【モバマス×シャニマス】菜々「283プロ……ですか?」真乃「はいっ」

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1 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 21:40:50.46 ID:wZtcR0Lq0
菜々「ふふふーんふふふーんふふふふーふーん」

菜々「ふふふーんふふふーんふふふふーん」

スイスイ

菜々「スマートフォンでやるとどうも容量制限が怖かったですけど……、PCなら問題ないですね!」


スイスイ


――――サーン


菜々「……ん?今何か聞こえたような」


ダッ ガッ ガッガッ

菜々「ヒィ!?何、何か来てる!?」

ガチャッ…!!

菜々「ぴっ」

ガンガンガンガンガンガンガン!!!!!

菜々「〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?」

ガチャガチャガチャガチャ

菜々「(ひっ……!!ひっ……!!こ、こわっ……怖い……!!)」

菜々「(助けて……!!助けて……)」

菜々「助けて……Pさんっ……!!」ガタガタ









安部菜々(7代目シンデレラガール)
ttps://imgur.com/a/5k6Razx

安部菜々(7代目シンデレラガール)とウサミンハウス
ttps://imgur.com/a/9C2KoOh

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526301650
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 21:44:21.85 ID:wZtcR0Lq0




「菜々さん!!!俺です!!!開けてください!!!!」


菜々「………………へ?」




――――――――――――


菜々「あ、の、で、す、ねぇ……!」

モバP(以下P表記)「………ウッス」

菜々「Pさん、私がどれだけ怖かったわかります…!?今、夜の八時ですよ!?私一人暮らしですよ!?」

P「………サーセン」

菜々「緊急連絡なら電話でも良かったと思うんですよ……!私……すっぴんですよ!?」

P「すっぴんも可愛いと思う」

菜々「えへへ……///じゃなくて!」

P「アッハイ」

菜々「どうしたんですか!?Pさんらしくないですよ……!?アポなしで来たの初めてじゃないですか!?
普段は『女性の一人暮らしにオトコガー』とかなんとか言って頑なに家に入ろうとしないくせに……」

P「あっそうだ、菜々さん、実は」

菜々「まあPさんの事ですから、何か本当に急ぎの事があったんだと……何ですかこれ?」

P「そうせんきょ……総選挙の結果が出たんですよ!!!!!!!」

菜々「Pさん声大きいですよ……!!!!!お隣さんに怒られます……!!!!!!(小声)」

P「アッスミマセン」

菜々「そういえば……あー総選挙、やってましたね!結果もう出たんですね〜……」ペラペラ

P「そう、結果が……!!!」

菜々「まったくもう……最初からそうと、LINEとかで連絡してくれたら良かったんですけど……えっと、今年の一位は」

P「…………!!!!!」

菜々「どうしたんですかもう……一位、安部菜々、って子ですか……ふんふん………………」

菜々「安部菜々?」

P「そう!!!!!!」



菜々「………………えっ?」


3 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 21:46:32.40 ID:wZtcR0Lq0
P「だから!!!菜々さんが一位で!!!もう、いても、たってもいられなくてそれで…!!!」

菜々「えっ、ちょっ……あれっ……あはは、おかしいな」ポロポロ

P「菜々ざん゛……」

菜々「あのっ、すみません、すごっ……あの……ナナ、なんていうか、その……」ポロポロ

菜々「すみません……ぐすっ……本当に、こんな…っ」グズッ

P「菜々さん……!!!!」

菜々「……ありがとうございますっ!!」

P「イエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」


ドンッ!!!


菜々「ヒェッ」

P「スミマセンッ」


菜々「……Pさん、その持ってるものってまさか」グスッ

P「フフ……こんなめでたい日ですよ…!!!」


菜々「そ、そんな……17歳なのに……ナナは17歳なのに……ッ」ジュルリ

P「本日は無礼講じゃーーーーーーーーッ!!!!」

ガタッ!!!!!




ツルッ




ゴンッ!!!!!

P「ワンカップッ!!!!」

菜々「Pさん!?」

P「…………」

シン……

菜々「Pざん!?!?!?」

P「……」


菜々「P、Pさん、しっかり……しっかりしてください……!!Pさん!?



シン………
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 21:54:24.49 ID:wZtcR0Lq0


―――――――――――――


―  283(ツバサ)プロダクション ―



天井社長(以下天井)「ふふ………いよいよ今日はプロデューサーが就任する日か」

天井「私もダンディな雰囲気で迎え入れねばな!」


ガチャ


天井「おはよう、諸君」


シン……


天井「(えっ……?)」


はづき「すや……」

天井「(寝てる……)」


P「スヤァ……」


天井「えっ、お前も?」


P「ハッ」

天井「お、おきたか……ゴホン!おはよう。お前を待っていたぞ」

P「え?は?はい?」

天井「お前には今日からアイドルをプロデュースしてもらうと伝えていたが……」

P「はい」

天井「すばらしい結果を期待させてもらう。私は甘くないぞ」

P「(何言ってるんだこの人……?)」

天井「よろしい、それでは……仕事の説明ははづきに任せよう」

P「はづき?」

ヌッ

はづき「おはようございます……ふぁあ」

P「(カーペットの下から……!?)」

はづき「この事務所のカーペットはすごく寝心地が良くてですね……」

天井「せめてソファで寝てくれないか……」


七草 はづき(??歳)

ttps://imgur.com/a/8yTsHGb
5 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 21:57:42.28 ID:wZtcR0Lq0
はづき「あっ、そうだそうだ、お仕事ですよね……」ガサガサ

スッ

P「はい?なんですかこれ?」

はづき「はい、今回のプロデュースの目標、『W.I.N.G』の資料ですね」

P「わんだーあいどるのばぐらんぷり……??」

はづき「はい、新人アイドルの祭典とも言われる、すごいライブなんです」

はづき「祭典と言われるだけあって、この『W.I.N.G』は出場資格を手に入れるまでが厳しいんです……」

P「なるほど……」

はづき「ええ、なので……」

天井「その『W.I.N.G』に優勝できる器たりえるアイドルを……お前が探して、スカウトしてくるのだ」

P「……は?」

はづき「ということです。それでは、いってらっしゃい」

スポーン

P「……………は?」




―――――――――――――




P「いやね……スカウトとか慣れっこよ?もう慣れっこさもちろん」

P「そらできるよ……そらね……でもお前……あの扱いはなんなん……?」

P「せめてパラレルワールドから戻るための説明とかさあ……」

P「はぁ〜〜〜もうむり、ていうか菜々さんの祝賀会どうなってんだろ……異世界に来てる場合じゃないんだけどな……」


ガヤガヤ
6 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 22:19:25.92 ID:wZtcR0Lq0

P「いったんカフェでも入って体制を整えるか」

カランコローン

「「「お帰りなさいませーっ!ご主人様ーっ!!」」」


P「うおっ、メイドカフェ」

菜々「お帰りなさいませ!ご主人様っ!今日は何をお召し上がりになりますかっ?」キャハッ☆

P「…………」

菜々「…………」キャハッ☆


P「菜々さん!?」


菜々「Pさん!?」



―――――――――――――

菜々「これには深い事情があってですね」カキカキ

P「(うわケチャップイラストうまっ これなんだ?ネザーランドドワーフ?)」

菜々「遡ること数時間前……」


ホワンホワンホワンウサミン〜

―――

―――――

――――――――


菜々「……はっ!?」

菜々「ここは……??」

菜々「ええと、確か私は、気絶?したPさんを助けようとして……」ズキッ

菜々「あいたっ……うまく、思い出せない……」





安部菜々(メイド服)
ttps://imgur.com/a/f7afHT6


ネザーランドドワーフ(うさぎ)
ttps://imgur.com/a/9F4JlHu
7 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 22:44:08.22 ID:wZtcR0Lq0
菜々「えっと……とりあえず、Pさんを探さないとっ…」

ガヤガヤ……

「こんにちはーっ!」

菜々「は、はいっ?」

メイドさん「メイドカフェあにまるめいとです!良かったらお休みしていきませんか?お嬢様っ!」

菜々「あ、いや…私は人を探してて……」

メイドさん「そうですか……」シュン

菜々「……ッ!」

菜々「(この目……この人は……)」

菜々「(あのころの『わたし』……!)」

菜々「(ううん、私自身じゃない、それはよくわかってる、でも……)」

菜々「(上京して、バイトして……お客さんを呼び込めなかった時の……!)」


菜々「……わかりました、少し、お茶していきますっ」

メイドさん「ほんとですかぁ!やった……」フラッ

ガクッ

菜々「えっ!?」

メイドさん「あっ…えへへ、だい、じょうぶですよ……?」

菜々「ちょっ……」

菜々「(すごい熱……!?なんで、こんなに……!?)」

メイドさん「えへへ……私、ずっと落ちこぼれで……でも今日は、友達のバースデーイベントなんです……
ひとりでも多くの、方に、お祝いしてもらえたらな……って……」

菜々「大丈夫ですか?立てますか……?お店に案内してください!」

メイドさん「あり、がとう……」
8 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 22:44:42.28 ID:wZtcR0Lq0

――――――――――――


カランコローン


「お帰りなさいませーっ!お嬢様!」


菜々「あのっ、店長とか、バイトリーダーとか……」

メイドさんB「どうされたんです?お嬢様……って、ナナちゃん!?」

菜々「はいっ?」

メイドさんA「お嬢様をつれてきました……」

メイドさんB「ナナちゃん!大丈夫!?あのっ……貴方がここまで?」

菜々「ああっ、えっと、はい……」

菜々「(へえ、アンタもナナっていうんだ……じゃない!というか、Pさんがいないとこのネタは誰もつっこんでくれない!)」

メイドさんC「ナナちゃん大丈夫……!?はやくバックヤードへ……!」

メイドさんB「てか戻らないと思ったら……今めちゃめちゃ忙しいのに……どれくらいで復活するかな……?」

メイドさんA「だいじょぉーぶぅ……」ヨロッ

菜々「む、無理しないでください!」

店長「皆なにやってんの!注文止まってるよ!!(小声)」

メイドさんC「店長。ナナが……」

店長「うわっ!?すごい汗!とにかくバックヤードへ!」

ザワザワ……







……友達のバースデーイベントで……




……ひとりでも多くの方に……





菜々「あの!!」

店長「はいっ!?あ、すみませんご案内がまだで……」

菜々「この子の制服、予備ってありますか!?」


店長「はい?」
9 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 22:51:39.78 ID:wZtcR0Lq0
菜々「お帰りなさいませーっ☆」キャハッ☆


メイドさんズ「「「お帰りなさいませーっ!ご主人様!」」」



店長「す、すごい……」

メイドさんB「何なんでしょう、あのあふれるカリスマというか、オーラというか……」


菜々「お帰りなさいませ、ご主人様っ!」

客A「あれ?新しい人?」

菜々「キャハッ☆菜々はウサミン星からやってきた、歌って踊れる新人メイドです!
よろしくお願いしますねっ、ご主人様っ☆」


客A「(かわいい)」


メイドさんC「すごい……止まっていた注文が完全にさばかれてる……」

店長「あれが……伝説の……秋葉のメイドル……」

メイドさんC「えっ……なにそれしらない」

店長「メイドを真に愛するものの所に現れる……伝説の存在……」

メイドさんC「やばたにえん……」


菜々「なんでもリクエストしてくださいねっ☆
……ええっ!?東京スカイツリーですか!?わかりました!」


店長「(わかるんだ)」

メイドさんB「うわっ立体的……」

メイドさん
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 22:53:28.76 ID:Jc/DlI8uO
さすがウサミン!ナナ人目のシンデレラガール!平成最後のシンデレラガールだ!
11 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 22:55:46.35 ID:wZtcR0Lq0
メイドさんC「ケチャップで三次元的なスカイツリー書いてる人初めてみました」

店長「(てかどうなってんの?)」

メイドさんD「すなわち獅子奮迅……拙者も見習わねば」

店長「君のキャラ付けどうなってんの?」


P「フゥ〜休むか」


メイドさんC「あっ」

菜々「!」ピクッ


「「「お帰りなさいませ!ご主人様ーっ!」」」


P「うおっ」



―――

――――――

――――――――――


菜々「という」

P「さらっと出会うまでの間に濃厚なストーリー用意しましたね!?」


菜々「さすがにあの子の名前がナナだなんて……運命を感じずにはいられず」

P「はーもう、いいですよ、どうぞ」

菜々「!」

菜々「へえ、あんたもナナっていうんだ」

P「ネタが古い!!!!」

菜々「えへへっ☆」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 23:11:45.19 ID:Jc/DlI8uO
NANA!
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/14(月) 23:26:07.08 ID:Jc/DlI8uO
メル欄に入れるのsageじゃなくsagaだぞ
14 : ◆ZWAJnJ4q9E [sage]:2018/05/14(月) 23:28:59.75 ID:wZtcR0Lq0
―  283プロ  ―


天井「戻ったか」

はづきさん「もうスカウトしてきたんですか……さすがですね〜」


P「ええ、彼女なら、きっとトップアイドルになれます!!!」

菜々「安部菜々、17歳です!!よろしくお願いしますッ!!!」ビシッ


天井「(17歳……?)」

はづき「よろしくお願いしますね、菜々さん」

菜々「(あれ?この人さらっとナナの事を年上認定しましたね?)」

はづき「やっとチュートリアルがはじめられます……」

天井「えっ?」

P「えっ?」

はづき「いえいえ何でも〜…。それでは、まずレッスン場に行きましょう」

菜々「はーいっ!」

P「GOGO!!」


――――――


P「……(広くね?)」

菜々「(広くないですか?)」

天井「わが社はまだはじまったばかり……社員も私とはづきを除けばプロデューサーであるお前しかいない所だからな」

はづき「わたしはアルバイトですよ社長」

菜々「(えっそれでこの機材ですか?ずるくないですか?)」

P「(金ありすぎでは……?)」


――――――


はづき「それでボーカルレッスンが終わったら、次はお仕事ですね」

天井「いくつか着ている仕事から、お前のセンスで選ぶといい」

P「えっ!?デビュー一日目ですよね!?もうラジオ収録とかあるんですか!?」

はづき「え?はい……」

菜々「Pさんこっち!!トークイベントの依頼と雑誌の撮影が!!」

P「もう!?!?」

はづき「え、えっと……?次の説明いっていいですか?」
15 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/14(月) 23:42:17.32 ID:wZtcR0Lq0
―― オーディション会場 ――


はづき「そして……レッスンで実力をつけたら、オーディションです!」

菜々「おお……ずいぶん大きな会場ですね……」

はづき「このオーディションは各界隈の著名人もいらっしゃってますからね」

P「(新人の一発目に良く持ってきたな?)」

菜々「しかし……菜々は負ける気がしませんねっ」

P「そりゃそうだ、なんたって菜々さんは……」

P・菜々「七代目、シンデレラガール!」


はづき「シンデレラ……?」


P「ああ、こっちの世界では概念自体ないんだ……」

菜々「ちょっとさびしいですねえ……あんなにがんばったのに」

はづき「さ、始まりますよ〜」

菜々「ええっ、ちょっと待ってください、ナナ、心の準備が……


ポンッ


P「え?」

A:大丈夫だ、今までのレッスンを信じろ

B:ここはもうウサミン星ですよ

C:イエッタイガー!!


P「(なんだこれ)」

タップ

P「イエッタイガー!!!」

P「(えっ!?!?)」

菜々「!?」

はづき「!?」


周りの参加者「!?」


菜々「Pさん、はしゃぐのはほどほどに……」 テンション↓

P「えっ!?えっ!?」
16 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/14(月) 23:47:56.89 ID:wZtcR0Lq0
P「(だがな……・テンションごときでどうにかなる問題ではない!!)」

P「(なんせ菜々さんは7代目シンデレラガール……!この程度の新人オーディションで落ちるような人材では」


Vo審査員「音程が……」

菜々「え゛っ」 メンタル↓

Da審査員「振り付けが……」

菜々「な゛っ」 メンタル↓

Vi審査員「めっちゃかわいい……」


菜々「キャ……キャハッ☆」




P「な……!?」


はづき「……」



――――――――――――



アナウンス「それでは審査結果を発表します……!!


ダララララララ


ジャンッ


安部菜々   5位



P「嘘だろ……!?」


菜々「ご……ごべ……なさっ」グスグス


P「菜々さん!?大丈夫だから!泣かないで!」

はづき「……やっぱり」

P「え!?」
17 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 00:12:27.38 ID:ON9rFG+K0
――――――――――――

P「サポート……?」

天井「そうだ。言わなかったか?アイドルは何も一人でやるものではない。ともに高みを目指す仲間、ライバルいてこそだ」

P「言ったっけ……?」

はづき「チュートリアルで言うんですけどね……」

P「メタい」

菜々「といっても……この事務所には私たちしかいないんじゃ……」

P「あっ、でもそういう事なら……」

そっ……

真乃「……ほわっ」

菜々「わっ、どなたですか?」

P「真乃ちゃん。さっきスカウトした」

真乃「私がアイドル……先ほどはちょっと迷ったんですけど……」


ホワンホワンホワンマノマノ〜

――――

――――――

―――――――――


P「君!!!!アイドルを目指さないか!?」

真乃「ほわっ」

鳩A「ぽっ」

P「ああ、いきなり驚かしてすまない、俺はこういうもので……」

真乃「プロデューサー……アイドル、私が、ですか?」

P「ああ、君には才能がある、その人を引き付ける笑顔が……」

真乃「そんな……私……っ」

P「いや、無理にとは言わない、考えてくれるだけでも……」

真乃「(……えっ?)」

P「すまない、才能のある子を見つけるとすぐアイドルにしようとするのは悪い癖で)」

真乃「(この目……)」

P「しかし君に少しでもその気があるなら」

真乃「(鳩さん……!!)」

P「ぜひ一度事務所の門を」

真乃「(ごはんを待っているときの、鳩さん……!!)」

P「名刺だけでも……」

真乃「やります」

P「えっ?」

真乃「……私も、アイドル、やってみたいです」

P「本当か!!」クルッポ

真乃「(ごはんもらった時の鳩さん!!!!)」
18 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 00:13:23.42 ID:ON9rFG+K0
櫻木真乃(16)
ttps://imgur.com/a/K50RjPb
ttps://imgur.com/a/cE70dpC
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 00:16:03.17 ID:EOYKVP2bo
シャニマスを冷静に考えるとヤベーよな

審査員が基本的にネチネチ攻撃してきて
手の平返すようにいいね!ってしてくる
しかも満足したら途中でも帰る
そしていいね!の数で勝敗決める

なにこの圧迫面接
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 00:41:30.06 ID:DKgVkaO90
興味なくして帰る初代アイマスよりは良い審査員
21 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 00:43:48.26 ID:ON9rFG+K0
――――――

P「という経緯で……菜々さん、一緒にがんばっていこう!」

菜々「(い、いつの間に……!?)」

真乃「むんっ」

天井「やはり私が見込んだ男か」

はづき「話が早くてたすかります〜、実は面接に応募してくれた子も来ていて」

P「面接ゥ?いやいや、アイドルはスカウトしてなんぼでしょ!
そんなねえ、軽い気持ちでアイドル目指されてもガチャッ」 トビラヲヒラクオト

菜々「(自分で言った)」


霧子「……」

P「……」

霧子「……」オロオロ

はづき「……」

天井「……」

菜々「……」


P「合格!!!」

菜々「早い!」

はづき「お〜」

霧子「え、えっと……?」






幽谷霧子(17)
ttps://imgur.com/a/tDLpPDl
ttps://imgur.com/a/orsXShc
22 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 01:32:30.23 ID:ON9rFG+K0
P「いや、これは採用でしょ……」

はづき「気持ちはわかります」

真乃「ほわっ……よろしくお願いしますっ」

霧子「こ、こちらこそよろしくお願いします……」

オズオズ フカブカ

菜々「(この二人……なんとなく息ピッタリなんじゃないんですかね)」

P「年齢も16,17,17だしピッタリだな」

菜々「え゛っ」

霧子「わあ……同い年なんですか?」

菜々「あ゛っやめてくださいそんなきらきらした目で見ないで」

真乃「ほわわ……おねえちゃんですか?」

菜々「はウ゛ッ!!!」

P「いかん!!菜々さんが想定外からの方向でダメージを受けている!」



はづき「にぎやかになりましたね〜」

天井「うむ、やはりあいつの見る目は本物のようだ」
23 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 01:38:51.00 ID:ON9rFG+K0
ピコン


P「おっ?」


菜々「へ?」  Vo↑ メンタル↑ SP↑

P「今なんか、菜々さんのケージがあがった……!?」

菜々「げ、ゲージってなんですか!?」

P「あっ……数値化されてる!!ときメモみたいなヤツだ!!」

菜々「ときメモみたいなヤツ!?」

真乃「ときメモ……?」

霧子「ときめも……?」

はづき「ときメモ……?」


天井「(はづきも知らないのか……)」

P「ジェネレーションギャップを感じる……」

菜々「えっ!?最近新作出ましたよね!?何でっ!?」

P「パワプロのほうが通じるかもしれない」

菜々「そのワードはなんだか別のアイドルを呼び出しそうですね……」


サンキューユッキ


菜々「今なんか聞こえましたよ!?」

P「大丈夫、まだ召還にはいたってない……!!」
24 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 01:46:39.34 ID:ON9rFG+K0
――――――――――――

P「最初のオーディション失敗から……いくつかわかったことがあります」

菜々「えっ、聞かせてください!」

P「まず、天井社長たちが言っていたとおり、この世界では、『アイドル同士の交流』がカギになるみたいです」

菜々「こ、交流が……?」

P「はい、さっきわちゃわちゃした後レッスンして……いつもよりステータスの伸びが良かったんです。」

菜々「ステータス」

P「はい、Vo、Da、Viの三種類ですね」

菜々「そのステータス、数値として知りたくないですね……」

P「はは、気にしなくていいですよ、いつだって俺にとって菜々さんは世界最高のアイドルですから」

菜々「……………」


P「あれ!?なんか変なこと言った!?」

菜々「そういうのはずるいと思うんですよ……」

P「え、えっと、話を戻します、さらに、アイドルは今プロデュースしてる菜々さん……の他、
真乃や霧子にもステータスはあって」

菜々「それもコミュであげるんですか?」

P「いや、彼女らはこの『チケット』であげられるようです」


菜々「チケット………??」

P「いや俺もわかってないんですよ!なんか渡したら強くなったんですよ!!」



――――――


真乃「プロデューサーさん……このボトル缶ジュース、フタが固くて……」

P「はは、非力で可愛いなあ。ほら」 パキュ

真乃「ありがとうございますっ」

P「そうだ、せっかくだし、トレーニングをしたらどうだ?この良くわからない金色のチケット、使い方わかるか?」

真乃「あっ、これははづきさんに聞いたことがあるかもですっ、がんばりますね」

P「はは、がんばれがんばれ」


――――――


真乃「プロデューサーさんっ、私、ちょっと自信が付きました!むんっ!」

メゴシャッ

P「(スチール缶を片手で…………!?」


――――――


P「という」

菜々「極端ですね!?」
25 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 01:56:52.16 ID:ON9rFG+K0
P「なので、今までの情報を総合すると」


1:序盤はメンタルを鍛えるべき、審査員がやたらと罵詈雑言を飛ばしてくるので、
  弱メンタルだと持たない。


菜々「霧子ちゃんがちょっと心配ですね……」

P「大丈夫、霧子にはラジオに5週間ほど出てもらうつもりなので」

菜々「それはそれで大丈夫なんですか?」


※サポートアイドルはラジオとメンタル関係ないです



2:サポートアイドルのレベルを上げておく必要がある。



菜々「レベル……いよいよRPGですね」

P「まだ未検証ですが……おそらく、菜々さんの初期ステ、獲得スキルと関係あるようです」

菜々「スキル」

P「異世界転生感マシマシですよね〜これ……」



3:サポートアイドルごとに、得意分野がある



菜々「得意分野?」

P「ええ、まだよくわかってないんですけど……、さっき言ったVo Da Vi、あとはメンタルとか……上がりやすいステがあるみたいです」

菜々「システマチックですね……」

P「たとえば霧子は……ビジュアルマスタリーっていう、ビジュアルレッスンを一緒にやると効果がアップするスキルを持ってます」

菜々「すごっ!?でも確かにお化粧のやり方がうまかったような……!?」

P「クラスで絶対人気者だったろうなあという感じが……」
26 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 02:02:32.73 ID:ON9rFG+K0
P「菜々さんは最初のオーディションの様子から、Vi値が高いと思うので、霧子と一緒にビジュアルレッスンをすることで、
VI値を伸ばしていくのが先決かな、って感じですね」

菜々「なるほど……戦略的ですね」

P「あとは真乃がボーカルマスタリーを持っているので、一緒にボーカルレッスンに行くとよさそうですね。
オーディション的にステはそこまで……」

菜々「な、ナナ……うた、へた、だったんですか……?」

P「めちゃくちゃショック受けとる!!!!違います!この世界に来たせいで、
一度ステータスがリセットされた感じですよ……!!デレステでは高かったでしょ!!」

菜々「すみません、ナナそういうメタ発言についていけないので……」

P「十分ついていけてますけどね……」

菜々「とにかく、二人と一緒に、レッスンやお仕事をがんばればいいんですよね?」

P「そうなりますね!ただ……」

菜々「ただ?」

P「いや、まだ足りない気がするんですよね、何か……」

菜々「……といっても、始まったばかりですし、気にしすぎですよ?」

P「いや……何か、迫ってきている、ような」




ガコンッ……




シーズン終了まで、 あと3週
27 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 02:03:04.13 ID:ON9rFG+K0
今日で終わらせたかったところなんですけどさすがに一回中断します……!
明日かあさってこそは……!
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 03:35:01.47 ID:2qmZmFXhO
シャイマスはチュートリアルでも酷くてやるの止めた人続出したレベルで酷いんでしょ?
デレミリとかと違い最初から会社がヤル気なくて人が増えたら色々やるとかって製作会社の社長がインタビューしてたとか聞いたんだけど
あとアプリじゃないってマジ?
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 07:36:28.92 ID:EOYKVP2bo
>>28
マジ
ブラウザゲーだよ
スマホでやるなら質のいいスマホトWi-fi環境と冷却用の何かが必須
PCでもそれなりのスペック要求される感じ
FPSやるようなPCですらたまに固まる
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 12:22:25.63 ID:m05ZmGM1O
>>29
うわぁ…マジかよ…少し興味持ってただけに残念すぎるな
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 12:49:40.41 ID:h28RsQJiO
>>30
固まるは少し語弊だったかもしれん
でも反応が悪いなー、と思うことはままある
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/15(火) 14:23:26.82 ID:Rvm3eoDRO
>>31
5月2日の電撃Twitterで50万人突破書いてあったが、それを聞くと実際にやってる人は1/4にも満たなそう…
33 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 21:32:51.19 ID:ON9rFG+K0
個人的なプレイ感想としては、新作にふさわしいボリューム……だがなぜブラウザにした!って感じですね。

キャラは立っていて絡みもいいですし、映像もぬるぬる動いてくれて、音げーが苦手でも遊べて、
最終目標が対人でなく個々人(WING優勝とTrueエンド)っていうところもあって、時間の少ない社会人でもとっつきやすいゲームです。

特にキャラは本当魅力的な子が多くて、ゲーム性の悪さで潰されてしまうのはもったいないなあ……と思いますね。
34 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 21:34:08.53 ID:ON9rFG+K0
あっ、再開していきます。
35 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 21:53:39.99 ID:ON9rFG+K0
― ボーカルレッスン


菜々「誰も見たことない翼〜♪」

真乃「……」

菜々「私たちの、空に、広げよう♪」

真乃「……!」

菜々「どうでした……?」

真乃「すごいよ〜!昨日の今日で、歌詞も振り付けも完璧だよっ!」

菜々「キャハッ☆頑張った甲斐がありましたね……」

真乃「じゃあ次はこっちの曲を……」

菜々「ちょっ、ちょっ!何曲あるんですか!?」

真乃「へっ?283曲だよ?」

菜々「さらっと!?」

真乃「だいじょうぶ、菜々ちゃんうまいから……ライブの持ち歌は一番しっくりくるのにしないと」

菜々「だからといって何でもかんでも詰め込むのは流石に……!」




霧子「…………」


P「(混ざりたそうだ……)」

はづき「(まざりたそうですね)」

天井「(混ざりたいのか……)」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/15(火) 21:57:59.97 ID:88j1Hhbco
新しいブランドづくりが主目的
ゲーム性で勝負したくない
GoogleAppleに持ってかれない市場開拓
とかいろんな考えが見える
37 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 22:25:37.43 ID:ON9rFG+K0
― ヴィジュアルレッスン

霧子「……ここ、ちょっとチーク足したほうが、いいかも」

菜々「本当です……数歳若返った!?」

P「17歳になってますね……!」

菜々「17 - X = 17?」

P「Xの所在やいかに」

菜々「しかし霧子ちゃん、何でこんなにお化粧が上手いんですか?」

霧子「!」

P「確かに、あまりメイクとかをガンガン研究するようなキャラには見えないが……」

霧子「え、えっと」

霧子「昔から、人の目を見てお話するのが苦手で……」

霧子「克服しようとして、ずっと、鏡を見てたら……」

霧子「お母さんが、なぜか……、化粧品をたくさん、買ってくれて……」

菜々「アアッ」

P「な、なるほど……」

霧子「でも、知ってると……お話できることが増えるので……、覚えて良かったです」

P「カワイイ!」

菜々「霧子チャンカワイイヤッター!!!」

霧子「!?」

ワッシャワッシャ




はづき「和みますね……」

天井「和むな……」

38 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 22:53:28.74 ID:ON9rFG+K0
P「今週は休んだほうがいいですね」

菜々「そうですか……?でも確かにちょっと疲れてるかも」

P「ゲージが赤になってるし」

菜々「そこもあるんですか!?」

P「右上に」

菜々「右上!?」



菜々「じゃあ、ちょっとおやすみを……」






ガ  ガコンッ




残り 0週




P「へっ?」


はづき「プロデューサーさん、シーズン終了です」

P「ああ、はい」

はづき「それで、選考の結果なんですが……」

P「あーW.I.N.Gですね?そりゃもちろん合格ですよね、なんたって菜々さんは七代目」


はづき「落選でしたね……」



P「はっ!!?!????!!???」


菜々「   えっ   」


P「え!?はづ!?はづなんで!?うせやろ!?」

はづき「流石にはづ呼びをされたのは人生で初めてですね〜」

天井「……レッスンに精を出すのは良いが、ファンを疎かにしすぎたな」

P「えっ?」

はづき「アイドルランクっていうものがありまして……1000人を超えると、Eランクアイドルにランクアップできるんですよ」

P「ナニソレ」

菜々「あー……なんだか聞いたことのある設定」
39 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 23:29:17.64 ID:ON9rFG+K0
はづき「せめてシーズン終了前に……ランクアップするくらい活動しなければ、
W.I.N.Gへの参加は難しいと思います」

菜々「ええ〜っ……」

P「クソッ……これじゃあ元の世界に……」

はづき「元の世界?」

P「あ、いや、こっちの話で……」

菜々「でも、本当にどうしましょう?たぶん戻る方法は本当にW.I.N.Gで優勝することっぽいですし……」

P「うーん……」


ガコンッ


P「へ?」


ガコッ  ガコッ


ガガガガガガガガッ


P「わわわわわわわっ!?」

菜々「せ、世界が回ってるーーーー!?」


――――――


P「はっ」

真乃「ほわっ」

菜々「ななっ」

霧子「……わっ」

P「あれ?また異世界へ飛んだかと思ったら……」

菜々「変わらないですね……」

真乃「菜々ちゃん大丈夫?今日のレッスン、お休みする……?」

菜々「ああいえ!ナナはピンピンしてますよ!」

真乃「じゃあボーカルレッスンやろうねっ 今日は10曲覚えるまでかえれま10やろうねっ」

菜々「唐突にハードモード!?」

P「あれ……?」



ガコンッ


シーズン終了まで あと7週


P「あっ」
40 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 23:34:08.07 ID:ON9rFG+K0
P「(たった今、『理解』したぞッ……!)」

P「(この世界はッ!間違いないッ……『ループ』している……!)」

P「(なんらかの因果、理由はわからないが……)」

P「(とにかく、菜々さんが結果を出すまで……、この世界は『続く』ッ……!)」


霧子「(どうしたんだろう……今日のプロデューサーさん……顔が違うような……)」



天井「(む、やっとやる気になったか)」


真乃「じゃあ次はこの曲、その次はこれで……」


菜々「待ってください!?せめてインターバルをください!!」


P「フゥ〜ッ……面白くなってきやがったぜ……!俺はこの世界で……また菜々さんが『テッペン』を取る瞬間を見れるってのかよォ〜!!」

ドギャァ―――z___ン!


はづき「今シーズンも頑張ってくださいね〜」



to be continued...
41 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/15(火) 23:35:12.84 ID:ON9rFG+K0
あと1〜2回、もしくは3回……
シャニマスは1シーズンがあっさりしているので、数十分もあれば一人育成できるのがいいですよね。
育成後の報酬がなかなか大きいのもミソ。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 00:29:46.28 ID:O7/RM5SPo
パワプロのサクセスみたいなもんだね
一応イルミネの三人のTRUEエンド見れたけど、慣れるまでキツイかも
自分の火力考えてかないとすぐ失敗すな

自分はAランク安定してきたけど、Sランク目指すととたんに難易度跳ね上がる印象
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/16(水) 10:22:00.82 ID:ORi2n9PZo
wing初優勝したけどTrue遠い
44 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/16(水) 21:13:07.69 ID:9B6KqltF0
Aランク安定せず……まだBですね、
はやく優勝したい
45 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/16(水) 21:29:43.55 ID:9B6KqltF0
再開しま
46 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/16(水) 21:49:11.72 ID:9B6KqltF0
― ラジオの収録

菜々「キャハッ☆ウサミンのメルヘンらじお!第3回です!」

真乃「わ〜」

菜々「今日は皆さんのお便りを読んでいきましょーーー!!」

真乃「はいっ、最初のおたよりですっ」

菜々「ふむふむ」

真乃「『菜々さんが、子供のころに印象深かったアニメはなんですか?』」

菜々「それはもちろん、スレッ……違う!!えーと…………プッ、プリキュアです!!」

真乃「プリキュア!私も見てましたっ」

菜々「いいですよね〜!女の子向けなのに戦闘シーンとかかっこよくて!」

真乃「うんうんっ、私の時は変身アイテムが香水モチーフで……誕生日に買ってほしいってぐずってたらしいですっ」

菜々「(え……ハートキャッチ……?嘘やろ……バリ最近やんけ……)」

真乃「菜々ちゃんも同じくらいでしたよねっ」

菜々「あーそうですねーー!!し、知ってますよー!!」

菜々「(言えない…!初代でさえ中学生くらいだったなんて言えない……!!)


――――――

菜々「今日もギリギリでした……」

P「菜々さんお疲れ様。うまく乗り切りましたね〜」

霧子「な、菜々ちゃん……最近ラジオばっかりだけど大丈夫?」

菜々「このくらいヘーキもヘーキ!ヘのかっぱですよ!」

P「菜々さんそれ通じない!(小声)」

菜々「えっ!?(小声)」

霧子「あんまり……無理はしないほうが」

菜々「やだなあ、霧子ちゃんは心配しすぎなんですって。ホラこのとおり……」

フラッ

恋鐘「ちょっとタンマーーーッ!!」 ガラーッ!!!


菜々「わ!?だ、誰ですか!?」

P「紹介しよう、新人の月岡恋鐘ちゃんだ」

恋鐘「よろしゅうね!」
47 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/16(水) 21:50:14.12 ID:9B6KqltF0
月岡恋鐘(19)
ttps://imgur.com/a/ti7w5UJ
ttps://imgur.com/a/LVMxwvv
48 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/16(水) 22:10:27.18 ID:9B6KqltF0
恋鐘「菜々は無理しすぎやなか?しっかり休まんと、お仕事ん時にミスするばい!」

菜々「げ、元気なタイプ……Paですか!?」

P「Paですね……」

恋鐘「ぱ?」

菜々「いえ、こっちの話です」

恋鐘「さ、うちと一緒にお料理するばい!霧子も一緒にやらん?」

霧子「う、うんっ」

菜々「引きずられる……!!」ズルズル

P「まあたまにはお休みも大事ですし」

菜々「えーーー菜々のラジオはどうするんですか?」

P「来週でもいいじゃないですか。恋鐘はラジオ収録に強い『ラジオマスタリー』を持ってますし」

菜々「いよいよなんですかそれ!?」

P「いや俺に聞かれてもさっぱり……」


―――――― おやすみブースト! 体力↑


菜々「……」ツヤツヤ

菜々「あ、あれ……?料理して疲れたはずなのに、体の疲れが……」

P「まあそれも恋鐘のスキルですから」

菜々「あの子は何者なんですか!?」

P「サポートの……化身?」

菜々「化身!?」
49 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/16(水) 22:39:11.98 ID:9B6KqltF0
恋鐘「今日んラジオ盛り上がったね〜」

菜々「ですね〜……流石というかなんというか」

はづき「あっ、菜々さん」

菜々「はづきさん、どうかされました?」

はづき「菜々さんに書類が届いてますよ〜。これをどうぞ」

菜々「あ、はい」

恋鐘「ファンレター!?」

菜々「いや、これは違うと思いますよ……えっと」


『W.I.N.G 二次選考のお知らせ』


菜々「えっ……!」

P「おめでとーーーー!!!」

パパーン パーン

菜々「くっ、クラッカー!?」

真乃「えへへっ、今日はお祝いだね」

霧子「ケーキ作ったよ……!おいしくできてたらいいけど……」

菜々「もう……皆さん!喜びすぎです!まだ一次選考突破しただけなのに……でもっ、ありがとうございます!」

P「宴じゃあああああああああああああああああ」

菜々「Pさん!!!また転びますよ!?」

P「はっ」
50 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/16(水) 23:47:12.53 ID:9B6KqltF0
― ダンスレッスン

恋鐘「ワン、ツー、スリー、フォー……!」

菜々「ワン、ツー、スリー、フォー……!」

キュ キュッ……

恋鐘「で、できたーー!!」

菜々「やったーー!!」

恋鐘「菜々ちゃんすごかね〜……!昨日あげん苦労しとったのに、もうマスターするなんて……」

菜々「えへへっ、頑張りましたからねっ☆」

P「(……菜々さんのステがゴリゴリあがっていくな)」

P「(なぜか知らんがレッスンが大成功を繰り返しているような……)」

ガチャリコ

真乃「二人ともお疲れ様っ、アイス買ってきたよ」

恋鐘「アイスーーー!!」

菜々「ふーー……やっぱり暑い日はこれにかぎりますねぇ」

真乃「あははっ、菜々ちゃんおじさんみたい」

菜々「おじっ……!?!??」ガーン!!!!

P「(予想以上にショックを受けてる……!!!)」

恋鐘「…………」

菜々「あれっ?恋鐘ちゃん、どう……」

恋鐘「…………ひゃひゅけて」

真乃「えっ」

恋鐘「あいふはひひゃにふっふいへほへんふはっは」

菜々「アイスが舌にくっついてとれんくなった……ああ!?」

真乃「ええーーーっ!?どうしよう!?」

恋鐘「ひははつはへんふなると……!?はいほふへいへいのひんひはい!」

P「しゃべるなしゃべるな……はい水」

ゴクゴク……

恋鐘「アイスが取れたばい!?」

菜々「人類の神秘!」

真乃「ほわっ すごいです……!」


P「(こいつら本当和むな……)」
51 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/17(木) 00:00:32.89 ID:C6uR1tLz0
― オーディション

菜々「いよいよ……」

P「リベンジですね……!!」

真乃「ほわっ」

霧子「……」ドキドキドキキ

恋鐘「菜々なら大丈夫やけん!頑張りんしゃい!」

菜々「はいっ!」

P「霧子」

霧子「……ッひァい!!」ビックゥ!!!

P「そんなに緊張しなくていいんだぞ……」

菜々「わ、私が出演するだけだから……だ、大丈夫ですよ!?」

霧子「う、う、うん!」ガタガタ

P「(小刻みに震えている……)」

真乃「(砂あびする鳩さんみたい……)」


―――――― オーディション開幕!!


Vo審査員「音程がだめですね、リズム感もないし……歌に感情がこもってません」

アイドルA「実家に帰ります……」retire

Da審査員「振り付けまじめにやってる?動きが小さい。体固すぎない?」

アイドルB「もうやだ〜〜っ!!」retire

Vi「衣装が乱れてるよ、笑顔が固いな〜、もっといいとこ見せてよ」

アイドルC「拙僧にはまだ早かったか……!」retire


菜々「(わわっ……次々と脱落してる……!今回の審査員さん、辛らつすぎません……!?」

菜々「(ステップ、ターン……いけるっ……!)」

カカッ……


ザワッ……


菜々「っ……!?」
52 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/17(木) 00:10:57.63 ID:C6uR1tLz0
アイドルD「これが私の思い出の曲ですっ……!」

Memory Appeal!

Vo審査員「感情の篭った、良い曲ですね……!」 bonus!

Da審査員「振り付けに気持ちが入ってるね〜!」bonus!

Vi審査員「いい笑顔だよ……!」bonus!

菜々「(ええっ……!?な、何ですかあれ……!)」

菜々「(思い出!?思い出って言われても……)」

菜々「(真乃ちゃんや霧子ちゃん……恋鐘ちゃんたちとの練習……)」

菜々「ここで……」

Da審査員「おっ?」

菜々「一緒に頑張ってくれた……仲間のためにも……!」


ザワッ

カカッ…… タッ  タンッ!!


菜々「そして、今までのッ……!!!」

菜々「私を支えてくれた……ファンの皆さんとの……」

菜々「思い出をっ!」


ザワッ……!


思い出アピール! [お月見ウサミン]+

ttps://imgur.com/a/uvpXeBM


53 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/17(木) 00:17:37.66 ID:C6uR1tLz0
――――――

ダララララララララ   ジャンッ!



安部菜々 1位


菜々「やっ……」


「「「「やったーーーー!!!」」」」



――――――――――――



菜々「はしゃぎすぎましたね」

真乃「はしゃぎすぎちゃったね……」

霧子「ぷ、プロデューサーさん……」


P「………………」グッタリ

はづき「(飲ませすぎた……)」

天井「(飲ませすぎた……)」

菜々「(私も飲みたい……)」

恋鐘「水ばもってきたばい……プロデューサー?大丈夫……?」

P「ヴォオ……」

菜々「(何か新しい生命体みたいになってますね……)」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/17(木) 00:24:10.23 ID:yGLWuuhCo
恋鐘ならここでこけて水ぶっかけるまでありうるのが春香さんと違う怖いところ
55 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/17(木) 00:38:56.72 ID:C6uR1tLz0
はづき「とにかく、オーディション合格、2次審査の合格、おめでとうございます」

真乃「つ、次はいよいよ……W.I.N.Gの出場権をかけた……選考なんですねっ?」

はづき「はい。さらに飛躍し、たくさんのファンを獲得し……Bランクアイドルと認められたとき、出場権がもらえます」

霧子「Bランクアイドル……」

恋鐘「最初は確かFランクアイドルやったけん……ばりランクアップする必要があると?」

はづき「ええ、ファン数も10万人の大台を突破しなければ、認められないランクです」

真乃「10、10万人……」

ムクッ

P「でも菜々さんはもうBランクアイドルですし、あと一歩ですよね」

真乃「ほわっ!」

霧子「!」

菜々「生きてたんですね」

P「恋鐘のおかゆをむさぼってたら起きましたよ」

恋鐘「えっへん!」

真乃「……おいしい」

恋鐘「やろーっ!?」

霧子「おいしい……」ホコホコ

P「……あと少し」

菜々「ええ、少しで……」

P「……」ティン!


はづき「……?」

P「ひらめいた!菜々さん、明日はオフにしましょう!」

菜々「ええっ!?練習は?」

P「個人練習はかまいませんが……俺はちょっとやることができました!
絶対に……この選考に合格して、W.I.N.Gに出場しましょう!」

はづき「あらら〜……」

天井「……いい目をしているな」

はづき「そうなんですか」

天井「昔、似たような目を見たことがあったな……」
56 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/17(木) 00:40:11.42 ID:C6uR1tLz0
本日はいったんここまで
恋鐘ドジかわいいけど料理めっちゃできるキャラなのはここでもガンガン推していきます。
57 : ◆ZWAJnJ4q9E [saga]:2018/05/17(木) 01:41:26.62 ID:OaXlUvp2O
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