川「……!?」
御影「えぇ!? なんでさ!?」
月神「パーティーの中止……それこそが、モノクマの狙いだからよ」
月神「モノクマは、私達に結託されると困るから、あんな事を言ったのよ」
デイビット「つまリ、あれは全てモノクマの虚言だト?」
月神「私はそう思うわ……皆は?」
天地「……そうだね! りぼんちゃんもあずにゃんに賛成するー!」
飛田「その気高き魂……実に、実にビューティフル!」
月神「なら! 皆でパーティーを続けましょう!」
古河「はぁ……こら、やらんとアカンな」
吊井座「わ、わかったよ……」
月乃「……仕方ない。賛成」
御影「まあ? ボクは最初から賛成してたけどね!」
古河「嘘つけや!」
……月神さんの一声で、皆が纏まった
ただ一つ、私の心に黒いモノを残して
月神「パーティーは今日の夜よ。絶対に成功させましょう!」
275 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 21:53:24.08 ID:EAFiFFS3O
瀬川「……月神さん。私も何か手伝える事があるなら手伝うよ?」
月神「瀬川さん……そうね。皆の様子を見てきて貰えるかしら?」
月神「動機の事もあるし……まだ、冷静になりきれていない人もいると思うの」
瀬川「そう。わかったよ」
どうやら私は必要とされていないらしい
かといってぼっちになるのも嫌だから、冷やかしに行ってこようかな
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 21:57:36.12 ID:U+hsHoyaO
デイビットと天地
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 22:02:18.60 ID:ovfpBB8N0
↑
278 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 22:21:54.71 ID:EAFiFFS3O
――『食堂』――
天地「でいびー! そっちにこれつけといて!」
デイビット「フーム……これの事かネ」
天地「そそ、それそれ! それは低い位置に付けといてね!」
天地「結構硬いから、落っこちたら頭怪我しちゃうもん!」
デイビット「でハ、このオーナメントは机の位置に取り付けよウ」
瀬川「へぇー、結構綺麗になってるね」
デイビット「清掃用具は倉庫に揃っていたからナ。数人でやればこんなものダ」
天地「ちさっちも何か飲む? 紅茶、緑茶、番茶、抹茶、何でもあるよ!」
1:お茶、入れられるの?
2:飾り付け手伝おうか?
3:自由安価
↓2
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 22:22:18.94 ID:ovfpBB8N0
1
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 22:28:33.25 ID:bG0vpLZDO
1
281 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 23:06:10.72 ID:EAFiFFS3O
瀬川「お茶、入れられるの?」
天地「もっちろん! こう見えて茶道に自信あるからね」
デイビット「ほウ。天地女史は見かけによらず多芸なのだナ」
天地「家庭教師だからね!」
瀬川「説得力がある様なない様な……」
天地「……はい! どーぞ!」
デイビット「これはこれハ……結構なお手前デ」
瀬川「……美味しい!」
天地「でしょでしょ!? りぼんちゃんは何でも出来るんだから!」
282 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 23:06:36.68 ID:EAFiFFS3O
【天地 りぼん 通信簿1】
瀬川「天地さんって家庭教師だよね?」
天地「そうだよ!」
瀬川「普段、どんな事教えてるの?」
天地「えっとね、勉強教えたりサッカーしたり料理したり!」
瀬川「レパートリー多いね!?」
家庭教師って、トライさんみたいなのを想像してたんだけど……
天地「りぼんちゃんはね、色々出来るんだ。だからそれを一緒にやるの!」
瀬川「……そこまでする?」
天地「する!」
『通信簿が解放されました』
『家庭教師として、様々な技能を習得している天地
いくら教師とはいえ、そこまでするかと疑問に思う瀬川だった』
283 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/03(金) 23:07:49.80 ID:EAFiFFS3O
本日ここまで
いつも少なくてすみません
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 23:19:04.42 ID:HswaIpqbo
おつです
「捨てられた」か、果たして今作はどんな世界観なのか
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/03(金) 23:24:40.18 ID:xjZWaBkP0
くっさ
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 07:48:06.26 ID:ipF3Yskz0
乙
この動機でどんな事件が起こるか
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 21:12:50.39 ID:+ZH0+jEp0
おつ
何人か刺さりそうな人はいるけどはてさて
288 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 21:32:48.31 ID:h3LrWCMVO
再開します
289 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 21:33:30.89 ID:h3LrWCMVO
……一服も終えたし、散策再開
パーティーには出し物をする人もいるみたいだし……
それっぽい人に話してもいいかもね
瀬川「……まあ、しない人もいるけどね」
これと言って何も出来ない、私みたいに
【自由行動 開始】
【誰と話しますか?】
↓2(二名まで)
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 21:58:08.92 ID:i+7Ib8U6o
朝日と照星
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:00:45.41 ID:j9kbweqI0
朝日 月乃
292 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:17:56.29 ID:h3LrWCMVO
――『倉庫』――
月乃「…………辞世の句は?」
朝日「や、止めてよぉ月乃ちゃん……私は何もしてないよぉ」
月乃「……黙れ、恥晒し」
瀬川「ちょ、ちょっと……何してるの?」
倉庫には色々なものがある。飾りつけのオーナメントとかもそうだね
そんな色々ある倉庫の一角で……とんでもない兄妹喧嘩が勃発していた
月乃「……千早希。こいつは今、倉庫から薬品を持ち出そうとしていた」
瀬川「や、薬品!?」
それって、毒薬とか……!?
朝日「誤解だよぉ。私が取ったのはビタミン剤だってばぁ」
見せてきたのは確かにビタミン剤のラベル。いや、中身を入れ換えたのかも……
月乃「……怪しい行動は控えて貰う。それは没収」
朝日「あぁん。いけずぅ」
1:でも、どうしてビタミン剤なんか……
2:なんだか、姉と妹みたいね
3:自由安価
↓2
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:25:30.57 ID:DIK/YYbDO
3 今ここでそのビタミン剤飲んでみて
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:35:02.66 ID:i+7Ib8U6o
上で
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 22:36:32.01 ID:j9kbweqI0
1
296 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:57:47.24 ID:h3LrWCMVO
瀬川「だったらさ……そのビタミン剤、飲んでみてよ」
月乃「……………………!?」
朝日「……どうしてぇ? 月乃ちゃんに没収されちゃうのにぃ」
瀬川「中身が普通のビタミン剤なら問題ないでしょ?」
瀬川「本当にビタミン剤なら、簡単に飲めるはず……だよね」
朝日「……………………」
朝日君の目は、まるでチョコレートをドロドロに溶かしたみたいに輝いている
粘性のある液体の様な、鈍く、妖しい光を放っていた
朝日「……わかったぁ、いいよぉ」
ビタミン剤を幾つか手に取る。そのまま口の中に運び、飲み込んだ
朝日「……ほらぁ、何ともないよぉ」
月乃「……でも、没収」
朝日「ふぇぇ。酷いよう月乃ちゃあん」
瀬川「ま、まあよかった……ね?」
とにかく、これは本当にただのビタミン剤だったみたいね
でも……何だったんだろう。気のせい……でいいのかな?
297 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:58:23.93 ID:h3LrWCMVO
【御伽 朝日 通信簿2】
瀬川「ねぇ、どうして女装してるの?」
瀬川「妹もいるのに、女の子の格好するなんて……」
朝日「あは。だってぇ、女の子の方が得なんだもぉん」
瀬川「と、得?」
昨今は女尊男卑が叫ばれる位に男の肩身が狭いって色んなサークルの人から……
って、そういう事じゃないよね。流石に
朝日「女の子だと色々な人からちやほやされるしぃ、話題性も大きいんだよぉ」
朝日「それにぃ、男の子の方が可愛いと思うんだよねぇ」
瀬川「そ、そう……」
何て言うか、この人結構したたかね……
『通信簿が解放されました』
『朝日が女装している理由は、そちらの方が得をするから
月乃とよく似たルックスを利用する等のしたたかな性格』
298 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:59:01.75 ID:h3LrWCMVO
瀬川「……そろそろかな?」
パーティーの時刻は夕暮れ時。日が落ちて涼しくなるタイミングだ
そこから夜時間まで、食堂で皆とお茶し合うのが今日のパーティー
中には、何かしらの一発芸をする人や、お手製の料理を振る舞う人もいるみたい
私は……まあ、この姿が一つの芸みたいなものだし
それに、パーティーは全員参加。私にも参加する権利があるんだ
瀬川「……よし!」
……どうしてパーティーに行くのに気合いを入れる必要があるんだろう
そんな自分に苦笑しながら、食堂へと足を進めていった
299 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 22:59:45.60 ID:h3LrWCMVO
――『食堂』――
御影「えー……本日はお日柄もよく……」
月乃「…………つまらない。凡人並」
竹田「もっとこう……無かったのか?」
陰陽寺「僕はもう帰るぞ」
御影「うるさいな! 開会の挨拶くらいボクの好きにやらせてよ!」
スグル「あはは……」
天地「皆ー! ここにりぼんちゃんが淹れたコーヒーがあるから……」
天地「一人一つずつ取っていってね!」
コーヒーかぁ……本当に飲んでもいいの?
駆村「色々あるな……一杯貰うか」
吊井座「さ、サンキュー……」
朝日「あは、毒とか入ってなぁい?」
臓腑屋「この状況下で入れるはずがあるまい。自白している様なものでござる」
……それもそっか。うん。大丈夫大丈夫
月神「それでは……スグル君の復帰と、私達のこれからの平和を願って!」
月神「かんぱーいっ!」
300 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:00:55.40 ID:h3LrWCMVO
瀬川「……うん。美味しい」
古河「思ったんやけど、スグルはブラックコーヒー飲めるんか?」
照星「ブラックコーヒーはオトナの味っすから、スグルんには刺激的っすよ〜」
スグル「の、飲めますよ! 僕だって黒いコーヒーくらいなら……」
デイビット「無理に飲む事はあるまイ。天地女史も多目に見るであろうヨ」
スグル「の、飲めますってば!」
天地さんの淹れたコーヒーは概ね好評。皆も口々に天地さんを誉めていた
かくいう私も、カップの中のコーヒーはもう無かったりする
駆村「御影、そろそろ始め……御影?」
臓腑屋「御影殿? ……御影殿!?」
御影「……………………」
301 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:02:48.55 ID:h3LrWCMVO
ガシャン!
302 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:05:18.48 ID:h3LrWCMVO
御影「マッズぅうぅううぅ!?!?」
月乃「は?」
スグル「ど、どうしたんですか?」
御影「何だよこのコーヒー! 滅茶苦茶マズいじゃんか!」
瀬川「ど……どういう事?」
天地「……ぷっ! あはははっ!」
天地「大当たりー! 一つだけこの缶のコーヒーだったんだ!」
吊井座「お、お、驚かせるなよ!?」
朝日「あは。びっくりしたぁ」
月神「え、えーと……兎に角、御影君は無事なのよね?」
月神「それじゃ、改めまして……乾杯!」
天地「かんぱーい!」
303 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:06:15.50 ID:h3LrWCMVO
瀬川「ふぅ……何しよっかな?」
机の一つ。用意されたお菓子を食べながら周りを確認する
食堂の一角では芸をしたり、料理に舌鼓を打つ人でごった返していた
一人でぽつんと立っているのは嫌だし、どこかに行ってみてもいいけど……
瀬川「……どこにしようかな」
1:あそこの料理、見た事無いな……
2:臓腑屋さんは軽業をするみたいね
3:何だか言い争ってるみたいだけど……
↓2
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:08:20.53 ID:DIK/YYbDO
3
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:12:34.90 ID:+ZH0+jEp0
2
306 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:32:11.33 ID:h3LrWCMVO
古河「臓腑屋、何しとんねん」
臓腑屋「まずは、このロープを椅子と椅子の間に結び……」
臓腑屋「そして、ここに皿と菜箸を用意したでござる」
臓腑屋「これにて準備は万端。それでは皆様、拙者の秘技をご覧あれ!」
ぴょんとロープの上に乗り、短い菜箸で皿を回す
ある時は飛びはね、ある時は一回転。皿は箸にくっついているみたいに離れない
まるで重力を感じさせないその動きに、私達は自然と目を奪われていた
臓腑屋「ふふん! 拙者の秘策の宴会芸は如何でござったかな?」
月神「……素晴らしいわ。臓腑屋さん!」
竹田「身軽な嬢ちゃんとは思っていたがここまでとはな」
飛田「な……なんたるホッピング! これは、オレもやらねばならぬ!」
ちなみに、飛田君はお皿を全て割ったので強制終了させられましたとさ
1:駆村君がモップを用意しだしたね
2:料理って結構用意されてるんだ
3:そう言えば、スグル君は……?
↓2
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:33:52.77 ID:DIK/YYbDO
1
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/04(土) 23:34:16.25 ID:zWzDwk/T0
3
309 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/04(土) 23:59:13.33 ID:h3LrWCMVO
スグル「んー……」
瀬川「スグル君は……あ、いたいた」
スグル「わわっ!? 瀬川さん!?」
びくっと身体を振るわせるスグル君
驚くスグル君の手元には、さっき配られたコップが……
瀬川「……もしかして、まだそのコーヒー飲んでた?」
スグル「うぅ……すみません。やっぱり僕は甘い方が……」
素直に甘いコーヒーがいいって言えばいいのに……
瀬川「……砂糖取ってきてあげよっか?」
スグル「……いいんですか?」
瀬川「遠慮しなくてもいいよ。スグル君は私が初めて会った子だし……」
瀬川「運命を感じるから……なんてね」
スグル「……ごめんなさい」
スティックシュガーを数本くすねて、スグル君に渡す
それをくるくるとかき混ぜて、ちびちびとコーヒーを飲み始めた
1:朝日君と月乃さんが喧嘩してる……
2:照星さん、今日は静かね
3:……この箱、何だろう?
↓2
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 00:02:13.36 ID:V/5tZ6lX0
3
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 00:04:05.77 ID:svDJHByy0
3
312 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/05(日) 00:17:37.05 ID:9ZxnL/tBO
瀬川「……そう言えば、これって何?」
いつの間にか机に置かれていた箱。正直怪しい……
照星「わかんねーっす。いっそここでご開帳するっすか?」
瀬川「えぇ……ビックリ箱かもしれないし照星さんが開けてよ……」
デイビット「なんの騒ぎかネ?」
天地「わ! なぁにその箱ー!」
駆村「いつの間に……とりあえず、俺が開けてみよう」
御影「だだだ、大丈夫!?」
駆村「時雄島では危険物処理の資格が無いと入学出来ないからな」
陰陽寺「どけ。僕が開ける」
どういう事なの、時雄島……そして陰陽寺さん、いたのね
陰陽寺「……これは、コピー紙?」
慎重に陰陽寺さんが取り出したのは、一枚の紙だった
そこに描かれていたのは……
月乃「……これは、あの時の?」
瀬川「完成してたんだ……吊井座君」
吊井座「お、お、おう……まあな」
陰陽寺「何故紛らわしいをした。言え」
吊井座「う、うるせえ! 俺のイラストを何処に仕舞おうが勝手だろ!?」
ただの照れ隠しだね。全くもう……
313 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/05(日) 00:19:14.72 ID:9ZxnL/tBO
本日ここまで
そろそろ事件までいけると思います
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 00:24:01.20 ID:knpy/vv1o
乙
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/05(日) 00:25:45.46 ID:V/5tZ6lX0
乙です
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:30:39.89 ID:g1WCJ1Tb0
女子17番・畠山和華(はたけやま・わか)
茶道部。女子文化部グループ。
お花・お茶が趣味のおしとやかなお嬢様。
自己主張をせず、相手の言う事を鵜呑みにしてしまいがち。
身長/153cm
愛称/和華、和華ちゃん
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★★☆
★☆☆☆☆
★★★★☆
★★☆☆☆
★☆☆☆☆
★☆☆☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
バスケットボール
kill:
なし
killed:
出雲淑仁(男子1番)
死亡話数:
30話
凶器:
ワルサーPPK
淑仁に想いを寄せている。
E=04エリアにて潜伏していたが、そこに淑仁がやってきた。そのことに喜びを感じたのも束の間、淑仁によって心臓・顔面を撃たれ死亡。<30話>
和華様ご退場です。始まる前に少し人気のあったこのコ、出番は一瞬でした(>_<)
わけがわからないまま・・・っていうのは、ある意味幸せなのかも。
何も知らないままだから。
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:31:42.33 ID:g1WCJ1Tb0
女子20番・山城このみ(やましろ・このみ)
部活は無所属。ギャルグループ。
派手な外見をしているが、内面は素朴で優しい。
鶴田香苗(女子15番)に憧れ、いつも後を追っている。
身長/151cm
愛称/このみ、このみサン、このみちゃん
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★☆☆☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
ヌンチャク
kill:
なし
killed:
鶴田香苗(女子15番)
死亡話数:
20話
凶器:
グロック17
山神弘也(男子17番)が好き。
A=07エリア(図書館)で藤野勝則(男子15番)に襲われる大谷純佳(女子5番)を救う。恋愛話で香苗の怒りを買い、頭部を撃たれ死亡。<第20話>
ぱっと出で即死キャラでした、が、好きな子でした。
普段は人に気を配ることのできる良い子です、書けませんでしたが。
このみちゃんにしてみれば、何で自分が死なないといけないか全くわかりませんね(汗
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:32:32.31 ID:g1WCJ1Tb0
女子5番・大谷純佳(おおたに・すみか)
部活は無所属。ギャルグループ。
いつもよく通る声で教室で騒いでいる。
ガラはやや悪いが、人と打ち解けやすい。
身長/157cm
愛称/純佳、純佳ちゃん、純佳サン
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★☆☆☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
★★★☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
金槌
kill:
なし
killed:
鶴田香苗(女子15番)
死亡話数:
39話
凶器:
グロック17
A=07エリア(図書館)にて潜伏していたが、藤野勝則(男子15番)と遭遇。告白されたが拒否したところ、勝則に襲われ左腕負傷。プライドを賭けて戦う事に。<19話>
↓
勝則にやられかけたが、香苗・山城このみ(女子20番)の乱入によって救われる。しかし、恋愛話から香苗がこのみを殺害。自身も殺されそうになったが逃げ出す。危ないところで野原惇子(女子16番)に救われた。<20話>
↓
A=03エリアで須藤大和(男子7番)・玖珂喬子(女子9番)に遭遇。喬子と皿探しをしていたが、勝則に再び襲われる。大和と惇子の乱入によって救われ、惇子と共に逃走。<32〜34話>
↓
E=02エリアに潜伏していたが、銃声が聞こえた。逃げようとしたが香苗に見つかり、頭部被弾により死亡。<39話>
わかるかと思いますが、ギャル組の中で1番好きな子でした。
実はもっと早くに退場のはずでしたが、ここまで延びました。
多分、あっちゃんが助けたところから運命が狂ったのかと(そこからかい)。
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:33:12.78 ID:g1WCJ1Tb0
女子14番・高谷貴瑛(たかや・きえ)
吹奏楽部。女子文化部グループ。
気が弱いが優しい性格の持ち主。
お兄ちゃんっ子で、兄・祐樹を誰よりも慕っている。
身長/154cm
愛称/貴瑛、貴瑛ちゃん
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★★☆
★★☆☆☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★☆☆☆☆
★★☆☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
煙幕弾
kill:
なし
killed:
鳳紫乃(女子6番)
死亡話数:
第76話
凶器:
グロック17
出発後、甲斐駿一(男子3番)・鳳紫乃(女子6番)に襲われるが、西谷克樹(男子13番)に助けられ、共に行動する。<13話>
↓
吉住徳馬(男子18番)を探している。同じく人探しをしている克樹と共に行動し続けることにする。<31話>
↓
F=06エリアで襲われている徳馬を発見、再会を果たす。<47話>
↓
C=03エリアで休息を取る。徳馬に告白され、返事をする。銃声が聞こえ、建物を飛び出した。E=02エリアで息絶えた克樹と、村主環(女子12番)・野原惇子(女子16番)を発見。錯乱するが、徳馬に押さえられ一応和解。言葉に異常アリ?<61・64話>
↓
徳馬の言葉で少しは落ち着いた模様だが、いまだ精神不安定。F=04エリアで逢坂珠尚(女子1番)に会う。背を向けた隙に攻撃を受け、逃げるが、数発被弾する。「少し眠らせて」と告げた徳馬を看取った。<70話>
↓
心神喪失となっていたところを、環・惇子に発見される。移動することになった矢先、鳳紫乃(女子6番)に頭部を撃たれ、死亡した。<76話>
高谷祐樹の妹・貴瑛ちゃんでした。元々そこまで目立たせる予定ではなかったので、この最期も予定していた通りなのです。
弱く優しい子なので、目の前で二度も仲間を失ったことには耐え切れませんでした。
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:33:52.79 ID:g1WCJ1Tb0
女子10番・河本李花子(こうもと・りかこ)
サッカー部。女子運動部グループ。
思った事は何でもずばっというキツい性格。
女子人気が高く、バレンタインに貰うチョコの量は男子をはるかに凌ぐ。
身長/163cm
愛称/李花子、李花子ちゃん、りっちゃん、リカ
特記/湧井慶樹(男子20番)とは犬猿の仲
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★☆☆
★★★★★
★★★★☆
★★★★☆
★★★☆☆
★★★★☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
おたま
kill:
なし
killed:
鶴田香苗(女子15番)
死亡話数:
38話
凶器:
グロック17
F=02エリアにて潜伏していたが、慶樹が甲斐駿一(男子3番)・鳳紫乃(女子6番)に襲われているのを発見、助けに行くが左足を負傷し、逆に慶樹に助けられた。<21話>
↓
慶樹と他愛ない話をしていたが、香苗に襲われる。慶樹を護るために逃げるが、香苗に背後から撃たれ、階段から転落。追いついた慶樹に本当の想いを伝え、息絶えた。<38話>
自分で書いてて、思った以上に好きになれた犬猿ペアの片割れでした。
割と後先考えずに行動し続けた子だと思います。
そういう子、わたしは好きです。
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:34:26.82 ID:g1WCJ1Tb0
女子22番・若狭恵麻(わかさ・えま)
バレーボール部アタッカー。小夜グループ。
面倒見がよく、誰にでも優しい。
成績はクラス1位。
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
シグ・ザウエルP226
kill:
なし
killed:
良元礼(男子16番)
死亡話数:
6話
凶器:
ベレッタM93R
出発後小夜グループと合流したが、礼に襲われる。必死に応戦するが、足・右胸部・頭に被弾、死亡。
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:34:59.78 ID:g1WCJ1Tb0
女子18番・向井あずさ(むかい・あずさ)
陸上部。小夜グループ。
クールできつい性格。
森秋乃(女子19番)とは幼馴染。
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
アーミーナイフ
kill:
なし
killed:
良元礼(男子16番)
死亡話数:
6話
凶器:
ベレッタM93R
出発後小夜グループと合流したが、礼に襲われる。左胸に被弾、死亡。
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:35:25.96 ID:g1WCJ1Tb0
ああ、どうして――
水色と朱色のグラデーションの空。
薄汚れた校舎の壁。
愛用していた錆びた非常階段。
一部が切り取られたように欠けた手摺。
そこから差し伸べられた手。
それらが遠ざかっていくのが、妙にゆっくりと感じられた。
大きな音。
後頭部に、背中に、走る衝撃。
全身を走る激痛。
悲鳴。
駆け寄る足音。
騒ぐ、いくつもの声。
ああ、落ちたのか。
そう自覚した時には、意識は朦朧としていた。
それでも、確実に、聞こえた。
声の主が誰かまでは、朦朧とした意識の中で判別することができなかったけれど。
「 」
どうして。
どうしてこんなことになってしまったのか。
わからない。
わからない。
ただ、これだけはわかる。
自分の考えは、間違っていたこと。
そして――
守護星は、偽りであったこと。
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:37:01.64 ID:g1WCJ1Tb0
女子2番・有馬怜江(ありま・さとえ)
卓球部。女子運動部グループ。
臆病で、1人でいることを嫌う。
特に志摩早智子(女子11番)になついている。
身長/146cm
愛称/怜江、怜江ちゃん
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★★☆
★★★☆☆
★☆☆☆☆
★★★☆☆
★☆☆☆☆
★☆☆☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
USSR マカロフ
kill:
なし
killed:
出雲淑仁(男子1番)
死亡話数:
49話
凶器:
ワルサーPPK
早智子に近づく人に殺意を抱く。
E=09エリアに潜伏していたが、出雲淑仁(男子1番)に発見される。早智子を探すために手を組むが、内心殺意を抱いている。<42話>
↓
D=04エリアで早智子・北王子馨(男子5番)に会う。発砲。2人に説得されていたが、その後ろから淑仁に撃たれ、胸部に被弾し死亡。<48〜49話>
中盤戦ラストを締める出来事の引き金となった怜江ちゃんでした。
ルール上2人が残るのは不可能だけど、そんなことは関係なく、ただ親友の側にいたかったという望みの結果が、こんなことに。書きにくい子でした。
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:37:54.54 ID:g1WCJ1Tb0
男子20番・脇連太郎(わき・れんたろう)
部活は無所属。不良グループ2。
将来の夢も希望もなく、ただ何となく生きている。
趣味はナンパ。
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★☆☆☆
★★★★☆
★★★☆☆
★★★☆☆
★★☆☆☆
★☆☆☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
小刀
kill:
なし
killed:
椎名貴音(女子8番)
死亡話数:
45話
凶器:
小刀
J=01エリアで貴音と遭遇。恐怖で錯乱していた為、貴音に襲い掛かる。もみ合いの末、首に小刀が刺さり失血死。
FC3書いていて初めて主観の話がなかったレン君。いいとこなし(汗
別に嫌いなわけじゃないんですけどね、スランプ・・・
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:38:37.34 ID:g1WCJ1Tb0
女子9番・駿河透子(するが・とうこ)
バスケ部キャプテン。女子運動部グループ。
女子委員長で、しっかりしていて正義感が強い。
誰とでも気兼ねなく話ができる。
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★★☆
★★★★★
★★★★★
★★★★☆
★★☆☆☆
★★★★★
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
ダーツの的
kill:
なし
killed:
新島恒彰(男子15番)
死亡話数:
61話
凶器:
ベレッタM92FS
真田勝(男子9番)に恋心を抱いている。
F=01エリアで吉原遼(女子20番)に襲われるが、勝に救われる。自分の為にクラスメイトを殺そうとする勝に怒り、今の状況をどうにかする方法を考えようと訴える。その時銃声が響いた。銃弾は透子の体に着弾し、勝に想いを告げて息を引き取った。
登場が1番最後になりました透子ちゃん。
話を進めるうえでの役割としては真田君を徹底的なジェノにする事でした。
襲われていなければもっと違う事になっていたんでしょうが・・・
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:39:09.53 ID:g1WCJ1Tb0
女子8番・椎名貴音(しいな・たかね)
陸上部短距離エース。100mは県歴代1位の記録を持つ。
お姉様グループ。プライドが高く、キツい性格。
稲田藤馬(男子4番)・斎藤穂高(男子8番)の所属するバンドのファン。
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★★★☆
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★☆☆
★★★★★
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
脇差
kill:
脇連太郎(男子20番)
killed:
吉原遼(女子20番)
死亡話数:
69話
凶器:
日本刀
穂高が好き?
J=01エリアで錯乱した連太郎と遭遇。もみ合いの末殺害してしまう。
E=07エリアで遼を発見するが、遼に襲われる。駆けつけた遠江敬子(女子12番)を庇い、首を刺され死亡。
この子も気の毒な子だったなァと思います。
敬子ちゃんは大人びていたので、この子の毒舌も受け流す事ができたんだと。
この子の話をあまりかけなかったのが・・・(泣)
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/05(日) 00:40:08.93 ID:g1WCJ1Tb0
男子1番・青山豪(あおやま・ごう)
サッカー部FW。男子運動部グループ。
いつでも努力を怠らない。
笠井咲也(男子5番)・工藤久尚(男子6番)と特に仲がいい。
能力値
知力:
体力:
精神力:
敏捷性:
攻撃性:
決断力:
★★☆☆☆
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
★★★☆☆
★★★☆☆
以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。
支給武器:
Cz75
kill:
なし
killed:
結城緋鶴(女子19番)
死亡話数:
14話
凶器:
アイスピック
咲也・久尚・設楽海斗(男子10番)に嫉妬心を感じていた。
サッカー選手になるために優勝する事を決意するが、突然緋鶴に首を刺され死亡。
努力家、無念の退場でした。。
やろうとした事はともかく、1つの事に全てを捧げられる人ってかっこいいですよね。
彼のイメージ、『ホイッスル!』の主人公が元だったりします。
329 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:45:36.21 ID:H45lKSZ+O
キーンコーンカーンコーン!
月乃「……もう、夜時間」
陰陽寺「終わりか。もういいだろう」
月神「そうね……それじゃあ、今夜はここでお開きにしましょう」
色々ひと悶着はあったけど……パーティーは、概ね成功したと思う
スグル君も嬉しそうだし……
スグル「み……皆さん、楽しいパーティーをありがとうございます!」
スグル「今後とも……どうか、宜しくお願いします!」
月神「ええ! よろしく、スグル君!」
朝日「でもでもぉ、パーティー楽しかったけどぉ、問題もあるよぉ?」
御影「も、問題? 問題って?」
朝日「この食堂……誰が片付けるのぉ?」
330 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:46:44.74 ID:H45lKSZ+O
駆村「……朝にやれば良くないか?」
照星「いや、後片付けはメチャ重要っすよ。駆村先輩」
照星「ベッドも使用済みのまま帰ったら女の子から減点されるっすよ?」
古河「その例えはどうなんや……まあウチも照星に賛成するわ」
片付けかぁ……それなら私にも出来るよね
竹田「なら、今片付ける奴を決めちまうか。誰かやるか?」
月神「私がやるわ。皆はもう……」
天地「ダメダメ! あずにゃんは今夜はゆっくり休んでよ」
天地「お片付けはりぼんちゃんがさくっとやっておくからね!」
月神「そう……? なら、お願いするわ」
竹田「なら一人は天地だ。後一人くらいは欲しいが」
臓腑屋「む、誰もやらぬなら拙者が……」
瀬川「ね、ねぇ、よかったら……」
スグル「……なら、僕がやります」
瀬川「……スグル君が?」
331 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:48:23.78 ID:H45lKSZ+O
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:48:54.00 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:49:19.98 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
334 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:49:34.66 ID:H45lKSZ+O
その日、懐かしい夢を見た
懐かしい、懐かしい……忌々しい夢を
――『???』――
『せんせー! コイツが皆のお金を盗みましたー!』
『ち、ちが……』
『ウソつきだ! 確かに机の中に入れてたじゃん!』
『ほ、本当に、わたしは……』
『じゃあ何で机の中に入ってたのよ!』
『『嘘つき! 嘘つき! 嘘つき!』』
『『嘘つき! 嘘つき! 嘘つき!』』
懐かしいなぁ。私が小学生の頃、学校のお金を盗って……
クラスの前で晒されて、皆の前で泣いた夢だ……
『うっ……ううっ……ううぁ……っ!』
『何とか言えよ! 泥棒のクセに!』
『卑怯者! ちゃんと謝りなさいよ!』
『ご……ごめ、ごめんな、さ……!』
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:49:54.37 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:50:21.75 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
337 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:50:28.61 ID:H45lKSZ+O
『その子は悪くないよ』
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:50:36.70 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:51:15.90 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:51:41.43 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
341 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:51:50.49 ID:H45lKSZ+O
瀬川「……っ! はぁ、はぁ……!」
瀬川「ふぅ……はぁ……夢……かぁ」
嫌な夢……あんなの、もう黒歴史として忘れていたかったのに……
どうして、楽しかったパーティーの後にあんな夢を見たんだろう……?
瀬川「まだ六時前じゃん……」
部屋の時計を確認してみたら、普段よりも早い時刻で目が覚めてたみたい
どうしよう。早起きしてもやる事は無いし、かといって二度寝する気分でも無い
瀬川「……よし、行こう」
いつも私が来るのは最後。たまには一番乗りで行くのも悪くはない、よね
掃除し終わった食堂で、ゆっくりくつろいでいよっかな
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:51:58.37 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:52:32.79 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
344 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:52:37.80 ID:H45lKSZ+O
臓腑屋「む、瀬川殿。今朝は早く起きたのでござるな」
吊井座「よ、よう……」
瀬川「あれ……二人とも、どうしたの?」
寄宿舎から出ていく途中、臓腑屋さんと吊井座君にばったり出会った
臓腑屋さんは何かを背負っているし…
吊井座君に至っては、何故か厚手の毛布をすっぽりと羽織っていた
臓腑屋「ふふ、スグル殿が眠りについていたので運んでいる所でござる」
瀬川「スグル君が?」
スグル「んぅ、むにゃ……」
確かに、スグル君はよく眠っていた。掃除に余程力を入れていたのかな?
瀬川「ふふ……可愛い……」
臓腑屋「……時に、瀬川殿はスグル殿の事をどう思っているのでござるか?」
瀬川「うぇ!? どう思っているか?」
どう思っているか。かぁ……うぅん、特に意識した事は無かったけど……
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:53:14.34 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
346 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:53:23.26 ID:H45lKSZ+O
瀬川「……弟、かな?」
友達と言うにはまだまだ付き合いが少ない。でも彼氏と言うには小さすぎるし……
臓腑屋「弟でござるか……確かに、生徒の中では一際幼げな雰囲気でござるな」
吊井座「ケッ、いいよな。スグルは皆から可愛がられてよ……」
瀬川「そう言う吊井座君は、何で不審者みたいな格好なの?」
毛布をすっぽりと被っている吊井座君。町にいたら、間違いなく職質されそう
吊井座「う、うるせぇな! 倉庫でジュースを被っちまったんだよ……!」
瀬川「ジュースを……それまたどうして」
吊井座「お、お、俺が聞きてえよ。どうせ天地の仕業だろ……」
あー……やりそう。そういうイタズラ好きそうだもん
瀬川「ま、水も滴るいい男。って事で」
吊井座「よくねぇよ! 近寄んな!」
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:53:28.72 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
348 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:54:05.89 ID:H45lKSZ+O
臓腑屋「それでは、御免。また後に食堂にて会おうでござる」
瀬川「そうそう……他にも人はいるの?」
吊井座「た、竹田……さん。と、陰陽寺にデイビットなら来てたぜ」
瀬川「あー……そう。ありがとう」
これまた微妙な……でも、何でか納得する面子ではある。年寄りくさい意味で
瀬川「うん……また、後でね」
吊井座「じゃ……じゃあ、な」
臓腑屋「では、これにて」
普段とは少し違う出来事。普段とは少し違う挨拶
たった少しの違和感が、見知らぬ非日常へと続いているなんて……
この時の私は、思いもしなかった
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:54:07.47 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/08/10(金) 22:54:49.77 ID:ruv7MpSL0
スグル「ここまでして貰ったのに……僕は何もしないなんて嫌なんです」
スグル「だから、お願いです! せめて後片付けくらい手伝わせて下さい!」
デイビット「ほウ。スグル氏が自発的に立候補するとはナ」
照星「男の子はそういうものなんす。不甲斐ない所は見せたくないんすよ」
古河「お前はスグルのなんなんや……」
瀬川「……ねえ、片付ける人も決まったんだしもう帰ってもいいよね?」
天地「うん! さあ帰った帰ったー!」
吊井座「お、押すんじゃねえよ……!」
朝日「あぁ〜れぇ〜」
月神「それじゃあ、頼むわね。二人共」
スグル「ま、任せてください!」
天地「うん! それじゃあ皆、また明日ここで会おうねー!」
ひと悶着は終わりまで続いたけど、これで本当の終わり
早く部屋に戻ろう。明日も、変わらない日常を過ごすために
……でも、私がこの非日常に、少し胸を踊らせている事には気づかなかった
351 :
◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]:2018/08/10(金) 22:55:08.59 ID:H45lKSZ+O
――『食堂』――
瀬川「おはよ。今日は珍しく、早く起きちゃった」
竹田「おう。おはようさん」
陰陽寺「……………………………………」
デイビット「ハ、good morning!」
食堂には、コーヒーやら緑茶やらを飲んでいる面々がいた
キチンと整理された食堂の床は、まるでピカピカに輝いているみたい
食堂の隅には、昨日のゴミを纏めたのかゴミ袋が大きく膨らんでいた
瀬川「あれ? 天地さんは?」
陰陽寺「知らない。一度部屋に戻ったんだろう」
そっか。でも、スグル君を放置して一人で帰るなんて案外薄情なんだね……
竹田「そうだ、瀬川の嬢ちゃん……」
竹田「昨日はよく眠れたかい?」
瀬川「え? はい……眠れましたけど」
竹田「そうか……ならいいけどよ」
いきなり何でそんな事を聞いているんだろ……セクハラ?
535.44 KB
Speed:0.3
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)