【安価】異能戦【オリジナル?】

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78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 21:20:35.73 ID:IpY3v8LU0
四十万 力 しじま りき
もの凄い筋肉量のタンクトップ 暑苦しい
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 21:23:03.16 ID:0r5O+VjT0
矢吹 奏司(やぶき そうじ)
ヘッドホンを着けたダルそうな感じの青年
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/20(日) 21:31:40.18 ID:jeQn83nw0
馬場 春斗(ばば はると)
赤髪で短髪、筋肉質の男性、ジャージを着ている。
81 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/20(日) 22:21:05.49 ID:Ks16iUIlO
若見 奈恵(わかみ なえ)。黒髪に藍色の和服を着た女性。妖美な雰囲気を醸し出している。

四十万 力(しじま りき)。タンクトップが弾けとばんばかりの人間離れした筋肉量の男。すごく暑苦しい。

矢吹 奏司(やぶき そうじ)
ヘッドホンをつけて眠たそうな顔をしている青年。実際寝不足。


力「女ってもガキじゃねえか。そんなやつ何の役に立つんだ?」

和田「彼女の異能が素晴らしいんですよ。異能で起きた事象を巻き戻せるとか」

奈恵「奏司、奥の部屋でその子を見張っていなさい」

奏司「……了解」

気だるそうに風子を連れて奥の部屋に消えた。

力「敵に回せば厄介だ。しかしよく連れてきたな」

和田「ええ、特に難しいことをした訳ではないのですがねぇ」

奈恵「引き続き和田は偵察を続けて。私達は必要なものの調達に」

和田は再び飛翔した。
82 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/20(日) 22:31:47.71 ID:Ks16iUIlO
公民館に潜む四人。

それは急に訪れた。
岩崎が壁を突き破り侵入してくる。

岩崎「ぁぁぁあああ!! 」
【聖槍】からは稲妻を、【魔槍】からは暗黒のエネルギーを放ちながら暴れ狂う。

祐介「あいつ正気じゃねえだろ」

ジャック「何あれ。僕じゃ近づけないかも」

瞬時に二人は身構える。それに数秒遅れて後の二人も戦闘の姿勢に移る。

恭弥「どうするんだよあれ! 気がおかしくなってるぞ!」

秋斗「でも大丈夫! 四人でパーティ組んでるからボスも余裕だ!」

祐介「どうだかな。魔法の時間だ。【レンタル】ッ!!」



能力>>84
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 22:33:16.12 ID:rdRjm8vH0
聖火
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 22:34:10.47 ID:HjSU8YHG0
浄化
85 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/20(日) 22:53:41.31 ID:Ks16iUIlO
邪悪を吹き飛ばす浄化の光。

祐介「これならあいつ消えるだろ!」

手からまばゆい光を出す。

岩崎「俺に……私に……わたくしに……」

岩崎「身体を寄越せえぇぇぇッ!!」

糸が絡まった木偶人形のような動きをし始める岩崎。
実は彼には人格が複数ある。

常に身体の主導権を狙い争っていた。しかし内に秘めた魂全てが邪悪で、浄化の光を受けた場合は全ての人格が拒絶し暴走する。

その場合、一度争いをやめて

岩崎「二度と私の邪魔をしないでいただきたいッ!!」

目の前の障害を全力で潰しにかかる。
86 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/20(日) 23:29:18.91 ID:Ks16iUIlO
祐介「あの力はまずいぞ! 本体に【浄化】が効いてねえ!」

岩崎の二槍から放たれる邪光を祐介の【浄化】の光をもって緩和、相殺していく。

恭弥「直接触れてみるしかないんじゃねえか? その力で」

距離を縮めれば威力が高まるというのは理解できた。光度が高ければそれほど効果もあるはずなのだ。

ジャック「その案しかないみたいだね。僕と秋斗で時間を稼ぐよ」

秋斗「任せて! 祐介兄ちゃん!」




ジャックの異能>>87->>89
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 23:31:26.42 ID:IpY3v8LU0
バナナの皮を空間に出現させる
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 23:43:26.58 ID:rdRjm8vH0
ゴーレムを召喚&装着
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 23:44:48.79 ID:PYnbyCvsO
鬼の面を被り鬼と化す
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/20(日) 23:46:27.72 ID:jeQn83nw0
自身の体を大きくしたり小さくする事ができる
91 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/21(月) 21:41:42.82 ID:hIvKjKqfO
ジャックの異能【鬼化面〈ラーヴァナ〉】。
文字通り被ると鬼と化す面。

ジャック「……いくよ」

整った顔立ちのジャックがまさに鬼の形相になる。短刀を手に、飛び出し岩崎の懐へ。その一振りは十の剣筋になり襲いかかる。

岩崎「その異能、オモシレ……」

腹部を裂かれた岩崎はケロッとしていた。
思い切り仰け反った岩崎はそのままジャックに槍を向ける。

秋斗「させない! ついばめカラス達!」

四羽のカラスが岩崎の顔めがけて降下して行く。【聖槍】の一振りで全て消え去ったが時間稼ぎには充分だった。

祐介「はいどうも、いい加減倒れろッ!」

視線は上空、ましてやジャックの陰に隠れて忍び寄る祐介に気がつくはずもない。
一閃、祐介の手は岩崎の腹部に触れた。傷口から直接【浄化】の力が流れていく。

恭弥「溶けていくぞ……! そいつは存在自体が邪悪ということか?!」

岩崎「だ……えぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

断末魔を上げ、みるみると溶けていく岩崎。呆気ない最期だと皆は思っていた。
92 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/21(月) 22:12:07.32 ID:hIvKjKqfO
泥状になった岩崎の遺体と、残った【聖槍・魔槍】。気味が悪いので誰も触れようとすらしない。


恭弥「…………」

ジャック「あんまり見ないでほしいな。僕のこの姿、醜いから」


恭弥は胸の内に秘めていた。ジャックからは共鳴がないことを。嘘をついてまで隠したのは秋斗を連れて逃げる彼の姿を見たから。それだけだった。

93 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/21(月) 22:56:31.59 ID:hIvKjKqfO
和田は運動公園にいた。その向かいにも一人、和田と対峙する異能所持者がいた。



対峙している人
名前
容姿
>>94->>95から
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/21(月) 23:04:39.93 ID:DJerq16U0
黒町美知子(くろまち みちこ)
黒髪ロングの黒縁眼鏡の優等生ポイ女性
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/21(月) 23:15:22.35 ID:/kVIERnt0
名前:電動博士(でんどうはかせ)
容姿:ごつい大学教授で、常に身体から機械音がやまない
96 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/21(月) 23:40:22.77 ID:hIvKjKqfO
黒町美知子(くろまち みちこ)
黒髪ロングの黒縁眼鏡をかけた優等生風の女性だ。

和田「美知子君、久しぶりですねぇ」

美知子「ええ、お久ぶりです。和田さん」

和田「こんな所で何をしていたのですか?」

美知子「あら、和田さんも同じだと思いますが? その服、随分と無茶をしたようですね」

二人は顔見知りだった。穏やかな表情のまま和田は太刀を構えた。

美知子「あんまり無理すると血圧上がるんじゃないですか? もういい歳なんだから」

和田「心配には及びませんね。電動君も僕もあと十年は現役でいるつもりですよ」




美知子の異能>>97->>98から
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/21(月) 23:48:53.48 ID:/kVIERnt0
温度変化
周囲や自身の温度(体温、気温)をかなり大きく変えることができる。自身に近いほど有効。
応用して氷を纏ったまま殴ったり、熱を帯びた手で物を握って溶かすことも可能
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 00:01:40.81 ID:z/NWEXOj0
感情変換
他人の自分へ向ける感情を別の感情に自由に変えることが出来る
ただし半径10m以内に限る
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 00:03:19.98 ID:Qc5deDGU0
物体時止め
自分の眼で見たものの時を止める。ただ、実際やっていることは「固定」に近い
時を止めたもののは好きな時に解除でき、よほどの力はないが限りは使用者が解除するまで時が止まったまま
弱点は、生物の時は止められないことと目で見たもののうちの一つの物体しかめられないこと(一度に複数は不可)
100 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/22(火) 21:12:10.54 ID:xv3sa9tQO
美知子の異能【温度変化〈ホット&コールド〉】。
周囲や自身の温度(体温、気温)をかなり大きく変えることができる。自身に近いほど有効。
応用して氷を纏ったまま殴ったり、熱を帯びた手で物を握って溶かすことも可能。


和田「厄介ですねぇ、その異能」

美知子「ボケるには早すぎませんか? まだ私、何もしていませんけど」

和田「年の功というんでしょうかねぇ。わかってしまうのですよ。美知子君の両腕がどうしようもなく熱せられていることもね」

美知子「それなら話は早いです。和田さんは飛んでいましたね。それだけの異能なら対処も容易い」

和田「……さあ、どうでしょうか。実験といきますか」

美知子「資格持ってないくせにッ!!」

美知子は【温度変化】によってドロドロに溶けた靴を蹴り出した。
101 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/22(火) 21:37:50.52 ID:xv3sa9tQO
同、公民館。

祐介「おい、槍の様子が変だ!」

ガタガタガタガタ……

共鳴する音叉のごとく、一対の槍が振動する。膨大なエネルギーが生み出されていた。

ジャック「まずいよ、これ……!」

秋斗「【動物シール】!象のみんな、 踏み潰せ!」

手遅れだった。蓄えられた槍の魔力が暴走し、解き放たれる。


公民館が丸ごと吹き飛んだ。
102 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/22(火) 21:51:09.11 ID:xv3sa9tQO
目の前は木々生い茂る山道、気がつけばそこにいた。
ついさっきまで彼──梶原 祐介と肩を並べて通学していたはずだった。

いろは「梶原君……?」

目の前には大きい木製の箱があった。開けてみると、紙が一枚入っていた。




桃月いろはの異能>>103->>105の中から
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 21:54:59.24 ID:Qc5deDGU0
生物に生命を与える能力
傷ついた生き物にその能力を与えれば回復する
だが、正常なものに与えると肥料を過剰に与えすぎた植物のようにダメージを与える
この能力はオーラのように目に見えるように出すことができ、形も自由に変えられる(ビームや弾丸のように放出可能)
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/22(火) 21:56:59.86 ID:O77NxN8f0
バリアをはることができる。バリアは大きさ、形、強度を自由に変えることができる。さらにバリア飛ばすして攻撃する事も可能。
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/22(火) 22:19:07.32 ID:+OhxijaL0
精気吸収、キスする事で相手から生気エネルギーを吸い取る事が出来る
さらに吸い取ったエネルギーで相手能力も使えるようになる、例としていえば氷の魔法を使える能力者からキスして生気吸収すれば
その通り自分も氷の魔法を使えるようになる
106 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/23(水) 22:07:07.79 ID:9NOzVvKaO
次から異能に【〜〜】といった感じで名前をつけてください。

祐介の【レンタル】に対しての安価は〜〜できる能力とあればやりやすいので、そのようにお願いします。
107 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/23(水) 22:08:04.94 ID:9NOzVvKaO
【施命〈アイリス〉】
生物に生命を与える能力 。
傷ついた生き物にその能力を与えれば回復し、正常なものに与えると肥料を過剰に与えすぎた植物のようにダメージを与える 。
この能力はオーラのように目に見えるように出すことができ、形も自由に変えられる(ビームや弾丸のように放出可能)。


いろは「何これ。傷を癒すビームが出るってこと? でもダメージを与えるって……」

ガサガサガサガサ

いろは「わっ?! 誰かいるのー?」

いろはは突然のことに混乱していたので、正確な判断ができなかった。

いろは「と、とりあえずビーム出してみよっか」

いくつもの絵の具をぶちまけたような、多色の光線が草むらに放出された。

いろは「はぁはぁ……」

草むらの向こう側には、半分壊れたランドセルを背負った女の子が倒れていた。


女の子の
名前
容姿>>108->>110から
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/23(水) 22:21:14.87 ID:i8tWqT8B0
新沼 彩(にいぬま あや)
髪はボブカットで、少年のような格好をしてる。
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 22:22:55.78 ID:OOEqowba0
金髪の髪にツインテールに 小学生だが 胸は大きい
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 22:26:22.54 ID:2BmPTzDQ0
赤坂楓
金髪ロングで髪に♪の形のヘアアクセサリーを付けている。小学生なのに巨乳
111 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/23(水) 23:26:01.34 ID:9NOzVvKaO
新沼 彩(にいぬま あや)
黒髪のボブカットで、少年のような格好をしてる。


彩「助かったよ、お姉さん……」

もともと深手を負っていた彩は【施命】を受けたことにより回復していた。といっても、治ったのは傷だけだった、

いろは「えっと……うん! とにかくこれで助かったね!」

しかし理解は出来ていなかった。見知らぬ風景、なぞの異能、息を切らす女の子。
そして再び、草と何かが擦れる音がした。

ガサガサガサガサ

彩「やば。どうしよ」

いろは「何が……? えっ?!」

彩「逃げる? ……ううん、いけるはず! お姉さん、傷を癒せるんだよね?」

いろは「た、多分! まだよくわからないけど」

その瞬間、草むらから飛び出したのはサラリーマン風の男だった。

彩「あいつ、爆弾みたいなの使ってくるから気をつけてね!」

「アヒャヒャヒャ!?!? ロリッ娘ぉぉぉ!」

いろはには目もくれず一心不乱に彩めがけて突進する。

彩「気持ち悪いなぁ、もう! 【使用窃盗〈フシアナクグリ〉】!」


【使用窃盗〈フシアナクグリ〉】
指定安価の異能を一時的に借りることができる。


借りた能力>>113
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 23:29:38.58 ID:2BmPTzDQ0
【絶対反射(リフレイション)】
自分に対しての攻撃を全て相手に跳ね返す
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/23(水) 23:59:14.08 ID:IhallZM80
【クラフター】
素材さえ所持していれば、その素材で構成された物や建築物を出せる。その場でなら草木と土で壁や草結びぐらいならできると思う
114 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 07:33:21.62 ID:lrbe3XpVO
彩「さっきのよりは全然良いね」

特に意味は無かったが、両の手で拝む形をとってから地面に手を当てた。

突如出現した壁に浅野 剛也(あさの ごうや)は激突する。木で枠を組み編み込んだ草を張った土の壁はそれなりの強度を保っていた。

いろは「うわぁ、痛そう」

彩「お姉さんは下がっててね」

剛也「へへへへへ、やるなロリッ娘! さっきまでとは大違いだ」



浅野 剛也の異能>>115->>116から
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 08:05:55.43 ID:zDq1eG7Y0
【命中の爆炎(ヴァレッテーゼ・フレア)】
マーカーを出現させてそこを爆発させて相手にダメージを与える能力
一度に複数の場所を爆発できる。ちなみに爆発させた場所のダメージが表示される
弱点は爆発する場所は爆発前に視界にある所であることと
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 09:32:38.60 ID:4jY6ImAiO
爆殺鬼【ボマーハンズ】

触れたものを爆弾に変える。任意のタイミングで爆発が可能。ただし生物は爆弾に変えることができない。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 09:56:11.37 ID:+z0xy3voO
ID変わっているけど、>>115は【狂気の爆炎】に変更で
118 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 21:17:28.44 ID:lrbe3XpVO
【狂気の爆炎(ヴァレッテーゼ・フレア)】
マーカーを出現させてそこを爆発させて相手にダメージを与える能力 。
一度に複数の場所を爆発できる。ちなみに爆発させた場所のダメージが表示される 。
視界の範囲内でなければ爆破させることができない。


彩「次行くよ!」

しかし、彩の腹部に円形のマーカーが出現。それに気がつくと同時に爆散した。

剛也「アヒャヒャヒャッ!! ロリッ娘が腹から何か出してやがるぜ」

傷口にダメージが表示される。『30』。この数字は剛也の異能を鑑みるに大きくない数字だった。しかし彩の体を欠かさせるには足りていたのだ。

辺りには砕けた骨や腸が散らばっていた。血が止まらない。

彩「え……?」

その時、いろはが声を荒げた。

いろは「嫌……やだ! 来ないで人殺しっ!!」

剛也「てめえには興味ねえんだよ! 勝手に生きない程度に死んでろや!!」

いろは「……大丈夫、もう充分」

彩「はあ、お姉さんのそれチートだよね。一瞬で完治するんだからさ」

剛也「ロリッ娘ぉぉ……ぉぉ?」

彩は木にもたれかかり、安堵の表情を見せた。木製の槍が次々と剛也の体を穿つ。最後に小さな針で剛也の目を潰した。

剛也「あひゃ……痛えよ、よくわかんねえけど……」

彩「目隠しと縄作ったから、そいつすぐに治して捕まえておこう」

いろは「うん。えと……とにかく治すよ!」

思考を放棄し目の前の命を救うことにしたのだった。
119 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 21:28:50.12 ID:lrbe3XpVO
いろはは【施命】を無色にして放つことができる。攻撃、回復共に人知れず行うことができる。

彩「うん、【クラフター】は返却されたね」

剛也「おいおい、なんで生かしておいたんだよ」

彩「私はおじさんを利用しようと思ったから」

剛也「ロリッ娘の異能じゃねえだろ?」

彩「まあね。あと、そのロリってのやめてよ。名前は教えてあげないけど」

剛也「……お子様」

彩「子供扱いするな!」

剛也「お嬢さん」

彩「よろしい」

ご満悦のようだ。剛也は木の繊維で編んだ目隠しと縄で足以外の自由を縛られている。

剛也「もう一人いたな。お前の異能だろ? まさかそこのロ……お嬢さんにただ従っただけか?」

いろは「……死ぬことはないって、そう思ったから」

剛也「はあ?」

彩「何がはあ?よ! 感謝しなさい!」

ペチペチとビンタをする彩。しかし小学生の力では剛也に何のダメージにもならない。

剛也「いたくない! けど、ありがとう。助かった! 従うから!」

至福のひとときだったと、のちに彼は語った。
120 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 21:53:08.34 ID:lrbe3XpVO
剛也の腕を縛る縄を引っ張る彩が先頭を歩く。少し腰を曲げれば目隠しを外せたが、実行しなかった。

いろは「彩ちゃんの異能って決まった形じゃないんだね」

彩「そんなことないよ。【使用窃盗】は、どこかから無断で借りてこっそり返すって形だから」

剛也(彩ちゃんっていうのか)

彩「……今ニヤついたでしょ。変態」

口に雑草を詰められた。これまでで一番美味い雑草だと思っていた。

いろは「彩ちゃん、探したい人がいるんだけど……」

彩「うん、いいよ」

いろは「即決?! いいの?」

彩「もちろん。命の恩人だからね。どんな人?」

いろは「同級生の男の子。どこで何してるのかはわからないけど、近くにいる気がするの……」

彩「もしかして彼氏さん? いいねぇ」

いろは「そんなのじゃないよ! ちょっと気になるだけだもん!」

彩「へえ、片思い?」

ガールズトークは止まらない。
121 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 22:23:19.05 ID:lrbe3XpVO
山を下るのに時間をかけていた。体力的にも、いつどこから敵が現れるかわからない精神的苦痛も負担になっていたからだ。

木々の隙間から開ける景色。そこには巨大な竜と傷だらけの少女がいた。

彩「いろはさん、あれ!」

いろは「うん! 襲われてる!」

剛也(え、なに? 襲われてる?)

彩は剛也を捨て置き、駆け出した。いろはもその後に続く。

竜也「グルォォォォッ」

それは人の言葉を話さず、ただ呻く怪物と化した竜也だった。


【偽・竜化〈ドラゴン〉】
竜化の異能。元の人格が消し飛び、理性なく暴れまわるようになる。致命傷を受けると解除される。


うらら「いろは……?」

いろは「うらら! ひどい傷……。すぐ治すから!」

彩「いろはさん、そのお姉さんは任せたよっ! 【使用窃盗】!!」


指定安価は>>123
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 22:30:05.61 ID:zDq1eG7Y0
【異能無効(キャンセラー)】
自分から直径1mから範囲を広げて自分の領域を挙げる
その領域にいるものの異能は無効になる
ただし、この能力を発動中は動くことはできない
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/24(木) 22:31:13.95 ID:XbE4MSCe0
【従属下 (モンスターテイム】
自分が乗っているあらゆる生物は自分の支配下に置かれる
124 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 22:56:06.04 ID:lrbe3XpVO
【従属下 〈モンスターテイム〉】
自分が乗っているあらゆる生物は自分の支配下に置かれる。


彩「ラッキー! だけど乗る必要がある……!」

うららの数が【施命】によって全快していた。

いろは「うらら、どう? 動ける?」

うらら「すごい……! ありがとう、いろは。もう一人、死にかけてる人がいるの!」

手をかざすと、異空間から白川 奈々が現れた。全身がひどく引っ掻かれて、右腕が千切れていた。

いろは「……!」

うらら「驚かせてごめん。でも早くしないと……」

いろは「うん、すぐに治す。任せて!」

虹色の光が奈々を包み込む。

彩「うーん、どうしよ。……そうだ!」
125 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 23:14:59.26 ID:lrbe3XpVO
それは馬で荒野をかける保安官でも、牛の戦車を引く戦士でもなかった。

彩「はいどー!」

剛也(ひ、ひひーん! 仰せのままに!)

変態〈モンスター〉とその肩にまたがる小学生だった。

竜也「グォォォッ!!」

二度、三度と爪を振るう怪物。剛也のジャンプ力は【従属下】の影響もあり常人のそれをはるかに凌駕していた。
つまり、躱すのは容易だったのだ。

剛也(何が起こっているのかはわからんが、俺はまだ飛べる!)

しかし竜也の背中には微妙に届かない。

彩「うーん、もっと飛んでよ!」

剛也の脳裏に浮かぶ赤と緑の残像。この危機を乗り越えるかもしれない賭けだった。雑草をすべて吐き出し、最短でもっともわかりやすい言葉を吐く。

剛也「でっていう」

彩「え……? ああ! いいの? 本当にやるけど」

剛也「もちろん、彩ちゃん!」

彩「……落ちて死んじゃえ変態!」

彩は剛也を乗り捨てた。正確には、背中を台にして飛んだ。国民的なゲームのイメージだ。
竜の背中に到達した。
126 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/24(木) 23:32:30.54 ID:lrbe3XpVO
彩「乗れたけど、このままじゃ【使用窃盗】は使えないね」

彩は【従属下】を使って地面に衝突する寸前の剛也を拾い上げた。

剛也「おお、助かった? 彩ちゃん!」

うらら「あの子って何なの? 赤石さんを制御してるみたいだけど」

いろは「うん。とっても頼りになる女の子だよ」

奈々「うう……」

いろは「さあ、起きてください。傷は完治してます」

奈々「え……? 本当だ、痛くない!」

彩「おーい、とりあえず背中に集合ね!」

山道、特に会話をしていたので耳に届かなかったアナウンス。いろは達はうららからその詳細を聞くことになる。
127 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 00:00:01.33 ID:SS3Gz7YfO
瀬型 櫂は図書館にいた。すでに何者かが入った形跡があった。祐介や恭弥は痕跡をほぼ残さなかったので別のものとなる。



図書館にいた人>>128->>129から
異能>>130->>131から
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/25(金) 00:05:04.87 ID:uc8W00mm0
福井悟志(ふくい さとし。あだ名:フトシ)
茶髪のまんまるの太った少年。いつも何かしらお菓子を食べている
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 00:12:51.64 ID:OuhlDtH60
糸色 凶 (いとしき きょう)
分厚いハードカバーの本を読むゴスロリ少女
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 00:18:23.92 ID:2foo6j6JO
【衣装替え(インフォース)】
自分の衣装を変えてそれによってステータスや得る能力が変わる能力
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 00:29:35.15 ID:2bHwoVgy0
【亡者共鳴】
死んだ(または死んだと運営に判断された)者の異能や記憶を使役できる。
ただし異能は死者の遺志と逆らっていると使えないどころか反逆される。逆に死者の遺志や目的が同じだと強力になる。
精神力が強ければ一応、強制的に異能を発揮できる
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 00:30:33.23 ID:C0ZRNxYuO
フトシ【絶食漢〈オーバーイート〉】
満腹時のみ、スーパーパワーを得る
カロリーの消費が激しいので常に食べている必要がある

凶【死化粧〈トリックプリンセス〉】
自分を仮死状態にする
その間に攻撃しようとしたり触れようとした者は仮死状態となり、自分は仮死状態から復活する
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 01:38:35.70 ID:HSZgzGgSO
キャラ数かなり多いけど収拾つくのか?
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/25(金) 01:59:09.08 ID:2bHwoVgy0
PCで文字検索とメモを活用して、異能表と人物表を作った方がいいかも。
人数対策で、拠点を作って拠点防衛やオペレーターにあてるのも良いかも
135 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 23:03:33.62 ID:nr6ob4q2O
梶原 祐介(かじはら ゆうすけ)>>3
【レンタル】>>17

御堂 恭弥(みどう きょうや)>>27
【ハート共鳴】>>31

桜坂 秋斗(さくらざか しゅうと)>>37
【動物シール】>>40

ジャック・サトウチ(じゃっく さとうち)>>36
【鬼化面〈ラーヴァナ〉】>>89
136 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 23:11:51.07 ID:nr6ob4q2O

桃月いろは(ももつき いろは)>>6
【施命〈アイリス〉】>>103

新沼 彩(にいぬま あや)>>108
【使用窃盗〈フシアナクグリ〉】>>111

浅野 剛也(あさの ごうや)>>114
【狂気の爆炎〈ヴァレッテーゼフレア〉】>>115
137 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 23:12:37.02 ID:nr6ob4q2O

春野 うらら(はるの うらら)>>8
【コレクター】>>72

白川 奈々(しらかわ なな)>>68
【電撃銃〈ママラガン〉】>>73

赤石 竜也(あかいし たつや)>>69
【偽・竜化〈ドラゴン〉】>>121
138 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 23:13:33.29 ID:nr6ob4q2O

瀬型 櫂(せがた かい)>>4
【炎真〈フレイムアドミニスター〉】>>56

神崎 風子(かんざき ふうこ)>>7
【キャンセラー】>>57

糸色 凶 (いとしき きょう)>>129
【亡者共鳴〈アズラエル〉】>>131
139 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 23:15:04.50 ID:nr6ob4q2O

和田(わだ)>>26
【???】

若見 奈恵(わかみ なえ)>>77
【???】

四十万 力(しじま りき)>>78
【???】

矢吹 奏司(やぶき そうじ)>>79
【???】
140 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 23:16:11.25 ID:nr6ob4q2O

岩崎(いわさき)>>42
【聖槍・魔槍】>>45

浅野 真也(あさの しんや)>>20
【暗殺者】>>20

黒町 美知子(くろまち みちこ)>>94
【温度変化〈ホット&コールド〉】>>97
141 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/25(金) 23:56:17.21 ID:nr6ob4q2O
図書館内部。凶は椅子に座り、本を読んでいる。

凶「……」

櫂「……」

二人とも、無口だった。

櫂「ねえ」

反応がない。目を凝らすと、凶の足元に鉄球と大鎌を確認できた。

櫂「……怪しいものじゃないよ」

しばらく黙り込んだ後、パタンと音を立てて本を閉じた。そして、気怠げに口を開く。

凶「誰ですか?」

櫂「瀬型 櫂。剣を使う白衣の男を探している」

凶は勢いあまり椅子を倒して立った。

凶「きょうも同じです!」
142 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/26(土) 00:56:41.02 ID:FsYMHfRjO
寺の一室に二人はいた。
その一人、気怠そうな青年が言った。

奏司「頃合いかな。逃げようか」

風子「え……?」

奏司「奴らはもう暴走しかけている。これ以上関わっても無駄だ」

風子「あの人たち、何を企んでいるの?」

奏司「それを知る必要はない」


矢吹 奏司の異能>>143->>145から
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/26(土) 01:08:53.34 ID:IjFbKvoS0
【奏でる者(シンフォニア)】
🎧と聴いている音楽を媒体に鎧や武器を作成する
武器は聴いている音楽にょって変化する
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 02:00:46.58 ID:gwvnNu5K0
【気狂い歌姫の狂騒曲〈クレイジーディーヴァ・レクイエム〉】
発動後、包帯を顔に巻いた絢爛な衣装に身を包む歌姫が出現して五分間の歌唱を行う。
三日月に開いた口元から発生する奇声は歌を聞く者の行動を制限させ、その場に完全停止させる。
歌姫自身は攻撃する事無く歌うだけだが、発動者である人間は自由に行動することができる。


145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/26(土) 03:17:17.04 ID:ToKQ0Vi10
【擬音(オノマトペ)】
擬音を具現化する能力。様々な擬音から連想される音を具現化する事ができる。例えば「ザーザー」だったらその言葉が相手の頭の上に出て来て雨を降らせたり、「ドカーン」だったらその言葉が出て爆弾に変わる。ただし直接聞いた音ではないと能力が使えないが録音した音だったら能力が使える。
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/26(土) 07:03:07.09 ID:ToKQ0Vi10
>>145を書いた者ですが
「擬音を言うとその擬音が具現化して出てくる」と追加でお願いします。
147 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/26(土) 22:37:25.34 ID:Ovz2FeGMO
【奏でる者(シンフォニア)】
ヘッドホンと聴いている音楽を媒体に鎧や武器を作成する 。
聴いている音楽によって効果が変わる。


奏司「お前のような子供まで巻き込んで、和田は何のつもりなんだ?」

風子「歳はあなたとあまり変わらないと思うけど……」

奏司「そういう冗談は好まない」

風子「本当だよぉ!! 高校生だもん!」

奏司「……まあいい。とにかくここから離れる。仲間がいるんだろう?」

風子「うん。瀬型君って人が私を探しているはず!」


はあ、と溜息をつくとヘッドホンを装着して歩き始めた。

奏司「この先に抜け道がある」
148 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/26(土) 22:44:24.72 ID:Ovz2FeGMO
寺を抜けしばらく行くと古いトンネルがあった。
その手前で仁王立ちをする筋骨隆々な男、四十万 力だった。
満足そうに口角を上げ腕を組み、言った。

力「和田が教えてくれたんだよ! テメェが裏切るってな!」

奏司「下がってろ。すぐに片付ける」

力「ガハハハハ!! お前のそういうところ、心底嫌いだぜぇッ!!」



四十万 力の異能>>149->>150
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/26(土) 22:47:48.40 ID:IjFbKvoS0
【剛腕(パワード)】
自分の身体能力を自由に上げる
ただし、能力前に使う身体の能力が基準でそこから落とすことができない
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/26(土) 22:58:56.27 ID:LUPhHbBSO
【脚力(フットパワー)】
そのまんま脚力がすごい。
蹴りが強いだけでなく、ジャンプ力も高く足も速い。
ただし上半身は一般レベル。
151 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 08:07:00.29 ID:LcCubbSJO
【脚力〈フットパワー〉】
そのまんま脚力がすごい。
蹴りが強いだけでなく、ジャンプ力も高く足も速い。
ただし上半身に変化はない。


力はその脚力をもってして瞬時に奏司の間合いまで入った。後手に回った奏司はまず、こちらに迫る筋肉男の突進を防ぐことだけを考えていた。


奏司「【連なる堅甲の遁走曲】!!」


【連なる堅甲の遁走曲〈フィルムシェル・フーガ〉】。奏司の【奏でる者〈シンフォニア〉】によって発動する鎧の楽曲。内側から常に新しい膜が張られ続けるので、どのような攻撃にも抜群の防御性能を誇る。


力「しゃらくせえぇぇぇ!!」


その【脚力】をふんだんに駆使して、人間のそれとは思えない不規則かつ超高速のフットワーク。さらにそこから繰り出される不可避の蹴り。


奏司「ッ……!」

脳が揺れ、視界が一瞬ぐらついた。

力「おいおい、守るだけかよ? 次行くぜぇ!」


片足を地面に突き刺し、回し蹴りの構えを見せたその時。【脚力】と【連なる堅甲の遁走曲】が発動前まで戻されていた。
152 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 08:51:54.83 ID:LcCubbSJO
風子「【キャンセラー】……!」


それは数秒にも満たない時間だったが、力の猛攻を途切れさせることができ、奏司に反撃の余地を与えた。


力「うおおぉッ?!」

奏司「やるな、子供。【絶えぬ世界の接続曲】!!」


出現したそれは、指揮棒だった。【絶えぬ世界の接続曲〈グレート・メドレー〉】は擬声語を操ることができる。【奏でる者】発動後に聞いたものでないと使用はできないが、脳内でイメージして指揮棒を振るうだけで文字を具現化させられる。


力「そんな貧弱な棒切れで何ができんだよ!」

奏司「お前の蹴りの音は既に聴いているんだよ」


指揮棒を振るうと二人の間に『ドグォン』の文字が現れた。力の蹴りがその音に達した時、威力は相殺された。

それからも、音と蹴りの応酬が繰り広げられていた。風子に迫る黒い影には気付かずに。
153 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 12:34:53.43 ID:LcCubbSJO
祐介達のいた公民館は跡形もなく吹き飛び、そこには【聖槍・魔槍】と【浄化】の光に溶かされたはずの岩崎がいた。


岩崎「俺復活ぅ〜!!」

岩崎「うーん、何でだろうねぇ。何で負けたんだろうねぇ」

岩崎「まいっか」


一方、そこにいた四人は岩崎の力の暴発を【動物シール】の象で防ぎはしたが、遠いところまで飛ばされていた。

祐介「助かったのはいいけど、数秒後に死ぬよなこれ」

祐介「お、誰かいる」


その先にいたのは、交戦中の和田と美知子だった。
154 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 12:45:55.02 ID:LcCubbSJO
祐介「おーーい! 誰か助けてくれー!」

和田「おや……?」

美知子「え?」


二人がこちらに意識を向けた。和田は空中を歩き、祐介に向けて──


和田「真っ二つにしてあげますよ」


刃を向けた。


祐介「まあ、それなら……【レンタル】!! 頼むぜ!」


能力>>156
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/27(日) 13:31:12.33 ID:T2teWvUUO
【反射鏡(リフレクター)】
あらゆる物理攻撃を跳ね返す
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/27(日) 13:35:32.54 ID:cMUtgolR0
【ガス操作】
空気やガスを操ることができ、自身の体もガスに変えることができてその場合、物理攻撃はきかない。
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/27(日) 13:56:19.19 ID:cMUtgolR0
>>156
「ガスを出す際に能力者本人にはガスの影響はない」も説明の追加でお願いします。
158 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 17:54:41.67 ID:LcCubbSJO
【ガス操作】
空気やガスを操ることができ、自身の体もガスに変えることができ、その場合は物理攻撃が効かない。
ガスを出す際に能力者本人にはガスの影響はない。


和田「……なるほど」

祐介「助かったぁぁ!!」

美知子「どのみち助からない……」


和田の一太刀を、体を気体に変えて交わし地面に足を下ろした。


美知子「嘘……?! でも、それなら何故助けを求めたの……?」

祐介「訳ありでね。しかし、この状況はまずいよなぁ」

和田「君のその異能、見逃せませんねぇ。かと言って持ち帰るのも難しそうです」


──ならば、ここで殺すのみ。
159 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 20:23:55.25 ID:LcCubbSJO
目がさめた。柔らかい感触があり、布団の上に寝かされていることがわかった。そして、肩と左腕に痛みがあった。

御堂 恭弥は公民館から遠くない住宅にいた。


恭弥「痛ぇぇ……」


【ハート共鳴】に反応がある。近くに人がいるのだ。それも、すぐ横に。


いた人>>160->>161
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 20:26:53.31 ID:joRbQIe70
皆本恭子
紫髪のツインテールのお嬢様な感じが漂う女の子。スタイルもよく巨乳

既存でしか無理なら風子で
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 20:40:14.73 ID:TQAxzn4g0
間宮優一(まみや ゆういち)
気弱そうな中学生男子
162 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 21:03:04.67 ID:LcCubbSJO
皆本 恭子(みなもと きょうこ)
紫髪ツインテールのお嬢様な感じが漂う女の子。スタイルがよい。


恭弥「……そうか、爆発したんだ」

恭子「よかった、気がつきましたね!」

恭弥「君は? 助けてくれたのか?」

恭子「はい。横の家の屋根に降ってきたんですよ?」

恭弥「そうか。ありがとう! 俺は御堂 恭弥。異能は……君も異能を?」

恭子「異能ですか。……はい、持ってます。恭弥さんもなのですね」

恭弥「……」

恭子「わ、私は! 皆本 恭子ですっ! えと、名前が似てますね! 漢字はこう書くのですが……」

恭弥「お、この字一緒だ」

恭子「本当ですか?! えへへ、何かの縁を感じますね」


皆本 恭子の異能>>163->>165
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/27(日) 21:12:53.92 ID:joRbQIe70
>>130(+武器も変わる)
例えば、ナース服なら武器は大きいお注射で回復系の技が使えるようになる
チャイナ服なら身体能力が全体的に上がり拳法を技を使えるスタイルに
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 21:29:33.66 ID:FOyPdGMJ0
花咲令嬢〈ブルーメンフロイライン〉
自分の体液をかけた所から美しい花々を咲かせ、またツタを伸ばして対象を拘束
血を元にした場合は生物に襲いかかる凶悪な吸血植物を生やせる
165 :Falsemanの人 [saga]:2018/05/27(日) 21:57:21.51 ID:a/Gt0Uv70
【マッドメディック】
あらゆる医療関係の道具(レントゲンや、救護車両、集中医療室などの大型機も含む)を召還&属性付与&武器にできる。効果は確かだが、攻撃も治療も激痛を与える。麻酔は一応ある。

原動力は誰かを助けたい気持ちなので、ハート共鳴と愛称がとても良いと思う
166 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 22:35:42.75 ID:LcCubbSJO
【マッドメディック】
あらゆる医療関係の道具(レントゲンや、救護車両、集中医療室などの大型機も含む)を召還&属性付与&武器にできる。効果は確かだが、攻撃も治療も激痛を与える。麻酔は一応ある。


恭弥と恭子は互いのことや、異能についての情報を共有した。


恭弥「それで恭子の異能を使って治してくれたのか?」

恭子「はい。せんぱ……恭弥君の【ハート共鳴】って飛べるわけじゃないですよね?」


恭弥君、という呼び方は一つ年下だと知った二人が五分間に渡る議論の結果折り合った形だった。


恭弥「飛ぶ? そうだ。祐介を探さないといけない。どこかに飛んでいくのを見たんだ」

恭子「いけません、恭弥君はまだ怪我人です!」

恭弥「……なあ、救急車とか出せないのか?」

恭子「だ、出せますけど……」
167 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 23:05:34.67 ID:LcCubbSJO
ジャックと秋斗は【動物シール】で大鷲を出して無事に着地していた。


ジャック「秋斗の象がなかったら死んでいたね」

秋斗「兄ちゃん達大丈夫かな?」

ジャック「あの人達ならどうにかしてそう」

秋斗「たしかに! あははは」

ジャック「……今、車が走って行った? そんな音がしたんだけど」

秋斗「ん? わからなかったなぁ」

ジャック「しばらく近くに身を潜めよう。疲れたしね」
168 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/27(日) 23:14:22.22 ID:LcCubbSJO
彩「あそこに誰かいるね」

いろは「……二人かなー?」

うらら「いろは目いいね!」

いろは「どうかなー。ギリギリ見えるだけだよ」

奈々「二人ね。よく見えるわ」

奈々は【電撃銃】で狙撃銃を出し、スコープを覗いていた。

剛也「あひゃひゃひゃ、それはずるいぜ」

彩「大きいお姉さん、その人達は友好的に見える?」

奈々「あー。……戦うしかないわね。たぶん」

いた人の
名前
容姿>>169->>170
異能>>171
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/27(日) 23:17:02.94 ID:cMUtgolR0
照喜名 光(てるきな ひかり)女
服装が派手で、ギャルの格好をしてる。
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 23:22:28.19 ID:a/Gt0Uv70
波魔 圧郎(ハマ アツロウ)男

口が少なくギョロ目。総司令官のような軍服を着た男。常に堂々としている
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 23:25:24.47 ID:joRbQIe70
朝比奈(あさひな)くるみ
ツインドリルの茶髪。スマホをいじっている今時の女の子な感じ
能力なら安価下
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/27(日) 23:33:26.42 ID:cMUtgolR0
>>169訂正
派手な服装で、ギャルっぽい。
安価下
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/28(月) 00:00:09.31 ID:/ZYQqXmI0
>>149
174 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/28(月) 00:27:41.83 ID:ijyNz1mpO
波魔 圧郎(はま あつろう)
口が少なくギョロ目。総司令官のような軍服を着た男で、常に堂々としている。

圧郎の異能【剛腕〈パワード〉】
自分の身体能力を自由に上げる 。
ただし、能力前に使う身体の能力が基準でそこから落とすことができない。


照喜名 光(てるきな ひかり)
派手な服装でギャルっぽい。

光の異能>>175
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/28(月) 01:01:05.78 ID:pQ578WD80
【妖精姫(フェアリープリンセス)】
妖精に変身する能力。背中に妖精の羽が生えていることで飛ぶことが可能。さらに特殊な鱗粉出すことができ、それを受けた相手は一時的に麻痺したり眠ってしまう。
妖精なので自身の体を小さくする事ができる。
176 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/28(月) 21:17:53.95 ID:ijyNz1mpO
奈々「おかしいわね。片方が消えた……?」


【豪腕】を持つ圧郎は自由自在に身体能力を強化できる。それは、徐々に加速していく純粋な力だった。


光「いってらっしゃーい、おじさん! ……って聞こえてないな」

光「スマホあればキャスできたのにもったいないなー」


圧郎は思い切り助走をつけ、竜也の顔面めがけ真っ直ぐに跳躍。剛弓より放たれた矢の如く打ち出す蹴りは、空駆ける竜を射落とした。


圧郎「容易いな」

彩「うぅ、何なの?! 制御できない……!」

うらら「え、ええ?!」

いろは「みんな、捕まって! 」

剛也「あひゃひゃひゃ! 彩ちゃーん」

彩「やめろ! 触るな!」


一同、墜落。
177 : ◆RamR0TT8ew [saga]:2018/05/28(月) 21:34:17.19 ID:ijyNz1mpO
竜と化した竜也がクッションになりほぼ全員が無事だった。しかし、本人には【偽・竜化】が解けるほどのダメージがあった。


うらら「赤石さん……!!」


竜也の腹部にはぽっかり穴が開いていた。


いろは「大丈夫だよ! まだ生きてるから!」

彩「いろはさん、任せて大丈夫?」

いろは「うん!」


竜也が虹に包まれる。しかし、傷の程度から時間を要することは免れない。


圧郎「女子供ばかりか。さて、どうする。誰が来る? そこの貴様か」

剛也「あひゃひゃ、俺はおっさん嫌いなんだよ!」

光「来ちゃった」

圧郎「勝手にしろ」

剛也「そうそう、おっさんより時代はフェアリーだろ!」

彩「相手は二人、こっちは四人だよ! 分散させて戦おう!」

奈々「ええ。そこの妖精さん、撃ち落としてあげるわ」

うらら「ええと、私は……」

圧郎「行くぞ。まずは20%といったところか」

彩「……【使用窃盗】ッ!!」


指定安価は>>179
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