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凛「腐った死体と夏の蝉」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/01(金) 01:10:01.82 ID:+BYsJcJI0
制服のシャツがうざったいくらい汗ばむ猛暑が東京に押し寄せていた。
手をかざして見上げると、まるで今私の立つこの場所が夏の中心であるかのような晴れ晴れとした空が憎らしい顔でこちらを眺めていた。
天気予報士が言うには、今日は40度に近い真夏日らしい。
どうりでさっきから向かい側のホームに佇む人の列が陽炎のようにぐにゃぐにゃと歪んでいるわけだ。
私はもう一度額に滲んだ汗を拭い直して、熱を帯びた頬に手のひらを当てた。
“凛ちゃ〜ん、お仕事お疲れです! 今日はとっても暑いので水分はしっかりとらないとダメですよ?
それじゃあ私はこれから家族でハワイに行ってくるので、お土産たのしみにしててくださいねっ”
気が付くと左手の中に収めていたスマホに卯月からのメッセージが届いていた。
文末には気の抜けた顔をしたイヌの絵文字が張り付けてあったので、私は片目を瞑りながらいそいそと返信の文面を考える。
“うん、ありがとう。卯月も旅行気を付けてね。……あと、その絵文字もしかしてハナコのつもり?”
“えへへ、ハナコちゃんですっ!”
ハナコの毛並みは茶色なんだけど、卯月が嬉しそうにしてるからわざわざ言う必要もないだろう。
つい先日、奈緒にプレゼントしてもらったプリキュアのスタンプを送った後、私は胸元のボタンをひとつ外して耳にかかった髪をかき上げた。
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