【二次創作】安価で進めるオリロンパ リミックス

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152 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/22(日) 22:38:17.35 ID:kwu+5m8HO

吊井座「たく、何でこんな目に……」

吊井座「あの……外国人の奴の頼みなんて断れば……」

瀬川「外国人……? デイビット君?」

吊井座「そ、そうだ! 早くしろよ!」

吊井座「何か、全員集めて会議するとかなんとか言ってた様な……」

瀬川「会議……?」

それってこれからの事について……かな。脱出が出来るならしてるだろうし

吊井座「と、とにかく俺はちゃんとお前に伝えたからな」

吊井座「食堂に来いよ……多分、もう集合してるんじゃねえかな」

瀬川「わかった。私も食堂に向かうよ」

瀬川「ねぇねぇ……せっかくだし、手を繋いで行ってみない?」

吊井座「!? ざ……ざっけんな!!」

足早に食堂に走っていく。吊井座君をからかうは面白いなぁ!


153 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/22(日) 22:39:07.01 ID:kwu+5m8HO
本日ここまで
次回は話し合いから
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:50:52.96 ID:SQYpyzxn0
乙でした
自分が供養した名前も今回の参加者の中にいたりする
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/24(火) 07:07:55.54 ID:kOAZ93iZO
はいエタ
156 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:31:39.83 ID:+4w8L0pSO
再開します
157 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:32:58.81 ID:+4w8L0pSO

瀬川「食堂はどっちだったかな……って、天地さん?」

天地「あ! ちさっちおっはよー! 元気ぃー? 起きろぉぉぉぉ!!」

うおぉと熱く気炎を巻き上げる天地さん

……正直、朝っぱらからこのキンキン声を聞くのは、結構頭に堪える

陰陽寺「五月蝿い奴だ……」

瀬川「あ、陰陽寺さん。おはよう」

陰陽寺「………………」

天地「まやっちー?」

陰陽寺「おはようございます。本日はお日柄もよく……」

瀬川「うわっ!? 凄く丁寧!?」

流石の陰陽寺さんも、天地さんには敵わないみたいだね……

天地「二人とも! 食堂へいくぞー!」

って、忘れてた! デイビット君が皆を呼んでたんだった!

瀬川「早くしないと……怒られる!」


158 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:33:55.22 ID:+4w8L0pSO

――『食堂』――



瀬川「ゴメン! 遅れた!」

月神「あら。おはよう、瀬川さん」

デイビット「ハ、ハ。そう急ぐことは無いだろウ」

臓腑屋「駆けつけ一杯。白湯でござる」

瀬川「あ、ありがと……」

ぬるま湯を喉に通すと、身体の芯が暖まる感覚に包み込まれる

一息ついた所で、デイビット君が皆に向けてゆっくりと話始めた

デイビット「諸君。我々は救援を待つ身だガ、必要なものがあル」

デイビット「それハ、我々が従うべき明確な立ち位置の人間……即ちリーダーダ」

瀬川「り……リーダー?」

159 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:34:37.37 ID:+4w8L0pSO

デイビット「そウ、我等は所詮烏合の衆であル。いつ瓦解するか分からなイ」

竹田「確かに、このままバラバラのまんまだといざって時に足並み揃わねえな」

吊井座「いっ……!? いい、い、いざって時ってなんだよ……!?」

臓腑屋「落ち着くでござる。何も拙者らが事を起こすとは限らぬ」

臓腑屋「病気や怪我等、予期せぬ出来事が起きた際……」

臓腑屋「明確な指示があれば、拙者らが的確に動けるのでござるよ」

そっか。確かにバラバラで動くより皆で動いた方が効率がいいよね

照星「なるほど! つまり自分達をリードしてくれる人っすね!」

月乃「……合理的。私は賛成」

駆村「俺も賛成だが……誰がその役割をやるんだ?」

デイビット「勿論ワタシ……と、言いたいのだガ」

瀬川「……が?」

デイビット「これはあくまで全員の指導者を決めるもの。全員の意見を聞こウ」

デイビット「自薦他薦は問わなイ。相応しい人間を指名してほしイ」

160 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:36:14.88 ID:+4w8L0pSO

古河「はーい。推薦やけど、ウチは天地がええと思うわ」

古河「教師なんやろ? なら纏めるのは得意なんやないか?」

天地「ひっじょーに残念だけど、りぼんちゃんは辞退しまーっす!」

天地「生徒の自主性を見守るのが先生なのです! 面倒だからじゃないからね」

駆村「竹田さんはどうだ? この中では最年長だ」

駆村「それに、貴方は確か、老舗の社長なんですよね?」

竹田「俺は別にいいが……お前ら、よくわかんねえオッサンに従いたいか?」

月乃「……微妙」

御影「ならボクが!」

飛田「却下だ」

御影「何でさ!?」

飛田「リーダーに最も重要な資質……それは、美しさに他ならない!」

飛田「つまり! オレこそがキミ達を率いるに相応しい存在であると……」

陰陽寺「黙れ。その海藻の様な服をなます切りにしてやろうか」

……リーダー決めは難航中。推薦しては断られ、立候補しては返り討ち

喧騒の中で、ふと、私の心の中に、ある願いが芽生え初めていた

161 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:37:48.40 ID:+4w8L0pSO



……もし、私がリーダーになったら



皆は、私の事をもっと見てくれるのかな



ここでリーダーとして頑張れば、きっと皆と仲良くなれる



もう、あんな私にはならない……!



瀬川「ねえ、皆……!」


162 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:38:41.60 ID:+4w8L0pSO









月神「なら……私が立候補するわ」


163 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:40:26.70 ID:+4w8L0pSO

瀬川「……ぇ?」

月神、さん……?

私と同時……いや、少し遅れて、月神さんが立候補した

朗々と、まるで政治家みたいに皆に語りかけている

月神「私は、一応アイドルグループのセンター……リーダーをしているの」

月神「だから、経験に関しては天地さんや竹田さんにも負けない自負はあるわ」

……確かに、月神さんはリーダーとしては相応しいかもしれない

………………けど

デイビット「フム……確かニ、リーダーとしては適任かもしれんナ」

月神「勿論、これは皆が決める事だから私の一存でどうこうは言えないわ」

月神「だから……皆の意見を聞かせて?」

そうだ、これは多数決。なら、まだ……

164 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:41:28.08 ID:+4w8L0pSO

古河「んー……ウチは賛成するわ」

陰陽寺「誰でもいい」

朝日「あはは。頼りにしてるねぇ?」

臓腑屋「拙者は仕える身故、票は避けておくでござる」

駆村「やる気もあるみたいだし……いいんじゃないか?」

吊井座「お、俺は、別に誰でも……」

照星「月神先輩なら安心っす!」

……皆は、どうやら月神さんをリーダーにしたいらしい

次々と、月神さんをリーダーに推す声が聞こえてくる

中には、どうでもいい。誰でもいいって声もあって……

既に、もう誰も真面目に議論なんてしていなかった


165 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:42:26.14 ID:+4w8L0pSO

月神「……瀬川さんは?」

瀬川「ふぇ!?」

月神「貴女はどうかしら……何か、意見はあるかしら?」

瀬川「私……は……」



今なら、言える……『私がリーダーをやりたい』って……

そうだ。ここでハッキリと言うんだ。私も、私が……



月神「……瀬川さん?」

瀬川「私は……月神さんに賛成だよ!」

瀬川「寧ろ、月神さんに任せたいって言うか……頼りにしてるね!」

デイビット「……でハ、満場一致で月神女史がリーダーでいいナ?」

月神「ありがとう……それと、私から一つ提案があるの」

月神「私の他にも、男子にもリーダーが欲しいわ……御影君、頼めるかしら?」

御影「ぼ、ボクが!? 何で!?」

月神「さっき、いち早く立候補してくれたじゃない。そのやる気を買ったのよ」

月神「イヤ……かな?」

御影「い、嫌なワケないよ! ボクが月神さんと並べるなんて……!」

月神「それじゃあ皆! これから、よろしくお願いします!」


166 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:43:51.40 ID:+4w8L0pSO

――『瀬川の個室』――



瀬川「………………」

こうして、リーダー決めはつつがなく終了した

大きな波乱も、白熱の議論も無く、トントン拍子で進んでいった

だから、何も問題はないんだ

だから、この胸の痛みは気のせいなんだ

瀬川「……気分悪い………」

頭が痛い……少し、外にいようかな……


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 21:49:23.30 ID:sJMuQ9Nz0
月神 デイビット
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 21:52:19.35 ID:/e4dfsCDO
月神
169 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 21:59:53.81 ID:+4w8L0pSO

――『食堂』――



月神「こんなものかしら……」

月神「……あら? 瀬川さん。どうしたの?」

瀬川「あ……ちょっと、お水を……ね」

嫌味な位爽やかな笑顔を、私だけに向けてくる

男の子……特に、彼女のファンにはこれ以上無い位のご褒美なのかもしれないけど

私には、ただただ私を嘲笑っている様にしか見えなかった

月神「今後のルールを考えていたの。ここでは規則が無いし……」

瀬川「あ……そう言えばそうだね」

こういうトコ、杜撰というか……

モノクマ「こらー! 今はまだ大目に見ているだけだからね!」

月神「きゃっ!?」

モノクマ「ちゃーんと全員揃ったら、改めて発表するよ! それまで自由な青春を謳歌してなさい!」

月神「なんだったのかしら……?」

瀬川「さあ……?」

二人で、校則について話し合った

どうしよう? 月神さんともう少し話してみようかな……

【会話を続けますか?】
 1:はい
 2:いいえ
 ↓2(1の場合、内容も含めて)

170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 22:09:41.96 ID:/e4dfsCDO
1 リーダーの仕事で自分も手伝えることはあるか?
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 22:12:13.05 ID:sJMuQ9Nz0
1実はあの時リーダーに立候補しようとしていたのを話す
無理なら↑
172 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 22:40:38.33 ID:+4w8L0pSO

選択:1



瀬川「…………」

少し、月神さんと話してみてわかった事がある

月神「やっぱり、夜間の行動は制限した方がいいのかしら……」

月神「皆が安心して過ごせる為に、少し厳しい方が丁度いいと思うの」

……月神さんは、私よりもリーダーに向いている。本当に皆の事を想っている

瀬川「……月神さん」

だから……この事は、話しておきたかった

月神「……? 何かしら?」

瀬川「実は……あの時、私もリーダーに立候補しようとしてたの」

月神「………………え?」

瀬川「でもね……皆が、月神さんがいいって言うから言い出しにくくて……」

瀬川「だから、何か……私にも、出来る事は無いかな……?」

瀬川「私も……何か、役に立ちたいんだ」

これは……せめてもの本心。その裏にあるキモチを隠して

173 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 22:41:20.94 ID:+4w8L0pSO

月神「……そう、だったの」

月神「ごめんなさい……私は、貴女の気持ちを踏みにじってしまったのね」

瀬川「い、いや! そんな大袈裟な……」

月神さんは、椅子から立ち上がってぺこりと頭を下げる

その姿も可愛らしいと思う位……彼女の姿は輝いていた

月神「そうね……なら、瀬川さんは皆の事を良く見ていて欲しいかな」

瀬川「皆の事を……?」

月神「リーダーの立場にいると、私に話しにくい事もあると思うの……」

月神「だから、悩んでいる人がいたら相談に乗ってあげてくれないかしら?」

月神「貴女はきっと、人の事を思いやれる人だと思うから……」

………………月神さん

瀬川「……わかった。頑張るよ」

月神「ありがとう……改めまして、これからもよろしくね。瀬川さん」

やっぱり……貴女は私の事を理解出来ない

私は、自分の事だけで精一杯だから……

【月神の親密度が上昇しました】

174 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 22:42:10.85 ID:+4w8L0pSO

【月神 梓  通信簿1】



瀬川「……月神さん? 何しているの?」

月神「あら、瀬川さん! 今、廊下の掃除をしているの」

手には箒、頭に三角巾をつけた月神さん

小学生の時の掃除の時間に、こんな格好をした覚えがある

瀬川「でも、掃除なんて家事の得意な臓腑屋さんにやらせれば良くない?」

月神「ダメよ。皆のリーダーになったんだもの、ちゃんと襟元を正さないとね」

月神「まずは風紀を正す所から始めようと思ったの。」

瀬川「……真面目なんだね。月神さん」


『通信簿が解放されました』
『リーダーとなった月神は、まずは自分で掃除をする事から始めた
 臓腑屋に押し付ければいいという提案にも、彼女は良しとしなかった』

175 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 22:42:36.38 ID:+4w8L0pSO

……月神さんがリーダーになった事は正解だと思う

なら、なんでこんなに辛いんだろう? 正しいなら問題無いのに……

……まだ日もあるし、外に出ていようかな


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二人まで)

176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 22:44:23.14 ID:sJMuQ9Nz0
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 22:48:19.08 ID:uaE7jNBd0
御影、デイビット
178 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:07:10.56 ID:+4w8L0pSO

――『1F 空き教室』――



御影「よっしゃあ! ボクもリーダーに選ばれたぜ!」

御影「しかも! あの! 月神さんと一緒! これはもう勝ち組だね!」

デイビット「落ち着きたまエ、焦りはミスを生ム、慎重に行動する事ガ……」

御影「またまたー、本当はデイビットクンも羨ましいだろ?」

御影「なんてったって、直々の指名だからね! やっぱりボクはツイてるよ!」

デイビット「……月神女史には相談しておくべきカ」

瀬川「何やってるの……」

教室の中で、いかに自分がツイているかを熱弁する御影君と……

呆れ気味に相づちを打つデイビット君が座っていた

御影君の自慢話を、デイビット君と一緒に呆れながら聞いた……

どうしよう? もう少し会話してみようかな……?

【どちらと会話しますか?】
 1:御影 直斗
 2:デイビット・クルーガー
 ↓2(内容も含めて)

179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:11:27.71 ID:uaE7jNBd0
2本当にリーダーにならなくて良かったのか?
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:13:55.14 ID:/e4dfsCDO
>>179
181 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:31:32.07 ID:+4w8L0pSO

2:デイビット・クルーガー



瀬川「……本当にリーダーにならなくて良かったの?」

御影君の話を無視して、デイビット君にそう問いかけてみる

確かに、月神さんはリーダーとしては適任の人材かもしれない

でも、デイビット君もリーダーに向いていない訳じゃないと思うけど……

デイビット「ハ、瀬川女史はそんな事を気にしていたのカ」

デイビット「生憎、ワタシはリーダーをやるつもりは無かっタ。目立つのは性に合わなイ」

瀬川「そう、なんだ……」

デイビット「それニ……ワタシよりもリーダーにどうしてもなりたかった御仁もいただろうしナ」

瀬川「……そうだね」

デイビット君の顔を直視出来ない。今、彼はどんな顔で私を見ているんだろう……

少ししか話していないのに心を見透かされる様な、そんな悪寒でいっぱいだった

【デイビットの親密度が上昇しました】


182 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:39:45.95 ID:+4w8L0pSO

【デイビット・クルーガー 通信簿1】



瀬川「あれ? デイビット君、何持っているの?」

デイビット「これカ……ニホンのコミックダ。図書室から拝借しタ」

デイビット君って漫画も読むんだ……少し意外

デイビット「ニホンのスクールにはサムライやシノビがいると聞いた」

デイビット「ワタシは最初、それは嘘だと思っていたが……」

デイビット「まさカ、この学園で出会えるとハ! ワタシの予想を遥かに超えていル!」

……臓腑屋さんと陰陽寺さんの事ね

デイビット「瀬川女史モ、随分と風変わりな服装をしているガ……何の理由が?」

瀬川「だ、だから! これはコスプレなんだってばー!」


『通信簿が解放されました』
『この学園に来て、今までの常識を撃ち壊されたデイビット
 しかし、瀬川のコスプレはあまり理解出来ていなかった』

183 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/24(火) 23:40:32.51 ID:+4w8L0pSO
本日はここまで
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 23:58:43.41 ID:+2ILPlQv0
エタスレにどの名前を採用したか書いといた方がいいと思う
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 00:40:43.24 ID:OLRfjRHO0
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 22:49:56.52 ID:dD7GtyALO
キャラのイメージってありますか?
187 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:21:24.32 ID:Xn9uqtIPO
再開します
>>184万一の事を考えて三章終了時に報告する予定です
>>186特に無いです。一章終了時までには決めておきます
188 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:24:00.24 ID:Xn9uqtIPO

キーンコーンカーンコーン!

『えー、夜の10時をお伝えします!』

『それではいい夢を、お休みなさい……』

瀬川「……リーダー、かぁ」

結局、私は月神さんには言えなかった

『リーダーを私に変わってよ』って

瀬川「でも、規則作るの面倒そうだったもんなぁ……」

……そう言えば、モノクマは言ってたっけ

全員揃えばって言ってたけど……足りないのは……

瀬川「……スグル君、大丈夫かな」

目の前でお腹を貫かれたスグル君。普通に考えたら即死だけど……

瀬川「……なんとかなるよね」

助かると思い込んで、私は目を閉じた……

189 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:25:07.17 ID:Xn9uqtIPO

キーンコーンカーンコーン!

『えー、朝の8時をお知らせします!』

『それと……オマエラに、特別なプレゼントを用意しました!』

『至急、NEO才囚学園校舎前に集合してくださーい!』

瀬川「プレゼント……?」

どうしよう。そんな事言われたら余計に行きたくなくなっちゃう

サボってもいいんだけど、皆が行ってると私は一人に……

瀬川「……行こっか」

どっち道、校舎前は必ず通るんだ。覚悟を決めよう……

190 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:25:52.63 ID:Xn9uqtIPO

――『校舎前』――



臓腑屋「む、瀬川殿!」

月神「おはよう。瀬川さん」

朝日「これで、全員揃ったねぇ」

校舎前には、既に全員揃っていた

……もしかして、皆って結構早起きな方?
瀬川「そうだ! プレゼントって?」

御影「ああ! それって、ボク達もまだ知らないんだよね……」

瀬川「伝説上の生き物かな?」

陰陽寺「は?」

デイビット「時々、瀬川女史の行動の意味がわからなくなるナ……」

駆村「……! 皆! 校舎の中から誰か出て来るぞ!」

吊井座「だ、だ、誰かっ、て……!?」

古河「アレって、まさか……!?」



スグル「……お久しぶりです、皆さん!」


191 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:30:31.24 ID:Xn9uqtIPO

照星「い……生きてたんっすか!?」

スグル「は……はい。お陰様で……」

竹田「待て待て……アレ食らって何でピンピンしてんだよ?」

スグル「いや……傷跡も、ほら……」

お腹を捲ったスグル君。確かに、大きなペケ字の絆創膏がくっついている

スグル「うぅ……くすぐったい……」

月乃「……それだけで済むの?」

臓腑屋「図太いでござるな……」

飛田「センスの無いものを身につけているのだ……致し方無し!」

臓腑屋「そういう問題でござるか!?」

月神「……何にせよ、貴方が生きていてくれて嬉しいわ。スグル君」

スグル「は……はい! 皆さん、お騒がせしました!」



モノクマ「こらーーーっ!!!」




192 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:34:35.09 ID:Xn9uqtIPO

天地「……うわ!」

モノクマ「ちょっと……出てきただけでそんな風に言わないでよ……」

モノクマ「ボクだって傷ついちゃうんだよ。心がブロークンしちゃうよ」

瀬川「おっと、心は硝子だよ……」

古河「なんやなんや! もうモノクマの用は済んだやろ!」

デイビット「貴様の言うプレゼントとはスグル氏の事では無いのカ?」

モノクマ「違うよ! それはオマケ!」

モノクマ「安いお菓子についてる食玩と同レベルだよ!」

竹田「本命じゃねえか」

モノクマ「まずは一つ! えい!」

ピピッ! と私達の電子生徒手帳が鳴る

見ると、新しい項目が追加されていた。そこに書かれていたのは……

193 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:37:20.40 ID:Xn9uqtIPO

『〜NEO才囚学園 校則〜』

NEO才囚学園での共同生活に期限はありません

学園内で殺人が起きた場合、全員参加による学級裁判が行われます

学級裁判で正しいクロが指摘できれば、殺人を犯したクロだけがおしおきされます

学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロ以外の生徒であるシロが全員おしおきされます

クロが勝利した場合は才囚学園から卒業し、外の世界に出ることができます

夜10時から朝8時までの「夜時間」は、食堂と体育館が封鎖されます

NEO才囚学園の学園長であるモノクマへの暴力は固く禁じられています

モノクマが殺人に関与する事はありません

「死体発見アナウンス」は3人以上の生徒が死体を発見すると流れます

才囚学園について調べるのは自由です。行動に制限は課せられません

モノクマの私物を破壊した場合は、如何なる都合であれ処罰の対象になります

なお、学園長の都合により校則は順次増えていく場合があります

194 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:38:11.09 ID:Xn9uqtIPO

瀬川「……校則?」

天地「うわーごちゃごちゃしてるー」

竹田「気になる単語が幾つかあるな……」

吊井座「お、おしおきとか……学級裁判ってなんなんだよ……」

モノクマ「まだ慌てる時間じゃない。その内わかるよ!」

朝日「ねぇねぇ、一つって事はぁ、まだ他にもあるのぉ?」

モノクマ「そのとーり! オマエラ、ボクに着いてきてくださーい!」

駆村「……嫌な予感しかしないんだが」

照星「自分メンドーっすから、先輩達に任せていいっすか?」

月神「ダメよ。皆で行きましょう」

月神「もしかしたら、本当にいいものかもしれないわよ?」

御影「本当かなぁ……」

正直、私だって行きたくはない

けど、本当にいいものの可能性も捨てきれない

疑問を抱きつつ、皆は揃ってモノクマに着いていった

195 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:39:12.82 ID:Xn9uqtIPO

――『ゲームセンター』――



モノクマ「じゃーん! どう?」

月乃「……これは?」

御影「よくゲーセンで見るやつだね……」

これは……アーケードゲームの筐体?

モノクマ「オマエラには一生をここで過ごして貰うので、娯楽は必須でしょ?」

モノクマ「なので、ボクセレクトで新たにゲームを入荷しましたー!」

モノクマ「構想十年の巨大力作! オマエラもドハマリ間違いなし!」

古河「タイトルはなんなんや?」

モノクマ「題名は……『ゲンキゼロ』!」

瀬川「パクリだ! すっごいグレーから離れたアウトなラインのパクリだ!」

しかも思いっきり最近のゲームじゃん!

モノクマ「パクリじゃないやい! 宣伝も兼ねたオマージュだやい!」

スグル「何の話ですか……?」

竹田「……で? そのなんとかってのはどんなゲームなんだ?」

196 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:41:02.08 ID:Xn9uqtIPO

モノクマ「どんなゲームか、ねえ……」

モノクマ「一言で言うと、死にます!」

吊井座「ひいっ!?」

瀬川「死ぬ……死にゲーって事?」

照星「まさかプレイヤーが死ぬってオチじゃないっすよね!?」

モノクマ「流石にそんな事はしないよ。死ぬのはあくまでゲームのキャラだけ」

陰陽寺「くだらん。僕は電子遊戯等興味も無い。帰らせて貰う」

モノクマ「うぷぷ……クリアした人には、外の世界の様子が見られるけど?」

陰陽寺「何?」

臓腑屋「成程……そうして拙者等にこれをやらせようという魂胆でござるな」

デイビット「だガ、我々は救援を待つ身ダ。随分と余裕そうだナ?」

モノクマ「余裕ねぇ。その言葉、そっくりオマエラに返上するよ」

モノクマ「それじゃあボクからのプレゼント、楽しんでね〜!」

ぴょいーんと飛び跳ね、何処かへ消えるモノクマ

……どっから出てきてどうやって消えるんだろう?

197 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:42:15.74 ID:Xn9uqtIPO

スグル「……えっと、どうします?」

御影「やってみようよ! せっかく新しいゲームなんだし!」

月乃「…………私は反対。罠かもしれない、何があるかもわからない」

竹田「そもそもよお、これってコインを投入して遊ぶタイプじゃねえか?」

瀬川「そうだね……ほら、ここに投入口があるし」

デイビット「コインが無けれバ、遊ぶ事が出来ないト?」

瀬川「うん……残念だけど……」

アーケードゲームをやれって言うなら、せめてコインくらい用意してくれても……

天地「あーっ! これじゃない!?」

古河「あるんかい!」

あるなら先に言ってよ!?

朝日「でもぉ、十六枚しか無いよぉ?」

駆村「それは……俺達が一人一回しか出来ないな」

つまり……ザンキは十六って事ね

瀬川「それじゃあ……私からしてみるね」

コインを一枚手に取り投入する。画面にセレクト画面が映る

出来るかわかんないけど……ノーコンティニューでクリアしてやる!


198 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 20:43:06.83 ID:Xn9uqtIPO

デスロードの代わりのゲームクリア判定

99か00でクリア。ミスしてもペナルティはありません

出席名簿順に下1〜16(連投推奨)
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:44:48.77 ID:B1TY6oNw0
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:46:34.90 ID:LR3jgMjDO
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:46:48.39 ID:B1TY6oNw0
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:47:24.01 ID:B1TY6oNw0
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:47:53.95 ID:B1TY6oNw0
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:48:06.52 ID:LR3jgMjDO
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:48:38.25 ID:BLhx1OY60
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:49:06.88 ID:BLhx1OY60
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:50:16.46 ID:LR3jgMjDO
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:52:04.11 ID:B1TY6oNw0
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:52:23.03 ID:LR3jgMjDO
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:52:34.79 ID:B1TY6oNw0
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:56:33.38 ID:B1TY6oNw0
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:56:42.27 ID:LR3jgMjDO
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:57:34.22 ID:LR3jgMjDO
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 20:58:48.72 ID:LR3jgMjDO
215 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 21:17:46.20 ID:Xn9uqtIPO

>全員失敗<

……と、意気込んでみたはいいものの

御影「なんだよこれ! 当たり判定おかしいだろ!?」

照星「あーもう! 何でこんな見にくい所から敵が出てくるんすか!」

竹田「ゲームバランスどうなってんだ。何で序盤の敵で9999ダメージなんか出せるんだよ……」

月乃「……クソゲー乙」

死にゲーどころか、クリアさせる気の無い無理ゲーだったというオチでした

瀬川「……もう皆プレイしたよね?」

机の上のコインはもうない。これで全員の残機が無くなったって事は……

朝日「このゲームはもうプレイ出来ないねぇ……」

デイビット「成程ナ。これがモノクマの余裕の理由だったカ」

月神「……これ以上、ここにいる理由は無いわね」

月神「皆は好きに行動して貰って構わないわ。今日も一日宜しく!」

……悔しいなあ。ゲームには自信があったんだけど


216 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 21:19:41.40 ID:Xn9uqtIPO

――『瀬川の個室』――

瀬川「あ〜! むしゃくしゃする!」

得意なゲームで、あれだけコテンパンにされるなんて!

最初は、皆が失敗してるからいいやって思ってたけど……

時間が経ってくると、なんか凄いイライラしてくる!

瀬川「……頭冷やしてこよう」

時間はたっぷりあるし……外で少し遊んでこようっと


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 21:26:20.35 ID:B1TY6oNw0
臓腑屋 駆村
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 21:29:50.51 ID:LR3jgMjDO
スグル 古河
219 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 21:49:11.75 ID:Xn9uqtIPO

――『倉庫』――


スグル「あっ……く、くすぐったい……!」

古河「我慢しぃや。これでちっとは格好よくなるやろ」

古河「……よし! これで完成や!」

スグル「あ、ありがとうございます!」

瀬川「……二人ともー、何してるの」

古河「丁度ええわ、ほれ、見てみい!」

スグル「あっ、瀬川さん! どうですか? 似合ってますか……?」

振り返ったスグル君は、いつもとは違う服を着ていた

普段とは違う雰囲気……恥じらう姿……

瀬川「尊い! 初々しさが尊いよぉ!」

スグル「と、尊い?」

古河「なんやよう分からんが……気に入ったんやないか?」

瀬川「最高だよ最高! ありがとう古河さん!」

スグル君のプチファッションショーを見学して過ごした……

どうしよう? もう少しどっちかと話してみようかな?

【どちらと話しますか?】
 1:神威 スグル
 2:古河 ゆめみ
 ↓2(内容も含めて)
220 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 23:45:53.71 ID:KgC2b9KCO
文字通りお話にならないので、今回は自動進行にします
221 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/28(土) 23:46:29.05 ID:KgC2b9KCO

……ふぅ、楽しかった

少しは気が晴れたかな……?

でも、まだ時間はあるし遊んでいよっと

【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 04:26:31.26 ID:xj5EF7eb0
陰陽寺、照星
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 06:30:37.88 ID:PLYr/o7e0
224 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 20:12:29.92 ID:HDvGOmaLO
20:30に再開します
コミュ方式は他スレの様に此方で選択肢用意した方がいいですか?
もしそっちの方がいいならば二章からはそうしますが
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:19:29.97 ID:2iceSCjd0
了解しました
選択肢+自由安価の方がいいです
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:21:59.86 ID:zua9UHODO
選択肢もあった方がいいかな
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:22:31.74 ID:zua9UHODO
選択肢があった方がいいかな
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:24:50.04 ID:zua9UHODO
すみません連投しました
229 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 20:31:04.76 ID:HDvGOmaLO

――『体育館』――


陰陽寺「………………」

照星「おーんーみょーうーじーせーんーぱーいー!」

照星「ずっと素振りばっかじゃつまんないっすよー! 固くて太い棒ならもっと握るモノが……」

陰陽寺「うるさいぞ。僕の邪魔をする者は誰であれ……」

陰陽寺「叩きのめしてやる」

照星「え……ちょ、竹刀こっちに向けるのは何でっすか……?」

瀬川「ストーップ! 周りの人がヒく様なハードな喧嘩はダメーっ!」

陰陽寺さんって、見た目に反して結構喧嘩っ早いよ!?

照星「あ、あざっす先輩……」

瀬川「もう。これからは陰陽寺さんには不用意に近づいちゃダメだよ?」

照星「にへへ……気を付けるっす!」

陰陽寺「僕は蛇か何かか?」


1:近づいたら噛む所とか……?
2:絶対に反省してないでしょ!
3:自由
 ↓2(内容も含めて)

230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:37:51.02 ID:2iceSCjd0
2
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 20:38:44.47 ID:zua9UHODO
1
232 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:03:44.13 ID:HDvGOmaLO

瀬川「近づいたら噛む所とか……?」

陰陽寺「……………………」

瀬川「そうやって人を睨む所とか……」

照星「にししっ! 陰陽寺先輩はすらりとしたスレンダーな体型っすもんね!」

陰陽寺「この体についてどうこう言われたくはない。これも自己研鑽の結果だ」

照星「だったら、自分のこのおっきな胸も自分の努力の賜物っす!」

瀬川「あーもう……下らない事してないで戻るわよ」

全く、隙あらばなんだから……

233 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:04:35.72 ID:HDvGOmaLO

【陰陽寺 魔矢  通信簿1】



瀬川「……よく飽きないよね。素振り」

陰陽寺「……………………」

瀬川「ずっと脇目も振らずにさ、私には出来ないよ」

陰陽寺「……………………」

私の会話に、ひゅんひゅんと風切り音だけが響く

こうしていると、壁と話している気分になってきて虚しい……

瀬川「でも意外だな。ヒーローよりも、剣道家の方が似あ……」

陰陽寺「…………うるさい」

瀬川「え?」

陰陽寺「気が逸れた。もう帰る」

どうしたんだろう? いきなり不機嫌になったけど……


『通信簿が解放されました』
『日課の様に、素振りを続ける陰陽寺
 瀬川が剣道家の様だと言うと、何故か不機嫌に去っていったが……?』

234 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:05:35.98 ID:HDvGOmaLO

キーンコーンカーンコーン!

『えー、夜の10時をお伝えします!』

『それではいい夢を、お休みなさい……』

瀬川「あっ……もうこんな時間!?」

遊び歩いてたら、いつの間にか夜時間になっちゃった……

早く寄宿舎に戻らないと、ね

「ちょっと待ったーーー!」

瀬川「ひゃあ!?」

いきなり大声を掛けられ、足が止まる

振り向いた先にいたのは……

瀬川「……天地さん?」

235 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:06:39.99 ID:HDvGOmaLO

――『寄宿舎 個室前』――

ぴんぽーん



『はーい、どちら様ですか?』

天地「ワレワレハ、ウチュウジンダ」

『その声は……天地さんですね。少しお待ちください』

スグル「お待たせしました……あれ、瀬川さんも一緒だったんですか?」

瀬川「あはは……まぁね」

スグル「それで……何か用ですか?」

瀬川「ああ、それはね……」

天地「なぁ……スケベしようや……」

スグル「えぇ!?」

瀬川「ちょっ、誤解を招く言い方は止めてよ!」

瀬川「私達は……ただ、スグル君の復帰祝いをしたいだけだよ」

スグル「…………復帰祝い?」

236 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:07:51.21 ID:HDvGOmaLO

天地「まあ、あくまで前夜祭みたいなものだけどね」

天地「一時間くらいでいいの! すぐっち、来てくれない!?」

スグル「そんな……此方こそありがとうございます!」

スグル「僕の為に用意してくれたのに、断るわけないじゃないですか!」

天地「ありがと! なら、もたもたせずに早速出発進行だ!」

瀬川「さあ早く着替えて! あんまり遅いと置いてっちゃうぞ?」

スグル「は、はい……? 瀬川さん、やけにテンションが……」

瀬川(…………あの件、本当なの?)

天地(マジマジだよー!)

本当だね……? ああ、早く行かないと!

237 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:11:37.57 ID:HDvGOmaLO

――『AVルーム』――



飛田「フッ……来たかね、スグル」

瀬川「あれ? 飛田君もいたんだ」

飛田「おお……! オレの溢れる美しさで呼び寄せてしまったのか!」

天地「そこら辺でウロウロしていたから頼んでおいたの」

飛田「美しきレディの頼みを無下に出来るだろうか? いや! 出来まい!」

要するに、雑用係ね

瀬川「ねえ、早く見ようよ! もう機材はセッティング済でしょ!?」

スグル「え? 見るって何をですか?」

瀬川「決まってるでしょ!? この、私の大好きなアニメ『マジカル☆サイバース』!」

瀬川「まさかこんな所で見れるなんて、感激だよ!」

238 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:12:16.71 ID:HDvGOmaLO

スグル「マジ……?」

飛田「な、何だと!? 何故、そのアニメがこんな辺鄙な学園に!?」

スグル「知ってるんですか? 皆さん」

瀬川「知ってるも何も、このジャケットを見てみてよ!」

瀬川「私の今着てる衣装は、このアニメのライバルキャラであるミライちゃんのものなんだよ!」

瀬川「このアニメはよくある魔法少女モノなんだけど……あっ、魔法少女モノって言うのはね、有り体に言うと……」

天地「皆ー! コーラ持ってきたよ!」

天地「はずっちにはお水ね。これ飲んで皆でアニメ観賞しよーよー!」

スグル「はい! 楽しみです!」

説明キャンセルされた……まあいいや

239 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:13:15.21 ID:HDvGOmaLO

『皆〜! ミライちゃんのぉ〜カワイイ姿でキュンキュンしてねぇ〜!』

スグル「……朝日さんみたいな人ですね」

飛田「可憐な乙女が媚びる姿というものはなんとも良きものだ」

感想がなんともゲスい

『ミライ!? どうして助けたの……!?』

『勘違いしないで。キズナを倒すのは私しかいないだけなんだから』

スグル「誰ですか……?」

瀬川「え? ミライちゃんだよ?」

スグル「この人がですか!?」

瀬川「そのギャップがイイんだよ! 変身ヒロインの魅力はね……」

天地「あ、エンディングだ。これで上映はおしまいでーす!」

飛田「オレは戻ろう。さらばだ! 良き夜を過ごしたまえ!」

240 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:14:00.20 ID:HDvGOmaLO

瀬川「……ねえ、天地さん」

天地「どったの? ちさっち」

瀬川「前夜祭とはいえ、アニメの観賞会はスグル君とは関係無いよね?」

天地「あはは! そうかなー?」

瀬川「もしかして、天地さん……」

天地「瀬川さん。私は先生だから、皆のやる事に口出しするつもりは無いの」

天地「だけど、相談事には乗れるから、困った事があるならいつでも言ってね」

天地「はい! 後片付けはりぼんちゃんがするから、ちさっちは帰ってよし!」

瀬川「……そう。おやすみ」

天地「おやすみー!」

……貴女の本心はわからない

けど、私の心が軽くなったのも確かだ

今日の思い出を胸に、私は眠りに落ちていった……


241 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:15:02.51 ID:HDvGOmaLO

キーンコーンカーンコーン!


『えー、朝の8時をお伝えします!』


『オマエラ、今日も一日張り切っていきましょーう!』


瀬川「……ふぁあ」


好きなアニメを見て、少し気分が落ち着いた気がする


早く皆の所に行こう。心配かけさせない為にもね

242 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:15:47.21 ID:HDvGOmaLO

瀬川「おはよう」

月神「おはよう。瀬川さん」

食堂にはもう皆が集まっていた

机の上には珍しく色んなものがある……

月神「今、スグル君の歓迎パーティーについて話してたのよ」

天地「ふふーん! りぼんちゃんが提案したんだよ!」

臓腑屋「拙者らは飾り付けの担当を行うのでござるよ」

駆村「俺は料理の担当だな。時雄島の郷土料理を沢山作るぞ!」

へぇ……皆色々考えてるのね

スグル「あの、本当にいいんですか?」

スグル「僕なんかの為に、皆さんでこんなに盛大なパーティーを……」

月神「当たり前じゃない。スグル君も、私達の大切な仲間なんだから」

月神「だから、申し訳無いと思うより、楽しんでくれる事が一番いいのよ」



243 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:16:33.60 ID:HDvGOmaLO

――『瀬川の個室』――

瀬川「パーティーかぁ……」

私は何の準備も担当していない。呼ばれていないからね

いつ頼まれてもいいように、部屋にいた方がいいとは思うけど……

暇だし、少しぶらついていよっと


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:21:32.19 ID:2iceSCjd0
竹田 臓腑屋
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:26:10.15 ID:zua9UHODO
吊井座 月乃
246 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 21:36:23.48 ID:HDvGOmaLO

――『中庭』――



月乃「……パーティー、楽しみ」

瀬川「そうね、スグル君も元気そうだし大団円ってやつ?」

外でペンを走らせている月乃さんと雑談する。楽しみな事に嘘は無いしね

……? 向こうから誰か来るみたい

吊井座「ゲッ……!? お、お前ら、何でここにいるんだよ!?」

瀬川「何でって……私達がここにいたら問題でもあるの?」

月乃「……そもそも、ここは立ち入り禁止でも貸し切りでもない」

吊井座「そそ、そういう意味じゃ……」

今、何かを後ろに隠したわね


1:力ずくで奪う
2:見せてもらう様にお願いする
3:自由
 ↓2

247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:41:35.39 ID:zua9UHODO
3何を隠したのか月乃と推理する
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 21:49:18.72 ID:2iceSCjd0
249 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 22:18:41.22 ID:HDvGOmaLO

瀬川「……………………」

吊井座「な、何だよ、何見てんだよ」

力ずくで奪ってもいいし、お願いしてみてもいい

けど、ここは……

瀬川「ねえ、何隠したと思う?」

月乃「……えっちな本」

吊井座「!?」

瀬川「でも外でそんな本読むのかな?」

月乃「……なら、千早希は何だと思う」

瀬川「えー、そうだなぁ……」

吊井座「クソ! お、俺が黙ってりゃ好き勝手言いやがって……!」

吊井座「そんなに見たけりゃ見せてやるよ……クソッ!」

瀬川「これって……イラストアプリ?」

吊井座「モノクマの奴にインストールさせたんだよ……」

吊井座「せっかく何か描こうと思って来たのに……邪魔しやがって……」

月乃「……それは申し訳無い」

瀬川「イラスト、楽しみにしてるね?」

吊井座「…………お、おう」

250 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 22:19:33.16 ID:HDvGOmaLO

【吊井座 小牧  通信簿1】 



吊井座「…………」

あ、吊井座君だ。何してるんだろ

瀬川「吊井座く……」

吊井座「!? おあぁっ!?」

吊井座「せせ、瀬川かよ……! 急に驚かせるなっつの……!」

瀬川「驚かせるって大袈裟な……」

吊井座「う、うるさいな……! 俺に構わないでくれよ……!」

瀬川「あっ、ちょ、どこいくの!?」

行っちゃった……そんな人をお化けみたいに扱わなくても……


『通信簿が解放されました』
『挙動不審で臆病な性格
 不意に話しかけただけで動転し、言葉に詰まってしまうほど』

251 : ◆Wd9XQcLkjx0n [saga]:2018/07/29(日) 22:21:56.50 ID:HDvGOmaLO

瀬川「イラスト楽しみだな〜」

神絵師のオリジナルイラストなんて、滅多に拝めないからね!

……まだ暇もあるし、遊んでいよう


【自由行動  開始】
【誰と話しますか?】
 ↓2(二名まで)

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