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マーマネ「教室に隠しカメラを仕掛けてみた」
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6 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 18:59:49.85 ID:6V/UQmvuO
サトシ「んー……ないなぁ……」ゴソゴソ
ピカチュウ「ピッカー」ゴソゴソ
スイレン「…………!あった!」
サトシ「え!?マジ?スイレン!」
スイレン「うん!教室のスミに落ちてた!」
マーマネ(え?そこって………)
リーリエ「何故こんな所に……」
カキ「サトシィ?」
サトシ「ハハハ……」
ロトム図鑑「まったくサトシは……」
マオ「サトシー!スイレンに感謝しなよ?」
サトシ「そ、そうだな!」
サトシ「サンキュー!スイレン!」ニッ
ピカチュウ「ピカー!」
スイレン「サトシの事ならお見通し!」ブイッ
アシマリ「アウ!」
サトシ「ははっ、スイレンには敵わないな?」
ピカチュウ「ピカー!」
マオ「スイレン……まるでサトシの奥さんみたいだね?」ニヤニヤ
リーリエ「ですね?」クスッ
スイレン(サトシの奥さん////)ボフン
ワイワイ
マーマネ「……………………」ウーン
ロトム図鑑「マーマネ、どうしたロト?」
マーマネ「………いや、ちょっと気になる事が……」
ロトム図鑑「?」
7 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 19:07:28.37 ID:6V/UQmvuO
放課後
スイレン「マーマネ。なんの用?」
アシマリ「アウ」
マーマネ「ごめんねスイレン。ちょっとスイレンに見てもらいたいものがあって」
スイレン「…………見てもらいたいもの?」
マーマネ「これなんだけど……」スッ
スイレン「パソコン?何かのアニメかドラマ??」
アシマリ「アウ」
マーマネ「……………………」ピッ
ジジ……
スイレン『……………』キョロキョロ
スイレン「!?」ビクッ
スイレン「こ、これって………」タラッ
マーマネ「…………昨日の放課後の映像だよ」
8 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 19:15:15.30 ID:6V/UQmvuO
スイレン『………』ゴソゴソ
マーマネ「……………これさ、昨日見たときは気にしなかったけど、スイレンが漁ってるのサトシのロッカーだよね?」
スイレン「こ、こんなの知らな………」アセアセ
〜♪
マーマネ「……今日の笛のテストの練習かな?スイレンはがんばり屋さんだね」
トゲデマル「マリュ」
スイレン「………か、隠し撮りなんて!マーマネの変態!最低!」
アシマリ「アウ!」
マーマネ「変態かぁ………」
オイシイ……スゴクオイシイ……
マーマネ「…………そんなに美味しいの?」
マーマネ「サトシの笛」
スイレン「」ビクッ
アシマリ「アウ……」
9 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 19:26:10.10 ID:6V/UQmvuO
スイレン「ち、ちが……私、変態じゃ……」ウルッ
スイレン『…………えーっと、笛はこの教室のスミに置いて……』
マーマネ「…………昨日の映像はここで終わってるよスイレン」パタン
スイレン「…………………」
マーマネ「なんでロッカーに返さなかったんだろ?って昨日は不思議だったけどさ?」
マーマネ「…………ひょっとしてさぁスイレン。サトシが笛をなくした事にして、自分が見つけてサトシにいい所を見せ……」
スイレン「うぅ……」グスッ
マーマネ「へ?スイレン?」
スイレン「うわぁーーーん!」ビエーン
マーマネ「」ビクッ
アシマリ「アウ!?」
マーマネ「あわわわ…ちょ、ちょっとスイレ……」
スイレン「お、お願いマーマネ……サトシには言わないで……」グスッ
マーマネ「え?」
スイレン「わ、わだじ……!サトシに嫌われちゃぅ……!ヒッグ……」グスッ
アシマリ「アウアウ」ポンッ
マーマネ「えっと……その………」アセアセ
トゲデマル「マリュ……」
スイレン「うぅ……!グスッ…サトシィ……」グスッ
マーマネ「……えーと……」
トゲデマル「マリュ」
10 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 19:33:52.36 ID:6V/UQmvuO
夜
マーマネのラボ
マーマネ「僕はただ真実を確かめてサトシに謝って貰おうと思ったらだけなのに……」
マーマネ「スイレン……あんなに泣いちゃうなんて……なんか罪悪感だよ……」ハァ
トゲデマル「マリュゥ……」
マーマネ「…………うわぁ…カメラの映像見返したらスイレン、結構サトシの物を……」ピッピッ
トゲデマル「マリュ……」
マーマネ「……でもスイレンもこれに懲りたら……」ピッピッ
キョウモツカレタネーアママイコ アマー
マーマネ「…………ん?」ピッ
マオ『……誰もいないよね……?』キョロキョロ
アママイコ『アマ』
マーマネ「………マオとアママイコ……?」
トゲデマル「マリュ?」
11 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 20:02:33.60 ID:6V/UQmvuO
マオ『………さてと』スルッ
パサッ
マーマネ「!?」
マーマネ「ま、マオ……何で服を脱いで////」ドキドキ
トゲデマル「マリュ////」ポッ
マオ『……………放課後誰もいない教室………そして生まれたままの姿の私……』ゴロン
マオ『キモチイイ…』フゥ
アママイコ『アマ』
マーマネ「!!????」ドキドキドキ
マオ『アママイコ…今の私に遮るものは何もないんだよ……』
マオ『………これが…自由…』フッ
アママイコ『アマ!』
マーマネ(マオ……裸で……ま、まかさマオに露出趣味があったなんて……)ドキドキ
マオ『フリーダム!フリーダムだよアママイコ!私は王様だー!』ゴロンゴロン
アママイコ『アマー!』ゴロンゴロン
マーマネ(マオ……ストレスでも溜まってるのかな……?)ドキドキ
トゲデマル「マリュゥ」
12 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 20:11:46.98 ID:6V/UQmvuO
翌日の放課後
マオ「マーマネー!見せたいものってなに?」
アママイコ「アマー?」
マーマネ「…………まぁ、これでも見てよマオ…」ピッ
マオ、アママイコ「?」
フリーダム!!フリーダムダヨアママイコ!!ワタシハオーサマダー アマー
マーマネ「…………………」パタン
マオ「」
アママイコ「アマー……」
マーマネ「…………あのさマオ。見ちゃったのは悪いと思ってるよ…でもさ?マオも女の子なんだし……」
マオ「………マーマネェ……!!」ワナワナ
アママイコ「アマー!」
マーマネ「!?」ビクッ
マーマネ「あ……いや、その……これはカメラの性能テストでたまたま……」アセアセ
マオ「お願い!誰にも言わないでよ!」
アママイコ「アマー!」
マーマネ「……………へ?」キョトン
マオ「何でもするから!!」
アママイコ「アマアマ!」
マーマネ「………なんでも……?」ピクッ
13 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 20:25:02.99 ID:6V/UQmvuO
更に翌日
サトシ「アローラー!」
ピカチュウ「ピカー!」
ロトム図鑑「ロトー」ヒュー
ワイワイ
サトシ「………ん?」
スイレン「………王様、暑くないですか?」パサパサ
マーマネ「んー?もう少し強く扇いでくれないかなスイレン?」
スイレン「………ご、ごめんなさい……」パサパサ
マオ「マー……王様ー……随分肩こってますねー?」モミモミ
マーマネ「まーね」
サトシ「………王様?なにやってんだあいつら?」
ピカチュウ「ピカー」
カキ「王様ごっこ……らしいぞ?」
サトシ「王様ごっこ?」
ピカチュウ「ピカー?」
マーマネ「あー……なんかアイス食べたくなってきちゃったなー……」チラッ
マーマネ「スイレン。買ってきてよ」
スイレン「」ビクッ
スイレン「で、でも王様……もうすぐ授業……」
マーマネ「大丈夫!スイレンの運動神経ならゼンリョクダッシュすれば間に合うよ!」
スイレン「で、でも……」
サトシ「………………」
サトシ「な、なぁマーマネ!スイレンも嫌がってるみたいだしさ?アイスなら放課後自分で買いに行けばいいじゃん?」
ピカチュウ「ピカー」
スイレン「サトシ……」キュン
マーマネ「…………………」
14 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 20:40:45.31 ID:6V/UQmvuO
マーマネ「………嫌なの?スイレン」
スイレン「えっと……その……」オロオロ
サトシ「そんな変な遊びしてないでさ?もっと違う……」
マーマネ「ねぇサトシ」
サトシ「ん?」
マーマネ「例えば……例えばだけどね?サトシを大好きな女の子がいるとするでしょ?」
サトシ「お、おう?」
スイレン「」ドキドキ
マーマネ「………その子がさぁ?もしも…もしもだけど……」
サトシ「?」
スイレン「………………」
マーマネ「隠れて………サトシの笛をペロペロしてたり、サトシのはいてた靴の臭いをクンクンしてたりしてたらどうする?」ニヤッ
スイレン「」ビクッ
サトシ「は?なんだそれ?」
ピカチュウ「ピカ?」
マーマネ「いや、サトシ的にはどうかなーって?」
サトシ「………うーん………そうだなー?…俺を大好きなのは嬉しいけど……」
スイレン(サトシ……!)ドキドキ
サトシ「………そういうのはちょっと気持ち悪いなー……」
マーマネ「だよねー?」ニヤニヤ
スイレン「」ガクッ
リーリエ「スイレン……?」
スイレン「………私、アイス買ってくる…」トボトボ
アシマリ「アウ」スタスタ
サトシ「え!?スイレン!?」
ピカチュウ「ピカー!」
15 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 20:52:12.28 ID:6V/UQmvuO
マオ「………マーマネ……!何が王様よ!いい加減に……」ギリリ
マーマネ「カキー!例えばだけどね?誰もいない教室で裸で転げ回る女の子がいたらどうする?」
マオ「」ビクッ
カキ「なんだそりゃ?変態だな。頭おかしいよ、関わり合いにもなりたくないな」
マーマネ「だよねー?」チラッ
マオ「………………」ガクッ
アママイコ「アマ」ポンッ
カキ「?」
リーリエ「………………」
マーマネ(ふふふ……王様かー……最初はすぐやめるつもりだったけど……気分いいな…)
マーマネ(クセになりそう…)キュンキュン
トゲデマル「マリュ」
サトシ、カキ「?」
リーリエ「………………」
マーマネ「さてと、マオ!手が止まってるよ?」
マオ「ご、ごめん王様………」
リーリエ「………いい加減にしてくださいマーマネ!」
シロン「コン!」
マーマネ「!」
16 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 21:04:38.51 ID:6V/UQmvuO
マオ「リーリエ………」
リーリエ「何が王様ですか!論理的結論から言いますと、おかしいです!おかしすぎます!」
シロン「コーン!」
マーマネ「…………おかしい?なにが?」
リーリエ「マオとスイレンは友達ですよ?それを召し使いのように……」
サトシ「そ、そうだぞー!」
ピカチュウ「ピカー!」
カキ「なぁマーマネ。お前はそんな変な遊びをするような奴じゃなかったろ?何かあったのか?」
マオ「みんな……」
マーマネ「…………………」
トゲデマル「マリュゥ」
リーリエ「マオもスイレンも無理矢理マーマネに付き合わされているような気がします!何があったかはわかりませんが、即刻やめて……」
マーマネ「………いやなの?マオ」チラッ
マオ「え、えと………」
リーリエ「マオ!嫌ならハッキリ嫌だと………」
カーンカンカカカン
全員「!」
ロトム図鑑「どうやらチャイムロトね」
マーマネ「…………さ、授業の準備しよっか」
リーリエ「マーマネ………」
マオ「………………」
カキ「マオ、マーマネと何かあったのか?」ヒソッ
マオ「…………別になにも………」
カキ「?」
17 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 21:16:48.24 ID:6V/UQmvuO
リーリエ「マーマネ!今後このような遊びを見かけたら……」
マーマネ「…………………」
マーマネ(うーん……これからマーマネ王国を創るにあたって…召し使い(マオとスイレン)は確保できた…)
マーマネ「あとは……」チラッ
リーリエ「マーマネ!私の話を聞いているんですか!?」ガミガミ
シロン「コン!」
マーマネ(………次はお姫様をお迎えしなきゃね?)ニヤッ
リーリエ「………………?」
ロトム図鑑(これは何かあるロト……)
トゲデマル「マリュ」
サトシ「そういえばスイレン戻ってこないな?」
ピカチュウ「ピカ」
その頃
コジロウ「悪いなー、今日は暑いから期間限定アイスハニーミツドーナツは売り切れなんだ」
ニャース「にゃーの企画が大当たりだったにゃ!商売繁盛にゃ!」
ムサシ「そういう訳だから帰んなさい。授業始まるわよ?」
ソーナンス「ソーナンス!」
スイレン「」
アシマリ「アウ」ポンッ
18 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 21:49:43.20 ID:6V/UQmvuO
放課後
教室
マーマネ「………ない…ない……!」カタカタ
トゲデマル「マリュゥ」
マーマネ「うぅ………リーリエの弱味が映ってない!これじゃあリーリエをマーマネ王国のお姫様にしてあげられないよ!」カタカタ
マーマネ「………こうなったら少し危険だけど、リーリエの家にカメラを直接………」
ガタッ
マーマネ「」ビクッ
トゲデマル「マリュ?」
マーマネ「………だ、だれ……?」ドキドキ
「なるほどー」
ロトム図鑑「………怪しいと思ったら…そういう事だったロトね?マーマネ」
マーマネ「ロトム!?」ビクッ
トゲデマル「マリュ!?」
19 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 22:04:44.58 ID:6V/UQmvuO
マーマネ「な、なんでロトムが……?サトシと帰ったハズじゃあ……」
ロトム図鑑「………今朝のマーマネやマオ、スイレンの様子が怪しいと思ったので、ボクだけ残ったロト」
マーマネ「そ、そうなんだ……?でも残念だったね!今朝のアレは遊びで怪しい事なんて何も……」ハハハ
ロトム図鑑「………………マーマネ。アローラ探偵であるボクの目は欺けないロトよ?」チラッ
マーマネ「」ビクッ
ロトム図鑑「………なるほど、このカメラでマオやスイレンの弱味を握って子分にしてたロトね?」
マーマネ「……………………」
ロトム図鑑「………謎は全て解けたロト!早速サトシに報告………」
マーマネ「ま、待ってロトム!」
ロトム図鑑「………何ロトかマーマネ?ボクは今からサトシの所に……」
マーマネ「………さすがはロトム……アローラ1の探偵だね………?」ニコニコ
ロトム図鑑「………ロ?アローラ1の探偵……?」ピクッ
マーマネ「そうだよ!ロトムはアローラで一番の名探偵だよ!」ニコッ
ロトム図鑑「ぼ、ボクがアローラで一番の名探偵……」ドキドキ
マーマネ「でもサトシやみんなは酷いよね?そんな名探偵のロトムをへっぽこ探偵扱いするんだから…」グスッ
ロトム図鑑「………………ロー………」
マーマネ「でも安心してよロトム!ボクだけはロトムの凄さや名探偵っぷりを知ってるからさ!」ニコッ
ロトム図鑑「ロー……マーマネ………」
マーマネ「…………そんな名探偵ロトムにお願いがあるんだけどさぁ?」ニコニコ
ロトム図鑑「…………!名探偵であるボクに何でも任せロト!マーマネ!」
マーマネ「…………さっすが名探偵ロトムだね?」ニヤニヤ
トゲデマル「マリュゥ」コロコロ
20 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 22:53:37.09 ID:6V/UQmvuO
3日後
教室
リーリエ「………………なんの用ですか?マーマネ」
シロン「コン」
マーマネ「あっ!来てくれたんだねリーリエ!」ニコニコ
リーリエ「………マーマネ。私言いましたよね?マーマネが変な遊びをやめない限りはマーマネとはクチを聞きません、と」プンプン
マーマネ「…………」
リーリエ「…………それが…なんですか?やめるどころか最近は"マーマネ王国"なんて言う変な名前までつけてマオやスイレンを召し使いのように扱って」
マーマネ「…………」
リーリエ「………マオやスイレンがマーマネに大人しく従っている理由だってわかりません!私やカキやサトシが聞いても何も答えてくれませんですし………」
マーマネ「…………」
リーリエ「マーマネ!黙ってないで何か言ってください!……これは私の予想で、信じたくはありませんが…ひょっとしてマーマネがマオやスイレンの弱味を何か………」
マーマネ「………………ねぇリーリエ」
リーリエ「………?」
マーマネ「これ、見てよ」スッ
ジジ………
リーリエ『ふぅ……今日も1日つかれたねーシロン?』ノビー
シロン『コン!』
リーリエ「………こ、これは……」
リーリエ「私の部屋!?」
シロン「コン!?」
マーマネ「ふふふ」ニヤニヤ
トゲデマル「………………」
21 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 23:05:12.28 ID:6V/UQmvuO
リーリエ『…………今日もマーマネが変な遊びしてたね?シロン』
シロン『コーン……』
リーリエ『…………私が何か言ってもやめてくれないし………マーマネもマオもスイレンも……どうしちゃったんだろ?』
シロン『コン……』
リーリエ『…………早くみんな元通りになってほしいね?』ナデナデ
シロン『コン!』スリスリ
リーリエ『…………ふふっ、慰めてくれるんだね?シロン?』
シロン『コン!』
マーマネ「うーん…リーリエはそんなに僕たちの事を…」
マーマネ「やっぱりリーリエは優しいね?」ニコッ
リーリエ「………………」
リーリエ(こ、これはまさかあの時の………)ダラダラ
シロン「コ…………」
リーリエ『…………ふぅ………それにしても今日は暑いです………』パタパタ
シロン『コン』
リーリエ(……や、やはり……)ゴクリ
リーリエ「………あ、あのマーマネ!これ以上は………!!」
マーマネ「ん?どうしたのリーリエ?」ニヤッ
22 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 23:16:02.23 ID:6V/UQmvuO
リーリエ『…………それにしても…これだけ暑いと蒸れますねー…』
リーリエ『あーかゆい…』ボリボリ
シロン『コーン』
リーリエ「!!!???」
マーマネ「あらら……清楚でお上品なお嬢様のリーリエが大股開きでボリボリとそんな所をかいて……」アワワ
トゲデマル「マリュ」
リーリエ「」ガタッ
マーマネ「! まぁまぁリーリエ!落ち着いてよ!」
マーマネ「まだ続きもあるみたいだしさ?」ニコッ
リーリエ「……マーマネェ……!」キッ
シロン「グルァ!!」
リーリエ『…………』ホジホジ
リーリエ『…………あっ!見てシロン!でっけーのとれたよ?』ニコッ
シロン『コ…………』サーッ
マーマネ「本当だ!でっけーのとれたね?リーリエ!」
リーリエ『………………////』プルプル
リーリエ『…………』ジーッ
マーマネ「さぁ、リーリエはそのでっけーのを見つめてどうするのかな?」
リーリエ「……………………」
リーリエ『………………』
ヒョイッ
マーマネ「ゴーーールイン!!」
トゲデマル「マリュゥ」コロコロ
リーリエ「……………マーマネェ!!」ガタッ
シロン「グルァァァ!!」
23 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 23:25:57.93 ID:6V/UQmvuO
リーリエ「……謎は全て解けました!マオやスイレンもこうやってマーマネに脅されたのでですね!?」
マーマネ「……さぁ?」
リーリエ「許せません!少しお仕置きが必要みたいですね!シロン!」
シロン「コン!」
マーマネ「……ちなみに、データのバックアップは僕のラボに保存されてるから、今ここでパソコンを壊しても意味ないよ?」
リーリエ「!」
マーマネ「……リーリエ、王様である僕に手をあげる事はマーマネ王国の法律では重罪だよ?」
マーマネ「……ひょっとしたら……この映像がネットにバラ蒔かれちゃうかもね?」
リーリエ「………………いつの間に私の部屋にカメラなんて仕掛けて……」
マーマネ「……僕の王国には心強い参謀がいるからね?」パチン
リーリエ「………参謀?」
「お呼びロトかー?」ヒュー
ロトム図鑑「国王さま」
リーリエ「ロトム!?」
シロン「コン!?」
24 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/01(日) 23:43:28.23 ID:6V/UQmvuO
リーリエ「な、何故ロトムが!?」
ロトム図鑑「マーマネ国王からの依頼ロト」
ロトム図鑑「優秀なアローラ1の名探偵であるボクに王の片腕になってくれと」
マーマネ「そういう事!」
リーリエ「………ロトム…あなた自分が何をやっているかわかっているのですか………?」
リーリエ「………だいたい!サトシは何を……」
ロトム図鑑「サトシはボクと国王のクチから説得済みロト」
リーリエ「………え?」
マーマネ「大変だったよねー?これは単なる遊びだって説得するの!」
マーマネ「まぁでも……僕やロトム……マオやスイレンから説得したから納得してくれたよ!」
リーリエ「………"マオやスイレンにそう言わせた"の間違いですよね?」
マーマネ「…………………」
ロトム図鑑「カキは不信がってはいるけれど……サトシがああな以上、迂闊に動けないようロトね」
マーマネ「ロトムの作戦通りだね!さすがは王国の名参謀だよ!」
ロトム図鑑「ロー///」テレッ
リーリエ「………マーマネ。どうしちゃったんですか?マーマネはそんな人の弱味を握って脅すような人じゃ……」
マーマネ「リーリエ。一度味わってみなきゃわからない景色もあるんだよ」
リーリエ「………え?」
マーマネ「……安心してよリーリエ!リーリエはマオやスイレンと違って僕の駒使いじゃなくて、王国のお姫様にしてあげるからさ!」
リーリエ「…………お姫様………?」
ロトム図鑑「国王さま!早速王国に戻ってリーリエ姫の就任を祝うロト!」
マーマネ「だね!さ、マーマネ王国に行こうよ!リーリエ!シロン!」グイッ
トゲデマル「マリュ!」
リーリエ「………」
シロン「コン………」
25 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 00:02:06.61 ID:U3153mKOO
マーマネ王国(マーマネのラボ)
マーマネ「帰ったよー」ガチャッ
トゲデマル「マリュ」
マオ「お、お帰りなさいませ国王さま!」
アママイコ「アマー!」
マーマネ「マオ!今日はなんとねー?ビッグニュースがあるよー?」
マオ「…………ビッグニュース?」
マーマネ「……マーマネ王国にお姫様が誕生したんだよ!」
マオ「………お姫様?」
マーマネ「……入ってきて!」
リーリエ「……………」
シロン「コン……」
マオ「リーリエ………」
アママイコ「アマ……」
リーリエ「マオ…………」
マーマネ「なんとねー?リーリエは今日から王国のお姫様に……」
マオ(……そっか……リーリエもマーマネに何か弱味を握られて……)
リーリエ「…………」チラッ
リーリエ(確かマーマネはラボにデータのバックアップがあると言っていました……ならばこのラボのパソコンを潰せば……)
リーリエ「…………シロン!こごえるかぜ!」
シロン「コン!」ヒュオオ
マーマネ「!?」
マオ「リーリエ!」
「アシマリ!バブルこうせん!」
「アウ!」
ドカーン
リーリエ、シロン「!?」
26 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 00:18:12.70 ID:U3153mKOO
リーリエ「…………こごえるかぜが相殺された……?」
リーリエ「な、何故邪魔をするのですか!」
リーリエ「スイレン!アシマリ!」
スイレン「…………」
アシマリ「アウ」
マーマネ「よくやったね!軍隊長!5ポイントだよ」
スイレン「………ありがとうございます。国王さま」
リーリエ「…………軍隊長………?ポイント……?」
マオ「…………私たち、マーマネの役に立って100ポイント貯まったらデータを削除してくれる約束なんだよ……」
リーリエ「な…………」
マーマネ「……今時ムチだけの支配なんて流行んないんだよリーリエー」
リーリエ「…………どういう意味ですか?」
マーマネ「それにね?100ポイント貯まったら解放だけじゃなくて一つだけお願いを聞いてあげる約束なんだ。ね?ロトム」
ロトム図鑑「その通りロト」
リーリエ「お願い……?」
スイレン「………ロトム。今日の私の活躍、サトシに報告して」ヒソヒソ
ロトム図鑑「任せロト!」
ロトム図鑑「スイレンー!100ポイント貯まった暁にはスイレンはサトシの彼女ロトよー?」
スイレン「わ、私がサトシの……/////」ドキドキ
ロトム図鑑「………ボクの見たところ、サトシはスイレンの事を気にしている様子ロト。なのでボクが少し押せば……」
スイレン「……私、がんばる!」フンス
アシマリ「アウ!」
リーリエ「そんな……スイレン……」
マーマネ「スイレン!これからの活躍に期待してるよ!」
スイレン「うん!任せて!国王さま!」
リーリエ「…………目を覚ましてください!スイレン!」
スイレン「!」
27 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 00:32:23.14 ID:U3153mKOO
リーリエ「スイレンはそんな卑怯な方法でサトシの心を掴んで嬉しいんですか!?」
スイレン「………卑怯……?」
ロトム図鑑「スイレン。実はリーリエもサトシを狙っているロト。それで恋のライバルであるスイレンを……」ヒソヒソ
スイレン「…………な!?」
リーリエ「スイレンに何を吹き込んでいるんですかロトム!」
シロン「コン!」
スイレン「………リーリエ」
リーリエ「スイレン!ロトムが言っている事はデタラメです………!騙されないで………」
スイレン「………絶対に負けないから」ギロッ
リーリエ「…………な…!?」
マーマネ「……あー……大人気のアイスハニーミツドーナツが食べたいなぁ」
スイレン「任せて国王さま!私が買ってくる!」
スイレン「いこっ!アシマリ!」
アシマリ「アウ!」
タッタッタ
リーリエ「スイレン………」
マーマネ「いやぁ……あれだけ頑固で信念を貫くスイレンが……解放って言う安堵とご褒美をチラつかせればあれだよ」
リーリエ「…………」
マオ「リーリエ、データのバックアップ……実はロトムの中にも保存してあるみたいなんだよ」ヒソッ
リーリエ「!」
マオ「…………私たちは……マーマネが飽きるか100ポイント貯めるまでマーマネの機嫌をとるしか方法はないんだよ……」
リーリエ「…………………」
マーマネ「……で、リーリエ姫?さっきの攻撃だけど……あれはマーマネ王国の法律では重罪だよ?」
リーリエ「…………………」
リーリエ「…………すみません。国王さま…」
シロン「コン……」
マーマネ「うん!許すよ!」ニコッ
リーリエ「…………………」
トゲデマル「……………」コロコロ
28 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 21:33:59.65 ID:ZCnaVo4iO
数日後
サトシ「アローラー!」
ピカチュウ「ピッカー!」
ロトム図鑑「ロトー」
ワイワイ
サトシ「………ん?」
マオ「…………」モミモミ
マーマネ「姫〜!二人でさ、どっか散歩にでも行こうよ〜僕いい場所知ってるよ?」
リーリエ「結構です。国王さま」
シロン「コーン」
サトシ「………まだあの遊びやってんの?」
カキ「ああ」ハァ
カキ「………サトシは正直どう思う?」
サトシ「ん?どうって……まぁ、マオやスイレンやリーリエに聞いても遊びだって言うし……」
カキ「本音は?」
サトシ「………あまり楽しそうには見えないな」
カキ「だよな」ハァ
サトシ「でもさ、ククイ博士もマーマネやマオたちのママにも話してるみたいだぜ?」
カキ「そうなのか?」
サトシ「うん、でもマオたちは遊びだって言い張るらしいんだ」
カキ「…………………」
ロトム図鑑「サトシ!カキ!アレは王様ごっこロト!ボクが保証するロト!」
ロトム図鑑「それに……マオたちも嫌ならば嫌だとハッキリ言うハズロト!」
サトシ、カキ「…………………」
ピカチュウ「ピカー…」
29 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 21:48:10.84 ID:ZCnaVo4iO
マオ「…………」モミモミ
マーマネ「……ちょ、いたっ!力入れて揉みすぎだよマオ〜!」
マオ「あっ!ご、ごめん国王さま!」ビクッ
マーマネ「……あーあ、マオは本当に使えないなぁ…マイナス10ポイン……」
リーリエ「国王さま!私、やはり気が変わりました!お散歩に行きましょう!」ガタッ
マオ「!」
マーマネ「ほ、本当?姫!」キラキラ
リーリエ「はい!」ニコッ
マーマネ「やったー!それじゃあさ……この間いい場所を……」
ワイワイ
ピシャリ
サトシ「マーマネとリーリエ…出ていっちゃったな」
マオ「リーリエ……」
カキ「おいマオ!」
マオ「!」
サトシ「なぁ、やっぱり様子おかしいよな?何かあったんなら相談してくれよ!」
ピカチュウ「ピカー!」
マオ「…………………」チラッ
ロトム図鑑「…………………」
マオ「…………なんでもない」
サトシ「い、いや…何でもない訳……」
カキ「サトシ」ガシッ
サトシ「!」
カキ「何か理由がありそうなのはわかった。だが無理に言わすのはやめておこうぜ」
サトシ「………わ、わかった……」
「国王さま!」
サトシ、カキ、マオ「!」
スイレン「期間限定サイコソーダ買ってきた!ポイントちょうだい!」
アシマリ「アウ!」
サトシ、カキ、マオ「…………………」
スイレン「………え?何か重い空気………」
ピカチュウ「ピカ」ハァ
30 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 21:55:37.67 ID:ZCnaVo4iO
放課後
ウラウラ島
マーマネ「ねぇロトムー!僕王国でリーリエたちと遊びたいんだけど」
トゲデマル「マリュマリュ」
ロトム図鑑「国王さま。遊ぶならいつでもできるロト。それよりも今は新たな国民をゲットして権力を拡大するロト」
マーマネ「新たな国民?」
「〜♪」スタスタ
ロトム図鑑「見るロト国王……噂をすれば」スッ
マーマネ「?」
アセロラ「ミミた〜ん、サトシ今頃なにしてるかなー?」スタスタ
ミミたん「キュー」フワフワ
ロトム図鑑「さぁ国王……新たな国民をマーマネ王国に歓迎してあげるロト」ニヤッ
31 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 22:05:51.26 ID:ZCnaVo4iO
マーマネ「えぇ!?い、いや…新たな国民ってあの子!?」
ロトム図鑑「嫌ロトか?」
マーマネ「い、いや…そうじゃなくて……僕、あの子と知り合いじゃないし、勧誘する材料も……」
ロトム図鑑「名参謀のボクに任せロト!」ヒュー
マーマネ「あ…ちょ、ちょっとロトム!」
ロトム図鑑「アセロラー!」
アセロラ「! あー!ロトムー!」
ロトム図鑑「久しぶりロトね!アセロラ!」
アセロラ「うん♪久しぶりー!どうしたの?」
ロトム図鑑「実はアセロラに用が………」
アセロラ「」キョロキョロ
ロトム図鑑「どうしたロトアセロラ?」
アセロラ「あ、いや…サトシは一緒じゃないのかなーって」
ロトム図鑑「一緒じゃないロト」
アセロラ「そっかー残念」
ロトム図鑑「……でもサトシのかわりに……」
アセロラ「?」
マーマネ「待ってよロトムー!」タッタッタ
トゲデマル「マリュー」
ロトム図鑑「サトシの友達をつれてきたロト」
32 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 22:20:39.93 ID:ZCnaVo4iO
ロトム図鑑「紹介するロト、アセロラ。マーマネとトゲデマルロト」
アセロラ「アセロラだよー!よろしくねマーマネくん♪こっちはミミたん」ニコッ
ミミたん「キュー」
マーマネ「よ、よろしく(可愛い…)」
トゲデマル「マリュ」
マーマネ「あー、そっか…この子がサトシの言ってたアセロラさんかぁ」
アセロラ「!」
ロトム図鑑「そうロトよマーマネ。この子が……」
アセロラ「なぁに〜?」ヌッ
マーマネ、ロトム「!」
アセロラ「サトシってば…お友達にアセロラの話ばっかりしてるんだー?」クスッ
マーマネ「え?別に毎日は……」
ロトム図鑑「してるロトよー!サトシは毎日毎日アセロラの話ばっかりロト!」
アセロラ「もぅー!恥ずかしいよー////」テレッ
マーマネ「ちょ、ちょっとロトム…」
ロトム図鑑「ボクに任せロトマーマネ」ヒソッ
マーマネ「!」
ロトム図鑑「サトシは言っていたロト。アセロラは頼りになってしっかりしていて」
アセロラ「うんうん」ニコニコ
ロトム図鑑「可愛くて料理もできて完璧!まさに理想のお嫁さんだと!」
アセロラ「ちょ、ちょっと何言ってるのよ!まだそういうのは早いよ〜////」テレッ
マーマネ(僕いらなかったんじゃないかな)
ロトム図鑑(そろそろフィニッシュロトね)
ロトム図鑑「ときにアセロラ」
アセロラ「なに?」ニコニコ
ロトム図鑑「………これを見て欲しいロト」ピッ
アセロラ「え?」
33 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 22:32:02.69 ID:ZCnaVo4iO
ジジ……
サトシ『zzz』
ピカチュウ『zzz』
アセロラ「え?これって……」
ロトム図鑑「ウラウラでボクらがアセロラにお世話になった時の映像ロト」
アセロラ「な、なんでそんな物が………」
ロトム図鑑「……続きが始まるロトよアセロラ」
アセロラ『ふふっ、サトシぐっすり眠ってる…よっぽど疲れたんだね?』
サトシ『zzz』
アセロラ『…………可愛い寝顔』ツンツン
サトシ『zzz』
アセロラ『…………』ツンツン
アセロラ『…………起きないよねサトシ…?』ツン
サトシ『zzz』
アセロラ『…………ちょっとだ
アセロラ「わぁあぁぁぁ!!」
ブチッ
ロトム図鑑「どうしたロトアセロラ?そんなに慌てて?」
アセロラ「い、いや…その………」
マーマネ「何で途中で切っちゃったの?」
ロトム図鑑「ごめんロト。ちゃんと続きもあ……」
アセロラ「や、やめてよ!」
マーマネ「」ビクッ
ロトム図鑑「…………安心するロトアセロラ。サトシはこれを知らないロト」
アセロラ「……………こんな事して…なんのつもりなのよ…」
ミミたん「キュー」フワフワ
34 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 22:37:03.55 ID:ZCnaVo4iO
ロトム図鑑「別にサトシに相談してもいいロトよ?」
ロトム図鑑「できるものなら」
アセロラ「……………」
マーマネ「あ、あのロト……」
ロトム図鑑「さ、国王さま」クルッ
ロトム図鑑「新しい国民を王国へご紹介ロト」ニコッ
マーマネ「…………へ?」
アセロラ「……………」
ミミたん「キュー」
35 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 22:52:05.63 ID:ZCnaVo4iO
訂正
ロトム図鑑「新しい国民を王国へご紹介ロト」ニコッ
紹介→招待
36 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 23:26:04.38 ID:ZCnaVo4iO
………その後アセロラを加えたマーマネ王国は
マーマネ王国(マーマネのラボ)
アセロラ「えーと……おじいさんは山にキテルグマを狩りにおばあさんは海でマンタインサーフの練習を……」ペラッ
マーマネ「うーん……アセロラちゃんの読み聞かせは最高だね」
マーマネ「姫、ひざまくら」ポスッ
リーリエ「…………………」
マーマネ「リーリエの太ももはやわらか〜」モゾモゾ
リーリエ「……………」
マオ「………」パサパサ
マーマネ「マオー?もっとちゃんと扇いでよー!ポイントマイナスしちゃうよ?」
マオ「ご、ごめん国王さま!」パサパサ
マーマネ「そうそう!もっとゼンリョクでね!スイレン、サイコソーダ」
スイレン「はい、国王さま」シュパッ
マーマネ「うんうん♪」チューチュー
ロトム図鑑「国王さまー!次の国民候補が見つかったロト!」ヒュー
マーマネ「え!?本当?」
ロトム図鑑「次はポニのこの子でどうロト?」ピッ
マーマネ「うん!悪くないね!」
ロトム図鑑「しかもこの子は絵を描くのが趣味みたいロト」
マーマネ「絵かぁ……だったらマーマネ王国初代国王である僕の肖像画でも書かせようかなー?」
ロトム図鑑「それは名案ロト!」
アハハハハ
リーリエ「…………」
マオ「……………」
アセロラ「……………」
スイレン(あと50ポイントでサトシが私のボーイフレンド…)ドキドキ
どんどん力をつけていった
37 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 23:36:58.80 ID:ZCnaVo4iO
数日後
教室
カキ「……俺とした事が忘れ物をするとは…サトシじゃあるまいし」スタスタ
カキ「……………ん?」
マオ「……………」ポツーン
アママイコ「アマー…」
カキ「どうしたんだマオ?マーマネの家に行ったんじゃなかったのか?」
マオ「……………今日はマーマネ、ポニに行くみたいだから…」
カキ「ポニ?なんでだ?」
マオ「………………」
カキ「……………えーと、その……や、やっぱりなんかあったのか………?」ハハハ
マオ「……………カキ…」ウルッ
カキ「え!?ちょ………」ビクッ
マオ「うわぁぁぁーん!!」ビエーン
カキ「えぇ!?お、おい!泣くなよマオ!」アセアセ
アママイコ「アマアマ!」
マオ「うわぁぁぁーん!」
………………………
……………
……
…
38 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/02(月) 23:48:29.89 ID:ZCnaVo4iO
カキ「………なるほど、マーマネに弱味を握られて子分に……」
マオ「うん……逆らったら映像をネットにバラまくって言うし…ロトムの監視もあるから誰にも言えなくって…」グスッ
アママイコ「アマ」フキフキ
カキ「…………リーリエやスイレンは…?」
マオ「………スイレンはご褒美に目が眩んでもうサトシしか見えてないみたい…リーリエは……わかんないけどあきらめちゃったのかも…」
マオ「それに…最近は新しい子までつれてきて…」
カキ(新しい子?)
マオ「うぅ…」グスッ
カキ「……………」
カキ「………よし、わかった!俺がマーマネにビシッと言ってやる!」ガタッ
マオ「………え?でも……」
カキ「安心しろ!マオの事は一切言わない!それに……」
カキ「マーマネも今は変わっちゃったけど、元は優しくていい奴なんだ。話せばわかってくれるさ」ニッ
マオ「カキ……」
カキ「また………みんなで元通り楽しく遊んだりバトルしたりしようぜ!」グッ
マオ「……………うん!」ニコッ
アママイコ「アマ!」ニコッ
「やめた方がいいですよ」
カキ、マオ「!」
39 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 00:05:09.49 ID:3p7NdF8RO
カキ「……………やめた方がいいってどういう事だ……?」
カキ「リーリエ」
リーリエ「……………」
シロン「コン!」
マオ「ま、まさかリーリエまでマーマネ王国に忠誠を……」
リーリエ「……………そうではありません。論理的結論から言いますと、考えなしに動くのは危険だという忠告です」
カキ「忠告?」
リーリエ「カキ、先ほどマーマネと話し合うと言っていましたが、何か策はあるのですか?」
カキ「え……?い、いや……その……マーマネは友達だし、腹をわって話し合えば……」
リーリエ「それでは返り討ちですね。カキもマーマネ王国の国民行きです」ハァ
カキ「え!?」
マオ「あ、あのリーリエ……じゃあどうすればいいの?このまま大人しくマーマネに従ってればいいって事!?」
リーリエ「……………本で読んだ事があります」
カキ、マオ「え?」
リーリエ「……………古より暴虐の限りをつくした暴君は…怒りの炎によって焼かれた国民により首を切られます」
カキ「く、首って…」ゾクッ
マオ「つ、つまり…どういう事……?」ゴクリ
アママイコ「アマ……」ゴクリ
リーリエ「……………マオ、カキ!やりますよ!私たちの手で!」
カキ「や、やる?」
マオ「……………何を?」
リーリエ「論理的結論から言いますと…決まっています」
リーリエ「革命です!」バンッ
シロン「コーーーーン!!!」
40 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 00:15:05.78 ID:3p7NdF8RO
カキ「革命!?」
マオ「ほ、本当にそんな事できるの!?」
リーリエ「……………あの日からずっと…私はマーマネに大人しく従っているフリをして機会を伺っていました」
マオ「!」
リーリエ「そしてマーマネとロトムがポニ遠征に行くこの日……今日こそが革命のチャンスです!」バンッ
マオ「」ビクッ
カキ「り、リーリエ…イチイチ机を叩かないでくれ…」ドキドキ
リーリエ「すみません、熱が入ってつい」テヘッ
シロン「コン」テヘッ
マオ「……具体的にはどうすればいいの?」
リーリエ「私はずっと観察を続けていました……マーマネの…ロトムの……マオの…スイレンの……そして……」
リーリエ「あの子の」ニヤッ
マオ「!」
カキ「あの子……?」
リーリエ「安心してください」
リーリエ「もう……爆弾は仕掛けてきました」ニコッ
シロン「コン!」
カキ、マオ「!」
41 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 00:31:49.97 ID:3p7NdF8RO
マーマネ王国(マーマネのラボ)
アセロラ「……ねぇ、わざわざ呼び出されて来たのに今日あの子いないの?」
ミミたん「キュー」フワフワ
スイレン「今日はいない。ポニに行くんだって」
スイレン(後40ポイントでサトシが私のボーイフレンドに…)ニヤニヤ
アシマリ「アウ」
アセロラ「ふーん、じゃあ用事ないならもう帰っていい?アセロラも暇じゃないんだよねー」
スイレン「勝手に帰れば?」ニヤニヤ
アセロラ「……できればさー、もうこんな王様ごっこ?も、やめたいんだけどー」
スイレン「へー」ニヤニヤ
アセロラ「……………………さっきからニヤニヤしてどうしたの?そんなに面白いものならアセロラにも見せてよー!」
スイレン「見たい!?私のボーイフレンド(予定)の写真!」
アセロラ「え……?あ、うん…(さっきまで上の空だった癖に……)」
スイレン「で、でも……ど、どうしよ…/////」モジモジ
アセロラ「」イラッ
ポケモンスクール外
サトシ「えーと……リーリエが言うにはマーマネの家に行けばいいんだよな?」
ピカチュウ「ピカ」コク
サトシ「つーか今日マーマネってロトムとどっか行くって言ってなかった?マーマネいなかったらマーマネの家に行っても意味ないじゃん」
ピカチュウ「ピカー」
42 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 18:41:20.61 ID:hyhnPKytO
ポケモンスクール
教室
リーリエ「それですね?カキ、マオ…」ゴニョニョ
マオ「………うん!わかった!」
カキ「任せておけ!」
リーリエ「よろしくお願いします!二人の働きが鍵です!」
「なーんの話してるのかなー?」
リーリエ、マオ、カキ「!」
マーマネ「僕もまぜてよ?」ニコニコ
ロトム図鑑「ロトー」
トゲデマル「マリュ!」
カキ「マーマネ!ロトム!」
マオ「な、何でここに!?ポニに行ったハズじゃ……」
リーリエ「…………………」
マーマネ「ロトムの提案でね?僕がいない間、マオやリーリエが怪しい動きをしないように小型カメラを仕掛けてたのさ」
カキ「なに!?」
マーマネ「そしたら案の定……さすがロトム、僕の右腕だけはあるね」
ロトム図鑑「お誉めに預かり光栄ロト。国王さま」
マオ「………何が国王さまよ!ばっかじゃないの!」
アママイコ「アマ!」プンプン
マーマネ「………なに?マオ、その態度は?」
マオ「うるさい!私はもうあんた何かには従わない!」
アママイコ「アマ!」
マーマネ「………あーそう。じゃあいいよ」スッ
カキ「パソコン!?」
マーマネ「悪い事したらこうなるって見せしめが必要だね」
マーマネ「今からマオのマル秘映像をネットにバラまくよ」カタカタ
マオ「!」
カキ「マーマネェ……」ギリリ
マーマネ「僕はがっかりだよマオ。役立たずな上に王である僕に牙をむくなんて……」カタカタ
マーマネ「バイバイ、マオ」スッ
トゲデマル「マリュゥ」
43 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 18:53:58.88 ID:hyhnPKytO
リーリエ「今です!マオ!カキ!」
マオ「アママイコ!マジカルリーフ!」
アママイコ「アママママ!」シュババババ
マーマネ「!?」
バキッ
マーマネ「ぱ、パソコンが!」
マオ「やった!」
アママイコ「アマー♪」
マーマネ「ま、まだデータはロトムの中に………」
ヒュー
ドサッ
マーマネ「…………え?」
ロトム図鑑「」プシュー
カキ「悪いなマーマネ」
ガラガラ「ガラッ!」
マーマネ「ぬぅぅ……」
リーリエ「さぁマーマネ!観念してください!」ビシッ
シロン「コン!」
マーマネ「…………甘いよリーリエ」ニヤッ
リーリエ「!」
マーマネ「忘れたの?データのバックアップはまだ王国にもあるんだよ?」ニヤッ
マーマネ「…………僕がこのボタンを押せば…王国にいるスイレンがデータをネットにバラまいてくれる」
マオ「す、スイレンがそんな事するハズ……」
マーマネ「さぁ?どうだろうね?今のスイレンにはサトシしか見えてないだろうし」ニヤッ
マーマネ「所詮人間なんてみんな欲望には勝てない生き物なんだよ」
カキ「お、おいリーリエ!どうすれば………」
リーリエ「…………………」
マーマネ「…………今さら後悔したってもう遅いよ!!」ポチッ
ピー ピー
44 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 19:19:15.32 ID:hyhnPKytO
その頃
マーマネ王国
スイレン「これ、私のボーイフレンド(予定)のサトシ////」ピラッ
アセロラ「え?サトシが?」
スイレン「…………サトシの事知ってるの?」
アセロラ「うん!ウラウラでね」
スイレン「そ、そうなんだ……」
ピー ピー
スイレン「…………サトシ……ちょっとヌケてるとこある…でも……」
スイレン「いっつも真っ直ぐで……元気で、優しくてポケモン大好きで……」
ピー ピー
アセロラ「うんうん」ニコニコ
スイレン「で、でも…いざって時は強くってカッコよくて////」
アセロラ「でも少し頼りなくて負けず嫌いのとこもあるよねー?」
スイレン「…………え?」
アセロラ「でもね?アセロラはそんなとこも可愛いと思うよ?」
アセロラ「サトシがおじさんにまけちゃった時にねー?」
スイレン「…………」
ピー ピー
アセロラ「それでねー?サトシがー」
スイレン「………なに?」
アセロラ「え?」
スイレン「アセロラ、私はスイレンよりサトシを知ってマースみたいな顔してる」
スイレン「そんな訳ないのに。必死すぎて笑える」プププ
アセロラ「………………」
アセロラ「………ロトムが言ってたよー?」
スイレン「は?」
アセロラ「サトシ……アセロラをお嫁さんにしたいんだってさー?」ニコニコ
スイレン「!?」
アシマリ「アウ……」
ピー ピー ピー
45 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 19:34:30.39 ID:hyhnPKytO
アセロラ「それでね?アセロラの話を毎日……」
スイレン「プッ」
アセロラ「?」
スイレン「それ、ロトムに騙されてる」
アセロラ「………は?」
スイレン「サトシのクチからアセロラの話なんてほとんど聞かない」
アセロラ「え………」
スイレン「勘違いして一人舞い上がるアセロラ。赤っ恥」プププ
アセロラ「/////」プルプル
スイレン「ストーカーはノーサンキュー。早くウラウラにかえ……」
ガチャッ
スイレン、アセロラ「!」
サトシ「あれ?なんでスイレンが?」
ピカチュウ「ピカ?」
スイレン「サトシ!?どうしたの?」
サトシ「いや……よくわかんないんだけどリーリエにここに来いって言われて……」
ピー ピー
サトシ「………?つーか何か鳴って………」
アセロラ「サートシー!」フリフリ
スイレン「!」
サトシ「え!?アセロラ?なんで………」
アセロラ「…………面白いもの見せてあげよっか?」ニコッ
サトシ「面白いもの?」
ピカチュウ「ピカ?」
スイレン(ま、まさかあいつ………)タラッ
46 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 20:30:32.07 ID:hyhnPKytO
アセロラ「ごー♪」ポチッ
ジジ……
スイレン『…………』キョロキョロ
サトシ「………え?スイレン?」
ピカチュウ「ピカ?」
スイレン「」ガタガタガタ
アセロラ「あのねー?こっからが面白いところでー」
スイレン「や、やめて!」ドンッ
アセロラ「きゃっ!」ドサッ
サトシ「お、おい!なにしてんだよスイレン!」
スイレン「フーフー」
アセロラ「いたた……なにすん……」
ピカー
スイレン「……アシマリ!」
アシマリ「アウ!」
アセロラ「!」
サトシ「お、おいスイレン!まさか……こんなところでZ技を……」
アセロラ「………ラプー」パチン
ラプー「ゲーン」ズズズ
サトシ「ゲンガー!?ま、まさかアセロラまで……」
スイレン「……跡形もなくふっ飛べ!水平線の彼方まで!!」スイー
アシマリ「アウ!」ピカー
アセロラ「暗闇の底で……一生反省してなよ!!」ドロローン
ラプー「ゲーン!」ピカー
サトシ「……くそっ!こうなったら……ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピカー!」ピカー
スイレン「スーパーアクアトルネード!!!」
アシマリ「アウー!」
ドドド
アセロラ「無限暗夜への誘い!!!」
ラプー「ゲーン!!」
オオオ
サトシ「二人を止めるんだピカチュウ!」
サトシ「1000万ボルト!!!」
ピカチュウ「ピィカァヂューーー!!」
バリバリバリ
ピカッ
ドカーーーン!!!
47 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 21:01:24.92 ID:hyhnPKytO
教室
マーマネ「うぅぅ………!」ポチポチ
マーマネ(な、なんで……?なんで応答しないのスイレン!?)ポチポチ
リーリエ「…………どうしたんですかマーマネ?」ニコッ
マーマネ「!」
マーマネ(そ、そういえばサトシがいない……ま、まさか……)キョロキョロ
マーマネ「………リーリエ…」ギロッ
リーリエ「」ニコッ
シロン「コン」
マオ「ね、ねぇ……どうなったんだろ?」ヒソヒソ
カキ「よくわからないが、リーリエが上手くやったらしいな」
マオ「じゃ、じゃあ私助かったんだ…」ホッ
アママイコ「アマー!」
マーマネ「うぅ………!!パシリの癖に……!スイレンの役立たず!」バキッ
リーリエ「マーマネ。本で読んだ事があります」
マーマネ「………?」
リーリエ「"王"とは民衆の心を恐怖で支配するものではなく、掴むもの」
マーマネ「!」
リーリエ「マーマネのやり方では民衆の心は離れ、やがて反感を買いそして……」
リーリエ「今のあなたのようになってしまいますよ?落ちた暴君……いえ……」
リーリエ「裸の王様にです!」ビシッ
シロン「コン!」
マーマネ「うぅ……」ギリリ
リーリエ「マーマネ。論理的結論から言いますと、そろそろ……」
リーリエ「甘い夢から覚めてはいかがですか?」キッ
マーマネ「!」
リーリエ「悪夢に変わる前に」ニコッ
シロン「グロァ!!」
マーマネ「っ……………!!」
トゲデマル「……………」コロコロ
48 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 21:32:26.17 ID:hyhnPKytO
マーマネ「トゲデマル!フラッシュ!」
トゲデマル「マリュ!」
ピカッ!
リーリエ、マオ、カキ「!」
マーマネ(今の内に……)ダッ
マオ「マーマネがいない!?」
カキ「逃げられたか!」
リーリエ「私としたことが油断を………マーマネを追いますよ!」
シロン「コン!」
タッタッタ
マーマネ「ハァハァ……王国に……王国に戻りさえすれば!」タッタッタ
トゲデマル「マリュ!」
マーマネ「ぼ、僕はこんな所で終わるわけにはいかないんだ!」タッタッタ
マーマネ「………また一からマーマネ王国を建設して……いずれは宇宙の王に……」
ザワザワ
マーマネ「………?僕の家の方が騒がしいような………」
トゲデマル「マリュ?」
49 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 21:47:35.72 ID:hyhnPKytO
メラメラメラ
ジュンサー「みなさーん!危険ですので近づかないでくださーい!」
マーマネパパ「家が……燃えてる………」
マーマネママ「サトシくん!いったい何があったの!?マーマネは?」
サトシ「えと……その………」
アセロラ「サトシー!」ギュー
サトシ「ぐえっ!」
アセロラ「良かった……無事で…」ギュウ
サトシ「や、やべで……ぐるし……」
ピカチュウ「ピカピィ!」
スイレン「サトシが苦しがってる!どいて!」ドンッ
アセロラ「いたっ!何すんのよ!」
サトシ「本当にいい加減にしてくれよ……」
マーマネママ(何なのこの娘たち……)
アシマリ「アウ…」ハァ
ミミたん「キュー」フワフワ
ザワザワ
マーマネ「………ハハハ……僕の王国が……家が燃えてるよ……」ガクッ
トゲデマル「マリュ……」
マーマネ(……何が王国……何が宇宙支配だよ……リーリエの言うとおりだった……)
マーマネ「…………儚い夢だったなぁ……」ウルッ
トゲデマル「…………」
リーリエ、マオ、カキ「…………………」ポカーン
カキ「お、おいリーリエ………まさか本物の爆弾を仕掛けたのか?」
リーリエ「え!?」ビクッ
マオ「…………ちょ、ちょっとやりすぎじゃあ……」
アママイコ「アマ」
リーリエ「イヤソノ………」
リーリエ(ま、まさかサトシとアセロラをマーマネのラボに呼んだだけでここまでの事態になるとは………)タラッ
シロン「コン」
メラメラメラ
50 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 23:23:00.29 ID:hyhnPKytO
マーマネ「ブツブツブツ」
ザッ
マーマネ「!」
カキ、マオ「…………………」
マーマネ「………ヒッ」ビクッ
マオ「マーマネェ……!」ギロッ
アママイコ「アマ?」ギロッ
マーマネ「ま、マオ……あ、アノソノ……」ビクビク
マオ「…………私を動画で脅して召し使い扱い。それに使えない役立たずだっけ?」
マーマネ「ご、ごめ……」ビクビク
マオ「本当はもっと言いたい事がいっぱいあるよ、でも」チラッ
メラメラメラ
マーマネ「…………………」
マオ「…………でもこんな状況だし、脅しに使った材料どころか家も何もかもパー……怒る気も失せちゃったよ」ハァ
マーマネ「マオ………」
マオ「…………ま、それにカキがまたみんなで仲直りの元通りがいいって言うから今回だけは許してあげる」
アママイコ「アマ」
マーマネ「カキ……」チラッ
カキ「…………俺はマオが許すと言うなら許すよ」
カキ「もう悪さするなよ?」ポンッ
マオ「次はないからね?」ジトー
マーマネ「……………ごめん……」
ザッ ザッ
マーマネ「!」
リーリエ「……………」スタスタ
シロン「コーン」スタスタ
マーマネ「………リーリエ……」
51 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 23:36:31.03 ID:hyhnPKytO
リーリエ「マーマネ!論理的結論から言いますと、私が言ったとおりでしたね!」プンプン
シロン「コン!」
マーマネ「…………うん、僕がバカだったよ……」
マーマネ「リーリエやマオやスイレンは友達なのに子分みたいに扱って……」
メラメラメラ
マーマネ「…………何もかもなくしちゃったよ」ハハハ
リーリエ「……………」
リーリエ「マーマネ。マオの言ったとおりです、あなたが私たちにやった事はとても"ごめんなさい"では許されません」プンプン
マーマネ「…………うん」
リーリエ「ですが…許します!」
マーマネ「………え?」
リーリエ「…………だって…友達ですからね?」ニコッ
シロン「コーン」ニコッ
マーマネ「リーリエ……」ウルッ
トゲデマル「マリュ」ウルッ
カキ「やれやれ」フッ
マオ「ふふっ」
リーリエ「ほらマーマネ、涙をふいてください」スッ
リーリエ「これから罪を償っていけばいいじゃないですか」ニコッ
マーマネ「あ、ありがとうリーリエ……みんな…………ん?」
リーリエ「どうしましたマーマネ?」ニコニコ
マーマネ「あ、あれ?これハンカチじゃない……?紙?」ピラッ
リーリエ「」ニコニコ
マーマネ「…………えーと………"愛と平和のリーリエ教"代表取締役リーリエ………な、ナニコレ……?」
リーリエ「…………ナニって私の名刺ですが?」
マーマネ「め、名刺……?」
リーリエ「マーマネ……私言いましたよね?"罪を償ってください"と」
マーマネ「え……あ…うん…………」
リーリエ「でしたら……これから私が創る"リーリエ教"に入会してきちんと罪を償ってください」
リーリエ「愛と平和の為に」
シロン「コーン!」
マーマネ、トゲデマル「!?」
52 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/03(火) 23:48:34.11 ID:hyhnPKytO
マーマネ「…………え?…は?リーリエ教?」
リーリエ「安心してくださいマーマネ!私の創るリーリエ教は愛と平和がモットーです!どんな悪人も差別はしません!」
リーリエ「あなたの悪行は最低クラスの"家畜クラス"からスタートですが、罪を償う為に愛と平和の為に行動すれば、いずれは人間に進化できます」ニコッ
シロン「コーン」
マーマネ「か、家畜……」プルプル
リーリエ「あなたは家畜なんです。人間の言葉を話さないでください」
マーマネ「…………ブヒ……」
リーリエ「マオ!カキ!今回の働きは見事でした!マオとカキは幹部に任命します!」
マオ「か、幹部……?」
カキ「お、俺たちも入らなきゃダメなのか……?」
リーリエ「当然です!またこのような事がおこらないようにも、私と共にリーリエ教で愛と平和の為にがんばリーリエです!」フンス
シロン「コーン!」
カキ「な、なぁリーリエ……これって宗きょ……」
マオ「……愛と平和の為………素敵……」キラキラ
アママイコ「アマーイ」キラキラ
カキ「マオ!?」
マーマネ「ブヒ」
53 :
◆638K4cwELk
[sage]:2018/07/04(水) 18:36:46.43 ID:tVctbgOnO
訂正
>>22
リーリエ『………………////』プルプル→リーリエ「…………////」プルプル
>>10
マーマネ「僕はただ真実を確かめてサトシに謝って貰おうと思ったらだけなのに……」
思ったらだけ→思っただけ
54 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/04(水) 18:57:17.11 ID:tVctbgOnO
リーリエ「さて、次は……」チラッ
ギャー ギャー
スイレン「アセロラのせいでサトシがケガした!」
アセロラ「スイレンのせいだよー。アセロラはむしろサトシを守ろうとしたの」
スイレン「こいつ…」イラッ
サトシ「おい!もうやめ……
「ケンカはやめてください!」
サトシ、スイレン、アセロラ「!」
リーリエ「それは……愛と平和からは程遠い行為です!」
シロン「コーン!」
サトシ「リーリエ………良かった!リーリエも二人を止め…」
リーリエ「あなたたちには少しお仕置きが必要ですね」スッ
サトシ「へ……?」
アセロラ「それって……」
スイレン「手錠………?」
リーリエ「……………………」
ガチャン ガチャン
サトシ「………な!?」
アセロラ「アセロラの腕が…」ジャララ
スイレン「私の腕が………」ジャララ
スイレン、アセロラ「サトシと手錠で繋がった!?」ジャララ
サトシ「お、おい!どういう事だよリーリエ!」ジャララ
ピカチュウ「ピカピ!」
リーリエ「………それはリーリエ教に伝わる愛が足りない者や争いをおこす者にたいして罰を与えるアイテムです」
アセロラ「リーリエ教?」
スイレン「アイテム……?」
サトシ「リーリエ!意味わからない事言ってないでこれ、外してくれよ!」ジャラ
リーリエ「ダメですサトシ!それではお仕置きになりません!」
サトシ「お仕置きって……俺なんにもしてな………」
リーリエ「二人が争っているのはサトシのせいです。よってサトシも同罪…当然ですね」
サトシ「………は?」
リーリエ「安心してください、三人が全員"愛"とは何かが理解出来たならば手錠の鍵を渡しますから」ニコッ
サトシ「あ、愛!?よくわかんないけどわかった!わかったからさ!鍵くれよ!」
サトシ「なぁ?スイレン!アセロラ?」
スイレン「…………………」ジャララ
アセロラ「……………」ジャララ
サトシ「お、おい……?どうしたんだよ?早くリーリエから鍵を……」
アセロラ「………ん〜?"愛"ってなんだっけー?」ジャララ
スイレン「ど忘れした。思いだすまで結構時間かかりそう」ムウ
サトシ「は!?」
リーリエ「ふふっ」ニコッ
シロン「コン」
55 :
◆638K4cwELk
[saga]:2018/07/04(水) 19:15:35.64 ID:tVctbgOnO
リーリエー!!カギクレー
リーリエ「…………………」スタスタ
マーマネ(人間は欲望には勝てない生き物なんだ……)
マオ「ねぇカキ!今の見た!?あんなに争ってた二人がケンカをやめたよ!」
マオ「リーリエ教の愛と平和の力……すごいよ!」キラキラ
アママイコ「アマーイ!」
カキ「あ、ああ……」
マーマネママ「私もリーリエ教に入ろうかしら?」
マーマネパパ「うーん…いいかもな!」
マーマネ(王とは民衆を恐怖で支配する者ではなく、心を掴む者……)
リーリエ「みなさん!これから忙しくなりますよ!」
シロン「コーン!」
マーマネ(そっかリーリエ……あそこでしか味わえない景色を知っちゃったんだね……)
マオ「任せてよリーリエ!幹部として、リーリエ教の愛と平和の素晴らしさをアローラ中に広めるよ!ね?カキ!」
カキ「お、おう…」
リーリエ「頼りにしてますよ?カキ、マオ!」ニコッ
マーマネ(……ま、もう人間ですらない僕には関係ないか…)
マーマネ「ブヒ」
リーリエ「さぁ!アローラの愛と平和の為にがんばリーリエ!です!」
シロン「コーン!」
マオ「おーっ!」
アママイコ「アマー!」
カキ「おー」
マーマネ「ブヒ」
こうしてマーマネ王国は崩壊し
教祖リーリエの元でみんな仲良く
アローラの愛と平和の為に頑張る事にした
完
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