悪魔「君の膵臓を食べたい」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/17(日) 00:48:28.43 ID:39aGjFQ00

つい先刻、みすぼらしい格好をした奴隷商の男が浮かべた下卑た笑みをふと思い出していた。

私の手元には、その男から受け取った古びたカタログと、生血でサインを交わした契約書が一枚。

男は去り際に言った。「ソイツはどうしようもない売れ残りなんですけどねえ。ほんとにいいんですか?」

私は椅子に座ったまま、男を黙って見つめていた。その行為に特に意味はなかったが、
私がそうしていることを不審に思ったのか、男は部屋を出るまで私の機嫌を取ろうと媚びへつらっていた。

私は大きくため息を吐き、使いの者に「男を好きにしていい」と命じる。
さて、あの男はどのような仕打ちを受けるのだろう。私は廊下に響いた断末魔を聞き届けながら、閉じた瞼をもう一度開く。

そうして目の前には少女がひとり跪き、「どうしたんだろうか」と大きな瞳でこちらを見ている。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1529164108
8.22 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)