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もこっち「モテないし、ヴレインズ」
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28 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:47:40.56 ID:/NEd3SaqO
もこっち(………くそっ、いつまでグダクダ悩んでんだ私は………もうネモと約束したんだ。それを破るわけにはいかねーだろうが)ブンブン
もこっち(………気を取り直そう。そんで初期デッキ決めねーとな………)
もこっち(………だが、どんなのがあるんだ?)カタカタ
もこっち(………うわっ、なんだこの量!? こんな大量にある中から選べってか?)
もこっち(………全部見ていると時間無くなりそうだな。ここは一つのテーマに絞って、検索した中から選んだ方がよさそうだ)
もこっち(だが、何のテーマにすっかな………相手がネモなことを考えりゃ、アニメテーマにすんのは確定として………どれにすべきか………)
もこっち(………せっかくだし、私が昔使っていたデッキテーマにすっかな。そん中で面白そうなのといえばーーー)カタカタッカターンッ
もこっち(おっ、出た出た)
もこっち(………とは言っても、一つだけかよ。あのテーマ、リンクヴレインズじゃ、あんま人気ないのか?)
もこっち(………まあいいや。とりあえずデッキレシピと回し方は………)カタカタ
29 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:49:43.14 ID:/NEd3SaqO
ーー ??分後 ーー
もこっち(………今はこんなカードまであんのか………知らんかった………)
もこっち(てゆーかこのデッキ、あのテーマ以外にも、原作漫画やアニメ出身のカードが割と入ってんのな。原作やアニメ好き向けのファンデッキってとこか?)
もこっち(………実際、“このカード”には、あの演出が組み込まれてるらしいからなあ………本当にできんのかね?)
もこっち(………まあ、それはそれとして、エクシーズが入ってないんだよな。そこは少しキツイかな)
もこっち(………欲しけりゃ実物買うか課金しろってことなんだろーな、えげつねえ)
もこっち(だがそれでも、まあまあ回るようには作られてはいるわけか………)
もこっち(………ちとややこしい回し方だが、【インフェルニティ】とかよりはやりやすそうだ………)
もこっち(………よし、これにするか)カタッ
〔初期デッキが選択されました。しばらくお待ちください………〕
ピピーン
〔初期デッキのダウンロードが完了しました〕
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/27(日) 23:51:04.40 ID:/NEd3SaqO
もこっち(………結構はえーな。最近リンクヴレインズのデータ処理が一部遅くなったってネットニュースにあったが、ガセだったか?)
もこっち(いや、これでも遅くはなってるのか、それとも遅くなってるところが違うのかーーーん?)
〔ダウンロードした初期デッキのデータを、白紙のカードに移しますか?〕
【はい】【いいえ】
〔データを移す場合は【はい】を、データを移さない場合は【いいえ】をクリックしてください〕
〔【はい】をクリックした場合は、ディスクに付属されている白紙のカードを、必要枚数分、デッキ挿入口にセットしてください〕
〔セットした後は、改めて【はい】をクリックしてください。その直後、セットされた順番からデータの移し替えが行われます〕
〔移し替えが終了した際は、このウィンドウが閉じられます。その後、デッキ挿入口からカードを取り戻し、ディスクに反応するか確認してください〕
〔【いいえ】をクリックした場合は、このウィンドウが閉じられます。再び開く際は、メニュー画面に戻り、【カードデータ移し替え】をクリックしてください〕
31 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:52:32.19 ID:/NEd3SaqO
もこっち(………ああ、そういや、最近じゃダウンロードしたカードのデータを、白紙のカードに移すことで、実物のカードとして使用することもできるんだったな。昔じゃ考えられない話だ)
もこっち(………でも今はいいか。現実でデュエルする気も無いしな。【いいえ】、っと)カチッ
もこっち(まあ、何はともあれ、あとは×時??分に間に合うようにーーって、うん?)
チクタクチクタク………
もこっち(………もうすぐ×時??分じゃねーか!)
もこっち(やべー! 早く行かないと、ネモにネチられる!)
もこっち(えーと、確か、まずはデュエルディスクに座標を打ち込んでーー)ピッポッパッ
もこっち(あとはVRダイバーってのを装着してーー、よしこれで良いはず………)ガチャッ
ヴォーンッ………!
もこっち(うおおっ、きたきた、ついに………!)
イントゥ ザ ヴレインズ!
32 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:54:08.12 ID:/NEd3SaqO
ーー ??? ーー
もこっち(?)「………ん、ここは………」スッ
もこっち(?)「!?」スッスッ
もこっち(?)「………この頭身! このチョウチンアンコウみたいなアホ毛! そうか、ここがーーー」
クロっち「リンクヴレインズか!」
ネモ(?)「そうだよーー」
クロっち「うおっ、おまっ、ネモ!?」
ネモ(?)「ダメだよー、クロっち。ここはリンクヴレインズの中なんだから、そういう呼び方しちゃ」
33 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:55:17.66 ID:/NEd3SaqO
ネモ(?)(………まあ、ここは電脳ビルの上で、他に人はいないから大丈夫だとは思うけど)
クロっち「えっ、いや、でもお前のアバター名なんて知らないしーーー」
ネモっち「ネモっち」
クロっち「へ?」キョトン
ネモっち「ネモっち、それが私のアバター名だから、ここではそう呼んで」
クロっち「お、おう………わかった」
ネモっち「………」
34 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:56:32.00 ID:/NEd3SaqO
クロっち「………あー、わかったよ。呼べば良いんだろ? ネモっち!」
ネモっち「ふふふ、ありがと、クロっち」
クロっち(………なんつーか、アレだな。思ったよりも、こっぱずかしいなコレ………)カァッ
クロっち(………つーか、ネモのアバター、私のアバターをそのままネモに変換したようなデザインじゃねえか)
クロっち(いや、私と違ってアホ毛みたいなのが無かったり、格好がネズミーの時の服装っぽい感じだったり、ピンク髪に茶髪が混じってたりと、違う部分もあるが………)
クロっち(………かわいいじゃねえか、こんにゃろう)キュン
35 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:57:31.88 ID:/NEd3SaqO
ネモっち「それじゃ………しよっか」キュッ
クロっち「えっ、」ドキリ
クロっち(え、ネモのやつ、手掴んで何をーーー)ドキドキ
ネモっち「どうしたの? ………しないの?」ギュッ
クロっち「す、するって、なにをーーー」ドキドキドキドキ
ネモっち「デュエルに決まってるじゃん。なーに期待していたんだろーねー? クロは」パッ
36 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:58:46.18 ID:/NEd3SaqO
クロっち「………なっ、お前〜〜〜!!」カアアッ
ネモっち「ネモっち」
クロっち「うっ、」
ネモっち「そうでしょ?」
クロっち「〜〜〜〜っ、………………ネモっち」ボソッ
ネモっち「もっと大きな声で言わなきゃ聞こえないよーー」
クロっち「………あー、もー、わかったよ、ネモっち! ほら、これで良いんだろ! さっさとデュエルするぞ!」ガチャ
ネモっち「………うん、いいよー」ガチャ
ネモっち(ホントはもっと遊んでいたかったけど………それはまた今度かなー、ふふふ)
クロっち(みてろよネモ! 私をからかったことを後悔させてやらあ!)
「「デュエル!」」
37 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/27(日) 23:59:49.81 ID:/NEd3SaqO
今日はここまでです。次回はデュエルパートから
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/28(月) 00:03:16.06 ID:gOEjIlTfo
乙
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/28(月) 02:12:39.21 ID:xACqS29DO
相変わらずゆりちゃん邪魔くせえな
影から見守るウッチー見習えや
40 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:01:35.26 ID:4NGd5RBwO
投下します
41 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:03:13.61 ID:4NGd5RBwO
クロっち「私のターン!」
クロっち(って………うおっ、!?)
ネモっち「………」
クロっち(て、手札が………浮いてやがる………)
42 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:05:52.62 ID:4NGd5RBwO
クロっち(いや、説明書で知ってたけどさ。それでもビックリだわ………これがリンクヴレインズ………)
ネモっち(………手札が浮いてることに驚いてるのかな? まあ当然の反応だね………)
クロっち(………あー、落ち着け。電脳世界なんだから手札だって浮くだろ。そんなことよりもデュエルに集中だ、うん)
クロっち(………そうだ、さっきのことを思い出せ! ぜってー、ネモのやつをギャフンと言わせてーーー)
43 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:07:18.26 ID:4NGd5RBwO
クロっち(ーーーって、ちょっと待て)チラッ
クロっち(………何だよこの手札!? モンスターが1体も来てねーじゃねーか! 手札事故じゃねーのかコレ!?)
クロっち(………いやまあ、こっちは過去にカードゲームでイカサマした身だし? ドロー運にはあまり期待はしてなかったが、まさか初っ端からこれとはな………)
クロっち(どうする? サレンダーでもして仕切り直すか?)
ネモっち(あの様子、手札事故でもしたのかな? でもクロならーーー)
44 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:08:52.43 ID:4NGd5RBwO
クロっち(………いや待て待て、私はもうネモに啖呵きっちまったんだ。そんな中でサレンダーなんてしたら赤っ恥も良いとこじゃねーか! ぜってー、イジられるわ!)
クロっち(………このまま続けるしかないか)ハアッー
ネモっち「………………」
クロっち(そうなると、まずは手札の入れ替えからだな………えーと、確かカードを発動するにはーーー)
クロっち(………ああ、そうだ。確か口にするだけで良いんだったな。こいつは楽ちんだ………よしっ)
クロっち「速攻魔法、《手札断殺》を発動」
クロっち「お互いに手札2枚を墓地に送ることで、2枚ドローする」
クロっち「私は《ギャラクシー・サイクロン》と《スキル・プリズナー》を墓地に送る」
クロっち「そして、2枚ドロー!」
45 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:10:11.70 ID:4NGd5RBwO
クロっち(よし、ちゃんと発動できた。それなら、お次はーーー)
ネモっち「こっちは《妖刀竹光》と《トイポット》を墓地に送って、2枚ドローさせて貰うね」
クロっち(………げっ、確かあのカード共は………)
ネモっち「この瞬間、墓地に送られた《妖刀竹光》と《トイポット》の効果発動!」
ネモっち「それぞれの効果で、デッキから《黄金色の竹光》と《ファーニマル・ウィング》を手札に加えるね」
46 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:11:57.46 ID:4NGd5RBwO
クロっち(ちっ、向こうの手札を増やしちまったか。しかも結局モンスター引けなかったし、微妙な出だしだな)
クロっち(………にしても、《トイポット》っつーことは、ネモのデッキは【ファーニマル】みたいだな)
クロっち(確か動画での、あのデッキの戦術は………)
クロっち(………モンスターどうこう以前に守りを固めねーとヤベーな)タラリ
クロっち「………ひとまずカードを3枚セットしてーーー」
バババッ
クロっち(………なるほどな、わざわざ浮いた手札に触れずとも、頭ん中でカード選んで、その直後にセットと言えば自動的に伏せてくれる。説明書き通りだ)
クロっち(知らないうちに、随分とハイテクな世の中になったもんだ………)
クロっち(まあいい、ならお次はーーー)
47 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:13:43.75 ID:4NGd5RBwO
クロっち「魔法カード、《命削りの宝札》を発動!」
クロっち「このカードを発動する場合、自分はこのターン、特殊召喚を行うことができない! また、このターン、相手が受けるダメージも全てゼロになる!」
クロっち「だが、その代わり、自分の手札が3枚になるようドローする!」
クロっち「私の手札は0枚! したがって、3枚ドロー!」
クロっち「………よし! 私はモンスターをセット、カードを2枚セットしてエンドフェイズに移行!」
クロっち「そして、エンドフェイズ、《命削りの宝札》の効果で残りの手札を全て墓地送りにする処理が行われるが、ハンドレスの私には関係が無い!」
クロっち「これでターンエンドだ!」
48 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:15:09.47 ID:4NGd5RBwO
ネモっち「あれれー? クロっち、いきなりガン伏せして大丈夫なの? ほら、羽箒とか」
クロっち「………うるせえよ。早くやれ」
ネモっち「ははっ、『うるせえよ』は、禁止用語だから私以外にはしないでね? 私のターン、ドロー!」
ネモっち(………羽箒は来ないか、なら、ここはーーー)
ネモっち「メインフェイズ、魔法カード発動、《魔玩具補綴》!」
ネモっち「その効果でデッキから《融合》と《エッジインプ・シザー》を手札に加えるよ」
49 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:16:52.02 ID:4NGd5RBwO
クロっち(なっ、ただ発動するだけで《融合》と素材のサーチだと!?)
クロっち(なんつーぶっ壊れだよ! これだから最近のカードは………)
ネモっち「続いて、《ファーニマル・ドッグ》を召喚!」
ドッグ『ワンッ』ATK1700
ネモっち「《ファーニマル・ドッグ》の効果発動! デッキからファーニマルモンスター、《ファーニマル・ベア》を手札に加える」
ネモっち「さらに、手札の《ファーニマル・ベア》を捨てて、その効果を発動!」
ネモっち「デッキから2枚目の《トイポット》をセットするよ」
ネモっち「そして、2枚目の《妖刀竹光》を発動! ドッグに装備!」
50 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:18:11.79 ID:4NGd5RBwO
ポトッ
ドッグ『ワンッ?』つ妖刀竹光
ネモっち「《妖刀竹光》は装備モンスターの攻撃力を0ポイントアップさせるよ!」
ドッグ『ワワ〜ン?』ATK1700→1700
クロっち(まったく意味ねーけど、ネモの手札にはアレが………)
ネモっち「さっき手札に加えた《黄金色の竹光》を発動!」
クロっち(ほら、きたきた)
ネモっち「このカードは、自分の場に『竹光』と名のついた装備魔法カードが存在する場合に発動できる!」
ネモっち「その効果で、私はデッキからカードを2枚ドローする!」
ネモっち「あっ、ラッキー、今ドローした2枚目の《黄金色の竹光》を発動! その効果で更にドロー!」
51 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:19:30.98 ID:4NGd5RBwO
ネモっち「ここで、魔法カード発動、《ナイト・ショット》!」
クロっち「!」
ネモっち「その効果で、セット状態にある相手の魔法・罠カードを1枚選択して破壊する! 」
ネモっち「そして、この効果に対し、相手は選択されたカードをチェーン発動できない!」
ネモっち「私はクロっちから見て右から2番目のカードを選択して破壊するよ!」
クロっち「だったら、それにチェーンして、永続罠、《光の護封霊剣》を発動!」
クロっち「また、それにチェーンして、破壊対象にされた罠カード、《ダメージ・ダイエット》を発動だ!」
ネモっち「!」
クロっち「《ナイト・ショット》には直接チェーンできなくとも、こうして他のカードをチェーンし、それに選択されたカードをチェーン発動することは可能!」(ネットに載ってた)
52 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:20:54.27 ID:4NGd5RBwO
クロっち「いくぞ、逆順処理だ! まずは、《ダメージ・ダイエット》の効果で、このターン、私が受けるダメージは半分になる!」
ネモっち「………次に《ナイト・ショット》の効果が適用されるけど、対象にされたカードが表側になったため、不発になるよ」
ネモっち(まあ、今回の場合、破壊できても意味は無いけどね)
クロっち「最後に《光の護封霊剣》の発動が完了する! このカードが場にある限り、お前がモンスターで攻撃してきても、その度にライフを1000支払うことで、その攻撃を無効にできる!」
ネモっち「してやられたね。だったら、お返しに魔法カード、《融合》を発動!」
53 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:22:35.67 ID:4NGd5RBwO
ネモっち「場のドッグと手札の《ファーニマル・ペンギン》《エッジインプ・シザー》を融合!」
ネモっち「融合召喚! 現れ出ちゃえ! すべてを引き裂く密林の魔獣! 《デストーイ・シザー・タイガー》!」
タイガー『ガオオ!』ATK1900→2200
ネモっち「タイガーの永続効果で、場の『デストーイ』モンスターの攻撃力は、同カテゴリー及び『ファーニマル』モンスターの数×300ポイントアップする!」
ネモっち「さらに、融合召喚成功時、墓地に送られた《ファーニマル・ペンギン》の効果発動!」
ネモっち「そして、それにチェーンして、クロっちの伏せモンスター1体と伏せカード2枚を対象にタイガーの効果発動! さらにチェーンして、墓地に送られた《妖刀竹光》の効果発動!」
クロっち「だったら、《妖刀竹光》の効果にチェーンして、墓地から罠カード、《スキル・プリズナー》を除外して発動!」
ネモっち(うん、そうくるよね)
54 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:24:41.42 ID:4NGd5RBwO
クロっち「逆順処理だ! まず、《スキル・プリズナー》の効果! このターン、私の伏せモンスター1体を対象を取るモンスター効果を無効にする!」
ネモっち「次のチェーン3で《妖刀竹光》の効果処理を行うね。デッキから3枚目の《黄金色の竹光》を手札に加えるよ」
ネモっち「そして、チェーン2でタイガーの効果処理を行う!」
ネモっち「タイガーの効果! 自身の融合素材にしたモンスターの数と同じ数のカードを対象に取って破壊する!」
ネモっち「私はクロっちの伏せモンスター1体と伏せカード2枚を対象に破壊!」
タイガー『ガオオ!』ジャキーンッ
クロっち「さっき発動した《スキル・プリズナー》の効果! このターン、私の伏せモンスターを対象に取るモンスター効果を無効にする!」
ピカーッガキンッ!
タイガー『ガオッ!?』
クロっち「タイガーの効果は無効だ!」
ネモっち「だよね。だったら最後のチェーン1の効果処理として、《ファーニマル・ペンギン》の効果」
ネモっち「デッキからカードを2枚ドローして、3枚目の《トイポット》を捨てるよー」
55 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:25:59.66 ID:4NGd5RBwO
ネモっち「この瞬間、墓地に捨てられた《トイポット》の効果発動!」
ネモっち「その効果で、デッキから《ファーニマル・オウル》を手札に加える!」
ネモっち「そして、セットされた永続魔法、《トイポット》を発動!」
ネモっち「また、それにチェーンして、速攻魔法、《クリボーを呼ぶ笛》を発動!」
クロっち「!?」
ネモっち「《クリボーを呼ぶ笛》の効果で、デッキから《クリボー》を特殊召喚する!」
ネモっち「来て、《クリボー》!」ピピューイッ
56 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:27:34.69 ID:4NGd5RBwO
ポンッ
クリボー『クリクリ〜』DEF200
クロっち(………何のつもりだ? もう召喚権は使ってあるから、上級モンスター召喚のためのリリース要員にはできねーし、場のモンスターとレベルが違うからエクシーズもできねーはず………)
クロっち(いったい何を狙ってーーー)
ネモっち「出てきて、手と手を合わせるサーキット! 召喚条件は悪魔族モンスター2体!」
ネモっち「私は悪魔族のタイガーと《クリボー》を左ゾーンのリンクマーカーにセッティング!」
クロっち(!??)
ネモっち「リンク召喚! リンク2、《パーペチュアル・キング・デーモン》!」
57 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 14:30:35.08 ID:4NGd5RBwO
今はここまでです。次回はデュエルパート続きから
58 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:26:07.58 ID:hV5Uzf4jO
パーペチュアル『グオオッ!』ATK2000
クロっち(ーーーーうおおっ、そうか! そういうことか! なるほど、これが噂のーーーー)
ネモっち「これがリンク召喚だよ。場に存在する指定条件のモンスターを、召喚先のモンスターのリンクの数値と同じ枚数のカードを墓地に送ることで、エクストラデッキからEX(エクストラ)モンスターゾーンに特殊召喚できるんだ」
クロっち「………ん? リンクの数値? エクストラモンスターゾーン? 何だそりゃ?」
ネモっち「うん、まずリンクの数値っていうのは、リンクモンスターにのみ存在する新しいステータスのことだよ」
ネモっち「エクシーズモンスターのランクみたいなものと言えばわかりやすいかな?」
クロっち「………ああ、なるほどな。わかりやすい」
ネモっち「そして、《パーペチュアル・キング・デーモン》はリンク2、つまりリンクの数値が2だから、召喚には2体のモンスターが必要なんだ」
ネモっち「そして、その2体は悪魔族に指定されているよ。だから、私は悪魔族であるタイガーと《クリボー》を素材にリンク召喚したんだよ」
59 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:28:24.08 ID:hV5Uzf4jO
クロっち(聞いてみると、凄い召喚法だな。召喚条件緩すぎるし、しかも、2体素材で攻撃力も割と高いとか………ゲームバランス大丈夫か?)
ネモっち「次に、EXモンスターゾーンについてだけど、それは通常のモンスターゾーンの横2列目と4列目の前の方に新設された新しいモンスターゾーンのことを指しているんだよ」
クロっち「えっ、今はそんなのがあるのか?」
ネモっち「あるよ。ディスクの表示画面を見れば一目瞭然だと思うけどなーーーあ、ここのボタン押せば表示されるからね」つ()
クロっち(へー、どれどれ………)ピッ
クロっち(………うおっ、マジだ。マジでそうなってる。つーか、展開力高いデッキだらけの環境で、モンスターゾーン増えるとか、何考えてんだ)
ネモっち「そうそう、エクストラデッキからモンスターを特殊召喚する場合は、基本そこにしか出せないルールに変わったから気をつけてね」
クロっち「………はあ!? ちょっと待て!? それじゃあ、エクストラからは二箇所にしかモンスター出せねーのかよ!?」
ネモっち「基本的に一箇所だけだよ。EXモンスターゾーンは二箇所あるけど、そのうち一箇所使用したら、そのプレイヤーがもう一箇所を使用することは基本的にできないし」
クロっち(マジかよ………このデッキなら回ればたぶん何とかなるが、まえ流行ってたペンデュラムとか終わったんじゃね? 大丈夫なのかよ、このルール)
60 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:29:52.12 ID:hV5Uzf4jO
ネモっち「他に質問はある?」
クロっち「………ある」
ネモっち「なあに? なんでも構わないよ?」
クロっち「ディスクの表示についてなんだが………何でお前のカード、テキスト欄にモザイクかかってんの? 卑猥なことでも書いてあんのか?」
ネモっち「クロっちはホントにバカだなーー」
クロっち「『バカ』!? おいっ、『バカ』は禁止用語じゃーーー」
ネモっち「二人きりだから大丈夫ーーー表示については、今はそういう仕様なんだよ。テーブルデュエル以外ではみんなそう」
61 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:31:02.78 ID:hV5Uzf4jO
クロっち「そ、そうなのか、へーー………」
ネモっち「………もし、カードについて詳しく知りたいなら、事前に勉強するか、説明してくれるサポートAIを買うか、相手が自分から言うのを待つしか無いよ」
クロっち「………ん? こっちから聞きに行っちゃ、いけねーのか?」
ネモっち「それはやっちゃいけないことになってる。まあ、状況にもよるけど、基本的にアウト扱いなんだよね」
ネモっち「だからデュエルの時は要注意だよ、クロっち?」
クロっち(マジかよ………ハイテクデュエルも案外不便なんだな)
62 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:32:16.80 ID:hV5Uzf4jO
ネモっち「他に質問が無いようなら、デュエルを進めるよ? 墓地の《エッジインプ・シザー》の効果発動!」
ネモっち「手札を1枚デッキトップに戻すことで、墓地から自身を特殊召喚する」
ネモっち「来て、《エッジインプ・シザー》!」
シザー『………』DEF800
クロっち(ネモの奴………あの有名なコンボを仕掛ける気だな)
ネモっち「そして、手札の《ファーニマル・ウィング》を捨てることで、場の《トイポット》の効果発動!」
ピューン………ガラガラガラガラ………
ネモっち「デッキからカードを1枚ドローし、そのカードが『ファーニマル』モンスターなら、手札からモンスターを特殊召喚! それ以外ならドローカードを墓地に送る!」
ネモっち「ドロー!」
ガラガラ………コロンッ
ネモっち「私がドローしたのは《ファーニマル・オウル》! よって、そのまま特殊召喚!」
ネモっち「来て、《ファーニマル・オウル》!」
ポンッ
オウル『ホーッ………』ATK1000
63 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:33:32.52 ID:hV5Uzf4jO
クロっち(ハイハイ、仕込みガチャ仕込みガチャ)
ネモっち「この瞬間、《ファーニマル・オウル》の効果発動! デッキから2枚目の《融合》を手札に加えるよ!」
ネモっち「墓地の《ファーニマル・ウィング》を除外して、その効果を発動! 墓地の《ファーニマル・ペンギン》を除外して1枚ドローする!」
ネモっち「さらに、場の《トイポット》を墓地に送ることで、もう1枚ドロー!」
ネモっち「墓地に送られた《トイポット》の効果発動! デッキから《ファーニマル・ラビット》を手札に加える」
ネモっち「3枚目の《妖刀竹光》を発動、《エッジインプ・シザー》に装備!」
64 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:34:34.63 ID:hV5Uzf4jO
ポトッ
シザー『………』ATK1200→1200
ネモっち「そして、3枚目の《黄金色の竹光》を発動! その効果で2枚ドロー!」
クロっち(………いま確か後攻1ターン目だよな? さっきから、ずっとネモのターンなわけだが)
クロっち(………ネモのやつ、二人っきりでもソロプレイなの? 焦らしプレイなの?)
ネモっち「2枚目の《融合》を発動!」
ネモっち「手札の《ファーニマル・ラビット》と場の《エッジインプ・シザー》を融合!」
ネモっち「融合召喚! もう一度お願い! 《デストーイ・シザー・タイガー》!」
65 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:35:39.24 ID:hV5Uzf4jO
タイガー『ガオオッ!』ATK1900→2500
クロっち「………いやいや、ちょっと待て! 何で、またエクストラから融合召喚してんだよ!? エクストラモンスターゾーンはもう埋まってるはずだろ!?」
ネモっち「あー、うん。実は、リンクモンスターにはリンクマーカーっていう矢印マークがあってね。それが関係してるんだ」
クロっち「………どういうことだ?」
ネモっち「リンクマーカーっていう、矢印マークの方向にあるモンスターゾーンは、特別にエクストラデッキからモンスターを召喚可能になるんだ」
クロっち「………マジで!?」
ネモっち「マジだよ大マジ。ああ、リンクマーカーがどこ方向に向いているかは、そっちのディスクの表示で確認してね。あれはイラストの一部扱いだからモザイクかかってないし」
クロっち「お、おう………」ピッ
66 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:36:42.51 ID:hV5Uzf4jO
クロっち(本当にあった………気づかんかったわ)
ネモっち「ちなみにリンクマーカーは、そのリンクモンスターのリンクの数値と同じ数あるからね」
ネモっち「《パーペチュアル・キング・デーモン》はリンク2だから、リンクマーカーも二つってわけ」
クロっち「なるほどな………リンクの数値が高ければ高いほど、リンクマーカーが増えて、エクストラからモンスターを出しやすくなるってわけか」
ネモっち「んーー、そこはリンクマーカーの向き次第だし、一概にそうとは言いきれないかな?」
67 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:37:47.63 ID:hV5Uzf4jO
クロっち(ああ? そりゃどういうーーー)
ネモっち「とりあえず融合召喚成功時、墓地のドッグを対象に《ファーニマル・ラビット》の効果をチェーン1、伏せカード2枚を対象にタイガーの効果をチェーン2、最後に《妖刀竹光》の効果をチェーン3で発動!」
ネモっち「逆順処理だよ! チェーン3の《妖刀竹光》の効果、デッキから《折れ竹光》を手札に加えるよ!」
ネモっち「次にチェーン2のタイガーとチェーン1の《ファーニマル・ラビット》の効果!」
ネモっち「クロっちの伏せカード2枚を破壊し、墓地のドッグを手札に加える!」
タイガー『ガオオ!』ジャキーンッ
ザクザクッ………バリーンッバリーンッ!!
クロっち「………だが、この瞬間、フィールドから墓地に送られた《運命の発掘》と《おジャマジック》の効果発動!」
ネモっち「!」
クロっち「逆順処理だ! それぞれの効果によって、デッキから、おジャマ三兄弟を手札に加え、1枚ドrーーー」
ネモっち「待って、だったら、《おジャマジック》にチェーンして速攻魔法、《相乗り》を発動!」
68 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:38:50.38 ID:hV5Uzf4jO
クロっち「!?」
ネモっち「逆順処理だよ! 《相乗り》の効果! このターン、相手がドロー以外でデッキか墓地からカードを手札に加えるたびに、私はカードを1枚ドローする!」
クロっち「………《おジャマジック》の効果、デッキから《おジャマ・イエロー》《おジャマ・グリーン》《おジャマ・ブラック》の三兄弟を手札に加える」
ネモっち「この瞬間、相手がドロー以外でカードを手札に加えたことにより、《相乗り》の効果が適用され、1枚ドローする!」
クロっち「………最後に《運命の発掘》の効果! 相手によって破壊されたことで、墓地の《運命の発掘》の枚数分、デッキからカードをドローする!」
クロっち「私の墓地の《運命の発掘》は1枚! したがって、1枚ドロー!」
69 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:40:03.16 ID:hV5Uzf4jO
クロっち(おっ、このカードはーーー)
ネモっち(………《おジャマジック》ってことは、クロのデッキは【おジャマ】と見て良さそうだね)
ネモっち(なんていうか、まあ、クロらしいデッキだなあ………)
ネモっち(………それはそうと、伏せカードのうち4枚は《光の護封霊剣》《ダメージ・ダイエット》《運命の発掘》《おジャマジック》か………)
ネモっち(………実質フリーチェーンの防御札と破壊がトリガーの手札回復カードの嵐。どおりで羽箒を恐れなかったわけだよ)
ネモっち(特に《光の護封霊剣》は、墓地にある時、自身を除外することでダイレクトアタックを封じる効果がある)
ネモっち(しかも、それはフリーチェーンで発動タイミングを選ばないーーー、クロとしては、羽箒で破壊された方が良かったかもね)チラッ
70 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:40:59.08 ID:hV5Uzf4jO
クロっち(ん? 何だネモのやつ、こっち見てきて)
ネモっち(………まっ、とりあえず、手札を補充しておこうかな)
ネモっち「魔法カード発動、《融合回収》!」
ネモっち「また、それにチェーンして、2枚目の《クリボーを呼ぶ笛》を発動、デッキから2体目の《クリボー》を特殊召喚する!」
クロっち「なら、それにチェーンして手札の《増殖するG》を捨てて、その効果発動!」
ネモっち「!?」
クロっち「逆順処理だ。まず《増殖するG》の効果が適用され、次に《クリボーを呼ぶ笛》の効果で《クリボー》が特殊召喚される!」
71 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:42:10.17 ID:hV5Uzf4jO
ポンッ
クリボー『クリクリ〜』DEF200
クロっち「この瞬間、《増殖するG》の効果! このターン、相手が特殊召喚に成功するたびにカードを1枚ドローする!」
ネモっち「………最後のチェーン1で《融合回収》の効果が適用される。融合素材として墓地に送られたラビットと墓地の《融合》を手札に加えるよ」
クロっち(………へっへーい、どうだネモ! 私の意外なる運命力は!)
ネモっち(まさか、あの1ドローだけで《増殖するG》を引き当てるなんてね………これはちょっと予想外だったかな?)
ネモっち(まあ、このターン中に勝つルートがある以上、取るプレイングは変わらないけどね)
ネモっち「魔法カード、《打ち出の小槌》を発動!」
ネモっち「その効果で、手札3枚をデッキに戻し、3枚ドロー!」
ネモっち(………ふふっ、リンクモンスターの真価はここからだよ? クロ!)
72 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/29(火) 20:42:41.77 ID:hV5Uzf4jO
今日はここまで
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 20:52:00.59 ID:jYiapm1K0
乙
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/30(水) 00:16:04.36 ID:E7nZ9iIwo
まだ1ターンも終わってないとかこわい
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/30(水) 06:53:09.32 ID:3+d7su/UO
もはやネモクロがいちゃついてるように見えてる
76 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:32:45.48 ID:H5JWEQ//O
投下します
77 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:33:11.34 ID:H5JWEQ//O
ネモっち「ーーー出てきて、手と手を合わせるサーキット! 召喚条件は同種族モンスター2体以上!」
クロっち「ーーーまたリンク召喚か!」
ネモっち「私は悪魔族の《パーペチュアル・キング・デーモン》と《クリボー》を右ゾーンのリンクマーカーに再セッティング!」
ネモっち「リンク召喚! リンク3、《サモン・ソーサレス》!」
ソーサレス『フフフ………』ATK2400
クロっち「………ち、ちょっと待て!? そいつリンク3ってことは、素材も3体必要なんじゃねーのか!? 何で素材2体で出してんだ!?」
ネモっち「リンク2以上のモンスターは、そのリンクの数値と同じ数のモンスターとして、リンク素材にすることもできるんだよ」
ネモっち「リンク2の《パーペチュアル・キング・デーモン》は2体分のリンク素材にできる」
ネモっち「だから、《パーペチュアル・キング・デーモン》ともう1体のモンスターで、リンク3のモンスターをリンク召喚できたんだよ」
クロっち「………あーー、思ったよりもルール多いんだな………あ、《増殖するG》の効果で1枚ドローな」
78 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:35:15.02 ID:H5JWEQ//O
ネモっち「デュエルし続ければクロっちも慣れてくると思うよ? 《サモン・ソーサレス》の効果発動!」
ネモっち「手札のモンスター1体を、相手フィールド上に向いてあるリンクマーカーの先のモンスターゾーン、通称リンク先に守備表示で特殊召喚できる!」
クロっち「何!? リンクマーカーってのは、自分モンスターゾーンだけに向いてるのではないのか!?」
ネモっち「そんなこと一言も言ってないからねーー? リンクマーカーが相手モンスターゾーンに向いているモンスターも普通にいるから」
クロっち(マジかよ………つーか、相手にもエクストラ召喚場所与えるとか、基本デメリットじゃね、それ?)
ネモっち「その効果で、手札の《クリッター》をクロっちのフィールドに特殊召喚!」
クリッター『ケケケッ』DEF600
クロっち(《クリッター》………面倒なモンスター押しつけやがって)
クロっち「だが、私の場とはいえ、相手によって特殊召喚されたことに変わりはない! 《増殖するG》の効果で1枚ドロー!」
79 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:36:42.93 ID:H5JWEQ//O
ネモっち「構わないよーー、《サモン・ソーサレス》のさらなる効果発動!」
ネモっち「相手フィールド上のリンク先にいるモンスターと同じ種族のモンスターを、デッキから守備表示で別のリンク先に特殊召喚できる!」
ネモっち「リンク先には悪魔族の《クリッター》がいる!」
ネモっち「よって、デッキから悪魔族モンスター、2体目の《エッジインプ・シザー》を左下のリンク先に特殊召喚!」
ネモっち「来て、《エッジインプ・シザー》!」
ポンッ
シザー『………』DEF800
クロっち「《増殖するG》の効果で1枚ドロー!」
ネモっち「《融合》発動!」
ネモっち「手札の《ファーニマル・キャット》と場のオウルと《エッジインプ・シザー》を融合!」
ネモっち「融合召喚! 現れ出ちゃえ! すべてを噛み斬る獰猛なる野獣! 《デストーイ・シザー・ウルフ》!」
80 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:38:14.78 ID:H5JWEQ//O
ウルフ『ガルルッ!』ATK2000→2600
タイガー『………』ATK2200→2500
クロっち「《増殖するG》の効果で1枚ドロー!」
ネモっち「この瞬間、融合素材として墓地に送られた《ファーニマル・キャット》の効果発動! 墓地の《融合》を手札に加えるよ!」
ネモっち「メインフェイズを終了し、バトルフェイズに移行! そして、バトルフェイズ開始時に、速攻魔法、《風魔の矢》を発動!」
クロっち「? 何だ、そのカード?」
ネモっち「《風魔の矢》の効果! このバトルフェイズ中、お互いに魔法・罠カードの効果を発動できない!」
クロっち「何ィ!?」
シュバババッ!
ネモっち「これで《光の護封霊剣》とその伏せカードは封じたよ!」
81 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:39:19.34 ID:H5JWEQ//O
クロっち「いや、まだだ! 《風魔の矢》にチェーンして罠カードーーー」
ネモっち「無駄だよ。《風魔の矢》の発動にチェーンすることはできない!」
ガキーンッ!
クロっち「なっ!?」
ネモっち「そのままバトル! まずは《サモン・ソーサレス》で《クリッター》に攻撃!」
ソーサレス『フフッ………フフフッ!』ATK2400
バチバチバチ………ドゴォッ!
クリッター『ケケケーッ!?』DEF600
ドガーンッ!
82 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:40:35.83 ID:H5JWEQ//O
クロっち「ぐっ………!」
ネモっち「この瞬間、墓地に送られた《クリッター》の効果発動! 攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える」
ネモっち「私は攻撃力500の《増殖するG》を手札に加えるよ」
ネモっち「続いて、《デストーイ・シザー・タイガー》で伏せモンスターを攻撃!」
クロっち「伏せモンスターは《おジャマ・ブルー》だ! 」
ブルー『ヘロー♪』DEF1000
タイガー『ガオオッ!!』ATK2500
バキィッ!
ブルー『プギャーッ!?』
ドガーンッ!
83 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:42:36.74 ID:H5JWEQ//O
クロっち「この瞬間、戦闘破壊された《おジャマ・ブルー》の効果発動! デッキから《おジャマ・デルタハリケーン!》2枚を手札に加える!」
ネモっち「この瞬間、《相乗り》の効果で1枚ドローするね 」
ネモっち「なお、《相乗り》のドローはチェーンブロックを作らない効果だから、《風魔の矢》関係なくドローできるよ」
ネモっち「最後に《デストーイ・シザー・ウルフ》でダイレクトアタック!」
ネモっち「そして、《デストーイ・シザー・ウルフ》の効果! このカードは融合素材にしたモンスターの数だけ攻撃ができる!」
ネモっち「融合素材にしたモンスターは3体! よって、3回のダイレクトアタックが可能!」
ウルフ『ガルルーッ!』
クロっち「なっ………!?」
ネモっち「シザーウルフ・トリプル・ファング!」
84 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:43:48.68 ID:H5JWEQ//O
ウルフ『ガールルーッ、ラー!』ATK2600 ×3
ダダダダダッ………!
クロっち「だ、《ダメージ・ダイエット》の効果! ダメージを半減………うおおおおお!?」
ガブガブガブウッ!!
クロっち「〜〜〜〜っ、!?」ATK4000→2700→1400→100
ドテッ………
ネモっち「………甘噛みだから、痛くなかったでしょ? ふふっ………」
クロっち(そ、そういう問題じゃねえよ………食われるかと思ったわ………これが映像付きデュエルーーー)ムクリッ
85 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:47:06.93 ID:H5JWEQ//O
申し訳ありません。
>>84
は無しで
86 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:51:15.01 ID:GaEsbostO
ウルフ『ガールルーッ、ラー!』ATK2600 ×3
ダダダダダッ………!
クロっち「だ、《ダメージ・ダイエット》の効果! ダメージを半減………うおおおおお!?」
ガブガブガブウッ!!
クロっち「〜〜〜〜っ、!?」LP4000→2700→1400→100
ドテッ………
ネモっち「………甘噛みだから、痛くなかったでしょ? ふふっ………」
クロっち(そ、そういう問題じゃねえよ………食われるかと思ったわ………これが映像付きデュエルーーー)ムクリッ
87 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:52:45.46 ID:GaEsbostO
クロっち(………だがまあ、何とか耐えきったな………よし、次のターンでどうにか逆転してーー)
ネモっち「バトルフェイズを終了し、メインフェイズ2に移行。カードを3枚セットしてーーー」
ネモっち「永続魔法、《エクトプラズマー》を発動!」
オオ〜〜ンッ………
クロっち「げっ!?」(あのカードは………!)
ネモっち「そして、エンドフェイズに移行し、《エクトプラズマー》の効果発動!」
ソーサレス『………!!』シュウウ〜〜ッ
ネモっち「《サモン・ソーサレス》をリリースし、その元々の攻撃力の半分、1200のダメージを相手に与える!」
ソーサレス(プラズム体)『………オオ〜〜ンッ!!』
ネモっち「《ダメージ・ダイエット》の効果で半減しても600ダメージ! どうする? クロっち!」
88 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:55:05.72 ID:GaEsbostO
クロっち「っ、だったら、手札から《ハネワタ》を捨てて、その効果発動!」
ネモっち「!」
クロっち「このターン、私が受ける効果ダメージをゼロにする!」
ハネワタ『ハネーッ!』ピカーッ
キラキラキラキラ………………
ソーサレス(プラズム体)『………オオ〜〜………』
………シュウンッ
89 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 14:56:53.60 ID:GaEsbostO
クロっち(………あっぶねー! 《ハネワタ》ドローしてなけりゃ完全に負けてたぞ私!)
ネモっち「………あちゃー、防がれちゃったかー」
クロっち(あちゃー、じゃねーよ! つーか、ネモのやつ、新ルール教えるためのデュエルでワンキルしかけるとか何考えてんだ?)
ネモっち(………負けたらもう一度、そう思ってたけど、まさか防いじゃうとはね。でも次はどうかな?)
ネモっち「私はこれでターンエンド」
90 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 15:04:15.02 ID:GaEsbostO
今はここまで
>>84
でLPの部分がATKになってました
なので、
>>84
は無かったことにして、
>>86
を正しい内容にします。申し訳ない
91 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:04:14.55 ID:Ektfo9z6O
ネモっち「………ふふっ、ここからどう逆転する、クロっち?」
クロっち「これだけ手札があるんだ。普通に逆転してやるよ。私のターン、ドロー!」
クロっち「《おジャマ・レッド》を召喚!」
レッド『レレ〜!』ATK0
クロっち「《おジャマ・レッド》のモンスター効果発動! 手札の『おジャマ』モンスターを4体まで特殊召喚できる!」
クロっち「私は、おジャマ三兄弟を特殊召喚する!」
ネモっち「なら、手札の《増殖するG》を捨てて、その効果を発動するね。このターン、クロっちが特殊召喚するたびに、私は1枚ドローする」
クロっち「っ、《おジャマ・レッド》の効果、出てこい、おジャマ三兄弟!」
イエロー&グリーン&ブラック『『『ドモー!!』』』ATK0 ×3
ネモっち「《増殖するG》の効果で1枚ドロー」
92 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:06:27.60 ID:Ektfo9z6O
クロっち「さらに、魔法カード発動、《おジャマ・デルタハリケーン!》」
クロっち「こいつは私の場におジャマ三兄弟がいる時のみ発動できる! その効果で相手の場のカードを全て破壊する!」
ゴオオオオオオオオーーーーーーーーーーー
クロっち「くらえ、必殺! おジャマ・デルタハリケーーー」
ネモっち「させないよ。手札の魔法カード《融合》を捨てることで、カウンター罠発動、《封魔の呪印》」
クロっち「………げげぇっ!? そいつは確か………!!」
ネモっち「その効果で《おジャマ・デルタハリケーン!》の発動を無効にして破壊するよ」
ゴオオオオーーーーーーーシュウウンッ………
ネモっち「そして、《封魔の呪印》のさらなる効果! このデュエル中、クロっちは《おジャマ・デルタハリケーン!》を発動することはできなくなる!」
93 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:07:30.42 ID:Ektfo9z6O
イエロー&グリーン&ブラック『『『エエーッ!?』』』
クロっち(嘘だろ………手札のもう1枚の《おジャマ・デルタハリケーン!》が完全に腐りやがった………)
クロっち(………一応、発動を無効にされた場合を考えて2枚手札に加えたってのに、まさかの《封魔の呪印》とか………完全に存在忘れてたよ、チクショウめ!)
クロっち(………だが、まだだ、まだ終わっちゃいねえ!)
クロっち「フィールド上に存在する表側表示の『おジャマ』カード、《おジャマ・レッド》を墓地に送ることで、手札から《おジャマッチング》を発動!」
レッド『アレマーッ!?』ヒューン
ネモっち「なら、それにチェーンして2枚目の《相乗り》を発動!」
94 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:09:06.30 ID:Ektfo9z6O
クロっち「………《おジャマッチング》の効果、デッキの中の《おジャマ・ブルー》と《アームド・ドラゴン LV3》を手札に加える」
ネモっち「《相乗り》の効果で1枚ドロー!」
クロっち「だがその後、手札に加えたモンスターを召喚できる。私は《おジャマ・ブルー》を召喚する!」
クロっち「来い、《おジャマ・ブルー》!」
ブルー『ヘッヘロー♪』ATK0
クロっち「まだだ! 手札の《サンダー・ドラゴン》を捨てて、その効果を発動! デッキから《サンダー・ドラゴン》2体を手札に加える!」
ネモっち「《相乗り》の効果で1枚ドロー!」
95 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:10:34.50 ID:Ektfo9z6O
クロっち「さらに、魔法カード、《貪欲な壺》を発動!」
クロっち「その効果で、墓地の《おジャマ・レッド》《おジャマ・ブルー》《サンダー・ドラゴン》《ハネワタ》《増殖するG》の計5体のモンスターをデッキに戻して、2枚ドロー!」
クロっち「まだまだァ! 通常モンスター、《おジャマ・ブラック》を墓地に送ることで、魔法カード、《馬の骨の対価》を発動!」
ブラック『ホワーッ!?』ヒューン
イエロー&グリーン『『アンチャーン!?』』
クロっち「その効果で2枚ドロー!」
クロっち「………来た! まずは、フィールド魔法発動、《おジャマ・カントリー》!」
ネモっち「それはーーー」
クロっち「これで、フィールドはおジャマ達の楽園へと変わる!」
96 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:12:09.60 ID:Ektfo9z6O
アハハ………
ムホホ………
ヌヒヒ………
ネモっち「………」
クロっち「そして、この瞬間、《おジャマ・カントリー》の効果適用!」
クロっち「場に『おジャマ』モンスターが存在する時、場のモンスター全ての元々の攻守が入れ替わる!」
イエロー『ヒャーッ!』ATK0→1000
グリーン『ヌオーッ!』ATK0→1000
ブルー『ヘッヘーイ!』ATK0→1000
タイガー『ガオッ?』ATK2500→1800
ウルフ『………?』ATK2600→2600
クロっち「さらに、2枚目の《おジャマジック》を捨てることで、《おジャマ・カントリー》の効果発動!」
クロっち「その効果で墓地の『おジャマ』モンスター、《おジャマ・ブラック》を特殊召喚する!」
クロっち「来い、《おジャマ・ブラック》! 」
ブラック『モッヒョー!』ATK0→1000
イエロー&グリーン『『ワーイ!』』
97 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:13:39.38 ID:Ektfo9z6O
ネモっち「《増殖するG》の効果で1枚ドロー!」
クロっち「この瞬間、墓地に捨てられた《おジャマジック》の効果発動! デッキから、おジャマ三兄弟を手札に加える!」
ネモっち「《相乗り》の効果で1枚ドロー!」
クロっち(よし、あとは、このカードを使えば大量にドローできる)つ《打ち出の小槌》
クロっち(問題は、そのドローでどんな手札になるかだな。それで全てが決まるーーー)
クロっち(……………………………………………)
98 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:14:45.43 ID:Ektfo9z6O
クロっち(………ゲームでこんなに緊張してどうすんだ。さっさとやるか)
クロっち「私は魔法カード、《打ち出の小槌》を発動」
クロっち「その効果で、手札を7枚戻しーーー」
クロっち「7枚ドロー!」
99 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/30(水) 21:16:17.53 ID:Ektfo9z6O
今日はここまで
100 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:32:39.67 ID:MWSENwYRO
投下します
101 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:33:59.37 ID:MWSENwYRO
クロっち(………………………………よっし、この手札ならいける!)
クロっち「まずは、魔法カード、《融合》を発動! 場のおジャマ三兄弟を融合!」
クロっち「融合召喚! 出でよ、《おジャマ・キング》!」
キング『オジャッ!』ATK0→3000
ネモっち「《増殖するG》の効果で1枚ドロー」
クロっち「だが、この瞬間、《おジャマ・キング》の効果適用! 相手のモンスターゾーンを使用禁止にする!」
クロっち「当然、私はもう一つのエクストラモンスターゾーンとーーー」
102 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:35:15.05 ID:MWSENwYRO
ネモっち「ちょっと待って。《おジャマ・キング》の効果じゃEXモンスターゾーンは封鎖できないよ」
クロっち「………えっ!? なんで!?」キョトン
ネモっち「EXモンスターゾーンは正確には、誰のモンスターゾーンでも無いんだよ」
ネモっち「だから、相手モンスターゾーンを封鎖する《おジャマ・キング》の効果じゃ、EXモンスターゾーンを封鎖できないんだよ」
103 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:36:42.44 ID:MWSENwYRO
クロっち「………はあ? エクストラモンスターゾーンは、お互いに一箇所しか使えないんだろ?」
クロっち「だったら、自分が一箇所使っちまえば、残りは相手のモンスターゾーンになるじゃねーか」
ネモっち「『基本的に』って言ったでしょ。このデュエルじゃ起こらないだろうけど、一人のプレイヤーが二つのEXモンスターゾーンを使う方法はあるんだよ」
クロっち「えっ、そうなん?」
ネモっち「そう、だから厳密には誰のモンスターゾーンでもない扱いなんだーーまあその辺りはまたの機会に説明してあげるから、ここは納得してくれると嬉しいかな」
クロっち(ええー、マジかよ。せっかく、《おジャマ・キング》の効果を活かせると思ったってのに………)
クロっち(ーーーでも、まあいいか。これから取る手順に、《おジャマ・キング》の効果は関係ないし)
クロっち「ーーーなら、ネモっちの残りモンスターゾーンを全て封鎖する!」
キング『オジャッオジャッ』ポンポンポンッ
104 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:38:15.92 ID:MWSENwYRO
クロっち「そして、魔法カード発動、《融合回収》」
クロっち「その効果で墓地から融合素材となった《おジャマ・ブラック》及び《融合》を手札に加える」
ネモっち「《相乗り》の効果、相手がデッキまたは墓地からカードを手札に加えるたびにドローする」
ネモっち「《融合回収》の融合素材及び《融合》を回収する処理は、それぞれ別個に行われる。だから2枚ドローするね」
クロっち「そうか、なら、もう1枚くれてやる! 私はドローし直した《サンダー・ドラゴン》を捨てて、その効果発動!」
クロっち「デッキから2体の《サンダー・ドラゴン》を手札に加える!」
ネモっち「《相乗り》の効果で1枚ドロー、手札こんなにプレゼントしてくれてありがとね、クロっち」
クロっち「言ってろ! 2枚目の《打ち出の小槌》を発動! 手札を5枚戻して5枚ドロー!」
クロっち「そして、手札の《シャッフル・リボーン》を捨てることで、魔法カード発動、《ブラック・コア》!」
105 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:40:08.92 ID:MWSENwYRO
ネモ「!」
クロっち「その効果で、場のモンスターを1体選択して除外する!」
クロっち「私は《デストーイ・シザー・タイガー》を選択して除外!」
ズオーンッ………
タイガー『ガオオオッ!?』
ビュウンッ………!
『ガオー!?』
ウルフ『ガルルー!?』ATK2600→2000
106 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:41:18.30 ID:MWSENwYRO
ネモっち「タイガーが………!」
クロっち「お次はこれだ! 魔法カード、《強制転移》!」
ネモっち「!」
クロっち「その効果で、お互いに自分の場のモンスターを1体選び、それらのモンスターのコントロールを入れ替える!」
クロっち「もちろん私は、《おジャマ・ブルー》を選ぶ!」
ネモっち「………クロっちってば、イジワルだねー。私はウルフしか選べないじゃん」
クロっち「その通り! そういうわけでネモ! お前のウルフは頂いていく!」
ウルフ『ガルルッ?』ズルズルズル
ブルー『アーレー………』ズルズルズル
107 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:42:36.17 ID:MWSENwYRO
ネモっち「ウルフ………元気でね?」
ウルフ『………ガル!』フリフリ
ブルー『………』ショボーン
クロっち「そして、メインフェイズを終了し、バトルフェイズにーー」
ネモっち「待って、メインフェイズ終了時に手札の《エフェクト・ヴェーラー》を捨てて、その効果を発動! 《おジャマ・キング》の効果を無効にする!」
ヴェーラー『………!』ピピーッ
キング『オジャ?』キョトン
クロっち(あ? 何考えてんだネモのやつ、いまの状況、無効にすんなら、ウルフ一択じゃーーー)
ネモっち「メインフェイズ終了時に私がプレイしたことによって、クロっちはメインフェイズを続けるか続けないか選ぶことができる。どうする、クロっち?」
108 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:45:55.10 ID:MWSENwYRO
クロっち(ーーーまあいい、やることをやるだけだ)
クロっち「普通にメインフェイズを終了し、バトルフェイズに移行!」
クロっち「バトル! 《デストーイ・シザー・ウルフ》で《おジャマ・ブルー》を攻撃!」
ネモっち「罠カード発動、《マジカル・シルクハット》!」
クロっち「!」
ネモっち「デッキから魔法・罠を2枚選び、攻守0の通常モンスター扱いとして、自分のメインモンスターゾーンのモンスターと合わせてシャッフルし、裏側守備表示でセットする!
クロっち(………なるほど、これの発動のために《おジャマ・キング》の効果を無効にして、モンスターゾーンの封鎖を解いたってわけだ)
ネモっち「私はデッキの中の《ギャラクシー・サイクロン》と《ブレイクスルー・スキル》を選び、《おジャマ・ブルー》と合わせてシャッフル!」
サッサッサッ
ブルー『ヘア?』スポーン
シュルシュルシュル……….………!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
109 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:48:16.78 ID:MWSENwYRO
シルクハット『………』
シルクハット『………』
シルクハット『………』
ネモっち「そして、シルクハット(裏側守備表示)で正体を隠す!」
ネモっち「さあ、どのシルクハットに《おジャマ・ブルー》が潜んでいるか当てられるかな?」
クロっち「だったら全部攻撃するまでだ! 3回攻撃できる《デストーイ・シザー・ウルフ》で3体のシルクハットに攻撃!」
ウルフ『ガルルルルッ!』ATK2000
ガブガブガブウッ!!
『ギャーッ!?』
ドガーンッ!
110 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:49:25.12 ID:MWSENwYRO
ネモっち「あはは、クロっちってば、ミもフタもないことするねーー」
クロっち「やかましいわ! とにかく、これでシルクハットは全滅!」
クロっち「そして、この戦闘によって破壊された《おジャマ・ブルー》の効果発動!」
クロっち「デッキから《おジャマ改造》と2枚目の《おジャマ・カントリー》を手札に加える!」
ネモっち「《相乗り》の効果で1枚ドロー!」
111 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:51:18.00 ID:MWSENwYRO
クロっち「続いて、《おジャマ・キング》でダイレクトアタック! おジャマ・フライングボディ・アタック!」
キング『オッジャアーーッ!』ATK3000
ババッ!
ネモっち「この瞬間、手札から《バトル・フェーダー》の効果発動!」
クロっち「!」
ネモっち「相手がダイレクトアタックしてきた場合、自身を特殊召喚する!」
ネモっち「来て、《バトル・フェーダー》!」
シュバッ!
フェーダー『………』DEF0
ネモっち「その後、バトルフェイズを終了する!」
ガキーンッ!
キング『オジャ!?』ドテッ
112 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:55:20.60 ID:MWSENwYRO
クロっち(………ちっ、あのままダイレクトアタックに成功していれば、今ごろ向こうのライフは1000………)
クロっち(そうなりゃ、《エクトプラズマー》を逆利用して、ウルフをリリースして1000の効果ダメージ与えて、勝てたってのに………)
クロっち(でも流石に仕方ねーか。このターン、あれだけドローしてるんだ。そりゃあ《バトル・フェーダー》も手札にーーー)
クロっち(ーーーいや、ネモの終始余裕そうな態度から見るに、最初から握っていたと見るべきか?)
クロっち(つーか、《バトル・フェーダー》が無くとも《マジカルシルクハット》で《光の護封霊剣》を落とせばーーー)
クロっち(………まあ、何にせよ、さっきと同じでやることは変わらん。あんま待たせてもアレだし、さっさとプレイ続けるか)
113 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:57:34.90 ID:MWSENwYRO
クロっち「メインフェイズ2に移行。さらに、墓地の魔法カード、《ギャラクシー・サイクロン》を除外し、その効果を発動」
クロっち「フィールド上に存在する表側表示の魔法・罠カードを1枚選択して破壊する」
クロっち「私は《エクトプラズマー》を選択して破壊する」
ピュウウ………バリーンッ!
ネモっち「………あちゃー、破壊されちゃった」
クロっち「そして、《おジャマ・キング》をリリースして速攻魔法、《神秘の中華なべ》を発動」
キング『オジャーッ!?』ヒューン
クロっち「その効果で、《おジャマ・キング》の攻撃力、つまり3000ポイントのライフを回復する」LP100→3100
クロっち「さらに、エクストラデッキの《ABCードラゴン・バスター》を見せ、墓地の《おジャマ・イエロー》《おジャマ・グリーン》《おジャマ・ブルー》の3体を除外することで、魔法カード、《おジャマ改造》を発動!」
クロっち「さっき見せた《ABCードラゴン・バスター》に記されている融合素材モンスターを、さっき除外した『おジャマ』の数だけデッキから特殊召喚する!」
クロっち「私は《ABCードラゴン・バスター》の融合素材、《Aーアサルト・コア》《Bーバスター・ドレイク》《Cークラッシュ・ワイバーン》の3体をデッキから特殊召喚する!」
クロっち「出て来い、合体(マグネット)モンスター達!」
114 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 14:59:58.67 ID:MWSENwYRO
A・コア『………』DEF200
B・ドレイク『………』DEF1800
C・ワイバーン『………』DEF2000
ネモっち「《増殖するG》の効果で1枚ドロー」
クロっち「さらに、墓地の魔法カード、《シャッフル・リボーン》を除外し、その効果を発動!」
クロっち「私の場のカード1枚、《おジャマ・カントリー》をデッキに戻すことで、1枚ドローする!」
クロっち「まだまだぁ! 墓地の魔法カード、《おジャマ改造》を除外し、除外された3体の『おジャマ』をデッキに戻すことで、その効果を発動!」
クロっち「デッキからカードを1枚ドローする!」
クロっち「そして、場に存在するA・B・Cの合体(マグネット)モンスター達を除外することで、エクストラデッキから《ABCードラコン・バスター》を特殊召喚する!」
A・コア『………』ビュウンッ
B・ドレイク『………』ゴオオッ
C・ワイバーン『………』ガキーンッ
クロっち「合体召喚! 来い、《ABCードラコン・バスター》!」
115 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 15:01:54.49 ID:MWSENwYRO
ガキッゴキッガギッ………ガッキーン!
ドラゴン・バスター『………………』ATK3000
ネモっち「《増殖するG》の効果で1枚ドロー」
クロっち「3枚目の《おジャマジック》を捨てることで、《ABCードラコン・バスター》の効果発動! 相手の場のカードを1枚除外する!」
クロっち「私は《バトル・フェーダー》を除外!」
ドラゴン・バスター『………………』ピュウン
フェーダー『………?!?!』ドゴッ
ドガーンッ!
クロっち「そして、手札から墓地に捨てられた《おジャマジック》の効果発動! デッキからおジャマ三兄弟を手札に加える!」
ネモっち「《相乗り》の効果で1枚ドロー」
116 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 15:03:39.98 ID:MWSENwYRO
クロっち「そして、カードを3枚セットしーーー」
クロっち「フィールド魔法、《サモンブレーカー》を発動!」
ネモっち「!」
バチバチバチ………………
クロっち「場にこのカードが存在する限り、ターンプレイヤーがそのターンのメインフェイズ1で、3回目の召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、強制的にエンドフェイズへと移行する!」
ネモっち「…………………………」
クロっち「そして、エンドフェイズに入る!」
クロっち「このエンドフェイズ時に、《シャッフル・リボーン》のデメリット効果が適用される! 手札の《おジャマ・デルタハリケーン!》を除外! 」
クロっち「これでターンエンドだ!」
117 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 15:08:16.27 ID:MWSENwYRO
今はここまで
118 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 20:12:22.51 ID:+LznRmzKO
ネモっち「………私のターン、ドロー」
ネモっち「メインフェイズ、墓地の魔法カード、《ギャラクシー・サイクロン》と罠カード、《ブレイクスルー・スキル》を除外し、その効果を発動」
ネモっち「それぞれの効果で、相手の場の表側表示の魔法・罠カードを1枚破壊し、相手モンスター1体の効果を無効にする」
ネモっち「私はクロっちの場のフィールド魔法、《サモンブレーカー》を破壊し、《ABCードラコン・バスター》の効果を無効にする。何か発動する効果はある?」
クロっち「………何も無い。全て通す」
ピュウウ………………バリーンッ!
ミワワー………………………
ドラゴン・バスター『………』シュウウ〜〜
ネモっち(ふーん、《ドラコン・バスター》を分離しないかーーーやっぱり破壊から守る手段ーーー2枚目以降の《スキル・プリズナー》を伏せてると見て良さそうだね)
ネモっち(だったらーーー)
119 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 20:13:55.44 ID:+LznRmzKO
ネモっち「………墓地の《エッジインプ・シザー》の効果発動! 手札を1枚デッキトップに戻すことで、自身を特殊召喚する!」
ネモっち「来て、《エッジインプ・シザー》!」
シザー『………』DEF800
ネモっち「さらに、2体目の《クリッター》を通常召喚!」
クリッター『ケケケッ』ATK1000
ネモっち「出てきて、手と手を合わせるサーキット! 召喚条件は悪魔族モンスター2体!」
ネモっち「私は悪魔族の《エッジインプ・シザー》と同じく悪魔族の《クリッター》をもう一つのリンクマーカーにセッティング!」
ネモっち「リンク召喚! リンク2、《パーペチュアル・キング・デーモン》!」
120 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 20:15:42.90 ID:+LznRmzKO
パーペチュアル『グオオッ!』ATK2000
ネモっち「リンク召喚成功時、墓地に送られた《クリッター》の効果発動!」
クロっち「それにチェーンして、永続罠、《リビングデッドの呼び声》を発動!」
ネモっち「!」
クロっち「その効果で、墓地から《おジャマ・キング》を復活させる!」
クロっち「出でよ、《おジャマ・キング》!」
キング『オジャッ!』ATK0
クロっち「この瞬間、《おジャマ・キング》の効果適用! 《パーペチュアル・キング・デーモン》の後ろ3マスを封鎖する!」
キング『オジャオジャ』ポンポンポンッ
ネモっち「………墓地に送られた《クリッター》の効果、デッキから攻撃力1200の《ファーニマル・ベア》を手札に加える」
クロっち「だが、これでリンクマーカーは封鎖された! もう、お前は融合モンスターを出すことはできない!」
121 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 20:17:11.68 ID:+LznRmzKO
ネモっち(なるほどね。墓地に《ギャラクシー・サイクロン》があるのをわかっていながら、《サモンブレーカー》を発動したのはーーー)
ネモっち(ーーーそれを囮に《リビングデッドの呼び声》を守り、《おジャマ・キング》の破壊を防ぐためだったんだね)
ネモっち(そうして、《おジャマ・キング》を維持してリンクマーカーを封鎖………悪くない手だと思うよ)
ネモっち「でも二歩先を行かせて貰うね! 速攻魔法、《禁じられた聖杯》発動!」
クロっち「げっ!?」
ネモっち「その効果で《おジャマ・キング》の攻撃力を400アップさせ、効果を無効にする!」
ピシャッ
キング『オジャジャ?』ATK0→400
ネモっち「これで、再びリンクマーカーが使用可能に! そして、3枚目の《融合》を発動!」
122 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 20:18:39.77 ID:+LznRmzKO
ネモっち「手札の《ファーニマル・ベア》2体と《エッジインプ・シザー》を融合!」
ネモっち「融合召喚! 現れ出ちゃえ、3体目の《デストーイ・シザー・タイガー》!」
タイガー『ガオオッ!』ATK1900→2200
ネモっち「そして、融合召喚成功時、《ABCードラゴン・バスター》と真ん中の伏せカードを対象に、タイガーの効果発動!」
ネモっち「自身の融合素材にした数、つまり2枚のカードを対象に破壊する!」
クロっち「だったら、その効果にチェーンして、罠発動! 《蠱惑の落とし穴》!」
ネモっち「!」
クロっち「特殊召喚された《デストーイ・シザー・タイガー》の効果の発動を無効にして破壊する!」
ズルズル………ゴポッ
タイガー『ガオオッ?!』
ドガーンッ!
ネモっち「………」
123 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/05/31(木) 20:19:55.30 ID:+LznRmzKO
今はここまで
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 20:51:53.76 ID:IUi6JTxjo
ガチやん……
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 21:14:55.79 ID:b2NSewmso
乙
最近は主人公の初デュエルでも後攻ワンキル仕掛けたり3T決着だったりで時代の流れを感じる、その分1Tの密度が凄いが
126 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/06/01(金) 03:07:02.82 ID:3E6QcclyO
遅くなったけど投下します
127 :
◆02/1zAmSVg
[saga]:2018/06/01(金) 03:08:54.44 ID:3E6QcclyO
クロっち「これで、お前はタイガーを3枚全部使い切った! もう融合召喚することはできない!」
ネモっち「それはどうかな?」
クロっち「っ、そのセリフはーーー」
ネモっち「悪魔族モンスターが墓地に送られたことで、《パーペチュアル・キング・デーモン》のモンスター効果発動!」
ネモっち「墓地に送られた悪魔族モンスターのうち1体を対象に、サイコロを振る。そして、出た目の数値によって、適用する効果を決める!」
クロっち「………ここに来てギャンブルに走るつもりか?」
ネモっち「いや、そうでも無いよ? 1の目が出たら対象モンスターを手札に加えて、2から5の目が出たら対象モンスターをデッキに戻して、6の目が出たら対象モンスターを特殊召喚できるからねーー」
クロっち「………えっ、それって………」
ネモっち「うん。普通に6分の5の確率で、タイガーをエクストラに戻せるってことだよ」
クロっち「なっ…………!?」
ネモっち「そういうわけでダイスロール!」
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