【安価】蓮「東京で一人暮らしする」【P5】

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133 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/10(火) 09:58:37.14 ID:ROOZzIfp0
みなさんに少し確認したいのですが、台詞の前に名前があるのとないの、どちらの方がいいですか?

蓮と春みたいに一文字の名前が連続すると、パッと見で同じ名前に見えて混乱を招くような気がするのですがどうでしょうか?

みなさんの考えをお聞かせ願えたらと思います


・追伸
あと毎回更新時間不定期ですみません…

話を考える時間が遅いので、他の安価スレのようなスピード感を出せないのが心苦しいです、精進します
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/10(火) 11:12:29.39 ID:u9El2RZJ0
今のままでいいと思うけど台本形式をやめるとなると地の文を増やす必要があるな
135 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [sage]:2018/07/11(水) 04:01:49.93 ID:LX39ZFDj0
特に反応ないようなので変わらずそのままでいきます

というかそもそも読んでる人が少ないだけかな
136 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [sage]:2018/07/11(水) 06:09:20.08 ID:LX39ZFDj0
――渋谷駅周辺 マンション・自室


蓮「ただいま」

モナ「おー、遅かったじゃないか」

蓮「少し色々あった」

モナ「てっきり事故にでも遭ったんじゃないかって心配したけど杞憂だったみてぇだな」

蓮「心配かけた」

モナ「まあ無事ならそれで何よりだ。んじゃまあ明日に備えてさっさと寝ようぜ」

モナ「転校初日から遅刻とかシャレにならんからな。フタバとの待ち合わせもあるから忘れんなよ?」

蓮「わかってる」

シャワーを浴びて寝間着に着替えて寝室へ向かう。

モナ「そんじゃワガハイはあっちのタワーで寝るからな」

蓮「おやすみ」


ほんのりと甘い香りのするベットへ横になる。

今日は歩き回ったのですぐに瞼が降りてきた。



安価 ↓2 眠りについて?

1 目が覚めたらベルベットルーム
2 目が覚めたら朝

137 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/11(水) 06:25:53.88 ID:LX39ZFDj0
sageだったので再安価

安価 ↓2 眠りについて?

1 目が覚めたらベルベットルーム
2 目が覚めたら朝
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 07:47:20.19 ID:RzNYL5Eh0
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 08:19:06.64 ID:xdWBbtNDO
1
140 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/11(水) 16:31:29.79 ID:LX39ZFDj0
――ベルベットルーム


蓮「ここは――」


カロリーヌ「来たな囚人!さあ更生の時間だ!」

ジュスティーヌ「昨夜はお楽しみでしたね」

ラヴェンツァ「お帰りなさいませ。カロリーヌにしますか?ジュスティーヌにしますか?それとも、わ・た・し?」

蓮「ノリがおかしくないか?」


ジュスティーヌ「いつも同じ出迎えの挨拶では退屈ではないかと判断したまでです」

ラヴェンツァ「時には冗談を言いたくなる時もありますよ」

カロリーヌ「ちょっと待て! なにかコソコソ2人で会話してると思ったらそんな事を企んでいたのか!?」

ジュスティーヌ「いつもと寸分違わぬ事務的な対応で仕事に精が出ますね、カロリーヌ」

ラヴェンツァ「そんなに肩肘を張らなくてもいいと思いますよ、カロリーヌ」

カロリーヌ「なぜ私が責められるのだッ!?」

蓮「よくわからないけどカロリーヌが悪い」

カロリーヌ「囚人、貴様もかッ!?」


イゴール「フフ…喧嘩するほど仲が良いとは言い得て妙ですな」


ジュスティーヌ「と、まあ冗談は程々に」

ラヴェンツァ「本日は主からお話があります」

カロリーヌ「しかと傾聴するのだぞ!」
141 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/11(水) 16:32:23.19 ID:LX39ZFDj0
イゴール「貴方は、再び迫らんとする破滅を回避するためにここへ招かれた存在です」

イゴール「私に成りすまし、人間を破滅させようと暗躍した悪神を討ち滅ぼしたトリックスター」

イゴール「人々の希望の結晶であるモルガナに導かれ、差し迫る『死』の運命すら乗り越えた貴方ですが」

イゴール「残念な事に、再び世界は牙を剥こうとしているのです」


ラヴェンツァ「既に『異世界ナビ』が再度インストールされているのはご存知だと思います」

ジュスティーヌ「貴方はまだ把握していないでしょうが、メメントスと似た異世界も確認されているのです」

カロリーヌ「統制神の残滓とでも呼ぶべきか。願いを叶える聖杯、たとえ欠片であろうと世界を歪ませることなど造作もないハズだ」

蓮「つまりまた『世界を奪え』、ということか?」

イゴール「左様。人々の欲望というのはそう簡単に消え去るものではありませぬ」

ラヴェンツァ「かつて主がした事と同じ事を悪神も行った可能性があります」

ジュスティーヌ「人々の希望ではなく絶望、ないしそれに準じたモノをかき集めた結晶」

カロリーヌ「現実と異世界が融合していた状況で生み出されたのであれば、モルガナのように猫の姿とは限らん。人の可能性すらあり得るのだ」

蓮「人の可能性……」

イゴール「まあいずれにせよ、貴方は以前と同様、大衆の歪んだ欲望を頂戴すれば良いのです」

ラヴェンツァ「その上で、元凶を発見次第成敗するか、改心させるか、それは貴方の判断にお任せします」

ジュスティーヌ「生かすも殺すも貴方次第というわけです」

カロリーヌ「ま、貴様が誰かを殺すことなどありえんだろうがな」


イゴール「話は以上。何かお聞きした事があればお答えしますが?」

蓮「今は特にない」

イゴール「なるほど。では、今日はどうされますかな?」


安価 ↓2 どうしようか?

1 現実に戻る
2 ラヴェンツァ達と会話する
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 16:38:24.77 ID:EyOGa+hk0
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 17:20:25.79 ID:h/YvO7zC0
2
144 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/11(水) 18:38:59.92 ID:LX39ZFDj0
蓮「ラヴェンツァ達と会話がしたい」

イゴール「左様でございますか。では彼女らと暫しの間、歓談の時を過ごされると良いでしょう」


ラヴェンツァ「私達と会話をご希望ですか?」

ジュスティーヌ「良かったですねカロリーヌ、蓮と会話が出来ますよ」

カロリーヌ「は、ハァッ!? べ、別に私はコイツと話したいことなんてないからな!? オイそこニヤけるな囚人!」

ジュスティーヌ「相変わらず素直ではないのですね。先日彼がすぐに帰ったあと、この独房の隅で打ち拉がれていたじゃないですか」

カロリーヌ「んなっ!? で、デタラメ言うなジュスティーヌ!」

ラヴェンツァ「その証拠の写真がこちらにあります。ご覧になりますか?」

蓮「是非見たい」

カロリーヌ「なんでそんな写真を撮ってるんだ!? 消せ! 盗撮だ! 肖像権侵害だ!」

ジュスティーヌ「"私"を撮影するのに盗撮も肖像権侵害も関係ないのでは?」

ラヴェンツァ「そもそもこの空間は夢と現実の狭間。現実の法律は当て嵌まらないかと」

カロリーヌ「ああ言えばこう言うな!?」


「「我は汝、汝は我なので」」


カロリーヌ「ええいハモるな! オイ囚人! 貴様からもなんか言ってやれ!」

蓮「振り回されてるカロリーヌは面白いな」

カロリーヌ「私に言うのか!? ええい、なんで私がこんな目に…!」


ジュスティーヌ「素直でないからだと思います。私には遠回りする意味がわかりません」

ラヴェンツァ「せっかくカロリーヌは感情表現が豊かなのだから、好意はまっすぐ伝えるべきです。でないと誤解を招く原因にしかなりませんよ?」

カロリーヌ「ぐぬぬ…っ」


カロリーヌ「おい囚人! 貴様はどう思う!?」

蓮「どう思う、とは?」

カロリーヌ「き、気持ちは素直に伝えるべきだと思うか?」


安価 【先に2票集まった選択肢】 なんと返事をしようか

1 「その人に依るから一概には言えない」
2 「誤解されたくないのであれば、素直になる必要があると思う」
3 「好意でも敵意でも、すべて受け入れるから特に気にしない」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 20:24:13.72 ID:xdWBbtNDO
2
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 20:25:04.22 ID:whS3E+zA0
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 20:41:46.59 ID:EyOGa+hk0
148 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/12(木) 00:52:39.39 ID:brXFMkx40
蓮「誤解されたくないのであれば、素直になる必要があると思う」


カロリーヌ「そ、そうか…」

ジュスティーヌ「とは言っても、誤解であれ正解であれ、その解に対する反応は受け手に依る所が大きいのも事実です」

ラヴェンツァ「発言を額面通りに受け取る者もいれば、隠された意図を見抜こうとする者もいますからね」

ジュスティーヌ「まあ気心の知れた間柄であるならそれでも構わないかと。慣れない言動であれば意図を察する事も出来ると思われます」

ラヴェンツァ「先程の私達のように、軽口を叩き合える関係もある意味望ましいものですから」

ジュスティーヌ「軽口で済まない時もありますが、それもある意味では正解であり誤解」

ラヴェンツァ「解を導き出す方程式の議論が出来る間柄であれば、どちらも悪いものではないのかもしれませんね」


カロリーヌ「ええい! 話がシッチャカメッチャカしてよくわからなくなったぞ!? つまりどうすればいい!?」


蓮「そのままのカロリーヌでも魅力的だけど、素直になって新しい一面を見せるのもアリということかな」


カロリーヌ「っ! みりょ、くてき……っ」

ジュスティーヌ「おやカロリーヌ、顔が真っ赤ですよ」

カロリーヌ「褒められて赤面しないのはおかしいだろうが!?」

蓮「見事な逆ギレだな」

ラヴェンツァ「ふふっ、本当にね」


その後も四人で歓談の時を過ごした。
149 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/12(木) 02:40:06.80 ID:brXFMkx40
20XX年4月16日(月)


――マンション・寝室


モナ「――おーい、朝だぜ蓮」

蓮「……おはようモルガナ」


気がつけばいつの間にか朝になっていた。

寝ぼけ眼を擦りながら洗面台に向かって顔を洗い、洸星高校の制服に着替え、モルガナにエサを与えて朝食を取る。


モナ「なんかオマエがユースケと同じ制服着てると違和感すげぇな」

蓮「そのうち慣れるさ」

モナ「それもそうだな。ワガハイは家で留守番してるけど、1人でもしっかりやるんだぞ?」

蓮「ああ」


スマホを見ると、着信が入っていた。相手は双葉だ。


【SNS】NEW1

双葉『グッモーニンだぞ! 今日から一緒の学校に登校だな!』

双葉『今からわたし家出るから! ちゃんと駅で待ってないとそうじろうに言いつけるからな!?』

蓮『わかった』


モナ「渋谷駅でフタバが待ってるはずだから、ちゃんと合流して登校するんだぞ?」

蓮「わかってる」

朝食を片付け、登校の準備を済ませて玄関へ向かう。

モナ「んじゃ気をつけてな」

蓮「いってきます」



――渋谷駅


双葉『渋谷駅着いた。相変わらず人多くてシンドイ…。蓮いまどの辺?』

蓮『地下通路のキヤスクの近くにいる』

双葉『おk』


双葉とSNSで連絡を取った数分後、洸星高校の制服に身を包んだ少女が目の前で立ち止まった。


双葉「お、…………おはよう」

蓮「おはよう双葉」

双葉「制服、似合ってるな!」

蓮「双葉も似合ってる」

双葉「そ、そうか? スカートはあんま慣れないけど、褒められて悪い気はしない!」


双葉「よし、とりあえず学校に向かおう! 人混みは嫌いだからこのダンジョンはすぐ抜けよう今すぐだ!」


そそくさと歩く双葉の後ろ姿を追いかけながら洸星高校へと向かった。
150 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/12(木) 08:04:21.89 ID:brXFMkx40
――洸星高校・校門前


「聞いたか?三年に転校生が来るらしいぜ」

「マジで? 新学期早々?」

「喜多川くんの絵、また入選したんだって!」

「今度上野の美術館に展示されるらしいよ」

「東郷さん棋戦で連勝伸ばしてるみたいだぜ」

「八百長姫って呼ばれたのが嘘みたいだな、なんか吹っ切れたのかね」



双葉「みんな噂話好きだなー。というかオイナリはウチの高校で評判が良いらしくてビックリした」

蓮「祐介は黙っていれば好青年だからな」

双葉「それな。まあ中身は色々とぶっ飛んでるけどね。じゃがりこジャンキーの腹ペコ芸術家」


祐介「俺を呼んだか?」


双葉「おわッ!? び、ビックリしたなぁもう! 急に会話に割り込むのヤメレ!」

祐介「む、すまん」

蓮「おはよう祐介」

祐介「ああ、おはよう蓮。今日も清々しい朝だな」

双葉「心臓に悪い…」


三人で雑談を交えながら校門を抜け、昇降口へと向かう。


祐介「では俺はこれから部活の朝練なので失礼する」

双葉「美術部で朝練とかあるのな」

祐介「朝の方が絵の構想を練るのに適しているからな。放課後はその練った構想を仕上げる時間に過ぎない」

双葉「ふーん。よくわからん」

祐介「まあ実際に芸術に触れなければこの感覚はわからんだろうな」

そう言い残し、祐介は美術室のある技術棟へ歩いて行った。

双葉「部活なー。集団行動苦手だから入る気しないけど、やっぱ学生ならどこか入部した方がいいのかな」

双葉「蓮はどう思う?」


安価 ↓3 なんと答えようか?

1 「同年代と交友を深めるのは大事だ」
2 「なら一緒にどこかの部活動に入るか?」
3 「無理に入る必要はないと思う」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 08:36:37.95 ID:XpesEg0b0
2
5は部活コミュなかったので
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 08:39:19.31 ID:0vOzAAXg0
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 08:39:57.03 ID:QYCk5gSTo
154 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/12(木) 09:44:12.65 ID:brXFMkx40
蓮「なら一緒にどこかの部活動に入るか?」

双葉「おおっ!? 蓮と一緒の部活!? なんか良さげな気がする!」

双葉「あ、でもわたし運動能力低いから体育系はダメだぞ! マネージャーとかも……たぶん無理。重労働は向いてない!入るなら文化系!」

双葉「そもそも蓮は今年受験だから運動部入ってもすぐ引退だしな! よって文化系!」

蓮「何か希望の部活は?」

双葉「うーん、そだなー。うーん、う〜ん…? ゴメンわたし学校生活疎くて部活動よくわからん!蓮が考えて!」


安価【先に3票集まった選択肢】 どんな部を勧めようか?

1 美術部
2 将棋部
3 家庭科部
4 帰宅部
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 10:31:30.80 ID:7bb6gBvX0
3
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 11:04:36.94 ID:+LiLmwDDO
2
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 11:16:22.85 ID:0vOzAAXg0
3
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 12:46:35.53 ID:ZIcGyTar0
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/12(木) 12:53:13.47 ID:XpesEg0b0
3
160 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/13(金) 07:18:21.36 ID:NFSZUmHk0
蓮「家庭科部とかどうだろうか?」

双葉「ふむふむ、そもそも家庭科部って何する部活?」

蓮「裁縫をしたり料理を作ったり、文字通り『家庭科の部活動』」

双葉「ふーん。裁縫したり料理作ったりするなら女子力のステータスアップにもってこいだな!」

蓮「ただこの学校に家庭科部があるかは知らない」

双葉「あー、それな。んー、記憶あやふやだけど、わたしがココに編入して部活動の入部勧められた時、部活動一覧にあったようななかったような…」

蓮「この時期ならまだ新入部員勧誘の時期だろうから、確認がてら部活動を見学して回るのもいいかもしれないな」

双葉「ん、じゃあひとまず放課後の予定ソレな!」

双葉「新入生の見学時期だけど、わたしもある意味で新入生みたいなもんだしダイジョウブだろう!」

双葉「約束すっぽかして帰るのダメだかんな!?」


双葉と放課後、部活動見学をすることになった。



双葉「そんじゃあわたしはそろそろ教室行くから。またあとで!」

蓮「ああ」

そう言い残して双葉は自分の教室へと向かった。

自分も教室へ向かおうと思ったが、転校初日なのでひとまず職員室へ向かうとしよう。

先日来た記憶を頼りに、職員室へ足を運んだ。

161 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/15(日) 00:11:08.93 ID:PMOsPlTx0
――洸星高校・職員室


担任「それじゃあこのあとのHRの時に紹介するから、簡単な挨拶を考えておいてくださいね」

蓮「わかりました」


朝のHRで自己紹介をすることになった。

担任「じゃあ時間だからそろそろ行きましょうか」



――洸星高校・教室


担任「はい、みんな席についてー。突然ですが、転校生を紹介します」

男子生徒「転校生?こんな時期に?」

女子生徒「男子かな、女子かな」

女子生徒「かっこいい人だったらいいなー」

担任「はい、静かに。じゃあ入ってきて」

蓮「……」

男子生徒「男かー」

女子生徒「髪なんかモサモサしてる〜」

女子生徒「え、でもけっこうイケメンじゃない?」

担任「ほらそこザワザワしない! じゃあ雨宮君、自己紹介を」


蓮「雨宮蓮です。よろしく」


担任「雨宮くんの席は窓際の1番後ろの席ね」

担任「教科書の手配が遅れてるから、授業中は隣の…ああ、ごめんなさい。隣の子は午後から登校だから授業中は前の席の子から見せてあげてね」


男子生徒「へーい」

蓮「よろしく」

男子生徒「おう」


それから4限まで授業を受けたが、授業内容は特に難しいものではなかった。


日本史教師「はい、では今日はここまで」


男子生徒「さぁてメシだメシ」

女子生徒「学食行こー」

女子生徒「今日の日替わり定食なにかな〜」


昼休みになった。


安価 【先に2票集まった選択肢】 どうしようか?


1 学食へ向かう
2 双葉と祐介に連絡を取る
3 なにやら教室が騒がしい…?
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 00:24:36.95 ID:aNg4rkWi0
2
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 01:06:30.04 ID:PaV/Yt5n0
2
164 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/15(日) 02:16:00.00 ID:PMOsPlTx0
双葉と祐介に連絡を取ろう


蓮『二人共、いまどこにいる?』

祐介『移動教室の帰りで自分の教室に戻っている最中だ。教室に荷物を置いたら学食に寄るつもりだが』

双葉『体育終わって着替えなう。終わったら学食行く予定。蓮も一緒に来る?』

蓮『学食の場所がわからない』

双葉『あー、それもそっか』

祐介『なら俺が案内しよう。教室で待っていてくれ。ところで蓮は何組だ?」

蓮『2組』

祐介『了解した。荷物を置き次第すぐに向かう』

双葉『じゃあわたしは学食で席取っとく!』

蓮『ありがとう』


祐介が来るまでしばらく待つこと数分。

後方の扉から祐介が入ってこちらにやってきた。


祐介「待たせたな」

蓮「全然」

祐介「では行こうか」

蓮「ああ」



女子生徒「え、転校生って喜多川くんと知り合いなの!?」

女子生徒「しかもなんかすごく親しげじゃなかった!?」

女子生徒「どんな関係なんだろ…」

女子生徒「てかちょっと気にならない? あとを追い掛けてみない!?」

女子生徒「そうしよそうしよ! メシ食ってる場合じゃない!」


後方がなにやら騒がしいのを感じながら、祐介に連れられて学食へと向かう。
165 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/15(日) 03:34:53.30 ID:PMOsPlTx0
――洸星高校・学食

祐介「ここが学食だ。リーズナブルな価格だが、味も量も申し分ない。金銭に余裕がある日はいつも世話になっている」

蓮「人が多いな」

祐介「ウチの高校は基本ここで食事をする生徒が大半だからな」

蓮「なるほど」

双葉「おーい! こっちだ二人共!」

食券販売機のすぐそばのテーブルで、双葉が手を振って呼んでいる。

運動後だからか、髪を纏めておりいつもと印象が違って見える。


双葉「座席は確保しといたぞ!」

蓮「ありがとう双葉」

双葉「えっへへ…」

祐介「双葉はもう注文は済ませたのか?」

双葉「確保優先だったからまだだ!」

祐介「そうか。では今度は俺が確保しているから蓮と一緒に注文してくるといい」

蓮「祐介のも注文してこようか?」

祐介「では『ざる蕎麦』を頼む。金は後で払おう」

蓮「わかった」


双葉「よし行くぞ蓮! ちなみにわたしのオススメ学食はカレーだ! ルブランのやつとはまた違った味わいがあるぞ!」


双葉に腕を取られながら食券売場へと向かう。


「佐倉ちゃんと一緒にいるの誰だアレ」

「普段の彼女と表情が全然違う…何者なんだ彼は」


周囲からの視線や噂話が聞こえてくる。

学生としての双葉の現状はよく知らないが、周囲から一目を置かれているようだ。


双葉「注文する時は先にお金を入れて、食べたい料理のボタンを押せば食券が出て来るから、それ持ってあっちのカウンターに向かえばOK」

双葉「食券をカウンターのオバちゃんに渡せば料理くれるから、それで配膳完了。超簡単!」

双葉「あ、でもお残しすると怒られるから注意な。『お残し許すまじ!』ってやつだ。ん?アレなんかビミョウに違う気が…」


教わった手順通りに料理を注文し、カウンターで受け取る。

ざる蕎麦とA定食(ミニカレーとラーメンとプリン)を持って、祐介が待つ席へと戻る。


蓮「おまたせ」

祐介「ああ、すまんな蓮。……む?両手が塞がっていては席に座れないな、いま椅子を引こう」

蓮「ありがとう」

祐介「お安い御用だ」


「喜多川くんが椅子を引いてあげてる!?」

「まるで主人と執事みたい…!」


双葉「なんか今日の学食、いつもと違って騒がしい気がする」

祐介「視線もやけに感じるな。まるで針の筵に座らされている気分だ」

周囲の喧騒に気を散らされながら、三人で昼食を取った。
166 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/15(日) 04:40:12.86 ID:PMOsPlTx0
双葉「ごちそうさま! あー、お腹いっぱいで午後の授業眠くなりそう…」

祐介「体育で運動後に食事からの授業は反則級の流れだな」

蓮「眠くなった時は手のツボを押すといいらしい」

双葉「ほほう? それどこ押せばいいの?」

蓮「手の裏側にある、親指と人指し指の付け根の間」

双葉「この辺? ……んー、あまり実感がない」

祐介「ああ、俺もそれに関するテレビを以前見かけたな。双葉の押している部分は少し違う、ここだ」

双葉「いだだだだだ!!? ちょっ、いきなりなにすんだ祐介!?」

祐介「目を覚ましたかったのではないのか?」

双葉「いや目は覚めたけども! パッチリですけども! でもこれ単に痛みで意識がハッキリしただけじゃね!?」 

蓮「結果オーライだな」

祐介「ああ」

双葉「なんか釈然としない!」


それからしばらく雑談を交わした。


双葉「あー、もうそろそろ5限目始まるから教室戻らなきゃ」

祐介「もうそんな時間か。初めて3人で食事をしたが、時間が経つのはあっという間だな」

蓮「授業へ遅刻する前に教室に戻ろう」



双葉「それじゃあ蓮、また放課後な!」

祐介「またな」

蓮「ああ」


2人と学食で分かれて教室へと戻った。

自分の座席まで近づくと、隣の席に午前中は不在だった女子生徒が座っており、鞄の中から勉強道具を取り出していた。


一二三「……」

不在だった席の主は一二三だった。

彼女も洸星高校の生徒なので、校舎内で顔を会わせることもあるだろうとは思ったが、まさか隣の席だとは。


安価 ↓3 どうしようか?

1 声をかける
2 一二三が気づくのを待ってみる
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 06:45:05.52 ID:aNg4rkWi0
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 07:49:01.13 ID:5LH1R//g0
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 08:19:03.85 ID:uB3Lpb5+0
170 :以下、名無しに代わりましてジョーカーがお送りします ◆.jMGTy6iYI [saga]:2018/07/17(火) 06:32:23.06 ID:IfHW9SPO0
蓮「久しぶり」

一二三「……? 私ですか? すみません、どこかであ――、…………え?」

蓮「今日からよろしく」

一二三「…………えっと、理解が追いつかないので少し待ってもらえますか?」

眉間にシワを寄せて、目頭を押さえる一二三。

一二三「……色々と言いたいことはありますが、ひとまずこれだけ言わせてください」


コホンと軽く咳払いをし、一二三は居住まいを正してこちらに身体を向ける。


一二三「おかえりなさい」

蓮「ただいま」


一二三「……貴方にまた会えた事はとても嬉しいけれど、何の前触れもなく現れるのは反則です」



現国教師「おーし、そろそろ授業の時間だ席に着けー」

男子生徒「うへー、昼休み明け現国とか超眠くなるわー」



一二三「もうすぐ午後の授業が始まりますね。そろそろ自分の席に戻――ああ、とな、り、……隣の席なんですね」

蓮「よろしく頼む」

一二三「……なんだか昨日の試合より急展開の連続で参ってしまいそうです…」

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